JP2002115284A - 給水システム - Google Patents

給水システム

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JP2002115284A
JP2002115284A JP2000311307A JP2000311307A JP2002115284A JP 2002115284 A JP2002115284 A JP 2002115284A JP 2000311307 A JP2000311307 A JP 2000311307A JP 2000311307 A JP2000311307 A JP 2000311307A JP 2002115284 A JP2002115284 A JP 2002115284A
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water
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pipe
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JP2000311307A
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Masatoshi Enoki
正寿 榎
Junichi Naganuma
純一 永沼
Masato Kurihara
正人 栗原
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用頻度が少ない給水個所を設けることを可
能とするとともに、衛生的配慮がなされ、かつ、使用性
を向上させ、新しい水廻り環境を創造することができる
給水システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 本給水管をヘッダーに接続し、このヘッ
ダーから給水部まで分岐配管を接続してなる給水システ
ムにおいて、前記ヘッダーと分岐配管との間に逆止弁を
設けてなり、かつ、前記給水部の吐水部には止水弁が設
けられていること。さらに、前記止水弁は、送水管を吐
水部に装着することで流路を形成し、送水管を吐水部か
ら取り外すと流路を塞ぐ弁体を備えてなること。また、
本給水管をヘッダーに接続し、このヘッダーから給水部
まで分岐配管を接続してなる給水システムにおいて、前
記ヘッダーと分岐配管との間に逆止弁を設けてなり、か
つ、前記給水部には流量調整手段が設けられているこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本件発明は、給水システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、本給水管をヘッダーに接
続し、このヘッダーから給水部まで分岐配管を接続して
なるヘッダー工法における給水システムがある。このヘ
ッダー工法における給水システムは、可撓性を有する樹
脂配管を用いることで、施工性を向上させている。さら
には、樹脂配管を曲げて配管を敷設できるので配管経路
内の継手接続数を低減させることができ、継手からの漏
水のおそれを低減させることができる。また、鞘管を予
め敷設させておき、この鞘管内に樹脂配管を挿通させる
ことで、樹脂管の更新性を向上させることができる。し
かしながら、上述したヘッダー工法における給水システ
ムは、鋼管とエルボとを配管接続する場合に比べて、配
管を施工する上で、施工性、漏水防止性、更新性を向上
させているものの、水を供給する上で、使用性を考慮す
るに至っていない。
【0003】そこで、本件発明者は、ヘッダー工法にお
ける給水システムにおいて、水を供給する上での使用性
に注目し、新しい水廻り環境を提供すべく鋭意研究開発
に取り組んだ。まず、水の環境と電気の環境とを対比し
て、水の環境を電気の環境と同様の環境にできないかど
うかを検討した。つまり、浴室、台所、洗面化粧台、ト
イレといった通常水を必要とする場所だけでなく、たと
えば、玄関、廊下、階段、居間、寝室などの他の居住空
間においても、簡単に水を得ることができる新しい快適
な水廻り環境を提供できないかどうか検討した。そこ
で、ヘッダー工法における配管施工の容易性に着眼し、
通常頻繁に使用する場所以外にも、水を得ることができ
る場所を設けて、電気コンセントから電気を得るよう
に、水を得ることができる環境を提供することを考え
た。
【0004】しかしながら、使用頻度の少ない給水個所
を設ける場合は、ガスや電気にない水特有の問題を解決
する必要がある。まず、水は、電気と異なり、長い期
間、配管内に停滞させておくと腐るおそれがある。その
ため、この停滞水がヘッダーを介して他の分岐配管に逆
流しないようにしなければならない。さらには、吐水部
から汚水が逆流しないようにしなければならない。つま
り、水道設備とは、衛生的配慮に伴ない形成されたもの
であり、衛生性を損ねるものであってはならないことを
十分に考慮しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本件発明は、上記課題
を解決するためになされたもので、使用頻度が少ない給
水個所を設けることを可能とするとともに、衛生的配慮
がなされ、かつ、使用性を向上させ、新しい水廻り環境
を創造することができる給水システムを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本件発明の請求項1においては、本給水管をヘッダ
ーに接続し、このヘッダーから給水部まで分岐配管を接
続してなる給水システムにおいて、前記ヘッダーと分岐
配管との間に逆止弁を設けてなり、かつ、前記給水部の
吐水部には止水弁が設けられていることである。
【0007】これにより、長期使用しない流路があった
としても、逆止弁により、分岐配管内に停滞した水が他
の分岐配管に逆流することはない。さらに、止水弁を閉
めることにより、給水部からの汚水の逆流も防止するこ
とができる。つまり、衛生的配慮がなされた給水システ
ムであり、通常頻繁に使用する個所以外にも、水を得る
ことができる個所を設けて、電気コンセントから電気を
得るように、水を得ることができる環境を提供して、使
用性を向上することができる。
【0008】本件発明の請求項2においては、前記止水
弁は、送水管を吐水部に装着することで流路を形成し、
送水管を吐水部から取り外すと流路を塞ぐ弁体を備えて
なることである。
【0009】これにより、給水部から水を得るために、
吐水部へ送水管を接続すること、さらには、送水管を取
り外すことが、電気を得るために、電気コンセントにプ
ラグを差し込み、さらには、そのプラグを抜くのと同様
の感覚で行なうことができ、新しい水廻り環境を提供す
ることができ、しいては、給水の使用性を向上できる。
【0010】本件発明の請求項3においては、本給水管
をヘッダーに接続し、このヘッダーから給水部まで分岐
配管を接続してなる給水システムにおいて、前記ヘッダ
ーと分岐配管との間に逆止弁を設けてなり、かつ、前記
給水部には流量調整手段が設けられていることである。
【0011】これにより、長期使用しない流路があった
としても、逆止弁により、分岐配管内に停滞した水が他
の分岐配管に逆流することはない。さらに、給水部から
の汚水の逆流も防止することができる。つまり、衛生的
配慮がなされた給水システムであり、通常頻繁に使用す
る個所以外にも、水を得ることができる個所を設けて、
電気コンセントから電気を得るように、水を得ることが
できる環境を提供して、使用性を向上することができ
る。一方、給水開閉弁は、水を得る度に開閉を繰返し行
う。さらには、流量を調整するために開度を都度調整す
る。このように頻繁に操作するため、給水開閉弁は破損
するおそれがあるが、給水部に設けているので点検補修
を容易に行うことができる。
【0012】本件発明の請求項4においては、前記逆止
弁は、ウォーターハンマーを防止する緩衝部を備えてな
ることである。
【0013】これにより、ヘッダーと分岐配管との間で
ウォーターハンマーが発生したとしても、この逆止弁の
緩衝部で吸収することができるので、給水システムへの
悪影響を低減することができ、商品寿命を延ばすことが
できる。
【0014】本件発明の請求項5においては、前記分岐
配管に接続継手を設け、この接続継手と給水部の継手部
とを嵌合接続してなることである。
【0015】これにより、配管施工終了後に、分岐配管
に影響を与えることなく、給水部を簡単に取り外すこと
ができるので、点検や補修さらには取り替えが可能とな
る。つまり、配管施工終了後においては、分岐配管は所
定の敷設長さとなって、建築駆体に固定されて、ヘッダ
ーと給水部とを連結している。さらには、壁や床等に配
管は覆われている。そのため、固定された分岐配管に連
結した給水部を点検しやすいように設置場所から動かす
ことが不可能となる。しかしながら、本件発明では、給
水部と分岐配管に設けた接続継手とを嵌合接続している
ので、接続継手から給水部を取り外すことができるた
め、分岐配管をいじらずに給水部の点検補修ができるの
である。
【0016】本件発明の請求項6においては、前記逆止
弁と分岐配管との間には、空気混入部が設けられている
ことである。
【0017】これにより、使用しない分岐配管内に空気
を混入して水抜きをすることができ、配管内の水を停滞
させることがない。そのため、水が停滞して腐るおそれ
がない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本件発明の一実施の形態に
ついて説明する。この給水システム1は、図1および図
2に示すように、配水部3、分水部4、及び、給水部5
と、それらを結ぶ配管2、6から構成することができ
る。まず、それぞれの構成要素について、説明する。
【0019】(配水部3)配水部3とは、配水機能部3
aを搭載して、少なくとも本給水管2からの給水の水
質、水圧や水温等の状態を制御し管理する個所である。
【0020】この配水機能部3aについて、以下に説明
する。本給水管2には、給水される水質を制御、管理す
るために、給水中の異物混入を除去するためのフィルタ
ー11や、浄化するための中空糸膜などのフィルター1
1、水の臭いを除去する活性炭のフィルター11、さら
には、電解槽によるイオン水生成装置、などを接続す
る。
【0021】次に、本給水管2には、水圧を制御、管理
するために、減圧弁12もしくは水圧ポンプを設ける。
所定の最大圧力以上に使用水圧がかかっている場合は、
減圧弁12を設ける。また、所定の最少圧力以下しか使
用水圧がかかっていない場合には、水圧ポンプを設け
る。このように所定の水圧範囲(0.07MP〜0.4
MP、好ましくは、0.2MP〜0.3MP)に給水圧
を制御管理することで、下流側に設ける機器や配管への
負荷を低減することができ、商品寿命を延ばすことがで
きる。
【0022】次に、水温を制御、管理するために、給湯
機13を本給水管2の給湯経路内に設置する。
【0023】また、本給水管2の上流側に、本開閉弁1
0を設けておく。この本開閉弁10は、開閉の機能だけ
でもよいが、流量調整手段19を備えた本開閉弁10と
することが好ましい。たとえば、この流量調整手段19
を用いて、本開閉弁10の開度を調整し流量を調整する
ことができる。そのため、必要以上の水を流さないよう
にして、節水効果を得ることができる。
【0024】なお、本給水管2からの給水量を検知する
総流量検知手段27を設けることが好ましい。これによ
り、この給水システム1において、本給水管2からの総
給水量を把握することができる。
【0025】(分水部4)次に、分水部4について、以
下に説明する。分水部4とは、少なくともヘッダー7を
用いて、配水部3からの給水を各給水部5に分水する個
所である。つまり、配水部3から分岐した本給水管2を
ヘッダー7に接続し、このヘッダー7から各給水部5ま
で分岐配管6を接続している。また、ヘッダー7は、ケ
ーシング14b内に収納されており、かつ、このケーシ
ング14b内で、ヘッダー7は、本給水管2および分岐
配管6と接続している。そのため、ケーシング14b内
に各接続部が収まっているので、点検や補修が行ない易
くなる。なお、ここでは、給水、給湯を分水するために
用いたヘッダー7を例に挙げているが、さらに、適温の
湯水、中水、浄水、イオン水などを分水するためのヘッ
ダー7としてもよい。
【0026】さらに、この分水部4に分水機能部4aを
搭載することにより、給水システム1の使用性をさらに
向上することができる。たとえば、分水機能部4aとし
て、ヘッダー7と分岐配管6との間に、逆止弁21(ま
たは、緩衝機能付逆止弁20)、水圧検知手段26、流
量検知手段27、空気混入部8などを設けることができ
る。
【0027】では、図10に基づき、逆止弁21(緩衝
機能付逆止弁20)について説明する。この緩衝機能付
逆止弁20は、逆止弁21と緩衝部22から構成されて
いる。逆止弁21は、各分岐配管6からヘッダー7を介
して、他の分岐配管6内もしくは本給水管2へ逆流しな
いようにするものである。たとえば、長期給水せずに分
岐配管6内の水が停滞したままであると、水が腐るおそ
れがある。しかしながら、ヘッダー7と分岐配管6との
間に逆止弁21を設けているので、ヘッダー7を介し
て、長期停滞し腐敗した水が、他の分岐配管6に流れ込
むおそれはなくなる。
【0028】また、緩衝部22は、ばね22aの弾性力
を利用して、ウォーターハンマーを防止するものであ
る。なお、図10中の矢印方向が、給水の流れ方向であ
る。
【0029】次に、水圧検知手段26について説明す
る。各分岐配管6とヘッダー7との間に水圧検知手段2
6を設けることで、分岐配管6に加わる水圧を検知する
ことができる。そのため、水圧を検知することで、分岐
配管6内の圧力不足および許容圧力を超える圧力上昇な
どの異常を初期に検知することができる。また、経時的
な水圧変化を検知することで、分岐配管6の劣化や分岐
配管内6の異常が発生するおそれを予知することも可能
となる。たとえば、所定水圧以上になっていれば、下流
側での異常が起こっていることを示唆しており、また、
所定水圧以下になっていれば、漏水もしくは吐水部18
の弁の閉め忘れを示唆している。なお、水圧検知手段2
6としては、分岐配管6が樹脂製であることを利用し
て、この分岐配管6に歪みゲージを設けて、その樹脂製
の分岐配管6の歪みから水圧を検知するようにしてもよ
い。
【0030】次に、流量検知手段27について説明す
る。各分岐配管6とヘッダー7との間に流量検知手段2
7を設けることで、経路毎の給水量を把握することがで
きる。ヘッダー7工法における給水システム1において
は、継手数が少ないため、管路内での圧力損失がほとん
どない。そのため、水圧による流量管理ができる。した
がって、流量検知手段27としては、流量センサーを用
いることもできるが、圧力損失のない水圧検知手段26
を用いて、流量を検知してもよい。
【0031】次に、空気混入部8について説明する。図
8に示すように、空気混入部8には、空気開放弁8aが
設けられており、通常は、この空気開放弁8aがばね8
bの抑制力により上部に押し当てられて、通路を塞いで
いる。空気を混入する場合は、この空気開放弁8aを押
し込んで、通路を形成し、エアコンプレッサーなどから
空気をこの通路から送り込み、流路内に混入することが
できる。または、この空気開放弁8aを送り込む空気圧
によって開き、通路を形成するようにしてもよい。また
は、空気開放弁8aを電磁弁とし、さらに、各空気混入
部8にエアコンプレッサーを接続して、空気混入スイッ
チを押すことで、電磁弁を開きさらにコンプレッサーを
作動させて、空気を送り込むようにしてもよい。上述し
たような空気混入部8を形成して、この空気混入部8か
ら空気を送り込んで、分岐配管6内の水抜きを行なうこ
とができる。そのため、長期使用しない給水部5の分岐
配管6の流路内に水を停滞させて、水が腐るおそれはな
い。
【0032】なお、この空気混入部8を利用して、給水
に気泡を混入することも可能となる。ただし、分岐配管
6を流れるうちに、気泡が成長して大きくなってしまう
ため、給水部5において成長した気泡を壊して微細にす
る必要がある。そのため、細かな網目状のフィルターを
流路内に介在させるようにする。
【0033】また、この空気混入のためのエアコンプレ
ッサーは、気泡浴槽に用いるエアコンプレッサーと兼用
してもよい。そのため、浴室ユニットの天井裏に分水部
4(ヘッダー7)およびエアコンプレッサーを設けるよ
うにすることが好ましい。なお、このような配置とする
ことにより、浴室ユニットの点検口からこの分水部4の
点検、補修が可能となる。
【0034】(給水部5)次に、給水部5について、以
下に説明する。給水部5とは、少なくとも使用者が水を
使用するために給水を得る個所である。なお、この給水
部5に送水管29を接続して給水してもよい。
【0035】図3に示すように、給水部5のケーシング
14cを壁に埋め込み、このケーシング14c内に分水
部4(ヘッダー7)から分岐した分岐配管6を取り込
む。そして、このケーシング14c内に接続継手15が
位置するようにする。さらに、この接続継手15に嵌合
するように水栓本体16を接続する。そして、クイック
ファスナー24を取付けることにより、嵌合した接続継
手15と水栓本体16が抜けないように、抜け方向に対
して抑制する。さらに、この水栓本体16の吐水部18
をカバー30から突出させて設けている。また、漏水ト
レイ25を分岐配管6と接続継手15の下方に設け、接
続継手15からの漏水を鞘管28から流れ出ないように
している。なお、図3に示すように、ケーシング14c
の内側底面部にはカバー30の取付け方向に向かって、
傾斜勾配が設けられており、さらに、中心にその傾斜は
集中するように設けられ、万が一漏水が発生した場合、
この傾斜に沿ってカバー30の下端に設けた孔(図示せ
ず)から室内側に流れ出てくるようになっている。その
ため、使用者はケーシング内で漏水が起こっていること
を室内側から容易に確認することができる。このよう
に、ケーシング14内で接続継手15と給水部5である
水栓本体16の継手部17との接続しているため、この
接続部からの漏水点検が容易となるとともに、分岐配管
6の更新も容易に行なうことができる。さらに、給水部
5である水栓本体16を取り外し可能としているので、
水栓本体16の点検補修も容易に行なうことができる。
【0036】次に、吐水部18の逆止弁21構造につい
て説明する。吐水部18には、吐水部18から汚水が逆
流しないように、逆止弁21が設けられている。さら
に、図10に示すように、この逆止弁21にウォーター
ハンマーの衝撃をばね22aの弾性力で吸収するように
緩衝部22が設け、緩衝機能付逆止弁20とすることが
好ましい。
【0037】次に、吐水部18の止水弁23構造につい
て説明する。吐水部18には、図4に示すように、吐水
部18に送水管29を接続することで流路23bを形成
し、送水管29を外すことでばね23aの弾性力により
止水弁23が元の位置に戻って流路23bを閉ざすよう
に止水弁23を設けている。図示する止水弁23は、止
水弁23が吐水部18から突出して設けられており、吐
水部18に送水管29を接続することで、この止水弁2
3が押し込まれ通水状態となる。また、送水管29を外
すことで止水弁23が元の位置に戻り、流路23bを閉
ざして止水状態になる。
【0038】次に、流量調整手段19について説明す
る。水栓本体16には、流量調整手段19が備えられて
おり、この流量調整手段19を操作する流量調整操作部
19aは、レバーハンドル19bから構成されており、
このレバーハンドル19bをこのカバー30から突出さ
せて設けている。この吐水流量調整手段19であるレバ
ーハンドル19bを回転させることで、ボールバルブが
開き、流路を形成する。
【0039】なお、図7は、流量調整手段19を、スイ
ッチボタン式として、カバー30にスイッチボタン19
cを設けて、電気制御により、開度を調整している。
【0040】図5は、給水部5の別の実施形態を示す。
上述した給水部5との同じ構成部分については説明を省
略する。この給水部5にも、吐水部18に送水管29を
接続することで流路23bを形成し、送水管29を外す
ことでばね23aの弾性力により止水弁23が元の位置
に戻って流路23bを閉ざすように機能する止水弁23
を吐水部18に設けているが、図6に示すように、吐水
部18の接続構造はメス型となっている。つまり、止水
弁23が吐水部18の内部に設けられており、吐水部1
8に送水管29を挿入接続することで、この止水弁23
が押し込まれ通水状態となる。なお、ここでは、吐水部
18を二個設けているので、たとえば、この給水部5を
浴室に設置して、一方の吐水部18には洗い場用の送水
管29を接続し、他方の吐水部18には浴槽用の送水管
29を接続することができる。また、この給水部5を便
所に設置して、一方の吐水部18にはトイレの洗浄用の
送水管29を接続し、他方の吐水部18には局部洗浄乾
燥装置用の送水管29を簡単に接続することができる。
また、この給水部5を台所に設置して、一方の吐水部1
8にはキッチンシンクの水栓用の送水管29を接続し、
他方の吐水部18には食器洗浄乾燥器用の送水管29を
簡単に接続することができる。
【0041】上述した止水弁23を備えた給水部5は、
配水部3に減圧弁12を設けて、水圧を0.4MP以下
好ましくは0.3MP以下とすることで、人の力で簡単
に送水管29を取付け、かつ、取り外しすることができ
る。そのため、この給水部5を、電気を得るために電気
コンセントにコードを接続するのと同様の感覚で、給水
を得るために給水用のコンセントとして用いることが可
能となる。
【0042】なお、ここでは、ケーシング14を壁に埋
め込む給水部5を例に挙げて説明したが、ケーシング1
4を床に埋め込んで用いてもよい。このように、床から
の配管29を立ち上げる場合においても、ケーシング1
4内に接続継手15と水栓本体16の継手部17とが収
納されるため、点検補修が容易となるとともに、樹脂管
の更新も容易に行なうことができる。
【0043】(配管)上述した配水部3と分水部4とを
結ぶ本給水管2や、分水部4と給水部5とを結ぶ分岐配
管6は、可撓性を有する配管により構成されている。可
撓性を有する配管は、たとえば、架橋ポリエチレンやポ
リブデンなどの合成樹脂配管が挙げられる。なお、配管
2、6の更新性を考慮して、鞘管28を敷設して、この
鞘管28内に配管2、6を挿入するようにすることが好
ましい。
【0044】(給水システム1)次に、この給水システ
ム1を設置した場合の実施の形態を示す。まず、図1お
よび図2に示した給水システム1において、共通の仕様
について以下で説明する。配水部3のケーシング14内
に、本給水管2を挿入して、本開閉弁10、総流量検知
手段27、フィルター11、減圧弁12を順に接続し、
給水用本給水管2と給湯用本給水管2とに分岐して分水
部4に接続している。また、分水部4には、給水用ヘッ
ダー7aと給湯用ヘッダー7bが設けられている。さら
に、分水部4に設けられた各ヘッダー7の接続部に緩衝
機能付逆止弁20、空気混入部8、水圧検知手段26お
よび流量検知手段27を介して分岐配管6が接続されて
いる。そして、この分岐配管6は、各給水部5まで敷設
して、各給水部5に接続している。また、ヘッダー7と
分岐配管6との間に設けた空気混入部8への空気混入す
るための操作部9を、給水部5に設けている。ただし、
空気混入部8への空気混入するための操作部9を、集中
して操作盤25に設けてもよい。
【0045】次に、図1および図2のそれぞれで異なる
仕様について説明する。
【0046】図1の給水システム1における給水部5の
水栓本体16には、図3および図7に示すような流量調
整手段19を備えており、この流量調整手段19によ
り、流量調整を行なうようになっている。なお、この流
量調整手段19により逆流防止することは可能である
が、吐水部18に、さらに逆止弁21もしくは整流板を
設けることで、より吐水部18先端での逆流防止をする
ことができる。さらに、上記逆止弁21をウォーターハ
ンマーによる衝撃を吸収する緩衝機能付逆止弁20を設
けることが好ましい。さらに、吐水部18に止水弁23
を設けることで、使用性を向上させることができる。
【0047】図2の給水システム1における給水部5の
吐水部18には、図3、図5および図7に示すような逆
止弁21を備えており、この逆止弁21により、吐水部
18からの逆流を防止している。さらに、上記逆止弁2
1をウォーターハンマーによる衝撃を吸収する緩衝機能
付逆止弁20を設けることが好ましい。さらに、吐水部
18に止水弁23を設けることで、使用性を向上させる
ことができる。
【0048】上述した給水システム1は、使用頻度が少
ない給水個所を設けることを可能とした給水システム1
であるが、この給水システム1は、キッチン、トイレ、
洗面所、浴室などの通常使用される給水個所だけに用い
てもよい。
【発明の効果】本件発明により、長期使用しない流路が
あったとしても、逆止弁21により、分岐配管6内に停
滞した水が他の分岐配管6に逆流することはない。さら
に、給水部5からの汚水の逆流も防止することができ
る。つまり、衛生的配慮がなされた給水システム1であ
り、通常頻繁に使用する個所以外にも、水を得ることが
できる個所を設けて、電気コンセントから電気を得るよ
うに、水を得ることができる環境を提供して、使用性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の一実施形態である給水システムを示
す。
【図2】本件発明の別の一実施形態である給水システム
を示す。
【図3】給水部の一実施形態を示す。
【図4】図3における給水部の吐水部を示す。
【図5】給水部の別の一実施形態を示す。
【図6】図5における給水部の吐水部を示す。
【図7】給水部の別の一実施形態を示す。
【図8】空気混入部の一実施形態を示す。
【図9】接続継手と水栓本体の継手部との接続構造を示
す。
【図10】緩衝機能付逆止弁の構造を示す。
【符号の説明】
1 給水システム 2 本給水管 3 配水部 4 分水部 5 給水部 6 分岐配管 7 ヘッダー 8 空気混入部 8a 空気開放弁 8b ばね 8c 通路 9 空気混入のための操作部 10 本開閉弁 11 フィルター 12 減圧弁 13 給湯機 14 ケーシング 15 接続継手 16 水栓本体 17 水栓本体の継手部 18 吐水部 19 流量調整手段 19a 水栓本体に設けた流量調整手段の操作部 20 緩衝機能付逆止弁 21 逆止弁 21a 弁 21b ばね 21c 流路 22 緩衝部 22a ばね 23 止水弁 23a ばね 23b 流路 24 クイックファスナー 25 漏水トレイ 26 水圧検知手段 27 流量検知手段、総流量検知手段 28 鞘管 29 送水管 30 カバー 31 パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 55/04 F16L 55/04 Fターム(参考) 2D060 AB03 AC03 BC11 BC19 BC21 BC25 3H025 BA22 BB02 CA03 CB26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本給水管をヘッダーに接続し、このヘッ
    ダーから給水部まで分岐配管を接続してなる給水システ
    ムにおいて、 前記ヘッダーと分岐配管との間に逆止弁を設けてなり、 かつ、前記給水部の吐水部には止水弁が設けられている
    ことを特徴とする給水システム。
  2. 【請求項2】前記止水弁は、送水管を吐水部に装着する
    ことで流路を形成し、送水管を吐水部から取り外すと流
    路を塞ぐ弁体を備えてなることを特徴とする請求項1に
    記載の給水システム。
  3. 【請求項3】本給水管をヘッダーに接続し、このヘッダ
    ーから給水部まで分岐配管を接続してなる給水システム
    において、 前記ヘッダーと分岐配管との間に逆止弁を設けてなり、 かつ、前記給水部には流量調整手段が設けられているこ
    とを特徴とする給水システム。
  4. 【請求項4】前記逆止弁は、ウォーターハンマーを防止
    する緩衝部を備えてなることを特徴とする請求項1乃至
    3に記載の給水システム。
  5. 【請求項5】前記分岐配管に接続継手を設け、この接続
    継手と給水部の継手部とを嵌合接続してなることを特徴
    とする請求項1乃至4に記載の給水システム。
  6. 【請求項6】前記逆止弁と分岐配管との間には、空気混
    入部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5
    に記載の給水システム。
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