JP3589410B2 - アスファルト舗装材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アスファルト道路用の舗装材に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
現在では、いわゆるポーラス構造とした透水性のアスファルト混合物を表層とする舗装道路が普及している。この透水性アスファルト舗装材は、通常舗装に比べて走行騒音が低減されると言われているが、その効果は3〜5デシベル程度でしかなく、よりいっそうの騒音抑制が望まれている。
【0003】
さらに、透水性アスファルト舗装材は骨材間の空隙を通して雨水を内部へ浸透させる構造となっていることから、冬季の路面凍結抑制のために通常舗装以上の凍結防止剤が必要であり、この点が改善点として指摘されている。また、骨材間が点接触で結合されたポーラス構造であるため、比較的結合力が弱く、ひびが入りやすい。
【0004】
本発明はこれらの点に鑑みて、透水機能を損なうことなく、さらなる騒音の低減が可能で且つ寒冷地における路面凍結抑制機能を高めたアスファルト舗装材の提供を目的とする。また、よりひびが入りにくく、さらには、路盤以下の支持力は残っているけれども基層(既存のアスファルト舗装表層も含む)にひびわれが発生してしまっている場合の基層の上、あるいは、ひびの入ったコンクリート舗装の上などに、中間層として1〜2cm程度敷均して締固めることにより、表層に対するリフレクションクラック抑制効果をもつアスファルト舗装材の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では、ひじき状のゴムを混合したアスファルト舗装材を提案する。ひじき状とは、長さが1〜30mmで、太さが0.1〜3mmの細長いゴム片を言う。すなわち、本発明によるアスファルト舗装材は、砕石、砂、石粉及びアスファルトを混合した材料に、ひじき状のゴムを所定の割合添加することを特徴としている。これによると、ひじき状ゴムを添加した前記混合物を、樹脂系接着剤(ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂)以外のアスファルト系の高粘度アスファルトを使用し、既存アスファルトプラントで混合することができ、既存のアスファルト舗装用機器を用いて敷均し、締固めすることができる。
【0006】
このアスファルト舗装材において、透水性を効果的に発揮するには、砕石を使用して内部空隙が10〜25%となるようにするのが適している。これには特に、5号又は6号砕石が適しており、また、砕石:70〜90重量%、砂:5〜14重量%、石粉:4〜5重量%、高粘度アスファルト:5〜6重量%を合計100重量%となるように配合した材料に、ひじき状のゴムを1〜5重量%添加すると好ましい。このアスファルト舗装材によれば、透水性であっても、ひじき状のゴムが骨材間のつなぎとして作用するため(ひじき状ゴムとアスファルトの付着)、弾性が高くてたわみ性に優れ、ひびの入りにくい舗装が提供される。このとき、ゴム片が粒状であってはつなぎの役にならず弾性作用が発揮されない一方、ゴム片が繊維状に長すぎると透水性に影響する。つまり、本発明のひじき状でなければ透水性と弾性の両立は難しい。
【0007】
このようなひじき状ゴムを混合したことにより弾性が発揮されることから、自動車走行音などの騒音低減をはかることも可能となり、また、寒冷地においては路面の凍結抑制効果をも得られるようになる。すなわち、その弾性による「たわみ機能」の作用で、走行車両の荷重で氷結層が破壊され路面露出率が高まるものである。
【0008】
本発明で使用するひじき状ゴムは、廃棄タイヤの細断からも得られるし、タイヤの製造工程で出る接地面溝の削りかすからも得られる。つまり、100%廃物利用によりまかなえ、環境的に優れている。
【0009】
以上の他に本発明の舗装材は、すでにクラックの発生した路面に対する補修的舗装材として当該路面上に敷均して使用することも可能である。すなわち、本発明の舗装材がもつ弾性により、リフレクションクラック抑制効果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明のアスファルト舗装材を使用した道路舗装の構造例を示している。
【0011】
基層1の上にゴム入りのアスファルト乳剤2が敷設されており、その上に、本発明のアスファルト舗装材を使用した表層3が形成されている。すなわち表層3は、6号砕石、砂、石粉及び高粘度アスファルトの混合材31とひじき状ゴム32とから形成された舗装材である。本例の高粘度アスファルトは、針入度(25℃):40(1/10mm)以上、軟化点:80(℃)以上、タフネス:20(N・m)以上、テナシティ:15(N・m)以上、60℃粘度:2(×10Pa・s)以上である。また、ひじき状ゴム32は、自動車タイヤの製造過程におけるタイヤ溝の形成工程で出た削りかすで、長さが1〜30mm、太さが0.1〜3mmのゴム片である。
【0012】
混合材31の混合比は、6号砕石:70〜90重量%、砂:5〜14重量%、石粉:4〜5重量%、高粘度アスファルト:5〜6重量%で、これらの合計が100重量%となるようにして配合している。この混合材31に、ひじき状ゴム32を1〜5重量%添加し、基層1上に敷均する。
【0013】
この道路舗装によると、表層3は10〜25%の空隙を有するポーラス構造となっているので、十分な透水機能が発揮される一方、ひじき状ゴム32が、その形状により骨材間のつなぎの役割を担うことで弾性が発揮され、クラック抑制、騒音抑制、凍結抑制の各効果を得られる。
【0014】
図2には、既存の自動車道舗装についてリフレクションクラックを抑制した補修例を示してある。
【0015】
この構造例では、本発明のアスファルト舗装材を中間層10として、その上にさらに表層20を形成してあり、機能層としての舗装厚さの関係上(1〜2cm)、中間層10には7号砕石を使用している。中間層10は、表層にクラックの入ってしまった既存の舗装を基層30(たとえば既存のアスファルト舗装表層)とし、その上にゴム入りのアスファルト乳剤40を敷設した後に、2cmほどの厚みで敷均される。
【0016】
本例の中間層10は、7号砕石、砂、石粉及び高粘度アスファルトの混合材11とひじき状ゴム12とから形成されている。混合材11の混合比は上記同様で、7号砕石:70〜90重量%、砂:5〜14重量%、石粉:4〜5重量%、高粘度アスファルト:5〜6重量%で合計100重量%となるように配合し、これにひじき状ゴム12を1〜5重量%添加して基層30上に敷均している。
【0017】
この舗装によると、基層30に生じたクラックCの影響を、中間層10のひじき状ゴム12による弾性で吸収することができ、表層20のリフレクションクラックを抑制することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアスファルト舗装材の施工例を示した要部断面図。
【図2】本発明に係るアスファルト舗装材の他の施工例を示した要部断面図。
【符号の説明】
3,10 アスファルト舗装材
12,32 ひじき状のゴム

Claims (3)

  1. 既存の舗装を基層としてその上にゴム入りのアスファルト乳剤を敷設した上に、砕石、砂、石粉及びアスファルトを混合した材料にひじき状のゴムを所定の割合添加してなるアスファルト舗装材を中間層として敷均し、そして該中間層上に表層を形成してあることを特徴とするリフレクションクラック抑制構造
  2. 中間層は、砕石を70〜90重量%、砂を5〜14重量%、石粉を4〜5重量%、高粘度アスファルトを5〜6重量%の割合で合計100重量%となるように配合した材料に、ひじき状のゴムを1〜5重量%添加してなる請求項1記載のリフレクションクラック抑制構造
  3. 中間層に7号砕石を使用する請求項2記載のリフレクションクラック抑制構造
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