JP2002113844A - 長いうねりが生じない印刷装置に用いられる切断見当、及び/又は、色見当(位置見当)のための予備設定値の算出 - Google Patents
長いうねりが生じない印刷装置に用いられる切断見当、及び/又は、色見当(位置見当)のための予備設定値の算出Info
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Abstract
よって、最適の予備設定を行うことができ、手動による
操縦や、機械的な調節を必要としない、長いうねりが生
じない印刷装置のための切断見当、及び/又は、色見当
(位置見当)に用いられる予備設定データを算出するこ
とのできるロール紙輪転オフセット印刷機を提供する。 【解決手段】 センサ32〜39を用いてそのつど印刷
の仕様に要求されるウェブ長が算出され、これらの値に
基づき印刷に関与する胴20,21,22,23の予備
設定値が計算されるようにした。
Description
分おいて書き部に記載のロール紙輪転オフセット印刷機
に関する。
長いうねりが生じない印刷機は、既に、Siemens-Zeitsc
hrift 51(1977)5号,387-394頁、及び雑誌「Zeitungste
chnik」,1991年12月,78-80頁に記載されている。これ
ら従来の印刷機では、いずれも、版銅に独立した駆動モ
ータが設けられて駆動される。印刷装置は、角度、なら
びに見当の制御機構までは備えている。しかしながら、
これらの先行技術においては、例えば、異なる印刷仕様
に対する異なるウェブ径路の場合等において、印刷に関
与する胴をどのように予め調整しておくことかについて
の可能性が明確にされていない。明らかに、印刷運転
中、又は、被印刷材料ウェブの搬送に際して、従来の見
当制御機構を用いて印刷胴の角度位置の調整が行われ
る。これは、運転開始時における印刷損紙を増やす原因
となる。というのも、印刷途中での調節速度は非常にゆ
っくりとしたものにならざるを得ないからである。調節
速度が速すぎると、ウェブが裂けたり、撓みによる輪が
印刷装置間にできたりしてしまうであろう。斯かる事態
は、さらに、印刷胴の一つにウェブが巻き付く危険と表
裏一体の関係にある。ウェブ径路が一つの場合の運転の
際には、切断胴の角度位置の変更によって切断見当を変
更できる。運転中、切断ローラの回転角は、切断見当制
御機構によって操作される。ウェブ径路が複数の場合の
運転の際には、切断見当に合わせ、全てのウェブの印刷
装置が設定されなければならない。切断胴の回転角位置
は、この意味で、基準となるマスターであって、個々の
印刷装置の胴の角度位置は、これに合わせて調整されな
ければならない。切断胴に対する最適な印刷胴の回転角
位置の調整は、運転中、切断見当制御機構によってまか
なわれる。
うに、所望のウェブガイドを選択しながら行う印刷運転
の際には、ウェブガイドの取り換えに伴って、印刷に関
与する胴の必要とされる回転角度位置が大きく変わって
しまう。独国特許第44 30 693号公開公報より、予備設
定値を用いる技術がすでに知られている。この技術によ
れば、異なるウェブ径路、及び/又は生産される印刷物
の外形(切断見当)に合わせた調整を行う目的で、印刷
に関与している胴を色見当(位置見当)や切断見当のた
めに予備設定することが可能になる。この結果、印刷
機、又は印刷機のための制御機構の構成がより簡易なも
のとなり、印刷機の運転開始時毎における印刷損紙の発
生が減少する。
に鑑みてなされたものであって、とくに、印刷工程の開
始時前に、駆動モータの操作によって、最適の予備設定
を行うことができ、手動による操縦や、機械的な調節を
必要としない、長いうねりが生じない印刷装置のための
切断見当、及び/又は、色見当(位置見当)に用いられ
る予備設定データを算出することを目的とする。
求項1の特徴により解決される。本発明のさらなる発展
態様、及びさらなる実施態様は、下位請求項、及び、図
面を用いた詳細な説明により与えられる。図面におい
て、本発明の優れた一実施例が概略的に示される。
置もしくは印刷部の相互の、そして、これら印刷装置も
しくは印刷部の切断エッジに対する、いわゆる「距離の
測定」がなされることを特質とする。そのつど印刷装置
から切断装置の切断エッジに至るウェブ長を介して、最
適の回転角設定が与えられる。オンライン算出(計算)
により、切断胴の当座の角度設定に基づいて、そのつ
ど、有効ないしは必要な印刷胴の回転角設定が算出され
る。独立駆動メカニズムを介して、個々の印刷胴は、印
刷工程の開始の前に、別個に、予め与えられた、あるい
は、計算された回転角位置に設定可能とされている。
料、又は被印刷ウェブの引き込みの際には、以下のよう
にして行われる。
紙の道のりが引き込み工程の間連続的に算出されるので
ある。この算出には、この目的にふさわしい測定装置が
使用される。被印刷材料、又は引込装置に付されたマー
クが、印刷装置及び切断装置に設けられたセンサーによ
って認識される。これらのセンサーは、個々の印刷装置
の印刷部及び切断装置の切断エッジに対して、既知の距
離だけ離間されて設けられる。ウェブの引き込み工程の
際には、そのつど該当する順序で、そのつど選び出され
た幾つかの印刷装置を、ウェブ引込装置、及び被印刷材
料が通り過ぎる。同時に、それに伴うウェブ径路の道の
りが読み出される。このような方法により、そのつどウ
ェブ長に基づいて、これら印刷装置の相互の間の実際の
距離、そして、これら印刷装置の切断エッジまでの実際
の距離がそのつど算出される。ある印刷装置の代わりに
他の印刷装置が用いられ、稼動状態に置かれるならば、
それに対応して他のウェブ長が有効になる。
上で、切断胴の回転角設定に基づいて、そのつど有効な
印刷胴の回転角の設定に還元される。ウェブは、とく
に、最新のロール紙輪転印刷機において事実上標準とな
っているように、ウェブ引込装置によって引き込まれ
る。上記マークは、例えば、光学的に読み取り可能とさ
れた黒色、かつ、貼着可能な細長のストリップ状の形状
とされ、上記引込装置か、あるいは、直接上記被印刷材
料かのどちらかに付設することができるものである。
後でも、印刷運転中に被印刷材料が伸びてしまうことが
よくある。このため、印刷運転に用いられる標準値に若
干のずれが生じうる。このずれの因子は、選ばれた被印
刷材料に対しては、常に似通った値となる。このため、
本発明は、このずれに対する補正を自動的に組み込むこ
とができ、あるいは、考慮に入れることができるという
優れた特徴を備えている。
材料を用いる限り、実際のウェブ値にのみ依存するた
め、都合の良いことに、これらの値を必要に応じて短時
間だけ保存しておくだけではなく、長期に亘って保存し
ておき、同じ印刷仕様が繰り返される場合、選択された
ウェブ径路に応じて、自動的にこれらの値を利用するこ
とも可能となる。このようにして、印刷の開始前に、印
刷工程に関与する全ての印刷胴の相互の、あるいは、こ
れらの印刷胴の切断胴に対する回転角設定が行われる。
に基づき詳述する。
印刷ユニット5,6、及び印刷ユニット7,8が積み重
ねられた配置で示されている。印刷ユニット3の上方に
は、さらに印刷ユニット4が示されている。このような
全体の配置によって、図中、符号10によって示された
ロール紙オフセット輪転印刷機が構成されている。
あるいは、5ないし6といった形態で、もっと簡潔に構
成された印刷機にも応用可能である。また、本発明の範
疇には、印刷ユニットが異なる構成を有するものも含ま
れている。例えば、印刷ユニットが、上下に四つ配置さ
れたいわゆるブリッジ型の印刷ユニットないしは印刷装
置といった形態を有する場合である。このような4階建
てのタワー印刷機はまた、上下、あるいは横に複数配置
されるものであってもよい。もっとも、このような場合
には、図に示された印刷ユニット1〜8は、90°だけ
回転されなければならない。また、この場合、印刷が施
される被印刷材料ウェブは、そのつど印刷の仕様に応じ
て、複数の可能な径路を、水平、及び/又は垂直に、印
刷ユニット、印刷装置、あるいは印刷タワーを通るよう
に導くことができるものとされる。
通常、印刷ユニットは、少なくとも一つの印刷装置から
なり、印刷装置というものは、よく知られているよう
に、また、版銅及びゴム胴を備えている。それで、ここ
で示され、記述された実施形態において、印刷ユニット
1〜8は、全て、二つ積み重ねて配置された印刷装置か
ら各々構成されている。ここで、印刷ユニット1〜8毎
に、上側の印刷装置は、印刷が施されるウェブに対して
上方に配置され、下側の印刷装置は、上記ウェブに対し
て下方に配置されている。
構(切断装置)9が示されている。この二つの胴のう
ち、上側のものは刃胴とされ、この刃胴によって、この
一対の胴の間に導かれる被印刷材料ウェブが切断される
ように構成されている。
ロール繰り出し部11,12,13とされた三つのロー
ル紙交換装置が用いられている。これらロール解き部1
1,12,13から、印刷ユニット1〜3ないしは1,
2及び4、ならびに、印刷ユニット5及び6、そして、
7及び8に、それぞれ被印刷材料14,15,16が供
給される。印刷ユニット1〜8に水平に通された被印刷
材料ウェブ14〜16の個々の印刷が終わると、これら
被印刷材料ウェブ14〜16は、一つにまとめられるよ
うに導かれ、所望の印刷製品が得られるように、切断機
構9において、予め調整された位置で切断される。
刷材料ウェブ14〜16に、ウェブ径路計測装置17,
18,19が設けられている。これらウェブ径路計測装
置17,18,19には、センサーが設けられているこ
とが望ましい。これらのセンサーにより、被印刷材料ウ
ェブ上に付されたマークがそれぞれ検出され、これによ
り、引き込み工程の間、印刷紙の道のり(ウェブ長)が
連続的に把握できる。
上述した構成を、印刷ユニット1についてのみ詳述す
る。印刷ユニット1は、上側の印刷装置が版銅20、及
びゴム胴21を備え、下側の印刷装置が版銅23、及び
ゴム胴22を備えて構成されている。これらの符号は、
他の全ての印刷ユニット、及び印刷装置に一貫してあて
はまるものである。
に沿って導くため、ウェブ案内ロール24〜31が設け
られている。さらに、センサー32〜39が、印刷装置
に隣接する位置、あるいは、印刷装置、ないしは、互い
に隣り合うゴム胴(例えば21,22)の間にある印刷
部に対して予め定められた距離だけ離れた位置に設けら
れている。なお、印刷部とは、二つのゴム胴の当接し合
う部位を指している。また、さらに、センサー40が、
切断装置9から予め定められた所定の距離だけ前方に離
れた位置に設けられている。
側の版銅のための駆動モータ41,42が示されてい
る。もちろん、全ての版銅、及び/又は、全てのゴム胴
にも独立した駆動モータが配設されていてもよく、ある
いは、印刷装置7に示されているように、版銅20又は
23のみにそれぞれ駆動モータが設けられ、例えば平歯
車を介する等、駆動力を機械的に伝達する機構を介して
(この明細書中、単に駆動力伝達するとのみ記す場合も
ある)対応するゴム胴21,22を駆動できるようにし
てもよいことは言うまでもない。また逆に、ゴム胴2
1,22に駆動モータ41,42が設けられ、これら駆
動モータ41,42の駆動力を例えば平歯車を介させる
等して隣接する版銅を駆動するようにしてもよい。さら
に、印刷ユニット1〜8のそれぞれに、一つの駆動モー
タだけを配置することも可能である。つまり、駆動され
る胴に、例えば上述した如く平歯車等を介して他の三つ
の胴を機械的に接続した状態にするのである。もっと
も、この場合には、本発明を用いることができるのは、
印刷ユニット1〜8毎に駆動モータを用い、切断見当の
み予備設定することができるという範囲に留まる。
るためには、最低でも、ゴム胴−版銅の対のそれぞれ
に、一つの駆動モータが設けられていなければならな
い。この類の駆動機構の構成は、本願において引用され
た独国特許第44 30 6931号公開公報に開示された従来技
術に見られる。
は、各々、一つないしは複数の数値計算ユニットならび
にメモリユニットを用いて操作される。これら数値計算
ユニットならびにメモリユニット内においては、走査さ
れた数値、もしくは、センサによって検出される数値の
処理を行うことができ、モータ操作部44に入力するこ
とができるように構成されており、これらの数値によっ
て、印刷に関与する胴、又は配設されたモータが個々に
操作されるようになっている。数値計算ユニットならび
にメモリユニットは、単に概略的に符号43によって図
に示されている。
いしは印刷部から、センサまでのウェブ径路の長さは、
それぞれ符号45によって示されている。これに対し、
印刷装置1〜8の間の距離は、それぞれ符号46〜47
によって識別されている。単に概略的に一点鎖線で示さ
れ、符号58が付されているのは、新しい印刷機にはご
く普通に用いられているようなウェブ引込装置である。
このウェブ引込装置は、通常、引き込まれるウェブの引
込径路の側方に平行に延びており、必要となる印刷の仕
様に対して最大限異なるウェブガイドの径路を可能なら
しめるために、多数の分岐点を有している。符号35,
49,55は、引入装置を示す。
1〜13には、各々、被印刷材料ウェブ14〜16の近
くにウェブ径路計測装置が設けられており、このウェブ
径路計測装置を用いて、引き込み工程の間、印刷紙の道
程が連続的に検出される。ウェブに付されたマークは、
それぞれ、印刷装置1〜8に設けられたセンサ32〜3
9ならびに切断装置9の前方に設けられたセンサ40の
うちの一つのセンサによって認識される。これらのセン
サは、個々の印刷ユニット1〜8、ないしは、ゴム胴の
接触点によって形成される印刷部に対して、そして、切
断装置9における切断エッジに対して、既知の距離だけ
離間されて設けられている。ウェブの引き込み工程の際
には、そのつど有効な順序で、そのつど選び出された印
刷装置ないしは印刷ユニット1〜9を、ウェブ引込装置
58、及び被印刷材料14〜16が通り過ぎる。同時
に、それに伴うウェブ径路の道のりが計算回路ならびに
メモリ回路43によって検出される。このような方法に
より、これら印刷装置の相互の間の実際の距離、そし
て、これら印刷装置の切断装置9の切断エッジまでの実
際の距離がそのつど略計算によって算出される。つま
り、そのつどウェブ長に基づいて算出されるのである。
印刷ユニット3の代わりに印刷ユニット4が用いられる
と、ウェブ長47,48の代わりにウェブ長56,57
が有効になる。したがって、常に、計算回路、及びメモ
リ回路43を用いて、ウェブ長を計算することができ、
この結果から、印刷に関与する胴に関して、設定すべき
回転角位置を認識することができる。このウェブ長に対
して、印刷胴の周長を考慮した上で、切断胴の回転角設
定に基づいた、そのつど有効な印刷胴の回転角の設定が
決定される。はじめにも述べたように、より望ましく
は、印刷運転中の被印刷材料の伸びを補うために、算出
されたそれぞれの値に対して補正の因子が考慮されても
よい。
て、以下のことをも有するものである。すなわち、切断
見当、及び/又は、色見当のための予備設定値の計算や
算出に際して、構成上の制約から既知とされた印刷ユニ
ット又は印刷部の間の距離を用い、これらの距離から、
そのつど、ウェブが導かれる二つの印刷部の間におい
て、実際に必要なウェブ長を、場合によっては補正因子
を用いて算出することができるといったものである。こ
の原理によれば、センサを用いることは必要ではなく、
そのかわりに、本質的な考え方の基礎となるのは、好ま
しくは、ウェブ引込装置の分岐点の設定によって、使用
され、または、必要とされる経路であって、この径路ガ
イド値から、構成上の制約から得られる印刷機の個々の
構成要素の間の距離の値と結び付けることによって、か
つ、望むらくは、場合によっては、ウェブの伸び、ウェ
ブが長くなること等に対する補正値を取り入れることに
よって、印刷に関与する胴の予備設定を行うために、設
定値、換言すれば、回転角位置を算出することができ
る。この考え方は、独立した、かつ創意ある特徴を有し
ている。
以下のようなものである。すなわち、引込まれるウェブ
14に付されていて、そのつど例えばセンサ32等によ
って認識可能とされたマークが、印刷に関与する例えば
印刷装置1、又は胴21,22の間の印刷部に到達する
毎に、予備設定すべき、例えば胴20,23の駆動モー
タ41,42が操作されるか、あるいは、その実際の位
置が導かれるとともに、これらの操作に基づき、全ての
後方に配置された印刷に関与する印刷装置2,3におけ
る胴、又は、これらを駆動するモータが操作され、前記
マークが各印刷部ないしは印刷装置、又はこれらに配設
されたセンサを通過する際に、印刷装置2,3における
胴を(適切な周位置に)予備設定するようになってい
る。
ロール紙輪転オフセット印刷機の一例を示す概略構成図
である。
置) 20,21,22,23・・・胴(版銅,ゴム胴) 32〜39・・・センサ 41,42・・・モータ(駆動モータ) 43・・・メモリユニット 46〜57・・・ウェブ径路(切断径路) 58・・・ウェブ引込装置
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも一つの版銅ならびにゴム胴
と、少なとも一つの折目ユニットならびに駆動機構とし
て少なくとも一つの電機モータとを備えてなる印刷ユニ
ットを有し、当該印刷ユニット毎に、これらの胴の少な
くとも一つは、一つの独立した電機モータと駆動結合さ
れ、かつ、これらの胴は、選択的に、一つの独立した電
機モータによって直接的ないしは間接的に駆動される別
の胴と機構を介さず駆動結合されるか、あるいは、駆動
されない胴と歯車の噛合を介して機械的に駆動結合され
るかのどちらかとされており、異なるウェブ径路、及び
/又は、生産される印刷物の外形(長さ見当)に合わせ
た調整を行う目的で前記印刷ユニットを予備設定するた
め、調節すべき前記印刷装置の前記電機モータのモータ
制御機構が、入力側で計算ユニット及びメモリユニット
と結合されてなるロール紙輪転オフセット印刷機であっ
て、 切断見当、及び/又は、色見当(位置見当)のために、
そのつど印刷に関与する前記版銅、及び/又は、前記ゴ
ム胴(20,21,22,23)の回転角位置(周角度
位置)を予備設定するため、 各々の間に、印刷が施されるべきウェブ(14〜16)
が導かれる前記印刷ユニット(1〜8)の相互の間の距
離、及び/又は、前記印刷ユニット(1〜8)と切断装
置(9)との間の距離、あるいは、前記印刷ユニット
(1〜8)の前方に配置されたウェブ径路計測装置(1
4〜17)にそのつど基づいた距離(ウェブ径路長さ)
が確定されるよう構成されるとともに、これらの距離か
ら、そのつど印刷に関与する前記版銅、及び/又は、前
記ゴム胴(20〜24)の予備設定のための算出が行わ
れるように構成されていることを特徴とするロール紙輪
転オフセット印刷機。 - 【請求項2】 請求項1に記載のロール紙輪転オフセッ
ト印刷機において、印刷が施されるべき前記ウェブ(1
4〜16)には、走査可能なマークが付され、当該マー
クは、前記印刷装置(1〜8)に設けられたセンサ(3
2〜39)によって走査可能とされており、前記ウェブ
(17〜19)を印刷する二つの前記印刷ユニット(1
〜8)の間にあるウェブ切断径路を算出するように構成
されていることを特徴とするロール紙輪転オフセット印
刷機。 - 【請求項3】 請求項1に記載のロール紙輪転オフセッ
ト印刷機において、 異なるウェブ引込径路に沿って、前記センサ(32〜3
9)が配置され、これらのセンサ(32〜39)によっ
て、前記ウェブ(14〜16)を引き込むウェブ引込装
置(58)に付されたマークが走査可能とされており、
二つの選択された前記印刷ユニット(1〜8)の間のウ
ェブ径路(切断径路)(46〜57)がそのつど算出さ
れるように構成されていることを特徴とするロール紙輪
転オフセット印刷機。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
ロール紙輪転オフセット印刷機において、 印刷に関与する前記印刷ユニット(1〜8)(版銅、及
び/又は、ゴム胴)の前記回転角位置は、異なる前記ウ
ェブ径路、及び/又は、前記生産される印刷物の外形
(切断見当、色見当(位置見当))に合わせて調整を行
うため、印刷開始の前に設定され、印刷の間、切断見
当、及び、色見当(位置見当)が制御可能とされている
ことを特徴とするロール紙輪転オフセット印刷機。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
ロール紙輪転オフセット印刷機において、 前記計算ユニット及び前記メモリユニット(43)によ
って算出された値は、そのつど設定される前記モータ
(41,42)の前記モータ制御機構(44)に入力さ
れるように構成されていることを特徴とするロール紙輪
転オフセット印刷機。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
ロール紙輪転オフセット印刷機において、 前記印刷ユニット(1〜8)の前方には、マークを有し
た各ウェブ(14〜16)のためのウェブ計測装置(1
7〜19)が配置され、これらウェブ計測装置(17〜
19)から、それぞれの前記印刷ユニット(1〜8)
(印刷部)までの前記ウェブ径路が、前記印刷ユニット
(1〜8)に設けられた前記センサ(32〜39)を用
いて算出され、及び/又は、二つの前後に連続して配置
された前記センサ(32〜39)の間の前記ウェブ径路
が算出され、このウェブ径路から、そのつど印刷に関与
する版銅、及び/又は、ゴム胴の色見当のための回転角
位置が算出され、及び/又は、周位置設定(色見当)と
時間的に前後、もしくは、同時に必要とされる長さ見当
(切断見当)のための設定値が算出されるように構成さ
れていることを特徴とするロール紙輪転オフセット印刷
機。 - 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか1項に記
載のロール紙輪転オフセット印刷機において、 色見当、及び/又は、長さ見当のために算出された前記
設定値は、繰り返される印刷仕様に対して、そのつど印
刷に関与する前記印刷ユニット(1〜8)(版銅、及び
/又は、ゴム胴)をあらかじめ設定された角度位置に設
定するように、保存可能とされていることを特徴とする
ロール紙輪転オフセット印刷機。 - 【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項に記
載のロール紙輪転オフセット印刷機において、 構成上制限された、あるいは、予め与えられた当該ロー
ル紙輪転オフセット印刷機(10)の構成要素間の距離
が算出されるよう設けられるとともに、これらの算出さ
れた距離がある印刷の仕様のために必要とされる前記ウ
ェブガイド径路に応じて算術的(加算/減算)に繋げら
れように設けられ、異なるウェブ径路、及び/又は生産
される印刷物の外形(切断見当)に合わせる目的で、設
定すべき印刷に関与する胴の回転角位置が算定されるよ
うに構成されていることを特徴とするロール紙輪転オフ
セット印刷機。 - 【請求項9】 とくに請求項1または6に記載のロール
紙輪転オフセット印刷機において、 引込まれる前記ウェブ(14)に付されていて、そのつ
ど前記センサ(例えば32)によって認識可能とされた
マークが、印刷に関与する前記印刷装置(例えば1)、
又は前記胴(21,22)の間の前記印刷部に到達する
毎に、予備設定すべき前記胴(例えば20,23)の前
記駆動モータ(例えば41,42)が操作されるか、あ
るいは、前記胴の実際の位置が導かれるとともに、これ
らの操作に基づき、全ての後方に配置された印刷に関与
する前記胴(2,3における)、又は、これらを駆動す
る前記モータが操作され、前記マークが各前記印刷部な
いしは前記印刷装置、又は前記印刷装置に配設された前
記センサを通過する際に、前記胴(2,3における)を
(適切な周位置に)予備設定するように構成されている
ことを特徴とするロール紙輪転オフセット印刷機。
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