JP2002115302A - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JP2002115302A
JP2002115302A JP2000304824A JP2000304824A JP2002115302A JP 2002115302 A JP2002115302 A JP 2002115302A JP 2000304824 A JP2000304824 A JP 2000304824A JP 2000304824 A JP2000304824 A JP 2000304824A JP 2002115302 A JP2002115302 A JP 2002115302A
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drying
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function
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JP2000304824A
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Takahiro Ohashi
隆弘 大橋
Makoto Hatakeyama
真 畠山
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥機能および脱臭機能を有する局部洗浄装
置において、ファンを共用することにより低コスト化お
よび省スペース化を図る。 【解決手段】局部洗浄装置1内に、正逆回転可能なモー
タ14とファン15とヒータ16とを有する共有ダクト
8と、脱臭剤を有する脱臭ダクト12と、ダンパー18
aを有する乾燥ダクト10と、分岐部13と、を有する
乾燥脱臭ユニット6Aを設け、ダンパー18aの駆動に
より、乾燥機能時には共有ダクトと乾燥ダクトを連通状
態にし、脱臭機能時には共有ダクトと乾燥ダクトを非連
通状態にするよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の局部を洗浄
するための局部洗浄装置において、乾燥機能と脱臭機能
とを具備したものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、局部洗浄装置には乾燥機能と
脱臭機能とを具備したものがあり、その小型化、低コス
ト化を図ろうとする技術が公開されている。用便後の濡
れた局部を温風によって乾燥させる乾燥機能は、便器外
から空気を吸引しヒータで加温し便器内に送風する機能
であり、用便時の臭気を脱臭する脱臭機能は、便器内か
ら空気を吸引し脱臭剤を通過し便器外に排出する機能で
ある。両機能とも風を送る機構が不可欠であることか
ら、風を送る機構すなわち送風ファンを共用することが
可能で有れば、局部洗浄装置全体の小型化、コスト低減
を果たすことができることになる。共有化する上での問
題点としては、乾燥機能と脱臭機能で便器内外に対して
送風方向が異なること、脱臭剤が大きな通路抵抗となる
ことが挙げられる。公知技術の中で例えば、特開昭58
−160450号においては、正逆回転可能な送風ファ
ンを利用し、両端に便器内開口部と便器外開口部を有す
る単一風洞内に、便器内側からヒータ、ファン、脱臭剤
を配置し、ファンと脱臭剤の間の風洞にバイパス開口部
を設けた構造を採用している。そのバイパス開口部をダ
ンパーを用いて開閉することにより、乾燥機能時に脱臭
剤を介在しない流路を構成し、上記問題を解決してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭58−160450号の構成では、脱臭剤がファン
よりも便器外側にあり、ファンから便器内側は単一の風
洞を有すという構造上、以下のような不具合を生じてい
る。すなわち、便器内開口部からファンまでの風洞内は
脱臭機能時に脱臭前の異臭空気が通過するため、脱臭停
止時には異臭空気が風洞内に残存した状態となり、風洞
内壁、ヒータ、ファンに対し臭い成分が付着することに
なる。この状態で乾燥機能へと切り替えると、残存した
異臭空気が便器内開口部から送風され使用者に対し不快
感を与えることになる。更に、乾燥機能時はその性能
上、ヒータ加熱によって空気を加熱するため、加熱の際
に付着した臭い成分が活性化し更に不快感を与える場合
がある。また、便器内部の空気は、その環境上、湿度が
高く、トイレットペーパー等に起因する埃を多く含む空
気である。異臭と同様に風洞に吸い込まれた埃は、風洞
内壁、ヒータ、ファンに付着することになり、ヒータ、
ファンの故障を招きかねない。かといって便器内開口部
にフィルターを設置することは、乾燥機能時の圧力損失
を上昇することとなり、望ましくない。本発明は、乾燥
機能と脱臭機能とを、構成部品を共用することにより、
使用者の使用感を損なうことなく、装置の小型化、低コ
スト化を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
はこのような問題点を解消する目的を果たすために、以
下の如く構成したものである。
【0005】本発明の局部洗浄装置は、洗浄機能および
乾燥機能および脱臭機能を備え、便器外開口部を有し正
逆回転可能なモータと当該モータにより回転させられる
ファンを内蔵する共有ダクトと、便器内開口部を有し脱
臭剤を内蔵する脱臭ダクトと、便器内開口部を有する乾
燥ダクトと、前記共有ダクトと前記乾燥ダクトと前記脱
臭ダクトとが接続している接続部と、前記ファンより便
器内開口部側の前記共有ダクトもしくは前記接続部もし
くは前記乾燥ダクト内に配設されたヒータと、を有する
局部洗浄装置であり、前記乾燥ダクト内もしくは接続部
内に前記共通ダクトと前記乾燥ダクトとの連通状態を切
り替える乾燥切替機構を設けた構成を有するものであ
る。
【0006】ファンは正逆回転可能なモータに接続され
ているため、正逆回転切替により送風方向を切り替える
ことが可能となり、乾燥機能および脱臭機能の送風方向
条件を満たす。更に、通風抵抗の大きな脱臭剤が脱臭経
路上にのみ存在することで、乾燥機能時の通風抵抗を少
なくすることが出来、乾燥機能時の通風性能を維持する
ことができる。また、便器内の異臭空気は脱臭剤を通過
した後にファン等を通過することになるため、臭い成分
がファン等に吸着することを防ぎ、異臭空気がダクト内
に滞留することがない。このため、乾燥機能時に異臭空
気が送風されてくることがない。また、本発明では、便
器内から吸い込まれる埃を多く含む空気は乾燥ダクトを
通過しないので、乾燥ダクトにフィルターを設置する必
要がなく、乾燥機能時の通風抵抗を上昇させることがな
い。脱臭機能はもともと流速を必要としないため、脱臭
ダクトは性能を損なうことなく埃対策が講じやすく、こ
れによって、ヒータやファンの故障を防ぐことができ
る。よって、使用者の使用感を損なうことなく、装置の
小型化、低コスト化を実現できる。
【0007】本発明は、また、共通ダクトと脱臭ダクト
の連通を切り替える脱臭切替機構を有するよう構成され
たものでもよい。
【0008】脱臭切替機構により、乾燥機能時の脱臭ダ
クトへの送風を確実に遮断することができ、乾燥機能仕
様の信頼性が向上する。更には脱臭剤が温風にさらされ
ない為、臭い成分が活性化するおそれがない。
【0009】本発明は、また、乾燥切替機構と脱臭切替
機構とが1つの共用切替機構からなるよう構成されたも
のでもよい。
【0010】乾燥切替機構と脱臭切替機構とが1つの共
用切替機構から構成されているので、部品点数が少なく
てすみ、低コスト化、省スペース化を図ることができ
る。
【0011】本発明は、また、前記切替機構の切替駆動
がモータの正逆切替スイッチと連動するように構成され
たものでもよい。
【0012】切替機構の切替駆動がモータの正逆切替ス
イッチと連動している為、モータの回転方向が決定した
とき、ファンの送風方向の決定とともに、共用ダクトに
連通するダクトが乾燥ダクトもしくは脱臭ダクトのいず
れかから一義的に決定することになる。このため、乾燥
機能および脱臭機能の誤動作がなくなり、装置の信頼性
が向上する。
【0013】本発明は、また、前記切替機構がファンに
よる風力によって切り替わるよう構成されたものでもよ
い。
【0014】切替機構がファンによる風力によって切り
替わる為、ファンの送風方向に従って共用ダクトに連通
するダクトが乾燥ダクトもしくは脱臭ダクトのいずれか
から一義的に決定することになる。このため、乾燥機能
および脱臭機能の誤動作がなくなり、装置の信頼性が向
上する。更には、切替駆動用のアクチュエータが必要で
なくなる為、装置の低コスト化、省スペース化を図るこ
とができる。
【0015】本発明は、また、ヒータのオンオフスイッ
チとモータの正逆切替スイッチを連動させるよう構成さ
れたものでもよい。
【0016】ヒータのオンオフスイッチとモータの正逆
切替スイッチが連動している為、乾燥機能時のみヒータ
をオンするように設定することによって、脱臭機能時に
ヒータがオンされるという誤動作を防ぎ、装置の信頼
性、安全性が向上する。
【0017】本発明は、また、モータの正回転と逆回転
において、異なる回転数で駆動するよう制御する制御機
構を有するものでもよい。
【0018】モータの正回転と逆回転において、それぞ
れ異なる回転数となるよう制御することにより、ファン
の正逆回転での送風性能と乾燥機能および脱臭機能の仕
様とを見比べて、それぞれに適した風量を設定すること
ができ、快適な使用環境を生み出すことができる。
【0019】本発明は、また、モータの正回転およびま
たは逆回転において、モータの回転数を可変できるよう
制御する制御機構を有するものでもよい。
【0020】モータの正回転およびまたは逆回転におい
て、モータの回転数を可変できるよう制御させることに
より、乾燥機能時およびまたは脱臭機能時のそれぞれの
機能時において、使用者の好みの風量を送風することが
でき、快適な使用環境を生み出すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図1に基
づき説明する。
【0022】図1において1は局部洗浄装置本体であ
り、当該内部には、洗浄水を水道配管等から給水する給
水部2、洗浄水を加温し温水とする熱交換器3、および
洗浄水の水勢調整用の調整機構4を有し、かつ洗浄水を
吐水するためのノズル5を備えている。また、前記局部
洗浄装置本体1内部には、乾燥脱臭ユニット6Aが設け
られている。当該乾燥脱臭ユニット6Aは、両端のうち
一端が便器外開口部7であり他端が接続部13に接続し
ている共有ダクト8と、両端のうち一端が便器内に開口
する乾燥吐出口9であり他端が接続部13に接続してい
る乾燥ダクト10と、両端のうち一端が便器内に開口す
る脱臭吸込口11であり他端が接続部13に接続してい
る脱臭ダクト12と、前記3つのダクトが接続される接
続部13とから構成されている。共有ダクト8内には、
正逆回転可能なモータ14と、当該モータ14によって
駆動されるファン15が設けられており、ファン15よ
りも乾燥吐出口9側の共有ダクト8内にヒータ16を設
け、かつ脱臭ダクト内に脱臭剤17を設けている。乾燥
ダクト10内には、ダンパー18aが設けられている。
当該ダンパー18aは、乾燥ダクトの流路断面を開いた
り閉じたりすることによって、乾燥機能時には乾燥吐出
口9に通じる乾燥ダクト10と共用ダクト8とを連通と
し、脱臭機能時には乾燥ダクト9と共用ダクト8とを非
連通とするよう、切替可能になっている。また、ダンパ
ー18aは、接続部13内に設置しても同様の切り替え
を行うことができる。乾燥吐出口9にはフラッパー19
が、脱臭吸込口11にはフィルター20が、便器外開口
部7には共用フィルター21が、それぞれ設けてある。
フラッパー19は乾燥吐出口9に回動自在に設けられて
おり、乾燥ダクト10内への汚物や尿の進入を予防して
いる。フィルター20は脱臭吸込口11に設けられてお
り、トイレットペーパ等による埃が脱臭ダクト12に進
入することを予防し、脱臭剤17の目詰まりを予防して
いる。尚、フィルターの圧力損失は脱臭剤の圧力損失に
比べて充分小さい。共用フィルターは便器外開口部7に
設けられており、埃が共用ダクト内へ進入することを予
防するとともに、使用者が誤って共有ダクトに手を入れ
回転するファンにより怪我をするといった事故を予防し
ている。更には、モータやファンからの騒音を低減する
効果も有する。また、使用者からの命令に従って、乾燥
機能および脱臭機能を作動させるよう、モータ、ヒー
タ、ダンパーを駆動させる制御部22を有している。
【0023】上記構成において、まず乾燥機能の動作を
説明する。ファン15による送風方向が便器外から便器
内となるようにモータ14を回転させる(例えば逆回
転)。この時、ダンパー18aは乾燥吐出口19に通じ
る乾燥ダクト10を連通させるよう動き、便器外開口部
7から乾燥吐出口9までの一連の乾燥流路を形成する。
そこで、ヒータ16に通電することによって、便器外開
口部7から吸い込まれた外気はヒータ16より加熱さ
れ、温風となって乾燥吐出口9から吐出することにな
る。この時、乾燥流路には通風抵抗の大きな脱臭剤17
は存在しないため十分な乾燥風量が確保できる。また、
接続部から脱臭吸込口11がある脱臭ダクト12方向へ
空気の流出は、脱臭剤17の通風抵抗が大きいので、乾
燥機能に影響を与えるほど大きなものではない。図1に
おいて、ヒータは共用ダクト8内に配置されているが、
乾燥流路内のファン15よりも乾燥吐出口9側であれ
ば、例えば接続部13内、乾燥ダクト10内に配置して
も構わない。ヒータが接続部よりもファン側に有る場合
は、乾燥吐出口までの距離が長くなるため、温風温度が
均一となりより快適な使用環境が得られる。また、ヒー
タが接続部よりも乾燥吐出口側に有る場合は、脱臭剤周
辺を加熱空気雰囲気にすることがないので、脱臭剤の信
頼性が向上する。
【0024】次に、脱臭機能の動作を説明する。ファン
15による送風方向が便器内から便器外になるようにモ
ータ14を回転させる(例えば逆回転)。この時、ダン
パー18aは乾燥吐出口9に通じる乾燥ダクト10を非
連通とするように動き、脱臭吸込口11から便器外開口
部7までの一連の脱臭流路を形成する。そこで脱臭吸込
口11から吸い込まれた便器内の異臭空気は、脱臭剤1
7によって脱臭され、便器外開口部7から排出される。
この際、脱臭機能時と乾燥機能時に共用するスペースに
有る部材(すなわち共用ダクト8、接続部13、ファン
15、モータ14、ヒータ16等)においては、既に脱
臭剤17において脱臭された空気が通過することにな
り、臭い成分が滞留したり付着することがなく、乾燥機
能時にそれらが送風されることが無い。特に、軸流ファ
ンの場合、ファン後段に脱臭剤のような大きな通風抵抗
が存在すると、吸込側で逆流が起こり吸込効率が低下す
る上に、この逆流の為に臭い成分はファン前段周辺に吸
着しやすく、好ましくない。吸込側に脱臭剤を設けた本
発明の場合はそのような不具合を生じない。
【0025】本発明で用いられるモータ14は正逆回転
の自在なモータである。制御部22からの信号により、
モータ14はその回転方向を切替え、モータ14に連結
されたファン15により送風方向を切り替える。この
際、乾燥機能時の最適送風風量と脱臭機能時の最適送風
風量にそれぞれ設定できるように、正逆で異なる回転数
に制御できるよう制御部22を構成することが望ましい
(例えば、正回転時は6000rpm、逆回転時は3500rpm、と
いう具合である)。これにより、乾燥機能および脱臭機
能のそれぞれについて、最適な所定の風量を送風するこ
とが可能となる。さらに、同じ回転方向でも回転数を変
えることができるように制御部22を構成することが望
ましい(例えば、正回転時は5000〜7000rpm、逆回転時
は3500〜5000rpm、という具合である)。これにより、
乾燥機能時および脱臭機能時のそれぞれについて、利用
者は自分の好みの風量に調節することが可能となる。
【0026】ダンパー18aは風力により切替動作をす
るものでも構わない。例えば図4(a)および図4
(b)に示す動作をするような構造のダンパーが挙げら
れる。この場合、ファン15による送風方向により、切
替動作をすることになる。すなわち、便器外開口部7か
ら外気を吸引する方向でファン15が回転させられる場
合は、ダンパー18aは風圧によって押され扉が開くよ
うに乾燥ダクト10と共有ダクト8を連通させる(図4
(a))。逆に便器外開口部7に送風される場合は、接
続部13周辺が負圧となるため、ダンパー18aは吸い
寄せられ、扉が閉まるように乾燥ダクト10と共有ダク
ト8を非連通にさせるのである(図4(b))。これに
より、簡素な切替機構が実現できるため、より小型で低
コストな装置構成となる。アクチュエータにより切替駆
動するように構成された場合は、風力に関係なく切り替
え駆動をさせられるので、ダンパーの切替駆動による制
限を受けることなくファンの送風能力を決定することが
でき、ファン及びモータの設計自由度が高まる。
【0027】制御部22では、局部洗浄装置の使用者か
らの命令に従って、乾燥機能と脱臭機能を作動させる。
この際、モータ14、ヒータ16、ダンパー18aをそ
れぞれ独立して駆動させてもよいし、連動させて駆動さ
せてもよい。連動させることによって、ヒータ誤動作に
よる過加熱が軽減し、より安全な信頼性の高い装置構成
となる。乾燥機能時の連動の概念図を図5(a)に脱臭
機能時の連動の概念図を図5(b)に示す。乾燥機能時
には、便器外開口部7から吸引する送風方向となるよう
モータ14の回転方向が決められている(ここでは正回
転)が、正回転駆動とするスイッチが入らないと、以降
の動作(ダンパー18aの駆動、ヒータ16への通電)
には進まないことを示す。これによって、装置の信頼性
が向上する。例えば脱臭機能時には、使用者から脱臭機
能選択がされ、モータ14は逆回転するが、この時点で
ヒータ8への通電は許可されないこととなる。モータの
回転方向を切り替える正逆切替スイッチは、駆動してい
るモータの回転方向のみを切り替える正逆切替専用スイ
ッチでも、正回転駆動オンと逆回転駆動オンと停止を切
り替える正逆切替オンオフスイッチでも構わない。切替
専用スイッチの場合は、正回転時のみヒータへの通電が
許可されるよう構成し、更にモータのオンオフスイッチ
のオン時のみヒータへの通電が許可されるよう構成して
もよい。これにより、より安全な信頼性の高い装置構成
が可能となる。正逆切替オンオフスイッチの場合は、正
回転駆動オンの場合のみヒータの通電が許可されるよう
に構成すればよい。これにより、より安全で簡単な信頼
性の高い装置構成が可能となる。また、連動させる場合
のスイッチの模式図を図6に示す。図6では、モータ、
ヒータ、ダンパーが全て連動するようスイッチが配置し
てあるが、いずれか2つのみ連動するように構成するこ
とも可能である。これにより、装置の信頼性が向上す
る。例えば、機械的スイッチや電気的スイッチによっ
て、このようなスイッチを構成することができる。尚、
ヒータ16を独立して制御するように構成すると、ヒー
タ16を共有ダクト8内に配置した場合、脱臭機能時
に、ヒータ16に通電することにより、脱臭済み空気を
加温して送風することが可能となり、室暖機能を有する
ことができる。
【0028】図2は乾燥脱臭ユニット6Bに関する実施
例2である。ダンパー18bは、共用ダクト8と脱臭ダ
クト11との連通とを切り替えるよう、脱臭ダクト内も
しくは接続部13内に設置されたものである。すなわ
ち、乾燥機能時には、ダンパー18aが共用ダクト8と
乾燥ダクト12を連通とするとともに、ダンパー18b
は共用ダクト8と脱臭ダクト12とを非連通とし、便器
外開口部7から便器内乾燥吹出口9までの一連の乾燥流
路を形成する。また、脱臭機能時には、ダンパー18a
が共用ダクト8と乾燥ダクト10とを非連通とするとと
もに、ダンパー18は共用ダクト8と脱臭ダクト12と
を連通とし、便器内脱臭吸込口11から便器外開口部7
までの一連の脱臭流路を形成するのである。本実施例で
は、乾燥機能時に確実に脱臭流路への空気の流出を抑え
られるので、乾燥機能時の性能を確実に維持できる。
【0029】図3は乾燥脱臭ユニット6Cに関する実施
例3である。ダンパー18cは、共用ダクト8と乾燥ダ
クト10との連通と、共用ダクト8と脱臭ダクト11と
の連通とを切り替えるよう、接続部内に設置されたもの
である。すなわち、乾燥機能時には、ダンパー18cは
共用ダクト8と脱臭剤17を有する脱臭ダクト12とを
非連通とし、便器外開口部7から便器内乾燥吹出口9ま
での一連の乾燥流路を形成する。また、脱臭機能時に
は、ダンパー18cは共用ダクト8と乾燥ダクト10と
を非連通とし、便器内脱臭吸込口11から便器外開口部
7までの一連の脱臭流路を形成するのである。本実施例
では、乾燥機能時に確実に脱臭流路への空気の流出を抑
えられるので、乾燥機能時の性能を確実に維持できる。
更に、一つのダンパーで構成されているので、部品点数
が少なくてすむ。
【0030】図2および図3においても、ダンパーを風
力にて駆動するように構成してもよいし、モータの回転
数を正逆でおよびまたは同方向で可変するように制御部
を構成してもよいし、モータ、ヒータ、ダンパーのいず
れか2つもしくは全てを連動するよう構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の実施例で述べたように、本発明の
局部洗浄装置は、正逆可能なモータおよびファンを共用
することにより、乾燥機能と脱臭機能を実現させてお
り、装置を小型化、軽量化、低コスト化することができ
る。さらに乾燥流路内に通風抵抗の大きな脱臭剤を配さ
ないことにより、乾燥風量を確保でき、快適な使用環境
を維持できる。また、ダクト接続部よりも便器内側の脱
臭流路内に脱臭剤を配していることにより、乾燥流路と
脱臭流路の共通部分には脱臭された便器内空気が通過す
ることになり、モータ、ファン、ダクト内壁に便器内臭
気が吸着することを防ぎ、乾燥時に臭気が吹き出される
ことを防ぐという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例を示す局部洗浄装置全体
の概略断面図である。
【図2】 本発明の第二実施例を示す乾燥脱臭ユニット
の概略断面図である。
【図3】 本発明の第三実施例を示す乾燥脱臭ユニット
の概略断面図である。
【図4】 本発明の風式ダンパーの連通状態(a),非
連通状態(b)を示す概略斜視図である。
【図5】 本発明に係る乾燥機能時(a),脱臭機能時
(b)の連動動作の概念図である。
【図6】 本発明の連動スイッチの模式図である。
【符号の説明】
1:局部洗浄装置,2:給水口,3:熱交換器,4:水
勢調整機構,5:洗浄ノズル,6A〜6C:乾燥脱臭ユ
ニット,7:便器外開口部,8:共有ダクト,9:乾燥
吐出口,10:乾燥ダクト,11:脱臭吸込口,12:
脱臭ダクト,13:接続部,14:モータ,15:ファ
ン,16:ヒータ,17:脱臭剤,18a:ダンパー,
18b:ダンパー,18c:ダンパー,19:フラッパ
ー,20:フィルター,21:共有フィルター,22:
連動スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄機能および乾燥機能および脱臭機能
    を備え、便器外開口部を有し正逆回転可能なモータと当
    該モータにより回転させられるファンを内蔵する共有ダ
    クトと、便器内開口部を有し脱臭剤を内蔵する脱臭ダク
    トと、便器内開口部を有する乾燥ダクトと、前記共有ダ
    クトと前記乾燥ダクトと前記脱臭ダクトとが接続してい
    る接続部と、前記ファンより便器内開口部側の前記共有
    ダクト内もしくは前記接続部内もしくは前記乾燥ダクト
    内に配設されたヒータと、を有する温水洗浄装置におい
    て、前記乾燥ダクト内もしくは接続部内に前記共通ダク
    トと前記乾燥ダクトとの連通状態を切り替える乾燥切替
    機構を設けたことを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記脱臭ダクト内もしくは前記接続部内
    に前記共通ダクトと前記脱臭ダクトとの連通状態を切り
    替える脱臭切替機構を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の局部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 乾燥切替機構と脱臭切替機構は1つの共
    用切替機構からなる請求項2記載の局部洗浄装置。
  4. 【請求項4】 切替機構の切替駆動はモータの正逆切替
    スイッチと連動することを特徴とする請求項1〜3いず
    れか記載の局部洗浄装置。
  5. 【請求項5】 切替機構はファンによる風力によって切
    り替えるよう構成されたことを特徴とする請求項1〜3
    いずれか記載の局部洗浄装置。
  6. 【請求項6】 ヒータのオンオフスイッチはモータの正
    逆切替スイッチと連動するよう構成されたことを特徴と
    する請求項1〜5記載の局部洗浄装置。
  7. 【請求項7】 モータの正回転と逆回転において、異な
    る回転数で駆動するよう制御する制御機構を有すること
    を特徴とした請求項1〜6いずれか記載の局部洗浄装
    置。
  8. 【請求項8】 モータの正回転およびまたは逆回転にお
    いて、モータの回転数を可変できるよう制御する制御機
    構を有することを特徴とした請求項1〜7いずれか記載
    の局部洗浄装置。
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