JP2002114824A - 含フッ素エラストマー - Google Patents

含フッ素エラストマー

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JP2002114824A
JP2002114824A JP2000305071A JP2000305071A JP2002114824A JP 2002114824 A JP2002114824 A JP 2002114824A JP 2000305071 A JP2000305071 A JP 2000305071A JP 2000305071 A JP2000305071 A JP 2000305071A JP 2002114824 A JP2002114824 A JP 2002114824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス転移温度が低く−40℃レベルの耐寒
性に特に優れた自動車エンジンの燃料系用のシール材と
して有用な加硫物を与えることができる含フッ素エラス
トマーおよび加硫用組成物を提供する。 【解決手段】 フッ化ビニリデン50〜85モル%およ
びパーフルオロ(2−メトキシプロピルビニルエーテ
ル)15〜50モル%の共重合組成からなり、数平均分
子量が8000〜500000で重量平均分子量が20
000〜1000000である含フッ素エラストマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、−40℃レベルの
耐寒性を有する加硫成形体を与え得る含フッ素エラスト
マーおよび加硫用組成物、さらにはこの加硫用組成物を
加硫成形して得られる自動車エンジンの燃料系シール材
や化学プラント用の各種シール材として好適な加硫成形
体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンの燃料系統や化学プラン
トでは−30℃を下回る低温環境下での動作や稼働が要
求される場合がある。たとえば自動車エンジンの燃料系
統では、近年のエンジンの直噴射化に伴いガソリン噴射
圧力が10MPaにもなるものが開発されている。この
場合、燃料系統の配管などに使用されているシール材に
かかる圧力が大きくなり、こうした高圧にも耐え得るシ
ール材が開発されている。
【0003】この種のシール材には、耐薬品性や耐熱性
などの点から通常フッ素ゴム(エラストマー)が用いら
れているが、やはりゴムであるが故に低温でのシール性
に劣る。そこで低温シール性(耐寒性)が改良されたフ
ッ素ゴムとしてフッ化ビニリデン(VdF)とパーフル
オロ(メチルビニルエーテル)(PMVE)との共重合
体、またはさらにテトラフルオロエチレン(TFE)や
ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、クロロトリフル
オロエチレン(CTFE)、エチレンなどを共重合した
含フッ素エラストマーが使用されている(特開平8−1
57539号公報、特開昭50−109280号公報、
特開平3−52907号公報、特開平3−221510
号公報、特開平7−18027号公報、特開平11−3
5637号公報、特開平11−80271号公報な
ど)。これらの含フッ素エラストマーはPMVEの存在
によりガラス転移温度(Tg)が下がり、耐寒性が改善
されているものである。
【0004】しかし、VdF−PMVE系含フッ素エラ
ストマーではせいぜい−30℃程度の耐寒性(Tgが−
15〜−33℃程度)しか奏されず、上記のより厳しい
低温環境では必ずしも充分なシール性能は得られていな
い。
【0005】そこで−40℃レベル以下の低温環境下で
の耐寒性を得るため、たとえば特開昭64−52733
号公報では、特殊なパーフルオロポリエーテルを側鎖に
有するトリフルオロビニルエーテルモノマーを共重合
し、−60℃という耐寒性(Tg=−38.5〜−88
℃)を達成している。しかし、その特殊なモノマーは乳
化重合性が低いうえ、モノマーの製造コストが極めて高
く、得られるエラストマーおよび加硫物も高価となる。
【0006】また、特開平11−349647号公報で
は、パーフルオロポリエーテル鎖の両末端にヨウ素含有
基をもつ化合物の存在下にVdFとTFEとPMVEを
共重合した含フッ素エラストマーが耐寒性に優れたもの
(TR試験におけるTR10=−35〜−40℃)である
ことが開示されている。しかし含ヨウ素パーフルオロポ
リエーテル化合物は高価であり、しかも量的にも多く必
要とされているため、得られるエラストマーおよび加硫
物が高価となる。
【0007】さらにWO00/12574号パンフレッ
トには、(OCF2)や(OCF2CF2)単位を含む耐
寒性含フッ素エラストマー(Tg=−70〜−119
℃)が開示されているが、(OCF2)や(OCF2CF
2)単位を与えるモノマーの製造工程が複雑であり、得
られるエラストマーや加硫物を高価なものとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐薬品性を
低下させずに−40℃レベルの耐寒性を達成し得る含フ
ッ素エラストマーを従来よりも低コストで提供するべ
く、研究を重ねた結果、パーフルオロ(2−メトキシプ
ロピルビニルエーテル)(PMPVE)がPMVEと同
様の3工程の合成法で製造でき、しかもTg低下作用が
大きいことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、Vd
F50〜85モル%およびPMPVE15〜50モル%
の共重合組成からなり、数平均分子量が8000〜50
0000で重量平均分子量が20000〜100000
0である含フッ素エラストマーに関する。
【0010】また、VdF20〜85モル%、PMPV
E15〜50モル%、およびTFE、PMVEおよびエ
チレンよりなる群から選ばれる少なくとも1種を50モ
ル%以下含む共重合組成からなり、数平均分子量が80
00〜500000で重量平均分子量が20000〜1
000000である含フッ素エラストマーにも関する。
【0011】かかる含フッ素エラストマーは、たとえば
架橋点としてヨウ素原子を0.005〜1.0重量%含
むものが加硫性含フッ素エラストマーとして好ましい。
【0012】これらの含フッ素エラストマーは、VdF
およびPMPVE、多元共重合体の場合はさらにTF
E、PMVEおよびエチレンよりなる群から選ばれる少
なくとも1種を好ましくは40℃以下の重合温度でラジ
カル共重合することにより製造できる。ジヨウ素化合物
の存在下にラジカル共重合を行なえば、加硫性のヨウ素
含有含フッ素エラストマーが製造できる。
【0013】本発明はまた、前記ヨウ素含有含フッ素エ
ラストマーと、有機過酸化物0.1〜10PHR(エラ
ストマー100重量部に対する重量部。以下同様)と多
官能不飽和化合物0.1〜10PHRとからなる加硫用
含フッ素エラストマー組成物にも関する。
【0014】さらに本発明は、この加硫用含フッ素エラ
ストマー組成物を加硫成形して得られる加硫成形体、特
に自動車エンジンの燃料系シール材にも関する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の含フッ素エラストマー
は、VdFとPMPVEを必須の構成単位とする。PM
PVEは式: CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF3 で示されるモノマーであり、PMVEと同様に原料CO
2から3工程で製造できる。したがって低コストでの
製造が可能である。
【0016】VdF単位の含有量は二元共重合体の場合
50〜85モル%、好ましくは55〜80モル%、さら
に好ましくは60〜75モル%である。VdF単位が少
なくなると共重合性が極端にわるくなる傾向にあり、多
くなるとエラストマー性が得られにくくなる。PMPV
E単位の含有量は15〜50モル%、好ましくは20〜
45モル%、さらに好ましくは25〜40モル%であ
る。PMPVE単位が少なくなると得られるエラストマ
ーのTg低下効果が小さくなって目的とする耐寒性が不
充分となる傾向にあり、多くなるとコスト高になる。
【0017】本発明のVdF−PMPVE二元共重合体
からなるエラストマーはGPCで測定した数平均分子量
が8000〜500000、好ましくは20000〜3
00000のものであり、重量平均分子量では2000
0〜1000000、好ましくは40000〜6000
00のものである。
【0018】GPCによる平均分子量の測定はつぎの条
件で行なう。 GPC:高速GPC装置 HLC−8020(東ソー(株)製) カラム:Shodex GPC KF 806M(2本)(昭和電工(株)製) Shodex GPC KF 800M(1本)(昭和電工(株)製) 検出器:RI検出器(示差屈折計) 展開溶媒:テトラヒドロフラン 温度:35℃ 濃度:0.2重量% 標準ポリスチレン: 単分散ポリスチレン各種(Mw/Mn=1.14(max)) TSK standard POLYSTYRENE (東ソー(株)製)
【0019】本発明では、VdFとPMPVEに他のコ
モノマーを共重合してもよい。他のコモノマーとして
は、たとえばTFE、PMVE、エチレンがあげられ、
50モル%まで、好ましくは20モル%まで、特に1〜
15モル%共重合してもよい。その場合、VdFは20
〜85モル%、好ましくは60〜80モル%であり、P
MPVEは15〜50モル%、好ましくは15〜30モ
ル%である。コモノマーとしては耐寒性や耐溶剤性に優
れる点から特にTFEが好ましい。本発明のVdF−P
MPVE−他のコモノマーの多元共重合体からなる含フ
ッ素エラストマーはGPCで測定した数平均分子量が8
000〜500000、好ましくは20000〜300
000のものであり、重量平均分子量では20000〜
1000000、好ましくは40000〜600000
のものである。
【0020】さらに要すれば、架橋点を付与する単位を
与える官能基含有モノマーを共重合してもよい。官能基
含有コモノマーとしては、たとえばヨウ素含有モノマ
ー、臭素含有モノマー、ニトリル基含有モノマー、2−
ヒドロペンタフルオロプロペンなどがあげられる。これ
らのうちヨウ素含有モノマー、特にヨウ素含有含フッ素
モノマーが適当である。具体例としては、特開平8−1
57539号公報に記載されている式:
【0021】
【化1】
【0022】(式中、mは1〜5の整数、nは0〜3の
整数である)で示されるモノマー、またはCH2=CH
(CF26CH2CH2Iに代表されるヨウ素含有モノマ
ー(特開平7−316234号公報参照)が好ましい。
共重合割合は3モル%以下、好ましくは0.005〜
1.5モル%である。
【0023】本発明の含フッ素エラストマーはまた、上
記のモノマーをジヨウ素化合物の存在下にラジカル共重
合することにより、架橋点を導入することができ、加硫
が付与できる。ジヨウ素化合物により共重合体中に導入
されるヨウ素量は、エラストマー全重量に対して、0.
05〜1.0重量%(重合中に添加したジヨウ素化合物
の重量より計算するものとする)とするのが好ましい。
エラストマー中に存在するジヨウ素化合物量は、特開昭
53−125491号に記載されているように、ジヨウ
素化合物が連鎖移動剤として働くために、その分子量の
決定に重要な意味をもち、さらに導入されたヨウ素は架
橋点としても機能する。したがってヨウ素量がエラスト
マー重量に対して0.05重量%未満の場合、得られる
エラストマーの分子量が大きくなりすぎ、加硫時の流動
性が損なわれる結果、架橋密度が低くなり、得られる成
形体が充分な破断強度を発現できない。また、1.0重
量%を超える場合は分子量が低くなりすぎ、ゴム練り作
業に支障をきたす。
【0024】かかるジヨウ素化合物の代表例としては、
たとえば1,3−ジヨードパーフルオロプロパン、1,4
−ジヨードパーフルオロブタン、1,3−ジヨード−2
−クロロ−パーフルオロプロパン、1,5−ジヨード−
2,4−ジクロロパーフルオロペンタン、1,6−ジヨー
ドパーフルオロヘキサン、1,8−ジヨードパーフルオ
ロオクタン、1,12−ジヨードパーフルオロドデカン
及び1,16−ジヨードパーフルオロヘキサデカン、ジ
ヨードメタン、1,2−ジヨードエタンがあげられ、こ
れらは単独で使用してもよく、相互に組み合わせて使用
することもできる。好ましいジヨウ素化合物としては、
1,4−ジヨードパーフルオロブタンがあげられる。
【0025】本発明のエラストマーは、たとえば実質的
に無酸素下で、水媒体中にて、要すればジヨウ素化合物
の存在下に、VdF、PMPVE、さらに要すればTF
E、PMVE、エチレン、あるいはさらにヨウ素含有フ
ッ素化ビニルエーテルを加圧下で撹拌をしながらラジカ
ル乳化重合を行うことにより製造できる。
【0026】ラジカル重合に使用するラジカル重合用開
始剤は、従来から含フッ素エラストマーの重合に使用さ
れているものが使用できる。これら開始剤には有機・無
機の過酸化物ならびにアゾ化合物がある。典型的な開始
剤として過硫酸塩類、過酸化カーボネート類、過酸化エ
ステル類などがあり、好ましい開始剤として過硫酸アン
モニウム(APS)があげられる。APSはそれ単独でも
使用してもよく、またサルファイト類、亜硫酸塩類のよ
うな還元剤と組み合わせて使用することもできる。重合
時に添加される開始剤量は、できるだけ少量のほうが生
成するエラストマーの物性面(たとえば圧縮永久歪み、
引張強度など)から好ましい。ただし著しく少量の場
合、重合速度の低下により生産性を悪化させる要因とな
るため調整が必要である。通常はジヨウ素化合物1モル
に対して0.05〜0.5モル用いればよい。
【0027】本発明におけるラジカル重合は懸濁重合
法、乳化重合法、溶液重合法などで実施できるが、特に
懸濁重合法または乳化重合法により行なうのが好まし
い。乳化重合の場合、使用される乳化剤としては広範囲
のものが使用可能である。特に重合中に生ずる乳化剤分
子への連鎖移動反応を抑制する観点から、フルオロカー
ボン鎖またはフルオロポリエーテル鎖を有するカルボン
酸の塩類が望ましい。乳化剤の具体例としては
【0028】
【化2】
【0029】をあげることができる。乳化剤の使用量
は、添加された水の約0.05〜10重量%が好まし
く、特に0.1〜1.0重量%が好ましい。
【0030】また、PMPVEの乳化を助けるために、
補助剤として5フッ化プロパノール、2,2,3,3,
3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,3,3−テ
トラフルオロプロパノールなどの含フッ素アルコールを
加えてもよいし、マイクロフルイダイズ・インターナシ
ョナル社製のマイクロフルイダイズM−210E/Hモ
デル、(株)日本精機製作所製のゴーリンホモジナイザ
ーなどの高圧式のホモジナイザーを使用して強制的に乳
化してもよい。
【0031】重合温度は40℃以下が好ましい。40℃
よりも高いと得られる生成物が低分子量となり、液状を
呈することがあるなどエラストマー性が得られない。な
お、使用する開始剤の種類と還元剤の使用の有無によ
り、具体的に決定される。一般的には、0〜40℃の温
度が採用されるが、重合開始剤としてAPSと亜硫酸ナ
トリウムを採用する場合、5〜30℃の温度が好まし
い。
【0032】重合圧力としては、広い範囲が採用可能で
あるが、一般的には、10MPa以下、好ましくは2M
Pa以下が採用される。重合圧力は高い程重合速度は大
きくなるため、生産性の向上の観点から1.0MPa以
上であることが望ましい。ただ、液状モノマーであるP
MPVEの共重合量を大きくするためには、低圧領域
(0.2〜1・0MPa)にすることが好ましい。
【0033】重合時間は共重合モノマーの種類などによ
って異なるが、生産性の観点から3〜50時間が適当で
ある。
【0034】重合終了後は定法により凝析・乾燥工程を
経てエラストマーを回収する。その際、他のモノマーに
比べて高価な未反応PMPVEを回収するために、減圧
乾燥処理を行なってもよい。
【0035】かくして得られる本発明の加硫性の含フッ
素エラストマーは、種々の架橋源により架橋し、硬化
(加硫)させて加硫物とすることができる。架橋源として
は、放射線(α線、β線、γ線、電子線、X線など)、紫
外線などの高エネルギー電磁波も用いることができる
が、好ましくは有機過酸化物が用いられる。
【0036】したがって、本発明は前記の新規加硫性含
フッ素エラストマーと有機過酸化物と多官能不飽和化合
物からなる加硫用組成物にも関する。
【0037】有機過酸化物としては、一般には熱や酸化
還元系の存在で容易にパーオキシラジカルを発生するも
のがよく、たとえば1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)
−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメ
チルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイドα,α−ビス(t−ブチル
パーオキシ)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)−
ヘキシン−3、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチル
パーオキシベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベ
ンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシマ
レイン酸、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネ
ートなどを例示することができる。特に好ましいものは
ジアルキルタイプのものである。その中でも、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(ターシャリーブチルパーオキシ)
ヘキサンが特に好ましい。一般に活性−O−O−の量、
分解温度などを考慮して有機過酸化物の種類および使用
量が選定される。使用量は、0.05〜10PHR、好
ましくは0.1〜10PHR、より好ましくは1.0〜
5PHRである。
【0038】また、有機過酸化物を用いるときは、架橋
促進剤として多官能不飽和化合物を併用することにより
適切な加硫が実施できる。この多官能不飽和化合物は、
パーオキシラジカルとポリマーラジカルとに対して反応
活性を有するものであれば原則的に有効であって、特に
種類は制限されない。好ましいものとしては、トリアリ
ルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリア
クリルホルマール、トリアリルトリメリテート、N,N'
−m−フェニレンビスマレイミド、ジプロパギルテレフ
タレート、ジアリルフタレート、テトラアリルテレフタ
レートアミド、トリアリルホスフェート、CH2=CH
(CF26CH=CH2に代表されるビスオレフィン
(特開平9−124870号公報参照)などがあげられ
る。その中でも特に好ましいのはトリアリルイソシアヌ
レートである。使用量は、0.1〜10PHRが好まし
く、より好ましくは0.5〜5PHRである。
【0039】本発明の加硫用組成物には一般に使用され
る添加剤を適宜添加してもよい。そうした添加剤として
は、充填剤、補強剤、顔料、加工助剤などがあげられ
る。通常よく用いられる充填剤または補強剤として、無
機物ではカーボンブラック、TiO2、SiO2、クレー、
タルクなどが、有機物ではポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニルフルオラ
イド、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオ
ロエチレン/エチレン共重合体、テトラフルオロエチレ
ン/ビニリデンフルオライド共重合体などの含フッ素重
合体があげられる。
【0040】また、他のゴムなどを配合し共加硫しても
よい。このようなゴムとしては、シリコーンオイル、シ
リコーンゴム、エチレン/酢酸ビニル共重合体、1,2
−ポリブタジエン、フルオロシリコンオイル、フルオロ
シリコンゴム、フルオロホスファゼンゴム、ヘキサフル
オロプロピレン/エチレン共重合体、テトラフルオロエ
チレン/プロピレン共重合体、さらにはラジカル反応性
のある他の重合体が用いられる。これらの使用量につい
ては、特に制限はないが、耐寒性を目的とする場合は耐
寒性を損なう程度まで多くすべきではないのは当然であ
る。
【0041】加硫方法としては、通常のパーオキサイド
加硫法でよい。たとえばオーブンロール、粉体ミキサー
で混練するか、溶剤に溶解ないし分散させて分散混合し
た未加硫物を通常、120〜200℃の温度でプレス加
硫を5〜30分行ない、ついで150〜250℃温度で
1〜24時間オーブン加硫を行なう方法が例示できる。
【0042】本発明はさらに、加硫物にも関する。本発
明の加硫物は−45℃〜−30℃という低いTgを有し
ており、耐寒性に特に優れるエラストマー加硫物であ
る。したがって、本発明の加硫物は、耐熱性、耐油性、
耐薬品性、耐溶剤性などが要求される一般成形材料、シ
ーラント、接着剤、塗料などとしても当然使用できる
が、特に−40℃レベルの耐寒性が要求される自動車エ
ンジン燃料系のシール材を比較的安価に提供できる。シ
ール材としての特に好ましい形態は、O−リング、リッ
プタイプパッキン、オイルシール、ガスケット、V−リ
ングなどがあげられる。また、低温で稼働される化学プ
ラント、各種製造装置、分析装置などのシール材として
も有用である。
【0043】
【実施例】つぎに実施例をあげて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
【0044】実施例1 内容積123ml(実容積)のステンレススチール31
6製オートクレーブに、PMPVE5.0g、1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−141b)
25g、ビス(2,4,5−トリクロロパーフルオロヘ
キサノイル)パーオキサイド(DLP)のパーフルオロ
ヘキサン溶液(濃度20重量%)2.8gを仕込み、ド
ライアイス/アセトン液で冷却した後、系内をチッ素で
置換した。真空に減圧した後VdF3.9gを仕込み、
20℃にて振とうしながら反応を行なった。反応の進行
とともに系内の圧力(ゲージ圧)が0.50MPaから
55分後に0.40MPaに低下した。この時点で未反
応モノマーを放出し、反応生成物を80℃にて恒量にな
るまで真空乾燥して、本発明の含フッ素エラストマー
2.8gを得た。
【0045】このエラストマーを19F−NMRで分析し
たところ、モノマー単位組成はVdF80.5モル%/
PMPVE19.5モル%であった。GPCで測定した
数平均分子量は9700、重量平均分子量は36300
であった。また示差熱量計(DSC)で測定したTgは
−37℃であった。
【0046】実施例2 表1に示した重合条件および仕込みモノマー組成を採用
したほかは実施例1と同様にして本発明の含フッ素エラ
ストマーを製造した。得られた含フッ素エラストマーの
物性を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】実施例3 内容積123ml(実容積)のステンレススチール31
6製オートクレーブに、PMPVE3.0g、HCFC
−141b25g、DLPのパーフルオロヘキサン溶液
(濃度20重量%)1.9gを仕込み、ドライアイス/
アセトン液で冷却した後、系内をチッ素で置換した。真
空に減圧した後VdF2.5gおよびTFE0.2gを
仕込み、20℃にて振とうしながら反応を行なった。反
応の進行とともに系内の圧力(ゲージ圧)が0.38M
Paから22分後に0.36MPaに低下した。この時
点で未反応モノマーを放出し、反応生成物を80℃にて
恒量になるまで真空乾燥して、本発明の含フッ素エラス
トマー0.6gを得た。
【0049】このエラストマーを1H−NMRおよび19
F−NMRで分析したところ、モノマー単位組成はVd
F67.6モル%/TFE11.8モル%/PMPVE
20.6モル%であった。GPCで測定した数平均分子
量は9200、重量平均分子量は28800であった。
また示差熱量計(DSC)で測定したTgは−40℃で
あった。
【0050】実施例4〜6 表2に示した重合条件および仕込みモノマー組成を採用
したほかは実施例3と同様にして本発明の含フッ素エラ
ストマーを製造した。得られた含フッ素エラストマーの
物性を表2に示す。
【0051】同じ共重合モノマーの組み合せの共重合体
であっても、VdFの共重合比によってガラス転移点が
変化する。そのため、−45〜−30℃程度の範囲のガ
ラス転移点を示す。実施例4の共重合体は−30℃と比
較的高いガラス転移点を示すが、VdFの共重合比が相
対的に少なくTFEの共重合比が多いことから、耐溶剤
性に優れるという特徴を有するポリマーである。この共
重合比の範囲では、従来技術であるPMVEを用いる場
合と比較して、それぞれガラス転移点が10℃程度低く
なるものである。
【0052】
【表2】
【0053】
【発明の効果】本発明の含フッ素エラストマーはTgが
低く−40℃レベルの耐寒性に特に優れた加硫物を与え
ることができる。この加硫物は自動車エンジンの燃料系
用のシール材として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸根 充 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 Fターム(参考) 4F071 AA26 AA81 AA86 AH03 AH19 BC07 4J002 BD141 BE041 EA018 EB006 EH148 EK037 EK047 EK057 EK087 EP008 ER008 EW048 FD156 FD158 GJ02 GN00 4J100 AA02R AC24P AC26R AE09Q AE09R BA02Q BB07Q BB07R BB13Q BB18Q BB18R CA04 CA05 DA01 JA28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ化ビニリデン50〜85モル%およ
    びパーフルオロ(2−メトキシプロピルビニルエーテ
    ル)15〜50モル%の共重合組成からなり、数平均分
    子量が8000〜500000で重量平均分子量が20
    000〜1000000である含フッ素エラストマー。
  2. 【請求項2】 フッ化ビニリデン20〜85モル%、パ
    ーフルオロ(2−メトキシプロピルビニルエーテル)1
    5〜50モル%、ならびにテトラフルオロエチレン、パ
    ーフルオロ(メチルビニルエーテル)およびエチレンよ
    りなる群から選ばれる少なくとも1種を50モル%以下
    含む共重合組成からなり、数平均分子量が8000〜5
    00000で重量平均分子量が20000〜10000
    00である含フッ素エラストマー。
  3. 【請求項3】 ヨウ素原子を0.005〜1.0重量%
    含む請求項1または2記載の含フッ素エラストマー。
  4. 【請求項4】 フッ化ビニリデンおよびパーフルオロ
    (2−メトキシプロピルビニルエーテル)、またはフッ
    化ビニリデン、パーフルオロ(2−メトキシプロピルビ
    ニルエーテル)ならびにテトラフルオロエチレン、パー
    フルオロ(メチルビニルエーテル)およびエチレンより
    なる群から選ばれる少なくとも1種をラジカル共重合す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の含フッ素エ
    ラストマーの製造法。
  5. 【請求項5】 ジヨウ素化合物の存在下に請求項4記載
    のラジカル共重合を行なう請求項3記載の含フッ素エラ
    ストマーの製造法。
  6. 【請求項6】 重合温度40℃以下でラジカル共重合を
    行なう請求項4または5記載の含フッ素エラストマーの
    製造法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の含フッ素エラストマー1
    00重量部に対して、有機過酸化物0.05〜10重量
    部および多官能不飽和化合物0.1〜10重量部が配合
    されてなる加硫用含フッ素エラストマー組成物。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の加硫用含フッ素エラスト
    マー組成物を加硫成形して得られる加硫成形体。
  9. 【請求項9】 自動車エンジンの燃料系シール材である
    請求項8記載の加硫成形体。
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