JP2002112170A - 構造編集装置、映像構造編集装置およびその装置の各手段としてコンピュータを実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

構造編集装置、映像構造編集装置およびその装置の各手段としてコンピュータを実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002112170A
JP2002112170A JP2000297170A JP2000297170A JP2002112170A JP 2002112170 A JP2002112170 A JP 2002112170A JP 2000297170 A JP2000297170 A JP 2000297170A JP 2000297170 A JP2000297170 A JP 2000297170A JP 2002112170 A JP2002112170 A JP 2002112170A
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Nozomi Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 範囲をもったデータ(セグメント)を構造の
単位として予め作成した構造に対して、できるだけ元の
構造情報を利用しながら手直しや修正を加えることが可
能な機能を有した構造編集装置および映像構造編集装置
を提供すること。 【解決手段】 構造情報の中の任意のセグメントを対象
セグメントとして指定する第1の指定手段と、対象セグ
メントの範囲に含まれる任意の位置を指定する第2の指
定手段と、第2の指定手段で指定された位置を分割位置
として、対象セグメントの範囲を分割位置で前半セグメ
ント(番号5)と後半セグメント(番号23)の2つの
セグメントに分割し、対象セグメントを2つのセグメン
トで置き換えるセグメント分割手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、範囲をもったデー
タ(セグメント)の構造化において、構造生成後に行う
修正のための編集機能を有した構造編集装置、映像構造
編集装置およびその装置の各手段としてコンピュータを
実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に関する。特に、映像構造編集装置は対
象データとして映像ストリーム(音声を含むものも含
む)を扱う場合に関するものである。この映像構造編集
装置で扱う映像構造の生成および編集機能は、映像管
理、検索結果のブラウズ、ダイジェスト作成などに利用
される。また、範囲をもったデータの編集としては、た
とえば作業工程表の編集などに利用できる。
【0002】
【従来の技術】近年、映像のみの映像ストリームや、映
像と音声を含む映像ストリームにおいても、映像ストリ
ームを構造化して構造情報を作成し、この構造情報を用
いて映像の管理・編集・活用するための種々の方法が開
発されている。
【0003】映像ストリームを構造化する例として、例
えば、映像ストリーム中の任意のフレームの範囲をセグ
メントとして定義し、1つのセグメントで定義された範
囲と同一の範囲を他の複数のセグメントの集合で表現で
きる場合に複数のセグメントの集合をパッケージとして
定義することにより、映像ストリームの階層構造を作成
する方法が提案されている。
【0004】また、従来の映像編集装置における映像の
表示例として、時系列に映像クリップを並べて映像を画
像アイコンで示す方法がしばしば用いられているが、こ
のような映像編集装置は、映像そのものを編集するため
のものであり、構造化された映像ストリームの構造要素
を利用して映像ストリームを編集したり、構造そのもの
を再構成する装置は提供されていなかった。
【0005】換言すれば、映像編集ソフトやノンリニア
映像編集機では、各ビデオクリップを配置し、重ね合わ
せて編集する過程で最も細かい縮尺の場合には連続フレ
ームを一列に並べて表示する場合もあるが、これはあく
までも各ビデオ素材を重ねることを目的としているもの
であり、映像ストリームを構造化したり、構造化された
映像ストリームの構造を再編集するための使い易い支援
ツールは提供されていなかった。
【0006】そこで、本出願人は、映像ストリーム中の
任意のフレームの範囲をセグメントとして定義し、1つ
のセグメントで定義された範囲と同一の範囲を他の複数
のセグメントの集合で表現できる場合に複数のセグメン
トの集合をパッケージとして定義することにより、映像
ストリームの階層構造を定義した構造情報を用いて、映
像ストリームの構造を編集する映像構造編集装置を提案
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術および本出願人の提案した映像構造編集装置に
よれば、コンテンツの構造を作成するための機能は提供
されているものの、作成した構造に対し、その構造を修
正するための特化した機能は提供されていなかった。
【0008】また、映像に限らず、範囲をもったデータ
(セグメント)を構造の単位としてデータの構造を作成
すると、次に細かい部分について修正する必要(要求)
が発生するが、再編集するための使いやすい機能を有し
た装置は提供されていなかった。具体的には、あるセグ
メントをさらに細かく分割したところで、親セグメント
の境界が正しくなかったことに気づいた場合には、せっ
かく生成した細かい構造を消した後、親セグメントの範
囲変更の上、改めて作成し直す必要があるため、作成し
た構造に対して修正を行うことが煩雑になり、作業効率
が低下するという問題点があった。
【0009】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、範囲をもったデータ(セグメント)を構造の単位と
して予め作成した構造に対して、できるだけ元の構造情
報を利用しながら手直しや修正を加えることが可能な機
能を有した構造編集装置および映像構造編集装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る構造編集装置は、配列されたデー
タ中の任意のデータの範囲をセグメントとして定義し、
1つのセグメントで定義された範囲を他の複数のセグメ
ントの集合で表現した場合に前記複数のセグメントの集
合をパッケージとして定義することにより、前記配列さ
れたデータの階層構造を定義した構造情報を用いて、前
記配列されたデータの構造を編集する構造編集装置にお
いて、前記構造情報の中の任意のセグメントを対象セグ
メントとして指定する第1の指定手段と、前記対象セグ
メントの範囲に含まれる任意の位置を指定する第2の指
定手段と、前記第2の指定手段で指定された前記位置を
分割位置として、前記対象セグメントの範囲を前記分割
位置で前半セグメントと後半セグメントの2つのセグメ
ントに分割し、前記対象セグメントを前記2つのセグメ
ントで置き換えるセグメント分割手段と、を備えたもの
である。
【0011】この発明によれば、セグメント分割手段
が、対象セグメントの範囲を分割位置に基づいて前半セ
グメントと後半セグメントの2つのセグメントに分割
し、対象セグメントをこの2つのセグメントで置き換え
る。したがって、分割したいセグメントがある場合に、
対象セグメントとして指定し、分割位置を指定すること
で簡単に修正(分割)することができる。
【0012】また、請求項2に係る構造編集装置は、請
求項1に記載の構造編集装置において、前記セグメント
分割手段は、前記対象セグメントがパッケージを有する
場合、該当するパッケージを前記前半セグメントの範囲
に対応するセグメントからなる前半パッケージと前記後
半セグメントの範囲に対応するセグメントからなる後半
パッケージの2つのパッケージに分割するものである。
【0013】この発明によれば、構造情報の階層構造に
おいて、対象セグメントの下の層にパッケージが存在す
る場合に、対象セグメントの分割に対応させて該当する
パッケージも2つに分割する。
【0014】また、請求項3に係る構造編集装置は、請
求項1または2に記載の構造編集装置において、前記第
1の指定手段は、前記構造情報を表示する表示装置およ
び対象セグメントを指定するためのポインティングデバ
イスからなり、前記第2の指定手段は、前記構造情報を
表示する表示装置および前記分割位置を指定するための
ポインティングデバイスからなり、前記第2の指定手段
は、前記対象セグメントの表示上に分割位置を示すため
の線分を表示し、ポインティングデバイスで線分の位置
を自由に平行移動可能であるものである。
【0015】この発明によれば、第1の指定手段のポイ
ンティングデバイスで対象セグメントを指定すると、第
2の指定手段が対象セグメントの表示上に分割位置を示
すための線分を表示し、第2の指定手段のポインティン
グデバイスで線分の位置を自由に平行移動させて分割位
置を決定する。
【0016】また、請求項4に係る構造編集装置は、請
求項1〜3のいずれか一つに記載の構造編集装置におい
て、前記対象セグメントの直前のセグメントの終了位置
と対象セグメントの開始位置が等しく、さらに対象セグ
メントの終了位置と次のセグメントの開始位置が等しい
場合に、前記対象セグメントの開始位置側の境界または
終了位置側の境界の移動を指定する第3の指定手段と、
前記第3の指定手段で境界の移動が指定された場合に、
前記第2の指定手段で指定された前記位置を移動位置と
して、指定された開始位置側の境界または終了位置側の
境界を移動させるセグメント境界移動手段と、を備えた
ものである。
【0017】この発明によれば、境界の移動が指定され
た場合に、セグメント境界移動手段が、第3の指定手段
で指定された開始位置側の境界または終了位置側の境界
を第2の指定手段で指定された移動位置に移動させる。
【0018】また、請求項5に係る構造編集装置は、請
求項4に記載の構造編集装置において、前記セグメント
境界移動手段は、前記境界を移動させる場合に、前記対
象セグメントの開始位置または終了位置のみを移動させ
て他のセグメントの開始位置または終了位置を変更しな
い第1の境界移動と、前記対象セグメントの開始位置ま
たは終了位置を移動させると共に、前記対象セグメント
の開始位置または終了位置に接した他のセグメントの終
了位置または開始位置を移動させる第2の境界移動と、
前記対象セグメントの開始位置または終了位置のみを移
動させて他のセグメントの開始位置または終了位置を変
更せずに、生成された隙間を埋めるように新たなセグメ
ントを挿入する第3の境界移動と、を選択可能であるも
のである。
【0019】この発明によれば、セグメント境界移動手
段で境界を移動させる場合に、3つの境界移動の方法を
選択可能であり、第1の境界移動が選択されると、対象
セグメントの開始位置または終了位置のみを移動させて
他のセグメントの開始位置または終了位置を変更しな
い。また、第2の境界移動が選択されると、対象セグメ
ントの開始位置または終了位置を移動させると共に、対
象セグメントの開始位置または終了位置に接した他のセ
グメントの終了位置または開始位置を移動させる。さら
に、第3の境界移動が選択されると、対象セグメントの
開始位置または終了位置のみを移動させて他のセグメン
トの開始位置または終了位置を変更せずに、生成された
隙間を埋めるように新たなセグメントを挿入する。
【0020】また、請求項6に係る構造編集装置は、請
求項5に記載の構造編集装置において、前記セグメント
境界移動手段は、前記対象セグメントがパッケージを有
する場合、該当するパッケージ中のセグメントの境界も
対象セグメントの範囲に応じて移動させるものである。
【0021】この発明によれば、対象セグメントがパッ
ケージを有する場合、セグメント境界移動手段が、該当
するパッケージ中のセグメントの境界も対象セグメント
の範囲に応じて移動させる。
【0022】また、請求項7に係る構造編集装置は、請
求項4〜6のいずれか一つに記載の構造編集装置におい
て、前記第2の指定手段は、前記対象セグメントの表示
上に移動位置を示すための線分を表示し、ポインティン
グデバイスで線分の位置を自由に平行移動させる。この
発明によれば、第2の指定手段のポインティングデバイ
スで移動位置を示すための線分を自由に平行移動させて
移動位置を決定する。
【0023】また、請求項8に係る構造編集装置は、請
求項1〜7のいずれか一つに記載の構造編集装置におい
て、前記対象セグメントが下の階層にパッケージ以下の
構造要素を持つ場合、前記セグメント分割手段またはセ
グメント境界移動手段によって子孫のセグメントを分断
する場合の処理として、分断されるセグメント以下の構
造要素を削除する第1の分断、分断されるセグメントを
分割する第2の分断、および分断されるセグメントを分
割した後、両隣のセグメントにマージする第3の分断の
3つから選択可能であり、かつ、これらの処理は再帰的
に末端の子孫まで行われる。
【0024】この発明によれば、セグメント分割手段ま
たはセグメント境界移動手段によって子孫のセグメント
を分断する場合に3つの分断処理から選択可能であり、
第1の分断を選択すると、分断されるセグメント以下の
構造要素を削除する。また、第2の分断を選択すると、
分断されるセグメントを分割し、分割したセグメントの
下位にさらに分断されるセグメントがあると、再帰的に
末端のセグメントまで同様の処理を行う。さらに、第3
の分断を選択すると、分断されるセグメントを分割した
後、両隣のセグメントにマージし、分割したセグメント
の下位にさらに分断されるセグメントがあると、再帰的
に末端のセグメントまで同様の処理を行う。
【0025】また、請求項9に係る構造編集装置は、請
求項1〜8のいずれか一つに記載の構造編集装置におい
て、さらに、セグメントのマージを指定する第4の指定
手段と、複数のセグメントをマージして1つのセグメン
トに置き換えるセグメントマージ手段と、を備え、前記
第1の指定手段は、同じパッケージ内部の隣り合った複
数のセグメントを対象セグメントとして指定可能であ
り、前記セグメントマージ手段は、前記第1の指定手段
で複数の対象セグメントが指定され、かつ、前記第4の
指定手段でマージが指定された場合に、指定された複数
の対象セグメントをマージし、時系列で先頭のセグメン
トの開始位置から最後のセグメントの終了位置までを1
セグメントとして置き換えるものである。
【0026】また、請求項10に係る構造編集装置は、
請求項1〜9のいずれか一つに記載の構造編集装置にお
いて、さらに、前記構造情報の中の任意のパッケージを
対象パッケージとして指定する第5の指定手段と、前記
第5の指定手段で対象パッケージが指定された場合に、
前記対象パッケージの構成要素である全てのセグメント
を前記対象パッケージの上位のセグメントの変わりに置
き換えて、前記対象パッケージの1階層アップを行うパ
ッケージ階層アップ手段と、を備えたものである。
【0027】また、請求項11に係る構造編集装置は、
請求項1〜10のいずれか一つに記載の構造編集装置に
おいて、さらに、セグメントの階層ダウンを指定する第
6の指定手段と、複数のセグメントから新パッケージと
新セグメントとを作成し、前記複数のセグメントに代え
て前記新セグメントを配置し、前記新パッケージを前記
新セグメントの下位の階層に配置するセグメント階層ダ
ウン手段と、を備え、前記第1の指定手段は、同じパッ
ケージ内部の隣り合った複数のセグメントを対象セグメ
ントとして指定可能であり、前記セグメント階層ダウン
手段は、前記第1の指定手段で複数の対象セグメントが
指定され、かつ、前記第6の指定手段で階層ダウンが指
定された場合に、前記新セグメントとして前記複数の対
象セグメントを併せた範囲のセグメントを作成し、前記
複数の対象セグメントの代わりに置き換え、その下に新
パッケージを作成し、前記複数の対象セグメントをその
下に移動させるものである。
【0028】また、請求項12に係る構造編集装置は、
請求項1〜11のいずれか一つに記載の構造編集装置に
おいて、さらに、セグメントの階層アップを指定する第
7の指定手段と、複数のセグメントを1階層上のセグメ
ントに移動させるセグメント階層アップ手段と、を備
え、前記第1の指定手段は、同じパッケージ内部の隣り
合った複数のセグメントを対象セグメントとして指定可
能であり、前記セグメント階層アップ手段は、前記第1
の指定手段で複数の対象セグメントが指定され、かつ、
前記第7の指定手段で階層アップが指定された場合に、
前記複数の対象セグメントが含まれるパッケージの上位
のセグメントを親セグメントとし、前記親セグメントを
前記複数の対象セグメントを併せた範囲の新セグメント
とそれ以外のセグメントに分割し、前記複数の対象セグ
メントを前記新セグメントと置き換えるものである。
【0029】また、請求項13に係る構造編集装置は、
請求項1〜12のいずれか一つに記載の構造編集装置に
おいて、さらに、セグメントの削除を指定する第8の指
定手段と、前記第8の指定手段で削除が指定された場合
に、前記対象セグメント以下の構造要素を削除するセグ
メント削除手段と、を備えたものである。
【0030】また、請求項14に係る構造編集装置は、
請求項13に記載の構造編集装置において、前記セグメ
ント削除手段で対象セグメント以下の構造要素を削除し
た後の隙間の処理として、後処理なし、直前のセグメン
ト境界を伸ばす第1の処理、直後のセグメント境界を伸
ばす第2の処理、対象セグメントの範囲内の一点を指定
し、直前および直後のセグメント境界を指定した位置ま
で伸ばす第4の処理のいずれかを選択できるものであ
る。
【0031】また、請求項15に係る構造編集装置は、
請求項10に記載の構造編集装置において、さらに、パ
ッケージの削除を指定する第9の指定手段と、前記第5
の指定手段で対象パッケージが指定され、かつ、前記第
9の指定手段で削除が指定された場合に、対象パッケー
ジ以下の構造要素を削除するパッケージ削除手段と、を
備えたものである。
【0032】また、請求項16に係る構造編集装置は、
請求項1〜15のいずれか一つに記載の構造編集装置に
おいて、前記配列されたデータが、映像ストリームであ
るものである。
【0033】また、請求項17に係る映像構造編集装置
は、映像ストリーム中の任意のフレームの範囲をセグメ
ントとして定義し、1つのセグメントで定義された範囲
を他の複数のセグメントの集合で表現した場合に前記複
数のセグメントの集合をパッケージとして定義すること
により、前記映像ストリームの階層構造を定義した構造
情報を用いて、前記映像ストリームの構造を編集する映
像構造編集装置において、前記構造情報の中の任意のセ
グメントを対象セグメントとして指定する第1の指定手
段と、前記対象セグメントの範囲に含まれる任意の位置
を指定する第2の指定手段と、前記第2の指定手段で指
定された前記位置を分割位置として、前記対象セグメン
トの範囲を前記分割位置で前半セグメントと後半セグメ
ントの2つのセグメントに分割し、前記対象セグメント
を前記2つのセグメントで置き換えるセグメント分割手
段と、を備えたものである。
【0034】また、請求項18に係る映像構造編集装置
は、請求項17に記載の映像構造編集装置において、前
記セグメント分割手段は、前記対象セグメントがパッケ
ージを有する場合、該当するパッケージを前記前半セグ
メントの範囲に対応するセグメントからなる前半パッケ
ージと前記後半セグメントの範囲に対応するセグメント
からなる後半パッケージの2つのパッケージに分割する
ものである。
【0035】また、請求項19に係る映像構造編集装置
は、請求項17または18に記載の映像構造編集装置に
おいて、前記第1の指定手段は、前記構造情報を表示す
る表示装置および対象セグメントを指定するためのポイ
ンティングデバイスからなり、前記第2の指定手段は、
前記構造情報を表示する表示装置および前記分割位置を
指定するためのポインティングデバイスからなり、前記
第2の指定手段は、前記対象セグメントの表示上に分割
位置を示すための線分を表示し、ポインティングデバイ
スで線分の位置を自由に平行移動させて分割位置を決定
するものである。
【0036】また、請求項20に係る映像構造編集装置
は、請求項19に記載の映像構造編集装置において、前
記分割位置がフレーム単位であるとき、操作ダイアログ
上に、セグメントの開始フレームA、終了フレームB、
分割候補となるフレームCとその直前のフレームDをA
DCBの順に並べてフレーム数とともに表示するもので
ある。
【0037】また、請求項21に係る映像構造編集装置
は、請求項17〜20のいずれか一つに記載の映像構造
編集装置において、前記対象セグメントの直前のセグメ
ントの終了位置と対象セグメントの開始位置が等しく、
さらに対象セグメントの終了位置と次のセグメントの開
始位置が等しい場合に、前記対象セグメントの開始位置
側の境界または終了位置側の境界の移動を指定する第3
の指定手段と、前記第3の指定手段で境界の移動が指定
された場合に、前記第2の指定手段で指定された前記位
置を移動位置として、指定された開始位置側の境界また
は終了位置側の境界を移動させるセグメント境界移動手
段と、を備えたものである。
【0038】また、請求項22に係る映像構造編集装置
は、請求項21に記載の映像構造編集装置において、前
記セグメント境界移動手段は、前記境界を移動させる場
合に、前記対象セグメントの開始位置または終了位置の
みを移動させて他のセグメントの開始位置または終了位
置を変更しない第1の境界移動と、前記対象セグメント
の開始位置または終了位置を移動させると共に、前記対
象セグメントの開始位置または終了位置に接した他のセ
グメントの終了位置または開始位置を移動させる第2の
境界移動と、前記対象セグメントの開始位置または終了
位置のみを移動させて他のセグメントの開始位置または
終了位置を変更せずに、生成された隙間を埋めるように
新たなセグメントを挿入する第3の境界移動と、を選択
可能であるものである。
【0039】また、請求項23に係る映像構造編集装置
は、請求項22に記載の映像構造編集装置において、前
記セグメント境界移動手段は、前記対象セグメントがパ
ッケージを有する場合、該当するパッケージ中のセグメ
ントの境界も対象セグメントの範囲に応じて移動させる
ものである。
【0040】また、請求項24に係る映像構造編集装置
は、請求項17〜23のいずれか一つに記載の映像構造
編集装置において、前記第2の指定手段は、前記対象セ
グメントの表示上に移動位置を示すための線分を表示
し、ポインティングデバイスで線分の位置を自由に平行
移動させて移動位置を決定するものである。
【0041】また、請求項25に係る映像構造編集装置
は、請求項24に記載の映像構造編集装置において、前
記移動位置がフレーム単位であるとき、操作ダイアログ
上に、直前セグメントの開始フレームA、終了フレーム
B、対象セグメントの開始フレームCと終了フレーム
D、直後のセグメントの開始フレームEと終了フレーム
Fをフレーム数とともに表示するものである。
【0042】また、請求項26に係る映像構造編集装置
は、請求項20または25に記載の映像構造編集装置に
おいて、さらに、前記セグメント分割手段またはセグメ
ント境界移動手段を介してセグメント分割またはセグメ
ント境界の移動があった場合に、前記操作ダイアログに
表示される各フレームの更新表示に関して、更新ボタン
を押した場合にのみ更新するか、設定した更新タイミン
グで更新するか選択可能であるものである。
【0043】また、請求項27に係る映像構造編集装置
は、請求項26に記載の映像構造編集装置において、再
生ボタンおよびフレーム候補選択ボタンを有し、前記再
生ボタンを押すと、その時点の対象セグメントが再生さ
れ、前記フレーム候補選択ボタンを押すと、その時点で
指定されている候補フレームの周辺がフレーム連続表示
画面に表示されるものである。
【0044】また、請求項28に係る記録媒体は、前記
請求項1〜16のいずれか一つに記載された構造編集装
置の各手段としてコンピュータに実行させるプログラム
を記録したことを特徴とする。これによって、そのプロ
グラムを機械読み取り可能となり、請求項1〜16の動
作をコンピュータによって実現することが可能となる。
【0045】また、請求項29に係る記録媒体は、前記
請求項17〜27のいずれか一つに記載された映像構造
編集装置の各手段としてコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したことを特徴とする。これによって、そ
のプログラムを機械読み取り可能となり、請求項17〜
27の動作をコンピュータによって実現することが可能
となる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構造編集装置およ
び映像構造編集装置を、映像構造編集装置に適用した場
合を例として、添付の図面を参照して詳細に説明する。
なお、本発明の構造編集装置は、範囲をもったセグメン
トの構造化において、構造生成後に行う修正のための編
集に関するものであり、特に、対象データとして映像ス
トリーム(音声を含むものも含む)を扱うものが本発明
の映像構造編集装置に相当する。したがって、本発明の
構造編集装置は、範囲をもったセグメントの構造編集と
いう点から見れば、対象データが範囲をもつものであれ
ばよく、そのデータの種類は限定しない。たとえば、対
象データとして作業工程表のように、時間割(範囲)と
その時間における作業工程(作業内容)を有するデータ
の編集などが考えられる。
【0047】また、本発明のうち対象データを映像に限
定する映像構造編集装置は、映像を構造化して内容を記
述し、その構造情報を映像検索や映像編集、検索結果ブ
ラウズ、ダイジェスト作成に利用する技術に利用される
ものである。
【0048】構造生成後に行う修正では、親セグメント
の範囲を変更する場合でも、その下の階層に存在する子
供のセグメントの情報を保存したまま親セグメントの境
界を変更したい。そこで本発明では、あらかじめ作成し
た構造に対して、できるだけ元の情報を利用しながら手
直しや修正を加える機能を提供するものである。
【0049】先ず、本実施の形態の映像構造編集装置に
ついて、 〔映像構造編集装置の概略構成〕 〔構造情報の構成〕 〔構造表示ソフトによる構造情報の表示例〕 〔構造編集ソフトの機能の具体的な説明〕 〔セグメントの代表範囲および代表フレームのコピー/
移動処理〕 の順序で、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0050】〔映像構造編集装置の概略構成〕図1は、
本実施の形態の映像構造編集装置100の一例を示す概
略構成図である。映像構造編集装置100は、映像スト
リームおよび/または映像ストリームを構造化した構造
情報を記憶した記憶部103から映像ストリームを入力
して映像ストリームの構造を解析すると共に、解析した
結果に基づいて、映像ストリームの構造を表示画面10
2に視覚的に表示する処理を行うコンピュータ101で
構成される。なお、図において、204はキーボード、
205はポインティングデバイスであるマウスを示す。
【0051】記憶部103としては、コンピュータ10
1中に内蔵されたハードディスクを用いても良いが、こ
こでは、ネットワークを介してコンピュータ101と接
続されている映像情報ライブラリや、フロッピー(登録
商標)ディスク、CD−ROM、MO、DVD等の記録
媒体を用いるものとする。また、記憶部103は、映像
ストリームまたは構造情報のいずれか一方が記憶されて
いるものや、映像ストリームと構造情報の両方が記憶さ
れているもののどちらでも良く、映像構造編集装置10
0で構造編集を行う前に、対象となる映像ストリームと
構造情報をコンピュータ101内に読み込んで置くこと
ができれば良い。
【0052】図2は、図1に示したコンピュータ101
のブロック構成図である。コンピュータ101は、後述
するソフトウエアに基づく処理を実行するCPU201
と、ブートプログラム等を記憶したROM202と、C
PU201のワークエリアとして使用されるRAM20
3と、各種の入力操作を行なうためのキーボード204
およびマウス205と、映像ストリームの解析過程や映
像ストリームの構造を表示するための表示画面102を
有したCRTや液晶ディスプレイ等の表示装置206
と、本実施の形態に係る映像構造編集装置の機能を実現
するための構造解析ソフト207,構造編集ソフト20
8,構造表示ソフト209等の各種アプリケーションプ
ログラムやデータを記憶したハードディスク210と、
図1に示した記憶部103とコンピュータ101とを接
続する各種ドライバー,ネットワークアダプタ等のイン
タフェース部211と、上記各部を接続するバス212
と、を少なくとも備えている。
【0053】なお、図1および図2に示した映像構造編
集装置100の構成は、あくまでも一例を示すものであ
って、後述する本実施の形態の各機能を実現することが
可能であれば、いかなるシステム構成であっても良い。
また、映像ストリームを解析して構造情報を生成し、そ
の構造を表示画面に表示する構造表示方法の基本的な技
術としては、本出願人によって特願平10−24959
8号で提案された技術を適用することができる。さらに
映像ストリームの構造化の方法は、特に限定するもので
はないが、少なくとも、映像ストリーム中の任意の範囲
をセグメントとして定義し、或るセグメントで定義され
た範囲に含まれる範囲または同一の範囲を他の複数のセ
グメントの集合で表現できる場合に、複数のセグメント
の集合をパッケージとして定義し、また、これら複数の
セグメントを上記或るセグメントの部分セグメントとし
て定義することにより、映像ストリームの全体を構造化
したものを対象とする。
【0054】以上の構成において、本発明の各手段と上
記各部の対応関係について説明する。本発明の第1の指
定手段、第2の指定手段、第3の指定手段、第4の指定
手段、第5の指定手段、第6の指定手段、第7の指定手
段、第8の指定手段、第9の指定手段は、基本的に表示
装置206とマウス205と構造編集ソフト208で実
現される。また、本発明のセグメント分割手段、セグメ
ント境界移動手段、セグメントマージ手段、パッケージ
階層アップ手段、セグメント階層ダウン手段、セグメン
ト階層アップ手段、セグメント削除手段、パッケージ削
除手段、コピー/移動処理手段、属性コピー/移動手段
は、コンピュータ101のアプリケーションプログラム
として実現されており、本実施の形態では構造解析ソフ
ト207、構造編集ソフト208および構造表示ソフト
209に対応する。
【0055】〔構造情報の構成〕次に、図3を参照し
て、本実施の形態の映像構造編集装置で使用する構造情
報の構造例について説明する。本実施の形態では、一つ
の映像ストリーム全体の構造の入口をルートRとして定
義し、このルートRの下に階層的に存在する構造を表す
構造要素として、映像ストリーム中の任意の範囲をセグ
メントSとして定義し、或るセグメントSで定義された
範囲に含まれる範囲(すなわち、セグメントSの一部に
相当する範囲)または同一の範囲を他の複数のセグメン
トSの集合で表現できる場合に、これら複数のセグメン
トSの集合をパッケージPとして定義する。
【0056】すなわち、図3に示す構造例において、ル
ートRの直下にある第1階層には、映像全体を表すパッ
ケージP(符号A参照)とそのパッケージPを構成する
1つのセグメントSが存在する。また、第2階層には、
パッケージP(符号B参照)とそのパッケージPを構成
する6つのセグメントSと、パッケージP(符号C参
照)とそのパッケージPを構成する3つのセグメントS
と、パッケージP(符号D参照)とそのパッケージPを
構成する2つのセグメントSとが存在する。また、第3
階層には、パッケージP(符号E参照)とそのパッケー
ジPを構成する3つのセグメントSと、パッケージP
(符号F参照)とそのパッケージPを構成する2つのセ
グメントSと、パッケージP(符号G参照)とそのパッ
ケージPを構成する1つのセグメントSと、パッケージ
P(符号H参照)とそのパッケージPを構成する2つの
セグメントSと、パッケージP(符号I参照)とそのパ
ッケージPを構成する5つのセグメントSとが存在す
る。また、第4階層には、パッケージP(符号J参照)
とそのパッケージPを構成する2つのセグメントSとが
存在する。
【0057】なお、図3の構造例では、階層として第1
階層〜第4階層が存在するが、この階層の深さおよび各
階層のパッケージPの数は特に限定するものではなく、
必要に応じて設定されたものである。また、本実施の形
態では、上位の階層のセグメントで定義された範囲の一
部の範囲または同一の範囲を下位の複数のセグメントの
集合で表現できる場合に、これら複数のセグメントを上
位の階層のセグメントに対する部分セグメントと定義す
る。
【0058】次に、パッケージPをどのような基準で生
成するかについて、例を挙げて説明する。たとえば、図
3に示した構造の映像ストリームが、映画を記録した映
像ストリームである場合に、第2階層の3つのパッケー
ジPのうち、1番目のパッケージP(符号B参照)は、
映像を静止画の特徴により分けたものであり、2番目の
パッケージP(符号C参照)は登場人物別に分けたもの
であり、3番目のパッケージP(符号D参照)は時間で
分けたものである。この例では、親セグメント(上位の
階層のセグメント)を分割する形式で部分セグメント
(親セグメントの一つ下の階層のセグメント)を生成し
ているので、1つのパッケージを構成する部分セグメン
トの範囲は互いに重ならずに、部分セグメントの範囲を
集めると親セグメントの範囲となっている。
【0059】また、前述したように映像ストリームの構
造は、あらかじめ生成された構造情報から抽出または読
み出してもよく、映像ストリームを読み込んで、その場
で直接構造化し、構造情報を生成しても良い。
【0060】〔構造表示ソフトによる構造情報の表示
例〕図4は、本実施の形態の構造表示ソフト209によ
る構造編集画面401の表示例を示す説明図である。こ
の構造表示ソフト209が本発明の構造構成表示手段に
相当し、以下に示すように、構造情報に基づいて映像ス
トリームの階層構造を表示する。ただし、ここでは説明
を簡単にするために表示画面102の1画面のサイズで
全ての構造情報の表示が可能な映像ストリームを例と
し、さらに構造表示ソフト209の基本的な機能のみを
表示した構造編集画面401を示すものとする。
【0061】構造編集画面401は、図4に示すよう
に、各パッケージをノード301aとして構造情報をツ
リー状の親子関係で表した構造情報301を表示する構
造表示部401Aと、各パッケージの範囲を示すパッケ
ージ識別表示302aおよびパッケージ識別表示302
aの構成要素となる各セグメントの範囲を示すセグメン
ト識別表示302bから成る構成情報302を該当する
ノードの表示行に合わせて表示すると共に、各セグメン
トの範囲を数値目盛と対応させて認識するためのスケー
ル303を表示する構成表示部401Bとから構成され
る。なお、304は、構造表示部401Aと構成表示部
401Bの対応する表示行を視覚的に認識し易くするた
めの行表示部を示し、305は選択したセグメントの再
生を指定する再生ボタンアイコンを示す。
【0062】以上の構成において、図4および図5の本
実施の形態における表示画面102の表示例を参照し
て、その動作について説明する。先ず、図3に示したよ
うな映像ストリームの構造を表示画面102に表示する
と、図5に示すようになる。ここで、構造表示部401
Aに表示される構造情報301および構成表示部401
Bに表示される構成情報302は、以下の〜のルー
ル(条件)に基づいて表示されている。なお、ここでは
各ノード301aを区別して分かり易くするために、ノ
ードを示す□(点線の□)の表示内に図3に示した符号
A〜Jを記述する。同様の理由からパッケージ識別表示
302aおよびセグメント識別表示302bをPA,S
A等で記述する。
【0063】ルール ツリー状の親子関係において、同一の階層に属するノー
ドは、同一の表示行または表示列に表示され、それぞれ
直線で結ばれる。なお、このルールは、以下のように
換言することができる。すなわち、構造情報301のツ
リー状の親子関係の配置において、任意のパッケージを
親パッケージとした際に、親パッケージの構成要素の一
つであるセグメントの範囲と同一の範囲を他の複数のセ
グメントの集合で表現した子パッケージが複数定義され
ている場合には、当該複数の子パッケージ同士を兄弟パ
ッケージとして定義し、これら兄弟パッケージを示す複
数のノードを縦方向に並べて配置し、かつ、これらのノ
ードを線で結んで表示する。また、ツリー状の親子関係
において、任意のパッケージを親パッケージとした際
に、親パッケージの構成要素である複数のセグメントの
いずれか一つのセグメントの範囲と同一の範囲を他の複
数のセグメントの集合で表現した子パッケージが複数定
義されており、かつ、当該複数の子パッケージの範囲が
重ならない場合には、これらの複数の子パッケージを示
す複数のノード同士を横方向に並べて配置し、かつ、こ
れらのノードを線で結んで表示する。
【0064】したがって、図5において、ノードBとノ
ードCとノードDは同一の表示列に表示され、かつ、直
線で結ばれているので、同一の階層であり、これらのノ
ードB,C,Dに対応したパッケージは兄弟パッケージ
である。また、ノードGとノードHとノードIは同一の
表示行に表示され、かつ、直線で結ばれているので、同
一の階層であるが、これらのノードG,H,Iに対応し
たパッケージは兄弟パッケージではない。
【0065】ルール ツリー状の親子関係において、映像ストリームの全体を
表すパッケージのノードは最上位のパッケージとして定
義し、対応するノードを構造情報301(構造表示部4
01A)の左上部に配置する。したがって、映像全体を
表すパッケージPを示すノードAが構造情報301の左
上部に配置されている。
【0066】ルール ツリー状の親子関係において、任意のパッケージを親パ
ッケージとした際に、親パッケージの構成要素の一つで
あるセグメントの範囲と同一の範囲を他の複数のセグメ
ントの集合で表現した子パッケージが定義されてる場合
には、当該子パッケージを示すノードを親パッケージを
示すノードの右下に配置し、かつ、これらのノードを折
れ線で結んで表示する。たとえば、ノードEを親パッケ
ージとした場合、その子パッケージであるノードJは、
構造表示部401Aの表示においてノードEの右下に配
置され、かつ、ノードEと折れ線で結ばれている。
【0067】ルール ツリー状の親子関係において、兄弟パッケージを親パッ
ケージとする子パッケージが存在する場合、当該子パッ
ケージを示すノードを該当する兄弟パッケージを示すノ
ードの右下に配置し、かつ、該当する兄弟パッケージの
下方に位置する兄弟パッケージを右下に配置した子パッ
ケージの位置より下方になるように配置する。
【0068】したがって、図5において、ノードEとノ
ードFとノードJに注目すると、ノードEとノードFの
それぞれのパッケージは、兄弟パッケージの関係にあ
り、ノードEとノードJのそれぞれのパッケージは、親
パッケージと子パッケージの関係にある。そのため、ノ
ードEの右下にノードJが配置され、ノードFはノード
Jの存在する行の次の行に配置されている。
【0069】ルール 構成表示部401Bは、画面の横方向を時系列方向とし
ており、構造表示部401Aの行表示部304で特定さ
れる各ノードに対応する行に、該当するパッケージの範
囲に対応した長さで、かつ、時系列上の該当する位置に
細い帯状のパッケージ識別表示302aを表示する。ま
た、パッケージ識別表示302aで表示されたパッケー
ジを構成する各セグメント毎に、セグメントの範囲に対
応させた長さで、かつ、時系列上の該当する位置にブロ
ック形状のセグメント識別表示302bを表示する。
【0070】したがって、図5において、たとえば、ノ
ードAに対応するパッケージ識別表示(符号PA)は、
ノードAと同一行で、かつ、映像ストリームの全体を示
す長さの細い帯状で表示される。また、ノードAに対応
するセグメント識別表示(符号SA)は、ノードAと同
一行で、かつ、セグメントの範囲(ここでは映像ストリ
ームの全体)に対応した長さのブロック形状で表示され
る。
【0071】また、ノードEに対応するパッケージ識別
表示(符号PE)は、ノードEと同一行に、ノードEに
対応するパッケージの長さで、かつ、時系列上の該当す
る位置に細い帯状で表示される。また、ノードEに対応
するセグメント識別表示(符号SE1〜SE3)は、ノ
ードEと同一行に、それぞれのセグメントの範囲で、か
つ、時系列上の該当する位置にブロック形状で表示され
る。
【0072】本実施の形態の映像構造編集装置100
は、構造表示ソフト209でルール〜を実行するこ
とにより、構造情報の内部の論理構造を視覚化して容易
に把握できるようにすると共に、各セグメントのもつ範
囲の割合を直感的に知ることができ、複数のパッケージ
の構造やセグメントの構成を簡単に比較検討することが
でき、さらに構造情報全体の構造中における各パッケー
ジまたはセグメントの範囲や配置を直感的かつ定量的に
理解できるように表示することができる。
【0073】また、本実施の形態の構造表示ソフト20
9を応用することにより、たとえば、後述する構造編集
ソフト208によるセグメントの追加、削除、範囲変更
などの編集結果を随時反映し表示することが容易である
ことは明らかである。また、このような構造表示方法を
用いて編集した構造は、検索やブラウズのための情報と
して利用することができ、後日、利用するために再度記
憶部103に保存するとよい。
【0074】〔構造編集ソフトの機能の具体的な説明〕
次に、図6〜図31の表示画面例を参照して、構造編集
ソフト208の映像ストリーム構造の修正機能について
説明する。なお、本実施の形態において構造編集ソフト
208は前述した構造表示ソフト209および構造解析
ソフト207と連動して動作し、修正機能を実現する。
【0075】図6は、映像ストリームの階層構造を構造
表示ソフト209で構造編集画面401に表示した例を
示す。ここでは簡略化するために、4階層の構造を有し
た映像ストリームを例とし、さらに構成表示部401B
に表示されている各セグメントは番号を記述して識別す
るものとする。
【0076】図6の構造編集画面401では、第1階層
のパッケージを構成するセグメントを(番号2)とし、
第2階層のパッケージを構成するセグメントを(番号
4、5、6、7)とし、第3階層のパッケージのうちセ
グメント(番号5)に対応したパッケージを構成するセ
グメントを(番号10、11、12、13)とし、第3
階層のパッケージのうちセグメント(番号6)に対応し
たパッケージを構成するセグメントを(番号20、2
1、22)とし、第4階層のパッケージを構成するセグ
メントを(番号15、16)としている。
【0077】ここで、セグメントを分割する修正処理に
ついて説明する。 (分割修正処理1)たとえば、図6の第2階層のセグメ
ント(番号4)を先頭から400フレームの位置で分割
する場合、マウス205を用いて構造編集画面401に
表示された構造表示部401Aのセグメント(番号4)
をクリックする。これによって、セグメント(番号4)
が対象セグメントとして指定される。次に、マウス20
5を用いて対象セグメントの範囲に含まれる任意の位置
(ここでは、400フレームの位置)をクリックする。
続いて、セグメント分割アイコン(図示せず)を指定す
ると、構造編集ソフト208が、直前にクリックされた
位置を分割位置として、対象セグメント(番号4)の範
囲を分割位置で前半セグメントと後半セグメントの2つ
のセグメントに分割し、図7に示すように、対象セグメ
ント(番号4)を2つのセグメント(番号4、番号2
3)で置き換える。
【0078】なお、ここでは、前半セグメントが元の対
象セグメントの番号(番号4)を引継ぎ、後半セグメン
トに新しいセグメントの番号(番号23)が付与された
例を示すが、分割して生成した2つのセグメントに新た
な番号を付与して管理するようにしても良い。また、セ
グメント(番号4)は、その下の階層にパッケージを有
していないので、下位のセグメントは、セグメント(番
号4)の分割による影響を受けない。
【0079】(分割修正処理2)次に、対象セグメント
がパッケージを有する場合の分割修正処理について説明
する。たとえば、図6のセグメント(番号6)を対象セ
グメントとして指定した場合、対象セグメント(番号
6)はパッケージT0を有しており、対象セグメント
(番号6)の下の階層には、パッケージT0を構成する
3つのセグメント(番号20、21、22)が存在して
いる。
【0080】このように対象セグメントがパッケージを
有する場合には、該当するパッケージを前半セグメント
の範囲に対応するセグメントからなる前半パッケージと
後半セグメントの範囲に対応するセグメントからなる後
半パッケージの2つのパッケージに分割する。具体的に
は、図8に示すように、セグメント(番号6)上に分割
位置Mを指定すると、対象セグメント(番号6)の範囲
を分割位置Mで前半セグメント(番号6)と後半セグメ
ント(番号23)の2つのセグメントに分割し、パッケ
ージT0を前半セグメント(番号6)に対応するパッケ
ージT1と後半セグメント(番号23)に対応するパッ
ケージT2とに分割する。
【0081】なお、対象セグメントが下の階層にパッケ
ージ以下の構造要素を持つ場合には、下位の階層のセグ
メントを分断する場合の処理として、次の3つの分断方
法がある。 第1の分断:分断されるセグメント以下の構造要素を削
除する(図9参照)。 第2の分断:分断されるセグメントを分割する(図10
参照)。 第3の分断:分断されるセグメントを分割した後、両隣
のセグメントにマージする(図8参照)。
【0082】図8で示したように、対象セグメントを前
半セグメント(番号6)と後半セグメント(番号23)
の2つのセグメントに分割し、パッケージT0を前半セ
グメント(番号6)に対応するパッケージT1と後半セ
グメント(番号23)に対応するパッケージT2とに分
割する場合が、第3の分断に相当する。
【0083】また、図9に示すように、分割位置Mで分
断されたセグメント(番号21)を削除したものが、第
1の分断に相当する。この場合、分断後のパッケージ
は、前半セグメント(番号6)の下の階層のセグメント
を纏めたものをパッケージT3とし、後半セグメント
(番号23)の下の階層のセグメントを纏めたものをパ
ッケージT4として生成される。
【0084】また、図10に示すように、分断されるセ
グメント(番号21)を分割して、セグメント(番号2
1)とセグメント(番号24)を生成するものが、第2
の分断に相当する。
【0085】上記第1〜第3の分断の処理は、対象セグ
メントの下位の階層のセグメントで分割位置Mで分断さ
れるセグメントが存在する場合には、再帰的に末端の子
孫のセグメントまで適用される。
【0086】さらに、第1〜第3の分断の処理のいずれ
を使用するかは、たとえば、図10のプルダウンメニュ
ー1001からマウス205で所望の処理を選択するこ
とで容易に実現できる。
【0087】(境界移動処理1)次に、セグメントの境
界を移動させる境界移動処理について説明する。境界移
動処理1では、対象セグメントの直前のセグメントの終
了位置と対象セグメントの開始位置が等しく、さらに対
象セグメントの終了位置と次のセグメントの開始位置が
等しい場合に、マウス205を用いて対象セグメントの
開始位置側の境界または終了位置側の境界の移動を指定
することが可能となる。マウス205を用いて境界の移
動を指定すると、指定された対象セグメントの開始位置
側の境界または終了位置側の境界を移動位置まで移動さ
せる。
【0088】具体的には、図6の第3階層のセグメント
(番号21)の開始位置側の境界(図中の左境界位置)
を指定して、この境界を先頭から1760フレームの位
置に変更(移動)させる場合を例とする。先ず、マウス
205を用いて構造編集画面401に表示された構造表
示部401Aのセグメント(番号21)をクリックす
る。これによって、セグメント(番号21)が対象セグ
メントとして指定される。次に、マウス205を用いて
対象セグメント(番号21)の左境界位置をクリックす
る。続いて、境界移動アイコン(図示せず)を指定した
後、任意の位置を移動位置M0としてクリックすると、
構造編集ソフト208が、図11に示すように、対象セ
グメント(番号21)の左境界位置を移動位置M0まで
移動させる。このとき、対象セグメント(番号21)の
両隣のセグメント(番号20、番号22)は、境界の移
動位置に追従して、そのセグメントの範囲が変更され
る。
【0089】境界の移動処理においては、対象セグメン
トとそれに隣接するセグメントとの境界をどのように移
動させるかによって、2つの境界移動の方法が存在す
る。 第1の境界移動:対象セグメントの開始位置または終了
位置のみを移動させて他のセグメントの開始位置または
終了位置を変更しない。換言すれば、移動によって空い
た領域をそのままにする(図12参照)。 第2の境界移動:対象セグメントの開始位置または終了
位置を移動させると共に、対象セグメントの開始位置ま
たは終了位置に接した他のセグメントの終了位置または
開始位置を移動させる(図11参照)。 第3の境界移動:対象セグメントの開始位置または終了
位置のみを移動させて他のセグメントの開始位置または
終了位置を変更せずに、生成された隙間を埋めるように
新たなセグメントを挿入する(図13参照)。
【0090】図6において、対象セグメントとしてセグ
メント(番号20)を指定し、対象セグメント(番号2
0)の右境界位置(終了位置)を指定した後、この境界
を先頭から1760フレームの位置に変更(移動)させ
ると、図12に示すように、セグメント(番号20)と
セグメント(番号21)の間の移動によって空いた領域
がそのままに空きの状態となる。これが第1の境界移動
に相当する。
【0091】また、図11で示したように、対象セグメ
ント(番号21)とその両隣のセグメント(番号20、
番号22)の境界が常に一緒に移動するものが第2の境
界移動に相当する。
【0092】さらに、図6において、対象セグメントと
してセグメント(番号20)を指定し、対象セグメント
(番号20)の右境界位置(終了位置)を指定した後、
この境界を先頭から1760フレームの位置に変更(移
動)させると、図13に示すように、セグメント(番号
20)とセグメント(番号21)の間の移動によって空
いた領域に、新たなセグメント(番号23)が挿入され
るものが、第3の境界移動に相当する。
【0093】さらに、第1〜第3の境界移動の処理のい
ずれを使用するかは、たとえば、図13のプルダウンメ
ニュー1301からマウス205で所望の処理を選択す
ることで容易に実現できる。
【0094】(境界移動処理2)境界移動処理2では、
セグメントの境界移動において、対象セグメントがパッ
ケージを有する場合に、該当するパッケージ中のセグメ
ントの境界も対象セグメントの範囲に応じて移動させ
る。たとえば、図14のセグメント(番号6)の左境界
位置を移動位置M7まで移動させる場合を例とすると、
対象セグメント(番号6)がパッケージT8を有してお
り、隣接するセグメント(番号5)がパッケージT7を
有している。この状態から対象セグメント(番号6)の
左境界位置を移動位置M7まで移動させると、図15に
示すように、対象セグメント(番号6)の左境界位置の
移動によって、パッケージT8のセグメント(番号2
0)の左境界位置も移動位置M7まで移動する。同様に
パッケージT7のセグメント(番号13)の右境界位置
が移動位置M7まで移動する。
【0095】(境界移動処理3)セグメントの境界移動
において、対象セグメントがパッケージを有する場
合、、対象セグメントの境界移動と連動して、該当する
パッケージの境界も変更されるため、対象セグメントの
境界移動時に一旦パッケージを展開して、移動後のパッ
ケージの境界(範囲)に応じて、パッケージを構成する
セグメントを再構成する必要がある。
【0096】また、境界の移動処理において、対象セグ
メントが下の階層にパッケージ以下の構造要素を持つ場
合、対象セグメントの境界移動によって下位の階層のセ
グメントの分断が発生する。この場合の分断の処理とし
ても、次の3つの分断方法がある。 第1の分断:対象セグメントの境界移動によって分断さ
れるセグメント以下の構造要素を削除する(図16参
照)。 第2の分断:対象セグメントの境界移動によって分断さ
れるセグメントを分割する(図17参照)。 第3の分断:対象セグメントの境界移動によって分断さ
れるセグメントを分割した後、両隣のセグメントにマー
ジする(図18参照)。
【0097】図16に示すように、セグメント(番号
6)の左境界位置を移動位置M8まで移動させると、移
動位置M8でセグメント(番号21)が分断される。こ
の分断されたセグメント(番号21)を削除したもの
が、第1の分断に相当する。この場合、分断後のパッケ
ージは、セグメント(番号10、11、12、13、2
0)から成るパッケージT9と、セグメント(番号2
2)から成るパッケージT10が生成される。
【0098】また、図17に示すように、移動位置M8
で分断されるセグメント(番号21)を分割して、セグ
メント(番号21)とセグメント(番号23)を生成す
るものが、第2の分断に相当する。
【0099】また、図18で示すように、移動位置M8
で分断されるセグメント(番号21)を2つのセグメン
トに分割し、分割した前半セグメントをセグメント(番
号20)にマージし、分割した後半セグメントをセグメ
ント(番号22)にマージするものが、第3の分断に相
当する。
【0100】上記第1〜第3の分断の処理は、対象セグ
メントの下位の階層のセグメントで移動位置Mで分断さ
れるセグメントが存在する場合には、再帰的に末端の子
孫のセグメントまで適用される。
【0101】(マージ処理)次に、複数のセグメントを
マージして1つのセグメントに置き換えるセグメントマ
ージ処理について説明する。 セグメントのマージ処理
は、先ず、マージ(併合)する複数の対象セグメントを
指定し、マージ処理アイコン(図示せず)を選択する
と、指定された複数の対象セグメントをマージし、時系
列で先頭のセグメントの開始位置から最後のセグメント
の終了位置までを1セグメントとして置き換えるもので
ある。
【0102】たとえば、図6のセグメント(番号5)と
セグメント(番号6)をマージする対象セグメントとし
て指定し、続いて、マージ処理アイコン(図示せず)を
指定すると、図19に示すように、対象セグメント(番
号5)と対象セグメント(番号6)が併合されて、1つ
のセグメント(番号5)として置き換えられる。このと
き、対象セグメントが下の階層にパッケージ以下の構造
要素を持つ場合、対象セグメントのマージによってパッ
ケージの併合が行われる。図19の例では、マージによ
って生成された新しい1つのセグメント(番号5)の下
のパッケージが併合させて、セグメント(番号10、1
1、12、13、20、21、22)からなる1つのパ
ッケージが生成される。すなわち、対象となるセグメン
トに子パッケージが1つでも存在する場合、これらは1
つに合成され、各パッケージの子セグメントすべてが管
理される。
【0103】(パッケージ階層アップ処理)次に、パッ
ケージ階層アップ処理について説明する。本実施の形態
のパッケージ階層アップ処理では、対象パッケージを指
定し、対象パッケージの構成要素である全てのセグメン
トを対象パッケージの上位のセグメントの変わりに置き
換えて、対象パッケージの1階層アップを行う。
【0104】たとえば、図6のパッケージT20を対象
パッケージとして指定し、続いて、パッケージ階層アッ
プ処理アイコン(図示せず)を指定すると、図20に示
すように、パッケージT20の上位の対象セグメント
(番号5)が、パッケージT20を構成するセグメント
(番号10、11、12、13)で置き換えられる。こ
の結果、対象パッケージT20は1階層上のパッケージ
T21に含まれ、1階層アップしたことになる。また、
このパッケージの階層アンプによって、図6で第3階層
に配置されていたセグメント(番号10、11、12、
13)が第2階層に移動し、第4階層に配置されていた
セグメント(番号15、16)が第3階層に移動する。
【0105】(セグメント階層ダウン処理)セグメント
階層ダウン処理について説明する。この処理では、ある
階層に存在する複数のセグメントを指定して、これら複
数のセグメントから1つの新パッケージを作成すると共
に、これら複数のセグメントをマージ(併合)した1つ
の新セグメントを作成し、複数のセグメントが存在して
いた階層に新セグメントを配置し、新パッケージ(すな
わち、複数のセグメント)を新セグメントの下の階層に
配置するものである。換言すれば、複数のセグメントが
1つの下の階層に移行したことになる。
【0106】たとえば、図6の第2階層に存在するセグ
メントの中から3つのセグメント(番号5、6、7)が
対象セグメントとして指定された場合を例に説明する。
ここで、対象セグメントとして指定可能な複数のセグメ
ントは、同じパッケージ内部の隣り合った複数のセグメ
ントであることが条件となる。換言すれば、対象セグメ
ントとして指定したい2つのセグメントの間に他のセグ
メントが存在する場合には、本実施の形態のセグメント
階層ダウン処理を適用することはできない。この場合に
は、それぞれ個別にセグメント階層ダウン処理を行う
か、他の処理と組み合わせて希望するセグメント階層ダ
ウン処理を実現する必要がある。
【0107】第2階層で対象セグメント(番号5、6、
7)を指定し、続いて、セグメント階層ダウン処理アイ
コン(図示せず)を指定すると、図21に示すように、
新セグメントとしてセグメント(番号23)が生成さ
れ、セグメント(番号23)が第2階層の対象セグメン
ト(番号5、6、7)の配置される。同時に、対象セグ
メント(番号5、6、7)から1つのパッケージT22
が作成され、新パッケージT22が、第2階層のセグメ
ント(番号23)の下(第3階層)に配置される。この
とき、図21から明らかなように、セグメント(番号
5、6)のように、下の階層にパッケージ等の構成要素
をもつ場合には、セグメント(番号5、6)が1階層ダ
ウンすることを受けて、それぞれ1階層ずつ下に移動さ
せる。
【0108】(セグメント階層アップ処理)次に、セグ
メント階層アップ処理について説明する。セグメント階
層アップ処理では、ある階層に存在する複数のセグメン
トを指定して、複数の対象セグメントが含まれるパッケ
ージの上位のセグメントを親セグメントとし、親セグメ
ントを複数の対象セグメントを併せた範囲の新セグメン
トとそれ以外のセグメントに分割し、複数の対象セグメ
ントを新セグメントと置き換えるものである。
【0109】たとえば、図6の第3階層に存在するセグ
メントの中から3つのセグメント(番号11、12、1
3)が対象セグメントとして指定された場合を例に説明
する。ここで、対象セグメントとして指定可能な複数の
セグメントは、同じパッケージ内部の隣り合った複数の
セグメントであることが条件となる。
【0110】第3階層で対象セグメント(番号11、1
2、13)を指定し、続いて、セグメント階層アップ処
理アイコン(図示せず)を指定すると、指定された第3
階層の対象セグメントの親セグメント(番号5)が、対
象セグメント(番号11、12、13)を併せた範囲の
新セグメントとそれ以外のセグメントに分割される。こ
のとき、親セグメントが新セグメントを含めて2つに分
割される場合には、新セグメント以外のセグメントに親
セグメントの番号が受け継がれる。また、親セグメント
が新セグメントを含めて3つの分割される場合には、新
セグメント以外のセグメントで親セグメントの開始位置
側のセグメントに親セグメントの番号が受け継がれ、終
了位置側のセグメントに新たなセグメントの番号が付与
される。
【0111】その後、第2階層の新セグメントが第3階
層の対象セグメント(番号11、12、13)で置き換
えられ、図22に示すように、セグメントが1階層アッ
プする。このとき、対象セグメントが下の階層にパッケ
ージ等の構成要素をもつ場合には、下位の構成要素も対
象セグメントの1階層アップに追従させて、それぞれ1
階層ずつ上に移動させる。
【0112】(セグメント削除処理)次に、セグメント
削除処理について説明する。セグメント削除処理では、
対象セグメントとして指定されたセグメントを削除す
る。このとき、対象セグメント以下の構造要素を削除し
た後の隙間の処理として、〜の処理が存在する。
【0113】 後処理なし。 直前のセグメント境界を伸ばす(第1の処理)。 直後のセグメント境界を伸ばす(第2の処理)。 対象セグメントの範囲内の一点を指定し、直前およ
び直後のセグメント境界を指定した位置まで伸ばす(第
3の処理)。
【0114】図6においてセグメント(番号6)の削除
が指定された場合を例に説明する。 後処理なしの場合には、図23に示すように、セグメ
ント(番号6)の削除によってセグメント(番号6)か
ら下位の構成要素が全て削除された状態となる。 第1の処理の場合には、図24に示すように、対象セ
グメント(番号6)の存在していた第2階層では、直前
のセグメント(番号5)のセグメント境界をセグメント
(番号7)まで伸ばす。このとき、第3階層では、セグ
メント(番号13)のセグメント境界を第3階層で削除
されたセグメント(番号22)の右境界位置まで伸ばし
てもよい。あるいは、図25のように、第3階層は削除
したままでもよい。 第2の処理の場合には、図26に示すように、対象セ
グメント(番号6)の存在していた第2階層では、直後
のセグメント(番号7)のセグメント境界をセグメント
(番号5)まで伸ばす。また、第3階層では、セグメン
ト(番号22)の直後にはセグメントが存在しないの
で、そのままセグメント(番号20、21、22)を削
除する。 第3の処理の場合には、図27に示すように、対象セ
グメントの範囲内の一点M30を指定し、直前のセグメ
ント(番号5)および直後のセグメント(番号7)境界
を指定した位置まで伸ばす。
【0115】なお、〜の処理のいずれを使用するか
は、たとえば、プルダウンメニュー(図示せず)からマ
ウス205で所望の処理を選択することで容易に実現で
きる。
【0116】(パッケージ削除処理)次に、パッケージ
の削除について説明する。パッケージ削除処理では、対
象パッケージ以下の構造要素を削除する。具体的には、
図6のパッケージT20を対象パッケージとして指定す
ると、図28のようにパッケージT20以下の構造要素
が削除される。
【0117】なお、上記の説明では、分割位置や、移動
位置の指定をする場合の線分表示等について言及してい
ないが、図29および図31に示すように、階層構造に
おいて第1階層から最下位の階層まで、移動位置や分割
位置を見渡すために、線分表示D10〜D12を表示
し、マウス205でこれらの線分表示D10〜D12を
自由に平行移動させて位置を決定すると、視認性が向上
し、作業効率が良い。
【0118】また、図30は、セグメント分割処理を行
うための操作ダイアログ500の例を示す。操作ダイア
ログ500は、セグメント分割を支援するためのもので
あり、フレーム単位で厳格にセグメントの修正を行う際
に有効である。操作ダイアログ500の表示タイミング
は、たとえば、対象セグメントを指定して、セグメント
分割処理を指定すると画面表示される。図において、5
01は対象セグメントの開始位置フレーム、502は対
象セグメントの終了位置フレーム、504は分割候補と
なるフレーム(図29の線分表示D10で指定した分割
位置のフレーム)を示している。また、503は分割候
補となるフレームの直前のフレームである。
【0119】また、505は分割位置を指定する際の分
割位置フレームのフレーム数を入力するための数値入力
部を示す。この数値入力部505に分割位置フレームと
してフレーム数を入力したり、線分表示D10を移動さ
せたりすると、503および504の表示フレームが変
更される。
【0120】506は対象セグメントの再生を指定する
再生ボタンを示し、507はセグメント分割を行う際に
分割の候補となるフレームを選択するためのフレーム候
補選択ボタンを示す。このフレーム候補選択ボタン50
7をクリックすると、図33に示すフレーム連続表示画
面700が表示される。フレーム連続表示画面700に
は、その時点で指定されている候補フレーム(フレーム
504)の周辺が連続フレームとして表示される。
【0121】図32は、セグメント境界移動処理を行う
際の操作ダイアログ600の例を示す。操作ダイアログ
600は、移動位置がフレーム単位であるときにセグメ
ント境界移動を支援するためのものであり、フレーム単
位で厳格にセグメントの修正を行う際に有効である。操
作ダイアログ600の表示タイミングは、たとえば、対
象セグメントを指定して、セグメント境界移動処理を指
定すると画面表示される。図において、601および6
02は図31の線分表示D11、D12に対応してい
る。
【0122】また、604が対象セグメント、604a
が対象セグメントの開始位置フレーム(開始フレー
ム)、604bが対象セグメントの終了位置フレーム
(終了フレーム)を示し、603が対象セグメントの直
前のセグメント、603aが直前のセグメントの開始位
置フレーム、603bが対象セグメントの直前の終了位
置フレームを示し、605が対象セグメントの直後のセ
グメント、604aが直後のセグメントの開始位置フレ
ーム、603bが対象セグメントの直後の終了位置フレ
ームを示している。
【0123】さらに、607aおよび607bは、移動
位置を指定する際の移動位置フレームのフレーム数を入
力するための数値入力部を示す。数値入力部607aで
移動位置の候補となるフレーム数を入力すると、境界6
01(線分表示D11)が入力されたフレーム数の位置
に移動し、603bおよび604aの表示フレームが変
化する。また、数値入力部607bで移動位置の候補と
なるフレーム数を入力すると、境界602(線分表示D
12)が入力されたフレーム数の位置に移動し、604
bおよび605aの表示フレームが変化する。
【0124】606aおよび606bは、セグメントの
境界移動を行う際に移動位置の候補となるフレームを選
択するためのフレーム候補選択ボタンを示す。フレーム
候補選択ボタン606aをクリックすると、図33に示
すフレーム連続表示画面700が表示される。このとき
フレーム連続表示画面700には、その時点で指定され
ている候補フレームの周辺が連続フレームとして表示さ
れる。
【0125】分割位置や、移動位置がフレーム単位であ
るときに、分割フレームあるいは境界フレームを適切に
決定するためには、周辺フレームを確認することが必要
な場合にフレーム連続表示画面700での確認、選択が
有効である。フレーム数の特定は、フレーム数だけの入
力インターフェースだけでも可能であるが、この場合は
別の方法で候補となるフレームの前後を確認しなければ
ならず、効率が悪い。特に、おおざっぱに手動で指定し
て作成したセグメントに対し、カット点(分割位置)の
ずれを修正するような処理の場合には、フレーム連続表
示画面700上でカット検出アルゴリズムを利用すれば
候補点が得られ、作業の効率が上がる。この操作は視覚
的にもわかりやすい。映像を参照することが必要な場合
は、再生によってフレーム連続表示画面の対象となる位
置をみつけて同様の作業をすることで、適切なフレーム
を選択しやすくなるという利点がある。
【0126】さらに、図32において、608は、操作
ダイアログ600に表示される各フレーム(603a、
603b、604a、604b、605a、605b)
の表示を更新するための更新ボタンを示し、この更新ボ
タン608がクリックされると、各フレームのビットマ
ップ表示が更新される。なお、セグメント境界移動処理
でセグメント境界の移動があった場合に、操作ダイアロ
グ600に表示される各フレーム(603a、603
b、604a、604b、605a、605b)の更新
表示を、更新ボタン608を押した場合にのみ更新する
か、設定した更新タイミングで更新するか選択可能であ
る。基本的には、図中の『Always』のチェックボ
ックス□を選択した状態(レ点マーク)で使用すること
により、セグメント境界の変更がある度に表示が更新さ
れるが、『Always』のチェックボックス□を選択
しない状態(レ点なし)にすると、更新のタイミング
(変更間隔時間)の設定ダイアログ(図示せず)が表示
されて、設定ダイアログで変更間隔時間を指定できる。
また、このときに「更新なし」を指定することもでき
る。したがって、更新のタイミングを更間隔時間で指定
することで、処理スピードを向上させることができる。
また、「更新なし」を指定すると更新ボタンを押したタ
イミングでしか表示更新が行われないので、さらに表示
の更新を省略し、処理スピードを向上させることができ
る。
【0127】また、本実施の形態および本実施の形態の
映像構造編集装置(構造編集装置)の各手段を実現する
プログラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、
CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取
り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記
録媒体から読み出されることによって実行される。ま
た、このプログラムは、上述したような記録媒体を介し
て配布したり、またはインターネット等の通信ネットワ
ークを介して配布することができる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構造編集
装置(請求項1〜請求項16)は、構造化を行って生成
した論理構造に対し、内容を見直し修正するとき、どの
ような階層のセグメントやパッケージも簡単に手直しで
き、かつその子セグメント以下の構成をなるべく生かし
たままで処理できる。これは、それまでの構造生成の作
業が無駄にならず、おおざっぱな処理を行ったあと細か
い部分を手直しするといった、人間の自然な作業の流れ
が実現できるので効率がよい。換言すれば、範囲をもっ
たデータ(セグメント)を構造の単位として予め作成し
た構造に対して、できるだけ元の構造情報を利用しなが
ら手直しや修正を加えることが可能な機能を有した構造
編集装置を提供できるという効果を奏する。
【0129】また、本発明の構造編集装置(請求項1)
は、セグメント分割手段が、対象セグメントの範囲を分
割位置に基づいて前半セグメントと後半セグメントの2
つのセグメントに分割し、対象セグメントをこの2つの
セグメントで置き換えるため、分割したいセグメントが
ある場合に、対象セグメントとして指定し、分割位置を
指定することで簡単に修正(分割)することができる。
【0130】また、本発明の構造編集装置(請求項2)
は、構造情報の階層構造において、対象セグメントの下
の層にパッケージが存在する場合に、対象セグメントの
分割に対応させて該当するパッケージも2つに分割する
ため、元の構造情報を利用しながら手直しや修正を簡単
に加えることができる。
【0131】また、本発明の構造編集装置(請求項3)
は、第1の指定手段のポインティングデバイスで対象セ
グメントを指定すると、第2の指定手段が対象セグメン
トの表示上に分割位置を示すための線分を表示し、第2
の指定手段のポインティングデバイスで線分の位置を自
由に平行移動させて分割位置を決定するため、分割の作
業を短時間で行うことができ、作業の効率化を図ること
ができる。また、候補となる位置を視覚的にわかりやす
く表示し、自在に移動させて位置を決定できるので操作
性がよい。
【0132】また、本発明の構造編集装置(請求項4)
は、境界の移動が指定された場合に、セグメント境界移
動手段が、第3の指定手段で指定された開始位置側の境
界または終了位置側の境界を第2の指定手段で指定され
た移動位置に移動させるため、元の構造情報を利用しな
がら手直しや修正を簡単に加えることができる。
【0133】また、本発明の構造編集装置(請求項5)
は、セグメント境界移動手段で境界を移動させる場合
に、3つの境界移動の方法を選択可能であり、第1の境
界移動が選択されると、対象セグメントの開始位置また
は終了位置のみを移動させて他のセグメントの開始位置
または終了位置を変更せず、また、第2の境界移動が選
択されると、対象セグメントの開始位置または終了位置
を移動させると共に、対象セグメントの開始位置または
終了位置に接した他のセグメントの終了位置または開始
位置を移動させ、さらに、第3の境界移動が選択される
と、対象セグメントの開始位置または終了位置のみを移
動させて他のセグメントの開始位置または終了位置を変
更せずに、生成された隙間を埋めるように新たなセグメ
ントを挿入するため、修正の内容に応じて境界移動を行
うことができるので、作業性および操作性の向上を図る
ことができる。
【0134】また、本発明の構造編集装置(請求項6)
は、対象セグメントがパッケージを有する場合、セグメ
ント境界移動手段が、該当するパッケージ中のセグメン
トの境界も対象セグメントの範囲に応じて移動させるた
め、さらに作業性および操作性の向上を図ることができ
る。
【0135】また、本発明の構造編集装置(請求項7)
は、第2の指定手段のポインティングデバイスで移動位
置を示すための線分を自由に平行移動させて移動位置を
決定するため、移動の作業を短時間で行うことができ、
作業の効率化を図ることができる。また、候補となる位
置を視覚的にわかりやすく表示し、自在に移動させて位
置を決定できるので操作性がよい。
【0136】また、本発明の構造編集装置(請求項8)
は、セグメント分割手段またはセグメント境界移動手段
によって子孫のセグメントを分断する場合に3つの分断
処理から選択可能であり、第1の分断を選択すると、分
断されるセグメント以下の構造要素を削除し、また、第
2の分断を選択すると、分断されるセグメントを分割
し、分割したセグメントの下位にさらに分断されるセグ
メントがあると、再帰的に末端のセグメントまで同様の
処理を行い、さらに、第3の分断を選択すると、分断さ
れるセグメントを分割した後、両隣のセグメントにマー
ジし、分割したセグメントの下位にさらに分断されるセ
グメントがあると、再帰的に末端のセグメントまで同様
の処理を行うため、修正の内容に応じて境界移動を行う
ことができるので、作業性および操作性の向上を図るこ
とができる。また、あらかじめ生成されている階層をも
ったセグメントを操作する場合に、その子孫以下の構造
が破棄されてしまうと、それまでの作業が無駄になる。
目的に沿ったかたちでその子供以下の構造要素の情報を
生かし、操作の意味にあった処理を行うことができ、作
業がしやすいという効果を奏する。
【0137】また、本発明の構造編集装置(請求項9)
は、セグメントマージ手段が、第1の指定手段で複数の
対象セグメントが指定され、かつ、第4の指定手段でマ
ージが指定された場合に、指定された複数の対象セグメ
ントをマージし、時系列で先頭のセグメントの開始位置
から最後のセグメントの終了位置までを1セグメントと
して置き換えるため、修正の内容に応じてセグメントの
併合を行うことができるので、作業性および操作性の向
上を図ることができる。
【0138】また、本発明の構造編集装置(請求項1
0)は、構造情報の中の任意のパッケージを対象パッケ
ージとして指定する第5の指定手段と、第5の指定手段
で対象パッケージが指定された場合に、対象パッケージ
の構成要素である全てのセグメントを対象パッケージの
上位のセグメントの変わりに置き換えて、対象パッケー
ジの1階層アップを行うパッケージ階層アップ手段とを
備えたため、必要に応じてパッケージを1階層アップさ
せることができ、作業性および操作性の向上を図ること
ができる。
【0139】また、本発明の構造編集装置(請求項1
1)は、セグメント階層ダウン手段が、第1の指定手段
で複数の対象セグメントが指定され、かつ、第6の指定
手段で階層ダウンが指定された場合に、新セグメントと
して複数の対象セグメントを併せた範囲のセグメントを
作成し、複数の対象セグメントの代わりに置き換え、そ
の下に新パッケージを作成し、複数の対象セグメントを
その下に移動させるため、必要に応じてセグメントを1
階層ダウンさせることができ、作業性および操作性の向
上を図ることができる。
【0140】また、本発明の構造編集装置(請求項1
2)は、セグメント階層アップ手段が、第1の指定手段
で複数の対象セグメントが指定され、かつ、第7の指定
手段で階層アップが指定された場合に、複数の対象セグ
メントが含まれるパッケージの上位のセグメントを親セ
グメントとし、親セグメントを複数の対象セグメントを
併せた範囲の新セグメントとそれ以外のセグメントに分
割し、複数の対象セグメントを新セグメントと置き換え
るため、必要に応じてセグメントを1階層アップさせる
ことができ、作業性および操作性の向上を図ることがで
きる。
【0141】また、本発明の構造編集装置(請求項1
3)は、セグメントの削除を指定する第8の指定手段
と、第8の指定手段で削除が指定された場合に、対象セ
グメント以下の構造要素を削除するセグメント削除手段
とを備えたため、必要に応じてセグメントの削除を行う
ことができ、作業性および操作性の向上を図ることがで
きる。
【0142】また、本発明の構造編集装置(請求項1
4)は、セグメント削除手段で対象セグメント以下の構
造要素を削除した後の隙間の処理として、後処理なし、
直前のセグメント境界を伸ばす第1の処理、直後のセグ
メント境界を伸ばす第2の処理、対象セグメントの範囲
内の一点を指定し、直前および直後のセグメント境界を
指定した位置まで伸ばす第4の処理のいずれかを選択で
きるため、修正の内容に応じてセグメントの削除を行う
ことができ、作業性および操作性の向上を図ることがで
きる。
【0143】また、本発明の構造編集装置(請求項1
5)は、パッケージの削除を指定する第9の指定手段
と、第5の指定手段で対象パッケージが指定され、か
つ、第9の指定手段で削除が指定された場合に、対象パ
ッケージ以下の構造要素を削除するパッケージ削除手段
とを備えたため、修正の内容に応じてパッケージの削除
を行うことができ、作業性および操作性の向上を図るこ
とができる。
【0144】また、本発明の構造編集装置(請求項1
6)は、配列されたデータが、映像ストリームであるた
め、請求項1〜15に記載の構造編集装置を映像構造編
集装置として提供することができる。
【0145】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
17)は、構造情報の中の任意のセグメントを対象セグ
メントとして指定する第1の指定手段と、対象セグメン
トの範囲に含まれる任意の位置を指定する第2の指定手
段と、第2の指定手段で指定された位置を分割位置とし
て、対象セグメントの範囲を分割位置で前半セグメント
と後半セグメントの2つのセグメントに分割し、対象セ
グメントを2つのセグメントで置き換えるセグメント分
割手段と、を備えたため、分割したいセグメントがある
場合に、対象セグメントとして指定し、分割位置を指定
することで簡単に修正(分割)することができる。
【0146】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
18)は、対象セグメントがパッケージを有する場合、
該当するパッケージを前半セグメントの範囲に対応する
セグメントからなる前半パッケージと後半セグメントの
範囲に対応するセグメントからなる後半パッケージの2
つのパッケージに分割するため、元の構造情報を利用し
ながら手直しや修正を簡単に加えることができる。
【0147】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
19)は、対象セグメントの表示上に分割位置を示すた
めの線分を表示し、ポインティングデバイスで線分の位
置を自由に平行移動させて分割位置を決定するため、分
割の作業を短時間で行うことができ、作業の効率化を図
ることができる。また、候補となる位置を視覚的にわか
りやすく表示し、自在に移動させて位置を決定できるの
で操作性がよい。
【0148】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
20)は、分割位置がフレーム単位であるとき、操作ダ
イアログ上に、セグメントの開始フレームA、終了フレ
ームB、分割候補となるフレームCとその直前のフレー
ムDをADCBの順に並べてフレーム数とともに表示す
るため、候補となる境界位置の前後フレームが時系列に
表示され、候補フレーム変更のたびに表示が更新される
ので、実際に操作対象となるフレームが適切かどうかを
一目で判断でき、操作性がよい。
【0149】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
21)は、境界の移動が指定された場合に、セグメント
境界移動手段が、第3の指定手段で指定された開始位置
側の境界または終了位置側の境界を第2の指定手段で指
定された移動位置に移動させるため、元の構造情報を利
用しながら手直しや修正を簡単に加えることができる。
【0150】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
22)は、セグメント境界移動手段で境界を移動させる
場合に、3つの境界移動の方法を選択可能であり、第1
の境界移動が選択されると、対象セグメントの開始位置
または終了位置のみを移動させて他のセグメントの開始
位置または終了位置を変更せず、また、第2の境界移動
が選択されると、対象セグメントの開始位置または終了
位置を移動させると共に、対象セグメントの開始位置ま
たは終了位置に接した他のセグメントの終了位置または
開始位置を移動させ、さらに、第3の境界移動が選択さ
れると、対象セグメントの開始位置または終了位置のみ
を移動させて他のセグメントの開始位置または終了位置
を変更せずに、生成された隙間を埋めるように新たなセ
グメントを挿入するため、修正の内容に応じて境界移動
を行うことができるので、作業性および操作性の向上を
図ることができる。
【0151】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
23)は、対象セグメントがパッケージを有する場合、
該当するパッケージ中のセグメントの境界も対象セグメ
ントの範囲に応じて移動させるため、さらに作業性およ
び操作性の向上を図ることができる。
【0152】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
24)は、対象セグメントの表示上に移動位置を示すた
めの線分を表示し、ポインティングデバイスで線分の位
置を自由に平行移動させて移動位置を決定するため、移
動の作業を短時間で行うことができ、作業の効率化を図
ることができる。また、候補となる位置を視覚的にわか
りやすく表示し、自在に移動させて位置を決定できるの
で操作性がよい。
【0153】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
25)は、移動位置がフレーム単位であるとき、操作ダ
イアログ上に、直前セグメントの開始フレームA、終了
フレームB、対象セグメントの開始フレームCと終了フ
レームD、直後のセグメントの開始フレームEと終了フ
レームFをフレーム数とともに表示するため、候補とな
る境界位置の前後フレームが時系列に表示され、候補フ
レーム変更のたびに表示が更新されるので、実際に操作
対象となるフレームが適切かどうかを一目で判断でき、
操作性がよい。
【0154】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
26)は、セグメント分割手段またはセグメント境界移
動手段を介してセグメント分割またはセグメント境界の
移動があった場合に、操作ダイアログに表示される各フ
レームの更新表示に関して、更新ボタンを押した場合に
のみ更新するか、設定した更新タイミングで更新するか
選択可能であるため、必要に応じて表示更新のタイミン
グを指定することで表示のための処理を省き、処理スピ
ードを向上させることができる。また、あらかじめ希望
のフレーム数がわかっていて表示が不要な場合などに有
効である。
【0155】また、本発明の映像構造編集装置(請求項
27)は、再生ボタンおよびフレーム候補選択ボタンを
有し、再生ボタンを押すと、その時点の対象セグメント
が再生され、フレーム候補選択ボタンを押すと、その時
点で指定されている候補フレームの周辺がフレーム連続
表示画面に表示されるため、分割フレームあるいは境界
フレームを適切に決定することができる。また、周辺フ
レームを確認することが必要な場合にフレーム連続表示
画面での確認、選択を容易に行え、作業性の向上を図る
ことができる。
【0156】また、本発明の記録媒体(請求項28)
は、請求項1〜16のいずれか一つに記載された各手段
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したた
め、そのプログラムを機械読み取り可能となり、請求項
1〜16の動作をコンピュータによって実現することが
可能な記録媒体を得られるという効果を奏する。
【0157】また、本発明の記録媒体(請求項29)
は、請求項17〜27のいずれか一つに記載された各手
段をコンピュータに実行させるプログラムを記録したた
め、そのプログラムを機械読み取り可能となり、請求項
17〜27の動作をコンピュータによって実現すること
が可能な記録媒体を得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の映像構造編集装置の一例を示す
概略構成図である。
【図2】図1に示したコンピュータのブロック構成図で
ある。
【図3】本実施の形態の映像構造編集装置で使用する構
造情報の構造例について説明する。
【図4】本実施の形態の構造表示ソフトによる構造編集
画面の表示例を示す説明図である。
【図5】本実施の形態の構造表示ソフトによる構造編集
画面の表示例を示す説明図である。
【図6】映像ストリームの階層構造を構造表示ソフトで
構造編集画面に表示した例を示す説明図である。
【図7】本実施の形態のセグメントの分割処理およびパ
ッケージの分割処理を示す説明図である。
【図8】本実施の形態のセグメントの分割処理およびパ
ッケージの分割処理を示す説明図である。
【図9】本実施の形態のセグメントの分割処理およびパ
ッケージの分割処理を示す説明図である。
【図10】本実施の形態のセグメントの分割処理および
パッケージの分割処理を示す説明図である。
【図11】本実施の形態のセグメントの境界移動処理を
示す説明図である。
【図12】本実施の形態のセグメントの境界移動処理を
示す説明図である。
【図13】本実施の形態のセグメントの境界移動処理を
示す説明図である。
【図14】本実施の形態のセグメントの境界移動処理を
示す説明図である。
【図15】本実施の形態のセグメントの境界移動処理を
示す説明図である。
【図16】本実施の形態のセグメントの境界移動処理を
示す説明図である。
【図17】本実施の形態のセグメントの境界移動処理を
示す説明図である。
【図18】本実施の形態のセグメントの境界移動処理を
示す説明図である。
【図19】本実施の形態のセグメントのマージ処理を示
す説明図である。
【図20】本実施の形態のパッケージ階層アップ処理を
示す説明図である。
【図21】本実施の形態のセグメント階層ダウン処理を
示す説明図である。
【図22】本実施の形態のセグメント階層アップ処理を
示す説明図である。
【図23】本実施の形態のセグメント削除処理を示す説
明図である。
【図24】本実施の形態のセグメント削除処理を示す説
明図である。
【図25】本実施の形態のセグメント削除処理を示す説
明図である。
【図26】本実施の形態のセグメント削除処理を示す説
明図である。
【図27】本実施の形態のセグメント削除処理を示す説
明図である。
【図28】本実施の形態のパッケージ削除処理を示す説
明図である。
【図29】分割位置や移動位置を決定するための線分表
示の説明図である。
【図30】セグメント分割処理を行うための操作ダイア
ログの例を示す説明図である。
【図31】分割位置や移動位置を決定するための線分表
示の説明図である。
【図32】セグメント境界移動処理を行うための操作ダ
イアログの例を示す説明図である。
【図33】フレーム連続表示画面を示す説明図である。
【符号の説明】
100 映像構造編集装置(構造編集装置) 101 コンピュータ 102 表示画面 103 記憶部 207 構造解析ソフト 208 構造編集ソフト 209 構造表示ソフト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月14日(2001.2.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項26
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】(マージ処理)次に、複数のセグメントを
マージして1つのセグメントに置き換えるセグメントマ
ージ処理について説明する。セグメントのマージ処理
は、先ず、マージ(併合)する複数の対象セグメントを
指定し、マージ処理アイコン(図示せず)を選択する
と、指定された複数の対象セグメントをマージし、時系
列で先頭のセグメントの開始位置から最後のセグメント
の終了位置までを1セグメントとして置き換えるもので
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正内容】
【0122】また、604が対象セグメント、604a
が対象セグメントの開始位置フレーム(開始フレー
ム)、604bが対象セグメントの終了位置フレーム
(終了フレーム)を示し、603が対象セグメントの直
前のセグメント、603aが直前のセグメントの開始位
置フレーム、603bが対象セグメントの直前の終了位
置フレームを示し、605が対象セグメントの直後のセ
グメント、60aが直後のセグメントの開始位置フレ
ーム、60bが対象セグメントの直後の終了位置フレ
ームを示している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0125
【補正方法】変更
【補正内容】
【0125】分割位置や、移動位置がフレーム単位であ
るときに、分割フレームあるいは境界フレームを適切に
決定するためには、周辺フレームを確認することが必要
な場合にフレーム連続表示画面700での確認、選択が
有効である。フレーム数の特定は、フレーム数だけの入
力インタフェースだけでも可能であるが、この場合は別
の方法で候補となるフレームの前後を確認しなければな
らず、効率が悪い。特に、おおざっぱに手動で指定して
作成したセグメントに対し、カット点(分割位置)のず
れを修正するような処理の場合には、フレーム連続表示
画面700上でカット検出アルゴリズムを利用すれば候
補点が得られ、作業の効率が上がる。この操作は視覚的
にもわかりやすい。映像を参照することが必要な場合
は、再生によってフレーム連続表示画面の対象となる位
置をみつけて同様の作業をすることで、適切なフレーム
を選択しやすくなるという利点がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】本実施の形態の映像構造編集装置で使用する構
造情報の構造例を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國枝 孝之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 望 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5C052 AC08 DD04 5C053 FA14 GA16 GB05 KA01 KA24 LA06

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列されたデータ中の任意のデータの範
    囲をセグメントとして定義し、1つのセグメントで定義
    された範囲を他の複数のセグメントの集合で表現した場
    合に前記複数のセグメントの集合をパッケージとして定
    義することにより、前記配列されたデータの階層構造を
    定義した構造情報を用いて、前記配列されたデータの構
    造を編集する構造編集装置において、 前記構造情報の中の任意のセグメントを対象セグメント
    として指定する第1の指定手段と、 前記対象セグメントの範囲に含まれる任意の位置を指定
    する第2の指定手段と、 前記第2の指定手段で指定された前記位置を分割位置と
    して、前記対象セグメントの範囲を前記分割位置で前半
    セグメントと後半セグメントの2つのセグメントに分割
    し、前記対象セグメントを前記2つのセグメントで置き
    換えるセグメント分割手段と、 を備えたことを特徴とする構造編集装置。
  2. 【請求項2】 前記セグメント分割手段は、前記対象セ
    グメントがパッケージを有する場合、該当するパッケー
    ジを前記前半セグメントの範囲に対応するセグメントか
    らなる前半パッケージと前記後半セグメントの範囲に対
    応するセグメントからなる後半パッケージの2つのパッ
    ケージに分割することを特徴とする請求項1に記載の構
    造編集装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の指定手段は、前記構造情報を
    表示する表示装置および対象セグメントを指定するため
    のポインティングデバイスからなり、前記第2の指定手
    段は、前記構造情報を表示する表示装置および前記分割
    位置を指定するためのポインティングデバイスからな
    り、 前記第2の指定手段は、前記対象セグメントの表示上に
    分割位置を示すための線分を表示し、ポインティングデ
    バイスで線分の位置を自由に平行移動させることを特徴
    とする請求項1または2に記載の構造編集装置。
  4. 【請求項4】 前記対象セグメントの直前のセグメント
    の終了位置と対象セグメントの開始位置が等しく、さら
    に対象セグメントの終了位置と次のセグメントの開始位
    置が等しい場合に、前記対象セグメントの開始位置側の
    境界または終了位置側の境界の移動を指定する第3の指
    定手段と、 前記第3の指定手段で境界の移動が指定された場合に、
    前記第2の指定手段で指定された前記位置を移動位置と
    して、指定された開始位置側の境界または終了位置側の
    境界を移動させるセグメント境界移動手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載の構造編集装置。
  5. 【請求項5】 前記セグメント境界移動手段は、前記境
    界を移動させる場合に、 前記対象セグメントの開始位置または終了位置のみを移
    動させて他のセグメントの開始位置または終了位置を変
    更しない第1の境界移動と、 前記対象セグメントの開始位置または終了位置を移動さ
    せると共に、前記対象セグメントの開始位置または終了
    位置に接した他のセグメントの終了位置または開始位置
    を移動させる第2の境界移動と、 前記対象セグメントの開始位置または終了位置のみを移
    動させて他のセグメントの開始位置または終了位置を変
    更せずに、生成された隙間を埋めるように新たなセグメ
    ントを挿入する第3の境界移動と、を選択可能であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の構造編集装置。
  6. 【請求項6】 前記セグメント境界移動手段は、前記対
    象セグメントがパッケージを有する場合、該当するパッ
    ケージ中のセグメントの境界も対象セグメントの範囲に
    応じて移動させることを特徴とする請求項5に記載の構
    造編集装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の指定手段は、前記対象セグメ
    ントの表示上に移動位置を示すための線分を表示し、ポ
    インティングデバイスで線分の位置を自由に平行移動さ
    せることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記
    載の構造編集装置。
  8. 【請求項8】 前記対象セグメントが下の階層にパッケ
    ージ以下の構造要素を持つ場合、前記セグメント分割手
    段またはセグメント境界移動手段によって子孫のセグメ
    ントを分断する場合の処理として、分断されるセグメン
    ト以下の構造要素を削除する第1の分断、分断されるセ
    グメントを分割する第2の分断、および分断されるセグ
    メントを分割した後、両隣のセグメントにマージする第
    3の分断の3つから選択可能であり、かつ、これらの処
    理は再帰的に末端の子孫まで行われることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の構造編集装置。
  9. 【請求項9】 さらに、セグメントのマージを指定する
    第4の指定手段と、複数のセグメントをマージして1つ
    のセグメントに置き換えるセグメントマージ手段と、を
    備え、 前記第1の指定手段は、同じパッケージ内部の隣り合っ
    た複数のセグメントを対象セグメントとして指定可能で
    あり、 前記セグメントマージ手段は、前記第1の指定手段で複
    数の対象セグメントが指定され、かつ、前記第4の指定
    手段でマージが指定された場合に、指定された複数の対
    象セグメントをマージし、時系列で先頭のセグメントの
    開始位置から最後のセグメントの終了位置までを1セグ
    メントとして置き換えることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか一つに記載の構造編集装置。
  10. 【請求項10】 さらに、前記構造情報の中の任意のパ
    ッケージを対象パッケージとして指定する第5の指定手
    段と、前記第5の指定手段で対象パッケージが指定され
    た場合に、前記対象パッケージの構成要素である全ての
    セグメントを前記対象パッケージの上位のセグメントの
    変わりに置き換えて、前記対象パッケージの1階層アッ
    プを行うパッケージ階層アップ手段と、を備えたこと特
    徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の構造編集
    装置。
  11. 【請求項11】 さらに、セグメントの階層ダウンを指
    定する第6の指定手段と、複数のセグメントから新パッ
    ケージと新セグメントとを作成し、前記複数のセグメン
    トに代えて前記新セグメントを配置し、前記新パッケー
    ジを前記新セグメントの下位の階層に配置するセグメン
    ト階層ダウン手段と、を備え、 前記第1の指定手段は、同じパッケージ内部の隣り合っ
    た複数のセグメントを対象セグメントとして指定可能で
    あり、 前記セグメント階層ダウン手段は、前記第1の指定手段
    で複数の対象セグメントが指定され、かつ、前記第6の
    指定手段で階層ダウンが指定された場合に、前記新セグ
    メントとして前記複数の対象セグメントを併せた範囲の
    セグメントを作成し、前記複数の対象セグメントの代わ
    りに置き換え、その下に新パッケージを作成し、前記複
    数の対象セグメントをその下に移動させることを特徴と
    する請求項1〜10のいずれか一つに記載の構造編集装
    置。
  12. 【請求項12】 さらに、セグメントの階層アップを指
    定する第7の指定手段と、複数のセグメントを1階層上
    のセグメントに移動させるセグメント階層アップ手段
    と、を備え、 前記第1の指定手段は、同じパッケージ内部の隣り合っ
    た複数のセグメントを対象セグメントとして指定可能で
    あり、 前記セグメント階層アップ手段は、前記第1の指定手段
    で複数の対象セグメントが指定され、かつ、前記第7の
    指定手段で階層アップが指定された場合に、前記複数の
    対象セグメントが含まれるパッケージの上位のセグメン
    トを親セグメントとし、前記親セグメントを前記複数の
    対象セグメントを併せた範囲の新セグメントとそれ以外
    のセグメントに分割し、前記複数の対象セグメントを前
    記新セグメントと置き換えること特徴とする請求項1〜
    11のいずれか一つに記載の構造編集装置。
  13. 【請求項13】 さらに、セグメントの削除を指定する
    第8の指定手段と、前記第8の指定手段で削除が指定さ
    れた場合に、前記対象セグメント以下の構造要素を削除
    するセグメント削除手段と、を備えたことを特徴とする
    請求項1〜12のいずれか一つに記載の構造編集装置。
  14. 【請求項14】 前記セグメント削除手段で対象セグメ
    ント以下の構造要素を削除した後の隙間の処理として、
    後処理なし、直前のセグメント境界を伸ばす第1の処
    理、直後のセグメント境界を伸ばす第2の処理、対象セ
    グメントの範囲内の一点を指定し、直前および直後のセ
    グメント境界を指定した位置まで伸ばす第4の処理のい
    ずれかを選択できることを特徴とする請求項13に記載
    の構造編集装置。
  15. 【請求項15】 さらに、パッケージの削除を指定する
    第9の指定手段と、前記第5の指定手段で対象パッケー
    ジが指定され、かつ、前記第9の指定手段で削除が指定
    された場合に、対象パッケージ以下の構造要素を削除す
    るパッケージ削除手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項10に記載の構造編集装置。
  16. 【請求項16】 前記配列されたデータは、映像ストリ
    ームであることを特徴とする請求項1〜15のいずれか
    一つに記載の構造編集装置。
  17. 【請求項17】 映像ストリーム中の任意のフレームの
    範囲をセグメントとして定義し、1つのセグメントで定
    義された範囲を他の複数のセグメントの集合で表現した
    場合に前記複数のセグメントの集合をパッケージとして
    定義することにより、前記映像ストリームの階層構造を
    定義した構造情報を用いて、前記映像ストリームの構造
    を編集する映像構造編集装置において、 前記構造情報の中の任意のセグメントを対象セグメント
    として指定する第1の指定手段と、 前記対象セグメントの範囲に含まれる任意の位置を指定
    する第2の指定手段と、 前記第2の指定手段で指定された前記位置を分割位置と
    して、前記対象セグメントの範囲を前記分割位置で前半
    セグメントと後半セグメントの2つのセグメントに分割
    し、前記対象セグメントを前記2つのセグメントで置き
    換えるセグメント分割手段と、 を備えたことを特徴とする映像構造編集装置。
  18. 【請求項18】 前記セグメント分割手段は、前記対象
    セグメントがパッケージを有する場合、該当するパッケ
    ージを前記前半セグメントの範囲に対応するセグメント
    からなる前半パッケージと前記後半セグメントの範囲に
    対応するセグメントからなる後半パッケージの2つのパ
    ッケージに分割することを特徴とする請求項17に記載
    の映像構造編集装置。
  19. 【請求項19】 前記第1の指定手段は、前記構造情報
    を表示する表示装置および対象セグメントを指定するた
    めのポインティングデバイスからなり、前記第2の指定
    手段は、前記構造情報を表示する表示装置および前記分
    割位置を指定するためのポインティングデバイスからな
    り、 前記第2の指定手段は、前記対象セグメントの表示上に
    分割位置を示すための線分を表示し、ポインティングデ
    バイスで線分の位置を自由に平行移動させることを特徴
    とする請求項17または18に記載の映像構造編集装
    置。
  20. 【請求項20】 前記分割位置がフレーム単位であると
    き、操作ダイアログ上に、セグメントの開始フレーム
    A、終了フレームB、分割候補となるフレームCとその
    直前のフレームDをADCBの順に並べてフレーム数と
    ともに表示することを特徴とする請求項19に記載の映
    像構造編集装置。
  21. 【請求項21】 前記対象セグメントの直前のセグメン
    トの終了位置と対象セグメントの開始位置が等しく、さ
    らに対象セグメントの終了位置と次のセグメントの開始
    位置が等しい場合に、前記対象セグメントの開始位置側
    の境界または終了位置側の境界の移動を指定する第3の
    指定手段と、 前記第3の指定手段で境界の移動が指定された場合に、
    前記第2の指定手段で指定された前記位置を移動位置と
    して、指定された開始位置側の境界または終了位置側の
    境界を移動させるセグメント境界移動手段と、 を備えたことを特徴とする請求項17〜20のいずれか
    一つに記載の映像構造編集装置。
  22. 【請求項22】 前記セグメント境界移動手段は、前記
    境界を移動させる場合に、 前記対象セグメントの開始位置または終了位置のみを移
    動させて他のセグメントの開始位置または終了位置を変
    更しない第1の境界移動と、 前記対象セグメントの開始位置または終了位置を移動さ
    せると共に、前記対象セグメントの開始位置または終了
    位置に接した他のセグメントの終了位置または開始位置
    を移動させる第2の境界移動と、 前記対象セグメントの開始位置または終了位置のみを移
    動させて他のセグメントの開始位置または終了位置を変
    更せずに、生成された隙間を埋めるように新たなセグメ
    ントを挿入する第3の境界移動と、を選択可能であるこ
    とを特徴とする請求項21に記載の映像構造編集装置。
  23. 【請求項23】 前記セグメント境界移動手段は、前記
    対象セグメントがパッケージを有する場合、該当するパ
    ッケージ中のセグメントの境界も対象セグメントの範囲
    に応じて移動させることを特徴とする請求項22に記載
    の映像構造編集装置。
  24. 【請求項24】 前記第2の指定手段は、前記対象セグ
    メントの表示上に移動位置を示すための線分を表示し、
    ポインティングデバイスで線分の位置を自由に平行移動
    させることを特徴とする請求項17〜23のいずれか一
    つに記載の映像構造編集装置。
  25. 【請求項25】 前記移動位置がフレーム単位であると
    き、操作ダイアログ上に、直前セグメントの開始フレー
    ムA、終了フレームB、対象セグメントの開始フレーム
    Cと終了フレームD、直後のセグメントの開始フレーム
    Eと終了フレームFをフレーム数とともに表示すること
    を特徴とする請求項24に記載の映像構造編集装置。
  26. 【請求項26】 さらに、前記セグメント分割手段また
    はセグメント境界移動手段を介してセグメント分割また
    はセグメント境界の移動があった場合に、前記操作ダイ
    アログに表示される各フレームの更新表示に関して、更
    新ボタンを押した場合にのみ更新するか、設定した更新
    タイミングで更新するか選択可能であることを特徴とす
    る請求項20または24に記載の映像構造編集装置。
  27. 【請求項27】 再生ボタンおよびフレーム候補選択ボ
    タンを有し、前記再生ボタンを押すと、その時点の対象
    セグメントが再生され、前記フレーム候補選択ボタンを
    押すと、その時点で指定されている候補フレームの周辺
    がフレーム連続表示画面に表示されることを特徴とする
    請求項26に記載の映像構造編集装置。
  28. 【請求項28】 前記請求項1〜16のいずれか一つに
    記載された構造編集装置の各手段としてコンピュータに
    実行させるプログラムを記録したことを特徴とするコン
    ピュータ読取り可能な記録媒体。
  29. 【請求項29】 前記請求項17〜27のいずれか一つ
    に記載された映像構造編集装置の各手段としてコンピュ
    ータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とす
    るコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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