JPH0745751B2 - 建物の建築工事と並行して行う給湯配管法 - Google Patents
建物の建築工事と並行して行う給湯配管法Info
- Publication number
- JPH0745751B2 JPH0745751B2 JP4224689A JP4224689A JPH0745751B2 JP H0745751 B2 JPH0745751 B2 JP H0745751B2 JP 4224689 A JP4224689 A JP 4224689A JP 4224689 A JP4224689 A JP 4224689A JP H0745751 B2 JPH0745751 B2 JP H0745751B2
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- Japan
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- hot water
- water supply
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- pressure test
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- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一台の給湯器から台所、洗面所、浴室等の水
栓へ給湯配管を行う方法であって、建物の建築工事に並
行して行う場合の配管法に関するものである。
栓へ給湯配管を行う方法であって、建物の建築工事に並
行して行う場合の配管法に関するものである。
住宅における最近の給湯配管は、複数の水栓に対して一
台の給湯器を設置し、この一台の給湯器から１本の配管
を途中でチーズ（分岐継手）により分岐して各水栓に接
続するという先分岐方式をとる場合が殆どである。
台の給湯器を設置し、この一台の給湯器から１本の配管
を途中でチーズ（分岐継手）により分岐して各水栓に接
続するという先分岐方式をとる場合が殆どである。
このような配管において、建物が新築工事である場合に
は、建物の躯体工事が終了した段階で配管を行い、この
配管について第１回目の水圧テストを行ったのち、内装
工事が終了し、前記配管に水栓が接続された段階におい
て２回目の水圧テストを行い、給湯器を設置し、建物の
工事が終了し、引き渡しの段階において３回目の最終水
圧テストを行って配管内の水漏れの有無を確認し、施主
に引き渡すという方法が採られている。
は、建物の躯体工事が終了した段階で配管を行い、この
配管について第１回目の水圧テストを行ったのち、内装
工事が終了し、前記配管に水栓が接続された段階におい
て２回目の水圧テストを行い、給湯器を設置し、建物の
工事が終了し、引き渡しの段階において３回目の最終水
圧テストを行って配管内の水漏れの有無を確認し、施主
に引き渡すという方法が採られている。
上記のような配管法が採られる理由は、先ず第１回目の
水圧テストすなわち躯体工事終了後であって内装工事前
に行うテストは、この配管の途中であって特に金属配管
の場合にはエルボ等を使用した配管接続部での水漏れの
心配があり、万一これを発見しないで内装工事を行って
しまうと内装工事を再びやり直なさければならないとい
う問題があるためである。
水圧テストすなわち躯体工事終了後であって内装工事前
に行うテストは、この配管の途中であって特に金属配管
の場合にはエルボ等を使用した配管接続部での水漏れの
心配があり、万一これを発見しないで内装工事を行って
しまうと内装工事を再びやり直なさければならないとい
う問題があるためである。
次に、第２回目の内装終了後と水栓接続後のテストは、
内装工事中に釘などが配管に突き刺さることがあった
り、給湯配管はガス工事を行う業者が行い、水栓の接続
は別の水道工事を行う業者が行うため、これらの問題に
より水漏れが発生してはならないためである 次に第３回目のテストは給湯器を設置した後の最終チェ
ックのためのテストである。
内装工事中に釘などが配管に突き刺さることがあった
り、給湯配管はガス工事を行う業者が行い、水栓の接続
は別の水道工事を行う業者が行うため、これらの問題に
より水漏れが発生してはならないためである 次に第３回目のテストは給湯器を設置した後の最終チェ
ックのためのテストである。
このように、従来の給湯配管においては、合計３回の水
圧テストを行って水漏れの有無を確認するため、この手
間が大変で、特に建物の建築、内装工事、水道工事等の
スケジュールは変更されることが多く、これら他の工事
に合わせて前記のテストを行わなければならないという
問題がある。又、この水圧テストは水圧テスト用手押し
ポンプを操作する者と、水漏れを検査する者と最低２人
は必要であり、延べ人数は３回×２人＝６人となり、労
力及び費用がかかる。特に各工事が住戸ごとバラバラに
進行する集合住宅の場合には、延べの労力と経費は可成
りのものになる。
圧テストを行って水漏れの有無を確認するため、この手
間が大変で、特に建物の建築、内装工事、水道工事等の
スケジュールは変更されることが多く、これら他の工事
に合わせて前記のテストを行わなければならないという
問題がある。又、この水圧テストは水圧テスト用手押し
ポンプを操作する者と、水漏れを検査する者と最低２人
は必要であり、延べ人数は３回×２人＝６人となり、労
力及び費用がかかる。特に各工事が住戸ごとバラバラに
進行する集合住宅の場合には、延べの労力と経費は可成
りのものになる。
本発明は斯る点に鑑みて提案されるもので、少なくとも
水圧テストを１回は減少させることのできる配管法を提
案するのが目的である。
水圧テストを１回は減少させることのできる配管法を提
案するのが目的である。
本発明は上記目的を達成する手段として、次のごとき配
管法を提案する。
管法を提案する。
先ず、建物の躯体工事が終了した段階において、給湯器
の設置場所を中心にして各水栓の取り付け予定個所にさ
や管を配管する。このさや管には可撓性と耐久性を考慮
して、ポリエチレン等のCD管が最適である。
の設置場所を中心にして各水栓の取り付け予定個所にさ
や管を配管する。このさや管には可撓性と耐久性を考慮
して、ポリエチレン等のCD管が最適である。
次に、水栓取付位置にエルボ又は水栓ソケット付のジョ
イントボックスを仮止めし、このジョイントボックスと
さや管を接続する。
イントボックスを仮止めし、このジョイントボックスと
さや管を接続する。
この状態にしておき、この上に床や壁の内装工事を行
う。なお、内装の壁及び床には前記ジョイントボックス
内からエルボ又は水栓ソケットを露出させることができ
る程度の開口を設けておく。
う。なお、内装の壁及び床には前記ジョイントボックス
内からエルボ又は水栓ソケットを露出させることができ
る程度の開口を設けておく。
次に、さや管内に給湯管を通管し、この給湯管の先端を
前記ジョイントボックス内のエルボ又は水栓ソケットに
接続する。
前記ジョイントボックス内のエルボ又は水栓ソケットに
接続する。
給湯管には水道中の塩素に対する耐食性等の理由から架
橋ポリエチレン管などの高分子プラスチック管が最適で
ある。
橋ポリエチレン管などの高分子プラスチック管が最適で
ある。
次に、給湯側に水圧テストヘッダーを取り付けてこの水
圧テストヘッダーに給湯管を夫々接続し、この水圧テス
トヘッダーに水圧テスト用手押しポンプを接続して、5k
gf/cm2の水圧をかけ、特にジョイントボックス内におけ
るエルボ又は水栓ソケットと給湯管との接続部の水漏れ
を視認によりよく確認する。なお、このテストの際に、
エルボ又は水栓ソケットには閉塞用の養生プラグを取り
付けておくことは申す迄もない。
圧テストヘッダーに給湯管を夫々接続し、この水圧テス
トヘッダーに水圧テスト用手押しポンプを接続して、5k
gf/cm2の水圧をかけ、特にジョイントボックス内におけ
るエルボ又は水栓ソケットと給湯管との接続部の水漏れ
を視認によりよく確認する。なお、このテストの際に、
エルボ又は水栓ソケットには閉塞用の養生プラグを取り
付けておくことは申す迄もない。
次に、水道工事に入り、前記エルボ又は水栓ソケットか
ら養生プラグを取り外し、これに水栓を接続し、水栓の
根元には化粧プレートを当てて壁又は床の開口部を隠
し、体裁を整えて水栓を固定する。
ら養生プラグを取り外し、これに水栓を接続し、水栓の
根元には化粧プレートを当てて壁又は床の開口部を隠
し、体裁を整えて水栓を固定する。
次に水圧テストヘッダーを取り外し、ここに給湯器に接
続されている給湯ヘッダーを取り付け、この給湯ヘッダ
ーに各給湯管を接続する。
続されている給湯ヘッダーを取り付け、この給湯ヘッダ
ーに各給湯管を接続する。
次に、給湯器の検圧口に水圧テスト用手押しポンプを接
続し、再び5kgf/cm2の水圧をかけて給湯器側と水栓側の
水漏れを視認により確認する。
続し、再び5kgf/cm2の水圧をかけて給湯器側と水栓側の
水漏れを視認により確認する。
なお、上記２回の水圧テストにおいて水圧計による水圧
のチェックを行うが、これはあくまでテストスタート時
の目安であり、目視による確認を必ず行う。
のチェックを行うが、これはあくまでテストスタート時
の目安であり、目視による確認を必ず行う。
万一、水漏れが確認された場合には、直ちに補修を行
う。
う。
第１図は、さや管１を給湯ヘッダー設置個所と水栓取付
個所間に配管すると共にこのさや管１内に給湯管２を通
管し、給湯ヘッダー側に水圧テストヘッダー３を取り付
けると共に水栓側であって、この水栓の取付位置にエル
ボ５を内蔵した壁取り出し用のジョイントボックス４及
び水栓ソケット８を内蔵した床取り出し用ジョイントボ
ックス７を仮止めしてこれにさや管１を接続し、給湯管
２を水圧テストヘッダー３とエルボ５、水栓ソケット８
に夫々接続すると共に水圧テストヘッダー３に水圧テス
ト用手押しポンプ６を接続した状況である。
個所間に配管すると共にこのさや管１内に給湯管２を通
管し、給湯ヘッダー側に水圧テストヘッダー３を取り付
けると共に水栓側であって、この水栓の取付位置にエル
ボ５を内蔵した壁取り出し用のジョイントボックス４及
び水栓ソケット８を内蔵した床取り出し用ジョイントボ
ックス７を仮止めしてこれにさや管１を接続し、給湯管
２を水圧テストヘッダー３とエルボ５、水栓ソケット８
に夫々接続すると共に水圧テストヘッダー３に水圧テス
ト用手押しポンプ６を接続した状況である。
なお、この第１図において、７は床立ち上がり用のジョ
イントボックス、８は前記エルボ５に相当する水栓ソケ
ット、９は養生プラグである。
イントボックス、８は前記エルボ５に相当する水栓ソケ
ット、９は養生プラグである。
上記状況により、手押しポンプ６を利用して水圧テスト
ヘッダー３から給湯管２内に5kgf/cm2の水圧をかけ、特
にジョイントボックス４、７内におけるエルボ５、水栓
ソケット８と給湯管２との接続状態（水漏れ）を確認す
る。なお、この確認時に図のようにエルボ５、水栓ソケ
ット８をジョイントボックス４、７から少し引き出して
視認しやすいように工夫するとよい。
ヘッダー３から給湯管２内に5kgf/cm2の水圧をかけ、特
にジョイントボックス４、７内におけるエルボ５、水栓
ソケット８と給湯管２との接続状態（水漏れ）を確認す
る。なお、この確認時に図のようにエルボ５、水栓ソケ
ット８をジョイントボックス４、７から少し引き出して
視認しやすいように工夫するとよい。
第２図は、内装関係及びガス、電気、水道すべての工事
が終了し、引渡し時に行うテスト状況を示すもので、給
湯器10を設置し、給湯メイン配管10′の先に先程の水圧
テストヘッダー３に代えて給湯ヘッダー11を取り付け、
これに各給湯管２を接続し、給湯器10の検圧口12に水圧
テスト用手押しポンプ６を接続し、ジョイントボックス
４、７の正面であって、エルボ５、水栓ソケット８に接
続された水栓（給湯栓）13の接続状況と給湯器10側の接
続状況（水漏れ）を視認により確認するものである。図
中14は水道、15は給水配管である。
が終了し、引渡し時に行うテスト状況を示すもので、給
湯器10を設置し、給湯メイン配管10′の先に先程の水圧
テストヘッダー３に代えて給湯ヘッダー11を取り付け、
これに各給湯管２を接続し、給湯器10の検圧口12に水圧
テスト用手押しポンプ６を接続し、ジョイントボックス
４、７の正面であって、エルボ５、水栓ソケット８に接
続された水栓（給湯栓）13の接続状況と給湯器10側の接
続状況（水漏れ）を視認により確認するものである。図
中14は水道、15は給水配管である。
本発明は、以上のように、給湯器側の給湯ヘッダーと水
栓間を一本のさや管入り給湯管で配管したので、この配
管途中からの水漏れは考えられない。したがって、先ず
躯体工事終了後であって内装工事前の配管終了時に行う
第１回目の水圧テストは省くことができる。そして、万
一内装工事により釘なとが刺さって水漏れ原因が生じた
ときは、問題の給湯管を引き抜き、新しいものをさや管
内に通管すればよい。
栓間を一本のさや管入り給湯管で配管したので、この配
管途中からの水漏れは考えられない。したがって、先ず
躯体工事終了後であって内装工事前の配管終了時に行う
第１回目の水圧テストは省くことができる。そして、万
一内装工事により釘なとが刺さって水漏れ原因が生じた
ときは、問題の給湯管を引き抜き、新しいものをさや管
内に通管すればよい。
又、水圧テストに際し、接続部はすべて視認できる状況
にあるため、水圧計以外に目で確認できる簡便さがあ
る。
にあるため、水圧計以外に目で確認できる簡便さがあ
る。
らって本発明によると、従来３回必要な水圧テストが２
回でよく、この分労力と経費の削減を図ることができ
る。
回でよく、この分労力と経費の削減を図ることができ
る。
第１図は１回目の水圧テストの状況を示す説明図、第２
図は２回目の水圧テストの状況を示す説明図である。 １……さや管、２……給湯管 ３……水圧テストヘッダー ４……壁取り出し用のジョイントボックス ５……エルボ、６……手押しポンプ ７……床取り出し用のジョイントボックス ８……水栓ソケット、９……養生プラグ 10……給湯器、11……給湯ヘッダー 12……検圧口、13……水栓 14……水道
図は２回目の水圧テストの状況を示す説明図である。 １……さや管、２……給湯管 ３……水圧テストヘッダー ４……壁取り出し用のジョイントボックス ５……エルボ、６……手押しポンプ ７……床取り出し用のジョイントボックス ８……水栓ソケット、９……養生プラグ 10……給湯器、11……給湯ヘッダー 12……検圧口、13……水栓 14……水道
Claims (1)
- 【請求項１】一台の給湯器を用いて複数の個所に給湯を
行うシステムであって、このシテスムを建物の建築工事
に並行して施工する場合に、 躯体工事の終了した段階において、給湯ヘッダー取り付
け個所と各部屋の水栓取り付け位置間にさや管を配管す
ると共に水栓取り付け個所にエルボ又は水栓ソケット付
のジョイントボックスを固定し、このジョイントボック
スとさや管とを接続し、建物の内装、床仕上げ後に前記
さや管内に給湯管を通管し、この給湯管をジョイントボ
ックス内のエルボ又は水栓ソケットに接続すると共に給
湯ヘッダー設置個所に水圧テストヘッダーを取り付け、
この水圧テストヘッダーに前記給湯管を接続し、 次にこの水圧テストヘッダーに水圧テスト用手押しポン
プを接続し、かつ前記エルボ又は水栓ソケットを閉塞し
て水圧テストヘッダー側から給湯管内に水圧をかけ、ジ
ョイントボックス側の給湯管とエルボ又は水栓ソケット
との接続箇所に於ける水漏れを目視により確認し、 次に水圧テストヘッダーを給湯管から取りはずし、 次に給湯器を給湯メイン配管及び給湯ヘッダーを介して
給湯管に接続し、次に給湯器の検圧口に水圧テスト用手
押しポンプを接続して再び水圧テスト用手押しポンプに
より検圧口から給湯ヘッダーを介して給湯管内に水圧を
かけ、全ての接続箇所における水漏れを目視により確認
する建物の建築工事と並行して行う給湯配管法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4224689A JPH0745751B2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 建物の建築工事と並行して行う給湯配管法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4224689A JPH0745751B2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 建物の建築工事と並行して行う給湯配管法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02221531A JPH02221531A (ja) | 1990-09-04 |
| JPH0745751B2 true JPH0745751B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=12630670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4224689A Expired - Fee Related JPH0745751B2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 建物の建築工事と並行して行う給湯配管法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745751B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1123408A (ja) * | 1997-07-09 | 1999-01-29 | Mitsui Chem Inc | 樹脂配管系の気密又は水圧テスト方法と、該方法で用いる 盲用プラグ |
| JP4102136B2 (ja) * | 2002-08-29 | 2008-06-18 | 三菱樹脂株式会社 | 配管の敷設工法 |
| CN110608851B (zh) * | 2019-09-09 | 2021-07-23 | 浙江创新工程检测有限公司 | 一种建筑渗水的检测方法 |
-
1989
- 1989-02-22 JP JP4224689A patent/JPH0745751B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02221531A (ja) | 1990-09-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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