JP2004242614A

JP2004242614A - ダイエット健康飲料

Info

Publication number: JP2004242614A
Application number: JP2003037842A
Authority: JP
Inventors: Hidehiko Kato; 秀彦加藤
Original assignee: HOO SEIYAKU KK
Current assignee: HOO SEIYAKU KK
Priority date: 2003-02-17
Filing date: 2003-02-17
Publication date: 2004-09-02

Abstract

【課題】渋味や苦味を感ずることなく、何らの抵抗感がないとともに、長期間に亘る服用を十分期待することができ、ダイエット効果の高いダイエット健康飲料を提供する。
【解決手段】便通促進作用を有するエキス及び／又は利尿促進作用を有するエキスと、タピオカ及び／又はココナッツミルクが配合されてなる。
【選択図】なし

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、便通を促進させ又は利尿を促進させることによって、ダイエット効果を上げるために服用されるダイエット健康飲料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ダイエット健康飲料としては様々なものが提案され市場にも供給されている。例えば、お茶を主成分とされるとともに、食物繊維を含むエキスを添加することにより、便通を促進させ、或いは利尿作用を促進させることにより、ダイエット効果を高めるダイエット健康飲料が実施されている。また、ティーバッグ内に、例えば、お茶の葉や、粉末状となされたクコ，ハスの実等の材料を収納し、お湯を注ぐことにより、上記ティーバッグ内の材料から抽出されたエキスを服用するタイプのダイエット食品も実施されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のダイエット健康飲料乃至はダイエット健康食品では、お茶やその他の材料から抽出されたエキスには、タンニン等の渋味成分又は苦味成分が含有されているため、服用の際にはこれらによる心理的抵抗が強い。このため、長期間に亘って継続して服用されることがなく途中で断念され、結果的にダイエットを達成することができない場合が多い。また、場合によっては、上述した渋味成分や苦味成分を緩和するために、砂糖を添加した後に服用するケースも見られ、こうした服用方法では、ダイエット効果が減殺されるばかりではなく、返って肥満を助長する結果となる。さらに、従来のダイエット健康飲料等では、お茶に含まれたカフェインにより、所謂イライラや神経過敏或いは血圧の上昇も招く等の副作用とも言える効果も認められる。
【０００４】
そこで、本発明は、上述した従来のダイエット健康飲料等が有する課題を解決するために提案されたものであって、渋味や苦味を感ずることなく、何らの抵抗感がないとともに、長期間に亘る服用を十分期待することができ、ダイエット効果の高いダイエット健康飲料を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために提案されたものであって、第１の発明（請求項１記載の発明）は、便通促進作用を有するエキス及び／又は利尿促進作用を有するエキスと、タピオカ及び／又はココナッツミルクが配合されてなることを特徴とすることを特徴とするものである。
【０００６】
この第１の発明では、便通促進作用を有するエキス及び／又は利尿促進作用を有するエキスばかりではなく、タピオカ及び／又はココナッツミルクが配合されてなることから、従来のダイエット健康飲料のように、渋味成分や苦味成分による抵抗感が低く、極めて服用し易い。したがって、この発明に係るダイエット健康飲料によれば、長期間に亘る服用を十分期待することができ、ダイエット効果を高めることができる。さらに、この第１の発明を構成するタピオカやココナッツミルクは、デザートとして食される材料であることから、若者から中高年の広い年齢層に違和感もないことから、より親近感を増すことができデザートを食する感覚でダイエットを実現させることができる。
【０００７】
なお、上記第１の発明を構成するタピオカとは、キャッサバの根から抽出したデンプンが粒状に成形されたものを茹でたものである。また、上記ココナッツミルクとは、椰子の実の内部に形成された胚乳を細かく削り椰子の実の果水を加えた後に搾った液体である。なお、この第１の発明では、上記タピオカとココナッツミルクは、少なくとも何れか一方が含まれていれば良く、タピオカとココナッツミルクが共に含まれているものであっても良い。
【０００８】
また、第２の発明（請求項２記載の発明）は、上記第１の発明において、ココナッツミルクと豆乳とが添加されてなるとともに、該ココナッツミルクと豆乳とを合わせた配合量が、全体の量との関係において、５０〜７０％であることを特徴とするものである。
【０００９】
この第２の発明によれば、ココナッツミルクと豆乳は、互いに白色であるとともに、該ココナッツミルクと豆乳とを合わせた配合量が、全体の量との関係において、５０〜７０％であることから、他の成分と混合されることによっても、茶色や黒色になることがなく、視覚的にも抵抗感を和らげることができる。さらに、この第２の発明を構成する豆乳は、植物繊維に富むことから便通を助けダイエット効果を増進させることができるばかりではなく、腸内ビフィズス菌を活性化するとともに、大豆レシチン，大豆サポニン，リノール酸により血流効果を高め血圧を低下させることができる。
【００１０】
また、第３の発明（請求項３記載の発明）は、上記第１又は第２の発明において、ソルビトールが甘味料として添加されてなることを特徴とするものである。
【００１１】
この第３の発明によれば、タピオカ及び／又はココナッツミルクと、甘味料であるソルビトールとが添加・配合されることにより甘みが増し、服用の際においては、よりデザートに近い感覚を与えることができることによって、さらに抵抗感を減少させることが可能となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係るダイエット健康飲料について、詳細に説明する。
【００１３】
この実施の形態に係るダイエット健康食品は、図示しない容器に充填されてなるものであって、豆乳１１５ｇ，ココナッツミルク５５ｇ，タピオカ３０ｇ，ハトムギエキス７ｇ，コムギエキス６．５ｇ，ナルコユリエキス３ｇ，クコの実エキス５ｇ，ヤマイモエキス５ｇ，ハスの実エキス５ｇ，アマチャエキス２．５ｇ，カンゾウエキス１ｇ及びＤ−ソルビトール２５ｇからなるものであり、全体の重量は２６０ｇとされている。
【００１４】
上記ハトムギエキスは、ビタミンＢ_１，カルシウム，鉄分，ゲルマニウム等のミネラル分が含まれており、新陳代謝に優れているばかりではなく、胃腸の働きを活発化させ、体内の水分を調整し、食物繊維も豊富に含まれている。また、上記コムギエキスは、炭水化物を分解する酵素を含む。また、上記クコの実エキスは、決行を改善するとともに、血管を丈夫にする作用を有する。上記ヤマイモ（山薬）エキスは、消化を助け疲労回復に効果がある。また、上記ハスの実エキスは、滋養強壮に優れているのみならず、利尿効果や便通効果にも優れている。また、上記ナルコユリエキスは、血圧や血糖値を下げ滋養強壮にも良く、更に利尿作用も有する。アマチャエキスは、口中清涼作用を有する。上記カンゾウエキスは、健胃効果，消炎効果，鎮痛効果，解熱効果，解毒効果，緩和効果がある。
【００１５】
また、上記豆乳は、植物繊維に富むことから便通を助けダイエット効果を増進させることができるばかりではなく、腸内ビフィズス菌を活性化するとともに、大豆レシチン，大豆サポニン，リノール酸により血流効果を高め血圧を低下させることができる。また、ココナッツミルクは、貧血を助け、糖尿病を改善し、また、肝臓病にも効果を有する。
【００１６】
なお、本発明を構成する便通促進作用を有するエキスは、上記ハトムギエキス及びヤマイモエキスを挙げることができ、利尿促進作用を有するエキスとしては、上記ハスの実エキスとナルコユリエキス、更には上記豆乳を挙げることができる。
【００１７】
以下、上述したダイエット健康飲料の製造方法について簡単に説明する。先ず、大豆１５ｇと水１００ｇを攪拌しながら上記豆乳を得る。また、ヤシの実の内部に形成された胚乳を細かく削り椰子の実の果水を加えた後に搾ることにより、上記ココナッツミルクを得る。言うまでも無く、このココナッツミルクは、市販された製品を購入しても良い。また、タピオカ３０ｇを摂氏約９０度の熱湯で約２０分間茹でる。また、上記トムギ，コムギ，ナルコユリ，クコの実，ヤマイモ，ハスの実，アマチャ及びカンゾウを混合し、エキスを抽出した後に、一次濾過し、その後遠心分離機を用い濾過した後に、さらに精密濾過する。こうして得たエキスを容器に充填し、沈殿した固形分を取り除いた上で、気圧を用いて濾過し、その後調和させ、加熱することによりエキスを得る。上述した各工程により得た上記豆乳，ココナッツミルク，タピオカ及び上記エキスに、Ｄ−ソルビトールを添加し混合し、これを加熱した上で、洗浄された容器に注入し密封する。最後に、この密封された容器を殺菌する。
【００１８】
なお、上述した実施の形態に係るダイエット健康飲料では、本発明を構成する便通促進作用を有するエキスとして、ハトムギエキス及びヤマイモエキスを挙げ、また、利尿促進作用を有するエキスとしては、ハスの実エキスとナルコユリエキス、豆乳を挙げたが、これらのエキスばかりではなく、それぞれ便通促進作用又は利尿促進作用を有するものであれば、他のエキスを使用しても良い。
【００１９】
【発明の効果】
上記一実施の形態の説明からも明らかなように、第１の発明（請求項１記載の発明）では、便通促進作用を有するエキス及び／又は利尿促進作用を有するエキスばかりではなく、タピオカ及び／又はココナッツミルクが配合されてなることから、従来のダイエット健康飲料のように、渋味成分や苦味成分による抵抗感が低く、極めて服用し易い。したがって、この発明に係るダイエット健康飲料によれば、長期間に亘る服用を十分期待することができ、ダイエット効果を高めることができる。さらに、この第１の発明を構成するタピオカやココナッツミルクは、デザートとして食される材料であることから、若者から中高年の広い年齢層に違和感もないことから、より親近感を増すことができデザートを食する感覚でダイエットを実現させることができる。
【００２０】
また、第２の発明（請求項２記載の発明）によれば、ココナッツミルクと豆乳は、互いに白色であるとともに、該ココナッツミルクと豆乳とを合わせた配合量が、全体の量との関係において、５０〜７０％であることから、他の成分と混合されることによっても、茶色や黒色になることがなく、視覚的にも抵抗感を和らげることができる。さらに、この第２の発明を構成する豆乳は、植物繊維に富むことから便通を助けダイエット効果を増進させることができるばかりではなく、腸内ビフィズス菌を活性化するとともに、大豆レシチン，大豆サポニン，リノール酸により血流効果を高め血圧を低下させることができる。
【００２１】
また、第３の発明（請求項３記載の発明）によれば、タピオカ及び／又はココナッツミルクと、甘味料であるソルビトールとが添加・配合されることにより甘みが増し、服用の際においては、よりデザートに近い感覚を与えることができることによって、さらに抵抗感を減少させることが可能となる。

Claims

便通促進作用を有するエキス及び／又は利尿促進作用を有するエキスと、タピオカ及び／又はココナッツミルクが配合されてなることを特徴とするダイエット健康飲料。
ココナッツミルクと豆乳とが添加されてなるとともに、該ココナッツミルクと豆乳とを合わせた配合量が、全体の量との関係において、５０〜７０％であることを特徴とする請求項１記載のダイエット健康飲料。
ソルビトールが甘味料として添加されてなることを特徴とする請求項１又は２記載のダイエット健康飲料。