JP2002115616A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JP2002115616A JP2000312094A JP2000312094A JP2002115616A JP 2002115616 A JP2002115616 A JP 2002115616A JP 2000312094 A JP2000312094 A JP 2000312094A JP 2000312094 A JP2000312094 A JP 2000312094A JP 2002115616 A JP2002115616 A JP 2002115616A
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康弘 深川
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/21Fuel-injection apparatus with piezoelectric or magnetostrictive elements

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクタ制御用の電圧を過剰に高いもの
にすることなく、インジェクタの安定した作動を得るこ
とである。 【解決手段】 ニードル421の背圧をリリーフする背
圧制御部4bの弁体423をピエゾスタック2Aが変位
拡大室413の油圧を介して押圧駆動するインジェクタ
4における、ピエゾスタック2Aの充電制御を、弁体4
23をリフトする1回目の充電期間の後、充電停止期間
を挟んで2回目の充電期間を設けることで、充電停止期
間に圧電効果で低下したピエゾスタック電圧を弁体フル
リフト保持に必要な電圧値まで回復し、1回目の充電期
間で達するピエゾスタック2Aのピーク電圧を抑制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料噴射装置に関
し、特にインジェクタに搭載されたピエゾアクチュエー
タの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】コモンレール式の内燃機関の燃料噴射装
置として、燃料噴射用のインジェクタに、燃料の噴射と
停止との切り替え制御をピエゾアクチュエータにより作
動せしめるものがある。かかるインジェクタとして、噴
孔が形成されたノズル部内のニードルの後方にコモンレ
ールから高圧燃料が導入される背圧室が形成され、背圧
室の圧力の制御を背圧制御部と前記ピエゾアクチュエー
タにより切り換える構成をとるものが知られている。背
圧制御部は、背圧室と低圧源の間に介設された弁室内に
弁体を配設して前記背圧室の圧力の高低を切り替え、ピ
エゾアクチュエータが前記弁体をピエゾスタックが充電
時にリフト方向に押圧駆動し、背圧室の圧力を低下せし
めてニードルをリフトせしめる。
【0003】ピエゾアクチュエータの構成として、弁体
を直接押圧するピストンにピエゾスタックの押圧力が、
油圧を介して伝達する構成のものがある。例えば、弁体
側の小径のピストンとピエゾスタック側の大径のピスト
ンの間に密閉された変位拡大室が設けられ、伸縮量の小
さいピエゾスタックで弁体を大きく変位せしめる。
【0004】ピエゾスタックは充電電流値の大きさに応
じた速度で伸長し、弁体のリフト作動において応答性を
高めるべく、電流値は十分に大きく設定される。そし
て、弁体がリフト開始後も変位拡大室に弁体の押圧に供
される圧力が蓄えられることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、充電量が多
くピエゾスタックの両端間電圧が高ければ、ピエゾスタ
ックに絶縁性の高いものが要求され、駆動回路を、高耐
電圧の電子部品で構成する必要がある。また、弁体のフ
ルリフトを保持し得るのであれば、ピエゾスタックの充
電は、必ずしも弁体がフルリフトに達するまで続けて行
う必要はない。その場合、ピエゾスタックの充電停止後
の弁体の変位で変位拡大室の圧力が低下し、ピエゾスタ
ックの負荷の緩和による圧電効果で、ピエゾスタックの
両端間電圧が低下する。したがって、この電圧低下分を
考慮して充電量を設定する必要があり、結局、ピエゾス
タックのピーク電圧は高いものとなり、コストアップ、
大型化という問題が生じる。
【0006】ピエゾスタックへの充電電流を、弁体の応
答性に見合う程度に減らせば、充電完了から弁体のフル
リフトまでの変位拡大室の減圧幅が小さくなるから、ピ
エゾスタックの両端間電圧のピーク電圧値を下げること
ができるが、それでは高い応答性というピエゾスタック
の特徴が減殺されてしまう。
【0007】本発明は前記実情に鑑みなされたもので、
ピエゾスタックの両端間電圧のピーク電圧値が過剰に高
くならず、ピエゾスタックの高応答性を損なわずにイン
ジェクタの開閉制御を行い得る燃料噴射装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、噴孔を開閉するニードルを有し、高圧の燃料を前記
噴孔から噴射するノズル部と、燃料が導入され前記ニー
ドルの背圧を発生せしめる背圧室と、該背圧室と低圧源
の間に介設された弁室内に弁体を配設して前記背圧室の
圧力の高低を切り替える背圧制御部と、前記弁体を直接
押圧するピストンにピエゾスタックの押圧力が油圧を介
して伝達するようになっており、前記弁体を前記ピエゾ
スタックが充電時にリフト方向に押圧駆動するピエゾア
クチュエータとを備えるインジェクタと、前記ピエゾス
タックに通電し前記ピエゾスタックの充電と放電とを行
う通電手段と、該通電手段における充電と放電とを制御
して前記背圧室の圧力を増減することにより前記ニード
ルを開閉制御する制御手段とを有する燃料噴射装置にお
いて、前記制御手段を、弁体のリフト開始からフルリフ
トまでの弁体作動期間中に、充電電流を減じて前記ピエ
ゾスタックの両端間電圧が低下する電圧低下期間を有
し、かつ、該電圧低下開始後の前記弁体作動期間中に充
電電流が流れる電圧低下開始後充電期間を有するように
設定する。
【0009】ピエゾスタックの両端間電圧が低下を開始
する電圧低下期間の始期においてピエゾスタック電圧が
さほど高くなくとも、電圧低下開始後充電期間における
充電で、電圧低下開始後充電期間の終期のピエゾスタッ
ク両端間電圧を、弁体がフルリフト保持に必要な電圧に
対して余裕をもった電圧値とすることができる。
【0010】また、充電電流を減じるまでは十分な充電
電流を流すことができるので、ピエゾスタックの高応答
性という特徴を活かすことができる。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、前記制御手段を、前記電圧低下開始後
充電期間が前記弁体のフルリフトまで続くように設定す
る。
【0012】前記電圧低下開始後充電期間の終了後にそ
れ以上油圧が低下せず、弁体の押圧力が不足しないの
で、動作が確実である。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1または
2の発明の構成において、前記制御手段を、前記ピエゾ
スタックの充電を一時的に停止して前記電圧低下期間を
設け、その後、再通電して前記電圧低下開始後充電期間
を設けるように設定する。
【0014】ピエゾスタックの両端間電圧が一時的に低
下しても、その後の充電で回復するから、ピエゾスタッ
ク両端間電圧のピーク電圧値がさほど高くなくとも弁体
がフルリフト保持に必要な電圧に対して余裕をもった電
圧値とすることができる。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項1または
2の発明の構成において、前記制御手段を、前記充電電
流を前記ピエゾスタックの両端間電圧が低下する0では
ない電流値に減じて前記電圧低下期間および前記電圧低
下開始後充電期間を設けるように設定する。
【0016】充電電流を流しながらピエゾスタックの両
端間電圧を低下せしめるので、電圧の低下速度を抑える
ことができ、ピエゾスタック両端間電圧のピーク電圧が
さほど高くなくとも弁体がフルリフト保持に必要な電圧
に対して余裕をもった電圧値とすることができる。
【0017】また、電圧の低下速度を抑えるようにした
から、ピエゾスタック両端間電圧が低下する間、ピエゾ
スタック電圧は、常に、弁体がフルリフト保持可能な最
低電圧値に対して余裕をもった電圧値をとることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1、図2、図
3に本発明を適用したディーゼルエンジンのコモンレー
ル式の燃料噴射装置を示す。全体構成を示す図2におい
て、ディーゼルエンジンの気筒数分のインジェクタ4が
各気筒に対応して設けられ(図例ではインジェクタ4は
1つのみ図示)、供給ライン55を介して連通する共通
のコモンレール54から燃料の供給を受けるようになっ
ている。コモンレール54には燃料タンク51の燃料が
高圧サプライポンプ53により圧送されて高圧で蓄えら
れる。
【0019】インジェクタ4は、通電手段である駆動回
路1、制御手段であるECU3、さらに圧力センサ57
等により制御される。駆動回路1はECU3の制御信号
を受けてインジェクタ4の後述するピエゾスタック2A
(図1)を充放電し、例えば必要な時期に必要な時間だ
けインジェクタ4から各気筒の燃焼室内に略コモンレー
ル圧力に等しい噴射圧力で燃料を噴射するようになって
いる。
【0020】圧力センサ57はコモンレール54に設け
られて前記コモンレール圧力を検出し、その検出結果に
基づいてECU3が調量弁52を制御してコモンレール
54への燃料の圧送量を調整し、コモンレール圧力を他
のセンサ入力等により知られる運転条件に応じた適正な
噴射圧となるように制御する。
【0021】また、コモンレール54からインジェクタ
4に供給された燃料は、上記燃焼室への噴射用の他、イ
ンジェクタ4の制御油圧等としても用いられ、インジェ
クタ4から低圧のドレーンライン56を経て燃料タンク
51に還流するようになっている。
【0022】インジェクタ4の断面を示す図1におい
て、インジェクタ4は、棒状体で、図中下端部分がエン
ジンの図略の燃焼室壁を貫通して燃焼室内に突出するよ
うに取り付けられている。インジェクタ4は下側から順
にノズル部4a、背圧制御部4b、ピエゾアクチュエー
タ4cとなっている。
【0023】ノズル部4aの本体内にはニードル421
がその後端部にて摺動自在に保持されており、ノズル部
4aの先端部に形成された環状シート4041に着座ま
たは離座する。ニードル421の先端部の外周空間40
5には高圧通路401を介してコモンレール54から高
圧燃料が導入され、ニードル421の離座時に噴孔40
3から燃料が噴射される。ニードル421にはその環状
段面4211に前記高圧通路401からの燃料圧がリフ
ト方向(上向き)に作用している。
【0024】ニードル421の後方には高圧通路401
からインオリフィス407を介して制御油としての燃料
が導入されており、ニードル421の背圧を発生する背
圧室406が形成される。この背圧は、背圧室406に
配設されたスプリング422とともにニードル421の
後端面4212に着座方向(下向き)に作用する。
【0025】前記背圧は背圧制御部4bで切り替えら
れ、背圧制御部4bはピエゾスタック2Aを備えたピエ
ゾアクチュエータ4cにより駆動される。
【0026】前記背圧室406はアウトオリフィス40
9を介して常時、背圧制御部4bの弁室410と連通し
ている。弁室410は天井面4101が上向きの円錐状
に形成されており、天井面4101の最上部で低圧室4
11とつながっている。低圧室411は、ドレーンライ
ン56に通じる低圧通路402と連通している。
【0027】弁室410の底面4102には高圧通路4
01から分岐する高圧制御通路408が開口している。
【0028】弁室410内には、下側部分を水平にカッ
トしたボール423が配設されている。ボール423は
上下動可能な弁体であり、下降時に、上記カット面で弁
座としての弁室底面(以下高圧側シートという)410
2に着座し弁室410を高圧制御通路408と遮断し、
上昇時には弁座としての前記天井面(以下低圧側シート
という)4101に着座し弁室410を前記低圧室41
1から遮断する。これにより、ボール423の下降時に
は背圧室406がアウトオリフィス409、弁室410
を経て低圧室411と連通し、ニードル421の背圧が
低下してニードル421が離座する。一方、ボール42
3の上昇時には背圧室406が低圧室411と遮断され
て高圧通路401のみと連通し、ニードル421は背圧
の上昇で着座する。
【0029】ボール423はピエゾアクチュエータ4c
により押圧駆動される。ピエゾアクチュエータ4cは低
圧室411の上方に上下方向に形成された縦穴412に
径の異なる2つのピストン424,425が摺動自在に
保持され、上側の大径のピストン425の上方にピエゾ
スタック2Aが上下方向を伸縮方向として配設されてい
る。
【0030】大径ピストン425はその下方に設けられ
たスプリング426によりピエゾスタック2Aと当接状
態を維持しており、ピエゾスタック2Aの伸縮量と同じ
だけ上下方向に変位するようになっている。
【0031】小径ピストン424と大径ピストン425
と縦穴412とで画された空間は燃料が充填されて変位
拡大室413としてあり、ピエゾスタック2Aの伸長で
大径ピストン425が下方変位して変位拡大室413の
燃料を押圧すると、その押圧力が変位拡大室413の燃
料を介して小径ピストン424に伝えられる。ここで、
小径ピストン424は大径ピストン425よりも小径と
しているので、ピエゾスタック2Aの伸長量が拡大され
て小径ピストン424の変位に変換される。
【0032】変位拡大室413は常時十分な燃料が満た
されるように図示しないチェック弁を介して低圧通路4
02と通じている。チェック弁は低圧通路402から変
位拡大室413に向かう方向を順方向として設けられて
おり、ピエゾスタック2Aの伸長により大径ピストン4
25が押圧された時に閉じて燃料を変位拡大室413に
閉じ込めるようになっている。
【0033】燃料噴射時には、先ず、ピエゾスタック2
Aが充電されて伸長することにより、小径ピストン42
4が下降してボール423を押し下げる。これにより、
ボール423が低圧側シート4101から離間するとと
もに高圧側シート4102に着座して背圧室406が低
圧通路402と連通するので、背圧室406の燃料圧が
低下する。これにより、ニードル421に離座方向に作
用する力が着座方向に作用する力よりも優勢となって、
ニードル421が離座して燃料噴射が開始される。
【0034】噴射停止は反対にピエゾスタック2Aを放
電することで縮小してボール423への押し下げ力を解
除する。この時、弁室410内は低圧となっており、ま
たボール423の底面には高圧制御通路408から高圧
の燃料圧力が作用しているから、ボール423には全体
としては上向きの燃料圧が作用している。そして、前記
ボール423への押し下げ力の解除により、ボール42
3が高圧側シート4102から離間するとともに再び低
圧側シート4101に着座して弁室410の燃料圧力が
上昇するため、ニードル421が着座し噴射が停止す
る。
【0035】前記ピエゾスタック2Aを作動せしめる駆
動回路1を含む、本燃料噴射装置の電気回路構成を示す
図3において、車載のバッテリ111、DC−DCコン
バータ112およびバッファコンデンサ113により直
流電源11を構成している。DC−DCコンバータ11
2は公知の降圧チョッパ回路であり、バッテリ111か
ら数十〜数百Vの直流電圧を発生し、バッファコンデン
サ113にピエゾスタック2A,2B,2C,2Dの充
電用の蓄電を行う。ピエゾスタック2B,2C,2Dは
残りの3気筒用のインジェクタ1のピエゾスタックで、
実質的にピエゾスタック2Aと同じものである。ピエゾ
スタック2A〜2Dにはスイッチ回路15A,15B,
15C,15Dが1対1に対応して直列に接続され、噴
射気筒の切り替えに対応してオンしたスイッチ回路15
A〜15Dに対応するピエゾスタック2A〜2Dのみに
対し駆動回路1が機能し、充電、放電が行われる。
【0036】バッファコンデンサ113からピエゾスタ
ック2A〜2Dへの通電経路は、バッファコンデンサ1
13とピエゾスタック2A〜2Dの間に直列にインダク
タ12および第1のスイッチ回路13が設けられてな
り、第1のスイッチ回路13のオンとオフとが切り替わ
ることで、バッファコンデンサ113〜インダクタ12
〜ピエゾスタック2A〜2Dという第1のLC共振回路
が開閉する。
【0037】また、インダクタ12およびピエゾスタッ
ク2Aに直列に第2のスイッチ回路14が設けられてこ
れらにより閉回路が形成されるようになっており、第2
のスイッチ回路14のオンとオフとが切り替わること
で、インダクタ12〜ピエゾスタック2A〜2Dという
第2のLC共振回路が開閉する。
【0038】第1のLC共振回路は充電時に形成され、
第1のスイッチ回路13のオン時間に応じてピエゾスタ
ック2A〜2Dが充電する。一方、第2のLC共振回路
は放電時に形成され、第2のスイッチ回路14のオンで
ピエゾスタック2A〜2Dが放電する。
【0039】スイッチ回路13,14はECU3からの
制御信号で作動する。ECU3は内部で発生する二値の
噴射信号が例えば「H」になるとピエゾスタック2A〜
2Dの充電制御を開始し、「L」になるとピエゾスタッ
ク2A〜2Dの放電制御を開始する。
【0040】また、ピエゾスタック2A〜2Dの両端間
電圧(以下、単にピエゾスタック電圧という)はECU
3でモニタされており、ECU3は前記ピエゾスタック
2A〜2Dの充電制御をピエゾスタック電圧に基づいて
行うようになっている。
【0041】図4はスイッチ回路13,14のオンオフ
を含む本燃料噴射装置の各部の作動状態を示すタイミン
グチャートで、これにより、ECU3におけるスイッチ
回路13,14の制御信号の設定とともに、本燃料噴射
装置の作動を説明する。
【0042】噴射信号が「H」になると、第1のスイッ
チ回路13をオンする。これにより、ピエゾスタック2
A〜2Dに流出入する電流(以下、ピエゾスタック電流
という)が充電方向に流れる。そして、ピエゾスタック
電圧が上昇し変位拡大室413の圧力(変位拡大室圧
力)が上昇する。変位拡大室圧力が、ボール423がリ
フト可能な最低圧力(ボール作動開始圧力という)に達
すると、ボール423がリフトを開始するとともに背圧
室406が弁室410を介して低圧通路402と連通
し、背圧室406の圧力(以下、背圧室圧力という)が
低下する。なお、変位拡大室圧力がボール作動開始圧力
に達した時のピエゾスタック電圧を、以下、ボール作動
開始電圧という。
【0043】この後、第1のスイッチ回路13をオフす
る。これにより、ピエゾスタック2Aの伸長が停止し小
径ピストン424のみが下降することとなって変位拡大
室圧力は低下する。この変位拡大室圧力低下でピエゾス
タック2A〜2Dの負荷が減じられると、ピエゾスタッ
ク2A〜2Dの圧電効果により変位拡大室圧力の低下に
応じてピエゾスタック電圧が低下する。そして、ボール
423をフルリフト状態に保持するのに必要な最低圧力
(以下、ボールフルリフト保持必要圧力という)に近づ
く。なお、変位拡大室圧力がボールフルリフト保持必要
圧力に達した時のピエゾスタック電圧を、以下、ボール
フルリフト保持必要電圧という。
【0044】ピエゾスタック電圧が所定の電圧しきい値
(これはボールフルリフト保持必要電圧以上に設定され
る。図例のようにボールフルリフト保持必要電圧よりも
やや高い値とするのがよい。)に達すると、ECU3は
これを検出して第1のスイッチ回路13をオンする。こ
れにより、再びピエゾスタック2A〜2Dの充電が開始
されてピエゾスタック2A〜2Dが伸長し、ピエゾスタ
ック電圧、変位拡大室圧力が上昇に転じる。そして、予
め設定された充電時間の後、第1のスイッチ回路13を
オフする。
【0045】このように、ピエゾスタック2A〜2Dの
充電は一時停止期間を挟んで2回行われるが、第1回の
充電期間の長さはピエゾスタック電圧がボール作動開始
電圧よりもやや高い電圧まで達するように設定される。
【0046】また、第2回の充電期間の長さはボール4
23が略フルリフトに達する時間に設定され、ボール4
23がフルリフト状態となった時、ピエゾスタック電圧
が確実にボールフルリフト保持必要電圧以上となるよう
にしてある。
【0047】このように、充電の一時的な停止でピエゾ
スタック電圧が低下を開始した後で、電圧低下開始後充
電期間である第2回の充電期間を設けることで、ピエゾ
スタック電圧がさほど高いピーク電圧値をとることな
く、変位拡大室圧力がボールフルリフト保持必要圧力よ
りも十分に高い圧力に固定されることになる。
【0048】一方、変位拡大室圧力がボール作動開始圧
力に達した後には、ノズル部4aにおいては、背圧室4
06の圧力(以下、背圧室圧力という)が低圧通路40
2にリリーフされて背圧室圧力が低下し、背圧室圧力が
ニードル421が開弁を開始する圧力(以下、ニードル
開弁開始圧力という)に達すると、ニードル421は開
弁し、噴射が開始される。
【0049】また、噴射信号が「H」から「L」になる
と、第2のスイッチ回路14をオンし、ピエゾスタック
2A〜2Dを放電して縮小することにより、変位拡大室
圧力が低下してボール423の押し下げ力が解除され、
ボール423は再び低圧側シート4101に着座する。
そして、背圧室圧力が再び高圧に復帰してニードル42
1が閉弁し、燃料噴射が停止する。
【0050】なお、噴射信号とニードル421の開弁期
間にずれがあるが、これが噴射信号の「H」出力時期お
よび長さにオフセット補正を加えることで所望の燃料噴
射が得られるのは勿論である。
【0051】ここで、本燃料噴射装置のごとくピエゾス
タックへの充電経路がLC共振回路を構成する従来の燃
料噴射装置の作動と比較しながら、本発明が奏する格別
の効果について説明する。図4には従来装置の各部の作
動状態を併せて示している。なお、説明の便宜のため本
燃料噴射装置と実質的に同じ構成については同じ番号を
付すものとする。
【0052】従来装置においてはピエゾスタック2A〜
2Dの充電の期間が単純にスイッチ回路13のオン期間
で規定されるから、変位拡大室圧力としてボールフルリ
フト保持必要圧力よりも十分に高い圧力を得るために
は、図4より知られるように、本燃料噴射装置の場合よ
りもピエゾスタック電圧が相当程度高い値をとってから
充電を終了しなければならない。これに対して本発明で
は、電圧低下期間の後、再び電圧低下開始後充電期間を
設けてピエゾスタック電圧を回復させているから、ピエ
ゾスタック電圧のピーク値をさほど高くすることなくボ
ールフルリフト保持必要電圧を維持することができる。
この結果、ピエゾスタック2A〜2Dの絶縁性にはさほ
ど酷な仕様は要求されない。また、ピエゾスタック2A
〜2Dをあまり高い電圧まで充電しないから、駆動回路
1は高電圧まで出力可能である必要はなく、したがっ
て、高耐電圧の部品で構成する必要もない、これらのこ
とがコスト低減につながる。
【0053】(第2実施形態)第1の実施形態では、充
電の再開のタイミングをピエゾスタック電圧の検出結果
に基づいておこなっているが、別の手段を用いることも
できる。図5にかかる手段を採用した燃料噴射装置の一
部を示す。インジェクタ4Aは、第1の実施形態と基本
的に同じ構成を有している。そして、大径ピストン42
5とピエゾスタック2Aの間に円盤状の荷重センサ43
1が挟んであり、ピエゾスタック2Aの大径ピストン4
25に対する押圧荷重を検出するようになっている。こ
れにより、変位拡大室圧力が知られる。なお、荷重セン
サ431には、例えば圧電式のものが用いられ得る。
【0054】また、ECU3Aは、第1の実施形態と基
本的に同じ構成を有しており、相違点は、前記変位拡大
室圧力の検出結果を前期電圧しきい値に対応する圧力し
きい値と比較して充電の一時停止期間の終期を与えるよ
うにした点である。
【0055】なお、充電の一時停止期間の終期は、第
1、第2実施形態のピエゾスタック電圧や変位拡大室圧
力ではなく、単に、タイマのカウント時間で設定しても
よい。また、第1回充電期間、一時停止期間、第2回充
電期間を前記タイマによる制御とする場合、コモンレー
ル圧力に応じて可変とするのもよい。コモンレール圧力
によりボール423への上向き作用力が異なるからであ
る。
【0056】あるいは、スイッチ回路13のすべてのオ
ンオフタイミングについて、検出したピエゾスタック電
圧や変位拡大室圧力を予め設定したしきい値と比較する
ことで行う構成でもよい。
【0057】(第3実施形態)図6に本発明の第3実施
形態になる燃料噴射装置の電気構成を示す。第1実施形
態において電気構成を別の構成に代えたもので、図中、
第1実施形態と同じ番号を付した部分は第1実施形態と
実質的に同じ作動をするので第1実施形態との相違点を
中心に説明する。
【0058】バッファコンデンサ113からピエゾスタ
ック2A〜2Dへの通電経路は、バッファコンデンサ1
13とピエゾスタック2A〜2Dの間に直列にインダク
タ12および第1のスイッチ回路13Bが設けられてな
り、第1のスイッチ回路13Bはスイッチ本体(以下、
適宜、第1のスイッチ本体という)131に並列にダイ
オード(以下、適宜、第1のダイオードという)132
が接続されている。第1のダイオード132の向きはバ
ッファコンデンサ113の両端間電圧に対して逆バイア
スとなるように設定されている。
【0059】また、インダクタ12とピエゾスタック2
A〜2Dの間には直列に第2のスイッチ回路14Bが設
けてある。第2のスイッチ回路14はスイッチ本体(以
下、適宜、第2のスイッチ本体という)141に並列に
ダイオード(以下、適宜、第2のダイオードという)1
42が接続されており、第2のダイオード142の向き
はバッファコンデンサ113の電圧に対して逆バイアス
となるように設定されている。
【0060】スイッチ回路13B,14BはECU3B
からの制御信号で作動する。ECU3Bは、第1実施形
態と同様に、噴射気筒に対応するピエゾスタック2A〜
2Dに対応する選択用スイッチ回路15A〜15Dをオ
ンしておくとともに、内部で発生する二値の噴射信号に
よりピエゾスタック2A〜2Dの充電と放電とを行うよ
うになっている。充電と放電とは、スイッチ回路13
B,14Bへの制御信号を短周期でパルス状に繰り返し
オンオフする複数スイッチング方式でおこなわれる。ま
た、スイッチ回路13B,14Bには、MOSFET等
が用いられ得、その場合、ダイオード132,142は
MOSFETの寄生ダイオードにより構成することがで
きる。
【0061】図7はスイッチ回路13B,14Bのオン
オフを含む本燃料噴射装置の各部の作動状態を示すタイ
ミングチャートで、これにより、ECU3Bにおけるス
イッチ回路13B,14Bの制御信号の設定とともに、
本燃料噴射装置の作動を説明する。
【0062】噴射信号が「H」になると、第1のスイッ
チ回路13Bを短周期で繰り返しオンオフする。このオ
ン期間にバッファコンデンサ113〜第1のスイッチ本
体131〜インダクタ12〜ピエゾスタック2A〜2D
〜選択用スイッチ回路15A〜15Dという経路で漸増
する充電電流が流れ、ピエゾタック2A〜2Dが充電さ
れるとともにインダクタ12に電磁エネルギーが蓄積さ
れる。そして、オフ期間に、インダクタ12に蓄積され
た前記電磁エネルギーにより、インダクタ12〜選択用
スイッチ回路15A〜15D〜第2のダイオード142
という経路で漸減する充電電流が流れ、ピエゾスタック
2A〜2Dが充電される。これを繰り返して充電量が増
大し第1実施形態と同様にピエゾスタック電圧が上昇し
ていく。そして変位拡大室圧力が上昇し、ボール作動開
始圧力に達すると、ボール423がリフトを開始すると
ともに、背圧室圧力が低下する。
【0063】かかる複数スイッチング方式の場合、オン
期間の長さに応じて電流値が大きくなり、ECU3Bは
通電停止状態を除きオン期間の長さとして長短二値をと
ることができ、ECU3Bは第1のスイッチ回路13B
のオン期間の長さを短い値に設定し充電電流値を0では
ない値に下げる。この電流値は、ボール423のリフト
でピエゾスタック電圧が低下する方向の作用が、充電で
ピエゾスタック電圧が上昇する方向の作用よりも優勢と
なるように、すなわち、ピエゾスタック電圧が低下する
ように設定される。
【0064】また、この電流値は、ボール423のリフ
トで変位拡大室圧力を減じる方向の作用が、充電で伸長
するピエゾスタック2A〜2Dが変位拡大室圧力を減じ
る方向の作用よりも優勢となるように、すなわち、変位
拡大室圧力が低下するように設定される。そして、ボー
ル423がフルリフトした時に変位拡大室圧力がボール
フルリフト保持必要圧力以上であるように設定される。
【0065】しかして、変位拡大室圧力は低下しボール
フルリフト保持必要圧力に近づく。
【0066】また、充電電流を減じるタイミング、した
がって、大電流での充電期間の長さは、充電期間の終期
においてピエゾスタック電圧がボール作動開始電圧以上
となるように設定される。
【0067】そして、予め設定された小電流による充電
期間の後、第1のスイッチ回路13Bをオフに固定す
る。この小電流による充電期間の長さはボール423が
略フルリフトに達する時間に設定され、ボール423が
フルリフト状態で、ピエゾスタック電圧が確実にボール
フルリフト保持必要電圧以上となるようにする。
【0068】このように、充電電流を、ピエゾスタック
電圧および変位拡大室圧力が低下し得る0ではない電流
値に減じることで、ピエゾスタック電圧がさほど高いピ
ーク電圧をとることなく、変位拡大室圧力がボールフル
リフト保持必要圧力よりも十分に高い圧力に固定される
ことになる。
【0069】また、噴射信号が「H」から「L」になる
と、第2のスイッチ回路14Bを前記第1のスイッチ回
路13Bのごとく、オンオフを繰り返す。これにより、
オン期間にはピエゾスタック2A〜2D〜インダクタ1
2〜第2のスイッチ本体141〜選択用スイッチ回路1
5A〜15Dという経路で電流が流れピエゾスタック2
A〜2Dは放電する。オフ期間にはピエゾスタック2A
〜2D〜インダクタ12〜第1のダイオード132〜バ
ッファコンデンサ113〜選択用スイッチ回路15A〜
15Dという経路で電流が流れ、バッファコンデンサ1
13に電荷が回収される。回収された電荷は次の気筒の
燃料噴射制御に供される。
【0070】しかして、ピエゾスタック2A〜2Dが放
電して縮小することにより、変位拡大室圧力が低下して
ボール423の押し下げ力が解除され、ボール423は
再び低圧側シート4101に着座する。そして、背圧室
圧力が再び高圧に復帰してニードル421が閉弁し、燃
料噴射が停止する。
【0071】ここで、充電経路が本燃料噴射装置のごと
く複数スイッチング方式の従来の燃料噴射装置の作動と
比較しながら、本発明が奏する格別の効果について説明
する。図7には従来装置の各部の作動状態を併せて示し
ている。なお、説明の便宜のため本燃料噴射装置と実質
的に同じ構成については同じ番号を付すものとする。
【0072】従来装置においてはピエゾスタック2A〜
2Dの充電の期間が単純にスイッチ回路13の作動期間
で規定されるから、変位拡大室圧力としてボールフルリ
フト保持必要圧力よりも十分に高い圧力を得るために
は、図7より知られるように、本燃料噴射装置の場合よ
りもピエゾスタック電圧が相当程度高い値をとってから
充電を終了しなければならない。これに対して本発明で
は、電圧低下期間を、充電を続けながら緩い速度でピエ
ゾスタック電圧が低下するようにしたから、ピエゾスタ
ック電圧のピーク値をさほど高くすることなくボールフ
ルリフト保持必要電圧を維持することができる。この結
果、ピエゾスタック2A〜2Dの絶縁性にはさほど酷な
仕様は要求されない。また、ピエゾスタック2A〜2D
をあまり高い電圧まで充電しないから、駆動回路1Bは
高電圧まで出力可能である必要はなく、したがって、高
耐電圧の部品で構成する必要もない、これらのことがコ
スト低減につながる。
【0073】なお、本実施形態では大電流による充電の
期間と小電流による充電の期間とを時間で設定している
が、大電流から小電流への切り替えのタイミングや小電
流充電の停止のタイミングを、ピエゾスタック電圧や変
位拡大室の圧力を検出して、その検出結果をそれぞれの
しきい値と比較することで設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の燃料噴射装置の一部の
断面図である。
【図2】前記燃料噴射装置の全体構成図である。
【図3】前記燃料噴射装置の電気構成を示す回路図であ
る。
【図4】前記燃料噴射装置の作動を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】本発明を適用した第2の燃料噴射装置の一部の
断面図である。
【図6】本発明を適用した第3の燃料噴射装置の電気構
成を示す回路図である。
【図7】前記燃料噴射装置の作動を示すタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1,1B 駆動回路(通電手段) 2A,2B,2C,2D ピエゾスタック 3,3A,3B ECU(制御手段) 4,4A インジェクタ 4a ノズル部 4b 背圧制御部 4c ピエゾアクチュエータ 403 噴孔 406 背圧室 410 弁室 413 変位拡大室 421 ニードル 423 ボール(弁体) 51 燃料タンク(低圧源) 424 小径ピストン(ピストン) 425 大径ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 51/00 F02M 51/00 A E 61/20 61/20 N H01L 41/09 H01L 41/08 U 41/083 N (72)発明者 深川 康弘 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 森次 通泰 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 AD12 BA19 BA61 BA63 CC06T CC08T CC14 CC64T CC66 CC67 CC68U CC70 CE27 DC18 3G301 HA02 HA06 JA03 LB11 LC05 LC10 PB08Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴孔を開閉するニードルを有し、高圧の
    燃料を前記噴孔から噴射するノズル部と、燃料が導入さ
    れ前記ニードルの背圧を発生せしめる背圧室と、該背圧
    室と低圧源の間に介設された弁室内に弁体を配設して前
    記背圧室の圧力の高低を切り替える背圧制御部と、前記
    弁体を直接押圧するピストンにピエゾスタックの押圧力
    が油圧を介して伝達するようになっており、前記弁体を
    前記ピエゾスタックが充電時にリフト方向に押圧駆動す
    るピエゾアクチュエータとを備えるインジェクタと、 前記ピエゾスタックに通電し前記ピエゾスタックの充電
    と放電とを行う通電手段と、 該通電手段における充電と放電とを制御して前記背圧室
    の圧力を増減することにより前記ニードルを開閉制御す
    る制御手段とを有する燃料噴射装置において、 前記制御手段を、弁体のリフト開始からフルリフトまで
    の弁体作動期間中に、充電電流を減じて前記ピエゾスタ
    ックの両端間電圧が低下する電圧低下期間を有し、か
    つ、該電圧低下開始後の前記弁体作動期間中に充電電流
    が流れる電圧低下開始後充電期間を有するように設定し
    たことを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料噴射装置において、
    前記制御手段を、前記電圧低下開始後充電期間が前記弁
    体のフルリフトまで続くように設定した燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載の燃料噴
    射装置において、前記制御手段を、前記ピエゾスタック
    の充電を一時的に停止して前記電圧低下期間を設け、そ
    の後、再通電して前記電圧低下開始後充電期間を設ける
    ように設定した燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2いずれか記載の燃料噴
    射装置において、前記制御手段を、前記充電電流を前記
    ピエゾスタックの両端間電圧が低下する0ではない電流
    値に減じて前記電圧低下期間および前記電圧低下開始後
    充電期間を設けるように設定した燃料噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010513782A (ja) * 2006-12-20 2010-04-30 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 噴射弁の駆動方法

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