JP2002112746A - こんにゃく粉を含む即席飲料 - Google Patents

こんにゃく粉を含む即席飲料

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JP2002112746A
JP2002112746A JP2000341154A JP2000341154A JP2002112746A JP 2002112746 A JP2002112746 A JP 2002112746A JP 2000341154 A JP2000341154 A JP 2000341154A JP 2000341154 A JP2000341154 A JP 2000341154A JP 2002112746 A JP2002112746 A JP 2002112746A
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Toshio Imanaka
俊雄 今中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】健康食品として評価されるこんにゃく粉を、ゾ
ル状態で摂取できるようにし、かつ、加熱しても不快臭
が発生しない、というこんにゃく粉を含む即席飲料を提
供しようとするものである。 【解決手段】即席飲料に焙煎したこんにゃく粉を粉末の
状態で混入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、こんにゃく粉を粉
末の状態で混入した即席飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】こんにゃく粉に含まれるグルコマンナン
或いは精製物を混入した飲料に関する従来技術として
は、「高食物せんい含量の飲料」(特開平11−147
号公報)、「飲料」(特許公報第2789504号)な
どがあるが、前記「高食物せんい含量の飲料」は、こん
にゃくマンナンを粉末状こんにゃくの形で配合した飲料
に関する技術であり、「飲料」はこんにゃくの微細断裁
物を含有する飲料に関する技術である。従来技術に、こ
んにゃく粉を粉末の状態で混入した飲料はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こんにゃく粉をゾル状
で摂取した場合、つまり、粉末の状態で摂取した場合、
主成分であるこんにゃくマンナンが体内でゼリー状とな
り、煮こごりのようにまわりの物質を包み込み、コレス
テロールや中性脂肪などを体外に排泄する働きのあるこ
とが知られている。一方、こんにゃく粉は、水中に投じ
ると水分を吸収して膨潤し、ゾル状となりその粘度を高
めてゆく物性を有する。この粘度が高くなったゾル状物
は、食感が優れないうえこんにゃく粉に含まれるアミン
に由来する特有の臭みがある。また、こんにゃく粉の水
溶液やゾル状物は、加熱することにより臭みが増し不快
な臭いが発生する。この現象は、こんにゃく粉を湯で溶
いた場合にも同様に生じ、その不快臭は冷めても消失し
ない。上記事情などにより、従来技術は飲料にこんにゃ
く粉を粉末の状態で混入することによる健康上の効用を
知りつつも、味覚的、食感的見地からその採択は避けら
れてきたのである。本発明は、健康食品として評価され
るこんにゃく粉を、ゾル状態で摂取できるようにし、か
つ、加熱しても不快臭が発生しない、というこんにゃく
粉を含む即席飲料を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の即席飲料は、即席飲料に焙煎したこんにゃ
く粉を粉末の状態で混入する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、湯や水を注ぐことによ
り飲料として利用できる、いわゆる即席飲料に、焙煎し
たこんにゃく粉を粉末の状態で混入することにより実施
できる。例えば、インスタントココア(調整ココア)に
焙煎したこんにゃく粉を粉末の状態で混入することによ
り実施できるし、また、バナナパウダーに砂糖を加え、
焙煎したこんにゃく粉を粉末の状態で混入することによ
っても実施できる。また、包装の形態は、1回使用分毎
に小袋に封入したうえでパッケージに詰め携帯の利便性
を高めることが望ましい。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例を説明する。こんにゃ
く粉は、香ばしい香味がつくよう焙煎する。その目安は
焼き色や香りで判断することができ、黄粉色から油揚色
程度の焼き色に焙煎することが好ましく、香りは香ばし
い香りがする範囲内で焙煎することが好ましい。こんに
ゃく粉500gを十分熱した焙煎器で油揚色になるまで
約45秒焙煎した。こんにゃく粉の焙煎の時間は焙煎器
の温度やこんにゃく粉の量などにもより異なるが、この
テストケースでは、約25秒焙煎することにより黄粉色
に焙煎したこんにゃく粉が得られた。油揚色に焙煎され
たこんにゃく粉2gを150ccの熱湯に投じ、1分経
過後、フィルターを用いてゾル状物を取り除き、約10
0ccの抽出液を得た。この抽出液には香ばしい香りと
味があり、不快臭はなかった。また、香ばしい香りがす
る程度に焙煎したこんにゃく粉は、いずれのケースでも
抽出液には香ばしい香りと味があり、不快な臭いは発生
しなかった。焙煎していないこんにゃく粉で上記テスト
をしたところ、不快な臭いがし、その抽出液は冷まして
も不快な臭いが消えなかった。調整ココア(ココアパウ
ダーに甘味料等を加えたインスタントのココア飲料)約
24gに油揚色に焙煎したこんにゃく粉約1gを混ぜ、
請求項2に該当するこんにゃく粉を含む即席飲料を得
た。これに約150ccの湯を加え試飲した。不快臭は
なく、香ばしい香りがし、飲用感も良好であった。焙煎
していないこんにゃく粉で上記テストをしたところ、コ
コアにマスキングされるものの不快臭が感じとられ、後
口にも不快臭が残った。バナナパウダー(バナナチップ
を粉砕したもの)約24gに砂糖7gを加えて即席飲料
とし、これに油揚色に焙煎したこんにゃく粉1gを混
ぜ、請求項3に該当するこんにゃく粉を含む即席飲料を
得た。これに約150ccの湯を加え試飲した。匂いは
好感の持てる香ばしい香りがし、飲用感も良好であっ
た。焙煎していないこんにゃく粉で上記テストをしたと
ころ、不快臭が鼻につき、飲用の際に生理的嫌悪感を覚
え飲み下すのに抵抗感があった。
【0007】
【発明の効果】即席飲料にこんにゃく粉を粉末の状態で
混入することにより、こんにゃく粉をゾル状で摂取する
ことができるようになるので、コレステロールや中性脂
肪などを体外に排泄する効果が期待できる。こんにゃく
粉を粉末の状態で混入した飲料においては、その形態を
即席飲料とすることにより、こんにゃく粉に水分を含ま
せてから飲用するまでの時間が短くなるのでゾル状物の
粘度が余り高くならないと共に、ゾル状物の粘度が必要
以上に高くならないよう飲用者が攪拌等により調整でき
るので、粘度的に飲料としての適性を付与することがで
きる。(液体状の飲料にこんにゃく粉を粉末の状態で混
入した商品は、粘度が高くなりすぎるので市場で流通さ
せることができない)また、焙煎したこんにゃく粉を即
席飲料に混入することにより、湯や熱湯で飲む場合にも
不快臭が発生しなくなるので、こんにゃく粉を含む即席
飲料を実用的に提供することができる。また、焙煎した
こんにゃく粉を調整ココアやバナナパウダーに混入した
場合、特に相性がよく、味覚的にも飲用感的にも優れた
即席飲料が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 2/00 Q

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】即席飲料に焙煎したこんにゃく粉を粉末の
    状態で混入して作られたことを特徴とするこんにゃく粉
    を含む即席飲料。
  2. 【請求項2】即席飲料が調整ココアである特許請求の範
    囲第1項記載のこんにゃく粉を含む即席飲料。
  3. 【請求項3】即席飲料がバナナパウダーである特許請求
    の範囲第1項記載のこんにゃく粉を含む即席飲料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010608A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Uha Mikakuto Co Ltd プロポリス含有キャンディ
CN102960814A (zh) * 2012-11-19 2013-03-13 湖北一致魔芋生物科技有限公司 一种黑色魔芋膳食纤维固体饮料的制备方法
JP2016154461A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 味の素ゼネラルフーヅ株式会社 粉末状組成物及びスムージー様飲料

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