JP2002109966A - フラット配線材、プラグコネクタおよびプラグコネクタの製造方法 - Google Patents
フラット配線材、プラグコネクタおよびプラグコネクタの製造方法Info
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- JP2002109966A JP2002109966A JP2000294501A JP2000294501A JP2002109966A JP 2002109966 A JP2002109966 A JP 2002109966A JP 2000294501 A JP2000294501 A JP 2000294501A JP 2000294501 A JP2000294501 A JP 2000294501A JP 2002109966 A JP2002109966 A JP 2002109966A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラグコネクタの組立効率を向上させるとと
もに、コネクタ構造を簡略化する。 【解決手段】 本発明のフラット配線材10は、導体1
4を絶縁体により被覆してなる配線材本体12の表面長
手方向に導体14を外部露出させる窓12aを形成し、
窓12aの裏側に配線材固定用の一対のコアプレート2
1,22を積層固着したものである。各コアプレート2
1,22には、窓部12aが外側になるように配線材本
体12を二つ折りにして両コアプレート21,22を重
ね合わせた状態でコアプレート21,22同士を固定で
きるフック28およびその係止穴30を設けた。
もに、コネクタ構造を簡略化する。 【解決手段】 本発明のフラット配線材10は、導体1
4を絶縁体により被覆してなる配線材本体12の表面長
手方向に導体14を外部露出させる窓12aを形成し、
窓12aの裏側に配線材固定用の一対のコアプレート2
1,22を積層固着したものである。各コアプレート2
1,22には、窓部12aが外側になるように配線材本
体12を二つ折りにして両コアプレート21,22を重
ね合わせた状態でコアプレート21,22同士を固定で
きるフック28およびその係止穴30を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブ
ル、リボン電線、FFC(Flexible Flat Cable)、F
PC(Flexible Printed Circuit)等のフラット配線材
およびこれらフラット配線材を用いたフラット配線材用
コネクタの製造方法に関するものである。
ル、リボン電線、FFC(Flexible Flat Cable)、F
PC(Flexible Printed Circuit)等のフラット配線材
およびこれらフラット配線材を用いたフラット配線材用
コネクタの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、フラット配線材の途中にプラ
グコネクタを構成し、このプラグコネクタを回路基板上
に実装された基板用コネクタに挿入することにより、フ
ラット配線材の導体を回路基板上の回路に接続すること
は行われている。
グコネクタを構成し、このプラグコネクタを回路基板上
に実装された基板用コネクタに挿入することにより、フ
ラット配線材の導体を回路基板上の回路に接続すること
は行われている。
【0003】この種のプラグコネクタとして、例えば、
実開平4−123093号公報に開示されるようなコネ
クタがある。このコネクタは、FPC(Flexible Print
ed Circuit)をコアプレートに添わせてその先端部で折
り返し、この状態で、FPCをコアプレートと一体に固
定用ハウジングに差込み、コア押え部材によりコアプレ
ートと固定用ハウジングとを相互に固定することにより
FPCをコアプレートとハウジングとにより保持(挟
持)する構成となっている。
実開平4−123093号公報に開示されるようなコネ
クタがある。このコネクタは、FPC(Flexible Print
ed Circuit)をコアプレートに添わせてその先端部で折
り返し、この状態で、FPCをコアプレートと一体に固
定用ハウジングに差込み、コア押え部材によりコアプレ
ートと固定用ハウジングとを相互に固定することにより
FPCをコアプレートとハウジングとにより保持(挟
持)する構成となっている。
【0004】前記FPCには、その途中に導体の露出部
分が設けられており、この露出部分を前記コアプレート
に添わすことにより、コアプレートの表面でFPCの導
体が外部に露出して接点を構成している。そして、前記
コアプレートの部分が基板用コネクタに挿入されると、
基板用コネクタ内に収納された各端子がFPCの導体に
接触し、これによりフラット配線材の導体が回路基板上
の回路に接続されるようになっている。
分が設けられており、この露出部分を前記コアプレート
に添わすことにより、コアプレートの表面でFPCの導
体が外部に露出して接点を構成している。そして、前記
コアプレートの部分が基板用コネクタに挿入されると、
基板用コネクタ内に収納された各端子がFPCの導体に
接触し、これによりフラット配線材の導体が回路基板上
の回路に接続されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプラグコ
ネクタでは、FPCとコアプレートとがずれると、固定
用ハウジングに対してFPCが斜めに差込まれたり、あ
るいは導体の露出部分が差込方向にずれた状態となり、
いずれも導通不良の原因となる。
ネクタでは、FPCとコアプレートとがずれると、固定
用ハウジングに対してFPCが斜めに差込まれたり、あ
るいは導体の露出部分が差込方向にずれた状態となり、
いずれも導通不良の原因となる。
【0006】そのため、上記公報のコネクタでは、コア
プレートの先端部に、その幅方向(FPCの幅方向)に
亘って一定間隔で複数のボスを形成し、ハウジングにF
PCを差込む際には、各ボスをFPCに形成した穿孔部
に差込んでFPCとコアプレートとを相互に位置決めし
た状態でハウジングに差込むようにしている。
プレートの先端部に、その幅方向(FPCの幅方向)に
亘って一定間隔で複数のボスを形成し、ハウジングにF
PCを差込む際には、各ボスをFPCに形成した穿孔部
に差込んでFPCとコアプレートとを相互に位置決めし
た状態でハウジングに差込むようにしている。
【0007】ところが、上記のようにコアプレートに設
けたボスをいちいちFPCの穿孔部に差込みながらコネ
クタを組立てるのは極めて煩雑な作業であり組立性が悪
い。また、最近では、この種のプラグコネクタにおいて
も部品点数の削減による低廉化の要請が強く、コアプレ
ート、固定用ハウジングおよびコア押え部材を必要と
し、さらにFPCとコアプレートとを位置決めするため
の構成を要する上記公報のようなプラグコネクタでは到
底かかる要請に応えることは困難である。
けたボスをいちいちFPCの穿孔部に差込みながらコネ
クタを組立てるのは極めて煩雑な作業であり組立性が悪
い。また、最近では、この種のプラグコネクタにおいて
も部品点数の削減による低廉化の要請が強く、コアプレ
ート、固定用ハウジングおよびコア押え部材を必要と
し、さらにFPCとコアプレートとを位置決めするため
の構成を要する上記公報のようなプラグコネクタでは到
底かかる要請に応えることは困難である。
【0008】本発明は、前記のような事情に鑑みてなさ
れたものであって、プラグコネクタの組立効率を向上さ
せるとともに、コネクタ構造を簡略化することにより低
廉化を図ることを目的としている。
れたものであって、プラグコネクタの組立効率を向上さ
せるとともに、コネクタ構造を簡略化することにより低
廉化を図ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のフラット配線材は、平坦に配された複数本
の導体を絶縁体により被覆してなり、かつ、その途中部
分に導体を外部露出させる窓部が形成された配線材本体
を有し、この配線材本体をコアプレート共に相手側コネ
クタに対して差込み固定することにより、前記窓部によ
る導体の露出部分が相手側コネクタ端子に接触するよう
に構成されたフラット配線材であって、配線材本体のう
ち、窓部が形成された面と反対側の面に一対のコアプレ
ートが配線材本体の長手方向に隣接した状態で固着され
るとともに、窓部が外側になるように配線材本体を二つ
折りにして両コアプレートを重ね合わせた状態で両コア
プレート同士を固定する固定手段を備えているものであ
る(請求項1)。
に、本発明のフラット配線材は、平坦に配された複数本
の導体を絶縁体により被覆してなり、かつ、その途中部
分に導体を外部露出させる窓部が形成された配線材本体
を有し、この配線材本体をコアプレート共に相手側コネ
クタに対して差込み固定することにより、前記窓部によ
る導体の露出部分が相手側コネクタ端子に接触するよう
に構成されたフラット配線材であって、配線材本体のう
ち、窓部が形成された面と反対側の面に一対のコアプレ
ートが配線材本体の長手方向に隣接した状態で固着され
るとともに、窓部が外側になるように配線材本体を二つ
折りにして両コアプレートを重ね合わせた状態で両コア
プレート同士を固定する固定手段を備えているものであ
る(請求項1)。
【0010】また、本発明のプラグコネクタの製造方法
は、平坦に配された複数本の導体を絶縁体により被覆し
てなる配線材本体の前記絶縁体の途中部分に導体を外部
露出させる窓部を形成するとともに、窓部が形成された
面と反対側の面に一対のコアプレートを配線材本体の長
手方向に隣接した状態で固着したフラット配線材を予め
構成しておき、窓部が外側になるように配線材本体を二
つ折りにして各コアプレートを重ね合わせた状態で両コ
アプレート同士を固定するようにしたものである(請求
項9)。
は、平坦に配された複数本の導体を絶縁体により被覆し
てなる配線材本体の前記絶縁体の途中部分に導体を外部
露出させる窓部を形成するとともに、窓部が形成された
面と反対側の面に一対のコアプレートを配線材本体の長
手方向に隣接した状態で固着したフラット配線材を予め
構成しておき、窓部が外側になるように配線材本体を二
つ折りにして各コアプレートを重ね合わせた状態で両コ
アプレート同士を固定するようにしたものである(請求
項9)。
【0011】前記のフラット配線材、およびプラグコネ
クタの製造方法によると、配線材本体に対して各コアプ
レートが予め固着されているので、配線材本体を二つ折
りにして両コアプレートを重ね合わせ固定すれば、重ね
合わされた両コアプレートに添って配線材本体がそれら
の先端部分で折り返され、さらにコアプレートに添った
部分で導体が外側に露出した状態となり、直ちにプラグ
コネクタが構成されることとなる。
クタの製造方法によると、配線材本体に対して各コアプ
レートが予め固着されているので、配線材本体を二つ折
りにして両コアプレートを重ね合わせ固定すれば、重ね
合わされた両コアプレートに添って配線材本体がそれら
の先端部分で折り返され、さらにコアプレートに添った
部分で導体が外側に露出した状態となり、直ちにプラグ
コネクタが構成されることとなる。
【0012】なお、上記のフラット配線材においては、
複数の窓部および各窓部に対応する一対のコアプレート
を配線材本体の長手方向に間隔をおいて設けておくのが
好ましい(請求項2)。
複数の窓部および各窓部に対応する一対のコアプレート
を配線材本体の長手方向に間隔をおいて設けておくのが
好ましい(請求項2)。
【0013】この構成によれば、各窓部の部分で配線材
本体を二つ折りにするだけで、複数のプラグコネクタを
フラット配線材の長手方向に設けることができる。
本体を二つ折りにするだけで、複数のプラグコネクタを
フラット配線材の長手方向に設けることができる。
【0014】また、請求項1又は2記載のフラット配線
材においては、窓部を内側に挟み込むように配線材本体
を二つ折りにして各コアプレートを重ね合わさせた状態
で両コアプレート同士を固定する固定手段をさらに設け
ておくのがより好ましい(請求項3)。
材においては、窓部を内側に挟み込むように配線材本体
を二つ折りにして各コアプレートを重ね合わさせた状態
で両コアプレート同士を固定する固定手段をさらに設け
ておくのがより好ましい(請求項3)。
【0015】この構成によれば、未使用時には、窓部を
内側に挟み込んだ状態で両コアプレート同士を固定する
ことにより、導体を外部から隠して保護することができ
るようになる。
内側に挟み込んだ状態で両コアプレート同士を固定する
ことにより、導体を外部から隠して保護することができ
るようになる。
【0016】なお、上記の固定手段としては、例えば、
配線材本体の幅方向外側に突出し、両コアプレートが重
ね合わされた状態で相手側コアプレートに係脱可能に係
合する係合部を各コアプレートに設けることができる
(請求項4)。
配線材本体の幅方向外側に突出し、両コアプレートが重
ね合わされた状態で相手側コアプレートに係脱可能に係
合する係合部を各コアプレートに設けることができる
(請求項4)。
【0017】また、請求項1乃至4の何れかに記載のフ
ラット配線材において、各コアプレートは、相手側コア
プレートに隣接する側と反対側の端部近傍を除く部分で
配線材本体に対して固着するのが好ましい(請求項
5)。
ラット配線材において、各コアプレートは、相手側コア
プレートに隣接する側と反対側の端部近傍を除く部分で
配線材本体に対して固着するのが好ましい(請求項
5)。
【0018】このようにすれば、プラグコネクタを構成
した際に、重ね合せたコアプレートの端部上下両面に配
線材本体に覆われない部分が形成されるため、この部分
をプラグコネクタ差し込みの際の把持部として利用する
ことが可能となる。
した際に、重ね合せたコアプレートの端部上下両面に配
線材本体に覆われない部分が形成されるため、この部分
をプラグコネクタ差し込みの際の把持部として利用する
ことが可能となる。
【0019】また、請求項1乃至5の何れかに記載のフ
ラット配線材においては、両コアプレートを重ね合せた
状態で、その端部が重ね合せ方向に連続する曲面となる
ように各コアプレートの相手側コアプレートに隣接する
側の端部を形成しておくのが好ましい(請求項6)。
ラット配線材においては、両コアプレートを重ね合せた
状態で、その端部が重ね合せ方向に連続する曲面となる
ように各コアプレートの相手側コアプレートに隣接する
側の端部を形成しておくのが好ましい(請求項6)。
【0020】このようにすれば、プラグコネクタ構成時
に配線材本体が二つ折りにされても、導体の折れが良好
に防止される。
に配線材本体が二つ折りにされても、導体の折れが良好
に防止される。
【0021】なお、本発明に係るプラグコネクタは、平
坦に配された複数本の導体を絶縁体により被覆してなる
配線材本体を有し、この配線材本体の前記絶縁体の途中
部分に導体を外部露出させる窓部が形成されるととも
に、窓部が形成された面と反対側の面に一対のコアプレ
ートが配線材本体の長手方向に並べられた状態で固着さ
れ、窓部が外側になるように配線材本体が二つ折りにさ
れて各コアプレートが重ね合わされた状態で両コアプレ
ート同士が固定されてなるものである(請求項7)。
坦に配された複数本の導体を絶縁体により被覆してなる
配線材本体を有し、この配線材本体の前記絶縁体の途中
部分に導体を外部露出させる窓部が形成されるととも
に、窓部が形成された面と反対側の面に一対のコアプレ
ートが配線材本体の長手方向に並べられた状態で固着さ
れ、窓部が外側になるように配線材本体が二つ折りにさ
れて各コアプレートが重ね合わされた状態で両コアプレ
ート同士が固定されてなるものである(請求項7)。
【0022】なお、このプラグコネクタにおいては、両
コアプレートを分離させ、窓部を内側に挟み込むように
配線材本体を反対側に折り返して両コアプレートを重ね
合わせた状態で両コアプレート同士を固定できるように
構成するのが好ましい(請求項8)。
コアプレートを分離させ、窓部を内側に挟み込むように
配線材本体を反対側に折り返して両コアプレートを重ね
合わせた状態で両コアプレート同士を固定できるように
構成するのが好ましい(請求項8)。
【0023】このようにすれば、未使用時には、窓部を
内側に挟み込んだ状態とすることにより導体を保護する
ことができるようになる。
内側に挟み込んだ状態とすることにより導体を保護する
ことができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0025】図1は、本発明に係るフラット配線材の一
部を概略的に示しており、図1(a)は分解した状態
を、図1(b)は組立てた状態を斜視図で示している。
これらの図に示すフラット配線材10(以下、配線材1
0と略す)は、後述するプラグコネクタC2を構成し得
るように構成されており、配線材本体12を有し、この
配線材本体12にコアプレート21,22を固定した構
成となっている。
部を概略的に示しており、図1(a)は分解した状態
を、図1(b)は組立てた状態を斜視図で示している。
これらの図に示すフラット配線材10(以下、配線材1
0と略す)は、後述するプラグコネクタC2を構成し得
るように構成されており、配線材本体12を有し、この
配線材本体12にコアプレート21,22を固定した構
成となっている。
【0026】配線材本体12は、平行、かつ平坦に配さ
れる複数の導体14を外部シース13により被覆したF
FC(Flexible Flat Cable)からなり、当実施の形態
において、導体14は、例えば銅又はアルミニウムから
形成され、また、外部シース13は、PET(ポリエチ
レンテレフタレート)等の樹脂材料から形成されてい
る。
れる複数の導体14を外部シース13により被覆したF
FC(Flexible Flat Cable)からなり、当実施の形態
において、導体14は、例えば銅又はアルミニウムから
形成され、また、外部シース13は、PET(ポリエチ
レンテレフタレート)等の樹脂材料から形成されてい
る。
【0027】前記配線材本体12には、上記導体14を
外部露出させる窓12a(窓部)が形成されている。こ
の窓12aは、配線材本体12の表側の外部シース13
が長手方向に所定寸法だけ除去されることにより形成さ
れており、図示を省略するが、配線材本体12の長手方
向に一定の間隔で設けられている。そして、これら窓1
2aに対応して、配線材本体12の裏面に上記コアプレ
ート21,22が接着剤等により積層固着されている。
外部露出させる窓12a(窓部)が形成されている。こ
の窓12aは、配線材本体12の表側の外部シース13
が長手方向に所定寸法だけ除去されることにより形成さ
れており、図示を省略するが、配線材本体12の長手方
向に一定の間隔で設けられている。そして、これら窓1
2aに対応して、配線材本体12の裏面に上記コアプレ
ート21,22が接着剤等により積層固着されている。
【0028】各コアプレート21,22は、樹脂材料に
より形成された薄板状の部材で、配線材本体12と略同
じ幅に形成されて1/4円弧状の先端部26を備える本
体部分24aと、この本体部分24aの後端(先端部2
6と反対側の端部)から幅方向両側に突出する突出部分
24bとを有した平面視T字形の同一形状とされてい
る。そして、同図に示すように互いに本体部分24aの
先端部26を突き合わすように配線材本体12の長手方
向に隣接され、これらの突き合わせ部分が窓12aの中
央(配線材本体12の長手方向における中央)に位置す
るように窓12aの裏側に位置決めされた状態で配線材
本体12の裏面に各コアプレート21,22の表面(上
面)が固着されている。
より形成された薄板状の部材で、配線材本体12と略同
じ幅に形成されて1/4円弧状の先端部26を備える本
体部分24aと、この本体部分24aの後端(先端部2
6と反対側の端部)から幅方向両側に突出する突出部分
24bとを有した平面視T字形の同一形状とされてい
る。そして、同図に示すように互いに本体部分24aの
先端部26を突き合わすように配線材本体12の長手方
向に隣接され、これらの突き合わせ部分が窓12aの中
央(配線材本体12の長手方向における中央)に位置す
るように窓12aの裏側に位置決めされた状態で配線材
本体12の裏面に各コアプレート21,22の表面(上
面)が固着されている。
【0029】なお、各コアプレート21,22は、それ
ぞれ後端部分を除く一定の範囲で配線材本体12に固着
されており、当実施形態では、例えば円弧状の先端部2
6を除く突出部分24bよりも先端側の部分(図1
(a)中にハッチングで示す部分)で配線材本体12に
固着されている。
ぞれ後端部分を除く一定の範囲で配線材本体12に固着
されており、当実施形態では、例えば円弧状の先端部2
6を除く突出部分24bよりも先端側の部分(図1
(a)中にハッチングで示す部分)で配線材本体12に
固着されている。
【0030】上記各コアプレート21,22のうち、一
方側のコアプレート21の突出部分24bには、それら
の上下各面にそれぞれ同一キノコ形状のフック28,2
9(係合部)がそれぞれ突設されている。他方側のコア
プレートの突出部分24bには、上記フック28,29
を挿入、係止可能な係止穴30(係合部)が形成されて
いる。なお、上記フック28(29)は、同図に示すよ
うに分割片28a,28b(29a,29b)からなる
縦割れの構造を有しており、各分割片28a,28b
(29a,29b)が内側に撓められた状態で係止穴3
0に挿入され、頭部が係止穴30を貫通するとそれらの
弾発力により各分割片28a,28b(29a,29
b)が外側に広がり、これにより各フック28(29)
が相手側コアプレート22に係合するようになってい
る。
方側のコアプレート21の突出部分24bには、それら
の上下各面にそれぞれ同一キノコ形状のフック28,2
9(係合部)がそれぞれ突設されている。他方側のコア
プレートの突出部分24bには、上記フック28,29
を挿入、係止可能な係止穴30(係合部)が形成されて
いる。なお、上記フック28(29)は、同図に示すよ
うに分割片28a,28b(29a,29b)からなる
縦割れの構造を有しており、各分割片28a,28b
(29a,29b)が内側に撓められた状態で係止穴3
0に挿入され、頭部が係止穴30を貫通するとそれらの
弾発力により各分割片28a,28b(29a,29
b)が外側に広がり、これにより各フック28(29)
が相手側コアプレート22に係合するようになってい
る。
【0031】上記のような配線材10は、例えば、次の
ようにして製造される。
ようにして製造される。
【0032】すなわち、リール等に巻回された導体14
が引出されながら、これら導体14の裏面側に裏側シー
スが連続的に貼りつけられる一方、導体14の表面に表
側シースが断続的に供給され、表裏両シースが導体14
を挟んだ状態で貼り合わされることにより長手方向に一
定の間隔で上記窓12aを形成した配線材本体12が形
成される。そして、この配線材本体12が引き取られつ
つ、その途中で、上記窓12aに対応するように配線材
本体12の裏面にコアプレート21,22が位置決めさ
れた状態で貼り付けられ、これにより上記配線材10が
完成する。
が引出されながら、これら導体14の裏面側に裏側シー
スが連続的に貼りつけられる一方、導体14の表面に表
側シースが断続的に供給され、表裏両シースが導体14
を挟んだ状態で貼り合わされることにより長手方向に一
定の間隔で上記窓12aを形成した配線材本体12が形
成される。そして、この配線材本体12が引き取られつ
つ、その途中で、上記窓12aに対応するように配線材
本体12の裏面にコアプレート21,22が位置決めさ
れた状態で貼り付けられ、これにより上記配線材10が
完成する。
【0033】なお、この例では配線材本体12の製造段
階で窓12aを形成しているが、例えば、導体14に表
裏両シースを連続的に貼り付けて窓12aの無い配線材
本体12を形成し、まず、配線材本体12の長手方向に
一定の間隔で前記コアプレート対(すなわちコアプレー
ト21,22)を固定した後、各コアプレート21,2
2に対応する部分の表側のシースを剥ぎ取ることにより
窓12aを後から形成するようにしてもよい。また、配
線材本体12に対するコアプレート21,22の固定方
法は必ずしも接着剤を用いる方法に限らず、例えばリベ
ット等により固定するようにしてもよい。
階で窓12aを形成しているが、例えば、導体14に表
裏両シースを連続的に貼り付けて窓12aの無い配線材
本体12を形成し、まず、配線材本体12の長手方向に
一定の間隔で前記コアプレート対(すなわちコアプレー
ト21,22)を固定した後、各コアプレート21,2
2に対応する部分の表側のシースを剥ぎ取ることにより
窓12aを後から形成するようにしてもよい。また、配
線材本体12に対するコアプレート21,22の固定方
法は必ずしも接着剤を用いる方法に限らず、例えばリベ
ット等により固定するようにしてもよい。
【0034】次に、上記配線材10により構成されるプ
ラグコネクタについて説明する。
ラグコネクタについて説明する。
【0035】図2(a)は、上記配線材10により構成
されるプラグコネクタと、このコネクタを接続する基板
側コネクタを示している。
されるプラグコネクタと、このコネクタを接続する基板
側コネクタを示している。
【0036】これらの図においてPは回路基板で、この
回路基板P上に基板側コネクタC1が実装されている。
そして、この基板側コネクタC1にプラグコネクタC2
を接続することにより、配線材10(すなわちコネクタ
C2を構成する配線材本体12)の各導体14と基板上
回路とを接続するように構成されている。以下、詳細に
説明する。
回路基板P上に基板側コネクタC1が実装されている。
そして、この基板側コネクタC1にプラグコネクタC2
を接続することにより、配線材10(すなわちコネクタ
C2を構成する配線材本体12)の各導体14と基板上
回路とを接続するように構成されている。以下、詳細に
説明する。
【0037】基板側コネクタC1は、細長のコネクタハ
ウジング1(以下、ハウジング1と略す)を有し、この
ハウジング1内には、その長手方向に多数の端子収納室
2が並設され、各端子収納室2内に端子3が収納されて
いる。
ウジング1(以下、ハウジング1と略す)を有し、この
ハウジング1内には、その長手方向に多数の端子収納室
2が並設され、各端子収納室2内に端子3が収納されて
いる。
【0038】各端子3の先端には、上下に接触片3a,
3bが形成されており、プラグコネクタC2が基板側コ
ネクタC1内に挿入されると、両接触片3a,3bの間
にプラグコネクタC2が介入されて各導体14が端子3
の接触片3a,3bに接触するように構成されている。
3bが形成されており、プラグコネクタC2が基板側コ
ネクタC1内に挿入されると、両接触片3a,3bの間
にプラグコネクタC2が介入されて各導体14が端子3
の接触片3a,3bに接触するように構成されている。
【0039】また、各端子3には脚部3cが形成されて
おり、各脚部3cが回路基板P上のランド(図示せず)
にはんだ付けされることにより、各端子3が基板上回路
に接続されている。
おり、各脚部3cが回路基板P上のランド(図示せず)
にはんだ付けされることにより、各端子3が基板上回路
に接続されている。
【0040】一方、プラグコネクタC2は、上記配線材
10を窓12aの部分で二つ折りにすることにより構成
される。
10を窓12aの部分で二つ折りにすることにより構成
される。
【0041】詳しく説明すると、図1(b)中の矢印
に示すように窓12aが外側になるように配線材10
(配線材本体12)が二つ折りされて、図2(a)およ
び図3に示すように両コアプレート21,22が重ね合
わされている。そして、一方側のコアプレート21に設
けられたフック28が他方側のコアプレート22の係止
穴30に挿入、係止されることにより両コアプレート2
1,22が一体に固定されている。これにより重なった
両コアプレート21,22に添って配線材本体12がそ
の先端部分で折り返され、さらにコアプレート21,2
2に添った部分で配線材本体12の導体14が外側に露
出したプラグコネクタC2が構成されている。
に示すように窓12aが外側になるように配線材10
(配線材本体12)が二つ折りされて、図2(a)およ
び図3に示すように両コアプレート21,22が重ね合
わされている。そして、一方側のコアプレート21に設
けられたフック28が他方側のコアプレート22の係止
穴30に挿入、係止されることにより両コアプレート2
1,22が一体に固定されている。これにより重なった
両コアプレート21,22に添って配線材本体12がそ
の先端部分で折り返され、さらにコアプレート21,2
2に添った部分で配線材本体12の導体14が外側に露
出したプラグコネクタC2が構成されている。
【0042】なお、このように構成されたプラグコネク
タC2においては、上記のように各コアプレート21,
22の先端部26が1/4円弧状に形成されているた
め、両コアプレート21,22を重ね合せた状態では、
その先端(配線材本体12により覆われている部分)が
連続した円弧状の面(曲面)となる。そのため、配線材
本体12を二つ折りにしながらも、このような円弧状の
面に添って配線材本体12が折り返されることにより導
体14の折れによる損傷等が良好に防止されることとな
る。
タC2においては、上記のように各コアプレート21,
22の先端部26が1/4円弧状に形成されているた
め、両コアプレート21,22を重ね合せた状態では、
その先端(配線材本体12により覆われている部分)が
連続した円弧状の面(曲面)となる。そのため、配線材
本体12を二つ折りにしながらも、このような円弧状の
面に添って配線材本体12が折り返されることにより導
体14の折れによる損傷等が良好に防止されることとな
る。
【0043】また、上述したように各コアプレート2
1,22が、円弧状の先端部26を除く突出部分24b
よりも先端側の部分(図1(a)中にハッチングで示す
部分)で配線材本体12に固着されているので、図2
(a)に示すようにコネクタ後端部分(同図では左側端
部近傍)に配線材本体12が固着されていな部分が確保
される。そのため、この部分をプラグコネクタC2を接
続する際の把持部として利用できるようになっている。
1,22が、円弧状の先端部26を除く突出部分24b
よりも先端側の部分(図1(a)中にハッチングで示す
部分)で配線材本体12に固着されているので、図2
(a)に示すようにコネクタ後端部分(同図では左側端
部近傍)に配線材本体12が固着されていな部分が確保
される。そのため、この部分をプラグコネクタC2を接
続する際の把持部として利用できるようになっている。
【0044】以上の構成において、配線材10の各導体
14を回路基板P上の回路に接続するには、図2(a)
に示すように両コネクタC1,C2を対向させ、プラグ
コネクタC2を基板側コネクタC1の挿入口1aから挿
入する。この際、コネクタ後端部分には、上記のように
把持部が設けられているので、この把持部を摘まむこと
によりプラグコネクタC2を容易に挿入することができ
る。
14を回路基板P上の回路に接続するには、図2(a)
に示すように両コネクタC1,C2を対向させ、プラグ
コネクタC2を基板側コネクタC1の挿入口1aから挿
入する。この際、コネクタ後端部分には、上記のように
把持部が設けられているので、この把持部を摘まむこと
によりプラグコネクタC2を容易に挿入することができ
る。
【0045】このようにしてプラグコネクタC2を挿入
すると、図2(b)に示すよう、プラグコネクタC2が
基板側コネクタC1の接触片3a,3bの間に入り込
み、上記窓12aを介して外部に露出している導体14
に対して接触片3a,3bが押し付けられ、その結果、
配線材10(配線材本体12)の各導体14が各端子3
を介して回路基板側の回路に接続されるとともに、配線
材10が基板側コネクタC1に固定されることとなる。
すると、図2(b)に示すよう、プラグコネクタC2が
基板側コネクタC1の接触片3a,3bの間に入り込
み、上記窓12aを介して外部に露出している導体14
に対して接触片3a,3bが押し付けられ、その結果、
配線材10(配線材本体12)の各導体14が各端子3
を介して回路基板側の回路に接続されるとともに、配線
材10が基板側コネクタC1に固定されることとなる。
【0046】なお、このプラグコネクタC2において
は、配線材10を折り返してコアプレート21,22を
固定することにより、例えば未使用時に接点、すなわち
窓12aにより外部露出されている導体14を損傷等か
ら保護することができる。
は、配線材10を折り返してコアプレート21,22を
固定することにより、例えば未使用時に接点、すなわち
窓12aにより外部露出されている導体14を損傷等か
ら保護することができる。
【0047】手順を具体的に説明すると、まず、プラグ
コネクタC2の両コアプレート21,22の固定状態を
解除してこれらを分離させ、配線材10を窓12aの部
分で反対側、つまり図1(b)の矢印に示すように窓
12aを内側に挟み込むように配線材10を二つ折りに
し、図4に示すように両コアプレート21,22を重ね
合わせて固定する。この固定は、一方側のコアプレート
21のフック29(プラグコネクタ構成時とは反対側の
フック)を他方側のコアプレート22の係止穴30に挿
入、係止することにより行う。このようにすると、窓1
2aが両コアプレート21,22の間に挟み込まれて外
部から隠れた状態となり、外部との接触による損傷等か
ら導体14を保護することができる。
コネクタC2の両コアプレート21,22の固定状態を
解除してこれらを分離させ、配線材10を窓12aの部
分で反対側、つまり図1(b)の矢印に示すように窓
12aを内側に挟み込むように配線材10を二つ折りに
し、図4に示すように両コアプレート21,22を重ね
合わせて固定する。この固定は、一方側のコアプレート
21のフック29(プラグコネクタ構成時とは反対側の
フック)を他方側のコアプレート22の係止穴30に挿
入、係止することにより行う。このようにすると、窓1
2aが両コアプレート21,22の間に挟み込まれて外
部から隠れた状態となり、外部との接触による損傷等か
ら導体14を保護することができる。
【0048】以上のような配線材10を用いたプラグコ
ネクタC2によると、先ず窓12aを含む所望の長さに
配線材10を切断し、配線材10(配線材本体12)を
二つ折りにして両コアプレート21,22を重ね合わせ
て固定すれば上記のようなプラグコネクタC2を組立て
ることができる。つまり、コアプレート21,22が配
線材本体12に予め固着されていて互いにずれることが
ないので、プラグコネクタC2の組立ての際に、従来の
ような固定用ハウジングやコア押え部材といった配線材
固定用の部材が一切必要ない。そのため、従来のプラグ
コネクタに比べると、プラグコネクタの構造を大幅に簡
略化することができ、これによりプラグコネクタを低廉
化することができる。
ネクタC2によると、先ず窓12aを含む所望の長さに
配線材10を切断し、配線材10(配線材本体12)を
二つ折りにして両コアプレート21,22を重ね合わせ
て固定すれば上記のようなプラグコネクタC2を組立て
ることができる。つまり、コアプレート21,22が配
線材本体12に予め固着されていて互いにずれることが
ないので、プラグコネクタC2の組立ての際に、従来の
ような固定用ハウジングやコア押え部材といった配線材
固定用の部材が一切必要ない。そのため、従来のプラグ
コネクタに比べると、プラグコネクタの構造を大幅に簡
略化することができ、これによりプラグコネクタを低廉
化することができる。
【0049】しかも、上記のようにコアプレート21,
22が配線材本体12に予め固着されていて互いにずれ
ることがないので、プラグコネクタC2の組立ての際
に、配線材とコアプレートとの煩雑な位置決めを行う必
要がなく、従って、そのような位置決めを必要とする従
来のプラグコネクタに比べると、プラグコネクタC2を
簡単、かつ速やかに組立てることができる。
22が配線材本体12に予め固着されていて互いにずれ
ることがないので、プラグコネクタC2の組立ての際
に、配線材とコアプレートとの煩雑な位置決めを行う必
要がなく、従って、そのような位置決めを必要とする従
来のプラグコネクタに比べると、プラグコネクタC2を
簡単、かつ速やかに組立てることができる。
【0050】その上、上記のプラグコネクタC2では、
未使用時には、配線材10を反対側に折り返して窓12
aの部分を内側に挟みこむように両コアプレート21,
22を固定すれば、接点(導体14)を外部から隠して
保護することができるので、専用のカバー等を別途用い
ることなく、既存の部材を利用して導体14を保護する
ことができるという利点もある。
未使用時には、配線材10を反対側に折り返して窓12
aの部分を内側に挟みこむように両コアプレート21,
22を固定すれば、接点(導体14)を外部から隠して
保護することができるので、専用のカバー等を別途用い
ることなく、既存の部材を利用して導体14を保護する
ことができるという利点もある。
【0051】ところで、上記配線材10を用いてプラグ
コネクタC2を構成する場合、一般には、上記窓12a
を一つだけ含む長さに配線材10を切断して用いるが、
例えば、図5に示すように複数の回路基板P1〜P4の
回路を連続的に接続する場合には、複数の窓12aを含
む長さに配線材10を切断し、各窓12aの部分を二つ
折りにして同図に示すような複数のプラグコネクタC2
a〜C2dを直列に連結したワイヤーハーネスを構成
し、これらプラグコネクタC2a〜C2dを回路基板P
1〜P4の各基板側コネクタC1a〜C1dに接続する
ようにしてもよい。この場合、例えばプラグコネクタC
2a〜C2dのうち未使用のものが発生する場合には、
当該プラグコネクタについては、上述のように配線材1
0を反対側に折り返して両コアプレート21,22を固
定することにより接点を保護するとともに、接点が金属
部分に短絡するのを防止するようにすればよい。
コネクタC2を構成する場合、一般には、上記窓12a
を一つだけ含む長さに配線材10を切断して用いるが、
例えば、図5に示すように複数の回路基板P1〜P4の
回路を連続的に接続する場合には、複数の窓12aを含
む長さに配線材10を切断し、各窓12aの部分を二つ
折りにして同図に示すような複数のプラグコネクタC2
a〜C2dを直列に連結したワイヤーハーネスを構成
し、これらプラグコネクタC2a〜C2dを回路基板P
1〜P4の各基板側コネクタC1a〜C1dに接続する
ようにしてもよい。この場合、例えばプラグコネクタC
2a〜C2dのうち未使用のものが発生する場合には、
当該プラグコネクタについては、上述のように配線材1
0を反対側に折り返して両コアプレート21,22を固
定することにより接点を保護するとともに、接点が金属
部分に短絡するのを防止するようにすればよい。
【0052】なお、実施形態の配線材10では、本発明
の固定手段として、一方側のコアプレート21にフック
28,29を、他方側のコアプレート22に係止穴30
を設けているが、固定手段の具体的な構成は実施形態に
限らず、両コアプレート21,22を固定できれば如何
なる構成であってもよい。
の固定手段として、一方側のコアプレート21にフック
28,29を、他方側のコアプレート22に係止穴30
を設けているが、固定手段の具体的な構成は実施形態に
限らず、両コアプレート21,22を固定できれば如何
なる構成であってもよい。
【0053】また、不要な場合には上記のような固定手
段を省略してもよい。例えば、基板側コネクタC1への
挿入時にのみプラグコネクタC2を構成すればよい場合
にはフック29を省略することができる。この場合、両
コアプレート21,22の重ね合せ面に相互に合致する
凹凸を形成して両コアプレートのずれを防止するように
してもよい。また、常に、全ての窓12aを使用する
(プラグコネクタC2を構成する)ため接点保護の必要
がない場合にはフック28を省略することができる。
段を省略してもよい。例えば、基板側コネクタC1への
挿入時にのみプラグコネクタC2を構成すればよい場合
にはフック29を省略することができる。この場合、両
コアプレート21,22の重ね合せ面に相互に合致する
凹凸を形成して両コアプレートのずれを防止するように
してもよい。また、常に、全ての窓12aを使用する
(プラグコネクタC2を構成する)ため接点保護の必要
がない場合にはフック28を省略することができる。
【0054】なお、上記実施の形態では、配線材10を
構成する配線材本体12としてFFCを用いた例につい
て説明したが、配線材本体はFFCに限られるものでは
なく、フラットケーブル、リボン電線、FPC(Flexib
le Printed Circuit )等のその他のフラット配線材で
あってもよい。
構成する配線材本体12としてFFCを用いた例につい
て説明したが、配線材本体はFFCに限られるものでは
なく、フラットケーブル、リボン電線、FPC(Flexib
le Printed Circuit )等のその他のフラット配線材で
あってもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフラット
配線材は、配線材本体の途中に導体を外部露出させる窓
部を設けるとともに、窓部の裏側に一対のコアプレート
を隣接した状態で固着し、前記窓部が外側になるように
配線材本体を二つ折りにして両コアプレートを重ね合わ
せればプラグコネクタを構成できるようにしたので、コ
アプレート以外に固定用ハウジングやコア押え部材等を
必要とする従来のプラグコネクタに比べると、プラグコ
ネクタの構造を大幅に簡略化することができ、これによ
りプラグコネクタを低廉化することができる。
配線材は、配線材本体の途中に導体を外部露出させる窓
部を設けるとともに、窓部の裏側に一対のコアプレート
を隣接した状態で固着し、前記窓部が外側になるように
配線材本体を二つ折りにして両コアプレートを重ね合わ
せればプラグコネクタを構成できるようにしたので、コ
アプレート以外に固定用ハウジングやコア押え部材等を
必要とする従来のプラグコネクタに比べると、プラグコ
ネクタの構造を大幅に簡略化することができ、これによ
りプラグコネクタを低廉化することができる。
【0056】また、コアプレートと配線材本体とが予め
固着されていて相互にずれることがないので、プラグコ
ネクタの組立ての際に、配線材とコアプレートとの煩雑
な位置決めを行う必要がなく、プラグコネクタを効率良
く組立てることができる。
固着されていて相互にずれることがないので、プラグコ
ネクタの組立ての際に、配線材とコアプレートとの煩雑
な位置決めを行う必要がなく、プラグコネクタを効率良
く組立てることができる。
【図1】本発明に係るフラット配線材の構成を示す斜視
図である((a)は分解図、(b)は組立図である)。
図である((a)は分解図、(b)は組立図である)。
【図2】本発明に係るフラット配線材により構成された
プラグコネクタ(本発明に係るプラグコネクタ)とこの
プラグコネクタが接続される基板用コネクタを示す断面
図である((a)は接続前の状態を示す図、(b)は接
続状態を示す図である)。
プラグコネクタ(本発明に係るプラグコネクタ)とこの
プラグコネクタが接続される基板用コネクタを示す断面
図である((a)は接続前の状態を示す図、(b)は接
続状態を示す図である)。
【図3】本発明に係るフラット配線材により構成された
プラグコネクタ(本発明に係るプラグコネクタ)を示す
斜視図である。
プラグコネクタ(本発明に係るプラグコネクタ)を示す
斜視図である。
【図4】本発明に係るフラット配線材において接点を保
護する状態を示す斜視図である。
護する状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るフラット配線材を用いたワイヤー
ハーネスを示す模式図である。
ハーネスを示す模式図である。
1 コネクタハウジング 3 端子 10 フラット配線材 12 配線材本体 12a 窓部 14 導体 21,22 コアプレート 28,29 フック(固定手段;係合部) 30 係止穴(固定手段;係合部) P 回路基板 C1 基板側コネクタ C2 配線材用コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA11 AA16 AA18 BB02 BB06 BB07 BB08 BB23 CC22 CC23 DD18 EE10 EE22 GG02 GG09 GG11 GG13 GG15 HH17 HH30 5G311 CB01 CC01 CD03 CF02 CF05 5G355 AA08 BA01 BA11 CA01
Claims (9)
- 【請求項1】 平坦に配された複数本の導体を絶縁体に
より被覆してなり、かつ、その途中部分に上記導体を外
部露出させる窓部が形成された配線材本体を有し、この
配線材本体をコアプレートと共に相手側コネクタに対し
て差込み固定することにより、前記窓部による導体の露
出部分が相手側コネクタ端子に接触するように構成され
たフラット配線材であって、前記配線材本体のうち、窓
部が形成された面と反対側の面に一対の前記コアプレー
トが配線材本体の長手方向に隣接した状態で固着される
とともに、前記窓部が外側になるように配線材本体を二
つ折りにして両コアプレートを重ね合わせた状態で両コ
アプレート同士を固定する固定手段を備えていることを
特徴とするフラット配線材。 - 【請求項2】 請求項1記載のフラット配線材におい
て、複数の窓部および各窓部に対応する一対のコアプレ
ートが配線材本体の長手方向に間隔をおいて設けられて
いることを特徴とするフラット配線材。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のフラット配線材に
おいて、前記窓部を内側に挟み込むように配線材本体を
二つ折りにして前記各コアプレートを重ね合わさせた状
態で両コアプレート同士を固定する固定手段をさらに備
えていることを特徴とするフラット配線材。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載のフラッ
ト配線材において、前記固定手段として、配線材本体の
幅方向外側に突出し、両コアプレートが重ね合わされた
状態で相手側コアプレートに係脱可能に係合する係合部
が各コアプレートに設けられていることを特徴とするフ
ラット配線材。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載のフラッ
ト配線材において、各コアプレートは、相手側コアプレ
ートに隣接する側と反対側の端部近傍を除く部分で配線
材本体に対して固着されていることを特徴とするフラッ
ト配線材。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載のフラッ
ト配線材において、両コアプレートを重ね合せた状態
で、その端部が重ね合せ方向に連続する曲面となるよう
に各コアプレートの相手側コアプレートに隣接する側の
端部が形成されているこを特徴とするフラット配線材。 - 【請求項7】 平坦に配された複数本の導体を絶縁体に
より被覆してなる配線材本体を有し、この配線材本体の
前記絶縁体の途中部分に導体を外部露出させる窓部が形
成されるとともに、窓部が形成された面と反対側の面に
一対のコアプレートが配線材本体の長手方向に並べられ
た状態で固着され、前記窓部が外側になるように配線材
本体が二つ折りにされて前記各コアプレートが重ね合わ
された状態で両コアプレート同士が固定されてなること
を特徴とするプラグコネクタ。 - 【請求項8】 請求項7記載のプラグコネクタにおい
て、 前記各コアプレートを分離させ、前記窓部を内側に挟み
込むように配線材本体を反対側に折り返して両コアプレ
ートを重ね合わせた状態で両コアプレート同士を固定で
きるように構成されていることを特徴とするプラグコネ
クタ。 - 【請求項9】 プラグコネクタの製造方法であって、 平坦に配された複数本の導体を絶縁体により被覆してな
る配線材本体の前記絶縁体の途中部分に導体を外部露出
させる窓部を形成するとともに、窓部が形成された面と
反対側の面に一対のコアプレートを配線材本体の長手方
向に並べた状態で固着したフラット配線材を予め構成し
ておき、前記窓部が外側になるように配線材本体を二つ
折りにして前記各コアプレートを重ね合わせた状態で両
コアプレート同士を固定することを特徴とするプラグコ
ネクタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000294501A JP2002109966A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | フラット配線材、プラグコネクタおよびプラグコネクタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000294501A JP2002109966A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | フラット配線材、プラグコネクタおよびプラグコネクタの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002109966A true JP2002109966A (ja) | 2002-04-12 |
Family
ID=18777100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000294501A Abandoned JP2002109966A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | フラット配線材、プラグコネクタおよびプラグコネクタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002109966A (ja) |
-
2000
- 2000-09-27 JP JP2000294501A patent/JP2002109966A/ja not_active Abandoned
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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