JP2002110105A - 赤色発光ランプ - Google Patents

赤色発光ランプ

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JP2002110105A
JP2002110105A JP2000298035A JP2000298035A JP2002110105A JP 2002110105 A JP2002110105 A JP 2002110105A JP 2000298035 A JP2000298035 A JP 2000298035A JP 2000298035 A JP2000298035 A JP 2000298035A JP 2002110105 A JP2002110105 A JP 2002110105A
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red light
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lamp
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Hironobu Sakamoto
博信 坂本
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Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の赤色発光ランプの場合、例えばランプ
のバルブ表面に多層膜フィルタを形成したものでは、4
00〜620nmの波長範囲の可視光を確実にカットす
るのに、多層膜フィルタを構成している高屈折率膜と低
屈折率膜とを交互に50層近く積層する必要があり、作
業性が悪く、また、膜剥がれやクラックが発生する。ま
た、ランプのバルブ表面に赤色顔料膜を形成したもので
は、赤色顔料が熱に弱いため、ランプ点灯時の熱によっ
て特性が劣化してしまう。 【解決手段】 赤色発光ランプ1のバルブ2表面に赤色
光のみを選択的に透過するアンバー顔料膜5と、該アン
バー顔料膜上に形成された多層膜フィルタ6とから成
り、該多層膜フィルタは光学膜厚が125nm〜155
nmの範囲に各々設定された高屈折率膜と低屈折率膜と
が交互に複数層積層された層を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のテール
ランプやストップランプその他装飾用ランプの光源等と
して用いられるランプに関するものであり、詳細にはラ
ンプのバルブ表面に被膜を形成し、赤色光のみを選択的
に透過させる等によって、赤色に発光する赤色発光ラン
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の赤色発光ランプは例えば
図3に示すように構成されており、赤色発光ランプのガ
ラスバルブ90の外側表面に、Ta、TiO
ZrO 、ZnO等の金属酸化膜による高屈折率膜91
aと、SiO、MgF、AlF等の金属酸化膜に
よる低屈折率膜91bとがそれぞれ目的とする反射波長
(以下設計波長という)λの1/4を光学膜厚として交
互に複数層積層された多層膜フィルタ91が設けられ、
ガラスバルブ90の内面には図示しないフィラメントが
配設されている。こうしてガラスバルブ90表面に設け
られた多層膜フィルタ91によって、フィラメントから
発せれた光のうち設計波長λを中心とする波長領域の光
は、光の干渉によって反射されるようになり、この波長
領域以外の光が透過されるようになるものである。な
お、光学膜厚とはその層の物理的膜厚×屈折率の値であ
る。
【0003】上記多層膜フィルタ91の成膜に当たって
は、真空蒸着法、スパッタ法、ディップ法、イオンプレ
ーティング法など適宜な成膜法によって形成されるもの
である。
【0004】表1は上記多層膜フィルタ91の具体的構
成例を示すもので、例えば反射する可視光線の設計波長
λを400〜620nmの範囲とし、高屈折率膜91a
として屈折率n=2.3の金属酸化膜TiOを光学
膜厚λ/4=100〜155nmの範囲内で設定し、同
様に低屈折率膜91bとして屈折率n=1.46のS
iOを光学膜厚λ/4=100〜155nmの範囲内
で設定したものである。また、層番号はバルブ90の表
面に近い側から順番にふられている。
【0005】この表1の例において、まず、層番号2〜
17層は高屈折率膜91aと低屈折率膜91bが交互に
光学膜厚をそれぞれ100nmに設定されて積層されて
いる。次に、層番号18〜35層は低屈折率膜91bと
高屈折率膜91aとが交互に光学膜厚をそれぞれ11
2.5nmに設定され、さらにその上の層番号36〜4
8層は低屈折率膜91bと高屈折率膜91aとが交互に
光学膜厚をそれぞれ137.5nmに設定されて積層さ
れている。なお、バルブ90表面に最も近い層番号1の
高屈折率膜91aの光学膜厚はλ/8=50nmとして
形成され、最上層である層番号49の高屈折率膜91a
の光学膜厚はλ/8=68.8nmとして形成されてい
る。この構成は一般的にLW(long wave p
ass)型と呼ばれ、これにより膜全体の透過率特性の
長波長側(赤色光)の波長部分をフラットで且つ高い透
過率特性とすることができる。なお、表中の図の符号は
図3の符号に対応している。
【表1】
【0006】こうして形成された多層膜フィルタ91
は、まず層番号1〜17層の部分によって設計波長λ=
100×4=400nmを中心とする波長域の光を反射
し、次に層番号18〜35層の部分によって設計波長λ
=112.5×4=450nmを中心とする波長域の光
を反射し、層番号36層〜49層の部分によって設計波
長λ=137.5×4=550nmを中心とする波長域
の光を反射することで、膜全体(1〜49層)として可
視光線の波長範囲である400nm〜620nmの範囲
の光を反射するものである。
【0007】ここで、400nm〜620nmの可視光
線の色の範囲について説明すると、455nm〜492
nmの範囲が青色光、492nm〜577nmの範囲が
緑色光、577nm〜597nmの範囲が黄色光、59
7nm〜620nmの範囲が橙色光に相当し、620n
m以上の可視光線は赤色光に相当するものである。
【0008】図4は、こうして実際に形成された多層膜
フィルタ91の透過率特性を示すものであり、400〜
620nmの範囲の可視光即ち青色、緑色、黄色、橙色
の光がカットされ、620nm以上の赤色光のみが選択
的に透過されていることがわかる。
【0009】また、図5に示すように、赤色顔料92を
スプレー法やディップ法等によってランプのガラスバル
ブ90表面に成膜したものもある。この際、赤色顔料9
2として用いられる材料は、一般的に酸化鉄Fe
を主成分とするベンガラと呼ばれる顔料や、Pb
を主成分とし一部にPbOを含み、PbOの含量によっ
て赤みを調整する鉛丹と呼ばれる顔料や、硫化カドミウ
ムCdSとセレン化カドミウムCdSeとの混合物質で
あるカドミウムレッドと呼ばれる顔料等がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の赤色発光ランプの場合、バルブ表面90に多層
膜フィルタ91を成膜した図3の従来例のものは、40
0〜620nmの波長範囲の可視光を確実にカットする
のには、高屈折率膜91aと低屈折率膜91bとを全部
で49層積層する必要があり、莫大な成膜時間を要し作
業性が悪いといった問題を生じていた。また、膜の層数
も50層近くになると、ガラスバルブ90表面上に直接
成膜しているため、ランプ点灯時に熱ストレスが加わっ
て、膜剥がれやクラックが発生してランプに色むらが生
じてしまうといった問題もあった。
【0011】また、バルブ表面90に赤色顔料92を成
膜した図5の従来例のものでは、赤色顔料92の材料と
して用いられる上記したようなベンガラ、鉛丹、カドミ
ウムレッド等が一般的に熱に弱く使用限界温度が150
℃以下であり、それ以上の温度で使用すると顔料が劣化
して透過率が低下するといった問題があった。特に、自
動車用として用いられる電球は点灯時にガラスバルブ9
0の表面が200℃前後まで上昇してしまうため、ガラ
スバルブ90の表面に直接成膜された赤色顔料92がこ
の熱によって劣化してしまい、透過率が低下するといっ
た問題があった。また、赤色顔料92の材料である鉛丹
やカドミウムレッド等は人体に有害な鉛やカドミウムと
いった物質を用いており環境上も問題があり、こうした
問題の解決が課題とされるものとなっていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、バルブ表面に
赤色光のみを選択的に透過する被膜が形成されて成る赤
色発光ランプにおいて、前記被膜は、前記バルブ表面に
形成されたアンバー顔料膜と、該アンバー顔料膜上に形
成された多層膜フィルタとから成り、該多層膜フィルタ
は光学膜厚が125nm〜155nmの範囲に各々設定
された高屈折率膜と低屈折率膜とが交互に複数層積層さ
れた層を含んでいることを特徴とする赤色発光ランプを
提供することで課題を解決するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明を図に示す実施形態に
基づいて詳細に説明する。
【0014】図1乃至図2は本発明に係る赤色発光ラン
プ1の第一実施形態を示す説明図であり、図1はランプ
1全体を示す説明図、図2はその要部を示す断面図であ
る。赤色発光ランプ1は、ガラスバルブ2の底部に口金
3が設けられ、ガラスバルブ2の内部には口金3に取り
付けられたフィラメント4が配設されて構成されてい
る。また、ガラスバルブ2の表面には赤色光を選択的に
透過する被膜が形成されて赤色発光ランプ1が構成され
ているものであり、ここまでは従来例と同様である。
【0015】ここで本発明においては、ガラスバルブ2
の表面に形成する被膜をアンバー顔料膜5と、該アンバ
ー顔料膜5上に形成された多層膜フィルタ6とによって
構成されていることを特徴としている。
【0016】アンバー顔料膜5は、アンバー顔料をスプ
レー法やディップ法等によってランプ1のガラスバルブ
2表面に成膜したものである。この際、アンバー顔料と
して用いられる材料は、パーマネントオレンジ、ハンザ
イエロー3R、バルカンファストオレンジGG、ベンジ
ジンオレンジ等が挙げられる。アンバー顔料として用い
られるこれらの材料は、一般的に耐熱性に優れており、
使用限界温度が約230℃と赤色顔料に比べて高い。そ
のため、点灯時のガラスバルブ2表面が200℃前後ま
で上昇する自動車用電球に用いても、この熱によるアン
バー顔料5の劣化は無く、透過率の低下はほとんど見ら
れない。また、これらのアンバー顔料の材料には鉛やカ
ドミウム等の人体に有害な物質は用いられておらず、環
境上の問題もない。
【0017】多層膜フィルタ6は、図2に示すようにア
ンバー顔料膜5上に高屈折率膜6aと低屈折率膜6bと
が交互に複数層積層されて構成されたものであり、この
高屈折率膜6aと低屈折率膜6bとは、従来例と同様に
Ta、TiO、ZrO、ZnO等の透明金属
酸化膜によって高屈折率膜6aが形成され、SiO
MgF、AlF等の透明金属酸化膜によって低屈折
率膜6bが形成され、真空蒸着法、スパッタリング法、
イオンプレーティング法、ディップ法等によって成膜さ
れたものである。そして、それぞれ目的とする反射波長
(設計波長)λの1/4を光学膜厚として交互に複数層
積層されている。これによって、アンバー顔料膜5を透
過したアンバー光のうち設計波長λを中心とする波長領
域の光は、光の干渉によって反射されるようになり、こ
の波長領域以外の光が透過されるようになるものであ
る。
【0018】このとき、高屈折率膜6aと低屈折率膜6
bとは、反射する光の中心波長λが500nm〜620
nmの範囲となるように光学膜厚がλ/4=125nm
〜155nmの範囲に設定されている。なお、500n
m以下の青色〜緑色の範囲の光はアンバー顔料膜5によ
って吸収されカットされてしまうため、従来より反射す
る光の中心波長範囲を500nm〜620nmに狭める
ことができ、膜全体の総数を2/3程度減らすことがで
きる。
【0019】表2は多層膜フィルタ6の具体的な膜の第
一構成例を示すものであり、高屈折率膜6aとして屈折
率n=2.3のTiOを、低屈折率膜6bとして屈
折率n=1.46のSiOを用い、各々光学膜厚を
135nmに設定し、交互に17層積層したものであ
る。なお、層番号とは、ガラスバルブ2の表面に近い側
から順番にふられており、図の符号は図2および上記説
明に対応している。また、バルブ2表面に最も近い層番
号1の高屈折率膜6aの光学膜厚はλ/8=67.5n
mとして形成され、最上層である層番号17の高屈折率
膜6aの光学膜厚もλ/8=67.5nmとしてLW型
に形成されている。これにより膜全体の透過率特性の赤
色光の波長部分をフラットなものとし、なお且つ高い透
過率特性とすることができる。こうして形成された多層
膜フィルタ6を上記アンバー顔料膜5と共にバルブ2表
面に形成したランプ1の色度を測定したところ、色度は
(0.687、0.311)と自動車用電球に用いられ
る赤色発光ランプとして良好な赤色を示すものが得られ
た。
【表2】
【0020】表3は多層膜フィルタ6の第二構成例を示
すものであり、高屈折率膜6aとして屈折率n=2.
1のTaを、低屈折率膜6bとして屈折率n
1.46のSiOを用い、各々光学膜厚を132.5
nmに設定し、交互に19層積層したものである。ま
た、第一構成例と同様にバルブ2表面に最も近い層番号
1の高屈折率膜6aの光学膜厚はλ/8=66.3nm
として形成され、最上層である層番号19の高屈折率膜
6aの光学膜厚もλ/8=66.3nmとしてLW型に
形成されている。こうして形成された多層膜フィルタ6
を上記アンバー顔料膜5と共にバルブ2表面に形成した
ランプ1の色度を測定したところ、色度は(0.67
7、0.32)と自動車用電球に用いられる赤色発光ラ
ンプとして良好な赤色を示すものが得られた。
【表3】
【0021】表4は多層膜フィルタ6の第三構成例を示
すものであり、高屈折率膜6aとして屈折率n=2.
3のTiOを、低屈折率膜6bとして屈折率n
1.46のSiOを用い、各々光学膜厚を140nm
に設定し、交互に17層積層したものである。また、第
一構成例、第二構成例と同様にバルブ2表面に最も近い
層番号1の高屈折率膜6aの光学膜厚はλ/8=70n
mとして形成され、最上層である層番号17の高屈折率
膜6aの光学膜厚もλ/8=70nmとしてLW型に形
成されている。こうして形成された多層膜フィルタ6を
上記アンバー顔料膜5と共にバルブ2表面に形成したラ
ンプ1の色度を測定したところ、色度は(0.705、
0.291)と自動車用電球に用いられる赤色発光ラン
プとして良好な赤色を示すものが得られた。
【表4】
【0022】なお、第一実施形態においては、ガラスバ
ルブ2表面にアンバー顔料膜5、多層膜フィルタ6の順
に成膜するものとして説明してきたが、本発明はこれに
限定されず、ガラスバルブ2の内面にアンバー顔料膜5
を形成し、ガラスバルブ2の表面上に多層膜フィルタ6
を形成しても良く、この場合にも第一実施形態と同様な
特性のランプが得られるものである。また、膜を形成す
る工程についても、アンバー顔料膜5をディップ法等に
よってガラスバルブ2の内面に形成するか、表面上に形
成するかの違いだけであって、その後の多層膜フィルタ
6の形成工程は全く同じである。
【0023】また、第一実施形態においては、ガラスバ
ルブ2表面にアンバー顔料膜5、多層膜フィルタ6の順
に成膜するものとして説明してきたが、本発明はこれに
ついても限定されず、ガラスバルブ2の表面上に多層膜
フィルタ6、アンバー顔料膜5の順に形成しても良く、
この場合にも第一実施形態と同様な特性のランプが得ら
れるものである。また、膜を形成する工程についても、
それぞれの膜を形成する工程順を逆にするだけで良い。
【0024】以上のように、バルブ2表面に形成された
アンバー顔料膜5と多層膜フィルタ6とによって赤色光
のみが選択的に透過され、自動車用電球の赤色発光ラン
プとして良好な特性のものが得られるものである。さら
に、アンバー顔料膜5と多層膜フィルタ6との構成によ
り、ランプ1の点灯時は上記したように赤色光を発光
し、非点灯時は金色に見えて見映えが良く、点灯時と非
点灯時の外観色の違いから、意外性があり、ファッショ
ン性にも優れ、商品としても魅力的なランプを得ること
ができるというものである。
【0025】なお、本発明におけるアンバー顔料膜5と
して用いられる材料は、前記したものに限定されず、ア
ンバー顔料として一般的に使用されている他の材料を用
いても良い。また、多層膜フィルタ6の高屈折率膜6a
と低屈折率膜6bに用いられる材料も前記したものに限
定されず他の金属酸化膜を用いても良く、また、膜の層
数についても限定されるものではない。さらに、高屈折
率膜6aと低屈折率膜6bの光学膜厚についても前記し
たものには限定されず、125nm〜155nmの範囲
に各々設定された光学膜厚の層を含んでいれば良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ルブ表面に赤色光のみを選択的に透過する被膜が形成さ
れて成る赤色発光ランプにおいて、前記被膜は、前記バ
ルブ表面に形成されたアンバー顔料膜と、該アンバー顔
料膜上に形成された多層膜フィルタとから成り、該多層
膜フィルタは光学膜厚が125nm〜155nmの範囲
に各々設定された高屈折率膜と低屈折率膜とが交互に複
数層積層された層を含んでいることを特徴とする赤色発
光ランプとしたことで、従来の多層膜フィルタのみを積
層したランプと比較して、膜全体の層数が2/3程度少
なくなり、膜剥がれやクラックの心配が無くなり、ま
た、コストも大幅に低減できるといった優れた効果を奏
するものである。また、従来の赤色顔料を皮膜したラン
プと比較して、点灯時の熱による劣化もなく、この種赤
色発光ランプの信頼性向上にも極めて優れた効果を奏す
るものである。また、非点灯時の見映えも良く、点灯時
と非点灯時の外観色の違いから、商品としても意外性の
ある魅力的なランプが得られるといった優れた効果をも
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤色発光ランプの第一実施形態を
示す説明図である。
【図2】図1の要部を示す断面図である。
【図3】第一従来例を示す断面図である。
【図4】第一従来例の多層膜フィルタによる透過率特性
を示すグラフである。
【図5】第二従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……赤色発光ランプ 2……ガラスバルブ 3……口金 4……フィラメント 5……アンバー顔料膜 6……多層膜フィルタ 6a……高屈折率膜 6b……低屈折率膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21W 101:14 F21Y 101:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブ表面に赤色光のみを選択的に透過す
    る被膜が形成されて成る赤色発光ランプにおいて、前記
    被膜は、前記バルブ表面に形成されたアンバー顔料膜
    と、該アンバー顔料膜上に形成された多層膜フィルタと
    から成り、該多層膜フィルタは光学膜厚が125nm〜
    155nmの範囲に各々設定された高屈折率膜と低屈折
    率膜とが交互に複数層積層された層を含んでいることを
    特徴とする赤色発光ランプ。
  2. 【請求項2】バルブ表面に赤色光のみを選択的に透過す
    る被膜が形成されて成る赤色発光ランプにおいて、前記
    被膜は、前記バルブ内面に形成されたアンバー顔料膜
    と、前記バルブ表面上に形成された多層膜フィルタとか
    ら成り、該多層膜フィルタは光学膜厚が125nm〜1
    55nmの範囲に各々設定された高屈折率膜と低屈折率
    膜とが交互に複数層積層された層を含んでいることを特
    徴とする赤色発光ランプ
  3. 【請求項3】バルブ表面に赤色光のみを選択的に透過す
    る被膜が形成されて成る赤色発光ランプにおいて、前記
    被膜は、前記バルブ表面に形成された多層膜フィルタ
    と、該多層膜フィルタ上に形成されたアンバー顔料膜と
    から成り、前記多層膜フィルタは光学膜厚が125nm
    〜155nmの範囲に各々設定された高屈折率膜と低屈
    折率膜とが交互に複数層積層された層を含んでいること
    を特徴とする赤色発光ランプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503908A (ja) * 2000-06-16 2004-02-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光吸収媒体を具えたランプ
WO2021059740A1 (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 日産自動車株式会社 表示灯、該表示灯を備えた車両用表示灯、車両外装部材及び車両

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