JP2002110273A - Fpc用コネクタ - Google Patents

Fpc用コネクタ

Info

Publication number
JP2002110273A
JP2002110273A JP2000303105A JP2000303105A JP2002110273A JP 2002110273 A JP2002110273 A JP 2002110273A JP 2000303105 A JP2000303105 A JP 2000303105A JP 2000303105 A JP2000303105 A JP 2000303105A JP 2002110273 A JP2002110273 A JP 2002110273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
holding
cam
flexible substrate
upper beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000303105A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Inoue
幹嗣 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2000303105A priority Critical patent/JP2002110273A/ja
Publication of JP2002110273A publication Critical patent/JP2002110273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル配線板の、アクチュエータ配置
側の面での電気的接続ができるようにする。 【解決手段】 アクチュエータ100 を、断面が楕円状で
導電性部材により形成されたカム部110 と、先端部分に
このカム部110 を保持固定してその楕円状の断面を回転
させる、絶縁材による操作レバー120 とを備えた構造と
する。保持固定部210,上段梁220,及び下段梁230 を備え
たコンタクト200 の上段梁220 の下側にカム部110 を配
置する。上段梁220 と下段梁230 との間にフレキシブル
配線板500を挿入してカム部110 を回転させ、その断面
楕円状の長径側の一端で上段梁220の電極部222 を押圧
し他端でフレキシブル配線板500 及び下段梁230 を押し
下げる。その結果、フレキシブル配線板500 の両面の電
極520a,520b と電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFPC用コネクタに
関し、特にレバー操作等により、フレキシブル配線板を
挿入力ゼロで挿入した後、規定の圧力で電極間の接続が
できる、FPC用コネクタに属する。
【0002】
【従来の技術】フレキシブル配線板(FPC:Flexible
Printed Circuit) は、文字どおりフレキシブルである
ため、コネクタに挿入して電気的に接続する場合、挿入
力を実質的にゼロにする必要がある。フレキシブル配線
板(以下、FPCという場合がある)を挿入力ゼロで挿
入した後、その電極とコネクタの電極とを加圧接触させ
る動作を、レバー操作等で容易かつ確実に行うようにし
たFPC用コネクタが提案されている。
【0003】このようなFPC用コネクタの従来の第1
の例を図3(a)〜(c)に示す。このFPC用コネク
タは、アクチュエータ100x、複数のコンタクト20
0x、及びインシュレータ300xと、を有する構成と
なっており、これらの詳細は次のとおりである。まず、
アクチュエータ100xは、1つの辺部分が櫛状に分割
された操作レバー120xと、この操作レバー120x
の櫛状の先端部分を連結する、断面が楕円状のカム部1
10xとを備えて形成される。
【0004】複数のコンタクト200xそれぞれは、保
持固定部210xと、この保持固定部210xから梁状
に延び、その先端側の部分にアクチュエータ100xの
カム部110xを、回転可能なように収容保持するカム
収容凹部221xが形成された上段梁220xと、この
上段梁220xの下方の部位に保持固定部210xから
梁状に延び、その先端部分の上側に電極部231xが形
成され、上段梁220xとの間にフレキシブル配線板5
00x(フレキシブル基板510xと、その表面に形成
された電極520xと、を備える)が挿入される、下段
梁230xと、を備え、アクチュエータ100xの操作
レバー120xをカム部110xを支点として回転させ
てカム部110xの長径側でフレキシブル配線板500
xを下段梁230xに押し付け、フレキシブル配線板5
00xの下面側の電極520xと電極部231xとを加
圧接触させる構成、構造、形状となっている。そして、
インシュレータ300xは、複数のコンタクト200x
を、その保持固定部210xを保持固定し配列する。
【0005】このFPC用コネクタは、アクチュエータ
100xがインシュレータ300xの上面側に立ち上が
っている状態では、そのカム部110xは楕円状の断面
の長径方向が水平方向になるように配置されて、このカ
ム部110xと下段梁230xの先端部分の電極部23
1xとの間の間隔は、フレキシブル基板510xの厚さ
より広く、このフレキシブル基板510x(フレキシブ
ル配線板500x)を挿入力ゼロで挿入することがで
き、アクチュエータ100xの操作レバー120xが倒
れている状態では、そのカム部110xは楕円状の断面
の長径方向が垂直方向に近づいて立ち上がり、このカム
部110xでフレキシブル基板510xが押し下げられ
て、その下面側が下段梁230xに押し付けられ、フレ
キシブル配線板500xの電極520xとこのFPC用
コネクタの電極部231xとを加圧接触させる。
【0006】なお、コンタクト200xが金属等の導電
性部材で形成されている場合には、アクチュエータ10
0xのカム部110xは、互いに電気的に絶縁されるよ
うに、絶縁性部材で形成されている。
【0007】この第1の例では、レバー操作によって電
極間を加圧接触させるようにしたものであるが、フレキ
シブル配線板が挿入された上段梁と下段梁との間にスラ
イダを挿入してこのスライダにより、フレキシブル配線
板をコンタクトに押し付ける構造の、第2の例を図4に
示す。
【0008】このFPC用コネクタの第2の例は、コン
タクト200y、インシュレータ300y、及びスライ
ダ400yを備えて成り、これらの詳細は次のとおりで
ある。コンタクト200yは、保持固定部210yと、
この保持固定部210yから梁状に延びる上段梁220
yと、この上段梁220yの下方の部位に保持固定部2
10yから梁状に延び、その先端部分上側に電極部23
1yが形成されていて、上段梁220yとの間にフレキ
シブル配線板500x及びスライダ400yが、スライ
ダ400yを上側にして挿入される下段梁230yと、
を備えて形成される。
【0009】インシュレータ300yは、コンタクト2
00yを、その保持固定部210yで保持固定する。
【0010】スライダ400yは、絶縁部材により形成
されており、フレキシブル配線板500xが挿入済みの
上段梁220yと下段梁230yとの間に、このフレキ
シブル配線板500xの上側に挿入されて下段梁230
y及びフレキシブル配線板500xと上段梁220yと
の間を押し広げ、下段梁230yの先端部分上側の電極
部231yとフレキシブル配線板500xの下面側の電
極520xとを加圧接触させて、これら電極部231y
・電極520x間を電気的に接続する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この従来のFPC用コ
ネクタは、第1の例では、アクチュエータ100xの操
作レバー120xを倒すことにより、そのカム部110
xを、楕円状の断面の長径方向が垂直方向に立ち上がる
ようにし、このカム部110xでフレキシブル基板51
0xを押し下げてその下面側を下段梁230xに押し付
け、フレキシブル基板510xの下面側の電極520x
と下段梁230xの電極部231xとを加圧接触、接続
する構成、構造となっているので、フレキシブル基板5
10xの、カム部側の面では電気的接続を行うことがで
きないという問題点があり、従って、当然ながら、フレ
キシブル基板両面での電気的接続ができない、という問
題点があり、また、このような構成、構造のもので両面
の電気的接続ができるようにするには、アクチュエータ
を下面側にも配置し、更にコンタクト及び電極等の位置
を上面側及び下面側の間で互いにずらす必要があるた
め、全体のスペースが片面の場合の2倍程度になってし
まう、という問題点があり、第2の例では、フレキシブ
ル配線板500xを挿入済みの上段梁220yと下段梁
230yとの間に、フレキシブル配線板500xを下側
にして、絶縁部材製のスライダ400yを挿入し、この
スライダ400yにより上段梁220yと下段梁230
y及びフレキシブル配線板500xとの間を押し広げ、
下段梁230yの先端上面の電極部231yとフレキシ
ブル配線板500xの下面側の電極520xとを加圧接
触させて電気的に接続する構成、構造となっているの
で、フレキシブル配線板500xの、スライダ400y
配置側の面では、このスライダ400yのために電気的
接続を行うことができないという問題点があり、従っ
て、当然ながら、フレキシブル配線板の両面での電気的
接続ができない、という問題点がある。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、全体のスペースを増大させることなく、フレキ
シブル配線板の、アクチュエータ、スライダ配置側の面
での電気的接続、両面での電気的接続ができる、FPC
用コネクタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明のFPC用コ
ネクタは、フレキシブル基板の表面に形成された電極に
圧接してこの電極と電気的に接続するFPC用コネクタ
であって、上記目的を達成するために次の各構成を有す
ることを特徴とする。 (イ)断面が楕円状に形成されてその長径側の両端部分
の間で導電性を有するカム部と、先端部分に前記カム部
を保持固定してその楕円状の断面を回転させる、絶縁性
部材による操作レバーと、を備えたアクチュエータ (ロ)保持固定部と、この保持固定部から梁状に延び、
その先端部分下側に、前記アクチュエータのカム部を回
転可能なように保持収容するカム収容凹部が形成された
上段梁と、この上段梁の下方の部位に前記保持固定部か
ら梁状に延び、前記上段梁との間に前記フレキシブル基
板が挿入されて、前記カム部がその楕円状の断面の長径
側の、一方の端部分を前記上段梁カム収容凹部の上壁面
に接触させるまで回転すると、その他方の端部分で前記
フレキシブル基板が押し下げられてこのフレキシブル基
板の下面側に圧接される下段梁と、前記上段梁カム収容
凹部内の上壁面に形成され、前記カム部が回転してその
楕円状の断面の長径側の一方の端部分が接触したときそ
の他方の端部分が前記フレキシブル基板の上面側の電極
に圧接して、この電極に、前記カム部を通して電気的に
接続される、電極部と、を備えて成るコンタクト (ハ)前記コンタクトを、その保持固定部で保持固定す
るインシュレータ
【0014】また、前記アクチュエータは、そのカム部
全体が導電性部材により形成されて成る、構成を有して
いる。
【0015】また、第2の発明のFPC用コネクタは、
フレキシブル基板の表面に形成された電極に圧接してこ
の電極と電気的に接続するFPC用コネクタであって、
上記目的を達成するために次の各構成を有することを特
徴とする。 (イ)スライドインシュレータと、このスライドインシ
ュレータに保持固定された電極間導体と、を備えたスラ
イダ (ロ)保持固定部と、この保持固定部から梁状に延び、
その下面部分に電極部が形成された上段梁と、この上段
梁の下方の部位に前記保持固定部から梁状に延び、前記
上段梁との間に、前記フレキシブル基板が挿入され、か
つこのフレキシブル基板の上側に前記スライダが挿入さ
れたときに、前記スライダの電極間導体の、上側部分が
前記上段梁の電極部に圧接し下側部分が前記フレキシブ
ル基板の上面側の電極に圧接して、前記フレキシブル基
板の下面側に押圧される下段梁と、を備えて成るコンタ
クト (ハ)前記コンタクトを、その保持固定部で保持固定す
るインシュレータ
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態は、フ
レキシブル基板の表面に形成された電極に圧接してこの
電極と電気的に接続するFPC用コネクタであって、ア
クチュエータ、コンタクト、及びインシュレータを有し
て構成され、これらの詳細は次のとおりである。アクチ
ュエータは、断面が楕円状に形成されてその長径側の両
端部分の間で導電性を有するカム部と、先端部分にこの
カム部を保持固定してその楕円状の断面を回転させる、
絶縁性部材による操作レバーと、を備えている。
【0017】コンタクトは、保持固定部と、この保持固
定部から梁状に延び、その先端部分下側に、上記アクチ
ュエータのカム部を回転可能なように保持収容するカム
収容凹部が形成された上段梁と、この上段梁の下方の部
位に上記保持固定部から梁状に延び、上記上段梁との間
に上記フレキシブル基板が挿入されて、上記カム部がそ
の楕円状の断面の長径側の、一方の端部分を上記上段梁
カム収容凹部の上壁面に接触させるまで回転すると、そ
の他方の端部分で上記フレキシブル基板が押し下げられ
てこのフレキシブル基板の下面側に圧接される下段梁
と、上記上段梁カム収容凹部内の上壁面に形成され、上
記カム部が回転してその楕円状の断面の長径側の一方の
端部分が接触したときその他方の端部分が上記フレキシ
ブル基板の上面側の電極に圧接して、この電極に、上記
カム部を通して電気的に接続される、電極部と、を備え
て成る。インシュレータは、上記コンタクトを、その保
持固定部で保持固定する。
【0018】このような構成、構造とすることにより、
全体のスペースを全く増大させることなく、カム収容凹
部内に形成された電極部と、フレキシブル基板の上面
側、すなわち、アクチュエータ配置側の面に形成された
電極との間を、アクチュエータのカム部を通して電気的
に接続することができ、かつ、フレキシブル基板の下面
側でも、従来と同様に電気的接続ができるので、両面で
の電気的接続も容易である。
【0019】本発明の第2の実施の形態は、スライダ、
コンタクト、及びインシュレータを有して構成され、こ
れらの詳細は次のとおりである。スライダは、スライド
インシュレータと、このスライドインシュレータに保持
固定された電極間導体と、を備えている。コンタクト
は、保持固定部と、この保持固定部から梁状に延び、そ
の下面部分に電極部が形成された上段梁と、この上段梁
の下方の部位に上記保持固定部から梁状に延び、上記上
段梁との間に、フレキシブル基板が挿入され、かつこの
フレキシブル基板の上側に上記スライダが挿入されたと
きに、このスライダの電極間導体の、上側部分が上記上
段梁の電極部に圧接し下側部分が上記フレキシブル基板
の上面側の電極に圧接して、このフレキシブル基板の下
面側に押圧される下段梁と、を備えて形成される。イン
シュレータは、上記コンタクトを、その保持固定部で保
持固定する。
【0020】このような構成、構造とすることにより、
全体のスペースを全く増大させることなく、上段梁に形
成された電極部と、フレキシブル基板の上面側、すなわ
ち、スライダ配置側の面に形成された電極との間を、ス
ライダの電極間導体を通して電気的に接続することがで
き、かつ両面での接続も容易である。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(a),(b)は本発明の第1の実施
例を示す、電気的接続前後の断面側面図である。この第
1の実施例は、アクチュエータ100、コンタクト20
0、及びインシュレータ300を有して構成され、フレ
キシブル基板510の上面側及び下面側の両面で電気的
接続が行われる例を示し、これら各部は次のとおりとな
っている。
【0022】まず、アクチュエータ100は、断面が楕
円状を有して導電性部材、例えば金属で形成されたカム
部110と、先端部分にこのカム部110を保持固定し
てその楕円状の断面を回転させる、絶縁性部材で形成さ
れた操作レバー120と、を備えている。
【0023】コンタクト200は、保持固定部210
と、この保持固定部210から梁状に延び、その先端部
分下側に、アクチュエータ100のカム部110を回転
可能なように保持収容するカム収容凹部221が形成さ
れた上段梁220と、この上段梁220の下方の部位に
保持固定部210から梁状に延び、カム部110がその
楕円状断面の長径方向を上段梁220の長手方向にして
保持されているとき、この上段梁220との間にフレキ
シブル配線板500が挿入力ゼロで挿入され、カム部1
10がその楕円状断面の長径側の一方の端部分をカム収
容凹部221の上壁面に接触させるまで回転すると、そ
の他方の端部分でフレキシブル配線板500が押し下げ
られてこのフレキシブル配線板500の下面側に圧接さ
れる下段梁230と、上段梁220のカム収容凹部22
1内の上壁面に形成され、カム部110が回転してその
長径側の一方の端部分が接触したとき、その他方の部分
がフレキシブル配線板500の上面側の電極520aに
圧接して、この電極520aに、カム部110を通して
電気的に接続される、電極部222と、下段梁230の
先端部分上面に形成され、フレキシブル配線板500の
下面側の電極520bに圧接してこの電極520bに電
気的に接続される、電極部231と、を備えている。
【0024】そしてインシュレータ300は、コンタク
ト200を、その保持固定部210で保持固定する。な
お、コンタクト200は通常、複数個設けられるので、
インシュレータ300は、これら複数のコンタクト20
0を、その保持固定部210で配列、保持固定し、アク
チュエータ100には、これら複数のコンタクト200
と対応して、複数のカム部110が、互いに絶縁されて
操作レバー120の先端部分に保持固定されている。
【0025】この第1の実施例では、アクチュエータ1
00のカム部110が導電性部材で形成されていて、こ
のカム部110の長径側でフレキシブル配線板500が
押し下げられると、その下面側が下段梁230の先端部
分に圧接し、カム部110の長径側の一方の端(上端)
部分で上段梁220のカム収容凹部221内上壁面の電
極部222を押圧し、かつその他方の端(下端)部分で
フレキシブル配線板500の上面側の電極520aを押
圧して、これら電極部222・電極520a間が電気的
に接続され、これと同時に、下段梁230の電極部23
1とフレキシブル配線板の下面側の電極520bとが電
気的に接続される。
【0026】すなわち、全体のスペースを全く増大させ
ることなく、容易にフレキシブル配線板500の、アク
チュエータ100配置側の面(上面)の電極との電気的
接続ができる。また、当然ながら、従来例と同様に、下
面側の電極とも電気的接続ができて、両面での接続も容
易である。そして、アクチュエータ100は、フレキシ
ブル配線板500の上面側に配置されているので、その
操作性も優れている。
【0027】図2は本発明の第2の実施例を示す、電気
的接続状態の断面側面図である。この第2の実施例で
は、第1の実施例におけるアクチュエータ100に代わ
ってスライダ400が設けられ、このほかに、コンタク
ト200a、及びインシュレータ300aを有する構
成、構造となっていて、これらの詳細は次のとおりであ
る。
【0028】スライダ400は、スライドインシュレー
タ410と、このスライドインシュレータ410に保持
固定された電極間導体420と、を備えている。コンタ
クト200aは、保持固定部210aと、この保持固定
部210aから梁状に延び、その下面側に電極部222
aが形成された上段梁220aと、この上段梁220a
の下方の部位に保持固定部210aから梁状に延び、上
段梁220aとの間に、フレキシブル配線板500が挿
入され、かつ、このフレキシブル配線板500の上側に
スライダ400が挿入されたときに、このスライダ40
0の電極間導体420の、上側部分が上段梁220aの
電極部222aに圧接し、下側部分がフレキシブル配線
板500の上面側の電極520aに圧接して、これら電
極部222a・電極520a間を電気的に接続すると同
時に、フレキシブル配線板500の下面側に押圧され
て、先端部分上面に形成された電極部231aがフレキ
シブル配線板500の下面側の電極520bに圧接して
電気的に接続される、下段梁230aと、を備えてい
る。
【0029】そして、インシュレータ300aは、コン
タクト200aを、その保持固定部210aで保持固定
する。
【0030】この第2の実施例においては、上段梁22
0aと下段梁230aとの間に、フレキシブル配線板5
00を挿入し、かつその上にスライダ400を挿入する
ことにより、スライダ400の電極間導体420の上側
部分で上段梁220a下面側の電極部222aを押圧
し、その下側部分でフレキシブル配線板500を押し下
げてその下面側を下段梁230aの上面に押圧する。そ
の結果、フレキシブル配線板500の上面側、すなわ
ち、スライダ400配置側の面の電極520aと上段梁
220aの電極部222aとが電気的に接続され、ま
た、フレキシブル配線板500の下面側の電極520b
と下段梁230aの電極部231aとが電気的に接続さ
れる。
【0031】すなわち、全体のスペースを増大させるこ
となく容易に、フレキシブル配線板500の、スライダ
400配置側の面(上面)の電極520aとの電気的接
続ができ、また、その両面の電極520a,520bと
の接続ができる。そして、スライダ400はフレキシブ
ル配線板500の上面側に配置されるので、その操作性
も優れている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、楕円状の
断面を有するカム部を回転させて電気的接続を行うアク
チュエータ式の場合には、このカム部を、楕円状の断面
の長径方向に導通を有する構造とし、スライダを挿入し
て電気的接続を行うスライダ式の場合には、このスライ
ダに、その上側と下側との間を導電性部材でつないだ電
極間導体を設けた構造とすることにより、これらカム
部、及び電極間導体を通して、フレキシブル配線板の上
面側、すなわち、これらカム部、電極間導体配置側の面
の電極との電気的接続、及び両面での電気的接続が、全
体のスペースを増大させることなく容易に行うことがで
きる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す、電気的接続前後
の断面側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す、電気的接続後の
断面側面図である。
【図3】従来のFPC用コネクタの第1の例を示す、斜
視図、及び電気的接続前後の断面側面図である。
【図4】従来のFPC用コネクタの第2の例を示す、電
気的接続後の断面側面図である。
【符号の説明】
100,100x アクチュエータ 110,110x カム部 120,120x 操作レバー 200,200a,200x,200y コンタクト 210,210a,210x,210y 保持固定部 220,220a,220x,220y 上段梁 221,221x カム収容凹部 222,222a 電極部 230,230a,230x,230y 下段梁 231,231a,231x,231y 電極部 300,300a,300x,300y インシュレー
タ 400,400y スライダ 410 スライドインシュレータ 420 電極間導体 500,500x フレキシブル配線板 510,510x フレキシブル基板 520a,520b,520x 電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル基板の表面に形成された電
    極に圧接してこの電極と電気的に接続するFPC用コネ
    クタであって、次の各構成を有することを特徴とするF
    PC用コネクタ。 (イ)断面が楕円状に形成されてその長径側の両端部分
    の間で導電性を有するカム部と、先端部分に前記カム部
    を保持固定してその楕円状の断面を回転させる、絶縁性
    部材による操作レバーと、を備えたアクチュエータ (ロ)保持固定部と、この保持固定部から梁状に延び、
    その先端部分下側に、前記アクチュエータのカム部を回
    転可能なように保持収容するカム収容凹部が形成された
    上段梁と、この上段梁の下方の部位に前記保持固定部か
    ら梁状に延び、前記上段梁との間に前記フレキシブル基
    板が挿入されて、前記カム部がその楕円状の断面の長径
    側の、一方の端部分を前記上段梁カム収容凹部の上壁面
    に接触させるまで回転すると、その他方の端部分で前記
    フレキシブル基板が押し下げられてこのフレキシブル基
    板の下面側に圧接される下段梁と、前記上段梁カム収容
    凹部内の上壁面に形成され、前記カム部が回転してその
    楕円状の断面の長径側の一方の端部分が接触したときそ
    の他方の端部分が前記フレキシブル基板の上面側の電極
    に圧接して、この電極に、前記カム部を通して電気的に
    接続される、電極部と、を備えて成るコンタクト (ハ)前記コンタクトを、その保持固定部で保持固定す
    るインシュレータ
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータは、そのカム部全体
    が導電性部材により形成されて成る、請求項1記載のF
    PC用コネクタ。
  3. 【請求項3】 フレキシブル基板の表面に形成された電
    極に圧接してこの電極と電気的に接続するFPC用コネ
    クタであって、次の各構成を有することを特徴とするF
    PC用コネクタ。 (イ)スライドインシュレータと、このスライドインシ
    ュレータに保持固定された電極間導体と、を備えたスラ
    イダ (ロ)保持固定部と、この保持固定部から梁状に延び、
    その下面部分に電極部が形成された上段梁と、この上段
    梁の下方の部位に前記保持固定部から梁状に延び、前記
    上段梁との間に、前記フレキシブル基板が挿入され、か
    つこのフレキシブル基板の上側に前記スライダが挿入さ
    れたときに、前記スライダの電極間導体の、上側部分が
    前記上段梁の電極部に圧接し下側部分が前記フレキシブ
    ル基板の上面側の電極に圧接して、前記フレキシブル基
    板の下面側に押圧される下段梁と、を備えて成るコンタ
    クト (ハ)前記コンタクトを、その保持固定部で保持固定す
    るインシュレータ
JP2000303105A 2000-10-03 2000-10-03 Fpc用コネクタ Pending JP2002110273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000303105A JP2002110273A (ja) 2000-10-03 2000-10-03 Fpc用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000303105A JP2002110273A (ja) 2000-10-03 2000-10-03 Fpc用コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002110273A true JP2002110273A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18784354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000303105A Pending JP2002110273A (ja) 2000-10-03 2000-10-03 Fpc用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002110273A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002170641A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Taiko Denki Co Ltd フレキシブル基板用コネクタ
US7183557B2 (en) 2004-10-25 2007-02-27 Hitachi, Ltd. Radiological imaging apparatus
KR100783419B1 (ko) * 2006-06-23 2007-12-11 교우세라 에르코 가부시키가이샤 커넥터
CN100423374C (zh) * 2004-12-22 2008-10-01 Smk株式会社 柔性基板连接用连接器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002170641A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Taiko Denki Co Ltd フレキシブル基板用コネクタ
US7183557B2 (en) 2004-10-25 2007-02-27 Hitachi, Ltd. Radiological imaging apparatus
US7372036B2 (en) 2004-10-25 2008-05-13 Hitachi, Ltd. Radiological imaging apparatus
US7381073B2 (en) 2004-10-25 2008-06-03 Hitachi, Ltd. Radiological imaging apparatus
CN100423374C (zh) * 2004-12-22 2008-10-01 Smk株式会社 柔性基板连接用连接器
KR100783419B1 (ko) * 2006-06-23 2007-12-11 교우세라 에르코 가부시키가이샤 커넥터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI687001B (zh) 電連接器
US6176734B1 (en) Transition cable assembly
US6210174B1 (en) Electrical connection assembly
JP2002110273A (ja) Fpc用コネクタ
JP2000331731A (ja) ケーブル用コネクタ
JP2002093504A (ja) Fpc用コネクタ
JPH11339901A (ja) フレキシブル基板用電気コネクタ
JP2973896B2 (ja) 平型導体配線板の回路導体の接続部材
JP2006331898A (ja) 伝送ケーブルおよび伝送ケーブル用コネクタ
JPH09259955A (ja) 電気コネクタの実装構造及びその実装に用いる治具
JP2000067950A (ja) コネクタの圧接構造
JP2003173831A (ja) 平型柔軟ケーブル用コネクタ
JP2006196356A (ja) コネクタ
JP2005123075A (ja) 電気コネクタ
JP2004213917A (ja) Fpc用コネクタ
JP2017130329A (ja) コネクタ及びコネクタユニット
JP2003168505A (ja) 平型柔軟ケーブル用コネクタ
JPH081584Y2 (ja) フレキシブル基板接続用表面実装コネクター
JP2000139919A (ja) 多極コネクタおよび超音波診断装置
JP2010114046A (ja) 電気コネクタ
JP2002246084A (ja) スプリングコネクタの電気的コンタクトを改善するための方法および装置
KR102420030B1 (ko) 플랫 케이블용 커넥터
KR100600390B1 (ko) 360도 측방향 회전이 가능한 이동통신 단말기
JP2502227Y2 (ja) コネクタ
KR20210030704A (ko) 플렉시블 케이블용 커넥터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091111