JP2002107451A - 魚群探知機 - Google Patents

魚群探知機

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JP2002107451A
JP2002107451A JP2000297038A JP2000297038A JP2002107451A JP 2002107451 A JP2002107451 A JP 2002107451A JP 2000297038 A JP2000297038 A JP 2000297038A JP 2000297038 A JP2000297038 A JP 2000297038A JP 2002107451 A JP2002107451 A JP 2002107451A
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JP
Japan
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frequency
signal
transmission
ship
display
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JP2000297038A
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English (en)
Inventor
Masaru Nishida
優 西田
Hiroshi Iino
博司 飯野
Mitsuhiro Inai
光博 井内
Tetsushi Misonoo
哲史 御園生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 近くで操業している他船が発した送信信号
を、自船の魚群探知機が受信すると、モニターに干渉波
が表示される。 【解決手段】 自船の下方向に一定の時間間隔でもって
超音波を送信し、1送信分のエコーを受信する毎に、そ
の受信レベルに応じた色別もしくは濃淡でもってモニタ
ーの一方端に縦方向の1ラインで表示し、この表示に伴
い過去の表示を他端側へ1ラインづつシフトさせる水中
探知装置において、送受波器に供給する送信パルスの周
波数を変更すると共に、受信部における周波数変換回路
(42)で得られる差周波数が一定となるように、ローカ
ル信号の周波数をも変えるようにし、その差周波数の信
号のみをフィルター(43)で選出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他船が発した探知
信号による干渉を除去できる水中探知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自船の下方向に所定の時間間隔でもって
超音波を送信し、エコーの受信レベルに基づいて色別も
しくは濃淡でもってモニターの一方端に1ラインで表示
し、この表示に伴い過去の表示を他端側へ1ラインづつ
左側へシフトさせている。このような魚群探知機を使用
する漁船が、一定海域の漁場で近接して操業することが
多く、各漁船に装備された魚群探知機同志の超音波周波
数が同じであれば、相互距離が近いため、お互いに相手
方の送信波およびそれによる反射波が、自船の魚群探知
機による反射波と比べ、あまり減衰せずに受信される。
このため結局、両魚群探知機は相互に相手方の送信波や
それによる反射波を受信し、お互いに相手方の信号を表
示器に表示することになり相互干渉を生じさせることに
なる。この相互干渉を避けるために、超音波の使用周波
数を変えれば良いが、使用周波数を漁場において、他漁
船装備の魚群探知機に合わせてその都度変化させること
は、送信部および受信部をその都度周波数に適合するも
のを容易しなければならず高価な装置となっていた。
又、自船が一定の周波数に変化されたとしても、他船も
自船と同様に周波数を変化させて同一の周波数で送信す
る場合も考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1に送信パルスP1
を示しており、Rxはエコー取り込み期間を示し、この
Rxの値は探査深度に応じて設定される。P2は自船の
近くで操業している他船が発した送信パルスを示してい
る。両送信パルスP1、P2で送信周波数が同じか接近
している場合で、前記エコー取り込み期間Rxにこの送
信パルスP2が含まれると、自船はこの送信パルスP2
をエコーとして検出し、結果、図2に示すように、自船
の魚群探知機のモニターMに斜めの干渉波(P1とP2
で送信周期が完全に合致しておれば水平方向の干渉波と
なる)が表示され、しかもそのエコーレベルが強力なた
めに魚群などのエコーがあってもその干渉波に完全に書
き消されてしまう。
【0004】尚、両送信パルスP1、P2で送信周波数
が大きく隔たっている場合は、後で説明するように、受
信部に含まれるフィルターにより送信パルスP2が排除
されるため干渉波の問題は起きないが、一般に同程度の
魚群探知機であれば、送信周波数は似通っている場合が
多い。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、他船の送信パルスを受信した場合
でも干渉波の表示を排除できる水中探知を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、送受波器に供
給する送信パルスの周波数を変更可能とすると共に、受
信部の周波数変換回路(42)で得られる差周波数が一定
となるように、前記周波数変換回路(42)に供給するロ
ーカル信号の周波数を前記送信パルスの周波数に応じて
変えるようにし、かつ、前記一定の差周波数のみをフィ
ルター(43)で選出する水中探知装置において、複数個
の連続した送信パルスの周波数を変化させるために、周
波数の変化量を自船固有のパターンコードとして複数組
み記憶しておき、選出した所望のパターンコードに従っ
て送信パルスおよびローカル信号の周波数を変更するこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の水中探知装置の第1の実
施形態として魚群探知機を例にとって説明する。図3は
その制御ブロック図である。1は超音波の送受を行う送
受波器であり、船底などに装備される。2はトラップ回
路であり、送信部3より供給される基本周波が50kH
zの超音波の送信信号を送受波器1へ供給すると共に送
受波器1で検出した受信信号を受信部4へ供給する。
【0008】5は、随意の周波数信号を安定的に作成で
きるPLLシンセサイザである。前記受信部4には、ト
ラップ回路2の受信信号を増幅する第1アンプ41、第
1アンプ41の出力信号に対してPLLシンセサイザ5
より供給される基本周波が300kHzのローカル信号
を乗算して両信号の和周波数と差周波数の信号を得る乗
算器42、その乗算器42の出力から250kHzの差
信号の周波数のみを取り出すフィルタ43、およびその
フィルタ43よりの出力信号を増幅する第2アンプ44
が含まれる。
【0009】受信部4の出力信号は、A/D変換器6で
アナログ信号から0〜255の8ビットのデジタル信号
に変換され、受信信号記憶部7に記憶される。この受信
信号記憶部7には、今回検出のエコー信号と前回検出の
エコー信号とを比較し、レベルの低い方のエコー信号を
表示用信号として供する比較回路7aを備える。8は、
受信信号記憶部7の出力信号を映像表示用信号として作
成する映像信号作成部である。
【0010】9は、色信号読出部であり、0〜255の
レベル信号が8つのレベル幅に振り分けられており、そ
れぞれのレベル幅に対応する画面表示色を記憶するテー
ブルROMを内部に備え、入力される信号レベルに対応
した画面表示色を出力する。10は、前記色信号をモニ
ター11における表示に同期した信号に変換する表示制
御部である。
【0011】12は連続する5個の送信パルスの各周波
数を偏移させるための偏移量αを、自船固有のパターン
コードとして記憶するコードメモリである。13はこの
ようなパターンコードを設定するためのコード設定器で
あり、14は設定したパターンコードの中から所望のも
のを選択するためのコード選択器であり、選択したパタ
ーンコードはPLLシンセサイザ5に送出されることに
より、下表に示すように、送信周波数およびローカル周
波数の信号が複数組み作成される。尚、ここでは偏移量
αをパターンコードとしたが、変化させた周波数そのも
のをパターンコードとしてもよい。
【0012】表1のように、(0、0、0、0、0)のコ
ード0を選択したときは、送信周波数およびローカル周
波数はそれぞれ基本周波である50kHz、300kH
zであり、送信周波数に偏移はない。
【0013】
【表1】
【0014】表2の(0、3、0、3、0)のコード1を
選択したときは、送信周波数は(50、53、50、5
3、50)(50、53、50、53、50)..のごとく
繰返して変化し、差周波数が250kHzとなるよう
に、ローカル周波数も(300、303、300、30
3、300)(300、303、300、303、30
0)..のごとく変化する。
【0015】
【表2】
【0016】表3の(0、3、0、0、−3)のコード2
では、送信周波数は(50、53、50、50、47)
(50、53、50、50、47)..のごとく変化し、そ
れに応じてローカル周波数も(300、303、30
0、300、297)(300、303、300、30
0、297)..のごとく変化する。
【0017】
【表3】
【0018】コード0を選択して基本送信周波数の50
kHzで運用しているときに、モニター11に図2の干
渉波が発生したとき、例えばコード1に変更して、送信
周波数を、50、53、50、53、50のごとく変化
させる。例えば53kHzの送信パルスで送信したとき
は、その受信信号に印加されるローカル信号の周波数は
303kHzとなっており、差周波数として250kH
zの信号が得られるが、このとき、他船から50kHz
の信号を受信したとすると、その信号に対しても303
kHzのローカル信号が乗算されるため、このときの差
周波数は253kHzとなる。受信部4のフィルター4
3に狭帯域特性のものを使用すれば、その253kHz
の信号は取り除かれ、加えて、上述の比較回路7aにて
前エコー信号と比較し、今回検出のエコー信号が前回検
出のエコー信号よりもレベルが低いときは、今回検出の
エコー信号を採用するが、その逆の場合は前回検出のレ
ベルの低い方のエコー信号を採用するため、干渉波を効
率よく低減できる。
【0019】コード1に変更しても干渉波が消えないと
きは更に別のコードに切り替えればよい。
【0020】図4は、本発明の水中探知装置の第2の実
施形態としたスキャニングソナーの制御ブロック図であ
り、図3と同一の要素については共通の符号を付してい
る。図3における送受器1、トラップ回路2および受信
部4はそれぞれ2チャンネル分を持ち、アンプ44の両
出力は信号加算器45にて相互加算される。俯角整相用
の位相可変回路21は、PLLシンセサイザ5で発生し
た周波数の位相を可変することにより、送受波器1の受
波ビームに俯角を持たせるためのものである。
【0021】従来のスキャニングソナーにおいても、干
渉波の除去を行わなかったときは、図5に示されるよう
に、魚群像Qの以外に干渉波による輪状の像Wが表示さ
れるが、本発明のスキャニングソナーによれば、図6の
ごとく、干渉波による像はW'のごとくほぼ除去されて
いる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、干渉波
が発生した場合、送信パルスの周波数を変えると共に、
受信部での周波数変更後の差周波数が一定となるよう
に、ローカル信号の周波数をも変更するようにしたの
で、このとき他船による送信信号を自船で受信したと
き、その送信信号から得られる差周波数は前記一定周波
数から外れているためフィルターで除去することができ
る。従って、モニターには干渉波が表示されなくなり、
弱いレベルの魚群をも表示できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自船および他船が発したパルスの関係を示し
たタイムチャート
【図2】 モニターに生じた干渉波の一例を示した図
【図3】 本発明の第1の実施形態を示した魚群探知機
の制御ブロック図
【図4】 本発明の第2の実施形態を示したスキャニン
グソナーの制御ブロック図
【図5】 スキャニングソナーに生じた干渉波の一例を
示した図
【図6】 本発明のスキャニングソナーにおけるモニタ
ーの表示例
【符号の説明】
1 送受波器 2 トラップ回路 3 送信部 4 受信部 5 PLLシンセサイザ 6 A/D変換器 7 受信信号記憶部 8 映像信号作成部 9 色信号読出部 10 表示制御部 11 モニター 12 コードメモリ 13 コード設定器 14 コード選択器 21 位相可変回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井内 光博 兵庫県西宮市芦原町9番52号 古野電気株 式会社内 (72)発明者 御園生 哲史 兵庫県西宮市芦原町9番52号 古野電気株 式会社内 Fターム(参考) 5J083 AA02 AB01 AC13 AD04 AE04 AF16 BA02 BE03 BE18 BE54 EA14 EA46

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受波器に供給する送信パルスの周波数
    を変更可能とすると共に、受信部の周波数変換回路(4
    2)で得られる差周波数が一定となるように、前記周波
    数変換回路(42)に供給するローカル信号の周波数を前
    記送信パルスの周波数に応じて変えるようにし、かつ、
    前記一定の差周波数のみをフィルター(43)で選出する
    水中探知装置において、 複数個の連続した送信パルスの周波数を変化させるため
    に、周波数の変化量を自船固有のパターンコードとして
    複数組み記憶しておき、選出した所望のパターンコード
    に従って送信パルスおよびローカル信号の周波数を変更
    することを特徴とする水中探知装置。
  2. 【請求項2】 送受波器に供給する送信パルスおよび周
    波数変換回路に供給するローカル信号を、任意に周波数
    を設定し出力する回路(5)で作成する請求項1記載の水
    中探知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043302A1 (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Nikko Co., Ltd. 移動体速度測定システム
US7278314B2 (en) 2004-07-20 2007-10-09 Denso Corporation Obstacle detection system
JP2011237180A (ja) * 2010-05-06 2011-11-24 Furuno Electric Co Ltd 探知装置

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