JP2002112494A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2002112494A
JP2002112494A JP2000294273A JP2000294273A JP2002112494A JP 2002112494 A JP2002112494 A JP 2002112494A JP 2000294273 A JP2000294273 A JP 2000294273A JP 2000294273 A JP2000294273 A JP 2000294273A JP 2002112494 A JP2002112494 A JP 2002112494A
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JP
Japan
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rotating shaft
core
bearings
bearing
motor
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JP2000294273A
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Masumi Tsuchida
真澄 土田
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】含油軸受により支持される回転軸を備えたモー
タにおいて、部品の加工を煩雑とすることなく、回転軸
と軸受との間に短時間で十分な油膜を形成することがで
きるモータを提供する。 【解決手段】回転軸13に含油軸受8,9の径方向外側
への押圧力を作用させて該軸受8,9に対して回転軸1
3が線接触するように軸支持孔8a,9aをコア4の中
心軸線La1に対し径方向に偏心した位置とすべく、内
部に軸受8,9が固着される円筒部3aを嵌挿するため
のコア4の嵌挿孔4dを中心軸線La1に対し径方向に
偏心した位置に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、含油軸受にて支持
される回転軸を備えたモータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来におけるモータの一部を示
す。モータの回転軸50は、軸受保持部51に固定され
る含油軸受52,53の軸支持孔52a,53aによっ
て回転可能に支持される。この軸受52,53は一般に
多孔質の焼結金属等よりなり、その孔に潤滑油が含浸さ
れている。
【0003】そして、モータ始動時において回転軸50
が回転すると、回転軸50と軸受52,53との間で発
生する摩擦熱により、軸受52,53の内部の潤滑油が
該軸受52,53における回転軸50との接触面上にに
じみ出し、その接触面と回転軸50との間に油膜が形成
される。そのため、回転軸50は油膜により円滑に回転
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、軸受52,
53の接触面(軸支持孔52a,53a)と回転軸50
との間には、一般にクリアランスが設けられている。そ
のため、図4に示すように、回転軸50の中心軸線が軸
受52,53の中心軸線に対して傾いて、回転軸50が
軸受52,53に対して2点P1,P2で支持された状
態で回転する場合がある。
【0005】このように回転軸50が軸受52,53に
対して点接触する場合、その接触部分で摩擦熱が発生す
るので、特にその部分に潤滑油がにじみ出てくる。その
ため、その部分付近にのみ油膜が形成される。従って、
回転軸50と軸受52,53との間の油膜が十分な油膜
となるまでには時間を要するため、その間、回転軸50
は軸受52,53との摩擦力が大きく働いた状態で回転
されることになる。そのため、回転軸50が円滑に回転
せず、振動や異音が比較的長い時間発生していた。
【0006】又、このような不具合は、特に低温下にお
いて顕著に現れる。即ち、低温下では、軸受52,53
の潤滑油が内部にこもったまま、内周面上に潤滑油がに
じみ出すのに時間を要するためである。そのため、低温
下では、回転軸50の回転に伴う振動や異音が長い時間
発生するという問題があった。
【0007】又、上記問題を解決するための特別な部品
等を新たに使用すれば部品数が多くなりコストが上昇す
るため部品の形状を変更して対応することが考えられる
が、この場合、部品の加工が煩雑になっては意味がな
い。従って、部品の加工を容易として加工コストを抑え
ることが要求される。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、含油軸受により支持
される回転軸を備えたモータにおいて、部品の加工を煩
雑とすることなく、回転軸と軸受との間に短時間で十分
な油膜を形成することができるモータを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、複数枚のコア材を積層し
てなるコアの略中央部に形成した嵌挿孔に筒体を嵌挿
し、その筒体の内部に含油軸受を固着してなるステータ
と、前記軸受の軸支持孔に回転可能に支持される回転軸
に前記コアの外周面に対向する内周面を有するヨークを
固着し、そのヨークの内周面にマグネットを固着してな
るロータとを備えたモータであって、前記回転軸に前記
軸受の径方向外側への押圧力を作用させて該軸受に対し
て回転軸が線接触するように前記軸支持孔を前記コアの
中心軸線に対し径方向に偏心した位置とすべく、前記嵌
挿孔を該中心軸線に対し径方向に偏心した位置に形成し
た。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータにおいて、前記筒体は、前記コアを支持するた
めの支持部材に一体に形成されている。請求項3に記載
の発明は、請求項1又は2に記載のモータにおいて、前
記含油軸受は、前記筒体の両端部にそれぞれ設けられて
いる。
【0011】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
複数枚のコア材を積層してなるコアの略中央部には、内
部に含油軸受が固着される筒体を嵌挿するための嵌挿孔
が該コアの中心軸線に対し径方向に偏心した位置に形成
される。すると、軸受の軸支持孔がコアの中心軸線に対
し径方向に偏心した位置となり、ステータ(コア)とロ
ータ(マグネット)との間隙(エアギャップ)が周方向
において差が生じ、エアギャップが狭い箇所ではエアギ
ャップの広い箇所に比べてより強い吸引力と反発力が作
用することになる。そのため、回転軸に軸受の径方向外
側への押圧力が作用し、回転軸が軸受の径方向外側に常
に押圧された状態で回転して、回転軸が軸受に対して線
接触する。従って、回転軸は軸受に対してむらなく接触
するので、軸受における回転軸との接触面がほぼ一様に
摩擦熱により発熱し、その接触面上にほぼ一様に軸受内
部から潤滑油がにじみ出てくる。その結果、短時間で回
転軸と軸受との間に十分な油膜を形成することができ
る。しかも、コアを構成するコア材はプレス加工により
形成されるものであるので、金型の形状を若干変更する
だけですみ、コア材の加工が煩雑とならない。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、筒体がコ
アを支持するための支持部材に一体に形成されるので、
部品数が増加しない。請求項3に記載の発明によれば、
含油軸受は筒体の両端部にそれぞれ設けられるので、回
転軸を安定して支持することができる。又、軸受を容易
に取り付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をブラシレスモータ
における回転軸の支持構造に具体化した一実施形態を図
1〜図3に従って説明する。因みに、このブラシレスモ
ータは、車両用空調装置の送風機用モータとして使用さ
れるアウタロータ型のブラシレスモータである。
【0014】図1に示すように、モータホルダ1の上面
にはステータ2が固定される。ステータ2は、センター
ピース3と、該センターピース3に固定(支持)される
コア4と、該コア4に巻着される巻線5とを備えてい
る。
【0015】センターピース3は、図1及び図2に示す
ように、円筒部3aとフランジ部3bとで構成され、そ
のフランジ部3bが前記モータホルダ1にネジ6により
固定される。
【0016】センターピース3の円筒部3aには、円筒
形状の軸受ホルダ7が内嵌固着される。軸受ホルダ7は
挿通孔7aを有している。軸受ホルダ7の両端部には、
略円筒形状の含油軸受8,9がそれぞれ挿通孔7aに嵌
合固着される。軸受8,9は多孔質の焼結金属等よりな
り、その孔に潤滑油が含浸されている。軸受8,9は、
回転軸13を支持する軸支持孔8a,9aを有してい
る。
【0017】又、前記円筒部3aには、図3に示すよう
なコア4が外嵌固着される。コア4は、複数枚のコア材
4aが積層してなる積層型コアである。コア4は、放射
状に延び前記巻線5が巻装されるティース4bと、該テ
ィース4b間に設けられ巻線5を収容するためのスロッ
ト4cとを備えている。又、コア4の略中央部には、円
筒部3aに外嵌するための嵌挿孔4dが形成されてい
る。このようなコア4を構成するコア材4aは、プレス
打ち抜き加工により一枚の板材から形成されている。
尚、このとき、各コア材4aには、相互の位置決め及び
連結を行う突起及び該突起と嵌合する嵌合孔(ともに図
示しない)が同時に形成されている。
【0018】ここで、本実施形態のステータ2におい
て、センターピース3の円筒部3a、軸受ホルダ7及び
軸受8,9は、その外周の中心軸線と内周の中心軸線と
をそれぞれ一致させている。これに対し、コア4におい
ては、外周の中心軸線La1に対して内周(嵌挿孔4
d)の中心軸線La2を径方向に若干ずらしている。即
ち、嵌挿孔4dは、コア4の中心軸線La1に対して径
方向に偏心した位置に形成されている。従って、本実施
形態のステータ2においては、軸受8,9の軸支持孔8
a,9aがステータ2(コア4)の中心軸線La1に対
して径方向に偏心して配置されることになる。
【0019】一方、前記ステータ2に対し、ロータ10
は、釣鐘形状のヨーク11と、該ヨーク11における前
記コア4の外周面に対向する位置に固定される複数のマ
グネット12と、該ヨーク11の中央部に固定される回
転軸13とを備えている。回転軸13は、前記軸受8,
9の軸支持孔8a,9aにより回転可能に支持される。
この回転軸13の上端部にはシロッコ型のファン14が
固定される。
【0020】前記モータホルダ1の下面には、回路基板
15がネジ16により固定される。回路基板15は、前
記モータホルダ1に取着される下部ケース17により覆
われ保護される。この回路基板15には、前記巻線5に
励磁電流を供給するための励磁回路を構成する多数の素
子が搭載される。
【0021】前記回転軸13の下端部にはセンサマグネ
ット18が固定され、前記回路基板15上における該マ
グネット18の外周部近傍にはホール素子19が配設さ
れる。そして、センサマグネット18の回転による磁界
の変化をホール素子19で検出することによりロータ1
0の回転角度が検出され、その検出信号に基づいて、前
記励磁回路はステータ2に回転磁界が発生するような励
磁電流を生成する。
【0022】従って、励磁回路から前記巻線5に励磁電
流が供給されると、ステータ2に回転磁界が発生し、ロ
ータ10が回転される。そして、ロータ10の回転とと
もにファン14が回転され、送風動作が行われる。
【0023】このようなブラシレスモータでは、軸受
8,9の軸支持孔8a,9aをステータ2(コア4)の
中心軸線La1に対して径方向に偏心させているので、
図2に示すように、コア4の外周面と、マグネット12
との間隙(エアギャップ)L1,L2に差が生じる。因
みに、図2は、同図2における左右のエアギャップL
1,L2の差が最も大きくなる位置を示す断面図であ
る。
【0024】尚、図1及び図2では、そのエアギャップ
L1,L2を誇張して図示している。従って、実際は、
回転軸13の中心軸線をコア4の中心軸線La1(本来
の回転軸13の中心軸線)から径方向に偏心させたその
偏心量を0.3[mm]、最も狭いエアギャップL1を
0.5[mm]、最も広いエアギャップL2を1.1
[mm]としている。このように各数値は小さいので、
モータの出力や振動に影響を与えるものではない。
【0025】そして、マグネット12とコア4の間に作
用する吸引力及び反発力は、エアギャップが狭いほど強
く働く。即ち、狭い方のエアギャップL1における吸引
力は、広い方のエアギャップL2における吸引力よりも
大きくなり、更にこのエアギャップL1を狭くする方向
に作用する。そのため、ロータ10には図2に示す矢印
A方向(図2において右方向)の力が作用する。従っ
て、回転軸13は両軸受8,9に対して同方向に押圧さ
れ、該軸受8,9に対して線接触する。
【0026】一方、狭い方のエアギャップL1における
反発力は、広い方のエアギャップL2における反発力よ
りも大きくなり、更にこのエアギャップL1を広くする
方向に作用する。そのため、図示しないが、ロータ10
には矢印A方向とは反対方向(図2において左方向)の
力が作用する。従って、回転軸13は両軸受8,9に対
して同方向に押圧され、該軸受8,9に対して線接触す
る。
【0027】つまり、本実施形態では、回転軸13が両
軸受8,9に対して常に線接触した状態で回転する。そ
のため、点接触する従来に比べて、回転軸13が軸受
8,9に対してむらなく接触するので、軸受8,9にお
ける回転軸13との接触面がほぼ一様に摩擦熱により発
熱し、その接触面上にほぼ一様に潤滑油がにじみ出てく
る。従って、回転軸13と軸受8,9との間の油膜が十
分な油膜となるまでに長い時間を要せず、短時間で回転
軸13が円滑に回転するようになる。
【0028】又、停止時においては、マグネット12と
コア4との間に吸引力が作用するので、上記と同様に、
ロータ10には図2に示す矢印A方向(図2において右
方向)の力が作用する。従って、回転軸13は両軸受
8,9に対して同方向に押圧され、該軸受8,9に対し
て線接触する。そのため、本実施形態では、回転軸13
と軸受8,9との間に滞留する潤滑油が、点接触する従
来に比べて多くなる。その結果、次の回転時において、
短時間で回転軸13と軸受8,9との間に十分な油膜を
形成することができる。
【0029】上記したように、本実施形態では、以下に
示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、軸受8,9の軸支持孔8a,9
aをステータ2(コア4)の中心軸線La1に対して径
方向に偏心した位置とすべく、コア4の嵌挿孔4dを該
中心軸線La1に対し径方向に偏心した位置に形成し
た。このようにすると、図2に示すように、コア4の外
周面と、マグネット12との間隙(エアギャップ)L
1,L2に差が生じ、回転軸13は両軸受8,9に対し
て径方向外側に押圧される。つまり、本実施形態では、
回転軸13が両軸受8,9に対して常に線接触した状態
で回転されることになり、回転軸13が軸受8,9に対
してむらなく接触し、軸受8,9における回転軸13と
の接触面がほぼ一様に摩擦熱により発熱する。従って、
その接触面上にほぼ一様に潤滑油がにじみ出てくるの
で、短時間で回転軸13と軸受8,9との間に十分な油
膜を形成することができる。その結果、短時間で回転軸
13が円滑に回転するようになるので、回転軸13の回
転に伴う振動や異音の発生を低減することができる。
【0030】(2)本実施形態では、停止時においても
マグネット12とコア4との間の吸引力により、回転軸
13が両軸受8,9に対して径方向外側に押圧され、該
軸受8,9に対して線接触する。そのため、本実施形態
では、回転軸13と軸受8,9との間に滞留する潤滑油
が、点接触する従来に比べて多くなる。その結果、次の
回転時において、短時間で回転軸13と軸受8,9との
間に十分な油膜を形成することができる。
【0031】(3)本実施形態では、プレス加工により
形成されるコア材4aの嵌挿孔4dの位置を変更するよ
うにしたので、金型の形状を若干変更するだけですみ、
コア材4aの加工が煩雑とならない。
【0032】(4)本実施形態では、軸受8,9が固着
されコア4の嵌挿孔4dに嵌挿される円筒部3aはコア
4を支持するセンターピース3に一体に設けられる。従
って、部品数が増加しない。
【0033】(5)本実施形態では、軸受8,9は円筒
部3aの両端部にそれぞれ設けられるので、回転軸13
を安定して支持することができる。又、軸受8,9を容
易に取り付けることができる。
【0034】尚、本発明の実施形態は以下のように変更
してもよい。 ○上記実施形態では、軸受8,9が固着されコア4の嵌
挿孔4dに嵌挿される円筒部3a(筒体)をコア4を支
持するセンターピース3に一体に設けたが、別体として
もよい。
【0035】○上記実施形態では、センターピース3に
軸受ホルダ7を組付けるようにしたが、この構成に限定
されるものではなく、例えば軸受ホルダ7と同形状の軸
受保持部をセンターピース3に一体に形成してもよい。
【0036】○上記実施形態では、軸受8,9を円筒部
3aの両端部にそれぞれ設けたが、軸受の取付位置及び
数はこれに限定されるものではない。 ○上記実施形態では、図1に示すような構成のブラシレ
スモータに実施したが、この構成に限定されるものでは
ない。又、ブラシレスモータ以外のモータに実施しても
よい。
【0037】上記各実施形態から把握できる請求項以外
の技術的思想を以下に記載する。 (イ)複数枚のコア材を積層してなるコアの略中央部に
形成した嵌挿孔に筒体を嵌挿し、その筒体の内部に含油
軸受を固着してなるモータのステータであって、ロータ
の回転軸に前記軸受の径方向外側への押圧力を作用させ
て該軸受に対して回転軸が線接触するように該回転軸を
回転可能に支持する前記軸受の軸支持孔を前記コアの中
心軸線に対し径方向に偏心した位置とすべく、前記嵌挿
孔を該中心軸線に対し径方向に偏心した位置に形成した
ことを特徴とするモータのステータ。
【0038】(ロ)複数枚のコア材を積層してなり、内
部に含油軸受が固着される筒体を嵌挿するための嵌挿孔
を略中央部に形成したステータコアであって、ロータの
回転軸に前記軸受の径方向外側への押圧力を作用させて
該軸受に対して回転軸が線接触するように該回転軸を回
転可能に支持する前記軸受の軸支持孔を前記コアの中心
軸線に対し径方向に偏心した位置とすべく、前記嵌挿孔
を該中心軸線に対し径方向に偏心した位置に形成したこ
とを特徴とするステータコア。
【0039】(ハ)内部に含油軸受が固着される筒体を
嵌挿するための嵌挿孔を略中央部に形成し、複数枚積層
してステータコアを構成するコア材であって、ロータの
回転軸に前記軸受の径方向外側への押圧力を作用させて
該軸受に対して回転軸が線接触するように該回転軸を回
転可能に支持する前記軸受の軸支持孔を前記コアの中心
軸線に対し径方向に偏心した位置とすべく、前記嵌挿孔
を該中心軸線に対し径方向に偏心した位置に形成したこ
とを特徴とするコア材。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
含油軸受により支持される回転軸を備えたモータにおい
て、部品の加工を煩雑とすることなく、回転軸と軸受と
の間に短時間で十分な油膜を形成することができるモー
タを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のブラシレスモータの断面図であ
る。
【図2】 ブラシレスモータの要部断面図である。
【図3】 コアの斜視図である。
【図4】 従来における軸受部分の断面図である。
【符号の説明】
2…ステータ、3…支持部材としてのセンターピース、
3a…筒体としての円筒部、4…コア、4a…コア材、
4d…嵌挿孔、8,9…含油軸受、8a,9a…軸支持
孔、10…ロータ、11…ヨーク、12…マグネット、
13…回転軸、La1…中心軸線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のコア材を積層してなるコアの略
    中央部に形成した嵌挿孔に筒体を嵌挿し、その筒体の内
    部に含油軸受を固着してなるステータと、 前記軸受の軸支持孔に回転可能に支持される回転軸に前
    記コアの外周面に対向する内周面を有するヨークを固着
    し、そのヨークの内周面にマグネットを固着してなるロ
    ータとを備えたモータであって、 前記回転軸に前記軸受の径方向外側への押圧力を作用さ
    せて該軸受に対して回転軸が線接触するように前記軸支
    持孔を前記コアの中心軸線に対し径方向に偏心した位置
    とすべく、前記嵌挿孔を該中心軸線に対し径方向に偏心
    した位置に形成したことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータにおいて、 前記筒体は、前記コアを支持するための支持部材に一体
    に形成されていることを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のモータにおい
    て、 前記含油軸受は、前記筒体の両端部にそれぞれ設けられ
    ていることを特徴とするモータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101010836B1 (ko) * 2008-10-07 2011-01-25 엘지전자 주식회사 팬 구동용 모터

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