JP2002108329A - グランドピアノ大屋根の誤開放防止装置 - Google Patents

グランドピアノ大屋根の誤開放防止装置

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JP2002108329A
JP2002108329A JP2000294414A JP2000294414A JP2002108329A JP 2002108329 A JP2002108329 A JP 2002108329A JP 2000294414 A JP2000294414 A JP 2000294414A JP 2000294414 A JP2000294414 A JP 2000294414A JP 2002108329 A JP2002108329 A JP 2002108329A
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JP
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large roof
raised
lid
grand piano
roof
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JP2000294414A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Miura
広彦 三浦
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • G10CPIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
    • G10C3/00Details or accessories
    • G10C3/02Cases

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大屋根前が折り畳まれることなく大屋根が起
こされることを防止する誤開放防止装置を提供する。 【解決手段】この誤開放防止装置1は、大屋根後114
の上に折り畳まれた大屋根前112を広げるとフック1
0がフック受け12と遊間し、グランドピアノ本体14
0に伏せられた大屋根110を起こそうとしても、フッ
ク10とフック受け12とが掛合して、大屋根110を
起こすことができない。一方、大屋根前112を大屋根
後114の上に折り畳むとフック10とフック受け12
との掛合が解かれ、大屋根110を起こすことができ
る。従って、この誤開放防止装置1を用いると、大屋根
前112が折り畳まれることなく大屋根110が起こさ
れるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グランドピアノ大
屋根の誤開閉防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、グランドピアノ100の大屋
根110は、グランドピアノ100を演奏するときは、
図5に示すように、蝶番146を軸として起こされ、大
小の大屋根突揚棒120を用いて好みの角度に開いた状
態で支持される。一方、演奏音を抑えてグランドピアノ
100を演奏するときは、図6に示すように、グランド
ピアノ本体140に大屋根110は伏せられる。
【0003】また、グランドピアノ100は、鍵盤15
0側の大屋根110の下部に譜面台130を備えてい
る。そのため、大屋根110は、図6に示すように、大
屋根110を伏せたままでも譜面台130を使用できる
よう、譜面台130を覆っている部分の大屋根前112
と大屋根後114とを図示しない蝶番で連結して、大屋
根前112を大屋根後114の上に折り畳めるよう構成
されている。
【0004】ところで、図5に示すように、大屋根11
0を起こしてグランドピアノ100を演奏するとき、大
屋根110は、大屋根前112を大屋根後114の上に
折り畳んでから起こされる。これは、大屋根前112を
折り畳まずに大屋根110を起こすと、大屋根突揚棒1
20で支えられるのが大屋根後114だけであるため、
重量のある大屋根前112が蝶番だけで大屋根後114
に支えられることになるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えばコンサ
ート会場等で、グランドピアノ100の扱いに不慣れな
人がグランドピアノ100をセッティングするような場
合、大屋根前112を折り畳まずに大屋根110を起こ
してしまうことがある。
【0006】そのためピアノを製作する会社では、この
ような場合に備えて蝶番の数を多くするなどの安全対策
をとっているが、このようにするとコストがかかるうえ
にグランドピアノ100の見栄えも悪くなる。そこで、
本発明では、大屋根前が折り畳まれることなく大屋根が
起こされることを防止する誤開放防止装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためなされた本発明は、大屋根後の上に大屋
根前を折畳み自在に構成された大屋根がピアノ本体に対
して所定角度に起こされたりピアノ本体に伏せられたり
するように取り付けられたグランドピアノにおいて、前
記大屋根前が前記大屋根後の上に折り畳まれていない状
態で前記大屋根が起こされるのを防止することを特徴と
する。本発明によれば、大屋根前が折り畳まれることな
く大屋根が起こされるのを防止できる。
【0008】本発明の誤開放防止装置は、前記大屋根前
に取り付けられた第1掛合手段と、前記グランドピアノ
本体に取り付けられた第2掛合手段とを備え、前記ピア
ノ本体に前記大屋根が伏せられているとき、前記大屋根
後の上に折り畳まれている前記大屋根前が広げられると
前記第1掛合手段と前記第2掛合手段とが掛合して前記
大屋根が前記グランドピアノ本体から起こされるのを阻
止し、広げられた状態の前記大屋根前を前記大屋根後の
上に折り畳むと前記第1掛合手段と前記第2掛合手段と
の掛合が解かれて前記大屋根が前記ピアノ本体から起こ
されるのを許容するように構成してもよい。
【0009】この場合、大屋根前を折り畳まずに大屋根
を起こそうとしても、第1掛合手段が第2掛合手段に引
っかかり大屋根を起こすことができないが、大屋根前を
折り畳んでおけば、第1掛合手段と第2掛合手段との掛
合が解かれるので、大屋根を起こすことができる。従っ
て、本発明の誤開放防止装置を用いると、大屋根前が折
り畳まれることなく大屋根が起こされるのを防止するこ
とができる。
【0010】このとき、前記第1掛合手段は、前記大屋
根前を前記大屋根後の上に折り畳む折り目近傍に設置さ
れているのが好ましい。このように第1掛合手段を折り
目近傍に設ければ、大屋根前を折り畳まずに誤って大屋
根後を持ち上げても、折り目に働く力のモーメント(大
屋根前が大屋根後に折り畳まれる方向とは逆方向に大屋
根を折ろうとする力のモーメント)が小さいので折り目
にかかる負荷が比較的小さく、がたつき等が発生するの
を防止できる。例えば折り目に蝶番を使用している場合
にはその蝶番が緩んでしまうことを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明が適用された実施形態につ
いて以下説明する。図1は大屋根前が広げられ且つ大屋
根が伏せられたグランドピアノの説明図であり、(a)
は斜視図、(b)はA−A’断面図である。図2はB−
B’断面図である。図3は大屋根前が折り畳まれ且つ大
屋根が伏せられたグランドピアノの説明図であり、
(a)は斜視図、(b)はC−C’断面図である。図4
はD−D’断面図である。
【0012】本実施形態の誤開放防止装置1が設置され
るグランドピアノ100は、図1(a)に示すように、
大屋根前112と大屋根後114とからなる大屋根11
0を備えている。大屋根110は、図3(a)に示すよ
うに大屋根前112を大屋根後114の上に折り畳むこ
とができるよう構成されており、大屋根前112と大屋
根後114とは、図3(b)に示すように蝶番116を
介して連結されている。そして、この大屋根110は、
図5に示すように、グランドピアノ100の鍵盤150
を構成する鍵の配列方向の一端側で蝶番146を介して
グランドピアノ本体140に取り付けられ、他端側であ
る起立側を持ち上げて起こすことができるようにされて
いる。
【0013】本発明の誤開放防止装置1は、図1(a)
の部分拡大図Cに示すように、グランドピアノ100の
内側に設置され、フック10とフック受け12とからな
る。フック10は、略L字状に形成され、大屋根前11
2の裏面側に取り付けられる。このフック10は、具体
的には、大屋根前112が大屋根後114の上に折り畳
まれる折り目である蝶番116の近傍かつ、蝶番146
を軸として起こされる起立側(図1(b)参照)に配置
される。そしてこのフック10は、大屋根前112を図
1(a)に示すように広げたとき、先端11が大屋根後
114の下部に達するよう大屋根前112に取り付けら
れる。このフック10は、本発明の第1掛合手段に相当
する。
【0014】フック受け12は、図1(b)に示すよう
に略コ字状に形成され、グランドピアノ本体140を構
成する側板142の起立側の内面に取り付けられる。こ
のフック受け12は、具体的には、図2に示すように、
折り目である蝶番116が位置する近傍であって、大屋
根後114の下部に配置される。そしてこのフック受け
12は、大屋根前112を図1(a)に示すように広げ
たとき、フック10の先端11が遊嵌するよう側板14
2に取り付けられる。このフック受け12は、本発明の
第2掛合手段に相当する。
【0015】このように構成された誤開放防止装置1が
取り付けられたグランドピアノ100は、図1(a)に
示すように大屋根前112が広げられた状態で、グラン
ドピアノ本体140に伏せられている大屋根110を起
こそうとしても、フック10とフック受け12とが掛合
するので、蝶番146を軸として大屋根110を起きあ
げることができない。一方、図3(a)に示すように大
屋根前112を大屋根後114の上に折り畳めば、図3
(b)及び図4に示すようにフック10とフック受け1
2との掛合が解かれているので、蝶番146を軸として
大屋根110を起こすことができるのである。
【0016】従って、本実施形態の誤開放防止装置1を
用いると、大屋根前112が折り畳まれることなく大屋
根110が起こされるのを防止できる。また、本実施形
態の誤開放防止装置1を用いると、フック10が、蝶番
116近傍に設置されているので、大屋根前112を折
り畳まずに誤って大屋根後114を持ち上げても、蝶番
116に働く力のモーメント(大屋根前が大屋根後11
4に折り畳まれる方向とは逆方向に大屋根前112を折
ろうとする力のモーメント)が小さいので蝶番116に
かかる負荷が比較的小さく、がたつき等が発生するのを
防止できる。
【0017】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 大屋根前が広げられ且つ大屋根が伏せられた
グランドピアノの説明図であり、(a)は斜視図、
(b)はA−A’断面図である。
【図2】 図1のB−B’断面図である。
【図3】 大屋根前が折り畳まれ且つ大屋根が伏せられ
たグランドピアノの説明図であり、(a)は斜視図、
(b)はC−C’断面図である。
【図4】 図3のD−D’断面図である。
【図5】 大屋根前が折り畳まれ且つ大屋根が起こされ
たグランドピアノの斜視図である。
【図6】 大屋根前が折り畳まれ且つ大屋根が伏せられ
たグランドピアノの斜視図である。
【符号の説明】
1…誤開放防止装置、10…フック、11…先端、12
…フック受け、100…グランドピアノ、110…大屋
根、112…大屋根前、114…大屋根後、116…蝶
番、120…大屋根突揚棒、130…譜面台、140…
グランドピアノ本体、142…側板、146…蝶番、1
50…鍵盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大屋根後の上に大屋根前を折畳み自在に
    構成された大屋根がピアノ本体に対して所定角度に起こ
    されたりピアノ本体に伏せられたりするように取り付け
    られたグランドピアノにおいて、 前記大屋根前が前記大屋根後の上に折り畳まれていない
    状態で前記大屋根が起こされるのを防止することを特徴
    とする誤開放防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の誤開放防止装置であっ
    て、 前記大屋根前に取り付けられた第1掛合手段と、 前記ピアノ本体に取り付けられた第2掛合手段とを備
    え、 前記ピアノ本体に前記大屋根が伏せられているとき、前
    記大屋根後の上に折り畳まれている前記大屋根前が広げ
    られると前記第1掛合手段と前記第2掛合手段とが掛合
    して前記大屋根が前記グランドピアノ本体から起こされ
    るのを阻止し、広げられた状態の前記大屋根前を前記大
    屋根後の上に折り畳むと前記第1掛合手段と前記第2掛
    合手段との掛合が解かれて前記大屋根が前記ピアノ本体
    から起こされるのを許容することを特徴とする誤開放防
    止装置。
  3. 【請求項3】 前記第1掛合手段は、前記大屋根前を前
    記大屋根後の上に折り畳む折り目近傍に設置されている
    ことを特徴とする請求項2記載の誤開放防止装置。
JP2000294414A 2000-09-27 2000-09-27 グランドピアノ大屋根の誤開放防止装置 Pending JP2002108329A (ja)

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