JP2636574B2 - ソーナー受信装置 - Google Patents
ソーナー受信装置Info
- Publication number
- JP2636574B2 JP2636574B2 JP19044391A JP19044391A JP2636574B2 JP 2636574 B2 JP2636574 B2 JP 2636574B2 JP 19044391 A JP19044391 A JP 19044391A JP 19044391 A JP19044391 A JP 19044391A JP 2636574 B2 JP2636574 B2 JP 2636574B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- demultiplexing
- frequency
- bandwidth
- received signal
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水中に音波を発射して目
標からの反響音を受信して目標を検出するソーナー受信
装置に関し、特に目標が移動することによって生じる受
信信号周波数のドップラー偏移を利用するソーナー受信
装置に関する。
標からの反響音を受信して目標を検出するソーナー受信
装置に関し、特に目標が移動することによって生じる受
信信号周波数のドップラー偏移を利用するソーナー受信
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のソーナー受信装置は、水
中に音波を発射して目標からの反響音を受信し、受信信
号を複数のフィルタにより分波し、この複数のフィルタ
出力の内、振幅が最大の分波出力を取出して目標を検出
している。
中に音波を発射して目標からの反響音を受信し、受信信
号を複数のフィルタにより分波し、この複数のフィルタ
出力の内、振幅が最大の分波出力を取出して目標を検出
している。
【０００３】この場合、フィルタの数が多いほど信号対
雑音比が改善される。また、フィルタ群の代りに、高速
フーリエ変換により分波することも行われている。
雑音比が改善される。また、フィルタ群の代りに、高速
フーリエ変換により分波することも行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のソーナ
ー受信装置では、フィルタ群または高速フーリエ変換に
より受信信号の分波を行っているが、いずれの方法も、
分波帯域幅は受信信号の帯域幅に適合するように選定す
る。一般に、受信信号の中心周波数が、分波帯域の中心
と一致することは希であり、隣接する２つの分波帯域に
跨がることが多い。 ところで、受信信号の中心周波数
と分波帯域の中心とが一致しない場合は、一致した場合
に比べて出力振幅が低下するので、信号対雑音比が劣化
する。例えば、高速フーリエ変換により分波した場合
に、受信信号の中心周波数と分波帯域の中心とが一致し
ない場合、信号対雑音比は最悪で約４ｄｂ低下する。
ー受信装置では、フィルタ群または高速フーリエ変換に
より受信信号の分波を行っているが、いずれの方法も、
分波帯域幅は受信信号の帯域幅に適合するように選定す
る。一般に、受信信号の中心周波数が、分波帯域の中心
と一致することは希であり、隣接する２つの分波帯域に
跨がることが多い。 ところで、受信信号の中心周波数
と分波帯域の中心とが一致しない場合は、一致した場合
に比べて出力振幅が低下するので、信号対雑音比が劣化
する。例えば、高速フーリエ変換により分波した場合
に、受信信号の中心周波数と分波帯域の中心とが一致し
ない場合、信号対雑音比は最悪で約４ｄｂ低下する。
【０００５】本発明の目的は、分波出力が隣接する２つ
の分波帯域に跨がらないようにすることにより、信号対
雑音比を劣化させることなく目標を検出できるソーナー
受信装置を提供することにある。
の分波帯域に跨がらないようにすることにより、信号対
雑音比を劣化させることなく目標を検出できるソーナー
受信装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のソーナー受信装
置は、受信信号を分波帯域幅ｆｂで分波して目標を検出
するソーナー受信装置において、前記受信信号を中心周
波数ｆ１の第１の信号に変換する第１の周波数変換手段
と、前記受信信号を中心周波数ｆ１＋１／２・ｆｂの第
２の信号に変換する第２の周波数変換手段と、前記第１
の信号を分波帯域幅ｆｂで分波する第１の分波手段と、
前記第２の信号を分波帯域幅ｆｂで分波する第２の分波
手段と、前記第１および第２の分波手段からの分波出力
の内振幅最大の信号を選択する最大値検出手段とを備え
ている。
置は、受信信号を分波帯域幅ｆｂで分波して目標を検出
するソーナー受信装置において、前記受信信号を中心周
波数ｆ１の第１の信号に変換する第１の周波数変換手段
と、前記受信信号を中心周波数ｆ１＋１／２・ｆｂの第
２の信号に変換する第２の周波数変換手段と、前記第１
の信号を分波帯域幅ｆｂで分波する第１の分波手段と、
前記第２の信号を分波帯域幅ｆｂで分波する第２の分波
手段と、前記第１および第２の分波手段からの分波出力
の内振幅最大の信号を選択する最大値検出手段とを備え
ている。
【０００７】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、局部発振部３からの発振信号によって受信信号
Ｓｒを中心周波数ｆ１の信号Ｓ１に変換する周波数変換
部１と、局部発振部４からの発振信号によって受信信号
Ｓｒを中心周波数ｆ２の信号Ｓ２に変換する周波数変換
部２と、信号Ｓ１を分波帯域幅ｆｂで分波する高速フー
リエ変換部５と、信号Ｓ２を分波帯域幅ｆｂで分波する
高速フーリエ変換部６と、分波出力の内振幅最大の信号
を選択して分波出力信号Ｓｏとして送出する最大値検出
部７とを備えている。
であり、局部発振部３からの発振信号によって受信信号
Ｓｒを中心周波数ｆ１の信号Ｓ１に変換する周波数変換
部１と、局部発振部４からの発振信号によって受信信号
Ｓｒを中心周波数ｆ２の信号Ｓ２に変換する周波数変換
部２と、信号Ｓ１を分波帯域幅ｆｂで分波する高速フー
リエ変換部５と、信号Ｓ２を分波帯域幅ｆｂで分波する
高速フーリエ変換部６と、分波出力の内振幅最大の信号
を選択して分波出力信号Ｓｏとして送出する最大値検出
部７とを備えている。
【０００９】ところで、受信信号Ｓｒの周波数ｆｒは、
水中に発射した送信信号の周波数ｆｔ、ドップラー偏移
を＋ｆｄとすると、式（１）で表わすことができる。
水中に発射した送信信号の周波数ｆｔ、ドップラー偏移
を＋ｆｄとすると、式（１）で表わすことができる。
【００１０】ｆｒ＝ｆｔ＋ｆｄ ……（１） いま、局部発振部３の発振周波数をｆｔ、局部発振部４
の発振周波数をｆｔ−１／２・ｆｂに選定して周波数変
換部１，２により周波数変換すると、受信信号Ｓｒは、
式（２），（３）に示す周波数ｆ１，ｆ２の信号Ｓ１，
Ｓ２となる。
の発振周波数をｆｔ−１／２・ｆｂに選定して周波数変
換部１，２により周波数変換すると、受信信号Ｓｒは、
式（２），（３）に示す周波数ｆ１，ｆ２の信号Ｓ１，
Ｓ２となる。
【００１１】ｆ１＝ｆｄ …………（２） ｆ２＝ｆｄ＋１／２・ｆｂ ……（３） すなわち、信号Ｓ１とＳ２との周波数差は分波帯域幅ｆ
ｂの１／２となる。
ｂの１／２となる。
【００１２】高速フーリエ変換部５，６は、信号Ｓ１，
Ｓ２をそれぞれ分波し、最大値検出部７は、信号Ｓ１，
Ｓ２の分波出力の内、振幅最大の信号を分波出力信号Ｓ
ｏとして選択する。
Ｓ２をそれぞれ分波し、最大値検出部７は、信号Ｓ１，
Ｓ２の分波出力の内、振幅最大の信号を分波出力信号Ｓ
ｏとして選択する。
【００１３】図２は信号Ｓ１，Ｓ２の分波状態の一例を
示す図であり、信号Ｓ１が分波帯域ＡとＢとに跨がって
分波され、信号Ｓ２が信号Ｓ１から１／２・ｆｂだけ離
れて分波帯域Ｂ内に分波された場合を示している。この
場合、信号Ｓ１の分波出力よりも信号Ｓ２の分波出力の
方が振幅が大きいので、最大値検出部７は信号Ｓ２の分
波出力を選択する。
示す図であり、信号Ｓ１が分波帯域ＡとＢとに跨がって
分波され、信号Ｓ２が信号Ｓ１から１／２・ｆｂだけ離
れて分波帯域Ｂ内に分波された場合を示している。この
場合、信号Ｓ１の分波出力よりも信号Ｓ２の分波出力の
方が振幅が大きいので、最大値検出部７は信号Ｓ２の分
波出力を選択する。
【００１４】このようにすることにより、分波出力の振
幅低下を最大１ｄｂ以内に抑えることができ、信号対雑
音比を最大３ｄｂ改善することが可能となる。
幅低下を最大１ｄｂ以内に抑えることができ、信号対雑
音比を最大３ｄｂ改善することが可能となる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信信号を２つの周波数変換部にそれぞれ入力して周波数
変換し、周波数差が分波帯域幅の１／２である２つの信
号を生成し、この２つの信号をそれぞれ分波し、２つの
分波出力の内、振幅最大の信号を選択することにより、
隣接する２つの分波帯域に跨がって振幅低下することな
く分波出力を検出でき、従って、信号対雑音比を劣化さ
せることなく目標を検出できる。
信信号を２つの周波数変換部にそれぞれ入力して周波数
変換し、周波数差が分波帯域幅の１／２である２つの信
号を生成し、この２つの信号をそれぞれ分波し、２つの
分波出力の内、振幅最大の信号を選択することにより、
隣接する２つの分波帯域に跨がって振幅低下することな
く分波出力を検出でき、従って、信号対雑音比を劣化さ
せることなく目標を検出できる。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】図１に示した信号Ｓ１，Ｓ２の分波状態の一例
を示す図である。
を示す図である。
１，２ 周波数変換部 ３，４ 局部発振部 ５，６ 高速フーリエ変換部 ７ 最大値検出部 Ｓｒ 受信信号 Ｓｏ 分波出力信号 Ｓ１ 周波数ｆ１の信号 Ｓ２ 周波数ｆ２＝ｆ１＋１／２・ｆｂの信号 ｆｂ 分波帯域幅
Claims (1)
- 【請求項１】 受信信号を分波帯域幅ｆｂで分波して目
標を検出するソーナー受信装置において、前記受信信号
を中心周波数ｆ１の第１の信号に変換する第１の周波数
変換手段と、前記受信信号を中心周波数ｆ１＋１／２・
ｆｂの第２の信号に変換する第２の周波数変換手段と、
前記第１の信号を分波帯域幅ｆｂで分波する第１の分波
手段と、前記第２の信号を分波帯域幅ｆｂで分波する第
２の分波手段と、前記第１および第２の分波手段からの
分波出力の内振幅最大の信号を選択する最大値検出手段
とを備えることを特徴とするソーナー受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19044391A JP2636574B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ソーナー受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19044391A JP2636574B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ソーナー受信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0534452A JPH0534452A (ja) | 1993-02-09 |
| JP2636574B2 true JP2636574B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=16258223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19044391A Expired - Lifetime JP2636574B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ソーナー受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2636574B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP19044391A patent/JP2636574B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0534452A (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970311 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425 Year of fee payment: 15 |