JP2002115118A - 繊維およびその繊維組成物 - Google Patents
繊維およびその繊維組成物Info
- Publication number
- JP2002115118A JP2002115118A JP2000311219A JP2000311219A JP2002115118A JP 2002115118 A JP2002115118 A JP 2002115118A JP 2000311219 A JP2000311219 A JP 2000311219A JP 2000311219 A JP2000311219 A JP 2000311219A JP 2002115118 A JP2002115118 A JP 2002115118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- flame
- flame retardant
- polyolefin resin
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
無害にでき、リサイクル可能で、強力などの性能が従来
並みで製品の使い勝手が従来通りできる、繊維全体を難
燃化した繊維およびこれらの繊維を用いて難燃化した繊
維組成物を得る。 【解決手段】 プロピレン、ブテン−1またはペンテン
−1のホモポリマーまたはこれらを主成分とする共重合
体、および/または、これらを主成分とする混合物から
なるポリオレフィン樹脂に、高分子量ヒンダードアミン
・ラジカル捕集剤のイミノ基(>N−H)がN−アルコ
キシ・イミノ基(>N−O−R)に置き換えられている
ヒンダードアミン誘導体が難燃効果剤として、リン系酸
化防止剤のアリルフォスファイトが、被添加樹脂が溶融
状態時に該難燃効果剤の変質を防止する加工熱安定剤と
して、それぞれ特定率添加する。
Description
組成物に関する。さらに詳しくは、製品に難燃性が求め
られている濾過資材、インテリア資材、アウテリヤ資
材、そして自動車の内装材などで、より火災時に安全
で、焼却などの廃棄処分が無害にでき、リサイクル可能
で、強力などの性能が従来並みで製品の使い勝手が従来
通りできる、ノンハロゲンの、ポリマー添加剤を難燃効
果剤として用いてポリオレフィン樹脂を難燃化して、繊
維全体を難燃化した繊維およびこれらの繊維を用いて難
燃化した繊維組成物に関するものである。
材、壁紙やカーペットなどのインテリア資材、テント、
自動車の幌シートや日除けテントなどのアウテリヤ資
材、そして自動車の内装材など、従来から製品に難燃性
が求められている分野では、塩化ビニル製品や、特公昭
60−7722号、特公昭60−24205号あるい
は、特公昭61−44967号公報に示されるハロゲン
化合物の難燃剤を用いた製品が多用されてきたが、使用
後に焼却して廃棄処分するとダイオキシンなどの有害物
の発生の可能性があり、火災時にハロゲン化水素などの
有害物や煤が発生し、いずれもその危険性が問題視され
ている。
されて、ポリエチレンテレフタレートよりリサイクルが
容易なポリオレフイン樹脂で上記資材を作ることが求め
られているが、ポリオレフイン樹脂はラジカル重合で作
られているため、難燃化が困難であり、前述の様にハロ
ゲン化合物の難燃剤が用いられてきた。従来のポリオレ
フィン系の難燃繊維には、比重の重いハロゲンガスを、
熱分解させて発生させて繊維を覆って酸素を遮断するこ
とで難燃化するハロゲン系難燃剤、主に縮重合樹脂で効
果を発揮する、熱分解温度を下げ、脱水反応で水素を引
抜いて炭化を促進して難燃化するリン酸アンモニウム塩
や赤燐などの燐化合物、そして、不燃の無機物やさらに
は結晶水を加熱すると放出する無機物を概ね過半量添加
して、可燃性の樹脂の量を減らすことで難燃化する水酸
化マグネシュウムなどの水酸化物などを使用しており、
これらを検討したが、難燃効果が従来の物より格段に優
れたものは見つからず、ここ十年、他社でも実用化され
たものはなかった。
求められている分野では、従来、難燃効果の高いハロゲ
ン化合物、例えば、塩化ビニル樹脂やハロゲン系難燃剤
がこの用途に多用されてきたが、火災時にハロゲン化水
素などの有害物や煤を発生し、被災者にこれら有害物が
強い被害を与え、また、破損や劣化で使用に耐えなくな
った時、焼却して廃棄処分するとダイオキシンなどの有
害物が発生するため焼却できず、微生物などでの処分も
できないため、これらの使用は廃棄処分に重大な問題が
ある。また、これら製品を製造またはリサイクル使用す
る時、ハロゲン化水素などの有害物が発生し、製造環境
の劣悪化と製造設備の劣化を招き問題が大きく、塩化ビ
ニル製品においては、使用によって柔軟剤が溶出して再
生が出来ない問題がある。
知のハロゲン系難燃剤に加え、りん系、アンモニウム塩
系が紹介されており、樹脂の難燃剤としては水酸化マグ
ネシウムなどが従来から公知であったが、ポリオレフィ
ン繊維では、ハロゲン系難燃剤を主剤としないと効果が
なく、これらが主として実用されてきた。しかしなが
ら、上記した様に種々の問題があり、ポリオレフィン樹
脂が使用されている繊維の難燃化は、ハロゲン元素を含
まない薬剤の使用によって達成することが求められ、ノ
ンハロゲン化によって、より火災時に安全で、焼却など
の廃棄処分が無害にでき、リサイクル可能で、強力など
の性能は従来並みで製品の使い勝手に支障のないポリオ
レフィン系の難燃繊維が現在も強く求められている。
てさらに検討分野を拡大し、使用ポリオレフィン樹脂の
品種とメーカーを広げて検討を加えたところ、本発明に
用いる難燃効果剤の効果が不十分な場合と効果のばらつ
きの大きい場合がでてき、問題となった。また、限定さ
れた特定の樹脂では効果が確保できるが、本発明に用い
る難燃効果剤のより少ない量で常に最高の難燃効果を得
ることとより安価な樹脂でも同様の効果を出してコスト
ダウンの対策ができない経済的な問題があった。本発明
はこのような問題点を解決する繊維及びその繊維組成物
を提供しようとするものである。
燃性を発現させるには、酸化剤である酸素の遮断、
着火しない低温で熱分解させて耐熱性の炭化物で被覆す
る、可燃物である樹脂の含有量を減らし着火しても低
発熱とする手段が従来の難燃性付与方法であった。これ
らを整理すると、酸化剤の遮断、燃焼時の可燃ガス
発生抑制、炎の低温化となり、ポリオレフィン系の難
燃繊維では、の効果を持つハロゲン系難燃剤を主体と
し、またはの薬剤を補助とした難燃剤構成であった
が、製造上、使用上、火災発生時などで大きな問題を抱
えているため、従来の難燃剤の概念を捨てて、一から再
検討した。本発明は、ポリオレフィン樹脂の燃焼機構
が、まず、熱によって樹脂が熱分解を起こし、低分子量
のモノマーなどを放出して、これらが着火し、さらに熱
分解の連鎖を起こして燃焼する機構と仮定して検討を続
けた結果、ハルス系のラジカル捕集剤をポリオレフィン
の安定剤としてでなく、難燃化剤としてもっと大量に添
加することで、外部からの炎によって樹脂が熱分解され
る時、アルキルラジカル(R・)がまず発生するが、こ
のラジカルを捕捉することで、熱分解連鎖を遮断すれ
ば、中分子量物から低分子量物の発生を抑制でき、ポリ
オレフィン樹脂やその繊維を難燃化できるのではと考え
た。
ハルス系のラジカル捕集剤の濃度アップ繊維を過去、ニ
ッケル・水素電池セパレーターのセパレーター劣化防止
のため検討した。発生期の酸素の酸化は強烈で、フェノ
ール系酸化防止剤は効かず、ハルス系ラジカル捕集剤が
有効であった経緯があり、種々検討したが、期待する難
燃効果は得れなかった。すなわち、燃焼によって生じた
ラジカル(R・)や(ROO・)をイミノ基(>NH)
ハルスは十分捕捉できず難燃効果を発揮しないことが判
った。
種々の成書に記載があり、通説がほぼ確定している。例
えば、1998年日刊工業新聞社発行の高分子添加剤の
新展開があり、そのサイクルには、イミノ基(>NH)
だけでなく、ヒドロキシイミノ基(>NOH)やアルコ
キシイミノ基(>NOR)、そして(>NO・)ラジカ
ルが含まれ、燃焼によって発生したラジカル(R・)
は、酸素分子(O2 )と非常に早く反応して(ROO
・)ラジカルになるが、(>NO・)ラジカルもラジカ
ル(R・)と前記と同じくらい早く反応してアルコキシ
イミノ基(>NOR)となってラジカル(R・)を消滅
させる。したがって、(>NO・)ラジカルを持つハル
ス系薬剤が期待できるが、ラジカルのため不安定で薬剤
としては入手できない。この(>NO・)ラジカルを容
易に発生するのがアルコキシイミノ基(>NOR)であ
り、揮発し易いアルキルを放出して(>NO・)ラジカ
ルを発生させ、代わりにポリオレフィン樹脂が分解して
発生した中分子量物から低分子量物を捕捉、安定させる
ことで、可燃性物質の発生を量的に抑制して難燃効果を
発現できるのではと考えた。なお、(>NOR)のアル
キル基は、当然揮発し易く、少しでも酸化や分解しにく
いアルキルが良く、直鎖状より、環状のものが都合が良
いと推定される。なお、アルコキシイミノ基(>NO
R)はラジカル捕集が固相ではさらに有利であり、繊維
の内部ではラジカル(R・)の捕捉も期待できる。ま
た、燃えるものが少ないか、無くなれば燃えないはずで
あり、炎が当たると速やかに溶融して、炎の部分から樹
脂を溶融張力で収縮させて、樹脂を遠ざける、すなわ
ち、簡単に溶けてより大きな穴を開けれる様な繊維や繊
維組成物とすれば、結果として難燃効果を発現できると
も考え、本発明に至ったのである。
の高分子ハルスを入手できる様になり、PP単一繊維
と、ポリプロピレン(PP)を芯成分とし、鞘成分を高
密度ポリエチレン(HDPE)とする鞘芯型熱接着複合
繊維の2種類を試作して評価したところ、偶然にも良い
難燃効果である結果を得た。そこで、種々のメーカーの
ポリオレフィン樹脂に拡大して検討したところ、ほとん
どの樹脂で、期待する結果を得ることができなかった。
比較例で例示する様に、2%の添加でも全焼する結果と
なり、特定のPP樹脂でのみ、難燃等級が最高の3級
に、0.5%添加でも安定してなることしか判らなかっ
た。そこで、使用したポリオレフィン樹脂の安定剤の相
関を調査し、アリルフォスファイトである、トリス
(2、4−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファ
イト(以下、安定剤Tと呼称する)を添加した樹脂をマ
スターバッチのベース樹脂とした繊維が、難燃効果もし
くは難燃化傾向を持つことを知った。そこで、本発明に
用いるNOR型高分子ハルスと安定剤Tを一緒に練り込
んだマスターバッチ(MB)と安定剤TのみのMBを作
り、検討したところ、以前に全焼した樹脂も、本発明に
用いる難燃効果剤が同じ2%添加で、安定剤Tを併用す
ることで、難燃等級が最高の3級の繊維とすることがで
き、本発明に至ったのである。なお、本発明に用いる、
いわゆるリン系酸化防止剤アリルフォスファイトは、M
Bや溶融して繊維を作る、200℃以上で、劣化防止に
卓越した効果を発揮するため、MBや溶融して繊維を作
る時に、少なくとも、本発明に用いるNOR型高分子ハ
ルスの熱的変質を防止して、その難燃効果を発揮させる
と推定される。また、燃焼時、繊維表面が溶融するた
め、何らかの良い相乗効果を与えているとも推定され
る。いずれにしても、安定剤Tは本発明に不可欠であ
る。
比べ、本発明に用いる難燃効果剤では、難燃効果を付与
しにくく、ポリブテン−1やポリメチルペンテン−1な
どの側鎖のあるαポリオレフィン樹脂の難燃化に有効の
様である。これは、第3級炭素によって、発生するラジ
カルの寿命が長くなる影響も考えられる。
ペンテン−1のホモポリマーまたは共重合体の樹脂に、
高分子量ヒンダードアミン・ラジカル捕集剤のイミノ基
(>N−H)がN−アルコキシ・イミノ基(>N−O−
R)に置き換えられているヒンダードアミン誘導体が難
燃効果剤として、リン系酸化防止剤のアリルフォスファ
イトが、被添加樹脂が溶融状態時に該難燃効果剤の変質
を防止する加工熱安定剤としてそれぞれ添加されてお
り、該難燃効果剤の添加濃度をa質量%、該加工熱安定
剤の添加濃度をb質量%とすると、0.2<a<10
で、5<a/b<30かつ0.02≦bである様添加し
て、オレフィン樹脂に難燃性を付与することで難燃化し
た繊維に関し、使用する難燃効果剤が、従来の難燃剤で
なく、ポリオレフィン樹脂の安定剤であるヒンダードア
ミン系安定剤を用いており、結果として、環境ホルモン
にも該当しない薬剤で、ノンハロゲンで難燃化を達成し
ており、火災時にも有害ガスを発生せず、廃棄処分でも
有害物を排出しないので安全であり、当該効果剤が樹脂
の安定剤に類するものであるからリサイクルも容易であ
り、必要添加量も従来の難燃剤より少ないので繊維の性
能の低下もあまり生じない特徴を持った繊維となり得
る。
に用いる難燃効果剤を添加している樹脂である必要もな
く、他のポリオレフィン樹脂も使用でき、その場合は、
該難燃効果剤を添加された樹脂の総含有量をc質量%と
すると30≦cであり、使用されている全ポリオレフィ
ン樹脂に対して、該難燃効果剤が少なくとも0.3質量
の割りで含有されておれば難燃性の効果が生じる。
テン−1またはペンテン−1のホモポリマーまたは共重
合体の樹脂に、高分子量ヒンダードアミン系安定剤を難
燃効果剤として、リン系酸化防止剤を加工時の変質を防
止する加工熱安定剤として併用し、それぞれ、該難燃効
果剤の添加濃度をa質量%、該加工熱安定剤の添加濃度
をb質量%とすると、0.2<a<10で、5<a/b
<30かつ0.02≦bである様添加してオレフィン樹
脂に難燃性を付与することで難燃化した繊維およびその
繊維組成物に関する。
ィン樹脂は、第3級炭素を持つプロピレン、ブテン−1
またはペンテン−1のホモポリマーまたはこれらを主成
分とする共重合体、および/または、これらを主成分と
する混合物からなるポリオレフィン樹脂が特に好まし
く、主として炭素数が2〜8のαオレフィンのホモポリ
マー、これらの共重合体あるいは、これらを主成分とし
た、エチレンカルボン酸や酢酸ビニルなどのエチレン変
性体、プロピレン変性体、スチレンやゴムモノマーとの
共重合体、そしてこれらの混合物でも良い。
ないオレフィン樹脂もほぼ同様であるが、さらにαオレ
フィンが少ないエチレンー酢酸ビニル、エチレンービニ
ルアルコール、エチレンーアクリル酸、エチレンーアク
リル酸エステルなどのオレフィン共重合体も都合良く用
いることができる。
明の難燃効果剤を添加しているポリオレフィン樹脂以外
の熱可塑性樹脂として、前記ポリオレフィン樹脂の他
に、融点が100〜300℃の範囲にある、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレ
ート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(P
TT)、スルホン化ポリエステル、脂肪族ポリエステ
ル、共重合ポリエステルあるいは、ポリエステルエーテ
ルなどのポリエステル類、ポリアミド6、ポリアミド6
6、ポリアミド12、MXDナイロン、共重合ポリアミ
ド、あるいは脂肪族ポリアミドなどのポリアミド類ある
いはポリカーボネート類などの重縮合体、ポリスチレ
ン、ポリブタジェンあるいはこれらのラジカル共重合
体、そしてこれらの変成体や混合物が都合良く使用で
き、これらに着色剤や充填剤などの添加物が用途によっ
て添加されているのも好ましい。なお、前記した熱可塑
性樹脂の融点は100〜300℃の範囲に特許請求を限
定しているが、無論この範囲外であっても問題が無い。
ドアミン系安定剤は、イミノ基の窒素の部分が、Nーア
ルコキシ・イミノ基(>NOR)(Rはアルキル基)で
あり、該基は、アルキルーパーオキシラジカル(RO2
・)を捕捉して容易に(>NO・)ラジカルとなり難燃
効果を発揮する。なお、本発明に用いる難燃効果剤はM
Bや繊維化の熱加工時に変質し易いため、リン系酸化防
止剤を併用するのが不可欠である。
ス(2、4−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスフ
ァイト(Ciba社Irgafos168)に代表され
る、アルキル置換基を有するフェニル基を少なくとも1
つ有するアリルフォスファイトが都合良く、具体的に
は、旭電化工業社製のADK STABのHP−10、
PEP−24やPEP−36が他に挙げられる。
ー社の商品名チモソルブ944などのように多数のイミ
ノ基が側鎖として存在するタイプの高分子量タイプで、
ラジカル捕集によって3次元化するので、揮発物を抑制
でき、最も好ましい。なお具体的なNーアルコキシ・イ
ミノ基(>NOR)を持つ本発明のヒンダードアミン系
安定剤を例示すると、チバ・スペシャリティ・ケミカル
ズ社の商品名CGL116がある。なお、従来の安定剤
として、(>NH)タイプなどのヒンダードアミン系安
定剤を通常量併用添加することも好ましく、他の安定剤
の通常量併用添加も、難燃効果には影響がなく、他の繊
維物性を維持する上で好ましい。
質量%)は、0.2<a<10で良く、0.5〜5質量
%が最も好ましい。なお、0.2質量%未満では難燃性
が十分でなく、10質量%を超えると、経済的に好まし
くない。また、全ての繊維構成成分の内、ポリオレフィ
ン樹脂に対して、該難燃効果剤が少なくとも0.3質量
%の割りで含有されていないと、難燃特性が発揮できず
好ましくなく、繊維に対して該難燃効果剤が添加された
樹脂が少なくとも30質量%使用されていないと繊維と
して難燃特性が発揮できず好ましくない。
変質を防止する加工熱安定剤として併用するリン系酸化
防止剤のアリルフォスファイトの添加率(b質量%)
は、0.02≦bかつ5<a/b<30である様添加す
るのが良く、0.1〜1質量%が最も好ましい。なお、
本酸化防止剤は、少なくとも本発明に用いる難燃効果剤
が熱加工される場合には共存するのが特に好ましく、こ
のマスターバッチを作成する場合は、少なくとも0.3
質量%の添加が好ましい。また0.02質量%未満では
変質防止効果が十分でなく、経済的には、難燃効果剤と
の比率a/bが5未満では添加が過剰であり、30を超
えるのは添加が過小となり好ましくない。
ー1種からなる単一繊維、複数種の熱可塑性樹脂からな
る鞘芯型、この偏芯型、背腹型、1成分が少なくとも複
数に区分され他の成分で区分けされている繊維断面が蜜
柑型、風車型または積層型、または、混合紡糸された複
合繊維であり、同一樹脂で難燃効果剤が添加された樹脂
と添加されていない樹脂の複合繊維も含まれる。
円の異型でも良く、芯部が中空であっても都合良く、本
発明の難燃効果剤が添加されている樹脂は、例えもう1
成分がポリオレフィン樹脂であっても、難燃効果の発揮
には繊維表面に露出している必要がなく、繊維に存在さ
えすれば難燃効果を発揮し得る。
ット、マルチおよびモノフィラメント、スプリットヤー
ン、スパンボンドやメルトブローやフラッシュ紡糸によ
る繊維、ストランドなど繊維状物を言う。
る用途には、大部分がポリオレフィン樹脂で構成されて
いるのが好ましく、ポリプロピレン単一成分繊維、ポリ
プロピレンを芯成分とし、ポリプロピレン、プロピレン
共重合体、ポリエチレン、エチレン共重合体、ポリブテ
ン1、ブテン1共重合体、あるいはこれらの混合物を鞘
成分とする鞘芯型複合繊維、ポリメチルペンテンを1成
分とし、上記したポリオレフィン樹脂をもう1成分とす
る、鞘芯型または断面が風車型の複合繊維が特に好まし
い。
などの形態の製品向けには、0.01〜100dTe
x、紡績糸やフィラメント向けには0.5〜10dTe
x、ニードルパンチ製品向けには5〜20dTex、そ
の外土木資材などでは繊維径を、0.1〜5mmφする
のが良いが、用途によるので特には限定されない。
ードルパンチなどの物理的交絡、熱風接着やロール接着
などの熱接着、バインダーや接着剤での接着などで一体
化された紙や不織布、スパンボンドやメルトブロー手法
で樹脂より直接不織布化された不織布、紡績糸、マルチ
フィラメント、モノフィラメントやスプリットヤーンな
どの織り編み物(ネット、寒冷紗、メッシュを含む)、
樹脂のストランドで構成された網状体などを言い、本発
明の繊維以外の都合良く用いることができる維維として
は、前記した難燃効果剤を添加していない熱可塑性樹脂
の単一または複合繊維、およびレーヨンなどの再生繊
維、アクリルやビニロンなどの合成繊維、木綿、カポッ
ク繊維、椰子繊維、羊毛などの獣毛や絹などの天然繊
維、炭素繊維やガラス繊維などの無機繊維などがある。
果剤を添加された繊維が含まれ、該組成物を構成してい
るポリオレフィン樹脂に対して、本発明の難燃効果剤が
少なくとも0.3質量%の割りで保持されているのが好
ましく、これ以下の量であると難燃性に問題を生じる場
合があり好ましくない。
機能を必要とするものは、本発明の難燃効果剤を添加さ
れたポリオレフィン樹脂で被覆されていると都合良く、
該樹脂は該織物の主体繊維の融点より少なくとも15℃
低いものが製造上好ましい。
に説明する。なお、本発明の実施の一形態であるステー
プル繊維で主に説明するが、他の形態の繊維も実施例を
参考にすれば同様に容易に作ることができることは言う
までもない。
の実施例と比較例の繊維は、表1の条件に従って、繊維
断面が円のポリプロピレン単一繊維を溶融紡糸し、延伸
して、例えばアルキル硫酸エステル塩からなる易水溶性
繊維処理剤を付与しながらスターッファボックスで捲縮
を付与したものであり、これをネットコンベアー式熱風
貫通型乾燥機で乾燥した後、51mmの長さに切断して
ステープル繊維としたもので、目付け180g/m2 、
厚み約6mmのニードルパンチ不織布として、難燃効果
を評価した。
チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社CGL−116、
リン系酸化防止剤(T剤) 同、チバ社 イルガホス1
68
複合繊維であって、鞘成分にN剤を1質量%添加してお
り、繊維全体としては、0.5質量%の添加であり、熱
ロールを使用した乾式延伸によって作成した繊維であ
る。
ルブ944を2質量%添加した繊維。
明の実施例と比較例の繊維は、表2の条件に従って、図
1と図2の繊維断面で、複合比を1:1として溶融紡糸
し、実施例1と同様にしてステープル繊維とし、140
℃の熱風加工機で熱接着して難燃評価用の不織布を作成
して評価した。結果を表2〜3に示す。
を、EPはプロピレンを主体としたエチレンとの共重合
体を、PMはポリメチルペンテンを、HPEは高密度ポ
リエチレンを、MPPは中密度ポリエチレンを、EMA
はエチレン−メチルアクリレート共重合体を、PB1は
ポリブテン1を、PETはポリエチレンテレフタレート
を表し、※を付記したものは、本発明の難燃効果剤、チ
バ・スペシャリティ・ケミカルズ社の商品名CGL−1
16(N剤)を1質量%添加し、商品名イルガホス16
8(T剤)のリン系酸化防止剤を0.2質量%添加した
ものを表し、特に第1成分への添加率(質量%)は表に
記載する。また、MFRはメルトフローレートを意味
し、測定温度が230℃のASTM−1238(L)に
よる値で、単位はg/10分、但し、PMは測定温度2
60℃の値とする。また、ポリエステルのIV値は常法
の限界粘度を意味し、表1のPETは0.64の値であ
る。これらの難燃性は、ニードルパンチ(NPと表示)
または140℃の熱風加工機で不織布化し、目付けが1
80g/m2 で、厚みが5〜6mmのサンプルとして、
JIS・L1091、A−1法で評価した。
はdTex、乾強力はcN/dTex、燃焼試験の炭化
面積はcm2 、残炎および残塵時間は秒であり、燃焼試
験の1分とは1分加熱、着炎後とは着炎3秒後を意味す
る。
4に示す様に、表1〜2の繊維あるいは2dTexのP
ET繊維を混綿してSL(スパンレース法)で不織布化
して実施例1と同様にして難燃性の評価を行い結果を同
表に示す。なお、表中の繊維の種類で実〇は実施例の番
号、比〇は比較例の番号である。
施例12のEPを用いて、孔径0.7mmのノズルよよ
り繊維径0.7mmのストランドを流下させ、移動して
いる凹凸形状の金型上堆積してストランドの交点を融着
接着した、目付け500g/m2 の立体網状体を作成し
た。難燃性は実施例12と同様であった
0.4mmの孔径を持つ複合メルトブロー溶融紡糸設備
を用いて、繊度が0.3dTexのPP/PB1複合メ
ルトブロー不織布を得た。難燃性は実施例13とほぼ同
様で良好な難燃性を示した。
び繊維組成物を用いた繊維製品は、良好な難燃性を示す
にかかわらず、火災時にも有害ガスを発生させず、たと
え焼却によって廃棄処分を行なっても有毒物質の発生が
なく、リサイクルの容易な商品を適切な組合せを採用す
れば容易に作ることができ、難燃化による製品の性能低
下もわずかである特徴を備えたものである。さらに、近
年言われている環境ホルモンも含まないため環境に優し
い難燃性の繊維製品として最適である。
ある。
Claims (14)
- 【請求項1】 プロピレン、ブテン−1またはペンテン
−1のホモポリマーまたはこれらを主成分とする共重合
体、および/または、これらを主成分とする混合物から
なるポリオレフィン樹脂に、高分子量ヒンダードアミン
・ラジカル捕集剤のイミノ基(>N−H)がN−アルコ
キシ・イミノ基(>N−O−R)に置き換えられている
ヒンダードアミン誘導体が難燃効果剤として、リン系酸
化防止剤のアリルフォスファイトが、被添加樹脂が溶融
状態時に該難燃効果剤の変質を防止する加工熱安定剤と
して、それぞれ添加されており、該難燃効果剤の添加率
をa質量%、該加工熱安定剤の添加率をb質量%とした
時、0.2<a<10、5<a/b<30、かつ0.0
2≦bであるポリオレフィン樹脂からなる単一繊維、お
よび/または、これらを1または複数成分とする複合繊
維からなる難燃性の効果を有していることを特徴とする
繊維。 - 【請求項2】 プロピレン、ブテン−1またはペンテン
−1のホモポリマーまたはこれらを主成分とする共重合
体、および/または、これらを主成分とする混合物から
なるポリオレフィン樹脂に、高分子量ヒンダードアミン
・ラジカル捕集剤のイミノ基(>N−H)がN−アルコ
キシ・イミノ基(>N−O−R)に置き換えられている
ヒンダードアミン誘導体が難燃効果剤として、リン系酸
化防止剤のアリルフォスファイトが、被添加樹脂が溶融
状態時に該難燃効果剤の変質を防止する加工熱安定剤と
して、それぞれ添加されており、該難燃効果剤の添加率
をa質量%、該加工熱安定剤の添加率をb質量%とした
時、0.2<a<10、5<a/b<30、かつ0.0
2≦bであるポリオレフィン樹脂と、他のポリオレフィ
ン樹脂とからなる複合繊維で、該難燃効果剤を添加され
た樹脂の総含有量をc質量%とした時、30≦cであ
り、使用されている全ポリオレフィン樹脂に対して、該
難燃効果剤が少なくとも0.3質量の割りで含有され難
燃性の効果を有していることを特徴とする繊維。 - 【請求項3】 複合繊維で使用する他のポリオレフィン
樹脂が、炭素数nが2≦n≦8であるαオレフィンを主
成分とする重合体、共重合体および/または混合物であ
るαポリオレフィン樹脂であることを特徴とする請求項
2記載の繊維。 - 【請求項4】 難燃効果剤を添加されているポリオレフ
ィン樹脂がポリプロピレンまたはその共重合体であるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の繊維。 - 【請求項5】 ポリオレフィン樹脂がポリプロピレンの
みでなることを特徴とする請求項4記載の繊維。 - 【請求項6】 難燃効果剤が添加されている複数種のポ
リオレフィン樹脂からなる複合繊維または混合紡糸繊維
であることを特徴とする請求項1又は2記載の繊維。 - 【請求項7】 難燃効果剤が添加されているポリオレフ
ィン樹脂を1成分とし、非ポリオレフィン樹脂である、
融点が100〜300℃の熱可塑性樹脂をもう1成分と
する複合繊維または混合紡糸繊維であることを特徴とす
る請求項1又は2記載の繊維。 - 【請求項8】 複合繊維が、鞘成分より融点が少なくと
も20℃高い熱可塑性樹脂を芯成分とする鞘芯型の複合
繊維である、請求項1〜7のいずれかに記載の記載の繊
維。 - 【請求項9】 請求項1又は2記載の繊維と他の繊維が
混用されて構成される繊維組成物において、該組成物中
の全オレフィン樹脂に対して、請求項2記載の難燃効果
剤が少なくとも0.3質量%の割りで保持され難燃性の
効果を有していることを特徴とする繊維組成物。 - 【請求項10】 請求項1又は2記載の繊維が熱接着繊
維として使われている請求項9記載の繊維組成物。 - 【請求項11】 請求項1又は2記載の繊維と他の繊維
が物理的繊維交絡によって一体化されていることを特徴
とする請求項9記載の繊維組成物。 - 【請求項12】 請求項1又は2記載の繊維と他の繊維
が接着剤によって一体化されていることを特徴とする請
求項9記載の繊維組成物。 - 【請求項13】 請求項1又は2記載の1つまたは複数
種の繊維のみでなることを特徴とする繊維組成物。 - 【請求項14】 請求項9または請求項13記載の繊維
組成物が織物であり、該織物に請求項1記載の難燃効果
剤を少なくとも0.3質量%含み、融点が該織物を構成
する主体繊維の融点より少なくとも15℃低いポリオレ
フィン樹脂で被覆されていることを特徴とする難燃性の
効果を有する織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000311219A JP3822046B2 (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 繊維およびその繊維組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000311219A JP3822046B2 (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 繊維およびその繊維組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002115118A true JP2002115118A (ja) | 2002-04-19 |
JP3822046B2 JP3822046B2 (ja) | 2006-09-13 |
Family
ID=18791022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000311219A Expired - Fee Related JP3822046B2 (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 繊維およびその繊維組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3822046B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002121333A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-23 | Daiwabo Co Ltd | ポリオレフィン樹脂成形物及びそれからなるフィルム |
JP2003293219A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Daiwabo Co Ltd | 難燃性ポリオレフィン繊維およびこれを用いた繊維組成物と繊維積層体 |
JP2004131869A (ja) * | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 難燃性を有するポリプロピレン系熱接着性複合繊維及びその製造方法 |
JP2005341195A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Nippon Television Network Corp | ギャップフィラー装置、及びデジタル放送信号の再送信方法 |
JP2006522239A (ja) * | 2003-03-31 | 2006-09-28 | キシミド・エル・エル・シー | 加工現場で活性化されたバインダー樹脂を含む耐摩耗性複合材料 |
US7235596B2 (en) | 2003-04-25 | 2007-06-26 | Chisso Polypro Fiber Company Limited. | Flame-resistant fiber and fiber molding using the same |
WO2011009704A1 (en) * | 2009-07-21 | 2011-01-27 | Basell Poliolefine Italia S.R.L. | Fibres made from copolymers of propylene and 1-pentene |
KR101151058B1 (ko) | 2009-10-28 | 2012-06-01 | 니신보 텍스타일 가부시키가이샤 | 심초형 컨주게이트사, 편지, 의류 제품, 및 심초형 컨주게이트사의 제조 방법 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4864216A (ja) * | 1971-12-17 | 1973-09-06 | ||
JPH02169717A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-29 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 原着難燃繊維 |
US5393812A (en) * | 1993-08-31 | 1995-02-28 | Hercules Incorporated | Flame retardant, light stable composition |
JPH07126913A (ja) * | 1993-11-01 | 1995-05-16 | Chisso Corp | 難燃性ポリオレフイン系繊維及び不織布 |
WO1999000450A1 (en) * | 1997-06-30 | 1999-01-07 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | Flame retardant compositions |
JP2000008225A (ja) * | 1998-06-16 | 2000-01-11 | Toyobo Co Ltd | 難燃性に優れた弾性複合フィラメント |
JP2001348724A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-12-21 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 難燃性ポリプロピレン繊維及びその製造方法並びに難燃性ポリプロピレンフィルム |
-
2000
- 2000-10-11 JP JP2000311219A patent/JP3822046B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4864216A (ja) * | 1971-12-17 | 1973-09-06 | ||
JPH02169717A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-29 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 原着難燃繊維 |
US5393812A (en) * | 1993-08-31 | 1995-02-28 | Hercules Incorporated | Flame retardant, light stable composition |
JPH07126913A (ja) * | 1993-11-01 | 1995-05-16 | Chisso Corp | 難燃性ポリオレフイン系繊維及び不織布 |
WO1999000450A1 (en) * | 1997-06-30 | 1999-01-07 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | Flame retardant compositions |
JP2002507238A (ja) * | 1997-06-30 | 2002-03-05 | チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド | 難燃剤組成物 |
JP2000008225A (ja) * | 1998-06-16 | 2000-01-11 | Toyobo Co Ltd | 難燃性に優れた弾性複合フィラメント |
JP2001348724A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-12-21 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 難燃性ポリプロピレン繊維及びその製造方法並びに難燃性ポリプロピレンフィルム |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002121333A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-23 | Daiwabo Co Ltd | ポリオレフィン樹脂成形物及びそれからなるフィルム |
JP2003293219A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Daiwabo Co Ltd | 難燃性ポリオレフィン繊維およびこれを用いた繊維組成物と繊維積層体 |
JP2004131869A (ja) * | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 難燃性を有するポリプロピレン系熱接着性複合繊維及びその製造方法 |
JP2006522239A (ja) * | 2003-03-31 | 2006-09-28 | キシミド・エル・エル・シー | 加工現場で活性化されたバインダー樹脂を含む耐摩耗性複合材料 |
US7235596B2 (en) | 2003-04-25 | 2007-06-26 | Chisso Polypro Fiber Company Limited. | Flame-resistant fiber and fiber molding using the same |
DE102004018845B4 (de) | 2003-04-25 | 2018-06-21 | Chisso Polypro Fiber Co., Ltd | Flammfeste Faser und Faserformteil, bei dem die flammfeste Faser verwendet wird |
JP2005341195A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Nippon Television Network Corp | ギャップフィラー装置、及びデジタル放送信号の再送信方法 |
JP4526303B2 (ja) * | 2004-05-27 | 2010-08-18 | 日本テレビ放送網株式会社 | ギャップフィラー装置、及びデジタル放送信号の再送信方法 |
WO2011009704A1 (en) * | 2009-07-21 | 2011-01-27 | Basell Poliolefine Italia S.R.L. | Fibres made from copolymers of propylene and 1-pentene |
KR101151058B1 (ko) | 2009-10-28 | 2012-06-01 | 니신보 텍스타일 가부시키가이샤 | 심초형 컨주게이트사, 편지, 의류 제품, 및 심초형 컨주게이트사의 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3822046B2 (ja) | 2006-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001348724A (ja) | 難燃性ポリプロピレン繊維及びその製造方法並びに難燃性ポリプロピレンフィルム | |
WO2006020633A2 (en) | Flame blocking liner materials | |
JP5715732B2 (ja) | 多用途機能性綿及びその製造方法 | |
JP2003292688A (ja) | 難燃性ポリオレフィン樹脂成形物およびこれを用いた積層体とエアフィルター | |
US8839496B2 (en) | Flame blocking liner materials | |
JP3822046B2 (ja) | 繊維およびその繊維組成物 | |
JP4009117B2 (ja) | オレフィン複合シートおよび強化複合不織布 | |
JP2001254225A (ja) | 繊維およびその繊維組成物 | |
JP3895207B2 (ja) | 難燃性ポリオレフィン繊維およびこれを用いた繊維組成物と繊維積層体 | |
WO2005001187A1 (ja) | 難燃性不織布およびその製造方法 | |
JP4423918B2 (ja) | 機能性繊維及びそれを用いた繊維成形体 | |
JP4351220B2 (ja) | 有害ガス難発生敷物及びその製造方法 | |
JP3289503B2 (ja) | 難燃性繊維及び不織布 | |
JP4356501B2 (ja) | 難燃性繊維及びそれを用いた繊維成形体 | |
KR880000376B1 (ko) | 난연성 복합섬유 및 그의 제조방법 | |
JP5792980B2 (ja) | 難燃性繊維シート | |
JP2003027330A (ja) | 難燃性ポリプロピレン繊維及びその製造方法 | |
JP2007291570A (ja) | 難燃性合成繊維、難燃繊維複合体およびそれを用いた炎遮断性バリア用不織布 | |
JP2004123805A (ja) | 難燃性ポリビニルアルコール合成繊維とその製造方法 | |
JP3771504B2 (ja) | 耐ドリップ性に優れた難燃性フィルター | |
JP4223625B2 (ja) | 非ハロゲン難燃性不織布 | |
JP2007270409A (ja) | 難燃性合成繊維および該難燃性合成繊維を用いた難燃性マットレス | |
JP4245753B2 (ja) | 耐炎性シート | |
JP4365418B2 (ja) | オレフィン人造レザー及びその製造方法 | |
JP2007291571A (ja) | 難燃性合成繊維、難燃繊維複合体およびそれを用いた難燃性マットレス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040716 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060301 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060314 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060512 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060613 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060621 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3822046 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |