JP2002106754A - 配管用ポリオレフィン系パイプ - Google Patents
配管用ポリオレフィン系パイプInfo
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- JP2002106754A JP2002106754A JP2000305412A JP2000305412A JP2002106754A JP 2002106754 A JP2002106754 A JP 2002106754A JP 2000305412 A JP2000305412 A JP 2000305412A JP 2000305412 A JP2000305412 A JP 2000305412A JP 2002106754 A JP2002106754 A JP 2002106754A
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- Japan
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- pipe
- heat
- piping
- polyolefin
- polyolefinic
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- Pending
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Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エレクトロフュージョン継手を用いて熱融着
によってポリオレフィン系パイプを接合して配管施工す
る際に、好適に使用できる配管用ポリオレフィン系パイ
プを提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系パイプ（１）の外面が
耐候性熱収縮チューブ（１１）で被覆された配管用ポリ
オレフィン系パイプ。
によってポリオレフィン系パイプを接合して配管施工す
る際に、好適に使用できる配管用ポリオレフィン系パイ
プを提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系パイプ（１）の外面が
耐候性熱収縮チューブ（１１）で被覆された配管用ポリ
オレフィン系パイプ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレンパイ
プ或いはポリブテンパイプ等のポリオレフィン系パイプ
をエレクトロフュージョン継手にて熱融着接合する際に
好適に使用できる配管用ポリオレフィン系パイプに関す
る。
プ或いはポリブテンパイプ等のポリオレフィン系パイプ
をエレクトロフュージョン継手にて熱融着接合する際に
好適に使用できる配管用ポリオレフィン系パイプに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ポリエチレンパイプ同士等をエレ
クトロフュージョン継手を介して熱融着接合して配管施
工する場合には、例えば図３に示す接合工程によるのが
一般的な接合施工方法であった。即ち、図３において１
はポリエチレンパイプであり、当該パイプ１の端部外周
の表面Ｘ部の表皮を、予めスクレーパ等で削ぎ落として
その表面を覆っている酸化皮膜を除去する。次いで、エ
レクトロフュージョン継手２の両端面より、当該継手２
の内周面に設けられたストッパ２１の位置まで上記酸化
皮膜の除去処理されたパイプ１を挿入する。最後に、エ
レクトロフュージョン継手２の内周面に埋め込まれてい
る電熱線２２に電熱端子２３より通電して、当該継手２
の内周面及び挿入されたパイプ１の外周面を加熱して両
者を溶融接合して接合作業を行っていた。
クトロフュージョン継手を介して熱融着接合して配管施
工する場合には、例えば図３に示す接合工程によるのが
一般的な接合施工方法であった。即ち、図３において１
はポリエチレンパイプであり、当該パイプ１の端部外周
の表面Ｘ部の表皮を、予めスクレーパ等で削ぎ落として
その表面を覆っている酸化皮膜を除去する。次いで、エ
レクトロフュージョン継手２の両端面より、当該継手２
の内周面に設けられたストッパ２１の位置まで上記酸化
皮膜の除去処理されたパイプ１を挿入する。最後に、エ
レクトロフュージョン継手２の内周面に埋め込まれてい
る電熱線２２に電熱端子２３より通電して、当該継手２
の内周面及び挿入されたパイプ１の外周面を加熱して両
者を溶融接合して接合作業を行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来溶融接合方
法においては、ポリエチレンパイプ１の端部外周の表面
Ｘ部の表皮に存在する酸化皮膜を完全に、しかも均一厚
さに削ぎ落とす除去処理工程に手間と熟練を要してい
た。また、ポリオレフィン系パイプ１は耐候性に欠ける
ので屋外での使用が禁止されており使用場所が限定され
るという問題があった。
法においては、ポリエチレンパイプ１の端部外周の表面
Ｘ部の表皮に存在する酸化皮膜を完全に、しかも均一厚
さに削ぎ落とす除去処理工程に手間と熟練を要してい
た。また、ポリオレフィン系パイプ１は耐候性に欠ける
ので屋外での使用が禁止されており使用場所が限定され
るという問題があった。
【０００４】
【課題を解決する手段】本発明は、上記問題を解決した
配管用ポリオレフィン系パイプを提供しようとするもの
であり、その要旨は、（１）ポリオレフィン系パイプの
外面が耐候性熱収縮チューブで被覆された配管用ポリオ
レフィン系パイプである。 （２）耐候性熱収縮チューブは、耐候性剤を含有した熱
可塑性樹脂原料よりなる上記（１）の配管用ポリオレフ
ィン系パイプである。 （３）耐候性熱収縮チューブは、カーボンブラックを含
有した熱可塑性樹脂原料よりなる上記（１）の配管用ポ
リオレフィン系パイプである。
配管用ポリオレフィン系パイプを提供しようとするもの
であり、その要旨は、（１）ポリオレフィン系パイプの
外面が耐候性熱収縮チューブで被覆された配管用ポリオ
レフィン系パイプである。 （２）耐候性熱収縮チューブは、耐候性剤を含有した熱
可塑性樹脂原料よりなる上記（１）の配管用ポリオレフ
ィン系パイプである。 （３）耐候性熱収縮チューブは、カーボンブラックを含
有した熱可塑性樹脂原料よりなる上記（１）の配管用ポ
リオレフィン系パイプである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳しく説明する。図１の（Ａ）及び（Ｂ）は本発明の
配管用ポリオレフィン系パイプの製造工程図、図２は本
発明の配管用ポリオレフィン系パイプをエレクトロフュ
ージョン継手に接合する接合工程図である。
て詳しく説明する。図１の（Ａ）及び（Ｂ）は本発明の
配管用ポリオレフィン系パイプの製造工程図、図２は本
発明の配管用ポリオレフィン系パイプをエレクトロフュ
ージョン継手に接合する接合工程図である。
【０００６】図１の（Ａ）において、１はポリエチレン
樹脂或いはポリブテン樹脂等のポリオレフィン系樹脂よ
りなるパイプである。１１は上記パイプ１の外面を被覆
する耐候性熱収縮チューブであり、当該チューブ１１は
ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド
樹脂等の熱可塑性樹脂に、耐候性剤或いはカーボンブラ
ックを含有した樹脂原料等を使用することにより耐候性
が付与されたチューブが得られ、そのチューブ肉厚は
０．５〜１．０ｍｍ程度が適当である。
樹脂或いはポリブテン樹脂等のポリオレフィン系樹脂よ
りなるパイプである。１１は上記パイプ１の外面を被覆
する耐候性熱収縮チューブであり、当該チューブ１１は
ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド
樹脂等の熱可塑性樹脂に、耐候性剤或いはカーボンブラ
ックを含有した樹脂原料等を使用することにより耐候性
が付与されたチューブが得られ、そのチューブ肉厚は
０．５〜１．０ｍｍ程度が適当である。
【０００７】また、上記耐候性剤としては、ヒンダート
アミン系光安定剤（ＨＡＬＳ）やベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤等を挙げることができる。当該耐候性剤の
外に更にフェノール系酸化防止剤やリン酸系酸化防止剤
等の耐熱性剤を添加した樹脂原料を使用することによ
り、耐候熱収縮チューブに耐熱性も付与することが出来
る。
アミン系光安定剤（ＨＡＬＳ）やベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤等を挙げることができる。当該耐候性剤の
外に更にフェノール系酸化防止剤やリン酸系酸化防止剤
等の耐熱性剤を添加した樹脂原料を使用することによ
り、耐候熱収縮チューブに耐熱性も付与することが出来
る。
【０００８】図１の（Ａ）に示す様に、耐候性熱収縮チ
ューブ１１内にポリオレフィン系パイプ１を挿入した状
態で、当該熱収縮チューブ１１の外面より加熱すると熱
収縮が発現する。その結果、図１の（Ｂ）の示す如く、
パイプ１の外面は熱収縮チューブ１１によって緊密に被
覆された本発明の配管用ポリオレフィン系パイプが製造
される。したがって、ポリオレフィン系パイプ１自身の
外面は直接外部に曝されていないので作り置きして時間
が経過しても、その外面には酸化皮膜が発生しない。
ューブ１１内にポリオレフィン系パイプ１を挿入した状
態で、当該熱収縮チューブ１１の外面より加熱すると熱
収縮が発現する。その結果、図１の（Ｂ）の示す如く、
パイプ１の外面は熱収縮チューブ１１によって緊密に被
覆された本発明の配管用ポリオレフィン系パイプが製造
される。したがって、ポリオレフィン系パイプ１自身の
外面は直接外部に曝されていないので作り置きして時間
が経過しても、その外面には酸化皮膜が発生しない。
【０００９】次に図２に基づいて、本発明の配管用ポリ
オレフィン系パイプをエレクトロフュージョン継手２に
接合する手順を説明する。先ず、パイプ１の外面を覆っ
ている熱収縮チューブ１１を管端からＸ寸法の位置に鋭
利な刃等によって薄く円周方向に筋を付けると共にＸ部
の軸方向にも筋を複数本付けた後、二点鎖線で示した部
分の当該チューブ１１を剥ぎ取って除去することによ
り、この部分のパイプ１の外面を露出させる。次いでエ
レクトロフュージョン継手２両端面より、当該継手の内
周面に設けられたストッパ２１までパイプ１のＸ部分を
挿入する。最後に、エレクトロフュージョン継手２の内
周面に埋め込まれている電熱線２２に電熱端子２３より
通電して、当該継手２の内周面及び挿入されたパイプ１
の外周面を加熱して両者を溶融接合して接合作業を完了
する。
オレフィン系パイプをエレクトロフュージョン継手２に
接合する手順を説明する。先ず、パイプ１の外面を覆っ
ている熱収縮チューブ１１を管端からＸ寸法の位置に鋭
利な刃等によって薄く円周方向に筋を付けると共にＸ部
の軸方向にも筋を複数本付けた後、二点鎖線で示した部
分の当該チューブ１１を剥ぎ取って除去することによ
り、この部分のパイプ１の外面を露出させる。次いでエ
レクトロフュージョン継手２両端面より、当該継手の内
周面に設けられたストッパ２１までパイプ１のＸ部分を
挿入する。最後に、エレクトロフュージョン継手２の内
周面に埋め込まれている電熱線２２に電熱端子２３より
通電して、当該継手２の内周面及び挿入されたパイプ１
の外周面を加熱して両者を溶融接合して接合作業を完了
する。
【００１０】上記の耐候性熱収縮チューブ１１の剥ぎ取
り除去作業は、単に当該チューブに筋付け等の簡単な作
業だけでパイプ１の外表面からチューブを必要な部分だ
け容易に分離させることができる。
り除去作業は、単に当該チューブに筋付け等の簡単な作
業だけでパイプ１の外表面からチューブを必要な部分だ
け容易に分離させることができる。
【００１１】
【発明の効果】本発明の配管用ポリオレフィン系パイプ
は、ポリオレフィン系パイプの外表面に耐候性熱収縮チ
ューブを被覆したものであり、これによって本来的に耐
候性に欠けるポリオレフィン系パイプでも耐候性が増す
ので屋外でも十分使用することが可能となり使用場所の
限定が解消され、更に耐候性熱収縮チューブの被覆によ
りポリオレフィン系パイプの外表面が直接外部に露出し
ないので、作り置きしてもその外表面に酸化皮膜が発生
しない。したがって、エレクトロフュージョン継手を用
いて熱融着接合する際に、耐候性熱収縮チューブを必要
な部分だけ剥ぎ取って酸化皮膜が発生してないポリオレ
フィン系パイプの外周を露出させ、この部分を当該継手
内に挿入して強固に熱融着をすることができて一石二鳥
の効果がある。
は、ポリオレフィン系パイプの外表面に耐候性熱収縮チ
ューブを被覆したものであり、これによって本来的に耐
候性に欠けるポリオレフィン系パイプでも耐候性が増す
ので屋外でも十分使用することが可能となり使用場所の
限定が解消され、更に耐候性熱収縮チューブの被覆によ
りポリオレフィン系パイプの外表面が直接外部に露出し
ないので、作り置きしてもその外表面に酸化皮膜が発生
しない。したがって、エレクトロフュージョン継手を用
いて熱融着接合する際に、耐候性熱収縮チューブを必要
な部分だけ剥ぎ取って酸化皮膜が発生してないポリオレ
フィン系パイプの外周を露出させ、この部分を当該継手
内に挿入して強固に熱融着をすることができて一石二鳥
の効果がある。
【図１】本発明の配管用ポリオレフィン系パイプの製造
工程図。
工程図。
【図２】本発明の配管用ポリオレフィン系パイプをエレ
クトロフュージョン継手に接合する接合工程図。
クトロフュージョン継手に接合する接合工程図。
【図３】従来の配管用ポリオレフィン系パイプをエレク
トロフュージョン継手に接合する接合工程図。
トロフュージョン継手に接合する接合工程図。
１ ポリオレフィン系パイプ １１ 耐候性熱収縮チューブ ２ エレクトロフュージョン継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０８Ｌ 101/00 Ｃ０８Ｌ 101/00 Ｆ１６Ｌ 58/10 Ｆ１６Ｌ 58/10 Ｆターム(参考） 3H024 EA02 EC07 ED01 EE06 EF20 3H111 AA01 BA15 CB03 CB23 CB27 CC13 CC19 DA12 DB01 EA14 4F100 AA37B AA37H AK01B AK03A AR00B BA02 CA06B CA07B CA13B DA11 EC03 GB90 JA03B JB16B JL05 JL09 JL09B 4J002 BB031 BB171 DA036 EN056 EU176 FD046 FD070
Claims (3)
- 【請求項１】 ポリオレフィン系パイプの外面が耐候性
熱収縮チューブで被覆された配管用ポリオレフィン系パ
イプ。 - 【請求項２】 耐候性熱収縮チューブは、耐候性剤を含
有した熱可塑性樹脂原料よりなる請求項１記載の配管用
ポリオレフィン系パイプ。 - 【請求項３】 耐候性熱収縮チューブは、カーボンブラ
ックを含有した熱可塑性樹脂原料よりなる請求項１記載
の配管用ポリオレフィン系パイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000305412A JP2002106754A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 配管用ポリオレフィン系パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000305412A JP2002106754A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 配管用ポリオレフィン系パイプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002106754A true JP2002106754A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18786281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000305412A Pending JP2002106754A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 配管用ポリオレフィン系パイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002106754A (ja) |
-
2000
- 2000-10-04 JP JP2000305412A patent/JP2002106754A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040607 |
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| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040803 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051014 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051101 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060307 |