JP2002114457A - エレベータの情報提供システム - Google Patents

エレベータの情報提供システム

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JP2002114457A
JP2002114457A JP2000312211A JP2000312211A JP2002114457A JP 2002114457 A JP2002114457 A JP 2002114457A JP 2000312211 A JP2000312211 A JP 2000312211A JP 2000312211 A JP2000312211 A JP 2000312211A JP 2002114457 A JP2002114457 A JP 2002114457A
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elevator
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JP2000312211A
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Masayoshi Fujiwara
將芳 藤原
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な乗員に対して情報を提供する。 【解決手段】 音声変換部44は、情報作成装置26及
び文字放送チューナ28から供給される種々の表示デー
タのうち、文字情報データを音声に変換する。各表示装
置36、40は表示データを表示し、表示データを表示
すると共に、スピーカ38、42は音声を出力する。さ
らに、運転状態検知部46は、エレベータの運転状態を
検知し、出力制御部48は、検知したエレベータの運転
状態に応じて、各表示装置36、40及び各スピーカ3
8、42に表示データと共に音声を出力する。一方、音
声出力設定部50は、表示データと共に音声を出力する
時間帯を設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの情報
提供システム、特に個々の乗員の機能障害等を考慮し情
報提供の方法を改良したエレベータの情報提供システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレベータは単なる移動手段とし
てばかりではなく、乗員が待ち時間や乗車時間を快適に
過ごすための各種装置を装備するように改良されてい
る。その中で、エレベータに表示装置を設け、画像、カ
メラ映像、文字放送等の各種の表示データを表示する情
報提供システムが普及しつつある。エレベータの乗員
は、このような情報提供システムにより待ち時間や乗車
時間中に、ビルのイベント情報等を得ることができる。
【0003】ここで、従来のエレベータの情報提供シス
テムについて図を参照し説明する。図3は、従来のエレ
ベータの情報提供システムの全体構成を示す図である。
【0004】図3に示すように、エレベータの乗員に対
して種々の情報を表示するため表示装置として、エレベ
ータかご60内には、かご内表示装置62が、また、か
ご外には、かご外表示装置64が設けられている。ま
た、エレベータかご60には、かご内の様子を撮影する
カメラ66が設けられている。各表示装置62、64
は、文字、画像、カメラ映像、文字放送等の各種の表示
データの表示を行う。
【0005】図3に示すように、文字、画像等の表示デ
ータの作成を行う情報作成装置68、文字放送チューナ
70が、情報出力装置72に接続され、情報出力装置7
2及びカメラ66の表示情報は出力制御装置74を介し
て、前述したかご内表示装置62、かご外表示装置64
に出力されている。
【0006】このような情報提供システムにおいて、情
報作成装置68は、文字、画像等の任意メッセージデー
タを作成し、また、任意メッセージデータ、文字放送、
カメラ映像等の表示データの表示時期、表示時間を設定
したスケジュールデータを作成する。情報出力装置72
は、情報作成装置68で作成された任意メッセージデー
タ及びスケジュールデータ、文字放送チューナ70から
の文字放送等を記憶し、スケジュールデータに基づい
て、任意メッセージデータ又は文字放送、カメラ66の
ON/OFF制御信号を出力制御装置74に出力する。
出力制御装置74は、情報出力装置72から任意メッセ
ージデータ又は文字放送が出力されている場合には、こ
れらの表示データをかご内表示装置62、かご外表示装
置64に出力する。一方、情報出力装置72からカメラ
66のON信号が出力されている場合には、カメラ66
で撮影するかご内映像を出力制御装置74を介して各表
示装置62、64に出力する。そして、各表示装置6
2、64は、これらの表示データを表示する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、表示データを各表示装置に表示することのみ
で情報の提供を行っていたので、個々の乗員の機能障害
等を考慮できないという問題があった。
【0008】例えば、乗員が視覚障害者や、視力の弱い
者の場合、表示装置に出力される表示データの内容を認
識することができない。また、車いすを利用して乗車し
た者は、エレベータかごの中では、車いすの方向を容易
に変えられない場合も多く、通常エレベータかごの扉側
に設けられているかご内表示装置を見ることができない
こともある。
【0009】更に、乗員に機能障害がない場合であって
も、エレベータの混雑時には、乗員は身動きが取りずら
くなり、他の乗員の影響で表示装置を見ることができな
い場合もある。
【0010】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めになされたもので、様々な乗員に対して確実に情報を
提供することができるエレベータの情報提供システムを
提供することを目的とする。
【0011】このために、本発明は、エレベータの運転
状態に応じて情報提供の方法を変え、乗員に対して効率
よく情報を提供するエレベータの情報提供システムを実
現することを目的とする。
【0012】更に、周囲の環境に応じて、表示データと
共に音声を出力する時間帯の設定可能な情報提供可能な
エレベータの情報提供システムを提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のエレベータの情
報提供システムは、エレベータの乗員に対して種々の表
示データの表示を行うエレベータの情報提供システムに
おいて、表示データのうち、文字情報データを音声に変
換する音声変換手段と、表示データと共に音声変換手段
で変換された音声を出力する出力手段と、を有すること
を特徴とする。
【0014】また、本発明のエレベータの情報提供シス
テムは、エレベータの運転制御部から運転状態を検知す
る運転状態検知手段と、運転状態検知手段が検知した運
転状態に応じて表示データ、音声の出力を制御する出力
制御手段と、を有し、運転状態として少なくとも通常運
転モードと身障者運転モードがあり、出力制御手段は、
運転状態検知手段が身障者運転モードを検知した場合に
出力手段に表示データと共に音声を出力する、ことを特
徴とする。
【0015】更に、本発明のエレベータの情報提供シス
テムの出力手段は、かご内に設けられたかご内出力手
段、を含み、出力制御手段は、身障者運転モードにおい
て、運転状態検知手段が身障者用かご呼び発生通知を検
知し身障者用かご呼び解除通知を検知後所定時間経過す
るまで、かご内出力手段に表示データと共に音声を出力
する、ことを特徴とする。
【0016】更に、本発明のエレベータの情報提供シス
テムの出力手段は、かご外に設けられたかご外出力手段
と、かご内に設けられたかご内出力手段と、を含み、出
力制御手段は、身障者運転モードにおいて、運転状態検
知手段が身障者用乗場呼び発生通知を検知し身障者用乗
場呼び解除通知を検知後所定時間経過するまで、身障者
用乗場呼び発生が生じた階のかご外出力手段に表示デー
タと共に音声を出力し、運転状態検知手段が身障者用乗
場呼び解除通知を検知し身障者用かご呼び解除通知を検
知後所定時間経過するまで、かご内出力手段に表示デー
タと共に音声を出力する、ことを特徴とする。
【0017】更に、本発明のエレベータの情報提供シス
テムは、表示データと共に音声を出力する時間帯を設定
する音声出力設定手段と、を有することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明
する。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係るエレベー
タの情報提供システムが設けられたエレベータの全体構
成を示す図であり、図2は、実施形態のエレベータの情
報提供システムの構成を示すブロック図である。まず、
情報提供システムの構成について説明し、次に情報提供
システムの動作について説明する。
【0020】情報提供システムの構成 図1に示すように、エレベータは、エレベータかご10
と釣り合いおもり12、そしてこれらの昇降駆動を行う
巻き上げモータ14と、この巻き上げモータ14の運転
を制御する運転制御部16で構成されている。エレベー
タ乗場にはエレベータかご10を乗場階に呼び寄せる乗
場呼び釦18が、エレベータかご10内には利用階を登
録するかご呼び釦20が設けられている。乗場呼び釦1
8及びかご呼び釦20は、上述した運転制御部16に接
続されている。
【0021】本実施形態においては、これら釦の他に、
エレベータ乗場には身障者用乗場呼び釦22が、エレベ
ータかご10内には身障者用かご呼び釦24が設けられ
ている。身障者用乗場呼び釦22及び身障者用かご呼び
釦24は、上述した運転制御部16に接続されている。
身障者用乗場呼び釦22及び身障者用かご呼び釦24の
操作により、後述する通常運転モードから身障者運転モ
ードに切り替えることができ、また、詳細については後
述するが、本実施形態の一態様として、これら身障者用
乗場呼び釦22及び身障者用かご呼び釦24の操作によ
り、表示データの表示と共に音声による情報提供が行わ
れる。
【0022】乗場呼び釦18、かご呼び釦20が操作さ
れると、それぞれ乗場呼び、かご呼びが発生し、これら
の乗場呼び、かご呼びが運転制御部16に通知される。
身障者用乗場呼び釦22、身障者用かご呼び釦24が操
作されると、それぞれ身障者乗場呼び、身障者用かご呼
びが発生し、これらの身障者用乗場呼び、身障者用かご
呼びが運転制御部16に通知される。これら乗場呼び、
かご呼びに応じて、運転制御部16は、巻き上げモータ
14に所望の電力を供給し、エレベータかご10を駆動
させる。乗場呼び、かご呼びに対して、エレベータかご
10が応答を完了した場合は、乗場呼びやかご呼びが解
除される。
【0023】本実施形態においては、エレベータは、通
常運転モード又は身障者運転モードで運転される。身障
者運転モードは、機能障害者例えば車いすを利用した者
の障害を考慮して、通常運転モードに比べてかご扉の開
時間を長くする、かご扉の閉まる速度を遅くする等でエ
レベータを運転する運転モードである。それぞれの運転
モードの切り替えは、乗場呼び又はかご呼びに応答する
場合には通常運転モードで、一方、身障者用乗場呼び又
は身障者用かご呼びに応答する場合には、身障者運転モ
ードで運転することができる。
【0024】次に、情報提供システムの構成について説
明する。
【0025】文字、画像等の任意メッセージデータの作
成を行う情報作成装置26、文字放送チューナ28が、
表示データの記憶等を行う情報出力装置30に接続さ
れ、情報出力装置30は出力制御装置32に接続されて
いる。エレベータかご10にはエレベータ内の様子を撮
影するカメラ34が設置され、カメラ34は、出力制御
装置32に接続されている。
【0026】情報作成装置26で作成された任意メッセ
ージデータ等の種々の表示データを出力する出力装置と
して、エレベータかご10内には、かご内表示装置36
及びかご内スピーカ38が、また、かご外(例えば、エ
レベータ乗場等)には、かご外表示装置40及びかご外
スピーカ42が設置されている。
【0027】情報出力装置30及びカメラ34の表示情
報は出力制御装置32を介して各出力装置36、38、
40、42に出力されている。
【0028】情報作成装置26は、文字、画像等の任意
メッセージデータを作成する。また、情報作成装置26
は、任意メッセージデータ、文字放送、カメラ映像等の
表示データの表示時期、表示時間を設定したスケジュー
ルデータを作成する。
【0029】文字放送チューナ28は、文字放送の表示
データとして文字放送映像及び文字放送内容データを受
信する。
【0030】情報作成装置26で作成された任意メッセ
ージデータ、スケジュールデータ及び文字放送チューナ
28で受信される文字放送映像、文字放送内容データ
は、情報出力装置30に供給される。
【0031】情報出力装置30は、情報作成装置26、
文字放送チューナ28から供給される表示データを変
換、記憶、出力制御装置32に出力を行うが、本実施形
態において特徴的なことは、図2に示すように、さらに
音声変換部44が設けられていることである。
【0032】音声変換部44は、情報作成装置26及び
文字放送チューナ28から供給される種々の表示データ
のうち、文字情報データを音声に変換する。すなわち、
音声変換部44は、情報作成装置26で作成された任意
メッセージデータのうち、文字情報データを音声に変換
する。また、音声変換部44は、文字放送チューナ28
から供給された文字放送内容データを音声に変換する。
その他、情報出力装置30は、情報作成装置26で作成
された任意メッセージデータを任意メッセージ画像に変
換する。情報出力装置30は、上述した変換された表示
データ及び音声を記憶する。なお、情報作成装置26で
作成されたスケジュールデータ及び文字放送チューナ2
8で受信される文字放送映像はそのまま記憶される。
【0033】情報出力装置30は、スケジュールデータ
に基づいて、情報出力装置30に記憶された任意メッセ
ージ画像及びその音声又は文字放送映像及びその音声を
出力制御装置32に出力すると共に、カメラ34のON
/OFF制御信号を出力制御装置32に出力する。
【0034】出力制御装置32は、情報出力装置30か
ら任意メッセージ画像及びその音声又は文字放送映像及
びその音声が出力されている場合には、各表示装置3
6、40及びスピーカ38、42にこれらの表示データ
と共に音声を出力する。
【0035】そして、各表示装置36、40は表示デー
タを表示し、表示データの表示と共に、スピーカ38、
42は音声変換部44で変換された音声を出力する。
【0036】更に、図2に示すように、出力制御装置3
2には、運転制御部16からのエレベータの運転状態を
検知する運転状態検知部46と、この運転状態検知部4
6が検知した運転状態に応じて表示データ、音声の出力
を制御する出力制御部48と、表示データと共に音声を
出力する時間帯を設定する音声出力設定部50と、が構
成されている。これにより、エレベータの運転状態に応
じて情報提供の方法を変え、乗員に対して効率よく情報
を提供することができる。
【0037】図1、図2に示すように、運転制御部16
と出力制御装置32は接続されている。運転制御部16
は、エレベータの運転状態を運転状態検知部46に通知
する。運転状態検知部46は、その通知によりエレベー
タの運転状態を検知する。運転状態検知部46は、例え
ば、身障者用乗場呼び釦22、身障者用かご呼び釦24
の操作による身障者用乗場呼び、身障者用かご呼び発生
及びその解除等を検知する。
【0038】出力制御部48は、運転状態検知部46が
検知した運転状態に応じて表示データ、音声の出力を制
御する。例えば、出力制御部48は、運転状態検知部4
6が身障者運転モードを検知した場合には、各表示装置
36、40及びスピーカ38、42に表示データ及び音
声の出力を行う。通常運転モードを検知した場合には、
各表示装置36、40に表示データの出力のみを行う。
本発明の他の出力パターンについては、情報提供のシス
テムの動作で後述する。
【0039】音声出力設定部50は、表示データと共に
音声を出力する時間帯を設定する。本実施形態の情報提
供システムは、表示データと共に音声を出力すること
で、乗員に様々な情報を提供する。しかし、深夜、エレ
ベータ付近で他の音声アナウンスが流されている場合
等、音声を出力させたくない場合がある。このような場
合、音声出力設定部50で、表示データと共に音声を出
力する時間帯を予め設定することができる。
【0040】音声出力設定部50に表示データと共に音
声を出力する時間帯が設定されると、設定された時間帯
のみ、出力制御装置32は、各表示装置36、40及び
各スピーカ38、42に表示データ及び音声を出力す
る。そして、各表示装置36、40は表示データを表示
し、表示データを表示すると共に、各スピーカ38、4
2は音声を出力する。
【0041】情報提供システムの動作 次に、通常運転モードと身障者運転モードでの情報提供
システムの動作について説明する。
【0042】通常運転モードにおいて、音声変換部44
は、情報作成装置26、文字放送チューナ28から供給
される種々の表示データのうち、文字情報データを音声
に変換し、情報出力装置30は、スケジュールデータに
基づき、出力制御装置32に表示データ及び音声を出力
している。しかし、通常運転モードでは、出力制御部4
8は、表示装置36、40に表示データを出力し、音声
の出力は行わない。表示装置36、40は表示データを
出力し、情報を提供している。
【0043】次に、身障者運転モードでの情報提供につ
いて説明する。
【0044】身障者運転モードにおいても、音声変換部
44は、情報作成装置26、文字放送チューナ28から
供給される種々の表示データのうち、文字情報データを
音声に変換し、情報出力装置30は、スケジュールデー
タに基づき、出力制御装置32に表示データ及び音声を
出力している。
【0045】なお、以下で説明するような音声を出力し
て情報提供が必要な場合に、適宜表示データのうち文字
情報データを音声変換し、音声のみ出力しても、あるい
はデータ表示と共に出力してもよい。すなわち、運転状
態検知部46が、身障者運転モードを検知した場合に、
音声変換部44は、情報作成装置26、文字放送チュー
ナ28から供給される種々の表示データのうち、文字情
報データを適宜音声に変換し、情報出力装置30は、出
力制御装置32に表示データ及び音声の両者を出力する
ことができる。
【0046】エレベータの運転モードは、身障者用乗場
呼び釦22又は身障者用かご呼び釦24の操作により、
通常運転モードから身障者運転モードに切り替わる。身
障者用乗場呼び釦22又は身障者用かご呼び釦24が操
作されると、身障者用乗り場呼び又は身障者用かご呼び
が発生し、運転制御部16は、運転状態検知部46に身
障者用乗り場呼び又は身障者用かご呼び発生を通知す
る。この通知により、運転状態検知部46は身障者用運
転モードを検知する。これにより、出力制御部48は、
表示装置36、40及びスピーカ38、42に表示デー
タ及び音声を出力する。表示装置36、40は表示デー
タを出力し、表示データを表示すると共に、スピーカ3
8、42は音声を出力する。
【0047】この結果、エレベータの運転状態に応じ
て、すなわち身障者運転モード時に表示データ及び音声
の出力による情報提供をすることができる。
【0048】更に、本実施形態においては、以下で説明
するように、特定の出力装置へのデータ表示及び音声出
力を適宜切り替えて情報提供している。
【0049】まず、身障者用かご呼び釦24が操作され
た場合の動作について説明する。
【0050】身障者用かご呼び釦24が操作された場
合、乗員に効率よく情報提供をするため、かご内の出力
装置に表示データ及び音声の出力により情報提供する。
【0051】身障者用かご呼び釦24が操作されると、
身障者用かご呼びが発生し、出力制御部48は、かご内
表示装置36及びかご内スピーカ38に表示データ及び
音声を出力する。この時、出力制御部48は、かご外表
示装置40には表示データの出力を行うが、かご外スピ
ーカ42には音声の出力を行わない。
【0052】次に、エレベータかご10が身障者用かご
呼び発生が生じた階に到着すると、身障者用かご呼びが
解除される。身障者用かご呼び解除通知を検知してから
所定時間経過後(例えば、5秒後)、出力制御部48は
かご内スピーカ38への音声の出力を終了し、表示装置
36は表示データの表示のみに戻る。
【0053】このように、身障者用かご呼びが発生した
場合に、かご内表示装置36及びかご内スピーカ38が
表示データ及び音声の出力をすることとしたので、音声
での情報提供が必要な乗員に効率よく情報提供をするこ
とができる。
【0054】以上、身障者用かご呼び釦24が操作され
た場合について説明したが、乗員が乗場にいる時点で身
障者用乗場呼び釦22を操作した場合は、乗場での待ち
時間中及びエレベータかごの乗車時間中に表示データの
表示及び音声の出力による情報が提供される。
【0055】以下、身障者用乗場呼び釦22が操作され
た場合の動作について説明する。
【0056】身障者用乗場呼び釦22が操作されると、
身障者用乗場呼びが発生し、出力制御部48は、乗場呼
び発生が生じた階のかご外表示装置40及びかご外スピ
ーカ42に表示データ及び音声を出力する。これによ
り、乗員のエレベータの待ち時間中に表示データを表示
すると共に音声による情報提供を行うことができる。一
方、この時、出力制御部48は、かご内表示装置36に
表示データの出力を行うが、かご内スピーカ38には音
声の出力を行わない。
【0057】そして、エレベータかご10が身障者用乗
場呼び発生が生じた階に到着すると、出力制御部48
は、所定時間経過後(例えば、5秒後)、かご外スピー
カ42の音声の出力を終了する。一方、出力制御部48
は、運転状態検知部46の身障者用乗呼び解除通知の検
知により、かご内表示装置36及びかご内スピーカ38
に表示データ及び音声の出力を開始する。
【0058】乗員が、乗場からエレベータかご10に乗
り、乗員が希望する階のかご呼びが既に発生している
と、乗員が、身障者用かご呼び釦24を操作しないた
め、身障者用かご呼びが発生しない場合がある。このよ
うな場合には、乗員がいずれの階で降車するか不明なの
で、エレベータかご10が最上の呼び階又は最下の呼び
階に到着し、そのかご呼びに対して応答を完了したとき
に身障者用かご呼びが解除されたものとする。
【0059】従って、エレベータかご10が最上の呼び
階又は最下の呼び階に到着するまで、出力制御部48
は、かご内表示装置36及びかご内スピーカ38に表示
データ及び音声の出力を継続する。エレベータかご10
が最上の呼び階又は最下の呼び階に到着し、そのかご呼
びすなわち、身障者用かご呼びに対して応答を完了する
と、所定時間経過後(例えば、5秒後)、出力制御部4
8はかご内スピーカ38への音声の出力を終了する。
【0060】一方、乗員が、乗場からエレベータかご1
0に乗り、身障者用かご呼び釦24を操作した場合は、
上述した場合と同様の動作を行えばよい。
【0061】このように、身障者用乗場呼びが発生した
場合に、エレベータかご10の運転状態を運転状態検知
部46に通知し、表示装置36、40及びスピーカ3
8、42に表示データ及び音声の出力を切り替えたの
で、乗員の待時間中、乗車時間中に、効率よく音声での
情報提供をすることができる。
【0062】なお、上述した動作において、音声出力設
定部50で、表示データ及び音声を出力する時間帯が設
定されている場合には、出力制御装置32は、その時間
帯のみ表示装置36、40及びスピーカ38、42に表
示データ及び音声を出力する。
【0063】また、上述した動作において、身障者用か
ご呼び又は身障者用乗場呼びの他に通常のかご呼び又は
通常の乗場呼びが発生している場合には、他の乗員の会
話等を考慮し表示データの表示のみで情報提供する構成
としてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
種々の表示データのうち、文字情報データを音声に変換
し、表示データを表示すると共に音声を出力することと
したので、例えば機能障害等の乗員に対して情報を提供
することができる。
【0065】また、本発明によれば、エレベータの運転
状態に応じて情報提供の方法を変え表示データを表示す
ると共に音声を出力することとしたので、乗員に対して
効率よく情報提供をすることができる。
【0066】更に、本発明によれば、表示データを表示
すると共に音声を出力する時間帯を設定することしたの
で、周囲の環境に応じて情報提供をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るエレベータの情報提
供システムが設けられたエレベータの全体構成を示す図
である。
【図2】 実施形態のエレベータの情報提供システムの
構成を示すブロック図である。
【図3】 従来のエレベータの情報提供システムの全体
構成を示す図である。
【符号の説明】
26 情報作成装置、28 文字放送チューナ、30
情報出力装置、32出力制御装置、34 カメラ、36
かご内表示装置、38 かご内スピーカ、40 かご
外表示装置、42 かご外スピーカ、44 音声変換
部、46 運転状態検知部、48 出力制御部、50
音声出力設定部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの乗員に対して種々の表示デ
    ータの表示を行うエレベータの情報提供システムにおい
    て、 前記表示データのうち、文字情報データを音声に変換す
    る音声変換手段と、 前記表示データと共に前記音声変換手段で変換された音
    声を出力する出力手段と、 を有することを特徴とするエレベータの情報提供システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータの情報提供
    システムにおいて、 エレベータの運転制御部から運転状態を検知する運転状
    態検知手段と、 前記運転状態検知手段が検知した運転状態に応じて表示
    データ、音声の出力を制御する出力制御手段と、 を有し、 前記運転状態として少なくとも通常運転モードと身障者
    運転モードがあり、前記出力制御手段は、運転状態検知
    手段が身障者運転モードを検知した場合に前記出力手段
    に表示データと共に音声を出力する、 ことを特徴とするエレベータの情報提供システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のエレベータの情報提供
    システムにおいて、 前記出力手段は、かご内に設けられたかご内出力手段、 を含み、 前記出力制御手段は、前記身障者運転モードにおいて、
    前記運転状態検知手段が身障者用かご呼び発生通知を検
    知し身障者用かご呼び解除通知を検知後所定時間経過す
    るまで、前記かご内出力手段に表示データと共に音声を
    出力する、 ことを特徴とするエレベータの情報提供システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のエレベータの情報提供
    システムにおいて、 前記出力手段は、かご外に設けられたかご外出力手段
    と、かご内に設けられたかご内出力手段と、 を含み、 前記出力制御手段は、前記身障者運転モードにおいて、
    前記運転状態検知手段が身障者用乗場呼び発生通知を検
    知し身障者用乗場呼び解除通知を検知後所定時間経過す
    るまで、身障者用乗場呼び発生が生じた階の前記かご外
    出力手段に表示データと共に音声を出力し、前記運転状
    態検知手段が身障者用乗場呼び解除通知を検知し身障者
    用かご呼び解除通知を検知後所定時間経過するまで、前
    記かご内出力手段に表示データと共に音声を出力する、 ことを特徴とするエレベータの情報提供システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のエレ
    ベータの情報提供システムにおいて、 表示データと共に音声を出力する時間帯を設定する音声
    出力設定手段と、 を有することを特徴とするエレベータの情報提供システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103224174A (zh) * 2013-05-17 2013-07-31 江苏莫洛克新材料科技有限公司 一种电梯智能语音媒体系统
CN104071656A (zh) * 2014-06-25 2014-10-01 日立电梯(中国)有限公司 电梯及其运行控制方法

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