JP2001297634A - フラット配線材およびフラット配線材用コネクタの製造方法 - Google Patents

フラット配線材およびフラット配線材用コネクタの製造方法

Info

Publication number
JP2001297634A
JP2001297634A JP2000114599A JP2000114599A JP2001297634A JP 2001297634 A JP2001297634 A JP 2001297634A JP 2000114599 A JP2000114599 A JP 2000114599A JP 2000114599 A JP2000114599 A JP 2000114599A JP 2001297634 A JP2001297634 A JP 2001297634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
core plate
wiring member
wiring material
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000114599A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritomo Okamura
憲知 岡村
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Shigeki Sakai
茂樹 境
Yoshito Sakai
義人 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000114599A priority Critical patent/JP2001297634A/ja
Publication of JP2001297634A publication Critical patent/JP2001297634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラット配線材を用いたコネクタの組立性を
向上させる。 【解決手段】 本発明のフラット配線材10は、導体1
3を絶縁体により被覆してなる配線材本体12の表面長
手方向に導体13を外部露出させる窓12aを形成し、
窓12aの裏側に配線材固定用のコアプレート14を積
層固着したものである。コアプレート14は、配線材本
体12と共にコネクタハウジングに差込むことにより配
線材本体12をハウジングに固定するとともに、窓12
aによる導体13の露出部分をハウジング内の所定位置
に配置するように配線材本体12に対して位置決めした
状態で固着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブ
ル、リボン電線、FFC(Flexible Flat Cable)、F
PC(Flexible Printed Cable)等のフラット配線材お
よびこれらフラット配線材を用いたフラット配線材用コ
ネクタの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、回路基板上に実装された基板
用コネクタに対してフラット配線材用コネクタを連結す
ることにより、回路基板上の回路とフラットケーブル等
のフラット配線材とを相互に接続することは行われてい
る。
【0003】この主の接続構造に用いられるフラット配
線材用コネクタとして、例えば、実公平4−12309
3号公報に開示されるようなコネクタがある。
【0004】このコネクタは、FPC(Flexible Print
ed Cable)をコアプレートに添わせてその先端部で折り
返し、この状態で、FPCをコアプレートと一体にコネ
クタハウジング内に差込むことにより組立てられてい
る。
【0005】上記FPCには、その途中部分に導体の露
出部分が予め設けられており、この露出部分がハウジン
グ内に差込まれることにより、相手側コネクタ端子への
接触部分を構成している。そして、フラット配線材用コ
ネクタと基板用コネクタとを相互に連結すると、基板用
コネクタ内の各端子がFPCの導体(露出部分)に直接
接触するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のコネ
クタでは、ハウジングへのFPCの差込中にFPCとコ
アプレートとが相対的にずれると、ハウジングに対して
FPCが斜めに差込まれたり、あるいは導体の露出部分
が差込方向にずれた状態となり、いずれも導通不良の原
因となる。そのため、従来のコネクタでは、コアプレー
トの先端部に、その幅方向(FPCの幅方向)に亘って
一定間隔で複数のボスを形成し、ハウジングにFPCを
差込む際には、各ボスをFPCに形成した穿孔部に差込
んでFPCとコアプレートとを相互に位置決めした状態
でハウジングに差込むようにしている。
【0007】しかし、コアプレートに設けたボスをいち
いちFPCの穿孔部に差込みながらコネクタを組立てる
のは極めて煩雑な作業であり作業性が悪く、これが生産
効率の低下、さらに、製品単価のアップという弊害を招
くに至っている。
【0008】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであって、フラット配線材用コネクタの組立効
率を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のフラット配線材は、平行、かつ平坦に配さ
れた複数本の導体を絶縁体により被覆してなり、かつ、
その途中部分に上記導体を露出する部分が形成された配
線材本体を有し、この配線材本体をコネクタハウジング
に対して差込み固定することにより、上記導体の露出部
分が相手側コネクタ端子に接触する位置に位置決めされ
るように構成されたフラット配線材であって、配線材本
体の絶縁体の途中部分に導体を外部露出させる窓部が形
成される一方、窓部が形成された面と反対側の面に配線
材固定用のコアプレートの片面が積層固着され、このコ
アプレートは、配線材本体と共に上記コネクタハウジン
グに差込まれることにより配線材本体をコネクタハウジ
ングに対して固定するとともに、この固定状態におい
て、上記窓部による導体の露出部分が相手側コネクタ端
子と接触する位置に配置されるように配線材本体におけ
るコアプレートの固着位置が設定されているものである
(請求項1)。
【0010】また、本発明のフラット配線材用コネクタ
の製造方法は、平行、かつ平坦に配された複数本の導体
を絶縁体により被覆してなる配線材本体の上記絶縁体の
途中部分に導体を外部露出させる窓部を形成するととも
に、窓部が形成された面と反対側の面に配線材固定用の
コアプレートの片面を積層固着したフラット配線材を予
め構成しておき、上記コアプレートの先端部を支点とし
て上記配線材本体を折り返し、この状態で上記先端部側
からコアプレートを配線材本体と共にコネクタハウジン
グに差込むことにより、配線材本体を上記コネクタハウ
ジングに対して固定するとともに、上記窓部による導体
の露出部分を相手側コネクタ端子と接触する位置に位置
決めするようにしたものである(請求項5)。
【0011】上記のフラット配線材、あるいはフラット
配線材用コネクタの製造方法によると、配線材本体をコ
アプレートと共にコネクタハウジングに差込めば、導体
の露出部分が自ずとコネクタハウジング内の所定位置
(相手側コネクタ端子と接触する位置)に配置された状
態でフラット配線材がコネクタハウジングに固定され
る。すなわち、配線材本体に対してコアプレートが予め
位置決めされた状態で固定されているので、このコアプ
レートをコネクタハウジングに差込むだけでフラット配
線材用コネクタを構築でき、しかも、コネクタハウジン
グへの差込中に配線材本体とコアプレートとがずれるこ
とがない。
【0012】なお、上記フラット配線材の構成において
は、複数の窓部およびコアプレートを長手方向に間隔を
おいて設けておくのが好ましい(請求項2)。
【0013】この構成によれば、各コアプレートを配線
材本体と共にコネクタハウジングに対して差込むだけ
で、複数のコネクタを連結したワイヤーハーネスを簡単
に構築することができる。
【0014】また、請求項1又は2記載のフラット配線
材において、窓部の直ぐ裏側にコアプレートを固着して
おけば(請求項3)、コネクタハウジングへの差込の差
に、窓部とコアプレートとのずれをより確実に防ぐこと
ができる。
【0015】また、請求項1乃至3の何れかに記載のフ
ラット配線材において、コアプレートには、コネクタハ
ウジングと係合してコアプレートをコネクタハウジング
に対して係止する係合部を設けておくのがより好ましい
(請求項4)。
【0016】この構成によると、コアプレートがコネク
タハウジングに差込まれるときに、係合部を介してコア
プレートがコネクタハウジングに係止され、これにより
コネクタハウジングに対してフラット配線材が脱落不能
に拘束される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0018】図1は、本発明に係るフラット配線材を概
略的に示している。この図に示すフラット配線材10
(以下、配線材10と略す)は、後述するフラット配線
材用コネクタC2に適用される配線材で、配線材本体1
2にコアプレート14を固定した構成となっている。
【0019】配線材本体12は、平行、かつ平坦に配さ
れる複数の導体13を外部シースにより被覆したFFC
(Flexible Flat Cable)からなり、当実施の形態にお
いて、導体13は、例えば銅又はアルミニウムから形成
され、また、外部シースは、PET(ポリエチレンテレ
フタレート)等の樹脂材料から形成されている。
【0020】上記配線材本体12には、上記導体13を
外部露出させる窓12aが形成されている。この窓12
aは、配線材本体12の表側の外部シースが長手方向に
所定の幅だけ除去されることにより形成されており、図
示を省略するが、配線材本体12の長手方向に一定の間
隔で設けられている。そして、これら窓12aに対応し
て、配線材本体12の裏面に上記コアプレート14が接
着剤等により積層固着されている。
【0021】コアプレート14は、配線材本体12と略
等しい幅に形成され、テーパ状の先端部14aを有した
板状の部材で、同図に示すように先端部14aが窓12
aの端部近傍に位置するように窓12aの直ぐ裏側に位
置決めされ、この状態で配線材本体12の裏面にプレー
ト表面(上面)が固着されている。また、コアプレート
14の後端側部には、後述するハウジング本体30に係
合するフック14bが設けられ、これらフック14bが
配線材本体12の側方に突出している。
【0022】上記のような配線材10は、例えば、次の
ようにして製造される。
【0023】すなわち、リール等に巻回された導体13
が引出されながら、これら導体13の裏面側に裏側シー
スが連続的に貼りつけられる一方、導体13の表面に表
側シースが断続的に供給され、表裏両シースが導体13
を挟んだ状態で貼り合わされることにより長手方向に一
定の間隔で上記窓12aを形成した配線材本体12が形
成される。そして、この配線材本体12が引き取られつ
つ、その途中で、上記窓12aに対応するように配線材
本体12の裏面にコアプレート14が位置決めされた状
態で貼り付けられ、これにより上記配線材10が完成す
る。
【0024】なお、この例では配線材本体12の製造段
階で窓12aを形成しているが、例えば、導体13に表
裏両シースを連続的に貼り付けて窓12aの無い配線材
本体12を形成し、まず、その長手方向に一定間隔でコ
アプレート14を固定した後、各コアプレート14に対
応する部分の表側のシースを剥ぎ取ることにより窓12
aを後から形成するようにしてもよい。また、配線材本
体12に対するコアプレート14の固定方法は必ずしも
接着剤を用いる方法に限らず、例えばリベット等により
固定するようにしてもよい。
【0025】次に、上記配線材10を適用したフラット
配線材用コネクタについて説明する。
【0026】図2及び図3は、上記配線材10が適用さ
れるフラット配線材用コネクタと、このコネクタを連結
する基板側コネクタを示している。
【0027】これらの図においてPは回路基板で、この
回路基板P上に基板側コネクタC1が実装されている。
そして、この基板側コネクタC1にフラット配線材用コ
ネクタC2(以下、配線材用コネクタC2と略す)を嵌
合することにより、コネクタC2に保持されている上記
配線材10の各導体13と基板上回路とを接続するよう
に構成されている。以下、詳しく説明する。
【0028】基板側コネクタC1は、細長のコネクタハ
ウジング20(以下、ハウジング20と略す)を有し、
このハウジング20内には、その長手方向に多数の端子
収納室22が並設され、各端子収納室22内に端子24
が収納されている。
【0029】各端子24の先端には、上下に撓み変位可
能な接続用撓み片24aが形成されており、両コネクタ
C1,C2が嵌合されると、上記ハウジング20の一端
側に形成された挿入口26からハウジング内に上記配線
材10の一部が挿入され、各導体13が端子24の接続
用撓み片24aに接触するように構成されている。
【0030】また、各端子24には脚部24bが形成さ
れており、各脚部24bが回路基板P上のランド(図示
せず)にはんだ付けされることにより、各端子24が基
板上回路に接続されている。なお、図2中、符号28
は、配線材用コネクタC2に対する嵌合ロック用のフッ
クで、ハウジング20の外部側壁に突設されている。
【0031】一方、配線材用コネクタC2は、基板側コ
ネクタC1のハウジング20に嵌合可能な細長のハウジ
ング30を有し、このハウジング30に上記配線材10
を保持することにより構成されている。
【0032】上記ハウジング30には、基板側コネクタ
C1に向って開口する中空部分32が設けられるととも
に、この中空部分32とハウジング後部外側(図3では
左方外側)とを連通する固定用孔34が形成されてい
る。
【0033】そして、配線材101がハウジング30の
後端部からこの固定用孔34に差込まれることによりハ
ウジング30に保持されている。
【0034】具体的には、図5に示すように、配線材本
体12がコアプレート14の先端部14aで裏面側に1
80°折り返されて(図1中白抜き矢印で示すように折
り返す)コアプレート14の裏面に添わされ、この状態
で、配線材本体12とコアプレート14とが一体的にコ
アプレート14の先端部14a側から固定用孔34に差
込まれている。そして、コアプレート14の上記フック
14bが固定用孔34の側壁部分に形成された係止孔3
6に嵌まり込んでフック14bがハウジング30に係止
されることによりコアプレート14がハウジング30に
対して脱落不能にロックされている。
【0035】そして、図3に示すようにコアプレート1
4の先端部分が中空部分32内に突出して配線材本体1
2に形成された窓12aから中空部分32内に導体13
が臨み、この導体13により基板側コネクタC1の端子
24への接触部分を形成している。
【0036】上記ハウジング30において、中空部分先
端(図3では右側端)の低面部には上記コアプレート1
4の先端部14aを覆う保護カバー36が一体に形成さ
れており、両コネクタC1,C2の嵌合時に、コアプレ
ート先端の導体13が相手側ハウジング20の奥端部に
衝突して損傷を受けるのを防止するように構成されてい
る。また、図2に示すように、ハウジング30の幅方向
両端部には、底面部に一対の切欠状のガイド38が形成
され、さらにハウジング側面には、各ガイド38に対応
して基板側コネクタC1に対する嵌合ロック用の係止孔
40が形成されている。
【0037】以上の構成において、配線材10の各導体
13を回路基板P上の回路に接続するには、図1及び図
2に示すように両コネクタC1,C2を対向させ、基板
側コネクタC1の両側壁を配線材用コネクタC2の上記
ガイド38内に、配線材用コネクタC2の上記保護カバ
ー36の部分を基板側コネクタC1の挿入口26からそ
の内部にそれぞれ案内しながら、配線材用コネクタC2
を基板側コネクタC1に接近させて両コネクタC1,C
2のハウジング20,30を相互に嵌合させる。
【0038】このようにすると、基板側コネクタC1の
フック28が配線材用コネクタC2の係止孔40に嵌ま
り込んでフック28がハウジング30に係止され、その
結果、両コネクタC1,C2が分離不能な状態にロック
される。
【0039】そして、このように両コネクタC1,C2
が完全な嵌合状態となると、図4に示すよう、基板側コ
ネクタC1の各端子24が配線材用コネクタC2の上記
中空部分32に入り込み上記配線材10の各導体13の
露出部分に対して接続用撓み片24aが押し付けられ、
その結果、配線材10の各導体13が各端子24を介し
て回路基板側の回路に接続されることとなる。
【0040】このような配線材10を用いた配線材用コ
ネクタC2によると、先ず、上記窓12aを含む所望の
長さに配線材10を切断し、次いで、上述のように配線
材本体12をコアプレート14の先端部14aで折り返
してコアプレート14と共にハウジング30に差込み、
コアプレート14のフック14bをハウジング30に係
止すれば配線材用コネクタC2を組立てることができる
が、この際、配線材本体12には予めコアプレート14
が固定されているため、差込中に配線材本体12とコア
プレート14とがずれるようなことがなく、作業者は、
特に注意を払うことなく、コアプレート14等をハウジ
ング30に差込むだけで配線材用コネクタC2を容易に
組立てることができる。
【0041】従って、コネクタ組立工程において、配線
材(FPC)とコアプレートとの煩雑な位置決め作業が
必要な従来の配線材用コネクタに比べると、配線材用コ
ネクタを効率良く組立てることができる。そして、この
ように配線材用コネクタの組立効率が向上することによ
り、コネクタの低廉化に貢献できるという効果がある。
【0042】ところで、上記配線材10を用いて配線材
用コネクタC2を構成する場合、一般には、上記窓12
aを一つだけ含む長さに配線材10を切断して用いる
が、例えば、図6に示すように複数の回路基板P1〜P
4の回路を連続的に接続する場合には、複数の窓12a
を含む長さに配線材10を切断し、各窓12aの部分を
別々のハウジング30に差込んで同図に示すような複数
の配線材用コネクタC2a〜C2dを直列に連結したワ
イヤーハーネスを構成し、これらコネクタC2a〜C2
dを回路基板P1〜P4の各基板側コネクタC1a〜C
1dに嵌合するようにしてもよい。この場合、上記ワイ
ヤーハーネスの製造は、上述のように配線材10を適当
な長さに切断し、各窓12aに対応する部分をコアプレ
ート14と共にハウジング30に差込むことにより行う
ことができるが、この場合も、作業者は、コアプレート
14等をハウジング30に差込むだけで簡単、かつ速や
かにワイヤーハーネスを組立てることができる。
【0043】なお、上記実施の形態の配線材10では、
配線材本体12の窓12aの直ぐ裏側にコアプレート1
4を積層固着し、その先端部14aで配線材本体12を
プレート裏面側に折り返した状態で配線材10をハウジ
ング30内に挿入するようにしているが、例えば、コア
プレート14の先端部14aが窓12aの端縁部に位置
するように窓12aをコアプレート14に並べた状態で
コアプレート14を配線材本体12の表面側に固着して
おき、配線材本体12をコアプレート14の先端部14
aでプレート表面側に折り返した状態でハウジング30
内に配線材10を挿入するようにしても構わない。但
し、窓12aの直ぐ裏側にコアプレート14を固着して
おく方がハウジング窓12aの部分とコアプレート14
とが直接的に固着されているため、ハウジング30への
差込の際のずれをより確実に防止することができる。
【0044】なお、上記実施の形態では、配線材10を
構成する配線材本体12としてFFCを用いた例につい
て説明したが、配線材本体はFFCに限られるものでは
なく、上述したフラットケーブル、リボン電線、FPC
(Flexible Printed Cable)等のその他のフラット配線
材であってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフラット
配線材は、配線材本体の途中に導体を外部露出させる窓
部を設けるとともに、窓部の裏側に配線材固定用のコア
プレートを位置決めした状態で積層固着し、配線材本体
をコアプレートと共にコネクタハウジングに差込んで所
謂フラット配線材用コネクタを構築するようにしている
ので、差込中に配線材本体とコアプレートとがずれるこ
とがない。そのため、コネクタ組立工程において、配線
材本体とコアプレートとの煩雑な位置決め作業を行う必
要がなく、効率良くコネクタを組立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラット配線材の構成を示す斜視
図である。
【図2】本発明に係るフラット配線材を用いたフラット
配線材用コネクタとこのコネクタが嵌合される基板用コ
ネクタを示す斜視図である。
【図3】本発明に係るフラット配線材を用いたフラット
配線材用コネクタとこのコネクタが嵌合される基板用コ
ネクタを示す断面図(非嵌合状態)である。
【図4】本発明に係るフラット配線材を用いたフラット
配線材用コネクタとこのコネクタが嵌合される基板用コ
ネクタを示す断面図(嵌合状態)である。
【図5】フラット配線材用コネクタの組立方法を説明す
る図である。
【図6】本発明に係るフラット配線材を用いたワイヤー
ハーネスを示す模式図である。
【符号の説明】
10 フラット配線材 12 配線材本体 12a 窓部 13 導体 14 コアプレート 14b フック(係合部) 20,30 コネクタハウジング 32 中空部分 24 端子 24a 接続用撓み片 P 回路基板 C1 基板側コネクタ C2 配線材用コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA10 AA16 BB01 BB06 BB11 BB22 BB23 CC26 GG02 GG11 HH17 5E077 BB05 BB11 BB23 BB31 BB32 CC26 DD14 GG12 GG26 HH07 JJ20 5G309 FA06 LA24 LA26 LA27 5G311 CA02 CB01 CC04 CD03 CF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行、かつ平坦に配された複数本の導体
    を絶縁体により被覆してなり、かつ、その途中部分に上
    記導体を露出する部分が形成された配線材本体を有し、
    この配線材本体をコネクタハウジングに対して差込み固
    定することにより、上記導体の露出部分が相手側コネク
    タ端子に接触する位置に位置決めされるように構成され
    たフラット配線材であって、配線材本体の絶縁体の途中
    部分に導体を外部露出させる窓部が形成される一方、窓
    部が形成された面と反対側の面に配線材固定用のコアプ
    レートの片面が積層固着され、このコアプレートは、配
    線材本体と共に上記コネクタハウジングに差込まれるこ
    とにより配線材本体をコネクタハウジングに対して固定
    するとともに、この固定状態において、上記窓部による
    導体の露出部分が相手側コネクタ端子と接触する位置に
    配置されるように配線材本体におけるコアプレートの固
    着位置が設定されていることを特徴とするフラット配線
    材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフラット配線材におい
    て、複数の窓部およびコアプレートが長手方向に間隔を
    おいて設けられていることを特徴とするフラット配線
    材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のフラット配線材に
    おいて、窓部の直ぐ裏側にコアプレートが固着されてい
    ることを特徴とするフラット配線材。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載のフラッ
    ト配線材において、 上記コアプレートに、上記コネクタハウジングと係合し
    てコアプレートをコネクタハウジングに対して係止する
    係合部が形成されていることを特徴とするフラット配線
    材。
  5. 【請求項5】 フラット配線材用コネクタの製造方法で
    あって、 平行、かつ平坦に配された複数本の導体を絶縁体により
    被覆してなる配線材本体の上記絶縁体の途中部分に導体
    を外部露出させる窓部を形成するとともに、窓部が形成
    された面と反対側の面に配線材固定用のコアプレートの
    片面を積層固着したフラット配線材を予め構成してお
    き、上記コアプレートの先端部を支点として上記配線材
    本体を折り返し、この状態で上記先端部側からコアプレ
    ートを配線材本体と共にコネクタハウジングに差込むこ
    とにより、配線材本体を上記コネクタハウジングに対し
    て固定するとともに、上記窓部による導体の露出部分を
    相手側コネクタ端子と接触する位置に位置決めすること
    を特徴とするフラット配線材用コネクタの製造方法。
JP2000114599A 2000-04-17 2000-04-17 フラット配線材およびフラット配線材用コネクタの製造方法 Pending JP2001297634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000114599A JP2001297634A (ja) 2000-04-17 2000-04-17 フラット配線材およびフラット配線材用コネクタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000114599A JP2001297634A (ja) 2000-04-17 2000-04-17 フラット配線材およびフラット配線材用コネクタの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001297634A true JP2001297634A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18626383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000114599A Pending JP2001297634A (ja) 2000-04-17 2000-04-17 フラット配線材およびフラット配線材用コネクタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001297634A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006114345A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Funai Electric Co Ltd フレキシブルフラットケーブル
JP2012049005A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Yazaki Corp コネクタ構造
RU2677246C2 (ru) * 2017-07-05 2019-01-16 Акционерное общество "Военно-промышленная корпорация "Научно-производственное объединение машиностроения" Способ формирования наборного ленточного провода

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006114345A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Funai Electric Co Ltd フレキシブルフラットケーブル
JP2012049005A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Yazaki Corp コネクタ構造
RU2677246C2 (ru) * 2017-07-05 2019-01-16 Акционерное общество "Военно-промышленная корпорация "Научно-производственное объединение машиностроения" Способ формирования наборного ленточного провода

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2953335B2 (ja) 分岐接続箱
JP6074711B2 (ja) ケーブル保持部材、電気的接続装置、コネクタ装置
US6583990B2 (en) Flexible circuit board and connect structure thereof
JP3679293B2 (ja) フラット回路体の端末構造
US6443758B2 (en) Terminal holding structure of flat circuit body
JP2002184495A (ja) フラット配線材用コネクタおよびフラット配線材の電気的接続構造
JP2001297634A (ja) フラット配線材およびフラット配線材用コネクタの製造方法
JP4430275B2 (ja) ディスクリート線用コネクタおよび電気的接続構造
JP2005190717A (ja) フラットハーネス用コネクタ
JP2005302671A (ja) 電気接続装置
JP3672784B2 (ja) ワイヤハーネスの製造方法
JP3512088B2 (ja) フラットケーブルの接続構造
JP2007213945A (ja) ワイヤハーネス用コネクタ
JP2005136153A (ja) 回路板収納構造および電気接続箱
JP2006298084A (ja) ワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造
JPH08203577A (ja) フラットケーブルとプリント配線基板との接続方法
JP2003203695A (ja) プラグコネクタ
JP2001143793A (ja) 基板へのフラット配線材の接続構造及び接続用クリップ
JP2005317833A (ja) ケーブルの固定構造
JPH0794033A (ja) 平型多芯電線
JP2002109966A (ja) フラット配線材、プラグコネクタおよびプラグコネクタの製造方法
JP2538087Y2 (ja) プリント基板用コネク
JP2995966B2 (ja) ワイヤーハーネスの端末接続構造
JP3349900B2 (ja) プリント回路収納ケースの組立方法
JP2003179368A (ja) 配線材および配線材の配索構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090203