JP2002115203A - 車道の石舗装 - Google Patents
車道の石舗装Info
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- JP2002115203A JP2002115203A JP2000348823A JP2000348823A JP2002115203A JP 2002115203 A JP2002115203 A JP 2002115203A JP 2000348823 A JP2000348823 A JP 2000348823A JP 2000348823 A JP2000348823 A JP 2000348823A JP 2002115203 A JP2002115203 A JP 2002115203A
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- JP
- Japan
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- stone
- cement mortar
- surface layer
- roadway
- adhesive strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】表層の石を基層コンクリート上にセメントモル
タルを用いて施工すると交通車両の動荷重によって損傷
しやすい。この原因は、交通車両の繰り返しによる動荷
重にセメントモルタルトと表層の石および基層コンクリ
ートの接着力が劣るからである。さらに表層石およびセ
メントモルタル、基層コンクリートのおのおのが寒暖に
よる膨脹収縮が異なり、その歪により接着強度が劣化す
る。本発明はこれらの欠点を改善し、車道および歩車道
に石舖装を施工するものである。 【解決手段】1項目目は、表層石の裏側に接着強度を増
加させる目的で裏側平面より凹んだ部分を構成させ、機
械的接着強度を増加させるものである。2項目目は、セ
メントモルタルに水分の減少とともに成膜する有機高分
子物質を混合させて、接着強度を増加させるものであ
る。3項目目は、表層石の1個1個の側面部分に膨脹収
縮を緩和させる物質を目地材として充填することであ
る。
タルを用いて施工すると交通車両の動荷重によって損傷
しやすい。この原因は、交通車両の繰り返しによる動荷
重にセメントモルタルトと表層の石および基層コンクリ
ートの接着力が劣るからである。さらに表層石およびセ
メントモルタル、基層コンクリートのおのおのが寒暖に
よる膨脹収縮が異なり、その歪により接着強度が劣化す
る。本発明はこれらの欠点を改善し、車道および歩車道
に石舖装を施工するものである。 【解決手段】1項目目は、表層石の裏側に接着強度を増
加させる目的で裏側平面より凹んだ部分を構成させ、機
械的接着強度を増加させるものである。2項目目は、セ
メントモルタルに水分の減少とともに成膜する有機高分
子物質を混合させて、接着強度を増加させるものであ
る。3項目目は、表層石の1個1個の側面部分に膨脹収
縮を緩和させる物質を目地材として充填することであ
る。
Description
本発明は、車道における石舗装の工法に関するものであ
る。車道における石舗装の工法には、大別すると三通り
がある。すなわち、第一の工法は、セメントモルタルを
用いて石と基層コンクリートを接着する方法である。第
二の工法は、石と基層の間に砂を敷いて固定する工法で
ある。第3の工法は、石と基層の間に瀝青材を用いた充
填材で固定する方法である。本発明は、第一の工法に関
するものである。車道において、石をセメントモルタル
で固定してから、交通に開放すると、車両による繰り返
しの動荷重によって路面は損傷しやすい。すなわち、車
両の動荷重に対して石の固定力が小さいために損傷する
のである。本発明は、石の固定力を大にし、さらに路面
の寒暖による繰り返しの膨脹収縮を緩和することによっ
て石の固定力の減少を抑制し、路面の損傷を抑止するも
のである。本発明は三つの内容から構成され、そのうち
の二つ以上が複合された場合に効果が大きくなるもので
あり、この二つ以上が複合された場合を本発明の範囲と
する。本発明の三つの内容を以下説明する。本発明内容
1は、セメントモルタルが硬化する組織の中で予め混合
してある有機高分子物質が水分の減少と共に成膜して組
織を強固にし、石の固定強度を増加させるものである。
本発明内容2は、セメントモルタルと石の機械的接着強
度を増加する目的で、石の裏面の面積を増加させるため
に、裏面の平面に平面より凹んだ凹凸をつけることであ
る。本発明内容3は、温度の変化により舗装構造に膨脹
収縮のひずみが発生し、施工済みの石を損傷させること
を緩和させる目的で、石と石の間にある目地部に膨脹収
縮緩和材または可撓性のある加工砂を施工するものであ
る。
る。車道における石舗装の工法には、大別すると三通り
がある。すなわち、第一の工法は、セメントモルタルを
用いて石と基層コンクリートを接着する方法である。第
二の工法は、石と基層の間に砂を敷いて固定する工法で
ある。第3の工法は、石と基層の間に瀝青材を用いた充
填材で固定する方法である。本発明は、第一の工法に関
するものである。車道において、石をセメントモルタル
で固定してから、交通に開放すると、車両による繰り返
しの動荷重によって路面は損傷しやすい。すなわち、車
両の動荷重に対して石の固定力が小さいために損傷する
のである。本発明は、石の固定力を大にし、さらに路面
の寒暖による繰り返しの膨脹収縮を緩和することによっ
て石の固定力の減少を抑制し、路面の損傷を抑止するも
のである。本発明は三つの内容から構成され、そのうち
の二つ以上が複合された場合に効果が大きくなるもので
あり、この二つ以上が複合された場合を本発明の範囲と
する。本発明の三つの内容を以下説明する。本発明内容
1は、セメントモルタルが硬化する組織の中で予め混合
してある有機高分子物質が水分の減少と共に成膜して組
織を強固にし、石の固定強度を増加させるものである。
本発明内容2は、セメントモルタルと石の機械的接着強
度を増加する目的で、石の裏面の面積を増加させるため
に、裏面の平面に平面より凹んだ凹凸をつけることであ
る。本発明内容3は、温度の変化により舗装構造に膨脹
収縮のひずみが発生し、施工済みの石を損傷させること
を緩和させる目的で、石と石の間にある目地部に膨脹収
縮緩和材または可撓性のある加工砂を施工するものであ
る。
【本発明の実施例1】花崗岩の板石の表面にバーナー炎
処理を施した後、300×300×60mmに切断し、
この裏面に円形の凹みをバーナー炎処理により作成した
板材を、水分の減少と共に成膜する有機高分子物質を混
合したセメントモルタルを用いて、基層コンクリート面
に施工した。モルタルが硬化した後、石と石との間に膨
脹収縮緩和材を施工した後、交通に開放した。
処理を施した後、300×300×60mmに切断し、
この裏面に円形の凹みをバーナー炎処理により作成した
板材を、水分の減少と共に成膜する有機高分子物質を混
合したセメントモルタルを用いて、基層コンクリート面
に施工した。モルタルが硬化した後、石と石との間に膨
脹収縮緩和材を施工した後、交通に開放した。
【本発明の実施例2】花崗岩の板材の表面にビシャン仕
上げを施した後、200×400×80mmに切断し、
この裏面にノミを用いて、応力集中による破壊歪が発生
しないように、円形の凹みを作成し、この凹みにモルタ
ルが充填できるように、スラリー状態のセメントモルタ
ルを用いて基層コンクリート面に施工した。
上げを施した後、200×400×80mmに切断し、
この裏面にノミを用いて、応力集中による破壊歪が発生
しないように、円形の凹みを作成し、この凹みにモルタ
ルが充填できるように、スラリー状態のセメントモルタ
ルを用いて基層コンクリート面に施工した。
【本発明の実施例3】花崗岩の板石の厚み100mmに
切断し、その片面にバーナー炎仕上げを施してから一個
の寸法を400×400×100mmに切断し、バーナ
ー炎処理面を表とし、裏面にセメントスラリーを塗布し
てから、コンクリート基層上に湿式セメントモルタルを
30mmの厚みに敷き詰めた上に施工する。モルタルが
硬化後、花崗岩一個一個の目地に膨張収縮の緩和性を保
有する可撓性の砂を挿入してから交通に開放した。
切断し、その片面にバーナー炎仕上げを施してから一個
の寸法を400×400×100mmに切断し、バーナ
ー炎処理面を表とし、裏面にセメントスラリーを塗布し
てから、コンクリート基層上に湿式セメントモルタルを
30mmの厚みに敷き詰めた上に施工する。モルタルが
硬化後、花崗岩一個一個の目地に膨張収縮の緩和性を保
有する可撓性の砂を挿入してから交通に開放した。
【図1】は車道の石舗装の断面図である。数1は舗装の
石である。数2は接着固定材の水分の減少とともに成膜
する有機高分子物質を混合したセメントモルタルであ
る。数3は基層である。数4は膨張収縮を緩和する目地
材である。
石である。数2は接着固定材の水分の減少とともに成膜
する有機高分子物質を混合したセメントモルタルであ
る。数3は基層である。数4は膨張収縮を緩和する目地
材である。
【図2】は基層石の一個の裏面である。数1は表層石の
裏面である。数2は表層石の裏面部に円形にバーナー炎
処理により凹みを付けた部分である。
裏面である。数2は表層石の裏面部に円形にバーナー炎
処理により凹みを付けた部分である。
Claims (1)
- 車道における石舗装において、基層と表層の接着を強固
にするために、1.接着固定用のセメントモルタル組織
中において、水分の減少とともに成膜する高分子物質を
モルタルに混合し、2.表層材となる石材の裏面に接着
固定強度を増加する目的で、裏面の表面積を平面よりも
大とするためにへこみ加工を施し、この裏面にセメント
スラリーが接着するようにし、3.石の一個一個が温度
の変化に伴う膨張収縮を緩和できるような、目地材を用
いて施工する施工法である。前記の1、2、3を同時に
実施するか、あるいは1と2、または2と3、あるいは
1と3の組み合わせで施工することを特徴とする石の車
道舗装工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000348823A JP2002115203A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 車道の石舗装 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000348823A JP2002115203A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 車道の石舗装 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002115203A true JP2002115203A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=18822334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000348823A Pending JP2002115203A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 車道の石舗装 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002115203A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100949252B1 (ko) | 2009-08-07 | 2010-03-25 | 대림산업 주식회사 | 석재를 이용한 도로 포장방법 |
CN104631257A (zh) * | 2015-01-16 | 2015-05-20 | 中交一公局第五工程有限公司 | 试车场比利时路的施工方法 |
-
2000
- 2000-10-11 JP JP2000348823A patent/JP2002115203A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100949252B1 (ko) | 2009-08-07 | 2010-03-25 | 대림산업 주식회사 | 석재를 이용한 도로 포장방법 |
CN104631257A (zh) * | 2015-01-16 | 2015-05-20 | 中交一公局第五工程有限公司 | 试车场比利时路的施工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041015 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |