JP2002107392A - ジッタ測定装置、ジッタ測定方法、試験装置 - Google Patents

ジッタ測定装置、ジッタ測定方法、試験装置

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JP2002107392A
JP2002107392A JP2001257052A JP2001257052A JP2002107392A JP 2002107392 A JP2002107392 A JP 2002107392A JP 2001257052 A JP2001257052 A JP 2001257052A JP 2001257052 A JP2001257052 A JP 2001257052A JP 2002107392 A JP2002107392 A JP 2002107392A
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Masahiro Ishida
雅裕 石田
Takahiro Yamaguchi
隆弘 山口
Mani Soma
マニ ソーマ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定信号のジッタを精度よく且つ高速に測
定することができるジッタ測定装置を提供する。 【解決手段】被測定信号を受け取り、当該被測定信号の
所望の周波数成分を帯域制限信号として出力する帯域通
過フィルタと、帯域制限信号を受け取り、当該帯域制限
信号に基づいて被測定信号が所定の信号値を示す所定値
交叉タイミングを算出するタイミング推定器と、所定値
交叉タイミングに基づいて被測定信号の周期を算出する
周期推定器と、周期推定器が算出した被測定信号の周期
に基づいて被測定信号のジッタを算出するジッタ検出器
とを備えるジッタ測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号のジッタを測
定するジッタ測定装置及びジッタ測定方法、並びに電子
デバイスを試験する試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被測定信号のジッタの測定におい
て、タイムインターバルアナライザや、オシロスコープ
が用いられている。以下、これらの装置を用いた、従来
の信号のジッタの測定について説明する。
【0003】図21は、タイムインターバルアナライザ
12を用いた、被測定信号のジッタの測定について説明
する。タイムインターバルアナライザ12を用いる場
合、いわゆるゼロクロス方式により被測定信号のジッタ
の測定を行っていた。まず、例えばPLL(Phase-Lock
ed Loop)11から、周期信号である被測定信号x
(t)がタイムインターバルアナライザ12へ供給され
る。
【0004】ジッタを有する被測定信号x(t)におい
て、波形の1つの立上りに対し、次の立上りは、当該ジ
ッタのため、点線のようなタイミングを取りうる。図2
1に示すように、被測定信号の基本周期をTとする
と、当該1つの立ち上がりと、当該次の立ち上がりとの
周期は、Tとならない場合がある。
【0005】ゼロクロス方式は被測定信号のゼロクロス
間の時間間隔(周期)を測定し、周期の相対的な揺らぎ
(fluctuation)をヒストグラム解析により測定し、測
定結果に基づいて、被測定信号のジッタを測定してい
た。つまり、タイムインターバルアナライザを用いたジ
ッタ測定方法は、被測定信号の基本周期の変動を測定し
ているため、被測定信号の基本周波数近傍の周波数成分
のみを測定している。
【0006】図22は、ヒストグラム解析の解析結果の
一例を示す。図22において、横軸は被測定信号の周期
を示し、縦軸は測定数を示す。タイムインターバルアナ
ライザ12については、例えばD.Chu,“Phase Digitizi
ng Sharpens Timing Measurements,”IEEE Spectrum,p
p.28-32,1988.,J.Wilstrup,“A Method of Serial Data
Jitter Analysis Using One-Shot Time Interval Meas
urements”,Proceedings of IEEE International Test
Conference,pp.819-823,1998.に記載されている。
【0007】図23は、ディジタルオシロスコープ14
を用いた、被測定信号のジッタの測定方法について説明
する。本方法では、ディジタルオシロスコープ14によ
り高速にサンプリングされた被測定信号の測定データに
基づいてジッタを測定する。当該測定データの、ゼロク
ロス付近のデータを、補間法(interpolation method)
により補間し、ゼロクロスのタイミングを推定し、推定
したゼロクロスのタイミングに基づいて、被測定信号の
ジッタを測定していた。
【0008】図24は、従来の方法におけるディジタル
オシロスコープ14の構成を示す。ディジタルオシロス
コープ14は、アナログディジタルコンバータ(AD
C)15、補間器16、周期推定器17、ジッタ検出器
19、及びヒストグラム生成器18を備える。ADC1
5は、例えばPLL11から被測定信号を受け取り、被
測定信号をディジタル信号に変換する。
【0009】補間器16は、当該ディジタル信号のゼロ
クロス付近のデータ補間を行う。周期算出器17は、デ
ータ補間されたディジタル信号のゼロクロス間の時間間
隔を算出する。ヒストグラム生成部18は、周期算出器
17が算出した当該時間間隔のヒストグラムを生成す
る。また、ジッタ検出器19は、当該時間間隔に基づい
て被測定信号のそれぞれの周期に対してジッタを算出
し、算出したジッタの自乗平均値及びピーク・トゥ・ピ
ーク値を算出する。
【0010】図25は、被測定信号の例を示す。また、
図25に示した被測定信号のジッタ算出結果を図26に
示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図21において説明し
たタイムインターバルアナライザを用いたジッタ測定の
場合、アナログ信号である被測定信号のゼロクロス間の
時間間隔を測定するため、精度よくジッタを測定を行う
ことができるが、1回の周期測定の後、測定を行なえな
いデッド時間(dead-time)があるため、ヒストグラム
解析に必要なデータ数を獲得するのに時間がかかるとい
う間題がある。
【0012】また、図23において説明したディジタル
オシロスコープと補間法を組み合わせたジッタ測定方法
は、ディジタル信号に高調波成分を含むため、当該高調
波成分に影響され、精度のよい補間を行うことができ
ず、算出したゼロクロスタイミングに誤差が生じ、ジッ
タを精度よく測定することが困難であった。
【0013】例えば、ディジタルオシロスコープと補間
法を組み合わせたジッタ測定方法は、ジッタ値を過大評
価する場合がある。つまり、ジッタ測定値がタイムイン
ターバルアナライザ方式に比べ大きくなる場合がある。
また、本方法によって測定したジッタ値は、測定方法に
よる誤差が生じるため、タイムインターバルアナライザ
によって測定したジッタ値と比較することが困難であ
る。
【0014】例えば、400MHzのクロック信号に対
する、タイムインターバルアナライザによるジッタ測定
結果は図26に示すような結果となり、タイムインター
バルアナライザ及び補間法によるジッタ測定結果は、そ
れぞれ図27及び図28に示すような結果となる。
【0015】これら測定結果は、タイムインターバルア
ナライザによる測定値7.72ps(RMS)に対し
て、補間法による測定値は8.47ps(RMS)であ
り、後者の方が大きく、ジッタ値を過大評価している。
【0016】これらのため、従来のディジタルオシロス
コープ及び補間法によるジッタ測定法より精度よく測定
できるジッタ測定方法が望まれていた。また、ジッタに
基づいて電子デバイスの良否を判定する試験装置におい
ては、高速且つ精度よくジッタを測定することにより、
電子デバイスの良否を高速且つ精度よく判定することが
望まれていた。
【0017】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできるジッタ測定装置、試験装置、及びジッタ測定
方法を提供することを目的とする。この目的は特許請求
の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより
達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例
を規定する。
【0018】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、被測定信号のジッタを測定するジッタ測定
装置であって、前記被測定信号を受け取り、前記被測定
信号の所望の周波数成分を、前記被測定信号の帯域制限
信号として出力する帯域通過フィルタと、前記帯域制限
信号を受け取り、前記帯域制限信号に基づいて、前記被
測定信号が所定の信号値を示す所定値交叉タイミングを
算出するタイミング推定器と、前記所定値交叉タイミン
グに基づいて、前記被測定信号の周期を算出する周期推
定器と、前記周期推定器が算出した前記被測定信号の周
期に基づいて、前記被測定信号のジッタを算出するジッ
タ検出器とを備えることを特徴とするジッタ測定装置を
提供する。
【0019】前記周期推定器は、前記被測定信号の周期
毎に、前記被測定信号の前記周期を算出するのが好まし
い。また、前記周期推定器が算出した前記被測定信号の
周期に基づいて、前記被測定信号の所定の周期と、前記
被測定信号の前記所定の周期の前の周期との差分を算出
し、算出した前記差分を前記ジッタ検出器に供給するサ
イクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器を更に備え、
前記ジッタ検出器は、前記サイクル・ツゥ・サイクル周
期ジッタ推定器が算出した前記差分に基づいて、前記被
測定信号のジッタを算出することが好ましい。更に、前
記タイミング推定器は、前記被測定信号が略零を示すゼ
ロクロスタイミングを、前記所定値交叉タイミングとし
て算出することが好ましい。
【0020】前記帯域通過フィルタは、前記被測定信号
の基本周波数を含む所定の周波数帯域における周波数成
分を、前記被測定信号の前記帯域制限信号として出力す
ることが好ましい。また、前記帯域通過フィルタは、前
記被測定信号の前記基本周波数と略等しい周波数成分
を、前記被測定信号の前記帯域制限信号として出力して
もよい。
【0021】前記被測定信号を受け取り、受け取った前
記被測定信号をディジタル変換し、ディジタル変換した
前記被測定信号を、前記帯域通過フィルタに供給するア
ナログディジタルコンバータを更に備えることが好まし
い。または、前記帯域制限信号を受け取り、受け取った
前記帯域制限信号をディジタル変換し、ディジタル変換
した前記帯域制限信号を前記タイミング推定器に供給す
るアナログディジタルコンバータを更に備えてもよい。
【0022】前記タイミング推定器は、ディジタル信号
である前記帯域制限信号を受け取り、前記所定の信号値
近傍において、前記帯域制限信号に対してデータを補間
する波形データ補間器と、データが補間された前記帯域
制限信号を受け取り、補間された前記帯域制限信号の前
記データのうち、前記所定の信号値に最も近いデータを
検出する値検出器と、前記値検出器が検出した前記デー
タのタイミングを、前記所定値交叉タイミングとして算
出する推定部とを有することが好ましい。この場合、前
記波形データ補間器は、前記帯域制限信号の値が前記所
定の信号値をより大きい値をとるタイミングのうち、前
記所定の信号値をとるタイミングに最も近いタイミング
における前記帯域制限信号の値と、前記帯域制限信号の
値が前記所定の信号値をより小さい値をとるタイミング
のうち、前記所定の信号値をとるタイミングに最も近い
タイミングにおける前記帯域制限信号の値との間にデー
タを補間するのが好ましい。また、前記波形データ補間
器は、多項式補間法により、前記帯域制限信号に対して
前記データを補間してもよい。
【0023】前記帯域通過フィルタは、前記被測定信号
を、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換する周
波数領域変換器と、前記周波数領域変換器が前記周波数
領域に変換した前記被測定信号のうち、前記所望の周波
数成分を取り出す帯域制限器と、前記帯域制限器が取り
出した、前記被測定信号の前記所望の周波数成分を、周
波数領域の信号から時間領域の信号に変換する時間領域
変換器とを有することが好ましい。
【0024】また、前記帯域通過フィルタは、前記被測
定信号を格納するメモリと、前記メモリが格納したデー
タを順次取り出すデータ選択部と、前記データ選択部が
選択したデータに、所定の窓関数を乗算し、前記所定の
窓関数を乗算したデータを、前記周波数領域変換器に、
前記被測定信号として供給する窓関数乗算部と、前記時
間領域変換器が時間領域の信号に変換した信号に、前記
窓関数の逆数を乗算する振幅補正器とを更に有してもよ
い。
【0025】前記被測定信号のうち、信号値が予め定め
られた第1の閾値より大きい成分と、信号値が予め定め
られた第2の閾値より小さい成分とをクリップする波形
クリッパを更に備えてもよい。
【0026】前記タイミング推定器は、逆線形補間法に
より前記所定値交叉タイミングを算出してもよい。
【0027】前記ジッタ検出器は、前記周期推定器が算
出した前記被測定信号の周期の最大値及び最小値に基づ
いて、前記被測定信号のジッタのピーク値を算出するピ
ーク値算出部を有してもよい。また、前記ジッタ検出器
は、前記周期推定器が算出した前記被測定信号の周期に
基づいて、前記被測定信号のジッタの実効値を算出する
実効値算出部を有してもよい。また、前記ジッタ検出器
は、前記周期推定器が算出した前記被測定信号の周期に
基づいて、前記被測定信号のジッタのヒストグラムを生
成するヒストグラム生成部を有してもよい。
【0028】前記周期推定器が算出した前記被測定信号
の周期に基づいて、前記被測定信号の所定の周期と、前
記被測定信号の前記所定の周期の前の周期との差分を算
出し、算出した前記差分を前記ジッタ検出器に供給する
サイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器を更に備え
た場合、前記ジッタ検出器は、前記サイクル・ツゥ・サ
イクル周期ジッタ推定器が算出した前記差分の最大値及
び最小値に基づいて、前記被測定信号のサイクル・ツゥ
・サイクル周期ジッタのピーク値を算出するピーク値算
出部を有してもよい。また、前記サイクル・ツゥ・サイ
クル周期ジッタ推定器を更に備えた場合において、前記
ジッタ検出器は、前記サイクル・ツゥ・サイクル周期ジ
ッタ推定器が算出した前記差分に基づいて、前記被測定
信号のサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタの実効値を
算出する実効値算出部を有してもよく、また、前記サイ
クル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器が算出した前記
差分に基づいて、前記被測定信号のサイクル・ツゥ・サ
イクル周期ジッタのヒストグラムを生成するヒストグラ
ム生成部を有してもよい。
【0029】本発明の第2の形態によれば、電子デバイ
スを試験する試験装置であって、前記電子デバイスを試
験するための試験パターンを生成するパターン発生部
と、前記試験パターンを整形し、整形した前記試験パタ
ーンを前記電子デバイスに供給する波形整形部と、前記
試験パターンに基づいて、前記電子デバイスが出力する
出力信号のジッタを測定するジッタ測定装置と、前記ジ
ッタ測定装置が測定した前記出力信号のジッタに基づい
て、前記電子デバイスの良否を判定する判定部とを備
え、前記ジッタ測定装置は、前記被測定信号を受け取
り、前記被測定信号の所望の周波数成分を、前記被測定
信号の帯域制限信号として出力する帯域通過フィルタ
と、前記帯域制限信号を受け取り、前記帯域制限信号に
基づいて、前記被測定信号が所定の信号値を示す所定値
交叉タイミングを算出するタイミング推定器と、前記所
定値交叉タイミングに基づいて、前記被測定信号の周期
を算出する周期推定器と、前記周期推定器が算出した前
記被測定信号の周期に基づいて、前記被測定信号のジッ
タを算出するジッタ検出器とを有することを特徴とする
試験装置を提供する。
【0030】本発明の第3の形態によれば、被測定信号
のジッタを測定するジッタ測定方法であって、前記被測
定信号の所望の周波数成分を、前記被測定信号の帯域制
限信号として生成する帯域通過フィルタステップと、前
記帯域制限信号に基づいて、前記被測定信号が所定の信
号値を示す所定値交叉タイミングを算出するタイミング
推定ステップと、前記所定値交叉タイミングに基づい
て、前記被測定信号の周期を算出する周期推定ステップ
と、前記周期推定ステップにおいて算出した前記被測定
信号の周期に基づいて、前記被測定信号のジッタを算出
するジッタ検出ステップとを備えることを特徴とするジ
ッタ測定方法を提供する。
【0031】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0033】図1は、本発明に係る試験装置100の構
成の一例を示す。試験装置100は、電子デバイス30
の出力信号に基づいて、電子デバイス30の良否を判定
する。試験装置100は、パターン発生器10と、波形
整形部20と、ジッタ測定装置200と、判定部40と
を備える。
【0034】パターン発生器10は、電子デバイス30
を試験するための試験パターンを生成する。パターン発
生器10は、例えば利用者が生成した試験プログラムに
基づいた試験パターンを生成し、波形整形部20に供給
する。
【0035】波形整形部20は、受け取った試験パター
ンに基づいて試験信号を生成し、電子デバイス30に供
給する。例えば、波形整形部20は、利用者が生成した
試験プログラム及び試験パターンに基づいて、所望のタ
イミングで電子デバイス30に試験信号を供給する。
【0036】ジッタ測定装置200は、電子デバイス3
0が試験信号に基づいて出力する出力信号のジッタを測
定する。ジッタ測定装置200は、当該出力信号とし
て、電子デバイス30の内部クロックを受け取り、当該
内部クロックのジッタを測定してよい。
【0037】判定部40は、ジッタ測定装置200が測
定した当該出力信号のジッタに基づいて、電子デバイス
30の良否を判定する。以下、ジッタ測定装置200に
ついて詳細に説明する。
【0038】図2は、ジッタ測定装置200の構成の一
例を示す。ジッタ測定装置200は、帯域通過フィルタ
102と、タイミング推定器103と、周期推定器10
4と、ジッタ検出器107とを備える。また、本例にお
いて、ジッタ測定装置200は、アナログディジタルコ
ンバータ(ADC)101と、サイクル・ツゥ・サイク
ル周期ジッタ推定器105と、スイッチ106とを更に
備える。
【0039】帯域通過フィルタ102は、被測定信号を
受け取り、被測定信号の所望の周波数成分を、被測定信
号の帯域制限信号として出力する。本例において、帯域
通過フィルタ102は、被測定信号から高調波成分を除
去した帯域制限信号を出力する。本例において、ADC
101は、被測定信号を受け取り、受け取った被測定信
号をディジタル変換し、ディジタル変換した被測定信号
を、帯域通過フィルタ102に供給する。例えば、AD
C101は、被測定信号のナイキスト周波数で、被測定
信号をサンプリングする。
【0040】ADC101が、帯域通過フィルタ102
に被測定信号を供給する場合、帯域通過フィルタ102
は、ディジタルフィルタであってよく、また、フーリエ
変換によって帯域制限するフィルタであってよい。帯域
通過フィルタ102が、フーリエ変換によって被測定信
号の帯域制限をする場合、帯域通過フィルタ102は、
後述するように、フーリエ変換によって被測定信号を時
間領域から周波数領域に変換する手段と、周波数領域に
変換した被測定信号の所望の周波数成分を取り出す手段
と、取り出した被測定信号の所望の周波数成分を逆フー
リエ変換によって周波数領域から時間領域に変換する手
段とを有してよい。
【0041】また、ADC101は、帯域通過フィルタ
102が帯域制限した帯域制限信号をディジタル信号に
変換してもよい。つまり、帯域通過フィルタ102は、
被測定信号を受け取り、帯域制限信号を出力し、ADC
101は、当該帯域制限信号を受け取り、受け取った帯
域制限信号をディジタル変換し、ディジタル変換した帯
域制限信号を、タイミング推定器103に供給してよ
い。この場合、帯域通過フィルタ102は、アナログ回
路素子により、被測定信号の所望の周波数成分を取り出
してよい。
【0042】帯域通過フィルタ102は、被測定信号の
基本周波数を含む所定の周波数帯域における、被測定信
号の周波数成分を、被測定信号の帯域制限信号として出
力してよい。例えば、帯域通過フィルタ102は、被測
定信号の基本周波数近傍の周波数成分を、被測定信号の
帯域制限信号として出力してよい。つまり、帯域通過フ
ィルタ102は、被測定信号の基本周波数と略等しい、
被測定信号の周波数成分を、被測定信号の帯域制限信号
として出力してよい。
【0043】タイミング推定器103は、帯域制限信号
を受け取り、帯域制限信号に基づいて、被測定信号が所
定の信号値を示す所定値交叉タイミングを算出する。例
えば、タイミング推定器103は、帯域制限信号に基づ
いて、被測定信号が略零を示す零クロスタイミングを、
当該所定値交叉タイミングとして算出する。例えば、後
述するように、タイミング推定器103は、ディジタル
信号である帯域制限信号を受け取り、当該所定の信号値
近傍において、帯域制限信号に対してデータ補間を行う
手段を有し、データ補間された帯域制限信号に基づい
て、被測定信号が所定の信号値を示すタイミングを推定
する。
【0044】周期推定器104は、当該所定値交叉タイ
ミングに基づいて、被測定信号の周期を算出する。例え
ば、周期推定器104は、被測定信号のサイクル毎の周
期を示す周期値列を算出する。本例において、周期推定
器104は、図10に示すような、瞬時周期波形データ
を出力する。また、周期推定器104は、被測定信号の
1サイクル毎に、対応する被測定信号のサイクルの周期
を算出してよい。
【0045】サイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定
器105は、周期推定器104が算出した被測定信号の
周期に基づいて、被測定信号の所定のサイクルの周期
と、被測定信号の当該所定のサイクルの前サイクルの周
期との差分を算出し、算出した差分をジッタ検出器10
7に供給する。本例において、サイクル・ツゥ・サイク
ル周期ジッタ推定器105は、周期推定器104が出力
する瞬時周期波形データに基づいて、被測定信号の各サ
イクル間の周期差を算出する。
【0046】スイッチ106は、ジッタ検出器107
を、周期推定器104に接続するか、又はサイクル・ツ
ゥ・サイクル周期ジッタ推定器105に接続するかを選
択する。ジッタ検出器107は、周期推定器104が算
出した被測定信号の瞬時周期波形データ、及び/又はサ
イクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器105が算出
したサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタに基づいて、
被測定信号のジッタを算出する。
【0047】本例において説明したジッタ測定装置20
0によれば、帯域通過フィルタ102により被測定信号
から高調波成分を取り除くことにより、従来のディジタ
ルオシロスコープを用いるジッタ測定方法に比べ、精度
よく被測定信号のジッタを測定することができる。
【0048】また、本例において、ジッタ検出器107
は、ピーク値算出部108、実効値算出部109、及び
ヒストグラム生成部110を有する。ピーク値算出部1
08は、周期推定器104が算出した瞬時周期波形デー
タ、及び/又はサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推
定器105が算出したサイクル・ツゥ・サイクル周期ジ
ッタの、最大値及び最小値に基づいて、被測定信号のジ
ッタ及び/又はサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタの
ピーク値を算出する。
【0049】実効値算出部109は、周期推定器104
が算出した瞬時周期波形データ、及び/又はサイクル・
ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器105が算出したサイ
クル・ツゥ・サイクル周期ジッタに基づいて、被測定信
号のジッタ及び/又はサイクル・ツゥ・サイクル周期ジ
ッタの実効値を算出する。また、ヒストグラム生成部1
10は、周期推定器104が算出した瞬時周期波形デー
タ、及び/又はサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推
定器105が算出したサイクル・ツゥ・サイクル周期ジ
ッタに基づいて、被測定信号のジッタ及び/又はサイク
ル・ツゥ・サイクル周期ジッタのヒストグラムを生成す
る。ジッタ検出器107は、上述したピーク値算出部1
08、実効値算出部109、及びヒストグラム生成部1
10のうち、少なくとも1つを有するのが望ましい。
【0050】図3は、帯域通過フィルタ102の構成の
一例を示す。本例において、帯域通過フィルタ102
は、フーリエ変換により被測定信号を帯域制限する。帯
域通過フィルタ102は、周波数領域変換器501、帯
域制限器502、及び時間領域変換器503を有する。
【0051】周波数領域変換器501は、被測定信号
を、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換する。
例えば、周波数領域変換器501は、被測定信号をフー
リエ変換して、周波数領域の信号に変換する。
【0052】帯域制限器502は、周波数領域変換器5
01が周波数領域の信号に変換した被測定信号の周波数
成分のうち、所望の周波数成分を取り出す。本例におい
て、帯域制限器502は、被測定信号の基本周波数近傍
の周波数成分を取り出す。例えば、帯域制限器502
は、被測定信号のスペクトラム分布に基づいて、周波数
成分のピークが最も大きい周波数近傍を、当該基本周波
数近傍の周波数成分として取り出してよい。
【0053】時間領域変換器503は、帯域制限器50
2が取り出した、被測定信号の所望の周波数成分を、周
波数領域の信号から時間領域の信号に変換する。例え
ば、時間領域変換器503は、被測定信号の基本周波数
近傍の周波数成分を、逆フーリエ変換して時間領域の信
号に変換する。以上説明した帯域通過フィルタ102に
よれば、被測定信号の所望の周波数成分を容易に取り出
すことができる。
【0054】図4は、帯域通過フィルタ102の構成の
他の例を示す。本例における帯域通過フィルタ102
は、バッファメモリ701、データ選択器702、窓関
数乗算部703、周波数領域変換器501、帯域制限器
502、時間領域変換器503、及び振幅補正器707
を有する。
【0055】バッファメモリ701は、被測定信号を格
納する。データ選択器702は、バッファメモリ701
が格納したデータを、順次取り出す。データ選択器70
2は、前回取り出したデータと、少なくとも一部が重複
するデータを取り出すこと繰り返すのが好ましい。例え
ば、データ選択器702は、被測定信号の4周期分のデ
ータを、前回のデータと2周期分が重複するように取り
出す。また、データ選択器702は、バッファメモリ7
01が格納したデータを全て取り出すまで、バッファメ
モリ701からデータを取り出してよい。
【0056】窓関数乗算部703は、データ選択器70
2が順次取り出したデータに所定の窓関数を順次乗算す
る。窓関数乗算部703は、窓関数を順次乗算したデー
タを周波数領域変換器501に、被測定信号として順次
供給する。
【0057】周波数領域変換器501、帯域制限器50
2、及び時間領域変換器503は、図3に関連して説明
した周波数領域変換器501、帯域制限器502、及び
時間領域変換器503と同一又は同様の機能及び構成を
有する。周波数領域変換器501、帯域制限器502、
及び時間領域変換器503は、窓関数乗算部703から
順次供給される被測定信号に対して、上述した処理を順
次行う。
【0058】振幅補正器707は、時間領域変換器50
3が時間領域の信号に順次変換した信号に、当該窓関数
の逆数を順次乗算する。例えば、振幅補正器707は、
窓関数を乗算した信号の時間軸上の中央部が、前回窓関
数の逆数を乗算した信号に連続するように、当該信号の
振幅を補正する。本例における帯域通過フィルタ102
によれば、被測定信号のデータ量が多い場合であって
も、被測定信号の帯域制限を効率良く行うことができ
る。
【0059】図5は、タイミング推定器103の構成の
一例を示す。タイミング推定器103は、波形データ補
間器301、値検出器302、及び推定部303を有す
る。波形データ補間器301は、ディジタル信号である
帯域制限信号を受け取り、所定の信号値近傍において、
帯域制限信号に対してデータ補間を行う。例えば、波形
データ補間器301は、所定の信号値より大きい帯域制
限信号のデータのうち、所定の信号値に最も近いデータ
と、所定の信号値より小さい帯域制限信号のデータのう
ち、所定の信号値に最も近いデータとの間をデータ補間
する。波形データ補間器301は、ADC101(図2
参照)のサンプリング周期より、十分に小さい時間間隔
で、データ補間することが好ましい。また、波形データ
補間器301は、後述する多項式補間法、3次スプライ
ン補間法等により、帯域制限信号に対してデータ補間を
行ってよい。
【0060】値検出器302は、データ補間された帯域
制限信号を受け取り、データ補間された帯域制限信号の
データのうち、当該所定の信号値に最も近いデータを検
出する。本例において、波形データ補間器301は、帯
域制限信号のゼロクロスタイミング近傍において、デー
タ補間を行い、値検出値302は、補間されたデータの
うち零に最も近いデータを検出する。
【0061】推定部303は、値検出器302が検出し
たデータのタイミングを、図2に関連して説明した所定
値交叉タイミングとして算出してよい。本例において、
推定部303は、帯域制限信号に基づいて、被測定信号
のゼロクロスタイミングを推定し、当該ゼロクロスタイ
ミングを当該所定値交叉タイミングとして算出する。ま
た、推定部303は、後述する逆線形補間法により、当
該所定値交叉タイミングを算出してよい。本例における
タイミング推定器103によれば、帯域制限信号に対し
て精度よくデータ補間することができるため、所定値交
叉タイミングを精度よく算出することができる。以下、
被測定信号の例を用いて、ジッタ測定装置200の動作
を説明する。
【0062】図6は、被測定信号及び帯域制限信号の一
例を示す。図6(a)は、高調波成分を有する被測定信
号を示す。帯域通過フィルタ102は、図6(a)に示
す被測定信号を受け取った場合、被測定信号の基本周波
数近傍のみを含む帯域制限信号を出力する。本例におい
て、帯域通過フィルタ102は、高調波成分を有する被
測定信号の当該高調波成分を除去した、図6(b)に示
す帯域制限信号を出力する。帯域通過フィルタ102
は、被測定信号として、図6(a)に示す被測定信号
を、ADC101がディジタル変換した信号を受け取っ
てもよい。帯域通過フィルタ102が被測定信号の高調
波成分を除去することにより、被測定信号のジッタを精
度よく測定することができる。
【0063】図7は、被測定信号の一例の拡大図及びス
ペクトラム分布を示す。本例において、ADC101
(図2参照)は、図7(a)において実線で示す被測定
信号を受け取り、図7(a)の丸印に示すように、所定
のタイミングで被測定信号をサンプリングする。周波数
領域変換器501(図3参照)は、ADC101がサン
プリングしたデータを受け取り、受け取ったデータを図
7(b)に示すような周波数領域の信号に変換する。周
波数領域変換器501は、例えばフーリエ変換により、
被測定信号を周波数領域の信号に変換する。本例におい
て、ADC101は、図7(a)に示すような400M
Hzの基本周波数を有する被測定信号を受け取る。周波
数領域変換器501は、図7(b)に示すようなスペク
トラムデータを、帯域制限器502に供給する。
【0064】図8は、図7に示した被測定信号の帯域制
限信号の一例を示す。帯域制限器502(図3参照)
は、図7(b)に示す周波数領域の信号から、基本周波
数近傍の周波数成分を取り出す。本例において、帯域制
限器502は、400MHz近傍の周波数成分を取り出
す。図8(a)に、帯域制限器502が取り出した周波
数成分の一例を示す。図8(a)に示すように、本例に
おける帯域制限器502は、800MHz近傍にある高
調波成分を除去する。時間領域変換器503(図3参
照)は、帯域制限器502が取り出した周波数成分を、
時間領域の信号に変換し、帯域制限信号を生成する。図
8(b)に時間領域変換器503が生成する帯域制限信
号の例を示す。例えば、時間領域変換器503は、逆フ
ーリエ変換により、帯域制限信号を生成する。以上の動
作例により、被測定信号の高調波成分を除去した帯域制
限信号を生成することができる。次に、タイミング推定
器103(図5参照)の動作について説明する。
【0065】図9は、タイミング推定器103に含まれ
る波形データ補間器301がデータを補間するデータ補
間方法の例、及び推定部303が所定値交叉タイミング
を算出するタイミング算出方法を示す。図9(a)は、
波形データ補間器301がデータを補間するデータ補間
方法の例を示す。波形データ補間器301は、以下に説
明する補間法により、帯域制限信号に対してデータを補
間するのが好ましい。
【0066】関数y=f(x)の値が、変数xの不連続
な値x,x,…,xに対して与えられている時、
(k=1,2,…,n)以外のこれらxとx
k+1…との間のxの値に対するf(x)の値を推定す
るのが補間法である。補間法を用いたタイミングの推定
は、例えば図9(a)に示すように所定の値y、例え
ばゼロをはさむ2つの測定点xとxk+1間を十分に
細かく補間した後、上記所定値yに最も近い補間デー
タを検索することにより、関数値yが所定の値yとな
るタイミングxを推定する。タイミング推定の誤差を小
とするためには、2つの測定点xとxk+1間を等間
隔で可能な限り小さい時間刻み幅でf(x)を補間する
ことが望ましい。
【0067】また、波形データ補間器301は、多項式
補間法、又は3次スプライン補間法により、データ補間
を行ってよい。以下、多項式補間法、及び3次スプライ
ン補間法について説明する。
【0068】まず、多項式補間法について説明する。平
面上の2点(x,y),(x,y)が与えられ
た時、その2点を通る直線y=P(x)は、 y=P(x)={(x−x)/(x−x)}y+{(x−x)/( x−x)}y (1) で与えられ、一意的に決まる。同様に、平面上の3点
(x,y),(x,y),(x,y)を通
る2次曲線y=P(x)は、
【0069】
【数1】 (2) で与えられる。一般に、平面上のN点(x,y),
(x,y),…,(x,y)を通るN−1次曲
線y=PN−1(x)は一意的に決まり、ラグランジェ
の公式(Lagrange's classical formula)より、
【0070】
【数2】 (3) で与えられる。
【0071】N−1次多項式補間(interpolation by p
olynomial of degree N−1)は、N個の測定点から上
記の式(3)を用いて希望のxに対するy=f(x)の
値を推定する。補間曲線PN−1(x)の近似をよくす
るため、xに近いN点を選択するのが望ましい。
【0072】次に、3次スプライン補間法について説明
する。“スプライン(spline)”とは製図用の自在定規
(薄い弾力のある細い板)をいう。スプラインを平面上
の通過すべき点を通るように曲げると、これらの点をつ
なぐ滑らかな曲線(スプライン曲線(spline curve))
が得られる。このスプライン曲線は、所定の点を通過し
曲率の2乗積分(スプラインの変形のエネルギーに比例
する)が最小な曲線である。
【0073】平面上の2点(x,y),(x,y
)が与えられた時、この2点を通るスプライン曲線
は、 y=Ay+By+Cy”+Dy” A≡(x−x)/(x−x) B≡1−A=(x−x)/(x−x) (4) C≡(1/6)(A−A)(x−x D≡(1/6)(B−B)(x−x で与えられる。ここで、y”及びy”はそれぞれ、
(x,y)及び(x ,y)における関数y=f
(x)の2次微分値である。
【0074】3次スプライン補間法は、2個の測定点と
その測定点における2次微分値から上記の式を用いて希
望のxに対するy=f(x)の値を推定する。補間曲線
の近似をよくするため、xに近い2点を選択するのが望
ましい。
【0075】波形データ補間器301は、上述した補間
法、多項式補間法、又は3次スプライン補間法のいずれ
かを用いて、帯域制限信号に対してデータを補間するの
が好ましい。次に、図9(b)において、推定部303
が所定値交叉タイミングを算出するタイミング算出方法
について説明する。
【0076】本例において、推定部303は、逆線形補
間法により所定値交叉タイミングを算出する。以下、逆
線形補間法について説明する。逆補間法とは、変数xの
不連続な値x,x,…,xに対して関数y=f
(x)の値が与えられている時、y=f(x)の逆関
数をx=g(y)として、y(k=1,2,…,n)
以外の任意のyに対するg(y)=xの値を推定する方
法である。逆線形補間法は、yに対するxの値を推定す
るために直線補間を用いる。
【0077】平面上の2点(x,y),(x,y
)が与えられた時、その2点を通る直線は、 y={(x−x)/(x−x)}y十{(x−x)/(x−x )}y (5) で与えられる。上の式の逆関数は、 x={(y−y)/(y−y)}x十{(y−y)/(y−y )}x (6) で与えられ、yに対するxの値を一意的に求めることが
できる。
【0078】逆線形補間は図9(b)に示すように、2
個の測定点(x,y),(x +1,yk−1)か
ら上記の式(12)を用いて希望のyに対するx=g
(y )の値を推定することにより、所定の電圧値y
になる時間タイミングxを一意に推定する。推定の誤差
を小さくするには、xをはさむ2つの測定点xとx
k+1を選択するのが望ましい。
【0079】推定部303は、上述した方法により、所
定値交叉タイミングを算出する。周期推定器104は、
推定部303が算出した当該所定値交叉タイミングに基
づいて、被測定信号の周期を算出する。
【0080】図10は、周期推定器104が出力する瞬
時周期波形データの一例を示す。図10において、横軸
は時間を示し、縦軸は被測定信号の周期を示す。本例に
おいて、周期推定器104は、推定部303が算出した
被測定信号のゼロクロスタイミングに基づいて、被測定
信号の周期を算出し、図10に示すような瞬時周期波形
データを出力する。本例において周期推定器104は、
被測定信号のゼロクロス間の時間間隔Tを測定する。
【0081】本例において、周期推定器104は、ゼロ
クロスタイミングの差を所定の問隔で順次求める。ゼロ
クロスタイミングの時間差を求めるタイミングは、n周
期(n=0.5,1,2,3,…)である。n=0.5の場
合、周期推定器104は、被測定信号の立上り(又は立
下り)ゼロクロスタイミングから次の立下り(又は立上
り)ゼロクロスタイミングの時間差を求める。また、n
=1の場合、周期推定器104は、被測定信号の立上り
(又は立下り)からの次の立上り(又は立下り)ゼロク
ロスタイミングの問隔を求めることになる。本例におい
て、ジッタ検出器107は、周期推定器104が算出し
た瞬時周期波形データに基づいて、被測定信号の周期ジ
ッタを算出する。
【0082】周期ジッタJは、基本周期Tに対する周
期Tの相対的な揺らぎであり、 T=T+J (7) で表される。従って、RMS周期ジッタJRMSは、瞬
時周期T[n]の標準偏差に対応し、
【数3】 (8) で与えられる。ここで、Nは測定された瞬時周期データ
の標本数、T′は瞬時周期データの平均値である。ま
た、ピーク・ツゥ・ピーク周期ジッタJPPは、T
[n]の最大値と最小値の差であり、次式で表される。
【数4】 (9)
【0083】図11は、ヒストグラム生成装置110が
生成するヒストグラムの一例を示す。図11(a)は、
ヒストグラム生成装置110が生成するヒストグラムの
一例を示し、図11(b)に従来のタイムインターバル
アナライザが生成するヒストグラムの一例を示す。本発
明によるジッタ測定装置によれば、従来のタイムインタ
ーバルアナライザ法を用いたジッタ測定方法に比べ高速
にジッタを測定でき、且つ極めて良い精度でジッタを測
定できる。
【0084】図12は、サイクル・ツゥ・サイクル周期
ジッタ推定器105が算出するサイクル・ツゥ・サイク
ル周期ジッタの一例を示す。サイクル・ツゥ・サイクル
周期ジッタJCCは連続するサイクル間の周期変動であ
り、次式で表される。 JCC[k]=T[k+1]−T[k] (10) 従って、上記で測定された周期データのサイクル周期毎
の差分を取り、その標準偏差と、最大値と最小値の差を
計算することにより、次式によりサイクル・ツゥ・サイ
クル周期ジッタのRMS値JCC,RMSと、ピーク・
ツゥ・ピーク値J CC,PPを求めることができる。
【0085】
【数5】 (11)
【数6】 (12) ここで、Mは測定された瞬時周期の差分データの標本数
である。
【0086】図13に、本例におけるジッタ測定装置2
00によるジッタ測定結果と、従来のジッタ測定方法に
よるジッタ測定結果の一例を示す。図13において、従
来のタイムインターバルアナライザのフィールドは、従
来のタイムインターバルアナライザによるジッタ測定結
果を、本例のフィールドは、本例におけるジッタ測定装
置200によるジッタ測定結果を、従来の補間法のフィ
ールドは、従来のディジタルオシロスコープを用いた補
間法によるジッタ測定結果をそれぞれ示す。また、J
RMSは、周期ジッタの実効値を、JPPは、ジッタの
ピーク・ツゥ・ピーク値をそれぞれ示す。
【0087】ここで、測定される周期ジッタのピーク・
ツゥ・ピーク値JPPは、測定数(本例においては、被
測定信号のゼロクロス数)の対数の平方根にほぼ比例す
る。本例では、5000測定数程度においてはJPP
45psが正しい値である。図13において、JPP
誤差は45psを真値として算出した。
【0088】図13に示すように、本例におけるジッタ
測定装置200によれば、従来の補間法よりも、正確な
測定結果を得ることができる。
【0089】図14は、ジッタ測定装置200の構成の
他の例を示す。図14において、図2と同一の符号を付
したものは、図2に関連して説明したものと同一又は同
様の機能及び構成を有する。
【0090】本例におけるジッタ測定装置200は、図
2に関連して説明したジッタ測定装置200に比べ、波
形クリッパ901を更に備える。波形クリッパ901
は、被測定信号のうち、信号値が予め定められた第1の
閾値より大きい成分と、信号値が予め定められた第2の
閾値より小さい成分とを除去する。つまり、波形クリッ
パ901を備えることにより、被測定信号から振幅変調
成分を取り除き、ジッタ測定に必要な位相変調成分のみ
を残すことができる。本例において、波形クリッパ90
1は、ADC101がディジタル変換した被測定信号を
受け取り、帯域通過フィルタ102に、上述した所定の
成分を除去した被測定信号を供給する。
【0091】図15は、被測定信号と、波形クリッパ9
01が所定の成分を除去した被測定信号の一例を示す。
波形クリッパ901は、図15(a)に示すような被測
定信号を受け取る。波形クリッパ901は、受け取った
被測定信号の所定の成分を除去し、図15(b)に示す
ような被測定信号を出力する。
【0092】本例における波形クリッパ901は、被測
定信号の信号値に所定の係数を乗算し、信号の値を定数
倍する。次に、波形クリッパ901は、定数倍した信号
値のうち、予め定められた第1の閾値より大きい信号値
を、第1の閾値と置き換え、予め定められた第2の閾値
より小さい信号値を、第2の閾値と置き換える。本例に
おいて、第1の閾値は第2の閾値より大きい。上述した
処理により、図15(a)に示したような被測定信号か
ら、図15(b)に示したような被測定信号を得ること
ができる。
【0093】図15(a)に示した信号波形の包絡線が
変動しているため、図15(a)に示した被測定信号に
は、振幅変調成分有することがわかる。上述した処理に
より、図15(b)に示した、波形クリッパ901が出
力する被測定信号のように、包絡線が一定の値を示し、
振幅変調成分をほとんど有しない被測定信号を得ること
ができる。被測定信号の振幅変調成分を除去することに
より、ジッタ測定装置200は、被測定信号のジッタを
精度よく測定することができる。
【0094】図14に示したジッタ測定装置200の例
において、波形クリッパ901は、ADC101がディ
ジタル変換した被測定信号の振幅変調成分を除去し、振
幅変調成分を除去した被測定信号を帯域通過フィルタ1
02に供給した。他の例において波形クリッパ901
は、アナログ信号の被測定信号を受け取り、当該被測定
信号の振幅変調成分を除去し、ADC101に供給して
よい。この場合、ADC101は、ディジタル信号に変
換した被測定信号を帯域通過フィルタ102に供給す
る。
【0095】以上説明したジッタ測定装置200によれ
ば、基本周波数近傍に帯域制限された被測定信号から、
例えばゼロクロスタイミングといった所定値交叉タイミ
ングを求めているため被測定信号のジッタを精度よく求
めることができる。特に、帯域制限された信号の所定値
交叉タイミング付近を補間することにより、所定値交叉
タイミングを一層高精度に求めることができる従って、
ジッタを高い精度で求めることができる。
【0096】また、従来のディジタルオシロスコープを
用いた補間法によるジッタ測定に比べ、ジッタ測定の精
度を大幅に改善することができる。また、ADC101
として、高速のディジタイザ、ディジタルオシロスコー
プ等を用いることができ、タイムインターバルアナライ
ザに比べ、より高周波の信号を測定することができる。
また、従来のディジタルオシロスコープに、本例のジッ
タ測定装置200を容易に組み込むことができる。ま
た、補間法により所定値交叉タイミングの算出誤差を小
さくすることにより、ジッタの測定誤差を小さくするこ
とができる。また、本例におけるジッタ測定装置200
を備えた試験装置100によれば、電子デバイス30の
出力信号のジッタを精度よく且つ高速に測定することが
でき、電子デバイス30の良否を精度よく且つ高速に判
定することができる。
【0097】図16は、本発明に係るジッタ測定方法の
一例のフローチャートを示す。本例におけるジッタ測定
方法は、図2に関連して説明したジッタ測定装置200
を用いて行うのが好ましい。本例におけるジッタ測定方
法は、アナログディジタル変換ステップS201、帯域
通過フィルタステップS202、タイミング推定ステッ
プS203、周期推定ステップS204、及び周期ジッ
タ値算出ステップS205を備える。
【0098】アナログディジタル変換ステップS201
は、被測定信号をサンプリングし、ディジタル変換す
る。S201は、図2に関連して説明したADC101
を用いて行うのが好ましい。
【0099】帯域通過フィルタステップS202は、被
測定信号の所望の周波数成分を、被測定信号の帯域制限
信号として生成する。本例においてS202は、被測定
信号の高調波成分を除去し、被測定信号の基本周波数成
分とその近傍成分のみを有する帯域制限信号を生成す
る。本例において、S202は、S201においてディ
ジタル変換された被測定信号の所望の周波数成分を、被
測定信号の帯域制限信号として生成する。S202は、
図2に関連して説明した帯域通過フィルタ102を用い
て行うのが好ましい。
【0100】タイミング推定ステップS203は、当該
帯域制限信号に基づいて、被測定信号が所定の信号値を
示す所定値交叉タイミングを算出する。本例において、
S203は当該帯域制限信号に基づいて、被測定信号の
ゼロクロスタイミングを算出する。S203は、図2に
関連して説明したタイミング推定器103を用いて行う
のが好ましい。
【0101】周期推定ステップS204は、当該所定値
交叉タイミングに基づいて、被測定信号の周期を算出す
る。本例においてS204は、タイミング推定器103
が算出した、被測定信号のサイクル毎のゼロクロスタイ
ミングの差分を計算し、被測定信号の瞬時周期波形デー
タを算出する。S204は、図2に関連して説明した周
期推定器104を用いて行うのが好ましい。
【0102】周期ジッタ値算出ステップS205は、S
204において算出した被測定信号の周期に基づいて、
被測定信号の周期ジッタを算出する。本例においてS2
05は、S204において算出した瞬時周期波形データ
に基づいて、被測定信号の周期ジッタを算出する。S2
05は、図2に関連して説明したジッタ検出器107を
用いて行うのが好ましい。この場合、図2に関連して説
明したスイッチ106を、周期推定器104側に接続し
た状態で、ジッタ検出器107を用いて、被測定信号の
周期ジッタを算出する。
【0103】また、本例におけるジッタ測定方法は、被
測定信号のサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ波形デ
ータを推定するサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推
定ステップS206、及びサイクル・ツゥ・サイクル周
期ジッタの値を算出するサイクル・ツゥ・サイクル周期
ジッタ値算出ステップS207を更に備えることが好ま
しい。S206は、図2に関連して説明したサイクル・
ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器105を用いて行うの
が好ましい。
【0104】また、サイクル・ツゥ・サイクル周期ジッ
タ値算出ステップS207は、当該サイクル・ツゥ・サ
イクル周期ジッタ波形データに基づいて、被測定信号の
サイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタを算出することが
好ましい。この場合、図2に関連して説明したスイッチ
106を、サイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器
105側に接続した状態で、ジッタ検出器107を用い
て被測定信号のサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタを
算出する。
【0105】また、図2に関連して説明したジッタ測定
装置200を用いて、本例におけるジッタ測定方法を行
う場合、周期推定器104が出力した瞬時周期波形デー
タを、サイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器10
5を介してジッタ検出器107へ供給してもよい。また
スイッチ106を省略して周期推定器104をジッタ検
出器107に直接接続してもよい。この場合はサイクル
・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器105を省略しても
よい。また、スイッチ106を省略してサイクル・ツゥ
・サイクル周期ジッタ推定器105をジッタ検出器10
7に直接接続してもよい。
【0106】被測定信号の周期ジッタを求めるS205
において、ピーク・ツゥ・ピーク検出器108は式
(9)を用いて周期ジッタのピーク・ツゥ・ピーク値を
求め、実効値算出部109は式(8)を用いて周期ジッ
タの実効値を求め、ヒストグラム生成部110は瞬時周
期波形データからヒストグラムを求めるのが好ましい。
また、S205において実効値算出部109は、当該ヒ
ストグラムから実効値周期ジッタを求めてもよい。
【0107】また、サイクル・ツゥ・サイクル周期ジッ
タ値算出ステップS207において、ピーク値算出部1
08は式(12)を用いてサイクル・ツゥ・サイクル周
期ジッタのピーク・ツゥ・ピーク値を求め、実効値算出
部109は式(11)を用いてサイクル・ツゥ・サイク
ル周期ジッタの実効値を求め、ヒストグラム生成部11
0はサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ波形データか
らヒストグラムを求める。また、S207において実効
値算出部109は、当該ヒストグラムからサイクル・ツ
ゥ・サイクル周期ジッタの実効値を求めてもよい。
【0108】また、S203において、式(3)を用い
た多項式補間法や式(4)を用いた3次スプライン補間
法などにより所定値交叉タイミングを算出してもよい。
ゼロクロス付近の波形データを補間することによりタイ
ミングをより正確に推定するようにしてもよく、また式
(6)に示す逆線形補間法を用いてタイミングを推定し
てもよい。つまりタイミング推定器103を図5に示す
ように構成し、図19において後述する処理手順で所定
値交叉タイミングを推定してもよく、また所定値交叉タ
イミング近傍の2つの波形データから逆線形補間法によ
り式(6)を用いて、例えばゼロクロス・タイミングの
ような所定値交叉タイミングを推定してもよい。つまり
図2に関連して説明したタイミング推定器103は、帯
域通過フィルタ102により帯域制限された信号波形デ
ータにおけるゼロクロス近傍の波形データから逆線形補
間法によりゼロクロス・タイミングを推定する推定器で
あってもよい。
【0109】図17は、帯域通過フィルタステップS2
02の一例のフローチャートを示す。本例における帯域
通過フィルタステップS202は、周波数領域変換ステ
ップS601、帯域制限ステップS602、及び時間領
域変換ステップS603を有する。
【0110】周波数領域変換ステップS601は、被測
定信号を、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換
する。S601は、例えばFFT(高速フーリエ変換)
により、被測定信号を周波数領域の信号に変換する。S
601は、図3に関連して説明した周波数領域変換器5
01を用いて行うのが好ましい。
【0111】帯域制限ステップS602は、S601に
おいて周波数領域に変換された被測定信号のうち、所望
の周波数成分を取り出す。本例においてS602は、被
測定信号の基本周波数近傍の周波数成分を取り出す。S
602は、図3に関連して説明した帯域制限器502を
用いて行うのが好ましい。
【0112】時間領域変換ステップS603は、S60
2において取り出された、被測定信号の所望の周波数成
分を、周波数領域の信号から時間領域の信号に変換す
る。時間領域変換ステップS603は、例えば逆FFT
により、被測定信号の所望の周波数成分を、時間領域の
信号に変換する。時間領域変換ステップS603は、図
3に関連して説明した時間領域変換器503を用いて行
うのが好ましい。
【0113】図18は、帯域通過フィルタステップS2
02の他の例のフローチャートを示す。本例における帯
域通過フィルタステップS202は、データ格納ステッ
プS801、データ選択ステップS802、窓関数乗算
ステップS803、周波数領域変換ステップS804、
帯域制限ステップS805、時間領域変換ステップS8
06、逆数乗算ステップS807、格納データ判定ステ
ップS808、及び次データ選択ステップS809を備
える。
【0114】データ格納ステップS801は、前記被測
定信号を格納する。S801は、図4に関連して説明し
たバッファメモリ701を用いて行うのが好ましい。
【0115】データ選択ステップS802は、データ格
納ステップにおいて格納されたデータを順次取り出す。
S802は、図4に関連して説明したデータ選択器70
2を用いて行うのが好ましい。
【0116】窓関数乗算ステップS803は、データ選
択ステップにおいて選択されたデータに、所定の窓関数
を乗算し、所定の窓関数を乗算したデータを、周波数領
域変換ステップに、被測定信号として供給する。S80
3は、図4に関連して説明した窓関数乗算部703を用
いて行うのが好ましい。
【0117】周波数領域変換ステップS804、帯域制
限ステップS805、及び時間領域変換ステップS80
6は、図17に関連して説明した周波数領域変換ステッ
プS601、帯域制限ステップS602、及び時間領域
変換ステップS603と同一又は同様のステップであっ
てよい。
【0118】逆数乗算ステップS807は、時間領域変
換ステップにおいて時間領域の信号に変換された信号
に、窓関数の逆数を乗算する。S807は、図4に関連
して説明した振幅補正器707を用いて行うのが好まし
い。
【0119】次に、格納データ判定ステップS808で
データ格納ステップS801において格納した被測定信
号のデータがまだ格納されているかを判定する。本例に
おいて、S801は図4に関連して説明したバッファメ
モリ701を用いて行う。バッファメモリ701にデー
タが無い場合、帯域通過フィルタステップS202は終
了する。また、バッファメモリ701にデータが有る場
合、次データ選択ステップS809において次データを
選択する。次データ選択ステップS809では、図4に
関連して説明したデータ選択器702と同様の方法で、
バッファメモリ701から次データを選択して取り出
す。
【0120】以上説明したフローを、データ格納ステッ
プS801が格納したデータが無くなるまで行う。本例
における帯域通過フィルタステップS202によれば、
図4に関連して説明した帯域通過フィルタ102と同様
に、被測定信号のデータ量が多い場合であっても、被測
定信号の帯域制限を効率良く行うことができる。
【0121】図19は、タイミング算出ステップS20
3の他の例のフローチャートを示す。本例におけるタイ
ミング算出ステップS203は、波形データ補間ステッ
プS401、値検出ステップS402、及び推定ステッ
プS403を備える。
【0122】波形データ補間ステップS401は、帯域
制限信号が例えばゼロクロスタイミングなどの所定の信
号値をとるタイミングの近傍において、帯域制限信号に
データを補間する。波形データ補間ステップS401
は、帯域制限信号の値が当該所定の信号値をより大きい
値をとるタイミングのうち、当該所定の信号値をとるタ
イミングに最も近いタイミングにおける当該帯域制限信
号の値と、帯域制限信号の値が当該所定の信号値をより
小さい値をとるタイミングのうち、当該所定の信号値を
とるタイミングに最も近いタイミングにおける当該帯域
制限信号の値との間にデータを補間するのが好ましい。
例えば当該所定の信号値をとるタイミングをゼロクロス
タイミングをする場合、帯域制限信号において符号が変
化する2点間にデータを補間してよい。
【0123】また、波形データ補間ステップS401
は、多項式補間法等により帯域制限信号に対してデータ
を補間してもよい。波形データ補間ステップS401
は、図5に関連して説明した波形データ補間器301を
用いて行うのが好ましい。
【0124】値検出ステップS402は、S401にお
いて帯域制限信号に補間されたデータのうち、当該所定
の信号値近傍のデータを検出する。値検出ステップS4
02は、当該所定の信号値に最も近いデータを検出する
のが好ましい。値検出ステップS402は、図5に関連
して説明した値検出器302を用いて行うのが好まし
い。
【0125】推定ステップS303は、値検出ステップ
S402において検出された帯域制限信号のデータのタ
イミングを、所定値交叉タイミングとして算出する。S
403は、図5に関連して説明した推定部303と同一
又は同様の機能を有してよい。S403は、図5に関連
して説明した推定部303を用いて行うのが好ましい。
【0126】図20は、本発明に係るジッタ測定方法の
他の例のフローチャートを示す。本例におけるジッタ測
定方法は、図14に関連して説明したジッタ測定装置2
00と同一又は同様の機能を有する。また、本例におけ
るジッタ測定方法は、図16に関連して説明したジッタ
測定方法と比べ、波形クリッパステップS1001を更
に有する。図20において、図16に関連して説明した
ジッタ測定方法と同一の符号を付したステップは、図1
6に関連して説明したジッタ測定方法と同一又は同様の
ステップである。
【0127】波形クリッパステップS1001は、被測
定信号のうち、信号値が予め定められた第1の閾値より
大きい成分と、信号値が予め定められた第2の閾値より
小さい成分とを除去する。S1001は、図14に関連
して説明した波形クリッパ1001を用いて行うのが好
ましい。
【0128】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または
改良を加えることができる。そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ること
が、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0129】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
係るジッタ測定装置、及びジッタ測定方法によれば、被
測定信号のジッタを精度よく且つ高速に測定することが
できる。また、本発明に係る試験装置によれば、被試験
デバイスを精度よく且つ高速に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る試験装置100の構成の一例を
示す。
【図2】 ジッタ測定装置200の構成の一例を示す。
【図3】 帯域通過フィルタ102の構成の一例を示
す。
【図4】 帯域通過フィルタ102の構成の他の例を示
す。
【図5】 タイミング推定器103の構成の一例を示
す。
【図6】 被測定信号及び帯域制限信号の一例を示す。
【図7】 被測定信号の一例の拡大図及びスペクトラム
分布を示す。
【図8】 図7に示した被測定信号の帯域制限信号の一
例を示す。
【図9】 波形データ補間器301におけるデータ補間
方法の例、及び推定部303におけるタイミング算出方
法を示す。
【図10】 周期推定器104が出力する瞬時周期波形
データの一例を示す。
【図11】 ヒストグラム生成装置110が生成するヒ
ストグラムの一例を示す。
【図12】 サイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定
器105が算出するサイクル間ジッタを示す。
【図13】 本例におけるジッタ測定装置200による
ジッタ測定結果と、従来のジッタ測定方法によるジッタ
測定結果の一例を示す。
【図14】 ジッタ測定装置200の構成の他の例を示
す。
【図15】 被測定信号と、波形クリッパ901が所定
の成分を除去した被測定信号の例を示す。
【図16】 本発明に係るジッタ測定方法の一例のフロ
ーチャートを示す。
【図17】 帯域通過フィルタステップS202の一例
のフローチャートを示す。
【図18】 帯域通過フィルタステップS202の他の
例のフローチャートを示す。
【図19】 タイミング推定ステップS203の一例の
フローチャートを示す。
【図20】 本発明に係るジッタ測定方法の他の例のフ
ローチャートを示す。
【図21】 タイムインターバルアナライザ12を用い
た、被測定信号のジッタの測定を示す。
【図22】 ヒストグラム解析の解析結果の一例を示
す。
【図23】 ディジタルオシロスコープ14を用いた、
被測定信号のジッタの測定方法を示す。
【図24】 従来の方法におけるディジタルオシロスコ
ープ14の構成を示す。
【図25】 被測定信号の例を示す。
【図26】 図25に示した被測定信号のジッタ算出結
果を示す。
【図27】 従来のタイムインターバルアナライザ法に
よるジッタ測定結果を示す。
【図28】 従来の補間法によるジッタ測定結果を示
す。
【符号の説明】
10 パターン発生器 20 波
形整形部 30 電子デバイス 40 判
定部 100 試験装置 101 A
DC 102 帯域通過フィルタ 103 タ
イミング推定器 104 周期推定器 105 サイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器 106 スイッチ 107 ジ
ッタ検出器 108 ピーク値算出部 109 実
効値算出部 110 ヒストグラム生成部 200 ジ
ッタ測定装置 301 波形データ補間器 302 値
検出器 303 推定部 501 周
波数領域変換器 502 帯域制限器 503 時
間領域変換器 701 バッファメモリ 702 デ
ータ選択器 703 窓関数乗算部 707 振
幅補正器 901 波形クリッパ
フロントページの続き (72)発明者 ソーマ マニ 98177−4611 アメリカ合衆国 ワシント ン州 シアトル 12043 イレブンス ア ベニューエヌ、ダブリュー

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定信号のジッタを測定するジッタ測
    定装置であって、 前記被測定信号を受け取り、前記被測定信号の所望の周
    波数成分を、前記被測定信号の帯域制限信号として出力
    する帯域通過フィルタと、 前記帯域制限信号を受け取り、前記帯域制限信号に基づ
    いて、前記被測定信号が所定の信号値を示す所定値交叉
    タイミングを算出するタイミング推定器と、 前記所定値交叉タイミングに基づいて、前記被測定信号
    の周期を算出する周期推定器と、 前記周期推定器が算出した前記被測定信号の周期に基づ
    いて、前記被測定信号のジッタを算出するジッタ検出器
    とを備えることを特徴とするジッタ測定装置。
  2. 【請求項2】 前記周期推定器は、前記被測定信号の周
    期毎に、前記被測定信号の前記周期を算出することを特
    徴とする請求項1に記載のジッタ測定装置。
  3. 【請求項3】 前記周期推定器が算出した前記被測定信
    号の周期に基づいて、前記被測定信号の所定の周期と、
    前記被測定信号の前記所定の周期の前の周期との差分を
    算出し、算出した前記差分を前記ジッタ検出器に供給す
    るサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器を更に備
    え、 前記ジッタ検出器は、前記サイクル・ツゥ・サイクル周
    期ジッタ推定器が算出した前記差分に基づいて、前記被
    測定信号のジッタを算出することを特徴とする請求項2
    に記載のジッタ測定装置。
  4. 【請求項4】 前記タイミング推定器は、前記被測定信
    号が略零を示すゼロクロスタイミングを、前記所定値交
    叉タイミングとして算出することを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載のジッタ測定装置。
  5. 【請求項5】 前記帯域通過フィルタは、前記被測定信
    号の基本周波数を含む所定の周波数帯域における周波数
    成分を、前記被測定信号の前記帯域制限信号として出力
    することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    のジッタ測定装置。
  6. 【請求項6】 前記帯域通過フィルタは、前記被測定信
    号の前記基本周波数と略等しい周波数成分を、前記被測
    定信号の前記帯域制限信号として出力することを特徴と
    する請求項5に記載のジッタ測定装置。
  7. 【請求項7】 前記被測定信号を受け取り、受け取った
    前記被測定信号をディジタル変換し、ディジタル変換し
    た前記被測定信号を、前記帯域通過フィルタに供給する
    アナログディジタルコンバータを更に備えることを特徴
    とする請求項1から6のいずれかに記載のジッタ測定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記帯域制限信号を受け取り、受け取っ
    た前記帯域制限信号をディジタル変換し、ディジタル変
    換した前記帯域制限信号を前記タイミング推定器に供給
    するアナログディジタルコンバータを更に備えることを
    特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のジッタ測
    定装置。
  9. 【請求項9】 前記タイミング推定器は、 ディジタル信号である前記帯域制限信号を受け取り、前
    記所定の信号値近傍において、前記帯域制限信号に対し
    てデータを補間する波形データ補間器と、 データが補間された前記帯域制限信号を受け取り、補間
    された前記帯域制限信号の前記データのうち、前記所定
    の信号値に最も近いデータを検出する値検出器と、 前記値検出器が検出した前記データのタイミングを、前
    記所定値交叉タイミングとして算出する推定部とを有す
    ることを特徴とする請求項7又は8に記載のジッタ測定
    装置。
  10. 【請求項10】 前記波形データ補間器は、前記帯域制
    限信号の値が前記所定の信号値をより大きい値をとるタ
    イミングのうち、前記所定の信号値をとるタイミングに
    最も近いタイミングにおける前記帯域制限信号の値と、
    前記帯域制限信号の値が前記所定の信号値より小さい値
    をとるタイミングのうち、前記所定の信号値をとるタイ
    ミングに最も近いタイミングにおける前記帯域制限信号
    の値との間にデータを補間することを特徴とする請求項
    9に記載のジッタ測定装置。
  11. 【請求項11】 前記波形データ補間器は、多項式補間
    法により、前記帯域制限信号に対して前記データを補間
    することを特徴とする請求項9又は10に記載のジッタ
    測定装置。
  12. 【請求項12】 前記帯域通過フィルタは、 前記被測定信号を、時間領域の信号から周波数領域の信
    号に変換する周波数領域変換器と、 前記周波数領域変換器が前記周波数領域に変換した前記
    被測定信号のうち、前記所望の周波数成分を取り出す帯
    域制限器と、 前記帯域制限器が取り出した、前記被測定信号の前記所
    望の周波数成分を、周波数領域の信号から時間領域の信
    号に変換する時間領域変換器とを有することを特徴とす
    る請求項1から11のいずれかに記載のジッタ測定装
    置。
  13. 【請求項13】 前記帯域通過フィルタは、 前記被測定信号を格納するメモリと、 前記メモリが格納したデータを順次取り出すデータ選択
    部と、 前記データ選択部が選択したデータに、所定の窓関数を
    乗算し、前記所定の窓関数を乗算したデータを、前記周
    波数領域変換器に、前記被測定信号として供給する窓関
    数乗算部と、 前記時間領域変換器が時間領域の信号に変換した信号
    に、前記窓関数の逆数を乗算する振幅補正器とを更に有
    することを特徴とする請求項12に記載のジッタ測定装
    置。
  14. 【請求項14】 前記被測定信号のうち、信号値が予め
    定められた第1の閾値より大きい成分と、信号値が予め
    定められた第2の閾値より小さい成分とをクリップする
    波形クリッパを更に備えたことを特徴とする請求項1か
    ら13のいずれかに記載のジッタ測定装置。
  15. 【請求項15】 前記タイミング推定器は、逆線形補間
    法により前記所定値交叉タイミングを算出することを特
    徴とする請求項1から14のいずれかに記載のジッタ測
    定装置。
  16. 【請求項16】 前記ジッタ検出器は、前記周期推定器
    が算出した前記被測定信号の周期の最大値及び最小値に
    基づいて、前記被測定信号のジッタのピーク値を算出す
    るピーク値算出部を有することを特徴とする請求項1か
    ら15のいずれかに記載のジッタ測定装置。
  17. 【請求項17】 前記ジッタ検出器は、前記周期推定器
    が算出した前記被測定信号の周期に基づいて、前記被測
    定信号のジッタの実効値を算出する実効値算出部を有す
    ることを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載
    のジッタ測定装置。
  18. 【請求項18】 前記ジッタ検出器は、前記周期推定器
    が算出した前記被測定信号の周期に基づいて、前記被測
    定信号のジッタのヒストグラムを生成するヒストグラム
    生成部を有することを特徴とする請求項1から17のい
    ずれかに記載のジッタ測定装置。
  19. 【請求項19】 前記周期推定器が算出した前記被測定
    信号の周期に基づいて、前記被測定信号の所定の周期
    と、前記被測定信号の前記所定の周期の前の周期との差
    分を算出し、算出した前記差分を前記ジッタ検出器に供
    給するサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器を更
    に備え、 前記ジッタ検出器は、前記サイクル・ツゥ・サイクル周
    期ジッタ推定器が算出した前記差分の最大値及び最小値
    に基づいて、前記被測定信号のサイクル・ツゥ・サイク
    ル周期ジッタのピーク値を算出するピーク値算出部を有
    することを特徴とする請求項1から18のいずれかに記
    載のジッタ測定装置。
  20. 【請求項20】 前記周期推定器が算出した前記被測定
    信号の周期に基づいて、前記被測定信号の所定の周期
    と、前記被測定信号の前記所定の周期の前の周期との差
    分を算出し、算出した前記差分を前記ジッタ検出器に供
    給するサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器を更
    に備え、 前記ジッタ検出器は、前記サイクル・ツゥ・サイクル周
    期ジッタ推定器が算出した前記差分に基づいて、前記被
    測定信号のサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタの実効
    値を算出する実効値算出部を有することを特徴とする請
    求項1から19のいずれかに記載のジッタ測定装置。
  21. 【請求項21】 前記周期推定器が算出した前記被測定
    信号の周期に基づいて、前記被測定信号の所定の周期
    と、前記被測定信号の前記所定の周期の前の周期との差
    分を算出し、算出した前記差分を前記ジッタ検出器に供
    給するサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタ推定器を更
    に備え、 前記ジッタ検出器は、前記サイクル・ツゥ・サイクル周
    期ジッタ推定器が算出した前記差分に基づいて、前記被
    測定信号のサイクル・ツゥ・サイクル周期ジッタのヒス
    トグラムを生成するヒストグラム生成部を有することを
    特徴とする請求項1から20のいずれかに記載のジッタ
    測定装置。
  22. 【請求項22】 電子デバイスを試験する試験装置であ
    って、 前記電子デバイスを試験するための試験パターンを生成
    するパターン発生部と、 前記試験パターンを整形し、整形した前記試験パターン
    を前記電子デバイスに供給する波形整形部と、 前記試験パターンに基づいて、前記電子デバイスが出力
    する出力信号のジッタを測定するジッタ測定装置と、 前記ジッタ測定装置が測定した前記出力信号のジッタに
    基づいて、前記電子デバイスの良否を判定する判定部と
    を備え、 前記ジッタ測定装置は、 前記出力信号を受け取り、前記出力信号の所望の周波数
    成分を、前記出力信号の帯域制限信号として出力する帯
    域通過フィルタと、 前記帯域制限信号を受け取り、前記帯域制限信号に基づ
    いて、前記出力信号が所定の信号値を示す所定値交叉タ
    イミングを算出するタイミング推定器と、 前記所定値交叉タイミングに基づいて、前記出力信号の
    周期を算出する周期推定器と、 前記周期推定器が算出した前記出力信号の周期に基づい
    て、前記出力信号のジッタを算出するジッタ検出器とを
    有することを特徴とする試験装置。
  23. 【請求項23】 被測定信号のジッタを測定するジッタ
    測定方法であって、 前記被測定信号の所望の周波数成分を、前記被測定信号
    の帯域制限信号として生成する帯域通過フィルタステッ
    プと、 前記帯域制限信号に基づいて、前記被測定信号が所定の
    信号値を示す所定値交叉タイミングを算出するタイミン
    グ推定ステップと、 前記所定値交叉タイミングに基づいて、前記被測定信号
    の周期を算出する周期推定ステップと、 前記周期推定ステップにおいて算出した前記被測定信号
    の周期に基づいて、前記被測定信号のジッタを算出する
    ジッタ検出ステップとを備えることを特徴とするジッタ
    測定方法。
  24. 【請求項24】 前記周期推定ステップは、前記被測定
    信号の周期毎に、前記被測定信号の周期を算出すること
    を特徴とする請求項23に記載のジッタ測定方法。
  25. 【請求項25】 前記周期推定ステップにおいて算出し
    た前記被測定信号の周期に基づいて、前記被測定信号の
    所定の周期と、前記被測定信号の前記所定の周期の前の
    周期との差分を算出するサイクル・ツゥ・サイクル周期
    ジッタ推定ステップを更に有し、 前記ジッタ検出ステップは、前記サイクル・ツゥ・サイ
    クル周期ジッタ推定ステップにおいて算出した前記差分
    に基づいて、前記被測定信号のジッタを算出することを
    特徴とする請求項24に記載のジッタ算出方法。
  26. 【請求項26】 前記タイミング推定ステップは、前記
    被測定信号が略零を示すゼロクロスタイミングを、前記
    所定値交叉タイミングとして算出することを特徴とする
    請求項23から25のいずれかに記載のジッタ測定方
    法。
  27. 【請求項27】 前記帯域通過フィルタステップは、前
    記被測定信号の基本周波数を含む所定の周波数帯域にお
    ける周波数成分を、前記被測定信号の前記帯域制限信号
    として生成することを特徴とする請求項23から26の
    いずれかに記載のジッタ測定方法。
  28. 【請求項28】 前記帯域通過フィルタステップは、前
    記被測定信号の前記基本周波数と略等しい周波数成分
    を、前記被測定信号の前記帯域制限信号として生成する
    ことを特徴とする請求項27に記載のジッタ測定方法。
  29. 【請求項29】 前記被測定信号を受け取り、受け取っ
    た前記被測定信号をディジタル変換するアナログディジ
    タル変換ステップを更に備え、 前記帯域通過フィルタステップは、アナログディジタル
    変換ステップにおいてディジタル変換された前記被測定
    信号の所望の周波数成分を、前記被測定信号の帯域制限
    信号として生成することを特徴とする請求項23から2
    8のいずれかに記載のジッタ測定方法。
  30. 【請求項30】 前記帯域制限信号をディジタル変換す
    るアナログディジタル変換ステップを更に備え、 前記タイミング推定ステップは、前記アナログディジタ
    ル変換ステップにおいてディジタル変換された前記帯域
    制限信号に基づいて、前記被測定信号が所定の信号値を
    示す所定値交叉タイミングを算出することを特徴とする
    請求項23から29のいずれかに記載のジッタ測定方
    法。
  31. 【請求項31】 前記タイミング推定ステップは、 前記所定の信号値近傍において、ディジタル信号である
    前記帯域制限信号に対してデータを補間する波形データ
    補間ステップと、 前記データ補間された前記帯域制限信号のデータのう
    ち、前記所定の信号値に最も近いデータを検出する値検
    出ステップと、 前記値検出ステップにおいて検出されたデータのタイミ
    ングを、前記所定値交叉タイミングとして算出する算出
    ステップとを有することを特徴とする請求項29又は3
    0に記載のジッタ測定方法。
  32. 【請求項32】 前記波形データ補間ステップは、前記
    帯域制限信号の値が前記所定の信号値より大きい値をと
    るタイミングのうち、前記所定の信号値をとるタイミン
    グに最も近いタイミングにおける前記帯域制限信号の値
    と、前記帯域制限信号の値が前記所定の信号値をより小
    さい値をとるタイミングのうち、前記所定の信号値をと
    るタイミングに最も近いタイミングにおける前記帯域制
    限信号の値との間にデータを補間することを特徴とする
    請求項31に記載のジッタ測定方法。
  33. 【請求項33】 前記波形データ補間ステップは、多項
    式補間法により、前記帯域制限信号に対して前記データ
    を補間することを特徴とする請求項31又は32に記載
    のジッタ測定装置。
  34. 【請求項34】 前記帯域通過フィルタステップは、 前記被測定信号を、時間領域の信号から周波数領域の信
    号に変換する周波数領域変換ステップと、 前記周波数領域変換ステップにおいて前記周波数領域に
    変換された前記被測定信号のうち、前記所望の周波数成
    分を取り出す帯域制限ステップと、 前記帯域制限ステップにおいて取り出された、前記被測
    定信号の前記所望の周波数成分を、周波数領域の信号か
    ら時間領域の信号に変換する時間領域変換ステップとを
    有することを特徴とする請求項23から33のいずれか
    に記載のジッタ測定方法。
  35. 【請求項35】 前記帯域通過フィルタステップは、 前記被測定信号を格納するデータ格納ステップと、 前記データ格納ステップにおいて格納されたデータを順
    次取り出すデータ選択ステップと、 前記データ選択ステップにおいて選択されたデータに、
    所定の窓関数を乗算し、前記所定の窓関数を乗算したデ
    ータを、前記周波数領域変換ステップに、前記被測定信
    号として供給する窓関数乗算ステップと、 前記時間領域変換ステップにおいて時間領域の信号に変
    換された信号に、前記窓関数の逆数を乗算する逆数乗算
    ステップとを更に有することを特徴とする請求項34に
    記載のジッタ測定方法。
  36. 【請求項36】 前記被測定信号のうち、信号値が予め
    定められた第1の閾値より大きい成分と、信号値が予め
    定められた第2の閾値より小さい成分とを除去する波形
    クリッパステップを更に備えたことを特徴とする請求項
    23から35のいずれかに記載のジッタ測定方法。
  37. 【請求項37】 前記タイミング推定ステップは、逆線
    形補間法により前記所定値交叉タイミングを算出するこ
    とを特徴とする請求項23から36のいずれかに記載の
    ジッタ測定方法。
  38. 【請求項38】 前記ジッタ検出ステップは、前記周期
    推定ステップにおいて算出された前記被測定信号の周期
    の最大値及び最小値に基づいて、前記被測定信号のジッ
    タのピーク値を算出するピーク値算出ステップを有する
    ことを特徴とする請求項23から37のいずれかに記載
    のジッタ測定方法。
  39. 【請求項39】 前記ジッタ検出ステップは、前記周期
    推定ステップにおいて算出された前記被測定信号の周期
    に基づいて、前記被測定信号のジッタの実効値を算出す
    る実効値算出ステップを有することを特徴とする請求項
    23から38のいずれかに記載のジッタ測定方法。
  40. 【請求項40】 前記ジッタ検出ステップは、前記周期
    推定ステップにおいて算出した前記被測定信号の周期に
    基づいて、前記被測定信号のジッタのヒストグラムを生
    成するヒストグラム生成ステップを有することを特徴と
    する請求項23から39のいずれかに記載のジッタ測定
    方法。
  41. 【請求項41】 前記周期推定ステップにおいて算出し
    た前記被測定信号の周期に基づいて、前記被測定信号の
    所定の周期と、前記被測定信号の前記所定の周期の前の
    周期との差分を算出するサイクル・ツゥ・サイクル周期
    ジッタ推定ステップを更に有し、 前記ジッタ検出ステップは、前記サイクル・ツゥ・サイ
    クル周期ジッタ推定ステップにおいて算出された前記差
    分の最大値及び最小値に基づいて、前記被測定信号のサ
    イクル・ツゥ・サイクル周期ジッタのピーク値を算出す
    るピーク値算出ステップを有することを特徴とする請求
    項23から40のいずれかに記載のジッタ測定方法。
  42. 【請求項42】 前記周期推定ステップにおいて算出し
    た前記被測定信号の周期に基づいて、前記被測定信号の
    所定の周期と、前記被測定信号の前記所定の周期の前の
    周期との差分を算出するサイクル・ツゥ・サイクル周期
    ジッタ推定ステップを更に有し、 前記ジッタ検出ステップは、前記サイクル・ツゥ・サイ
    クル周期ジッタ推定ステップにおいて算出された前記差
    分に基づいて、前記被測定信号のサイクル・ツゥ・サイ
    クル周期ジッタの実効値を算出する実効値算出ステップ
    を有することを特徴とする請求項23から41のいずれ
    かに記載のジッタ測定方法。
  43. 【請求項43】 前記周期推定ステップにおいて算出し
    た前記被測定信号の周期に基づいて、前記被測定信号の
    所定の周期と、前記被測定信号の前記所定の周期の前の
    周期との差分を算出するサイクル・ツゥ・サイクル周期
    ジッタ推定ステップを更に有し、 前記ジッタ検出ステップは、前記サイクル・ツゥ・サイ
    クル周期推定ステップにおいて算出した前記差分に基づ
    いて、前記被測定信号のサイクル・ツゥ・サイクル周期
    ジッタのヒストグラムを生成するヒストグラム生成ステ
    ップを有することを特徴とする請求項23から42のい
    ずれかに記載のジッタ測定方法。
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