JP2002108157A - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JP2002108157A
JP2002108157A JP2000294943A JP2000294943A JP2002108157A JP 2002108157 A JP2002108157 A JP 2002108157A JP 2000294943 A JP2000294943 A JP 2000294943A JP 2000294943 A JP2000294943 A JP 2000294943A JP 2002108157 A JP2002108157 A JP 2002108157A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングブラシ内部に蓄積したトナーに
よるクリーニングブラシの性能低下を防ぎ、クリーニン
グブラシの性能を維持すること。 【解決手段】 回転する像担持体B表面の付着トナーを
除去するために像担持体表面に接触して回転する導電性
のクリーニングブラシ3と、前記像担持体B表面の付着
トナーを擦り取るために前記像担持体B表面に接触する
エッジを有するクリーニングブレード2と、前記像担持
体B表面の残留トナーを前記クリーニングブラシ3に移
動させる電位を前記像担持体Bおよび前記クリーニング
ブラシ3間に印加するクリーニング用バイアス電源回路
E1aと、前記クリーニングブラシ3に付着したトナー
を前記像担持体B表面に移動させる電位を前記像担持体
Bおよび前記クリーニングブラシ3間に印加するトナー
吐出用バイアス電源回路E1b,E2cとを備えたことを
特徴とするクリーニング装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
しーザープリンタ等のクリーニング装置における、残留
トナーのクリーニングに関する。
【0002】
【従来の技術】クリーニングブラシを用いたクリーニン
グ装置を長期にわたって使用すると、トナー回収部材に
いかずにクリーニングブラシに残留したトナーが次第に
クリーニングブラシ内部に蓄積し、クリーニングブラシ
が目詰まりを起こし、クリーニングブラシの性能が低下
してしまう。特開平7−271257号公報に開示され
た手段は、非印刷時間にトナー回収部材にクリーニング
ブラシよりも低いバイアスを印加して、クリーニングブ
ラシに蓄積した逆極性の残留トナーをトナー回収部材で
回収する。またトナー回収部材に交流電圧を印加するこ
とによって、クリーニングブラシ内部のトナーは帯電極
性によらずトナー回収部材に静電的に回収することがで
きる。
【0003】特開平8−194418号公報に開示され
た手段は、像担持体にクリーニング部材を接触させ、表
面に付着した現像剤を静電気力により除去するクリーニ
ング装置において、クリーニング部材に正負の電圧を交
互に帯電させる電圧印加手段を備えクリーニング部材が
接触してから離れるまでに少なくともー回ずつ正負両極
に印加するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれら手段で
は、静電気力の方向は変えているが、大きさを変えてい
ないので、ブラシに付着したトナーのうち、ブラシとの
付着力の方が静電気力よりも強いためトナー回収部材に
行かなかった、粒径の小さいトナーや帯電が高いトナー
を、完全にはブラシから取り除くことはできない。した
がって、長期にわたって使用しているうちに、残された
微少量のトナーがブラシ内に蓄積してしまう。
【0005】またクリーニングブレードを用いたクリー
ニング装置では、特に高温高湿環境下において、像担持
体に接するクリーニングブレードのエッジに蓄積するト
ナーが少ないときに、ブレードと像担持体との摩擦力が
上昇し、ブレードめくれまたはブレード欠けといった問
題が発生する。この問題の解決策として、画像部と画像
部の間の像担持体上にブレード潤滑材として帯状のトナ
ー像を作成し、クリーニングブレードのエッジにトナー
を供給するという手段がある。しかしこの手段では、ト
ナーの消費量が増え、また排トナー量も増大するため排
トナー回収容器の寿命が短くなり、非効率的でありコス
トが増大してしまう。
【0006】本発明は、前述の事情に鑑み、下記の記載
内容(O01),(O02)を課題とする。 (O01)トナー回収部材によって回収できずにクリーニ
ングブラシ内部に蓄積したトナーによるクリーニングブ
ラシの性能低下を防ぎ、クリーニングブラシの性能を維
持すること。 (O02)クリーニングブレードを保護するための潤滑材
供給手段を、効率的に実現すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0008】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明のクリーニング装置は、下記の構成要件(A01)〜
(A04)を備えたことを特徴とする、(A01)ブラシ接
触領域および前記ブラシ接触領域の下流側のブレード接
触領域を順次通過して回転する像担持体(B)表面の付
着トナーを除去するために前記ブラシ接触領域において
前記像担持体(B)表面に接触して回転する導電性のク
リーニングブラシ(3)、(A02)前記像担持体(B)
表面の付着トナーを擦り取るために前記ブレード接触領
域において前記像担持体(B)表面に接触するエッジを
有するクリーニングブレード(2)、(A03)前記像担
持体(B)表面の残留トナーを前記クリーニングブラシ
(3)に移動させるクリーニング用のバイアス電位を前
記像担持体(B)および前記クリーニングブラシ(3)
間に印加するクリーニング用バイアス電位印加手段(C
2a)、(A04)前記クリーニングブラシ(3)に付着
したトナーを前記像担持体(B)表面に移動させるトナ
ー吐出用バイアス電位を前記像担持体(B)および前記
クリーニングブラシ(3)間に印加するトナー吐出用バ
イアス電位印加手段(C2b)。
【0009】(本発明の作用)前記構成を備えた本発明
のクリーニング装置(CLb)では、ブラシ接触領域お
よび前記ブラシ接触領域の下流側のブレード接触領域を
順次通過して回転する像担持体(B)表面の付着トナー
を除去するために、導電性のクリーニングブラシ(3)
は、前記ブラシ接触領域において前記像担持体(B)表
面に接触して回転する。前記ブレード接触領域において
前記像担持体(B)表面に接触するクリーニングブレー
ド(2)のエッジは、前記像担持体(B)表面の付着ト
ナーを擦り取る。クリーニング用バイアス電位印加手段
(C2a)は、クリーニング用のバイアス電位を前記像
担持体(B)および前記クリーニングブラシ(3)間に
印加して、前記像担持体(B)表面の残留トナーを前記
クリーニングブラシ(3)に移動させる。トナー吐出用
バイアス電位印加手段(C2b)は、トナー吐出用バイ
アス電位を前記像担持体(B)および前記クリーニング
ブラシ(3)間に印加して、前記クリーニングブラシ
(3)に付着したトナーを前記像担持体(B)表面に移
動させる。このような技術的手段によれば、クリーニン
グブラシ(3)に蓄積したトナーを像担持体(B)に移
動(吐出)させ、前記像担持体(B)に移動したトナー
をクリーニングブレード(2)の先端部のエッジへ供給
することができる。このため、新たにトナーを消費する
ことなしに、クリーニングブレード(2)と像担持体
(B)表面との潤滑性を高めることができ、トナー消費
量を低減させることができる。
【0010】(本発明の構成要件の具体例1)また本発
明のクリーニング装置(CLb)の構成要件の具体例1
は、前記本発明において下記の構成要件(A05),(A
06)を備えたことを特徴とする。(A05)前記クリーニ
ングブラシ(3)に付着したトナーを回収するため前記
クリーニングブラシ(3)に接触または近接状態で回転
するトナー回収部材(4)、(A06)前記クリーニング
用のバイアス電位を前記像担持体(B)および前記クリ
ーニングブラシ(3)間に印加する際、前記クリーニン
グブラシ(3)の付着トナーを前記トナー回収部材
(4)に移動させるバイアス電位を前記クリーニングブ
ラシ(3)および前記トナー回収部材(4)間に印加す
る前記クリーニング用バイアス電位印加手段(C2
a)。
【0011】(本発明の構成要件の具体例1の作用)前
記構成要件を備えた本発明のクリーニング装置(CL
b)の具体例1では、トナー回収部材(4)は、前記ク
リーニングブラシ(3)に接触または近接状態で回転す
る。前記クリーニング用バイアス電位印加手段(C2
b)は、前記クリーニング用のバイアス電位を前記像担
持体(B)および前記クリーニングブラシ(3)間に印
加する際、前記クリーニングブラシ(3)の付着トナー
を前記トナー回収部材(4)に移動させるバイアス電位
を前記クリーニングブラシ(3)および前記トナー回収
部材(4)間に印加する。したがって、前記クリーニン
グ用のバイアス電位により、前記像担持体(B)表面の
残留トナーが前記クリーニングブラシ(3)に移動し、
前記クリーニングブラシ(3)に移動しトナーはトナー
回収ロール(4)に移動する。このため、クリーニング
ブラシ(3)にトナーが蓄積されることを防止してクリ
ーニングブラシ(3)の性能が下がるのを防止すること
かできる。
【0012】(本発明の構成要件の具体例2)また本発
明のクリーニング装置(CLb)の構成要件の具体例2
は、前記本発明の構成要件の具体例1において下記の構
成要件(A07)を備えたことを特徴とする。(A07)前
記トナー吐出用バイアス電位を前記像担持体(B)およ
び前記クリーニングブラシ(3)間に印加する際、クリ
ーニングブラシ(3)に付着したトナーが前記トナー回
収部材(4)に移動するのを防止するバイアス電位を前
記クリーニングブラシ(3)および前記トナー回収部材
(4)間に印加する前記トナー吐出用バイアス電位印加
手段(C2b)。
【0013】(本発明の構成要件の具体例2の作用)前
記構成要件を備えた本発明のクリーニング装置(CL
b)の構成要件の具体例2では、前記トナー吐出用バイ
アス電位を前記像担持体(B)および前記クリーニング
ブラシ(3)間に印加する際、前記トナー吐出用バイア
ス電位印加手段は、クリーニングブラシ(3)に付着し
たトナーが前記トナー回収部材(4)に移動するのを防
止するバイアス電位を前記クリーニングブラシ(3)お
よび前記トナー回収部材(4)間に印加する。したがっ
て、前記トナー吐出用バイアス電位を前記像担持体
(B)および前記クリーニングブラシ(3)間に印加し
たとき、クリーニングブラシ(3)に付着したトナー
は、前記トナー回収部材(4)に移動することなく、像
担持体(B)に移動する。すなわち、クリーニングブラ
シ(3)に蓄積したトナーを効率良く像担持体(B)に
移動させることができる。そして、トナー回収部材
(4)によって回収できずにクリーニングブラシ(3)
内部に蓄積したトナーを像担持体(B)に吐出すことに
より、クリーニングブラシ(3)の性能低下を防ぎ、ク
リーニングブラシ(3)の性能を維持することができ
る。
【0014】
【実施の形態】図1は本発明のクリーニング装置の実施
の形態を備えた画像形成装置の全体説明図である。図1
において、画像形成装置Uは、自動原稿搬送装置U1と
これを支持するプラテンガラスPGを有する画像形成装
置本体(複写機)U2とを備えている。前記自動原稿搬
送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ね
て載置される原稿給紙トレイTG1と、原稿給紙トレイ
TG1から前記プラテンガラスPG上の複写位置(原稿
読取位置)を通過して搬送される原稿Giが排出される
原稿排紙トレイTG2とを有している。前記画像形成装
置本体U2は、ユーザがコピースタート等の作動指令信
号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)、露光
光学系A等を有している。前記自動原稿搬送装置U1で
プラテンガラスPG上を搬送される原稿または手動でプ
ラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)からの
反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮
像素子)でR(赤)、G(緑)、B(青)の電気信号に
変換される。IPS(イメージプロセッシングシステ
ム)は、前記RGBの電気信号をY(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の画像データに
変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイ
ミングでレーザ駆動回路DLに出力する。
【0015】矢印Ya方向に回転移動する感光体ドラム
PRの表面は、帯電ロールCRにより一様に帯電され、
潜像書込位置Q1、現像領域Q2、および1次転写領域Q
3を順次通過する。前記レーザ駆動回路DLにより駆動
されるROS(潜像書込装置)は、レーザビームLによ
り前記潜像書込位置Q1において露光走査し感光体ドラ
ムPR表面に静電潜像を形成する。フルカラー画像を形
成する場合は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C
(シアン)、K(黒)の4色の画像に対応した静電潜像
が順次形成され、モノクロ画像の場合はK(黒)画像に
対応した静電潜像のみが形成される。前記感光体ドラム
PRへのレーザビームLによる潜像書込は、後述する中
間転写ベルトBの非画像部に設けられた基準マークBm
(図1参照)をベルト位置センサSNbが検知してから
所定の時間経時後に開始される。ロータリ式現像装置で
フルカラー画像を形成する場合は、各色を重ね合わせる
ので、前記ベルト位置センサSNbが基準マークBmを
検知してからレーザビームLによる潜像書込開始までの
時間は各色同一である。
【0016】ロータリ式の現像装置Gは、回転軸Gaの
回転に伴って前記現像領域Q2に順次回転移動するY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(黒)の4色の現像器GY,GM,GC,GKを有して
いる。前記各色の現像器GY,GM,GC,GKは、前
記現像領域Q2に現像剤を搬送する現像ロールGRを有
しており、現像領域Q2を通過する感光体ドラムPR上
の静電潜像をトナー像Tnに現像する。
【0017】前記感光体ドラムPRの下方には左右一対
のスライドレールSR,SRによりスライドフレームF
1(2点鎖線で表示)が前後(紙面に垂直な方向)にス
ライド移動可能に支持されている。スライドフレームF
1にはベルトモジュールBMのベルトフレームF2がヒ
ンジ軸F2a周りに上下に回動可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを
回転移動可能に支持する複数のベルト支持ロール(R
d,Rt,Rf,T2a)と、1次転写ロールT1と、
コンタクトロールT2cと、それらを支持する前記ベル
トフレームF2とを有している。前記中間転写ベルトB
は、ポリイミド、ポリカーボネイト等の単層ベルトであ
り、例えば厚さ0.1mmに形成されている。前記複数
のベルト支持ロール(Rd,Rt,Rf,T2a)は、
ベルト駆動ロールRd、テンションロールRt、アイド
ラロール(フリーロール)Rfおよびバックアップロー
ルT2aを含み、バックアップロールT2aには前記コン
タクトロールT2cが当接している。
【0018】前記ベルトモジュールBMは、前記ヒンジ
軸F2a周りに上下に回動可能であり、下方に回動した
状態では、前記スライドフレームF1とともに前記感光
体ドラムPRと摩擦接触することなく、画像形成装置本
体U2に対して出入可能である。前記1次転写器T1
は、コントローラCが制御する電源回路Eによりトナー
の帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、前記感光体
ドラムPR表面のトナー像Tnを、1次転写領域Q3に
おいて中間転写ベルトBに1次転写する。フルカラー画
像の場合、感光体ドラムPR表面に順次形成される各色
のトナー像Tnは、前記1次転写領域Q3において中間
転写ベルトB表面に順次重ねて1次転写され、最終的に
フルカラーの多重トナー像が中間転写ベルトB上に形成
される。単色のモノカラー画像を形成する場合には1個
の現像器のみを使用し、単色トナー像が中間転写ベルト
B上に1次転写される。1次転写後、感光体ドラムPR
表面は、残留トナーが像担持体クリーナCLpによりク
リーニングされ、除電ロールJRにより除電される。
【0019】前記バックアップロールT2aの下方に
は、左右一対のスライドレールSR,SRにより前後
(紙面に垂直な方向)にスライド移動可能な2次転写ス
ライドフレームFsが、画像形成装置本体U2に対して
着脱可能に支持されている。前記2次転写スライドフレ
ームFsには2次転写ユニットUtの2次転写昇降フレー
ムFtがヒンジ軸Fta周りに上下に回動可能に支持され
ている。2次転写ユニットUtは下方に回動した状態で
は前記ベルトモジュールBMと摩擦接触することなく、
画像形成装置本体U2に対して出入可能である。前記2
次転写ユニットUtは、2次転写ロールT2bと、2次転
写ロールクリーナCLtと、ロール支持レバーLrと、
転写後シートガイドSG2と、シート搬送ベルトBH
と、それらを支持する前記2次転写昇降フレームFt
と、を有している。
【0020】前記ロール支持レバーLrは、前記2次転
写ロールT2bおよび2次転写ロールクリーナCLtを支
持するレバーであり、図示しないモータによりヒンジ軸
La周りに回動され、前記2次転写ロールT2bを、前
記中間転写ベルトBに接触する2次転写位置および中間
転写ベルトBから離れた待機位置の間で移動させる。前
記2次転写ロールT2bおよび前記中間転写ベルトBの
接触領域により2次転写領域Q4が形成され、前記2次
転写ロールT2b、前記バックアップロールT2aおよび
コンタクトロールT2cにより2次転写器T2が構成さ
れている。
【0021】給紙トレイTR1に収容された記録シート
Sは、所定のタイミングでピックアップロールRpによ
り取り出され、さばきロールRsで1枚ずつ分離され
て、レジロールRrに搬送される。前記レジロールRr
に搬送された記録シートSは、前記1次転写された多重
トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動
するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドS
G1から2次転写領域Q4に搬送される。前記2次転写領
域Q4を記録シートSが通過する際、2次転写器T2の
コンタクトロールT2cには、コントローラCが制御す
る電源回路Eからトナーの帯電極性と同極性の2次転写
電圧が印加される。前記2次転写器T2は、前記中間転
写ベルトBに重ねて1次転写されたカラートナー像を前
記2次転写領域Q4において一括して記録シートSに2
次転写する。2次転写後の中間転写ベルトBはベルトク
リーナCLbにより残留トナーが除去される。また、前
記2次転写ロールT2bは2次転写ロールクリーナCLt
により表面付着トナーが回収される。
【0022】なお、前記2次転写ロールT2bおよびベ
ルトクリーナCLbは、中間転写ベルトBと離接(離隔
および接触)自在に配設されており、カラー画像が形成
される場合には最終色の未定着トナー像が中間転写ベル
トBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから離隔
している。なお、前記2次転写ロールクリーナCLt
は、前記2次転写ロールT2bと一緒に離接移動を行
う。トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転
写後シートガイドSG2、シート搬送ベルトBHにより
定着領域Q5に搬送される。定着領域Q5は、加熱ロー
ル(定着用加熱回転部材、記録シート挟持回転部材)F
hおよび加圧ベルト(定着用加圧回転部材、記録シート
挟持回転部材)Fp(一対の記録シート挟持回転部材F
hおよびFp)の圧接領域(記録シート挟持部)により
形成される領域である。前記記録シートSは、定着領域
Q5を通過する際に前記加熱ロールFhおよび加圧ベル
トFpを有する定着装置Fにより加熱定着される。トナ
ー像が定着された記録シートSは、記録シート排出トレ
イTR2に排出される。前記符号Rp,Rs,Rr,S
G1,SG2,BHで示された要素によりシート搬送装置
SHが構成されている。
【0023】(クリーニング装置)図2は前記ベルトク
リーナ(クリーニング装置)CLbの説明図である。図
2において、ベルトクリーナCLbは、中間転写ベルト
Bの前記ベルト駆動ロールRdに巻き付けられた部分に
対向して配置されている。前記ベルトクリーナCLb
は、クリーニングケース1、前記クリーニングケース1
に支持され且つエッジ(先端部)が前記ベルト駆動ロー
ルRd上の中間転写ベルトBに当接するクリーニングブ
レード2、前記クリーニングケース1内部に回転可能に
支持されたクリーニングブラシ3およびトナー回収ロー
ル4と、前記トナー回収ロール4表面に当接する先端部
を有する回収ロール当接ブレード5とを有している。前
記ベルト駆動ロールRdはー定の電位に保つ必要があ
り、ここでは接地されている。
【0024】図2において、ベルトクリーナ用電源回路
E1は、次の電源回路を有している。 E1a:画像記録用電源回路 画像記録用電源E1aは、通常の画像記録時に使用する
電源回路である。 E1b:負トナー吐出用電源回路 負トナー吐出用電源回路E1bは、クリーニングブラシ
3に蓄積した負帯電のトナーを中間転写ベルトBに吐出
(移動)させる時に使用する電源回路である。 E1c:正トナー吐出用電源回路 正トナー吐出用電源回路E1cは、クリーニングブラシ
3に蓄積した正帯電のトナーを中間転写ベルトBに吐出
(移動)させる時に使用する電源回路である。
【0025】(ブレード潤滑剤供給について)クリーニ
ングブレード2を用いたクリーニング装置(CLb)で
は、特に高温高湿環境下において、中間転写ベルト(像
担持体)Bに接するクリーニングブレード2のエッジに
蓄積するトナーが少ないときに、クリーニングブレード
2と中間転写ベルト(像担侍体)Bとの摩擦力が上昇
し、ブレードめくれまたはブレード欠けといった問題が
発生する。従来、この問題の解決策として、画像部と画
像部の間の中間転写ベルトB上にブレード潤滑材として
帯状のトナー像を作成し、クリーニングブレード2のエ
ッジにトナーを供給するという手段がある。しかしこの
手段では、トナーの消費量が増え、また回収トナー量も
増大するためクリーニングケース(トナー回収容器)1
の寿命が短くなり、非効率的でありコストが増大してし
まう。そこで本実施の形態では、後述の方法によりクリ
ーニングブラシ3から吐出したトナーを、クリーニング
ブレード2のエッジに供給することにより、トナー消費
量を増加させることなく、クリーニングブレード2およ
び中間転写ベルトBの接触部の潤滑性を高め、ブレード
めくれやブレード欠けの発生を防ぐことができる。
【0026】(クリーニングブラシ3に蓄積される負帯
電トナーについて)通常のクリーニング時は、クリーニ
ングブラシ3とトナー回収ロール4には中間転写ベルト
B上に転写されたトナーと逆極性のバイアス電圧をか
け、クリーニングブラシ3よりもトナー回収ロール4の
印加バイアスを高くする。例えば前記図2の画像記録用
電源回路E1aを使用する。すなわち、クリーニングブ
ラシ3に+200V、トナー回収ロール4に+500V
のように、順次高いバイアスをかけることによって、中
間転写ベルト(像担持体)B上の負帯電の残留トナーは
クリーニングブラシ3で静電的にかきとられ、さらに静
電的により電位の高いトナー回収ロール4に移動する。
しかし一部の粒径が小さいトナーや帯電電位が高いトナ
ーは、クリーニングブラシ3との付着力のほうが静電気
力より強く、クリーニングブラシ3内に残ってしまうこ
とがある。
【0027】(クリーニングブラシ3に蓄積される正帯
電トナーについて)一方、中間転写ベルトB上の残留ト
ナーには転写部を通過するときに放電を受けて逆極性に
帯電した正帯電トナーも存在する。正バイアスを印加し
たクリーニングブラシ3では、静電的に正帯電トナーを
とることはできないので、クリーニングブラシ3を通過
し、下流側のクリーニングブレード2によってクリーニ
ングされる。しかしクリーニングブラシ3の機械的なか
きとり力によって、正帯電トナーがクリーニングブラシ
3内部に入ってしまうと、正バイアスを印加したトナー
回収ロール4には正帯電トナーは静電的に移動しないの
で、クリーニングブラシ3内に残ってしまうことがあ
る。上記のようにトナー回収ロール4では取りきれない
微少量トナーがブラシに蓄積してくると、ブラシが目詰
まりを起こし本来の性能を発揮することができなくな
る。そこで本発明では、クリーニングブラシ3に蓄積し
たトナーを中間転写ベルトB上に吐出し、そのトナーを
クリーニングブレード2でクリーニングする(かきと
る)手段を用いる。
【0028】(クリーニングブラシ3に蓄積される負帯
電トナーの吐出し方法)クリーニングブラシ3に蓄積し
た負帯電のトナーを中間転写ベルト(像担持体)B上に
吐出すためには、クリーニングブラシ3に負極性でかつ
通常のブラシ動作時(画像形成動作時)のクリーニング
ブラシ3とトナー回収ロール4間の電位差より、吐出し
時のクリーニングブラシ3と中間転写ベルトB間の電位
差の方が大きくなるようにバイアスを印加する。すなわ
ち、ベルト駆動ロールRdを介してアースされた中間転
写ベルトBに対して、クリーニングブラシ3の印加電圧
を次のように設定する。 クリーニングブラシ3…−400V その結果、通常の画像記録動作時(ブラシ動作時)では
クリーニングブラシ3に残ってしまった蓄積トナーも、
より大きな静電的な力をかけることにより、中間転写ベ
ルトB上に移動することができる。このときクリーニン
グブラシ3上のトナーを全て中間転写ベルトB上に吐出
すために、トナー回収ロール4には、負極性でかつブラ
シ印加バイアスより絶対値が大きいバイアス(−500
V)を印加することが望ましい。その場合、図2に示す
正トナー吐出用電源回路E1bを使用する。この場合、
クリーニングブラシ3およびトナー回収ロール4の電位
は次のようになる。 クリーニングブラシ3…−400V トナー回収ロール4 …−500V
【0029】(クリーニングブラシ3に蓄積される正帯
電トナーの吐出し方法)クリーニングブラシ3に蓄積し
た正帯電のトナーを中間転写ベルトB上に吐出すために
は、クリーニングブラシ3に正極性でかつ画像記録動作
時(通常のブラシ動作時)のクリーニングブラシ3と中
間転写ベルトB間の電位差より、吐出時のクリーニング
ブラシ3と中間転写ベルトB間の電位差の方が大きくな
るようにバイアスを印加する。すなわち、ベルト駆動ロ
ールRdを介してアースされた中間転写ベルトBに対し
て、クリーニングブラシ3の印加電圧を次のように設定
する。 クリーニングブラシ3…+400V その結果、通常のブラシ動作時ではクリーニングブラシ
3に残ってしまった蓄積トナーも、より大きな静電的な
力をかけることにより、中間転写ベルトB上に移動する
ことができる。このときクリーニングブラシ3上のトナ
ーを全て中間転写ベルトB上に吐出すために、トナー回
収ロール4には、正極性でかつブラシ印加バイアスより
絶対値が大きいバイアス(+500V)を印加すること
が望ましい。その場合、図2に示す正トナー吐出用電源
回路E1cを使用する。この場合、クリーニングブラシ
3およびトナー回収ロール4の電位は次のようになる。 クリーニングブラシ3…+400V トナー回収ロール4 …+500V
【0030】(吐出しタイミングなど)クリーニングブ
ラシ3に蓄積したトナーは前述のように正帯電のトナー
と負帯電のトナーが混在しているため、印加バイアスを
切り替えることにより、順次中間転写ベルトB上に吐出
すことができる。クリーニングブラシ3の吐出しは通常
のクリーニング動作を行っていない、非画像形成時など
に行うことが望ましい。また、ブラシにトナーが大量に
蓄積した状態でベルト上に吐出しを行うと、クリーニン
グブレード2に一度に大量のトナーが流入して、ブレー
ドクリーニング不良を生じることがあるので、クリーニ
ングブラシ3の蓄積トナーの中間転写ベルトBへの吐出
しは、吐出トナー量がクリーニングブレード2の中間転
写ベルトBとの接触部の許容量を超える前に行う必要が
ある。また、このクリーニングブラシ3の吐出しは、ク
リーニングブラシ3およびトナー回収ロール4の回転方
向によらずに行うことができる。以上のように、トナー
回収ロール4によって回収できずにクリーニングブラシ
3内部に蓄積したトナーを吐出することにより、クリー
ニングブラシ3の性能低下を防ぎ、クリーニングブラシ
3の性能を維持することができる。
【0031】(クリーニングブラシ3と対向部材(ベル
ト駆動ロールRd)との関係)なお、ブラシ対向部材
(ベルト駆動ロール)Rdの曲率は、クリーニングブラ
シ3の曲率よりも小さくする。中間転写ベルトBを使用
している場合、ブラシ対向部材(ベルト駆動ロール)R
dのベルト巻付き領域の方が、クリーニングブラシ3の
ベルト接触領域よりも、大きくなるため、クリーニング
ブラシ3とブラシ対向部材(ベルト駆動ロール)Rd間
の電界発生領域を広く保つことができる。なお、ベルト
駆動ロールRdをブラシ対向部材として使用することに
より、部品点数を節減することができる。
【0032】(実施例1の制御部の説明)図3は本発明
のクリーニング装置の実施例1を備えた画像形成装置の
制御部のブロック線図である。図3において、前記コン
トローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号
レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェー
ス)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ
等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要
なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムア
クセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに
応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならび
にクロック発振器等を有するコンピュータにより構成さ
れており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行す
ることにより種々の機能を実現することができる。
【0033】(前記コントローラCに接続された信号入
力要素)前記コントローラCには、次の信号出力要素の
出力信号が入力されている。 UI:ユーザインタフェース ユーザインタフェースUIは、コピースタートキーUI
1、テンキーUI2、コピー設定枚数入力キーUI3、表
示器UI4等を備えており、それらが入力されたことを
検出して、その検出信号をコントローラCに入力する。
【0034】(コントローラCに接続された被制御要
素) コントローラCは、次の被制御要素の制御信号を出力し
ている。 D1:メインモータ駆動回路 メインモータ駆動回路D1はメインモータM1を駆動す
ることにより次の要素の駆動を行う。 (1)図示しないギヤを介して感光体ドラムPRを回転
駆動する。 (2)図示しないギヤを介して中間転写ベルトBを回転
駆動する。 (3)図示しないギヤを介してクリーニングブラシ3お
よびトナー回収ロール4を回転駆動する。
【0035】E:電源回路 電源回路Eは、ベルトクリーナ用電源回路E1、帯電器
用電源回路E2等を有しており、各部材の作動に必要な
電力を供給する。 E1:画像記録用電源回路(図2参照) 画像記録用電源回路E1は、前記図2に示す画像記録用
電源E1a、負トナー吐出用電源E1b、正トナー吐出用
電源E1cを有している。 E2:帯電器用電源回路 前記帯電器用電源回路E2は帯電器CR(チャージロー
ル)に帯電電圧を印加する。
【0036】(コントローラCの機能)コントローラC
は、前記信号出力要素の出力信号に応じて前記各被制御
要素の動作を制御するためのプログラムにより、次の機
能実現手段を有している。 C1:メインモータ回転制御手段 メインモータ回転制御手段C1は、メインモータ駆動回
路D1の作動を制御し、メインモータM1の駆動を制御
する。 C2:トナー移動制御手段 トナー移動制御手段C2は、次の手段C2a,C2b,C
2cを有している。 C2a:クリーニング用バイアス電位印加手段 クリーニング用バイアス電位印加手段C2aは、通常の
画像記録動作時に前記画像記録用電源回路E1a(図2
参照)をオンにして、中間転写ベルトBの付着トナーを
クリーニングブラシ3に移動させ、クリーニングブラシ
3に移動したトナーをトナー回収ロール4に移動させ
る。
【0037】 C2b:トナー吐出用バイアス電位印加手段 トナー吐出用バイアス電位印加手段C2bは、次の手段
C2b1,C2b2を有している。 C2b1:負トナー吐出用バイアス電位印加手段 負トナー吐出用バイアス電位印加手段C2b1は、負トナ
ー吐出時期に前記負トナー吐出用電源回路E1b(図2
参照)をオンにして、クリーニングブラシ3の負帯電の
蓄積トナーを中間転写ベルトBに移動させるとともに、
クリーニングブラシ3の負帯電の蓄積トナーのトナー回
収ロール4への移動を防止する。 C2b2:正トナー吐出用バイアス電位印加手段 正トナー吐出用バイアス電位印加手段C2b2は、正トナ
ー吐出時期に前記正トナー吐出用電源回路E1c(図2
参照)をオンにして、クリーニングブラシ3の正帯電の
蓄積トナーを中間転写ベルトBに移動させるとともに、
クリーニングブラシ3の正帯電の蓄積トナーのトナー回
収ロール4への移動を防止する。 C2c:トナー吐出時期検出手段 トナー吐出時期検出手段C2cは、前回のトナー吐出作
業を行った後の画像記録枚数が5000枚以上となった
場合に、前記5000枚目の画像記録作業を含むジョブ
が終了した時を、トナー吐出時期として検出する。
【0038】(実施の形態1の作用)前記構成を備えた
本発明のクリーニング装置の実施の形態1を備えた画像
形成装置では、クリーニング用バイアス電位印加手段C
2aは、通常の画像記録動作時には前記図2に示す画像
記録用電源E1aをオンにして、中間転写ベルトB上の
残留トナーをクリーニングブラシ3に移動させ、クリー
ニングブラシ3のトナーをトナー回収ロール4に移動さ
せる。トナー回収ロール4表面に回収されたトナーは、
回収ロール当接ブラシ5によりかき落とされてクリーニ
ングケース1内に回収される。前記中間転写ベルト(像
担持体)B上の前記クリーニングブラシ3をすり抜けた
トナーは、クリーニングブレード2のエッジ(先端部)
が中間転写ベルトBと当接する位置(ブレード当接位
置)に供給され、前記当接位置で潤滑剤として作用す
る。
【0039】前記トナー吐出時期検出手段C2cは、前
回のトナー吐出作業を行った後の画像記録枚数nが50
00枚以上となった場合に、前記5000枚目の画像記
録作業を含むジョブが終了した時を、トナー吐出時期と
して検出する。前記トナー吐出時期が検出されたときに
は、トナー吐出用バイアス電位印加手段C2bの負トナ
ー吐出用バイアス電位印加手段C2b1は、負トナー吐出
用電源E1b(図2参照)をオンにして、クリーニング
ブレード2の負帯電の蓄積トナーを中間転写ベルトBに
移動させるとともに、前記トナー回収ロール4へ移動す
るのを防止する。前記負トナーを吐出した後に、トナー
吐出用バイアス電位印加手段C2bの正トナー吐出用バ
イアス電位印加手段C2b2は、正トナー吐出用電源E1
c(図2参照)をオンにして、クリーニングブレード2
の正帯電の蓄積トナーを中間転写ベルトBに移動させる
とともに、前記トナー回収ロール4へ移動するのを防止
する。
【0040】図4は前記実施の形態1のクリーニング装
置を備えた画像形成装置の画像記録枚数カウント処理の
フローチャートである。図4のフローチャートの各ST
(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMに
記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処
理は画像形成装置の他の各種処理と並行してマルチタス
クで実行される。図4に示す画像記録枚数カウント処理
は電源オンにより開始される。図4のST(ステップ)
1において、コピースタートキーがオンしたか否か判断
する。ノー(N)の場合はST1を繰り返し実行する。
イエス(Y)の場合は次のST2に移る。ST2におい
て、一枚の画像記録が終了したか否か判断する。ノー
(N)の場合はST2を繰り返し実行する。イエス
(Y)の場合は次のST3に移る。ST3において、画
像記録枚数nを、n=n+1とする。次にST4に移
る。ST4において、ジョブが終了したか否かを判断す
る。ノー(N)の場合は前記ST2に戻る。イエス
(Y)の場合は次のST5に移る。ST5において、画
像記録枚数nが蓄積トナー吐出時期検出用パラメータm
に対してn≧5000×mか否かを判断する。イエス
(Y)の場合はST6の蓄積トナー吐出処理に移る。ノ
ー(N)の場合は前記ST1に戻る。
【0041】図5は蓄積トナー吐出処理のフローチャー
トで、前記図4のST6のサブルーチンのフローチャー
トである。図5のST(ステップ)11において次の処
理を実行する。 (1)感光体PR、中間転写帯B、ブラシ3及びトナー
回収ロール4を回転させる。 (2)前記ブラシ3に−400Vを印加し、前記トナー
回収ロール4に−500Vを印加する。 (3)タイマTMにTMaを設定する。 次にST12に移る。ST12において、前記タイマT
Mが前記TMaに対してTM≧TMaか否かを判断する。
ノー(N)の場合はST12を繰り返し実行する。イエ
ス(Y)の場合はST13に移る。ST13において次
の処理を実行する。 (1)前記ブラシ3に+400Vを印加し、前記トナー
回収ロール4に+500Vを印加する。 (2)タイマTMにTMb(TMbはTMaと必ずしも同
値である必要はない)を設定する。 次にST14に移る。ST14において、前記タイマT
Mが前記TMbに対してTM≧TMbか否かを判断する。
ノー(N)の場合はST14を繰り返し実行する。イエ
ス(Y)の場合はST15に移る。ST15において、
前記蓄積トナー吐出時期検出用パラメータmをm=m+
1としてから前記ST1に戻る。
【0042】(変更例)以上、本発明の実施の形態を詳
述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の
範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明
の変更実施の形態を下記に例示する。 (H01)前記トナー吐出用バイアス電位印加手段におい
て、前記クリーニングブラシ3に印加する電位は直流電
圧ではなく交流電圧に置き換えることも可能である。
【0043】
【発明の効果】前述の本発明のクリーニング装置は、下
記の効果(E01),(E02)を奏することができる。 (E01)トナー回収部材によって回収できずにクリーニ
ングブラシ内部に蓄積したトナーを吐出すことにより、
蓄積トナーによるクリーニングブラシの性能低下を防
ぎ、クリーニングブラシの性能を維持することができ
る。 (E02)クリーニングブレードを保護するための潤滑材
供給手段を、効率的に実現することができる。すなわ
ち、クリーニングブラシに蓄積したトナーをクリーニン
グブレードのエッジへ供給することにより、新たにトナ
ーを消費することなしに、クリーニングブレードの潤滑
を高めることができ、トナー消費量を低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のクリーニング装置の実施の形
態を備えた画像形成装置の全体説明図である。
【図2】 図2は前記ベルトクリーナ(クリーニング装
置)CLbの説明図である。
【図3】 図3は本発明のクリーニング装置の実施例1
を備えた画像形成装置の制御部のブロック線図である。
【図4】 図4は前記実施の形態1のクリーニング装置
を備えた画像形成装置の画像記録枚数カウント処理のフ
ローチャートである。
【図5】 図5は蓄積トナー吐出処理のフローチャート
で、前記図4のST6のサブルーチンのフローチャート
である。
【符号の説明】
B…像担持体、C2a…クリーニング用バイアス電位印
加手段、C2b…トナー吐出用バイアス電位印加手段、
CLb…クリーニング装置、2…クリーニングブレー
ド、3…クリーニングブラシ、4…トナー回収部材、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成要件(A01)〜(A04)を備
    えたことを特徴とするクリーニング装置、(A01)ブラ
    シ接触領域および前記ブラシ接触領域の下流側のブレー
    ド接触領域を順次通過して回転する像担持体表面の付着
    トナーを除去するために前記ブラシ接触領域において前
    記像担持体表面に接触して回転する導電性のクリーニン
    グブラシ、(A02)前記像担持体表面の付着トナーを擦
    り取るために前記ブレード接触領域において前記像担持
    体表面に接触するエッジを有するクリーニングブレー
    ド、(A03)前記像担持体表面の残留トナーを前記クリ
    ーニングブラシに移動させるクリーニング用のバイアス
    電位を前記像担持体および前記クリーニングブラシ間に
    印加するクリーニング用バイアス電位印加手段、(A0
    4)前記クリーニングブラシに付着したトナーを前記像
    担持体表面に移動させるトナー吐出用バイアス電位を前
    記像担持体および前記クリーニングブラシ間に印加する
    トナー吐出用バイアス電位印加手段。
  2. 【請求項2】 下記の構成要件(A05),(A06)を備
    えたことを特徴とする請求項1記載のクリーニング装
    置、(A05)前記クリーニングブラシに付着したトナー
    を回収するため前記クリーニングブラシに接触または近
    接状態で回転するトナー回収部材、(A06)前記クリー
    ニング用のバイアス電位を前記像担持体および前記クリ
    ーニングブラシ間に印加する際、前記クリーニングブラ
    シの付着トナーを前記トナー回収部材に移動させるバイ
    アス電位を前記クリーニングブラシおよび前記トナー回
    収部材間に印加する前記クリーニング用バイアス電位印
    加手段。
  3. 【請求項3】 下記の構成要件(A07)を備えたことを
    特徴とする請求項2記載のクリーニング装置、(A07)
    前記トナー吐出用バイアス電位を前記像担持体および前
    記クリーニングブラシ間に印加する際、クリーニングブ
    ラシに付着したトナーが前記トナー回収部材に移動する
    のを防止するバイアス電位を前記クリーニングブラシお
    よび前記トナー回収部材間に印加する前記トナー吐出用
    バイアス電位印加手段。
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