JP2002105997A - 配管システム - Google Patents

配管システム

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JP2002105997A
JP2002105997A JP2000295878A JP2000295878A JP2002105997A JP 2002105997 A JP2002105997 A JP 2002105997A JP 2000295878 A JP2000295878 A JP 2000295878A JP 2000295878 A JP2000295878 A JP 2000295878A JP 2002105997 A JP2002105997 A JP 2002105997A
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water supply
pipe
water
piping system
upstream
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JP2000295878A
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Masatoshi Enoki
正寿 榎
Masato Kurihara
正人 栗原
Junichi Naganuma
純一 永沼
Tatsuhiko Saruwatari
辰彦 猿渡
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い空間において配管の敷設を容易に行うこ
とができ、かつ、十分な給水量を確保することができる
配管システムを提供することを目的とする。さらに、湯
待ち時間が短い配管システムを提供することを目的とす
る。 【解決手段】上流給水管に接続する給水入口部と下流給
水管に接続する給水出口部とを備えてなり、前記給水入
口部と給水出口部とを複数の可撓性の分岐配管にて接続
した配管システムとしたこと。また、前記分岐配管の配
管径は、上流給水管の配管径よりも小さくした配管シス
テムとしたこと。さらに、前記上流給水管の上流には、
給湯機が接続、また、前記分岐配管には、吐水量に応じ
て開閉する開閉弁を設けた配管システムとしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本件発明は、配管システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、ヘッダー工法における配
管システムは、主に集合住宅において用いられていた。
この配管システムにおいては、配管は可撓性を有する樹
脂配管を用いているので、エルボを用いずに、樹脂配管
を曲げて配管の向きを変えることができる。そのため、
継ぎ手を少なくでき、かつ、施工性が良いなどのメリッ
トを持っている。また、近年においては、戸建住宅に
も、このヘッダー工法における配管システムが採用され
る場合が増えつつある。一方、二世帯住宅や二階に主の
水廻り空間を設ける場合が増えてきており、現在の住宅
環境においては、一階と二階とに水廻り空間が存在す
る。戸建住宅においても、樹脂配管を採用し、樹脂配管
を曲げて配管の方向を変えて、床下、壁裏、天井裏に配
管を敷設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、戸建住
宅においては、断熱材を壁裏や天井裏に設けるため、壁
裏や天井裏の空間が小さく、配管の取り回しに自由度が
ないのが現状である。特に、屋内に設置したヘッダーに
屋外からの本給水管を接続する場合は、十分な給水量を
確保するために、配管径をできるだけ大きくしたい。一
方、樹脂配管は、配管径によって、配管の曲げられる最
小曲げ半径の推奨値がある。たとえば、配管径が10m
mの場合は、最小曲げ半径150mmであり、配管径が
13mmの場合は、最小曲げ半径250mmであり、配
管径が16mmの場合は、最小曲げ半径300mmであ
り、配管径が20mmの場合は、最小曲げ半径450m
mである。さらに、鞘管に樹脂配管を通す場合は、鞘管
の径によりさらに曲げ半径は大きくなってしまう。その
ため、配管径が大きくなると、最小曲げ半径が大きくな
ってしまうので、壁裏や天井裏の狭い空間での取り回し
が困難になってしまう。特に、給水量を確保するため
に、配管径の大きい配管を用いて、壁裏から天井裏に配
管を曲げて敷設する場合は、室内側に配管を膨出させざ
るを得ない。
【0004】また、集合住宅においても、近年、室内段
差をなくしたバリアタイプが増えつつある。この場合も
配管を取り回しすることのできる空間が非常に小さくな
ってしまっている。床下の空間が小さいので、特に、給
水量を確保するために、配管径の大きい配管を用いて、
床下から壁裏に配管を曲げて立ち上げる場合は、室内側
に配管を膨出させざるを得ない。
【0005】上記問題に加え、配管径を大きくした場
合、配管内に停滞する水が増える。そのため、給湯機か
ら給湯する場合において、その配管内に停滞する水がす
べて吐水されるまで、適温の湯が得られず、湯待ち時間
が長くなり捨て水が増えてしまう。特に少量の湯を得た
い場合においても、停滞した水をすべて吐水してからで
なければ得ることができないといった問題が生じてしま
う。つまり、吐水流量にかかわらず、配管内に停滞した
水がすべて吐水されてしまわなければ、適温の湯が得ら
れないのである。
【0006】この問題を解決するために、本給水管の配
管径を小さくしてしまうと、給水量が少なくなってしま
い、使用者に快適な水廻り空間を提供することができな
くなってしまう。
【0007】本件発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、狭い空間において配管の敷設を容易に行
うことができ、かつ、十分な給水量を確保することがで
きる配管システムを提供することを目的とする。さら
に、湯待ち時間が短い配管システムを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本件発明の請求項1においては、上流給水管に接続
する給水入口部と下流給水管に接続する給水出口部とを
備えてなり、前記給水入口部と給水出口部とを複数の可
撓性の分岐配管にて接続した給水システムとしたことで
ある。
【0009】これにより、建築躯体側の配管敷設する空
間の寸法が狭くとも、分岐配管の可撓性を利用して配管
の敷設が容易に行うことができ、かつ、十分な給水量を
確保することができる。
【0010】本件発明の請求項2においては、前記分岐
配管の配管径は、上流給水管の配管径よりも小さくした
配管システムとしたことである。
【0011】これにより、分岐配管の最小曲げ半径を小
さくすることができるので、狭い空間においても配管の
取り回しが容易となり配管の敷設工事が容易に行うこと
ができ、さらに、十分な給水量を確保することができ
る。
【0012】本件発明の請求項3においては、前記上流
給水管の上流には、給湯機が接続した給水システムとし
たことである。
【0013】これにより、十分な湯量を確保することが
できる。
【0014】本件発明の請求項4においては、前記分岐
配管には、吐水量に応じて開閉する開閉弁を設けた給水
システムとしたことである。
【0015】これにより、必要な給水量のみを給水する
ことができる。特に給湯側の分岐配管に開閉弁を設けて
少量の給湯を得たい場合において、他の分岐配管の開閉
弁は閉じておき、分岐配管の主流路だけを用いて、給湯
を行えば、主流路の少量の停滞水のみ流れれば、すぐに
適温の湯を得ることができる。つまり、吐水量に応じて
開閉弁が開閉するので、常に、全ての分岐配管内の停滞
水が流れる必要はない。そのため、吐水量に応じて開閉
弁を開き、その通水可能となった分岐配管内の停滞水の
みが流れれば、適温の湯が得ることができる。特に各分
岐配管径が小さい分、停滞した適温に達していない湯水
は、少量で済むので、適温の湯を得るまでの時間は短く
なるばかりか、捨て水が少なく、節水効果にもつなが
る。
【0016】本件発明の請求項5においては、前記給水
入口部と給水出口部は、いずれか一方を床下もしくは天
井裏に配置してなり、他方を壁裏に配置した給水システ
ムとしたことである。
【0017】これにより、床下もしくは天井裏から壁裏
までの狭い限られた空間において、直角の曲げ配管の敷
設が容易に行うことができる。
【0018】本件発明の請求項6においては、戸建住宅
の壁裏もしくは天井裏に給水入口部を配置してなり、給
水入口部を配置していない壁裏もしくは天井裏に給水出
口部を配置した給水システムとしたことである。
【0019】これにより、戸建住宅の壁裏から天井裏へ
の狭い限られた空間内において、直角の曲げ配管の敷設
も行うことができる。また、配管敷設に伴い、壁や床を
施工する施工者との調整が不要となり、納期管理が容易
となるとともに、ひいては納期を短縮することができ
る。
【0020】本件発明の請求項7においては、集合住宅
の床下もしくは壁裏に給水入口部を配置してなり、給水
入口部を配置していない床下もしくは壁裏に給水出口部
を配置した給水システムとしたことである。
【0021】これにより、集合住宅の壁裏から床下への
狭い限られた空間内において、直角の曲げ配管の敷設も
行うことができる。そのため、段差のないもしくは少な
いバリアフリータイプの集合住宅にも適用することがで
きる。また、配管敷設に伴い、建築躯体側の特別な工事
をする必要がなく、納期管理が容易となるとともに、ひ
いては納期を短縮することができる。
【0022】本件発明の請求項8においては、前記給水
入口部と給水出口部は、それぞれ点検口を備えたケーシ
ング内に収納した給水システムとしたことである。
【0023】これにより、配管との接続部である給水入
口部と給水出口部を点検、補修することができる。ま
た、ケーシング内に収納しているので、万が一漏水が起
こったとしても、漏水をケーシングで受けることができ
るので、漏水発生と同時に建築躯体側に漏水が流れず、
漏水による建築躯体への被害を最小限にとどめることが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本件発明における一実施の
形態について説明する。図1は、本件発明における一実
施の形態である配管システム1を採用した戸建住宅26
を示す。図2は、本件発明における別の一実施の形態で
ある配管システム1を採用した戸建住宅26を示す。図
3は、本件発明における一実施の形態である配管システ
ム1を採用した集合住宅27を示す。図4は、本件発明
における一実施の形態である配管システム1を示す。図
5は、本件発明における別の一実施の形態である配管シ
ステム1を示す。図6は、本件発明における別の一実施
の形態である配管システム1を示す。図7は、本件発明
における別の一実施の形態である配管システム1を示
す。
【0025】図1に示すように、ケーシング13内に本
給水管2を取り込み、このケーシング13内にて、本給
水管2に、本開閉弁15、給水中の異物を除去するフィ
ルター16、ならびに減圧弁17を接続している。そし
て、給水用の上流給水管3と、給湯機8を介して給湯用
の上流給水管3とに分岐している。さらに、この各上流
給水管3を、それぞれ給水入口部6を介して、床下11
a側と天井12側へに分岐している。なお、屋外19か
らケーシング13内を点検、補修することができるよう
に、屋外19側のケーシング13には点検蓋14aに覆
われた点検口14が設けられている。
【0026】図1においては、床下11a側の給湯用な
らびに給水用の各上流給水管3は、戸建住宅26の一階
の床下11a空間を確保することができるため、上流給
水管3の最小曲げ半径Rを大きくとることができる。そ
のため、給水量を十分に確保するために、配管径Aを大
きくしている。たとえば、13mm〜20mmの配管径
Aの分岐配管5を用いることができる。そして、この各
上流給水管3にヘッダー18をそれぞれ接続し、図示し
ないトイレ、キッチン、浴室、洗面器化粧台などの一階
の各給水部に分岐配管している。
【0027】一方、天井側の上流給水管3は、壁裏10
aを経由して天井裏12aに配管を敷設する。しかしな
がら、壁裏10aにも天井裏12aにも配管施工のため
の空間を十分に確保することができない。そのため、配
管径Aが大きいと、最小曲げ半径Rが大きくなるため、
壁裏10aから天井裏12aの空間内に、配管5を敷設
することができない。もしも、配管径Aの大きな配管5
を用いた場合には、室内21側に膨出させなければなら
なくなり、室内21の壁の施工が非常に煩雑なる。特
に、配管施工をする施工者と、壁10を施工する施工者
とは異なるため、事前の調整等が必要となり、納期を長
期化させる要因にもつながる。
【0028】そのため、図1に示すように、配管径aを
小さくし、最小曲げ半径rを小さくして、壁裏10aか
ら天井裏12aへの狭い空間内に、配管5を敷設できる
ようにしている。たとえば、10mm〜13mmの配管
径aの分岐配管5を用いる。(好ましくは、最小曲げ半
径rの小さい10mmの配管径aを用いる。) さらに、給水量を確保するために、上流給水管3に接続
する給水入口部6と下流給水管4に接続する給水出口部
7とを複数の可撓性の分岐配管5にて接続する。これに
より、幅の狭い空間においても、配管5を敷設し、さら
には給水量も確保することができる。
【0029】そして、この給湯用と給水用の給水出口部
7にそれぞれ接続した各下流給水管4には、ヘッダー1
8をそれぞれ接続し、図示しないトイレ、キッチン、浴
室、洗面器化粧台などの二階の各給水部に分岐配管して
いる。なお、給水出口部7やヘッダー18はケーシング
13内に収納されており、取り外し可能な点検蓋14a
に覆われた点検口14から点検補修することができるよ
うにしている。
【0030】また、床下11a側の上流給水管3も天井
12側の上流給水管3と同様に給水入口部6と給水出口
部7とを設けてこれらを複数の可撓性の分岐配管5にて
接続することができる。特に、給湯側の上流給水管3b
に対しては、給水入口部6と給水出口部7とを設けてこ
れらを複数の可撓性の分岐配管5にて接続することが好
ましい。このようにすることによって、適温の十分な給
水量を確保することができる。
【0031】ここで、可撓性の分岐配管5とは、たとえ
ば、架橋ポリエチレンやポリブデンなどの合成樹脂配管
が挙げられる。なお、可撓性を有していればステンレス
管等でもよい。また、配管2、3、4、5の更新性や、
施工時の配管2、3、4、5の踏み付けやねずみ等が配
管2、3、4、5をかじることに対しての配管保護性を
考慮して、鞘管を敷設して、この鞘管内に配管2、3、
4、5を挿入するようにすることが好ましい。
【0032】図1においては、給水入口部6を壁裏10
aに配置し、給水出口部7を天井裏12aに配置して、
分岐配管5を壁裏10aから天井裏12aに曲げて配管
5の方向を変えている。図2においては、天井12側の
上流給水管3を給水入口部6から天井裏12aまで直線
的に敷設し、給水出口部7に接続している。そのため、
分岐配管5を曲げずに敷設しているため、壁裏10aの
空間を配管径aよりもやや大きくするだけでよく、でき
るだけ室内21側への膨出寸法を小さくすることができ
る。なお、図1と同様の仕様については、説明を省略す
る。
【0033】図1および図2においては、室内21側の
壁10を膨出させるようにし、その壁裏10aを用いて
いるが、間柱の間の空間を利用して分岐配管5を敷設し
てもよい。ヘッダー18から給水部(図示せず)までの
分岐配管5中に、本件発明の給水入口部6と給水出口部
7と設けて、これらを複数の可撓性の分岐配管5で接続
するようにしてもよい。また、一階の床下11aと一階
の天井裏12a(二階の床下)にそれぞれヘッダー18
を配置しているが、いずれか一方としてもよい。さらに
は、ヘッダー18からヘッダー18を配置していない階
の給水部(図示せず)までの分岐配管5中に、本件発明
の給水入口部6と給水出口部7と設けてこれらを複数の
可撓性の分岐配管5で接続するようにしてもよい。これ
により、一階の床下11aにヘッダー18を設置した場
合においても、二階への給水量を十分に確保することが
できる。
【0034】図3は、集合住宅27にこの配管システム
1を採用した一実施の形態を示している。集合住宅27
においては、室内21の出入口の段差をなくしたバリア
フリータイプのものが増えており、この場合は床面を高
くして床下11aの空間を十分に取ることができない。
そのため、十分な空間を確保するためには、建築基礎2
2のコンクリート部分をはつらなければならず、配管
3、5の敷設工事に対して、大掛かりな施工を伴ってし
まい納期を延ばす要因となりかねない。
【0035】そのため、図3に示すように、配管径aの
小さく最小曲げ半径rの小さい分岐配管5を用いること
で、狭い空間内で、配管5を曲げて敷設するようにして
いる。そして、この可撓性の分岐配管5を複数本用いる
ことで、給水量を確保する。なお、通路20側から点検
できるように点検蓋14aで覆った点検口14をケーシ
ング13に設け、ケーシング13内の給湯機8や減圧弁
17、フィルター16、本開閉弁15を点検、補修でき
るようにしている。なお、図1と同様の仕様について
は、説明を省略する。
【0036】ケーシング13内では、給水用と給湯用の
各上流給水管3にそれぞれ給水入口部6を接続してい
る。そして、各給水入口部6から床下11aに配置した
給水出口部7まで、複数の可撓性の分岐配管5をそれぞ
れ敷設して接続している。なお、この各給水出口部7に
はさらに下流給水管4をそれぞれ接続しており、この各
下流給水管4にヘッダー18をそれぞれ接続している。
また、給水出口部7およびヘッダー18の上方の床には
取り外しのできる点検蓋14aにて覆った点検口14が
設けている。
【0037】次に、この配管システム1について、図4
乃至図7に基づき説明する。まず、図4乃至図7のいず
れにも共通する仕様について説明する。上流給水管3に
給水入口部6が接続されている。そして、この給水入口
部6から給水出口部7までを、上流給水管3よりも配管
径aの小さい可撓性の分岐配管5を複数本用いて、接続
している。
【0038】さらには、分岐配管5の主流路以外には、
図1乃至図3には図示していない開閉弁9を設けてい
る。この開閉弁9は、給水部(図示せず)の吐水流量に
応じて開閉するように制御している。たとえば、給水部
に設けた吐水流量を調整する流量調整弁の開度が全開の
1/4以下のときは、主流路の分岐配管5のみ通水し、
1/4から2/4の開度のときは、他の分岐配管5のう
ち一つだけ開閉弁9を開き通水路を2本とし、2/4以
上の開度のときは、もう一つ開閉弁9を開いて通水路を
3本とするなどの給水部の吐水流量によって、開閉弁9
を開閉するように流量調整弁と連動させる。特に給湯側
の分岐配管5に開閉弁9を設けて少量の給湯を得たい場
合において、他の分岐配管5の開閉弁9は閉じておき、
中央の開閉弁9を設けていない分岐配管5の主流路だけ
を用いて、給湯を行えば、主流路の少量の停滞水のみ流
れれば、すぐに適温の湯を得ることができる。つまり、
吐水量に応じて開閉弁9が開閉するので、常に、全ての
分岐配管5内の停滞水が流れる必要はない。そのため、
吐水量に応じて開閉弁9を開き、その通水可能となった
分岐配管5内の停滞水のみが流れれば、適温の湯が得る
ことができる。特に各分岐配管5の配管径aが小さい
分、停滞した適温に達していない湯水は、少量で済むの
で、適温の湯を得るまでの時間は短くなるばかりか、捨
て水が少なく、節水効果にもつながる。
【0039】なお、図4乃至図7のそれぞれの異なる仕
様について、説明する。図4は、給水入口部6と給水出
口部7の構成を分岐継手23ならびにL型継手24を用
いて分岐配管5を接続している。これにより、配管5の
取り回しが行いやすい。図5は、図4のL型継手24を
用いずに、かつ、Y字型の分岐継手23aを用いて、可
撓性の分岐配管5を曲げて分岐配管している。これによ
り、配管との継手接続箇所を最小にすることができる。
図6は、給水入口部6と給水出口部7とにそれぞれヘッ
ダー18を用いて、分岐配管5を接続している。これに
より、配管施工が容易になる。図7は、図6のヘッダー
18に回転自在のL型継手24を設けて、ヘッダー18
に対して分岐配管5の接続向きを変えることができるよ
うにしている。これにより、このヘッダー18を用いる
ことにより、配管5の取り回しをしやすくしている。そ
のため、給水入口部6と給水出口部7の配置位置に自由
度が出てくるため、建築躯体側の条件に左右されずにこ
の配管システム1を敷設することができる。
【0040】
【発明の効果】以上により、建築躯体側の配管敷設する
空間の寸法に左右されずに、分岐配管5の可撓性を利用
して配管5の敷設が容易に行うことができ、かつ、十分
な給水量を確保することができる。さらに、湯待ち時間
が短い配管システム1を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明における一実施の形態である給水シス
テムを採用した戸建住宅を示す。
【図2】本件発明における別の一実施の形態である給水
システムを採用した戸建住宅を示す。
【図3】本件発明における一実施の形態である給水シス
テムを採用した集合住宅を示す。
【図4】本件発明における一実施の形態である給水シス
テムを示す。
【図5】本件発明における別の一実施の形態である給水
システムを示す。
【図6】本件発明における別の一実施の形態である給水
システムを示す。
【図7】本件発明における別の一実施の形態である給水
システムを示す。
【符号の説明】
1 配管システム 2 本給水管 3 上流給水管 3a 給水用の上流給水管 3b 給湯用の上流給水管 4 下流給水管 5 分岐配管 6 給水入口部 7 給水出口部 8 給湯機 9 開閉弁 10 壁 10a 壁裏 11 床 11a 床下 12 天井 12a 天井裏 13 ケーシング 14 点検口 14a 点検蓋 15 本開閉弁 16 フィルター 17 減圧弁 18 ヘッダー 19 屋外 20 通路 21 室内 22 建築基礎 23 分岐継手 23a Y型継手 24 L型継手 25 給水入口部用ヘッダー、給水出口部用ヘッダー 26 戸建住宅 27 集合住宅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿渡 辰彦 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D060 AA05 AB01 AB02 AB03 AC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上流給水管に接続する給水入口部と下流給
    水管に接続する給水出口部とを備えてなり、 前記給水入口部と給水出口部とを複数の可撓性の分岐配
    管にて接続してなることを特徴とする配管システム。
  2. 【請求項2】前記分岐配管の配管径は、上流給水管の配
    管径よりも小さくしたことを特徴とする請求項1に記載
    の配管システム。
  3. 【請求項3】前記上流給水管の上流には、給湯機が接続
    してなることを特徴とする請求項1乃至2に記載の配管
    システム。
  4. 【請求項4】前記分岐配管には、吐水量に応じて開閉す
    る開閉弁を設けてなることを特徴とする請求項1乃至4
    に記載の配管システム。
  5. 【請求項5】前記給水入口部と給水出口部は、いずれか
    一方を床下もしくは天井裏に配置してなり、他方を壁裏
    に配置してなることを特徴とする請求項1乃至4に記載
    の配管システム。
  6. 【請求項6】戸建住宅の壁裏もしくは天井裏に給水入口
    部を配置してなり、給水入口部を配置していない壁裏も
    しくは天井裏に給水出口部を配置してなることを特徴と
    する請求項5に記載の配管システム。
  7. 【請求項7】集合住宅の床下もしくは壁裏に給水入口部
    を配置してなり、給水入口部を配置していない床下もし
    くは壁裏に給水出口部を配置してなることを特徴とする
    請求項5に記載の配管システム。
  8. 【請求項8】前記給水入口部と給水出口部は、それぞれ
    点検口を備えたケーシング内に収納してなることを特徴
    とする請求項1乃至7に記載の配管システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014081083A1 (ko) * 2012-11-21 2014-05-30 코오롱글로벌 주식회사 급수시스템

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