JP2002104264A - スクータ型自動二輪車のヘルメットボックス構造 - Google Patents
スクータ型自動二輪車のヘルメットボックス構造Info
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A42—HEADWEAR
- A42B—HATS; HEAD COVERINGS
- A42B3/00—Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
- A42B3/006—Means for transporting or storing helmets
Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料供給やスロットルフィーリングを犠牲に
することなく、シート高を抑えてライダーの足付き性を
高めることができとともに、荷物の安定した収納を可能
とするスクータ型自動二輪車のヘルメットボックス構造
の提供。 【構成】 ヘルメット30を正立状態で収納するヘルメ
ットボックス24をユニットスイング式エンジンの上方
に配置して成るスクータ型自動二輪車において、前記ヘ
ルメットボックス24の底面24aを左右方向に傾斜さ
せる。本発明によれば、ヘルメットボックス24の底面
24aを左右方向に傾斜させてキャブレタとの干渉を避
けることができるため、キャブレタを適正な所定位置に
配置して該キャブレタへの安定した燃料供給と高いスロ
ットルフィーリングを確保することができるとともに、
ヘルメットボックス24の高さ位置とシート13の高さ
を低く抑えてライダーの足付き性を高めることができ
る。
することなく、シート高を抑えてライダーの足付き性を
高めることができとともに、荷物の安定した収納を可能
とするスクータ型自動二輪車のヘルメットボックス構造
の提供。 【構成】 ヘルメット30を正立状態で収納するヘルメ
ットボックス24をユニットスイング式エンジンの上方
に配置して成るスクータ型自動二輪車において、前記ヘ
ルメットボックス24の底面24aを左右方向に傾斜さ
せる。本発明によれば、ヘルメットボックス24の底面
24aを左右方向に傾斜させてキャブレタとの干渉を避
けることができるため、キャブレタを適正な所定位置に
配置して該キャブレタへの安定した燃料供給と高いスロ
ットルフィーリングを確保することができるとともに、
ヘルメットボックス24の高さ位置とシート13の高さ
を低く抑えてライダーの足付き性を高めることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ型自動二
輪車においてヘルメットを正立状態で収納するヘルメッ
トボックスの構造に関する。
輪車においてヘルメットを正立状態で収納するヘルメッ
トボックスの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】小型のスクータ型自動二輪車は、ハンド
ルとシートとの間に低床式の足載台を有し、該足載台の
後方にユニットスイング式エンジンを配するとともに、
該ユニットトスイング式エンジンの上方にヘルメットボ
ックスを配置している。
ルとシートとの間に低床式の足載台を有し、該足載台の
後方にユニットスイング式エンジンを配するとともに、
該ユニットトスイング式エンジンの上方にヘルメットボ
ックスを配置している。
【0003】ところで、斯かるスクータ型自動二輪車に
おいてヘルメットを正立状態で収納するヘルメットボッ
クスは、その底面が平坦な水平面を成していた。
おいてヘルメットを正立状態で収納するヘルメットボッ
クスは、その底面が平坦な水平面を成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ヘルメット
を正立状態で収納するヘルメットボックスの底面を平坦
な水平面で構成すると、エンジンの上方に配置されたキ
ャブレタとの干渉を避けてヘルメットボックスの高さ位
置を高くしなければならず、これによってシート高も高
くなってライダーの足付き性が悪くなるという問題が発
生する。
を正立状態で収納するヘルメットボックスの底面を平坦
な水平面で構成すると、エンジンの上方に配置されたキ
ャブレタとの干渉を避けてヘルメットボックスの高さ位
置を高くしなければならず、これによってシート高も高
くなってライダーの足付き性が悪くなるという問題が発
生する。
【0005】従って、シート高を抑えつつヘルメットボ
ックスの底面を平坦な水平面とするためには、キャブレ
タをヘルメットボックスと干渉する領域から外して例え
ばヘルメットボックスの後方外側へ設置する必要があ
り、このような構成はキャブレタへの燃料供給やスロッ
トルフィーリング上から好ましくない。
ックスの底面を平坦な水平面とするためには、キャブレ
タをヘルメットボックスと干渉する領域から外して例え
ばヘルメットボックスの後方外側へ設置する必要があ
り、このような構成はキャブレタへの燃料供給やスロッ
トルフィーリング上から好ましくない。
【0006】又、ヘルメットボックスの底面を平坦な水
平面とすると、自動二輪車の走行中に荷物がヘルメット
ボックス内で動き回り、操縦安定性及び荷物の保護の点
で問題が発生する。
平面とすると、自動二輪車の走行中に荷物がヘルメット
ボックス内で動き回り、操縦安定性及び荷物の保護の点
で問題が発生する。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、燃料供給やスロットルフィー
リングを犠牲にすることなく、シート高を抑えてライダ
ーの足付き性を高めることができとともに、荷物の安定
した収納を可能とするスクータ型自動二輪車のヘルメッ
トボックス構造を提供することにある。
で、その目的とする処は、燃料供給やスロットルフィー
リングを犠牲にすることなく、シート高を抑えてライダ
ーの足付き性を高めることができとともに、荷物の安定
した収納を可能とするスクータ型自動二輪車のヘルメッ
トボックス構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ハンドルとシートとの間に
低床式の足載台を有し、該足載台の後方にユニットスイ
ング式エンジンを配するとともに、ヘルメットを正立状
態で収納するヘルメットボックスを前記ユニットスイン
グ式エンジンの上方に配置して成るスクータ型自動二輪
車において、前記ヘルメットボックスの底面を左右方向
に傾斜させたことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、ハンドルとシートとの間に
低床式の足載台を有し、該足載台の後方にユニットスイ
ング式エンジンを配するとともに、ヘルメットを正立状
態で収納するヘルメットボックスを前記ユニットスイン
グ式エンジンの上方に配置して成るスクータ型自動二輪
車において、前記ヘルメットボックスの底面を左右方向
に傾斜させたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ヘルメットボックスの底面を右側下が
りとなるよう傾斜させたことを特徴とする。
明において、前記ヘルメットボックスの底面を右側下が
りとなるよう傾斜させたことを特徴とする。
【0010】従って、請求項1記載の発明によれば、ヘ
ルメットボックスの底面を左右方向に傾斜させてキャブ
レタとの干渉を避けることができるため、キャブレタを
適正な所定位置に配置して該キャブレタへの安定した燃
料供給と高いスロットルフィーリングを確保することが
できるとともに、ヘルメットボックスの高さ位置とシー
ト高を低く抑えてライダーの足付き性を高めることがで
きる。又、ヘルメットボックスに収納された荷物はヘル
メットボックス内で左右の片側に寄って安定するため、
自動二輪車の走行安定性が高められるとともに、荷物の
損傷が防がれる。
ルメットボックスの底面を左右方向に傾斜させてキャブ
レタとの干渉を避けることができるため、キャブレタを
適正な所定位置に配置して該キャブレタへの安定した燃
料供給と高いスロットルフィーリングを確保することが
できるとともに、ヘルメットボックスの高さ位置とシー
ト高を低く抑えてライダーの足付き性を高めることがで
きる。又、ヘルメットボックスに収納された荷物はヘル
メットボックス内で左右の片側に寄って安定するため、
自動二輪車の走行安定性が高められるとともに、荷物の
損傷が防がれる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、ヘルメット
ボックスの底面を右側下がりとなるよう傾斜させたた
め、ヘルメットは右に傾いて収納され、ヘルメットボッ
クス内のヘルメット頭頂部の左側に比較的大きなスペー
スが確保され、通常ライダーが乗降する左側から前記ス
ペースを利用してヘルメットを作業性良く出し入れする
ことができる。又、自動二輪車をサイドスタンドを立て
て駐車する場合、車体が左側に傾斜するためにヘルメッ
トボックスの底面は略水平になり、ヘルメットを容易に
出し入れすることができる。
ボックスの底面を右側下がりとなるよう傾斜させたた
め、ヘルメットは右に傾いて収納され、ヘルメットボッ
クス内のヘルメット頭頂部の左側に比較的大きなスペー
スが確保され、通常ライダーが乗降する左側から前記ス
ペースを利用してヘルメットを作業性良く出し入れする
ことができる。又、自動二輪車をサイドスタンドを立て
て駐車する場合、車体が左側に傾斜するためにヘルメッ
トボックスの底面は略水平になり、ヘルメットを容易に
出し入れすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0013】先ず、本発明に係るヘルメットボックス構
造を備えるスクータ型自動二輪車の全体構成を図1に基
づいて説明する。
造を備えるスクータ型自動二輪車の全体構成を図1に基
づいて説明する。
【0014】図1はスクータ型自動二輪車1の全体側面
図であり、該スクータ型自動二輪車1の車体前方上部に
はヘッドパイプ2が位置しており、該ヘッドパイプ2内
にはステアリング軸3が回動自在に挿通している。そし
て、このステアリング軸3の上端にはハンドル4が取り
付けられ、同ステアリング軸3の下端にはフロントフォ
ーク5が結着されており、該フロントフォーク5の下端
部には前輪6が回転自在に軸支されている。
図であり、該スクータ型自動二輪車1の車体前方上部に
はヘッドパイプ2が位置しており、該ヘッドパイプ2内
にはステアリング軸3が回動自在に挿通している。そし
て、このステアリング軸3の上端にはハンドル4が取り
付けられ、同ステアリング軸3の下端にはフロントフォ
ーク5が結着されており、該フロントフォーク5の下端
部には前輪6が回転自在に軸支されている。
【0015】又、前記ヘッドパイプ2からはダウンチュ
ーブ7が車体後方に向かって斜め下方に延出した後、折
り曲げられて車体方向に向かって略水平に延出してお
り、該ダウンチューブ7の途中からは左右一対のシート
レールフレーム8が分岐して車体後方に向かって斜め上
方に延設されている。
ーブ7が車体後方に向かって斜め下方に延出した後、折
り曲げられて車体方向に向かって略水平に延出してお
り、該ダウンチューブ7の途中からは左右一対のシート
レールフレーム8が分岐して車体後方に向かって斜め上
方に延設されている。
【0016】ところで、車体前部の前記ヘッドパイプ
2、ダウンチューブ7等は樹脂製のフロントカバー9に
よって覆われており、前記ハンドル4は同じく樹脂製の
ハンドルカバー10によって覆われている。そして、ハ
ンドルカバー10の幅方向中央にはヘッドライト11が
設けられ、その左右にはフラッシャランプ12(図1に
は一方のみ図示)が配置されている。
2、ダウンチューブ7等は樹脂製のフロントカバー9に
よって覆われており、前記ハンドル4は同じく樹脂製の
ハンドルカバー10によって覆われている。そして、ハ
ンドルカバー10の幅方向中央にはヘッドライト11が
設けられ、その左右にはフラッシャランプ12(図1に
は一方のみ図示)が配置されている。
【0017】而して、ハンドル4の後方にはシート13
が配置されており、このシート13とハンドル4との間
には低床式の足載台14が設けられている。そして、足
載台14の後方であって、前記シート13の下方には、
動力ユニットとしてのユニットスイング式エンジン15
が設けられている。
が配置されており、このシート13とハンドル4との間
には低床式の足載台14が設けられている。そして、足
載台14の後方であって、前記シート13の下方には、
動力ユニットとしてのユニットスイング式エンジン15
が設けられている。
【0018】上記ユニットスイング式エンジン15は車
体の左側に配され、これは駆動源としてのエンジン16
と不図示のVベルト式自動変速機及び動力伝達機構を内
蔵して成る伝動ケース17を一体化して構成され、伝動
ケース17はエンジン16の車体左側から車体後方に延
び、その後端には後輪18が回転自在に軸支されてい
る。尚、ユニットスイング式エンジン15においては、
エンジン16の左側にはエアクリーナ19が配され、伝
動ケース17の上面にはキャブレタ20(図4参照)が
取り付けられている。
体の左側に配され、これは駆動源としてのエンジン16
と不図示のVベルト式自動変速機及び動力伝達機構を内
蔵して成る伝動ケース17を一体化して構成され、伝動
ケース17はエンジン16の車体左側から車体後方に延
び、その後端には後輪18が回転自在に軸支されてい
る。尚、ユニットスイング式エンジン15においては、
エンジン16の左側にはエアクリーナ19が配され、伝
動ケース17の上面にはキャブレタ20(図4参照)が
取り付けられている。
【0019】以上の構成を有するユニットスイング式エ
ンジン15は、シートレールフレーム8の中間部に固着
されたエンジン懸架ブラケット21に揺動自在に支持さ
れており、その後端上部はリヤクッション22を介して
シートレールフレーム8に支持されている。
ンジン15は、シートレールフレーム8の中間部に固着
されたエンジン懸架ブラケット21に揺動自在に支持さ
れており、その後端上部はリヤクッション22を介して
シートレールフレーム8に支持されている。
【0020】他方、車体のシート13よりも下方の部位
は樹脂製の車体カバー23によって覆われており、該車
体カバー23内の前記ユニットスイング式エンジン15
の上方には、上面が開口するヘルメットボックス24と
燃料タンク25が前後に配置されている。尚、図示しな
いが、ヘルメットボックス24の周りにはオイルタンク
が配されている。
は樹脂製の車体カバー23によって覆われており、該車
体カバー23内の前記ユニットスイング式エンジン15
の上方には、上面が開口するヘルメットボックス24と
燃料タンク25が前後に配置されている。尚、図示しな
いが、ヘルメットボックス24の周りにはオイルタンク
が配されている。
【0021】又、シート13の後方にはリヤキャリア2
6が取り付けられており、前記車体カバー23の後面の
幅方向中央にはテイルライト27が配され、その両側に
はフラッシャランプ28(図1には一方のみ図示)が配
置されている。尚、図1において、29は車体の左側に
配されたサイドスタンドである。
6が取り付けられており、前記車体カバー23の後面の
幅方向中央にはテイルライト27が配され、その両側に
はフラッシャランプ28(図1には一方のみ図示)が配
置されている。尚、図1において、29は車体の左側に
配されたサイドスタンドである。
【0022】ここで、前記ヘルメットボックス24の構
造を図2〜図6に基づいて説明する。尚、図2はスクー
タ型自動二輪車のヘルメットボックス周りの構成を示す
部分側面図、図3は同部分平面図、図4は図2のA−A
線拡大断面図、図5は図3のB−B線拡大断面図、図6
は図3のC−C線拡大断面図である。
造を図2〜図6に基づいて説明する。尚、図2はスクー
タ型自動二輪車のヘルメットボックス周りの構成を示す
部分側面図、図3は同部分平面図、図4は図2のA−A
線拡大断面図、図5は図3のB−B線拡大断面図、図6
は図3のC−C線拡大断面図である。
【0023】ヘルメットボックス24は、図5及び図6
に示すように、ヘルメット30をその頭頂部を上にして
正立状態で収納するものであって、これはヘルメット3
0の外形形状に合わせて略楕円筒状に成形され、その上
面は前述のように開口している。
に示すように、ヘルメット30をその頭頂部を上にして
正立状態で収納するものであって、これはヘルメット3
0の外形形状に合わせて略楕円筒状に成形され、その上
面は前述のように開口している。
【0024】而して、本実施の形態に係るヘルメットボ
ックス24の底面24aは、図4及び図5に示すよう
に、右側下がりとなるよう傾斜した平坦な斜面を構成し
ている。ここで、ヘルメットボックス24の底面24a
の左側部分は前記ユニットスイング式エンジン15が配
される側に対応しており、前述のようにユニットスイン
グ式エンジン15の上部にはキャブレタ20が設けられ
ているため、ヘルメットボックス24の底面24aの左
側部分はキャブレタ20との干渉を避けて高い位置にあ
り、底面24aは左側から右側に向かって下がるよう傾
斜している。
ックス24の底面24aは、図4及び図5に示すよう
に、右側下がりとなるよう傾斜した平坦な斜面を構成し
ている。ここで、ヘルメットボックス24の底面24a
の左側部分は前記ユニットスイング式エンジン15が配
される側に対応しており、前述のようにユニットスイン
グ式エンジン15の上部にはキャブレタ20が設けられ
ているため、ヘルメットボックス24の底面24aの左
側部分はキャブレタ20との干渉を避けて高い位置にあ
り、底面24aは左側から右側に向かって下がるよう傾
斜している。
【0025】尚、ヘルメットボックス24の底面24a
の四隅には、図4に示すように凹部24bが形成されて
おり、ヘルメットボックス24は、各凹部24bに上方
から挿通するボルト31を左右一対の前記シートレール
フレーム8の内側に溶着されたブラケット32に螺着す
ることによって、シートレールフレーム8に取り付けら
れている。
の四隅には、図4に示すように凹部24bが形成されて
おり、ヘルメットボックス24は、各凹部24bに上方
から挿通するボルト31を左右一対の前記シートレール
フレーム8の内側に溶着されたブラケット32に螺着す
ることによって、シートレールフレーム8に取り付けら
れている。
【0026】ところで、図2に示すように、ヘルメット
ボックス24の前面にはブラケット部24cが一体に形
成されており、このブラケット部24cには前記シート
13の前端部が金属製のヒンジ33を介して軸34によ
って上下に回動可能に枢着されている。
ボックス24の前面にはブラケット部24cが一体に形
成されており、このブラケット部24cには前記シート
13の前端部が金属製のヒンジ33を介して軸34によ
って上下に回動可能に枢着されている。
【0027】又、図6に示すように、シート13の後部
下面にはU字状のフック35が取り付けられ、車体側に
は前記フック35に選択的に係合する係合爪36が設け
られており、これらはシートロック機構を構成してい
る。尚、ヘルメットボックス24の後壁上部には作業用
孔24dが形成されており、この作業用孔24dは図示
のようにキャップ37で塞がれている。
下面にはU字状のフック35が取り付けられ、車体側に
は前記フック35に選択的に係合する係合爪36が設け
られており、これらはシートロック機構を構成してい
る。尚、ヘルメットボックス24の後壁上部には作業用
孔24dが形成されており、この作業用孔24dは図示
のようにキャップ37で塞がれている。
【0028】而して、例えばヘルメット30をヘルメッ
トボックス24に収納する場合には、シートロック機構
を構成する前記係合爪36のフック35への係合を解除
し、シート13をその前端の軸34を中心として上方に
回動させてこれを開く。すると、ヘルメットボックス2
4の上面が開口するため、ライダーはヘルメット30を
その頭頂部が上になるようにして正立状態でヘルメット
ボックス24内に収納することができるが、前述のよう
にヘルメットボックス24の底面24aは右側下がりに
傾斜しているため、ヘルメット30は図5に示すように
右側(図5では左側)に傾いた状態でヘルメットボック
ス24内に収納される。
トボックス24に収納する場合には、シートロック機構
を構成する前記係合爪36のフック35への係合を解除
し、シート13をその前端の軸34を中心として上方に
回動させてこれを開く。すると、ヘルメットボックス2
4の上面が開口するため、ライダーはヘルメット30を
その頭頂部が上になるようにして正立状態でヘルメット
ボックス24内に収納することができるが、前述のよう
にヘルメットボックス24の底面24aは右側下がりに
傾斜しているため、ヘルメット30は図5に示すように
右側(図5では左側)に傾いた状態でヘルメットボック
ス24内に収納される。
【0029】上述のように、ヘルメット30をヘルメッ
トボックス24内に収納した後、シート13を前端の軸
34を中心として下方へ回動させてこれを閉じると、シ
ートロック機構を構成するフック35が係合爪36に係
合してシート13の開閉がロックされる。尚、ヘルメッ
トボックス24内に収納されたヘルメット30の取り出
しも、上述のようにシート13を開閉することによって
同様になされる。
トボックス24内に収納した後、シート13を前端の軸
34を中心として下方へ回動させてこれを閉じると、シ
ートロック機構を構成するフック35が係合爪36に係
合してシート13の開閉がロックされる。尚、ヘルメッ
トボックス24内に収納されたヘルメット30の取り出
しも、上述のようにシート13を開閉することによって
同様になされる。
【0030】以上のように、本実施の形態においては、
ヘルメットボックス24の底面24aを左右方向に傾斜
させてキャブレタ20との干渉を避けることができるた
め、キャブレタ20を適正な所定位置に配置して該キャ
ブレタ20への安定した燃料供給と高いスロットルフィ
ーリングを確保することができるとともに、ヘルメット
ボックス24の高さ位置とシート13の高さを低く抑え
てライダーの足付き性を高めることができる。特に、図
5に示すように、シート13の底面のヘルメットボック
ス24の位置に対応する位置に、ヘルメット30の頭頂
部の形状に沿う凹部13aを形成したため、図示のよう
にヘルメット30はその頭頂部がシート13の凹部13
aに入り込んだ状態で収納されることとなり、これによ
ってシート13の高さが低く抑えられてライダーの足付
き性が更に高められる。
ヘルメットボックス24の底面24aを左右方向に傾斜
させてキャブレタ20との干渉を避けることができるた
め、キャブレタ20を適正な所定位置に配置して該キャ
ブレタ20への安定した燃料供給と高いスロットルフィ
ーリングを確保することができるとともに、ヘルメット
ボックス24の高さ位置とシート13の高さを低く抑え
てライダーの足付き性を高めることができる。特に、図
5に示すように、シート13の底面のヘルメットボック
ス24の位置に対応する位置に、ヘルメット30の頭頂
部の形状に沿う凹部13aを形成したため、図示のよう
にヘルメット30はその頭頂部がシート13の凹部13
aに入り込んだ状態で収納されることとなり、これによ
ってシート13の高さが低く抑えられてライダーの足付
き性が更に高められる。
【0031】又、ヘルメットボックス24の底面24a
を右側下がりとなるよう傾斜させたため、ヘルメット3
0は右に傾いて収納され、ヘルメットボックス24内の
ヘルメット30の頭頂部の左側に比較的大きなスペース
が確保され、通常ライダーが乗降する左側から前記スペ
ースを利用してヘルメット30を作業性良く出し入れす
ることができる。そして、ヘルメットボックス24に収
納された荷物はヘルメットボックス24内で左側に寄っ
て安定するため、自動二輪車1の走行中に荷物がヘルメ
ットボックス24内で動き回ることがなく、自動二輪車
1の走行安定性が高められるとともに、荷物が損傷から
有効に保護される。
を右側下がりとなるよう傾斜させたため、ヘルメット3
0は右に傾いて収納され、ヘルメットボックス24内の
ヘルメット30の頭頂部の左側に比較的大きなスペース
が確保され、通常ライダーが乗降する左側から前記スペ
ースを利用してヘルメット30を作業性良く出し入れす
ることができる。そして、ヘルメットボックス24に収
納された荷物はヘルメットボックス24内で左側に寄っ
て安定するため、自動二輪車1の走行中に荷物がヘルメ
ットボックス24内で動き回ることがなく、自動二輪車
1の走行安定性が高められるとともに、荷物が損傷から
有効に保護される。
【0032】更に、自動二輪車1をサイドスタンド29
を立てて駐車する場合、車体が左側に傾斜するためにヘ
ルメットボックス24の底面24aは略水平になり、従
って、ヘルメット30をヘルメットボックス24に対し
て容易に出し入れすることができる。
を立てて駐車する場合、車体が左側に傾斜するためにヘ
ルメットボックス24の底面24aは略水平になり、従
って、ヘルメット30をヘルメットボックス24に対し
て容易に出し入れすることができる。
【0033】その他、ヘルメットボックス24の底面の
最も低い右側部分に水抜き孔(不図示)を形成しておけ
ば、その水抜き孔から水をヘルメットボックス24外へ
効率良く排出することができるため、ヘルメットボック
ス24の底面24aに付着したゴミ等を容易に洗い流す
ことができ、ヘルメットボックス24内を常時清浄な状
態に保つことができる。
最も低い右側部分に水抜き孔(不図示)を形成しておけ
ば、その水抜き孔から水をヘルメットボックス24外へ
効率良く排出することができるため、ヘルメットボック
ス24の底面24aに付着したゴミ等を容易に洗い流す
ことができ、ヘルメットボックス24内を常時清浄な状
態に保つことができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ハンドルとシートとの間に低床式の足載台を有
し、該足載台の後方にユニットスイング式エンジンを配
するとともに、ヘルメットを正立状態で収納するヘルメ
ットボックスを前記ユニットスイング式エンジンの上方
に配置して成るスクータ型自動二輪車において、前記ヘ
ルメットボックスの底面を左右方向に傾斜させたたた
め、燃料供給やスロットルフィーリングを犠牲にするこ
となく、シート高を抑えてライダーの足付き性を高める
ことができとともに、荷物の安定した収納が可能となる
という効果が得られる。
よれば、ハンドルとシートとの間に低床式の足載台を有
し、該足載台の後方にユニットスイング式エンジンを配
するとともに、ヘルメットを正立状態で収納するヘルメ
ットボックスを前記ユニットスイング式エンジンの上方
に配置して成るスクータ型自動二輪車において、前記ヘ
ルメットボックスの底面を左右方向に傾斜させたたた
め、燃料供給やスロットルフィーリングを犠牲にするこ
となく、シート高を抑えてライダーの足付き性を高める
ことができとともに、荷物の安定した収納が可能となる
という効果が得られる。
【図1】スクータ型自動二輪車の側面図である。
【図2】スクータ型自動二輪車のヘルメットボックス周
りの構成を示す部分側面図である。
りの構成を示す部分側面図である。
【図3】スクータ型自動二輪車のヘルメットボックス周
りの構成を示す部分平面図である。
りの構成を示す部分平面図である。
【図4】図2のA−A線拡大断面図である。
【図5】図3のB−B線拡大断面図である。
【図6】図3のC−C線拡大断面図である。
1 スクータ型自動二輪車 4 ハンドル 13 シート 14 足載台 15 ユニットスイング式エンジン 24 ヘルメットボックス 24a ヘルメットボックス底面 30 ヘルメット
Claims (2)
- 【請求項1】 ハンドルとシートとの間に低床式の足載
台を有し、該足載台の後方にユニットスイング式エンジ
ンを配するとともに、ヘルメットを正立状態で収納する
ヘルメットボックスを前記ユニットスイング式エンジン
の上方に配置して成るスクータ型自動二輪車において、 前記ヘルメットボックスの底面を左右方向に傾斜させた
ことを特徴とするスクータ型自動二輪車のヘルメットボ
ックス構造。 - 【請求項2】 前記ヘルメットボックスの底面を右側下
がりとなるよう傾斜させたことを特徴とする請求項1記
載のスクータ型自動二輪車のヘルメットボックス構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000298270A JP2002104264A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | スクータ型自動二輪車のヘルメットボックス構造 |
| TW92206266U TW595569U (en) | 2000-09-29 | 2001-09-28 | Helmet box structure for scooter type motorcycle |
| CN 01141045 CN1235764C (zh) | 2000-09-29 | 2001-09-29 | 踏板式两轮机动车的头盔收放箱结构 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000298270A JP2002104264A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | スクータ型自動二輪車のヘルメットボックス構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002104264A true JP2002104264A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18780250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000298270A Withdrawn JP2002104264A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | スクータ型自動二輪車のヘルメットボックス構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002104264A (ja) |
| CN (1) | CN1235764C (ja) |
| TW (1) | TW595569U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006182065A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
| JP2007126124A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-05-24 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1778619B (zh) * | 2004-11-25 | 2010-05-05 | 光阳工业股份有限公司 | 摩托车座垫 |
| CN104648550A (zh) * | 2013-11-25 | 2015-05-27 | 雅马哈发动机株式会社 | 跨坐型车辆的置物箱壳体及置物箱组件 |
-
2000
- 2000-09-29 JP JP2000298270A patent/JP2002104264A/ja not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-09-28 TW TW92206266U patent/TW595569U/zh not_active IP Right Cessation
- 2001-09-29 CN CN 01141045 patent/CN1235764C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006182065A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
| JP2007126124A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-05-24 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1344651A (zh) | 2002-04-17 |
| CN1235764C (zh) | 2006-01-11 |
| TW595569U (en) | 2004-06-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060327 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060925 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070515 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090513 |