JP2002105065A - チアゾリルエタノン誘導体及びその製造法 - Google Patents

チアゾリルエタノン誘導体及びその製造法

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JP2002105065A
JP2002105065A JP2000298061A JP2000298061A JP2002105065A JP 2002105065 A JP2002105065 A JP 2002105065A JP 2000298061 A JP2000298061 A JP 2000298061A JP 2000298061 A JP2000298061 A JP 2000298061A JP 2002105065 A JP2002105065 A JP 2002105065A
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Tomio Yagihara
富男 八木原
Toshio Aihara
利男 相原
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農薬、医薬等及びその製造中間体として有用な2位に置
換基を有するチアゾリ ルエタノン誘導体、及びその製造方法を提供することを
課題とする。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される化合物、及び下記反応式で
示される一般式(1) で表される化合物の製造方法。 【化1】 〔式中、R1は、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、置換
基を有してもよいフェニ ル基等を表し、R2は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6
アルキル基、置換基を有 してもよいフェニル基等を表し、R3は、Wで置換され
た(フェニル基又は複素 環基)を表し、Wは、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原
子、C1-6アルキル基等 を表し、Zは、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基、置
換されてもよいフェノキ シ基、C1-6アルキルチオ基、置換されてもよいフェニ
ルチオ基、ニトロ基、イ ソシアノ基、シアノ基、チオシアナト基等を表す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、農薬や医薬品等及びその製造中間体として有
用な2位に置換基を有 するチアゾリルエタノン誘導体及びその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連して、下記一般式(5)
【0003】
【化5】
【0004】 で表される化合物において、Z”がシアノ基であり、R
cが置換されてもよいフ ェニル基又は置換されてもよいピラゾリル基等である化
合物は、例えば、特開昭 53−92769号公報、EP189960号公報、W
O96/33995号公 報及びWO00/17174号公報等に記載されてい
る。そして、これらの化合 物は有害生物防除剤として有用であること、及び2−シ
アノメチルチアゾール化 合物と対応する酸ハロゲン化物とを反応させる製造方法
が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、農薬や医薬品等及びその製造中間体として有
用な2位に置換基を有 するチアゾリルエタノン誘導体、及びその製造方法を提
供することを課題とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決すべく、本発明は第1に、一般式(1)
【0007】
【化6】
【0008】 (式中、R1は、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C
1-6ハロアルキル基、C1-6 アルコキシ基、置換基を有してもよいC3-6シクロアル
キル基、置換基を有して もよいピリジル基、置換基を有してもよいチエニル基、
置換基を有してもよいフ ェニル基及び置換基を有してもよいフェノキシ基からな
る群から選ばれる1種の 基を表し、 R2は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C
1-6ハロアルキル基、 C1-6アルコキシカルボニル基、C3-6シクロアルキル
基、置換基を有してもよい フェニル基及び置換基を有してもよい複素環基からなる
群から選ばれる1種を表 し、 R3は、Wで置換されたフェニル基又はWで置換された
複素環基を表す。 ここで、Wは、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、C
1-6アルキル基、C3-8 シクロアルキル基、C1-6ハロアルキル基、C1-6アルコ
キシ基、C1-6ハロアル コキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフ
ィニル基、C1-6アルキ ルスルホニル基、C1-6アルキルアミノ基、ジC1-6アル
キルアミノ基、C1-6ア ルキルカルボニル基、C1-6アルコキシカルボニル基、
1で置換されてもよいフ ェニル基及びG1で置換されてもよいフェノキシ基から
なる群から選ばれる1種 を表し、 G1は、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、C1-6アル
キル基、C1-6ハロア ルキル基、C1-6アルコシキ基、C1-6ハロアルコキシ
基、C1-6アルキルチオ基 、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホ
ニル基、C1-6アルキル アミノ基、ジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アルキルカ
ルボニル基及びC1-6ア ルコキシカルボニル基からなる群から選ばれる1種を表
し、 Wで置換された複素環基は、トリアゾリル基、チアゾリ
ル基、オキサゾリル基 、イソオキサゾリル基、イソチアゾリル基、ピラゾリル
基、イミダゾリル基、テ トラゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル
基、チエニル基、フリル基 、ピロリル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジ
ニル基、ピラジニル基か らなる群から選ばれる1種を表し、 Zは、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基、置換されて
もよいフェノキシ基、 C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルホニル基、置
換されてもよいフェニル チオ基、置換されてもよいフェニルスルホニル基、C
1-6アルキルアミノ基、置 換されてもよいアニリノ基、ニトロ基、チオシアナト
基、イソシアノ基、C1-6 ハロアルキル基、C2-6アルケニル基及びC2-6アルキニ
ル基からなる群から選ば れる1種を表す。)で表されるチアゾリルエタノン誘導
体を提供する。
【0009】 本発明は第2に、一般式(2)
【0010】
【化7】
【0011】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を表す。) で表される化合物とハロゲン化剤とを反応させる工程を
有する、一般式(3)
【0012】
【化8】
【0013】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を表し、X
はハロゲン原子を表す。 )で表される2位にハロゲンが置換されたエタノン誘導
体の製造方法を提供する 。
【0014】 また、本発明は第3に、前記一般式(3)で表される2
位にハロゲンが置換さ れたエタノン誘導体と求核試剤とを反応させる工程を有
する、一般式(4)
【0015】
【化9】
【0016】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を表し、
Z’は、C1-6アルコキシ基 、置換されてもよいフェノキシ基、置換されてもよいフ
ェニルチオ基、C1-6ア ルキルアミノ基、置換されてもよいアニリノ基、ニトロ
基、シアノ基、チシアナ ト基、C1-6ハロアルキル基、C2-6アルケニル基及びC
2-6アルキニル基からな る群から選ばれる1種を表す。)で表されるチアゾリル
エタノン誘導体の製造法 を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明化合物は、前記
一般式(1)で表され る2−チアゾリルエタノン誘導体である。 前記一般式(1)において、R1は、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等のハロゲ ン原子;メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、sec− ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル基等
のC1-6アルキル基;フ ルオロメチル、クロロメチル、ブロモメチル、ジフルオ
ロメチル、ジクロロメチ ル、ジブロモメチル、トリフルオロメチル、トリクロロ
メチル、トリブロモメチ ル、ジフルオロクロロメチル、2,2,2−トリフルオ
ロエチル、2,2,2− トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル基等のC1-6
ハロアルキル基;メトキ シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−
ブトキシ、sec−ブト キシ、t−ブトキシ基等のC1-6アルコキシ基;シクロ
プロピル、シクロペンチ ル、シクロヘキシル基等のC3-6シクロアルキル基;2
−ピリジル、3−ピリジ ル、4−ピリジル基等のピリジル基;2−チエニル、3
−チエニル基等のチエニ ル基;フェニル基又はフェノキシ基を表す。
【0018】 また、前記シクロアルキル基、ピリジル基、チエニル
基、フェニル基及びフェ ノキシ基は任意の位置に置換基を有していてもよい。か
かる置換基としては、フ ッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子;メチル、エチル基
等のC1-6アルキル基; メトキシ、エトキシ、n−プロオキシ、イソプロポキ
シ、n−ブトキシ基等のC 1-6 アルコキシ基;メチルチオ、エチルチオ基等のC1-6
アルキルチオ基;メトキ シカルボニル、エトキシカルボニル基等のC1-6アルコ
キシカルボニル基;シア ノ基、ニトロ基等が挙げられる。前記シクロアルキル
基、ピリジル基、チエニル 基、フェニル基及びフェノキシ基は、同一又は相異なる
複数の置換基を有してい てもよい。
【0019】 R2は、水素原子;フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハ
ロゲン原子;メチル、 エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s
ec−ブチル、t−ブチ ル、n−ペンチル、n−ヘキシル基等のC1-6アルキル
基;フルオロメチル、ク ロロメチル、ブロモメチル、ジフルオロメチル、ジクロ
ロメチル、ジブロモメチ ル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロ
モメチル、ジフルオロク ロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,
2,2−トリクロロエチル 、ペンタフルオロエチル基等のC1-6ハロアルキル基;
メトキシカルボニル、エ トキシカルボニル基等のC1-6アルコキシカルボニル
基;シクロプロピル、シク ロペンチル、シクロヘキシル基等のC3-6シクロアルキ
ル基;フェニル基;トリ アゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリ
ル、イソチアゾリル、ピ ラゾリル、イミダゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾ
リル、チアジアゾリル、 チエニル、フリル、ピロリル、ピリジル、ピリダジニ
ル、ピリミジニル、ピラジ ニル基等の複素環基を表す。
【0020】 また、前記フェニル基及び複素環基は、任意の位置に置
換基を有していてもよ い。かかる置換基としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素等のハロゲン原子;メ チル、エチル基等のC1-6アルキル基;メトキシ、エト
キシ、n−プロオキシ、 イソプロポキシ、n−ブトキシ基等のC1-6アルコキシ
基;メチルチオ、エチル チオ基等のC1-6アルキルチオ基;メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル基 等のC1-6アルコキシカルボニル基;シアノ基、ニトロ
基等が挙げられる。前記 フェニル基及び複素環基は、同一又は相異なる複数の置
換基を有していてもよい 。
【0021】 R3は、Wで置換されたフェニル基又はWで置換された
複素環基を表す。 ここで、Wは、ニトロ基、シアノ基;フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等のハロゲ ン原子;メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、sec− ブチル、t−ブチル、n−ペンチル,n−ヘキシル基等
のC1-6アルキル基;シ クロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル基等の
3-6シクロアルキル基 ;フルオロメチル、クロロメチル、ブロモメチル、ジフ
ルオロメチル、ジクロロ メチル、ジブロモメチル、トリフルオロメチル、トリク
ロロメチル、トリブロモ メチル、ジフルオロクロロメチル、2,2,2−トリフ
ルオロエチル、2,2, 2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル基等のC
1-6ハロアルキル基;メ トキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、
n−ブトキシ、sec− ブトキシ,t−ブトキシ基等のC1-6アルコキシ基;フ
ルオロメトキシ、クロロ メトキシ、ブロモメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジク
ロロメトキシ、ジブロモ メトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキ
シ、トリブロモメトキシ、 ジフルオロクロロメトキシ、2,2,2−トリフルオロ
エトキシ、2,2,2− トリクロロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ基等のC
1-6ハロアルコキシ基; メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロ
ピルチオ基等のC1-6ア ルキルチオ基;
【0022】 メチルスルフェニル、エチルスルフェニル、n−プロピ
ルスルフェニル、イソプ ロピルスルフェニル、n−ブチルスルフェニル、sec
−ブチルスルフェニル、 t−ブチルスルフェニル基等のC1-6アルキルスルフェ
ニル基;メチルスルホニ ル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、イソ
プロピルスルホニル、n −ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、t−
ブチルスルホニル基等の C1-6アルキルスルホニル基; メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ基等のC
1-6アルキルアミノ基; ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、
エチルメチルアミノ、メ チルプロピルアミノ基等のジC1-6アルキルアミノ基; アセチル、プロピオニル基等のC1-6アルキルカルボニ
ル基;メトキシカルボニ ル、エトキシカルボニル基等のC1-6アルコキシカルボ
ニル基;G1で置換されて もよいフェニル基又はG1で置換されてもよいフェノキ
シ基を表す。
【0023】 G1は、ニトロ基、シアノ基;フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素等のハロゲン原子 ;メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、sec−ブチル 、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル基等のC
1-6アルキル基;フルオロ メチル、クロロメチル、ブロモメチル、ジフルオロメチ
ル、ジクロロメチル、ジ ブロモメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチ
ル、トリブロモメチル、ジ フルオロクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチ
ル、2,2,2−トリク ロロエチル、ペンタフルオロエチル基等のC1-6ハロア
ルキル基;メトキシ、エ トキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、sec−ブトキシ、 t−ブトキシ基等のC1-6アルコキシ基;
【0024】 フルオロメトキシ、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、
ジフルオロメトキシ、ジ クロロメトキシ、ジブロモメトキシ、トリフルオロメト
キシ、トリクロロメトキ シ、トリブロモメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、
2,2,2−トリフルオ ロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、ペンタ
フルオロエトキシ基等の C1-6ハロアルコキシ基;メチルチオ、エチルチオ、n
−プロピルチオ、イソプ ロピルチオ基等のC1-6アルキルチオ基;
【0025】 メチルスルフェニル、エチルスルフェニル、n−プロピ
ルスルフェニル、イソプ ロピルスルフェニル、n−ブチルスルフェニル、sec
−ブチルスルフェニル、 t−ブチルスルフェニル基等のC1-アルキルスルフェニ
ル基;メチルスルホニル 、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、イソプ
ロピルスルホニル、n− ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、t−ブ
チルスルホニル基等のC 1-6 アルキルスルホニル基; メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ基等のC
1-6アルキルアミノ基;
【0026】 ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、
エチルメチルアミノ、メ チルプロピルアミノ基等のジC1-6アルキルアミノ基;
アセチル、プロピオニル 基等のC1-6アルキルカルボニル基;又は、メトキシカ
ルボニル、エトキシカル ボニル基等のC1-6アルコキシカルボニル基;を表す。
【0027】 Wで置換された複素環基の複素環基としては、1,2,
4−トリアゾール−3 −イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,
3,4−トリアゾール−2 −イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,
2,3−トリアゾール−5 −イル基等のトリアゾリル基;2−チアゾリル、4−チ
アゾリル、5−チアゾリ ル基等のチアゾリル基;オキサゾール−2−イル、オキ
サゾール−4−イル、オ キサゾール−5−イル基等のオキサゾリル基;イソオキ
サゾール−3−イル、イ ソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イ
ル基等のソオキサゾリル 基;イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−
イル、イソチアゾール− 5−イル基等のイソチアゾリル基;ピラゾール−3−イ
ル、ピラゾール−4−イ ル、ピラゾール−5−イル基等のピラゾリル基;テトラ
ゾール−5−イル基等の テトラゾリル基;1,2,4−オキサジアゾール−3−
イル、1,2,4−オキ サジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾー
ル−2−イル基等のオキ サジアゾリル基;1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル、1,2,4−チアジ アゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2
−イル基等のチアジアゾ リル基;2−チエニル、3−チエニル基等のチエニル
基;2−フリル、3−フリ ル基等のフリル基;ピロール−2−イル、ピロール−3
−イル基等のピロリル基 ;2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル基等のピ
リジル基;3−ピリダジ ニル、4−ピリダジニル基等のピリダジニル基;2−ピ
リミジニル、4−ピリミ ジニル、5−ピリミジニル基等のピリミジニル基;及
び、ピラジン−2−イル基 等のピラジニル基;等が挙げられる。
【0028】 Zは、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子;メトキ
シ、エトキシ、n−プロ オキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ基等のC1-6
ルコキシ基;置換されて もよいフェノキシ基;メチルチオ、エチルチオ、n−プ
pロピルチオ、イソプロ ピルチオ、n−ブチルチオ、sec−ブチルチオ、t−
ブチルチオ基等のC1-6 アルキルチオ基;メチルスルホニル、エチルスルホニ
ル、n−プpロピルスルホ ニル、イソプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニ
ル、sec−ブチルスルホ ニル、t−ブチルスルホニル基等のC1-6アルキルスル
ホニル基;置換されても よいフェニルチオ基;置換されてもよいフェニルスルホ
ニル基;メチルアミノ、 エチルアミノ、n−プロピルアミノ、n−ブチルアミン
ノ基等のC1-6アルキル アミノ基;置換されてもよいアニリノ基;ニトロ基;チ
オシアナト基(−SCN );イソシアノ基(−NC);フルオロメチル、クロロ
メチル、ブロモメチル、 ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、
トリフルオロメチル、ト リクロロメチル、トリブロモメチル、クロロジフルオロ
メチル、2,2,2−ト リフルオロエチル、ペンタフルオロエチル基等のC1-6
ハロアルキル基;エテニ ル、プロペニル、ブテニル基等のC2-6アルケニル基;
又はエチニル、プロピニ ル、ブチニル基等のC2-6アルキニル基;を表す。
【0029】 前記一般式(1)又は(4)で表されるチアゾリルエタ
ノン誘導体としては、 下記一般式(6)で表されるものが好ましい。
【0030】
【化10】
【0031】 上記式中、R1及びR2前記と同じ意味を表し、Zは前記
Z’と同じ意味を表し 、Xは前記Wと同じ意味を表し、nは1〜5の整数を表
す。前記一般式(6)で 表される化合物の具体例としては、下記第1表に示すも
のが挙げられる。なお、 下記第1表中、tBuはターシャリブチル基を、cHe
xはシクロヘキシル基を それぞれ表す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】
【表7】
【0039】
【表8】
【0040】
【表9】
【0041】
【表10】
【0042】
【表11】
【0043】
【表12】
【0044】
【表13】
【0045】
【表14】
【0046】
【表15】
【0047】
【表16】
【0048】
【表17】
【0049】
【表18】
【0050】
【表19】
【0051】
【表20】
【0052】
【表21】
【0053】
【表22】
【0054】
【表23】
【0055】
【表24】
【0056】
【表25】
【0057】
【表26】
【0058】
【表27】
【0059】
【表28】
【0060】
【表29】
【0061】
【表30】
【0062】
【表31】
【0063】
【表32】
【0064】
【表33】
【0065】
【表34】
【0066】
【表35】
【0067】
【表36】
【0068】
【表37】
【0069】
【表38】
【0070】
【表39】
【0071】
【表40】
【0072】
【表41】
【0073】
【表42】
【0074】
【表43】
【0075】 (製造法) 前記一般式(4)で表される化合物は、次の方法により
製造できる。
【0076】
【化11】
【0077】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を表し、
Z’は、前記Z又はシアノ 基を表し、Xはハロゲン原子を表す。) 先ず、一般式(2)で表される化合物をハロゲン化剤を
用いてハロゲン化する ことによって一般式(3)で表されるハロゲン体を得
る。
【0078】 用いられるハロゲン化剤としては、塩素、臭素、ヨウ
素、ホスゲン、塩化スル フリル、塩化チオニル、N−クロロコハク酸イミド(N
CS)、N−ブロモコハ ク酸イミド(NBS)等のような通常のハロゲン化剤が
挙げられる。また、フッ 素化の場合は、N−フルオロベンゼンスルホンアミド類
やN−フルオロピリジニ ウム塩を使用することができる。ハロゲン化剤の使用量
は、一般式(2)で表さ れる化合物1モルに対して、通常、1〜3モルである。
【0079】 反応溶媒としては、不活性溶媒であれば特に制限はない
が、例えば、塩化エチ レン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエ
タン、クロロベンゼン、 ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;ペンタン、
ヘキサン、へプタン、シ クロヘキサン等の飽和炭化水素;ベンゼン、トルエン、
キシレン、エチルベンゼ ン等の芳香族炭化水素;及びこれらの2種以上の混合溶
媒;等が挙げられる。こ れらの中でも、ジクロロメタンやクロロホルムのような
ハロゲン系溶媒の使用が 好ましい。反応は−10℃〜溶媒の沸点までの温度範
囲、好ましくは、0℃〜室 温で円滑に進行する。
【0080】 次に、得られたハロゲン体(3)と求核試薬とを反応さ
せることで、一般式( 4)で表される化合物を得ることができる。 用いられる求核試剤としては、前記ハロゲン体(3)の
ハロゲン原子と求核置 換反応し得るものであれば特に制限はない。求核試薬と
しては、例えば、酸素系 求核試剤、硫黄系求核試剤、窒素系求核試剤、炭素系求
核試剤、シアン化物、ニ トロ化剤及びチオシアン酸塩等が挙げられる。
【0081】 前記酸素系求核試剤としては、例えば、メタノール、エ
タノール、n−プロパ ノール、イソプロパノール、n−ブタノール、t−ブタ
ノール等のアルコール類 ;フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−
クレゾール、4−クロロ フェノール等のフェノール類;等が挙げられる。
【0082】 前記硫黄系求核試剤としては、例えば、メチルメルカプ
タン、エチルメルカプ タン,n−プロピルメルカプタン、イソプロピルメルカ
プタン等のアルカンチオ ール類;チオフェノール、4−クロロチオフェノール、
2−メチルチオフェノー ル、3−メトキシチオフェノール等のアリールメルカプ
タン類;等が挙げられる 。
【0083】 前記窒素系求核試剤としては、例えば、メチルアミン、
エチルアミン、n−プ ロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、ベ
ンジルアミン等の1級ア ミン類;ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピル
アミン、ジブチルアミン 、メチルベンジルアミン等の2級アミン類;アニリン、
4−クロロアニリン、2 −メチルアニリン、3−メトキシアニリン、フェニルメ
チルアミン等のアニリン 類;等が挙げられる。
【0084】 前記炭素系求核試剤としては、例えば、アセチルアセト
ン、マロン酸、マロン 酸ジメチル、マロン酸ジエチル、アセト酢酸メチル、ア
セト酢酸エチル等の活性 メチレン化合物;メチルマグネシウムブロマイド、エチ
ルマグネシウムブロマイ ド、フェニルマグネシウムブロマイド等のグリニャール
試薬;等が挙げられる。
【0085】 前記シアン化物としては、シアン化ナトリウム、シアン
化カリウム、シアン化 カルシウム、シアン化第1銅、アセトンシアンヒドリン
等が挙げられる。 ニトロ化剤としては、亜硝酸ナトリウムやニトロニウム
テトラフルオロボレー ト等が挙げられる。 チオシアン酸塩としては、チオシアン酸のナトリウム塩
やカリウム塩、アンモ ニウム塩等が挙げられる。
【0086】 一般式(4)で表される化合物において、Z’がC1-6
アルキルスルホニル基 又は置換されてもよいフェニルスルホニル基である化合
物は、対応するZ’がC 1-6 アルキルチオ基又は置換されてもよいフェニルチオ
基である化合物を酸化剤 を用いて酸化することによって得ることができる。 ここで用いられる酸化剤としては、過酸化水素や、過酢
酸、過安息香酸、m− クロロ−過安息香酸等の有機酸過酸化物等が挙げられ
る。
【0087】 Z’がイソシアノ基である化合物は、例えば、Z’がア
ミノ基である化合物の ホルミル体の脱水反応により得ることができる。
【0088】 また、Z’がC1-6ハロアルキル基である化合物は、
Z’がハロゲン原子であ る化合物にCF3−Cu等のハロゲン化アルキル化剤を
作用させることによって 得ることができる。
【0089】 求核試薬の使用量は、通常前記ハロゲン体(3)1モル
に対し、0.5〜10 モル、好ましくは1〜3モルの範囲である。
【0090】 この反応は塩基の存在下に行うのが好ましい。用いられ
る塩基としては、無機 塩基、有機塩基の使用ができ、適時選択できる。無機塩
基としては、例えば、水 酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸
化物;水酸化マグネシウ ム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物;
炭酸ナトリウム、炭酸カ リウム等のアルカリ金属炭酸塩;炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム等のアルカ リ土類金属炭酸塩;水素化ナトリウム、水素化カルシウ
ム等の金属水素化物;ナ トリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム
t−ブトキシド等のア ルカリ金属アルコキシド;マグネシウムメトキシド、マ
グネシウムエトキシド等 のアルカリ土類金属アルコキシド;ブチルリチウム、s
ec−ブチルリチウム、 t−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、
リチウムヘキサメチルジ シラジド等の有機リチウム類;等が挙げられる。
【0091】 有機塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ジイソ
プロピルエチルアミン 、ピリジン、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オク
タン(DABCO)、4 −ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジア
ザビシクロ[5,4,0] ウンデ−7−エン(DBU)等が挙げられる。塩基の使
用量は、通常求核試剤と 等モル程度である。
【0092】 また、前記一般式(4)で表される化合物のうち、Z’
がC1-6アルコキシ基 、置換されてもよいフェノキシ基、C1-6アルキルチオ
基、置換されてもよいフ ェニルチオ基である化合物は、前記求核試剤と塩基から
予め塩を調製し、得られ た塩を前記ハロゲン体(3)と反応させることによって
も得ることができる。か かる塩としては、例えば、金属アルコキシドや金属フェ
ノキシド、メルカプタン 塩等が挙げられる。
【0093】 これらの反応に用いられる溶媒としては、メタノール、
エタノール、n−プロ パノール、イソプロパノール等のアルコール系溶媒;ジ
エチルエーテル、テトラ ヒドロフラン(THF)、1,2−ジメトキシエタン、
1,4−ジオキサン等の エーテル系溶媒;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素等のハロゲン系溶 媒;アセトニトリル等のニトリル系溶媒;アセトン、メ
チルエチルケトン等のケ トン系溶媒;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセタミド等の アミド系溶媒;ジメチルスルホキシド、水等が挙げられ
る。これらは単独で、あ るいは二種以上の混合溶液として使用することもでき
る。
【0094】 反応終了後は、通常の有機合成化学的手法に従って、単
離、精製を行うことに より目的物を得ることができる。目的物の構造は、1
−NMR、IR、MAS Sスペクトル等の各種スペクトルの測定等を行うことに
より決定することができ る。
【0095】
【実施例】
次に実施例により、本発明を詳しく説明する。 (実施例1) 2−ブロモ−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)
−(1,3−チアゾール −2−イル)]−1−[2−(トリフルオロメチル)フェニ
ル]エタン−1−オンの製 造
【0096】
【化12】
【0097】 2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−(1,3−チ
アゾール−2−イル)] −1−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エタン−1
−オン0.5g(1.3 mmol)を、クロロホルム10mlに溶解し、攪拌
下、臭素0.22g(1.4 mmol)を氷冷下で滴下し、室温で3時間さらに攪拌
した。反応終了後、反応 液に亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取
した。有機層を水で洗浄 し、無水硫酸マグネシウムで脱水した後、減圧濃縮し
た。得られた結晶をn−ヘ キサンで洗浄し、目的物0.4gを得た。 mp.125.0〜127.0℃
【0098】 (実施例2) 2−クロロ−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)
−(1,3−チアゾール− 2−イル)]−1−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]
エタン−1−オンの製造
【0099】
【化13】
【0100】 2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−(1,3−チ
アゾール−2−イル)] −1−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エタン−1
−オン0.5g(1.3 mmol)を、クロロホルム10mlに溶解し、そこへ
NCS0.2gを加え、 室温で1時間攪拌した。反応混合物からクロロホルムを
減圧留去し、得られた残 留物に水と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を分取し
た。有機層を無水硫酸マグ ネシウムで乾燥した後、濃縮した。得られた粗結晶を少
量のn−ヘキサンと酢酸 エチルの混合溶媒で洗浄することにより、目的物0.4
gを得た。 mp.143〜145℃(分解)
【0101】 (実施例3) 2−フルオロ−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニ
ル)−(1,3−チアゾー ル−2−イル)]−1−[2−(トリフルオロメチル)フェ
ニル]エタン−1−オンの 製造
【0102】
【化14】
【0103】 ジイソプロピルアミン0.26ml(1.7mmol)の
無水THF8ml溶液 に、攪拌下、−78℃で、n−ブチルリチウムのヘキサ
ン溶液1.1ml(1. 7mmol)を滴下した。−78℃で30分間攪拌した
後、2−[4−(2,6− ジフルオロフェニル)−(1,3−チアゾール−2−イ
ル)]−1−[2−(トリフル オロメチル)フェニル]エタン−1−オン0.6g(1−
6mmol)の無水THF 5ml溶液を滴下した。反応液を−78℃で30分間さ
らに攪拌した後、N−フ ルオロベンゼンスルホンアミド0.64g(2.0mm
ol)の無水THF15m l溶液を滴下した。反応液を徐々に室温に戻し、室温で
2時間攪拌した。反応液 を塩化アンモニウム水溶液中にあけ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層を水 洗した後、無水硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮し
た。得られた残留物を、 シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製すること
により、目的物0.19 gを得た。1 H−NMRデータ(CDCl3,δppm):6.52
(s),6.67(s) ,6.95−7.09(m),7.27−7.40
(m),7.61−7.85 (m)
【0104】 (実施例4) 2−シアノ−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)
−(1,3−チアゾール −2−イル)]−1−[2−(トリフルオロメチル)フェニ
ル]エタン−1−オンの製 造
【0105】
【化15】
【0106】 2−ブロモ−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)
−(1,3−チアゾール −2−イル)]−1−[2−(トリフルオロメチル)フェニ
ル]エタン−1−オン0. 46g(1.0mmol)のエチルアルコール8ml溶
液、攪拌下、シアン化ナト リウム0.14g(2.9mmol)の水2ml溶液を室
温で滴下し、50℃で5 時間攪拌した。反応液を氷水中にあけ、クロロホルムで
抽出した。クロロホルム 層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
濃縮した。得られた結晶 をn−ヘキサンで洗浄し、目的物0.27gを得た。 mp.170.0〜172.0℃
【0107】 (実施例5) {1−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−(1,3−
チアゾール−2−イル) ]−2−オキソ−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニ
ル]エチル}チオカルボニ トリルの製造
【0108】
【化16】
【0109】 2−ブロモ−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)
−(1,3−チアゾール −2−イル)]−1−[2−(トリフルオロメチル)フェニ
ル]エタン−1−オン0. 5g(1.1mmol)をアセトニトリル10mlに溶解
し、攪拌下、チオシアン 酸カリウム0.12g(1.2mmol)を室温で加え、
室温で2時間攪拌した。 反応液を水中にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロ
ホルム層を水洗し、無水 硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られ
た粗結晶をn−ヘキサン で洗浄し、目的物0.28gを得た。 mp.117.0〜118.0℃
【0110】 (実施例6) 2−(4−クロロフェニルチオ)−2−[4−(2,6−
ジフルオロフェニル) −(1,3−チアゾール−2−イル)]−1−[2−(ト
リフルオロメチル)フェニ ル]エタン−1−オンの製造
【0111】
【化17】
【0112】 2−ブロモ−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)
−(1,3−チアゾー ル−2−イル)−1−[2−(トリフルオロ)フェニル]エ
タン−1−オン0.4g と4−クロロチオフェノール0.12gをアセトニトリ
ル10ml中に溶解させ た溶液に、炭酸カリウム0.13gを加えて室温で5時
間攪拌した。実施例5と 同様に後処理を行い、得られた粗結晶をシリカゲルクロ
マトグラフィーにて精製 し(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)、目的物0.25
gを得た。 mp.175.0〜176.5℃
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、殺虫、殺ダニ剤
及びその製造中間体を 工業的に有利に製造することができる。本発明により得
られるチアゾリルエタノ ン誘導体は、種々の生理活性が期待される化合物であ
る。特に本発明化合物は、 特願2000−15258号に記載されている殺虫剤及
びその製造中間体として 有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 417/04 C07D 277/30 Fターム(参考) 4C033 AD05 AD06 AD08 AD10 AD17 AD18 4C063 AA01 BB01 CC62 CC92 DD12 DD62 EE05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1は、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C
    1-6ハロアルキル基、C1-6 アルコキシ基、置換基を有してもよいC3-6シクロアル
    キル基、置換基を有して もよいピリジル基、置換基を有してもよいチエニル基、
    置換基を有してもよいフ ェニル基及び置換基を有してもよいフェノキシ基からな
    る群から選ばれる1種を 表し、 R2は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C
    1-6ハロアルキル基、 C1-6アルコキシカルボニル基、C3-6シクロアルキル
    基、置換基を有してもよい フェニル基及び置換基を有してもよい複素環基からなる
    群から選ばれる1種を表 し、 R3は、Wで置換されたフェニル基又はWで置換された
    複素環基を表す。 ここで、Wは、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、C
    1-6アルキル基、C3-8 シクロアルキル基、C1-6ハロアルキル基、C1-6アルコ
    キシ基、C1-6ハロアル コキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフ
    ィニル基、C1-6アルキ ルスルホニル基、C1-6アルキルアミノ基、ジC1-6アル
    キルアミノ基、C1-6ア ルキルカルボニル基、C1-6アルコキシカルボニル基、
    1で置換されてもよいフ ェニル基及びG1で置換されてもよいフェノキシ基から
    なる群から選ばれる1種 を表し、 G1は、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、C1-6アル
    キル基、C1-6ハロア ルキル基、C1-6アルコシキ基、C1-6ハロアルコキシ
    基、C1-6アルキルチオ基 、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホ
    ニル基、C1-6アルキル アミノ基、ジC1-6アルキルアミノ基、C1-6アルキルカ
    ルボニル基及びC1-6ア ルコキシカルボニル基からなる群から選ばれる1種を表
    す。 Wで置換された複素環基は、トリアゾリル基、チアゾリ
    ル基、オキサゾリル基 、イソオキサゾリル基、イソチアゾリル基、ピラゾリル
    基、イミダゾリル基、テ トラゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル
    基、チエニル基、フリル基 、ピロリル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジ
    ニル基及びピラジニル基 からなる群から選ばれる1種を表し、 Zは、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基、置換されて
    もよいフェノキシ基、 C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルホニル基、置
    換されてもよいフェニル チオ基、置換されてもよいフェニルスルホニル基、C
    1-6アルキルアミノ基、置 換されてもよいアニリノ基、ニトロ基、イソシアノ基、
    チオシアナト基、C1-6 ハロアルキル基、C2-6アルケニル基及びC2-6アルキニ
    ル基からなる群から選ば れる1種を表す。) で表されるチアゾリルエタノン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(2) 【化2】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を表す。) で表される化合物と、ハロゲン化剤とを反応させること
    を特徴とする、一般式( 3) 【化3】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を表し、X
    はハロゲン原子を表す。 ) で表される2位にハロゲンが置換されたエタノン誘導体
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記一般式(3)で表される2位にハロゲンが置換され
    たエタノン誘導体と、 求核試剤とを反応させる工程を有する、一般式(4) 【化4】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を表し、
    Z’は、C1-6アルコキシ基 、置換されてもよいフェノキシ基、C1-6アルキルチオ
    基、置換されてもよいフ ェニルチオ基、C1-6アルキルアミノ基、置換されても
    よいアニリノ基、ニトロ 基、シアノ基、チオシアナト基、C1-6ハロアルキル
    基、C2-6アルケニル基及び C2-6アルキニル基からなる群から選ばれる1種を表
    す。) で表されるチアゾリルエタノン誘導体の製造法。
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