JP2002104201A - エアバッグ装置を備えたステアリングホイール - Google Patents

エアバッグ装置を備えたステアリングホイール

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JP2002104201A JP2000293166A JP2000293166A JP2002104201A JP 2002104201 A JP2002104201 A JP 2002104201A JP 2000293166 A JP2000293166 A JP 2000293166A JP 2000293166 A JP2000293166 A JP 2000293166A JP 2002104201 A JP2002104201 A JP 2002104201A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボス部やスポーク部にスイッチ操作部が配設さ
れていても、パッドの扉部を大きく開き可能なエアバッ
グ装置を備えたステアリングホイールの提供。 【解決手段】ステアリングホイールWは、三本のスポー
ク部SL・SR・SBを備え、ボス部Bの上部に配設さ
れたエアバッグ装置10を備える。エアバッグ装置のエ
アバッグ11を覆うパッド14は、周囲の破断予定部3
3を破断させ、スポーク部相互の間の三つの空間部AF
・AL・ARに収納されるように開く三枚の扉部25・
26・27を、備える。各扉部のヒンジ部29・30・
31は、スポーク部相互の間の空間部AF・AL・AR
近傍として、かつ、ヒンジ部近傍のバッグホルダ50に
よる保持部位46・47・48の上方の部位より、下方
に下がったパッド外周縁21・22・23側に、配設さ
れる。スイッチ操作部66は、扉部の部位以外であっ
て、開いた際の扉部に覆われないエリアに配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のエアバッ
グ装置を備えたステアリングホイールに関し、特にエア
バッグ装置を備えるとともに、オーディオ機器、空調機
器、ナビゲーションシステム、電話、シフトチェンジ等
の機能部品を操作するスイッチ操作部を配設させた三本
スポークタイプのステアリングホイールに関する。
【0002】なお、本明細書での上下の方向は、特に断
らない限り、ステアリングホイールが車両に装着された
際のステアリングシャフトの軸方向に沿った上下方向を
言うものであり、前後左右の方向は、特に断らない限
り、ステアリングホイールが車両に装着された後の直進
操舵時においての、ステアリングシャフトの軸直交方向
に沿った車両の前後左右の方向を言う。
【0003】
【従来の技術とその課題】従来、エアバッグ装置を備え
た三本スポークタイプのステアリングホイールでは、特
開平10−100907号公報等で知られている。エア
バッグ装置は、膨張可能に折り畳まれたエアバッグと、
エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、
折り畳まれたエアバッグを覆うパッドと、折り畳まれた
エアバッグ・インフレーター及びパッドを保持してステ
アリングホイール本体に連結されるバッグホルダと、を
備えて構成されていた。パッドは、膨張時のエアバッグ
を突出させるための一つの開口をパッド中央に形成可能
な複数の扉部を、備えていた。各扉部は、周囲に破断予
定部を配設させて、膨張時のエアバッグに押圧されて破
断予定部を破断させるとともに、パッドの外周縁側に配
置されたヒンジ部を回転中心として開くように、構成さ
れていた。
【0004】また、昨今では、ボス部のパッド等やボス
部近傍のスポーク部に、オーディオ機器、空調機器、ナ
ビゲーションシステム、電話、シフトチェンジ等の機能
部品を操作するスイッチ操作部を配設させる要望が多く
なっている。これらのスイッチ操作部は、上方側から操
作できるように、下方へ押圧したり揺動させたりするこ
とにより操作する操作ボタンや操作レバーから構成さ
れ、さらに、操作し易いように、操作面を、リング面
(ステアリングホイールをステアリングシャフトの軸直
交方向から見た際のリング部の上面側で形成する平面)
に接近させるように上方に配置させて、配設されてい
た。
【0005】しかし、エアバッグ装置に関し、運転者が
ステアリングホイールに接近している際にエアバッグが
展開膨張するような場合、運転者に部分的な押圧力を作
用させないようにするためには、エアバッグを、膨張初
期に広く展開させて、運転者側に膨らませることが望ま
しい。すなわち、開き時の扉部が、スイッチ操作部の操
作面を含めた上部側と干渉して、大きく開けなくては、
膨張初期のエアバッグを広く展開させ難くなってしま
う。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するもので、
ボス部やスポーク部にスイッチ操作部が配設されていて
も、パッドの扉部を大きく開かせることができるエアバ
ッグ装置を備えたステアリングホイールを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステアリン
グホイールは、操舵時に把持するリング部と、該リング
部の中央に配置されるボス部と、前記リング部と前記ボ
ス部とを連結する三本のスポーク部と、を備えて構成さ
れるとともに、前記ボス部の上部に、エアバッグ装置が
配設され、該エアバッグ装置が、膨張可能に折り畳まれ
たエアバッグと、該エアバッグに膨張用ガスを供給する
インフレーターと、折り畳まれた前記エアバッグを覆う
パッドと、折り畳まれた前記エアバッグ・前記インフレ
ーター及び前記パッドを保持してステアリングホイール
本体に連結されるバッグホルダと、を備えて構成され、
前記パッドが、周囲に破断予定部を配設させて、膨張時
の前記エアバッグに押圧されて前記破断予定部を破断さ
せるとともに前記パッドの外周縁側に配置されたヒンジ
部を回転中心として開き、前記エアバッグを突出させる
ための一つの開口を前記パッド中央に形成可能な複数の
扉部を、備え、前記ボス部若しくは前記スポーク部の少
なくとも一方に、上方側から操作可能なスイッチ操作部
が配設されて構成されるエアバッグ装置を備えたステア
リングホイールであって、前記パッドが、前記扉部を三
枚配設させて構成されるとともに、前記各扉部のヒンジ
部の近傍で、前記バッグホルダに対して保持されるよう
に構成され、前記各扉部の前記ヒンジ部が、それぞれ、
前記スポーク部相互の間の空間部近傍として、かつ、前
記ヒンジ部近傍の前記バッグホルダによる保持部位の上
方の部位より、下方に下がった前記パッドの外周縁側
に、配設され、前記各扉部が、それぞれ、前記ヒンジ部
を回転中心として開いた際に、前記スポーク部相互の間
の三つの前記空間部に、配設されるように設定され、前
記スイッチ操作部が、前記扉部の部位以外であって、開
いた際の前記扉部に覆われない前記ボス部若しくは前記
スポーク部のエリアに、配設されていることを特徴とす
る。
【0008】前記各扉部の相互に隣接する部位の破断予
定部は、上方から見て、左右方向に配設される横棒部と
該横棒部の略中央から後方へ延びる縦棒部とを有し、前
記横棒部の左右両端を前記スポーク部における前方側の
左右の各スポーク部の配置方向に向け、前記縦棒部の後
端を前記スポーク部における後方側のスポーク部の配置
方向に向けた略T字形状として、配設することが望まし
い。
【0009】また、前記パッドは、上部側に配置されて
前記各扉部と前記破断予定部とを有した天井壁部と、該
天井壁部から下方に延びて前記バッグホルダに連結可能
に上下方向に配設される側壁部と、を設けて構成し、前
記破断予定部における前記各扉部の相互隣接部位を除い
た残部の部位を、前記天井壁部における前記側壁部の内
側面側に近接しかつ前記側壁部に略沿って配設させるこ
とが望ましい。
【0010】
【発明の効果】本発明に係るステアリングホイールで
は、エアバッグが膨張してパッドの三枚の扉部を押圧す
れば、パッドの各扉部が、それぞれ、周囲の破断予定部
を破断させて、ヒンジ部を回転中心として開く。
【0011】その際、各扉部のヒンジ部が、それぞれ、
スポーク部相互の間の空間部近傍として、かつ、ヒンジ
部近傍のバッグホルダによる保持部位の上方の部位よ
り、下方に下がったパッドの外周縁側に、配設されてい
る。そのため、各扉部は、それぞれ、パッドの外周縁の
下方に下がった位置のヒンジ部を回転中心として開くこ
ととなって、扉部自体の面積を広く確保でき、極力、大
きく開くこととなる。
【0012】ちなみに、各扉部のヒンジ部が、バッグホ
ルダによる保持部位の上方部位付近に配置されていて
は、扉部自体の面積が狭くなって、扉部は、大きく開く
ことができない。
【0013】そして、スイッチ操作部が、扉部の部位以
外であって、開いた際の扉部に覆われないボス部若しく
はスポーク部のエリアに、配設されている。また、各扉
部が、ヒンジ部を回転中心として開いた際、スポーク部
相互の間の三つの空間部に、配設されるように設定され
ている。そのため、開いた各扉部は、それぞれ、スイッ
チ操作部に全く干渉することなく、三本のスポーク部相
互の間の三つの空間部に円滑に配設されることとなっ
て、大きく開く状態を安定して確保することができる。
【0014】したがって、本発明に係るエアバッグ装置
を備えたステアリングホイールでは、ボス部やスポーク
部にスイッチ操作部が配設されていても、パッドの扉部
を大きく開かせることができて、膨張初期のエアバッグ
を広く展開させることができる。
【0015】そして、各扉部の相互に隣接する部位の破
断予定部が、上方から見て、左右方向に配設される横棒
部と横棒部の略中央から後方へ延びる縦棒部とを有し、
横棒部の左右両端をスポーク部における前方側の左右の
各スポーク部の配置方向に向け、縦棒部の後端をスポー
ク部における後方側のスポーク部の配置方向に向けた略
T字形状として、配設すれば、次のような作用・効果を
得ることができる。
【0016】すなわち、三本スポークタイプのステアリ
ングホイールでは、各スポーク部間の空間部において、
前方側の空間部が、インストルメントパネルの計器類の
視認性の検知から、後方側の左右の空間部より大きく、
設定されている。そのため、各扉部の相互に隣接する部
位の破断予定部が略T字形状としておれば、破断予定部
の横棒部より前方側の前側扉部が大きな面積の形状とな
り、横棒部より後方側の縦棒部で分割された左右の左側
・右側扉部が小さな面積の形状となることから、開いた
際に収納させる前側・左側・右側空間部に対して、容易
に、前側・左側・右側扉部の形状を対応させることがで
きて、前側・左側・右側扉部の形状設定が容易となる。
【0017】また、パッドを、上部側に配置されて各扉
部と破断予定部とを有した天井壁部と、天井壁部から下
方に延びてバッグホルダに連結可能に上下方向に配設さ
れる側壁部と、を設けて構成し、破断予定部における各
扉部の相互隣接部位を除いた残部の部位を、天井壁部に
おける側壁部の内側面側に近接しかつ側壁部に略沿って
配設させれば、次のような作用・効果を得ることができ
る。
【0018】すなわち、破断予定部における各扉部の相
互隣接部位を除いた残部部位が、天井壁部の肉厚を厚肉
とするような側壁部の内側面側に近接しているため、残
部部位に応力集中が生じ易い。さらに、残部部位が、側
壁部に略沿って配設されているため、側壁部に沿って容
易に破断することとなって、扉部を円滑に開かせること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】実施形態のステアリングホイールWは、図
1〜4に示すように、円環状の操舵時に把持するリング
部Rと、リング部Rの中央に配置されるボス部Bと、リ
ング部Rとボス部Bとを連結する三本のスポーク部S
(SL・SR・SB)と、を備えて構成され、構成部品
上では、ステアリングホイール本体1と、ボス部Bの上
部に配置されるエアバッグ装置10と、スイッチ操作部
66と、から構成されている。
【0021】ステアリングホイール本体1は、リング部
R・ボス部B・スポーク部Sの各部を連結するように配
置されるステアリングホイール芯金2と、ボス部Bの下
部を覆うように配置されるロアカバー8と、を備えて構
成されている。
【0022】ステアリングホイール芯金2は、リング部
Rに配置される断面逆U字形のリング部芯金3と、ステ
アリングシャフト80(図3参照)に連結されるボス部
芯金4と、ボス部芯金4とリング部芯金3とを連結する
三本のスポーク部芯金5と、から構成されている。リン
グ部芯金3とリング部芯金3側の各スポーク部芯金5と
には、合成樹脂製の被覆層7が被覆されている。
【0023】ボス部芯金4は、ステアリングシャフト8
0と接続される鋼製のボス4aと、ボス4aの周囲を円
筒状に覆って、リング部芯金3やスポーク部芯金5と一
体的にダイカスト鋳造されるアルミニウム合金・マグネ
シウム合金等からなる被覆部4bと、から構成されてい
る。
【0024】各スポーク部芯金5は、ボス部芯金4の被
覆部4bから斜め上方のリング部芯金3側へ延びるよう
に配設されている。なお、被覆部4bから後方へ延びて
リング部芯金3に連結される後芯金部5aは、被覆部4
b側では二又状として、リング部芯金3側では集合した
一本状に形成されている。この二又状に分岐した二つの
分岐部5bには、それぞれ、エアバッグ装置10を取り
付けるための取付孔5dを備えた取付座5cが、形成さ
れている。
【0025】エアバッグ装置10は、図3・4に示すよ
うに、膨張可能に折り畳まれた袋状のエアバッグ11、
エアバッグ11に膨張用ガスを供給するインフレーター
13、折り畳まれたエアバッグ11を覆うパッド14、
エアバッグ11・インフレーター13・パッド14を保
持するバッグホルダ50、ホーンスイッチ機構57、及
び、エアバッグ装置10をステアリングホイール本体1
に連結支持させるための支持プレート59、を備えて構
成されている。
【0026】エアバッグ11は、図2〜4・10に示す
ように、膨張用ガスを流入させる開口11aを備えた袋
形状として、膨張時の断面形状を略楕円球状とするよう
に構成されている。実施形態の場合、エアバッグ11
は、図10に示すように、ポリアミド糸やポリエステル
糸等の織布を円形状に裁断した二枚の布材D1・D2を
使用して、それらの布材D1・D2の外周縁相互を、縫
合等によって結合させて形成した平面エアバッグとして
いる。そして、開口11aの周縁には、バッグホルダ5
0に保持させるためのリテーナ12の各ボルト12aを
挿通させる複数の取付孔11bが、形成されている。ま
た、開口11aから離れた部位には、ベントホール11
c・11cが形成されている。
【0027】インフレーター13は、上部にガス吐出口
13bを備えた略円柱状の本体部13aと、本体部13
aの外周面から突出するフランジ部13cと、を備えて
構成されている。
【0028】パッド14は、ポリオレフィン系・ポリエ
チレン系等の熱可塑性エラストマー等の合成樹脂製とし
て、射出成形等により形成され、図1〜7に示すよう
に、エアバッグ11の膨張時に所定部位を破断させる天
井壁部15と、天井壁部15の外周縁付近から下方へ延
びる略六角筒形状の側壁部40と、を備えて構成されて
いる。
【0029】側壁部40は、一般部41と、保持壁部4
6・47・48と、を備えて構成されている。一般部4
1は、天井壁部15の下面から直接下方へ板状に延びる
ように配設されて、図7に示すように、左側一般部41
L・右側一般部41R・後側一般部41Bから構成され
ている(なお、図7は、パッド14の底面図であり、左
右が逆転して図示されている)。
【0030】左側一般部41Lは、天井壁部15の左前
縁側から左縁側の中央付近まで延びるように配設され
て、前端側に、後述する前横板部42に連結される連結
部41Lbを備えるとともに、後端側に、後述する左横
板部43と連結される連結部41Lcを備えて構成され
ている。そして、連結部41Lb・41Lc間を、パッ
ド14の下方側に露出させた本体部41Laとしてい
る。右側一般部41Rは、天井壁部15の右前縁側から
右縁側の中央付近まで延びるように配設されて、前端側
に、後述する前横板部42に連結される連結部41Rb
を備えるとともに、後端側に、後述する右横板部44と
連結される連結部41Rcを備えて構成されている。そ
して、連結部41Rb・41Rc間を、パッド14の下
方側に露出させる本体部41Raとしている。後側一般
部41Bは、天井壁部15の後縁側で左右方向に延びる
ように配設されて、左右両端に、左・右横板部43・4
4にそれぞれ連結される連結部41Bb・41Bbを備
えるとともに、連結部41Bb・41Bb間でパッド1
4の下方側に露出させる本体部41Baを備えて、構成
されている。
【0031】前横板部42は、天井壁部15の後述する
前側外周縁21の下端部21a付近から内側横方向に延
びて、左側・右側一般部41L・41Rの連結部41L
b・41Rbの下端相互を連結するように、配設されて
いる。左横板部43は、天井壁部15の後述する左側外
周縁22の下端部22a付近から内側横方向から延び
て、左側一般部41L・後側一般部41Bの連結部41
Lc・41Bbの下端相互を連結するように配設されて
いる。右横板部44は、天井壁部15の後述する右側外
周縁23の下端部23a付近から内側横方向に延びて、
右側一般部41R・後側一般部41Bの連結部41Rc
・41Bbの下端相互を連結するように配設されてい
る。
【0032】そして、前横板部42の後縁側から下方へ
延びるように、前保持壁部46が形成され、左横板部4
3の内方側の縁から下方へ延びるように、左保持壁部4
7が形成され、右横板部44の内方側の縁から下方へ延
びるように、右保持壁部48が形成されている。これら
の前・左・右保持壁部46・47・48は、それぞれ、
後述する扉部25・26・27の各ヒンジ部29・30
・31の近傍として、バッグホルダ50に保持される部
位となる。また、前・左・右保持壁部46・47・48
は、バッグホルダ50の後述する側壁部52にリベット
54止めするための水平方向に貫通する段差付きの取付
孔46b・47b・48bと、上端に配置されて、バッ
グホルダ50の後述する各係止爪52aを係止させるた
めの突起状の係止部46a・47a・48aと、を備え
て構成されている。
【0033】天井壁部15は、各スポーク部SL・SR
・SBの被覆層7間で、ボス部Bの上方を覆うように形
成されている。天井壁部15における上面側の外周縁で
は、スポーク部SL・SR・SB間の空間部AF・AL
・ARに隣接する部位21・22・23(前側外周縁2
1・左側外周縁22・右側外周縁23)が、下方へ曲線
状に下がるように形成されている。そして、天井壁部1
5における側壁部40の一般部41L・41R・41B
によって囲まれた部位には、膨張するエアバッグ11を
突出させるための一つの開口を形成可能な開口形成部1
9が配設され、開口形成部19の周囲には、各スポーク
部SL・SR・SBの被覆層7に円滑に連なるように、
三つのスポーク側延設部16(16L・16R・16
B)が形成されている。各スポーク側延設部16L・1
6R・16Bの下面側には、ホーンスイッチ機構57の
上方におけるバッグホルダ50の後述する取付片部53
を押圧可能な略円筒状の押圧部17が、取付片部53に
当接するように、配設されている。開口形成部19は、
周囲に破断可能な薄肉の破断予定部33を設けて、三枚
の前側扉部25・左側扉部26・右側扉部27を配設さ
せて、構成されている。
【0034】破断予定部33は、各扉部25・26・2
7の相互に隣接する部位を、上方から見て略T字形状と
して、左右方向に配設される横棒部34と横棒部34の
略中央から後方へ延びる縦棒部35とを有して、構成さ
れている。横棒部34は、パッド14の前後方向の略中
央付近を左右方向に横断するように配設され、横棒部3
4の左右方向の中央付近は、天井壁部15の中央に配置
された楕円形状の装飾部15aを迂回するように、上方
から見て、後方側へ凹むように配設されている。そし
て、横棒部34の左右両端部34a・34b側は、前方
側における左右方向にそれぞれ延びる左側・右側スポー
ク部SL・SRの配置方向に向いて配設され、縦棒部3
5の後端部35a側は、後側スポーク部SBの配置方向
に向いて配設されている。さらに、破断予定部33は、
横棒部34の左右両端部34a・34bからそれぞれ前
後方向両側に延びる左側・右側延設部36・37と、縦
棒部35の後端部35aから左右方向両側に延びる後側
延設部38と、を備えて構成されている。
【0035】左側・右側延設部36・37は、それぞ
れ、側壁部40の左側・右側一般部41L・41Rの内
側で、一般部41L・41Rに接するように、一般部4
1L・41Rに略沿って配設されている。そして、左側
延設部36の前端部36aは、パッド14の下方から見
て、前横板部42の左縁側に隠れるように、天井壁部1
5の前側外周縁21の下端部21a側に延びている。左
側延設部36の後端部36bは、パッド14の下方から
見て、左横板部43の前縁側に隠れるように、天井壁部
15の左側外周縁22の下端部22a側に延びている。
同様に、右側延設部37の前端部37aは、パッド14
の下方から見て、前横板部42の右縁側に隠れるよう
に、天井壁部15の前側外周縁21の下端部21a側に
延びている。右側延設部37の後端部37bは、パッド
14の下方から見て、右横板部44の前縁側に隠れるよ
うに、天井壁部15の右側外周縁23の下端部23a側
に延びている。
【0036】後側延設部38は、側壁部40の後側一般
部41Bの内側で、一般部41Bに接するように、一般
部41Bに沿って配設されている。そして、後側延設部
38の左右両端部38a・38bは、それぞれ、パッド
14の下方から見て、左横板部43の後縁側と右横板部
44の後縁側とに隠れるように、天井壁部15の左側・
右側外周縁22・23の下端部22a・23a側に延び
ている。
【0037】そして、前側扉部25は、開く際のヒンジ
部29を、左側・右側延設部36・37の前端部36a
・37a相互を結ぶ略直線状の部位として、左側スポー
ク部SL・右側スポーク部SR間の空間部AFの近傍に
配設させている。そして、前側扉部25の形状は、破断
予定部33の横棒部34と、左側・右側延設部36・3
7における横棒部34との交差部位より前側の部位36
F・37Fと、の内側部位によって形成されて、ヒンジ
部29を回転中心として開いた際に、前側空間部AFに
収納されるように、設定されている。
【0038】左側扉部26は、開く際のヒンジ部30
を、左側延設部36の後端部36bと後側延設部38の
左端部38aとを結ぶ略直線状の部位として、左側スポ
ーク部SL・後側スポーク部SB間の空間部ALの近傍
に配設させている。そして、左側扉部26の形状は、破
断予定部33の横棒部34における縦棒部35との交差
部位より左側の部位34Lと、縦棒部35と、左側延設
部36の横棒部34との交差部位より後側の部位36B
と、後側延設部38の縦棒部35との交差部位より左側
の部位38Lと、の内側部位によって形成されて、ヒン
ジ部30を回転中心として開いた際に、左側空間部AL
に収納されるように、設定されている。
【0039】右側扉部27は、左側扉部26と左右対称
形として、開く際のヒンジ部31を、右側延設部37の
後端部37bと後側延設部38の右端部38bとを結ぶ
略直線状の部位として、右側スポーク部SR・後側スポ
ーク部SB間の空間部ARの近傍に配設させている。そ
して、右側扉部27の形状は、破断予定部33の横棒部
34における縦棒部35との交差部位より右側の部位3
4Rと、縦棒部35と、右側延設部37の横棒部34と
の交差部位より後側の部位37Bと、後側延設部38の
縦棒部35との交差部位より右側の部位38Rと、の内
側部位によって形成されて、ヒンジ部31を回転中心と
して開いた際に、右側空間部ARに収納されるように、
設定されている。
【0040】バッグホルダ50は、図2〜6・8に示す
ように、軽量化と形状賦形性とを考慮してマグネシウム
等からなるダイカスト製とし、中央にインフレーター本
体部13aを下方から挿入可能な挿通孔51aを備えた
横板部51と、横板部51の外周縁の略全周から上下方
向に延びる側壁部52と、を備えて構成されている。横
板部51の挿通孔51aの周囲には、リテーナ12の各
ボルト12aを挿通させる貫通孔51bが形成されてい
る。なお、リテーナ12は、エアバッグ11をバッグホ
ルダ50に保持させるとともに、インフレーター13を
バッグホルダ50に保持させる役目を果たすものであ
る。
【0041】側壁部52におけるパッド側壁部40の各
前・左・右保持壁部46・47・48の内側面に当接す
る位置の上端には、各前・左・右保持壁部46・47・
48の係止部46a・47a・48aに上方から係止可
能な係止爪52aが形成され、また、側壁部52におけ
る各係止爪52aの下方の部位には、各前・左・右保持
壁部46・47・48の取付孔46b・47b・48b
に対応する位置に、パッド側壁部40の各前・左・右保
持壁部46・47・48をリベット54止めする際の取
付孔52b(図5・6・8参照)が、形成されている。
【0042】また、側壁部52における各スポーク部S
L・SR・SB近傍の上端部位には、外方へ横方向に延
びる3つの取付片部53が形成され、これらの各取付片
部53は、その下方位置の支持プレート59の後述する
取付片部62との間に、ホーンスイッチ機構57を配設
する部位となり、各取付片部53には、ナット53bを
埋設させて、ホーンスイッチ機構57の後述する段付き
ボルト57dを締結するためのねじ孔53aが、形成さ
れている。
【0043】なお、バッグホルダ50には、ホーン作動
回路の正極側に導通するように、図示しないリード線が
結線されている。
【0044】また、バッグホルダ50によるエアバッグ
11とインフレーター13との保持は、エアバッグ11
内に配置される円環状のリテーナ12が下方へ延びる複
数のボルト12aを備え、これらのボルト12aをエア
バッグ11の取付孔11b・バッグホルダ50の貫通孔
51b・インフレーター13のフランジ部13cに貫通
させてナット12b止めすることにより、行なってい
る。また、バッグホルダ50によるパッド14の保持
は、パッド側壁部40における各前・左・右保持壁部4
6・47・48の側壁部52へのリベット54止めと、
係止爪52aによる前・左・右保持壁部46・47・4
8の各係止部46a・47a・48aへの係止と、によ
り行なっている。
【0045】ホーンスイッチ機構57は、図3・4に示
すように、各スポーク部SL・SR・SBの近傍におけ
るパッド14の各スポーク側延設部位16L・16R・
16Bの裏面側の三箇所に配置されて、バッグホルダ5
0の各取付片部53と支持プレート59の各取付片部6
2との間に、配設されている。そして、各ホーンスイッ
チ機構57は、パッド14の押下げ操作によって、接点
57a・57b相互を接触させて、ホーンを作動させる
ように構成されている。また、各ホーンスイッチ機構5
7は、ホーン非作動時にコイルばね57cによって接点
57a・57b相互を離隔させるとともに、段付きボル
ト57dによって、接点57a・57b相互の離隔距離
を一定にするように構成されている。各段付きボルト5
7dは、支持プレート59における取付片部62の下方
からバッグホルダ50における取付片部53のねじ孔5
3aに螺合されている。
【0046】支持プレート59は、板金製として、図3
・4・9に示すように、上方から見てU字形の連結杆部
60と、連結杆部60におけるバッグホルダ50の各取
付片部53近傍位置から上方へ延びる3つの縦板部61
と、各縦板部61の上端から横方向の外方へ延びて各取
付片部53の下方に配置される3つの取付片部62と、
連結杆部60の左右両側の内縁から下方へ延びる連結片
部64と、を備えて構成されている。
【0047】各取付片部62の中央には、それぞれ、円
形の孔の対称的な位置の両縁に略直角三角形の孔の斜辺
側を付けたような形状で開口した取付孔62aが、形成
され、各取付孔62aには、ホーンスイッチ機構57の
段付きボルト57dが挿通されている。また、各取付片
部62の外縁側には、各スポーク部SL・SR・SBの
被覆層7に当接して支持される当接片部63が形成され
ている。
【0048】各連結片部64には、相互の対向面側にナ
ット64bが固着されて、エアバッグ装置10を、スポ
ーク部芯金5の各取付座5cにボルト9止めさせるため
の、連結孔64aが形成されている。
【0049】スイッチ操作部66は、図1・2に示すよ
うに、開いた際の各扉部25・26・27に覆われない
ように配設されており、実施形態の場合、パッド14の
左側・右側スポーク側延設部16L・16Rの近傍とし
て、左右のスポーク部SL・SRの上面側に配設されて
いる。実施形態の場合、スイッチ操作部66としては、
左側のスポーク部SLに配設されたオーディオ機器の操
作ボタン67、右側スポーク部SRに配設されたシフト
チェンジのシフトアップボタン68・シフトダウンボタ
ン69、電話の操作ボタン70、ナビゲーションシステ
ムの操作レバー71が配設されている。これらのスイッ
チ操作部66は、ステアリングホイールWの操舵時に上
方側から操作しやすいように、上面側に配置された操作
面67a・68a・69a・70a・71aをリング面
Pに接近させて、配設されている。
【0050】実施形態のステアリングホイールWを車両
へ搭載する際には、予め、エアバッグ装置10を組み立
てておく。
【0051】エアバッグ装置10の組み立ては、まず、
リテーナ12をエアバッグ11内に挿入して、リテーナ
12の各ボルト12aを取付孔11bから突出させて、
エアバッグ11を折り畳む。このエアバッグ11の折り
畳みは、折り畳んだ折畳部位11j・11k・11m
(図2参照)を三つ設けて、各折畳部位11j・11k
・11mをパッド14の各扉部25・26・27の下方
に配置させ、各扉部25・26・27の押し開き時の押
圧力を、折畳部位11j・11k・11mによって的確
に作用させるように折り畳む。
【0052】この折り畳み工程を詳しく述べれば、図1
1に示すように、まず、インフレーター13側の布材D
1側に、開口11aと対向する運転者側の布材D2を重
ねて平らに展開した後、二段階で折り畳む。
【0053】第一段階では、図11のA・B・図12に
示すように、開口11aを中心とする放射状に均等に三
分割した三方向の周縁11d・11e・11fを、開口
11a側に接近するように折り畳む。実施形態の場合に
は、周縁11d・11e・11fを、開口11aと対向
する側の布材D2側で、山折りの折目CMや谷折りの折
目CVを付けて折り重ねる蛇腹折りで、折り畳んでい
る。
【0054】そして、第二段階では、図11のB・C・
図13に示すように、開口11aを中心とする三方向に
おける折り畳んだ端部側の周縁11g・11h・11i
を、開口11a側に接近させるように、折り畳んで、折
畳部位11j・11k・11mを設ければ、エアバッグ
11の折り畳み作業を完了させることができる。実施形
態の場合には、第一段階で折り畳んだ端部側の各周縁1
1g・11h・11iを外ロール折りで折り畳んでお
り、各周縁11g・11h・11iを、開口11aを有
した布材D1側で巻いて、開口11aと対向する側の布
材D2側に載置させるように、折り畳んでいる。
【0055】なお、エアバッグ11の折り畳み作業を完
了させた後には、復元して折りを解消させるような折り
崩れを防止するために、破断可能な薄い包装袋で包装し
ても良い。
【0056】エアバッグ11を折り畳んだ後には、バッ
グホルダ50内へ収納する。この工程は、折り畳んだエ
アバッグ11内から突出しているリテーナ12の各ボル
ト12aを、バッグホルダ横板部51の各貫通孔51b
に貫通させて、エアバッグ11を側壁部52で囲まれた
横板部51上に載置する(図11のC参照)。
【0057】なお、この時、折り畳んだエアバッグ11
における第二段階で折り畳んで形成された三つの塊(折
畳部位)11j・11k・11mの内、塊11jを横板
部51の前縁側に配置させ、塊11k・11mを横板部
51の後縁側の左右に配置させて、エアバッグ11を横
板部51上に載置する。ちなみに、この塊11jの折り
畳んだ部位には、ベントホール11c・11cが配置さ
れている。
【0058】ついで、インフレーター13の本体部13
aを、下方から、バッグホルダ横板部51の挿通孔51
aに挿入させるとともに、インフレーターフランジ部1
3cにリテーナ12のボルト12aを挿通させて、イン
フレーター13のフランジ部13cを横板部51の下面
に当接させる。そして、フランジ部13cから突出した
ボルト12aにナット12bを螺合させて、エアバッグ
11・バッグホルダ50・インフレーター13を一体的
に組み付ける。
【0059】その後、折り畳まれたエアバッグ11の側
方の外周面を側壁部40で囲むように、パッド14を上
方から押下げ、各前・左・右保持壁部46・47・48
の係止部46a・47a・48aにバッグホルダ50の
係止爪52aを係止させるとともに、パッド14の各前
・左・右保持壁部46・47・48の取付孔46b・4
7b・48bをバッグホルダ50の取付孔52bに一致
させ、リベット54を取付孔46b・47b・48b・
52bに挿入させて、各前・左・右保持壁部46・47
・48と側壁部52とを締結する。
【0060】また、支持プレート59の各取付片部62
上にホーンスイッチ機構57を配置させて、それらのホ
ーンスイッチ機構57の部位を、バッグホルダ50の各
取付片部53の下面に配置させ、各取付片部62の下方
から、段付きボルト57dをねじ孔53aに螺合させれ
ば、エアバッグ装置10を組み立てることができる。
【0061】そして、ダイカスト鋳造して被覆層7を成
形しておいたステアリングホイール芯金2に対して、ロ
アカバー8をねじ等を利用してステアリングホイール芯
金2に取り付け、さらに、スイッチ操作部66を配設さ
せて、ステアリングホイール本体1を組み立てておき、
その状態で、車両のステアリングシャフト80に、ボス
部芯金4のボス4aを外嵌させるとともにナット81止
めして、ステアリングホイール本体1を取り付ける。な
お、ステアリングシャフト80は、水平方向から約30
°程度、上端を上方へ向けるように、傾斜している。
【0062】そして、予め組み付けておいたエアバッグ
装置10のホーンスイッチ機構57や各スイッチ操作部
66から延びる図示しないリード線を、ステアリングホ
イール本体1側の図示しないコネクタに結線し、エアバ
ッグ装置10の支持プレート59における各当接片部6
3を、スポーク部SL・SR・SBの被覆層7に当接支
持させるとともに、各連結片部64・64を、後芯金部
5aの各取付座5cの内側面側に当接させ、ついで、各
取付ボルト9を、ロアカバー8の孔8aから取付座5c
の取付孔5dを経て、連結片部64の連結孔64aに螺
合させれば、ステアリングホイールWを、組み立てて、
ステアリングシャフト80に装着することができる。
【0063】上記のように組み付けられたステアリング
ホイールWでは、各スイッチ操作部66(操作ボタン6
7・70・シフトアップボタン68・シフトダウンボタ
ン69・操作レバー71)の操作面67a・68a・6
9a・70a・71aを下方側へ押圧したり揺動させた
りして操作すれば、所定の機器が作動することとなる。
【0064】そして、インフレーター13が作動すれ
ば、インフレーター13からの膨張用ガスがエアバッグ
11内に流入され、エアバッグ11が膨張して、各折畳
部位11j・11k・11mが展開しつつパッド14の
三枚の扉部25・26・27を上方に押圧することか
ら、パッド14の各扉部25・26・27が、それぞ
れ、周囲の破断予定部33を破断させて、ヒンジ部29
・30・31を回転中心として開き、開口形成部位19
が大きく開口して、エアバッグ11がパッド14から突
出して所定形状に膨張することとなる。
【0065】このエアバッグ11の展開膨張時、各扉部
25・26・27のヒンジ部29・30・31が、それ
ぞれ、スポーク部SL・SR・SB相互の間の空間部A
F・AL・AR近傍として、かつ、ヒンジ部29・30
・31近傍のバッグホルダ50による保持部位(前・左
・右保持壁部)46・47・48の上方部位Z(図3・
5・6参照)より、下方に下がったパッド外周縁21・
22・23の下端部21a・22a・23a側に、配設
されている。そのため、各扉部25・26・27は、そ
れぞれ、パッド14の外周縁下端部21a・22a・2
3a近傍のヒンジ部29・30・31を回転中心として
開くこととなって、広い面積を確保して、極力、大きく
開くこととなる。
【0066】そして、各扉部25・26・27が、ヒン
ジ部29・30・31を回転中心として開いた際、スポ
ーク部SL・SR・SB相互の間の三つの空間部AL・
AR・ABに、配設されるように設定されて、スイッチ
操作部66が、開いた際の扉部25・26・27に覆わ
れないスポーク部SL・SRのエリアに、配設されてい
る。そのため、開いた各扉部25・26・27は、それ
ぞれ、スイッチ操作部66に全く干渉することなく、三
つの空間部AF・AL・ARに円滑に配設されることと
なって、大きく開く状態を安定して確保することができ
る。
【0067】したがって、実施形態のステアリングホイ
ールWでは、ボス部B近傍のスポーク部SL・SRにス
イッチ操作部66が配設されていても、パッド14の扉
部25・26・27を大きく開かせることができて、膨
張初期のエアバッグ11を広く展開させることができ
る。その結果、運転者がステアリングホイールWに接近
している状態で、エアバッグ11が展開膨張しても、運
転者に対してエアバッグ11の部分的な押圧力を作用さ
せることを、避けることができる。
【0068】また、実施形態のパッド14では、各扉部
25・26・27の相互に隣接する部位の破断予定部3
3が、上方から見て、左右方向に配設される横棒部34
と横棒部34の略中央から後方へ延びる縦棒部35とを
有し、横棒部34の左右両端部34a・34bを前方側
の左右の各スポーク部SL・SRの配置方向に向け、縦
棒部35の後端部35aを後方側のスポーク部SBの配
置方向に向けた略T字形状として、配設されている。そ
して、三本スポークタイプの実施形態のステアリングホ
イールWでは、各スポーク部SL・SR・SB間の空間
部AF・AL・ARにおいて、前方側の空間部AFが、
インストルメントパネルの計器類の視認性の検知から、
後方側の左右の空間部AL・ARより大きく、設定され
ている。そのため、各扉部25・26・27の相互に隣
接する部位の破断予定部33が略T字形状としておれ
ば、破断予定部33の横棒部34より前方側の前側扉部
25が大きな面積の形状となり、横棒部34より後方側
の縦棒部35で分割された左右の左側・右側扉部26・
27が小さな面積の形状となることから、開いた際に収
納させる前側・左側・右側空間部AF・AL・ARに対
して、容易に、前側・左側・右側扉部25・26・27
の形状を対応させることができて、前側・左側・右側扉
部25・26・27の形状設定が容易となる。
【0069】また、実施形態のパッド14では、上部側
に配置されて各扉部25・26・27と破断予定部33
とを有した天井壁部15と、天井壁部15から下方に延
びてバッグホルダ50に連結可能に上下方向に配設され
る側壁部40と、を設けて構成し、破断予定部33にお
ける扉部25・26・27の相互隣接部位34・35を
除いた残部の部位36・37・38を、天井壁部15に
おける側壁部40の一般部41L・41R・41Bの内
側面側に近接して側壁部一般部41L・41R・41B
に略沿って配設させている。そのため、破断予定部33
における扉部25・26・27の相互隣接部位34・3
5を除いた残部部位36・37・38が、天井壁部15
の肉厚を厚肉とするような側壁部40の一般部41の内
側面側に近接しているため、残部部位36・37・38
に応力集中が生じ易い。さらに、残部部位36・37・
38が、側壁部40の一般部41に沿って配設されてい
るため、一般部41に沿って容易に破断することとなっ
て、各扉部25・26・27を円滑に開かせることがで
きる。
【0070】なお、実施形態では、スイッチ操作部66
を、パッド14側でなく、ステアリングホイール本体1
側のスポーク部SL・SRの部位に配設した場合を示し
たが、図14に示すように、扉部25・26・27の部
位以外であって、開いた際の扉部25・26・27に覆
われないエリアのパッド14の部位16L・16Rや、
スポーク側延設部16Bに、あるいは、スポーク部S側
とパッド14側との両方に、配設させても良い。さら
に、パッド14のみならず、ロアカバー8から突出する
ように、ステアリングホイール本体1側のボス部Bから
空間部AL・ARに突出するように、スイッチ操作部を
配設させても良い。
【0071】また、実施形態では、バッグホルダ50に
よるパッド14の保持を、係止爪52aの係止部46a
・47a・48aへの係止とリベット54止めとを利用
して、行った場合を示した。しかし、各扉部25・26
・27のヒンジ部29・30・31が、それぞれ、スポ
ーク部相互の間の空間部AF・AL・AB近傍として、
かつ、ヒンジ部29・30・31近傍のバッグホルダ5
0による保持部位の上方の部位Zより、下方に下がった
パッド14の外周縁21・22・23側に、配設されれ
ば、リベット54だけで、パッド14をバッグホルダ5
0に保持させたり、あるいは、図15・16・17に示
すように構成しても良い。
【0072】図15に示す保持構造は、バッグホルダ5
0Aが、板金製の補助プレート55を利用して、各保持
壁部46・47・48を保持している。バッグホルダ5
0Aの側壁部52には、各保持壁部46・47・48の
突起状の係止部46a・47a・48aに係止可能な係
止爪52aが形成され、補助プレート55には、各保持
壁部46・47・48の下端面に設けられた挿入溝46
c・47c・48cに挿入される挿入片55aが形成さ
れている。そして、各保持壁部46・47・48は、バ
ッグホルダ50Aの係止爪52aと補助プレート55の
挿入片55aとによって、挟持されて、バッグホルダ5
0Aに保持されている。なお、補助プレート55は、リ
テーナ12のボルト12aとナット12bとを利用し
て、バッグホルダ50Aの横板部51に共締めされてい
る。
【0073】図16に示す保持構造は、バッグホルダ5
0Bが、板金製の補助プレート56を利用して、各保持
壁部46・47・48を保持している。バッグホルダ5
0Bの側壁部52には、各保持壁部46・47・48に
設けられた係止孔46d・47d・48dに係止される
係止爪52cが形成され、補助プレート56には、各保
持壁部46・47・48の外側面に当接する規制壁56
aが形成されている。そして、各保持壁部46・47・
48は、係止爪52cの係止孔46d・47d・48d
からの外れを規制壁56aに規制されて、係止爪52c
の係止により、バッグホルダ50Bに保持されている。
この補助プレート56も、リテーナ12のボルト12a
とナット12bとを利用して、バッグホルダ50Bの横
板部51に共締めされている。
【0074】図15・16の保持構造では、各扉部25
・26・27のヒンジ部29・30・31が、それぞ
れ、スポーク部相互の間の空間部AF・AL・AR近傍
として、かつ、ヒンジ部29・30・31近傍のバッグ
ホルダ50による保持部位46・47・48の上方の部
位Zより、下方に下がったパッド14の外周縁21・2
2・23下端部21a・22a・23a側に、配設され
ており、各扉部25・26・27を大きく開かせること
ができる。
【0075】図17に示す保持構造では、バッグホルダ
50Cやパッド14が、側壁部52・40を備えておら
ず、バッグホルダ50Cの横板部51の部位に、パッド
横板部42・43・44をリベット45止めして、パッ
ド14をバッグホルダ50Cに保持させている。この保
持構造でも、各扉部25・26・27のヒンジ部29・
30・31が、それぞれ、スポーク部相互の間の空間部
AF・AL・AR近傍として、かつ、ヒンジ部29・3
0・31近傍のバッグホルダ50による保持部位(リベ
ット45の部位)の上方の部位Zより、下方に下がった
パッド14の外周縁21・22・23の下端部21a・
22a・23a側に、配設されており、各扉部25・2
6・27を大きく開かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のステアリングホイー
ルの平面図であり、パッドの扉部を図示した平面図であ
る。
【図2】同実施形態のステアリングホイールの部分平面
図であり、バッグホルダとエアバッグの折畳状態とを図
示した平面図である。
【図3】同実施形態のステアリングホイールの概略断面
図であり、図1のIII−III部位を示す。
【図4】同実施形態のステアリングホイールの概略断面
図であり、図1のIV−IV部位を示す。
【図5】同実施形態のパッドにおける前側扉部のヒンジ
部付近を示す概略拡大断面図である。
【図6】同実施形態のパッドにおける左側扉部のヒンジ
部付近を示す概略拡大断面図である。
【図7】同実施形態のパッドの底面図である。
【図8】同実施形態のエアバッグ装置に使用するバッグ
ホルダの平面図である。
【図9】同実施形態のエアバッグ装置に使用する支持プ
レートの平面図である。
【図10】同実施形態のエアバッグを平らに展開した状
態を示す平面図である。
【図11】同実施形態のエアバッグの折畳工程を説明す
る図である。
【図12】図11のXII−XII部位断面図である。
【図13】図11のXIII−XIII部位の断面図である。
【図14】他の実施形態におけるスイッチ操作部を他の
位置に配設させたステアリングホイールの平面図であ
る。
【図15】他の実施形態におけるバッグホルダのパッド
の保持構造を示す図である。
【図16】さらに他の実施形態におけるバッグホルダの
パッドの保持構造を示す図である。
【図17】さらに他の実施形態におけるバッグホルダの
パッドの保持構造を示す図である。
【符号の説明】
10…エアバッグ装置、 11…エアバッグ、 13…インフレーター、 14…パッド、 15…天井壁部、 21・22・23…外周縁、 25・26・27…扉部、 29・30・31…ヒンジ部、 33…破談予定部、 34…横棒部、 35…縦棒部、 40…側壁部、 41(41L・41R・41B)…一般部、 46・47・48…(保持部位)保持壁部、 50・50A・50B・50C…バッグホルダ、 66…スイッチ操作部、 R…リング部、 B…ボス部、 S(SL・SR・SB)…スポーク部、 AF・AL・AR…空間部、 W…ステアリングホイール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D030 DB13 DB34 DB47 DB75 3D054 AA02 AA13 BB02 BB03 BB04 BB05 BB22 BB23 CC29 DD11 FF20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵時に把持するリング部と、該リング
    部の中央に配置されるボス部と、前記リング部と前記ボ
    ス部とを連結する三本のスポーク部と、を備えて構成さ
    れるとともに、 前記ボス部の上部に、エアバッグ装置が配設され、 該エアバッグ装置が、膨張可能に折り畳まれたエアバッ
    グと、該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレー
    ターと、折り畳まれた前記エアバッグを覆うパッドと、
    折り畳まれた前記エアバッグ・前記インフレーター及び
    前記パッドを保持してステアリングホイール本体に連結
    されるバッグホルダと、を備えて構成され、 前記パッドが、周囲に破断予定部を配設させて、膨張時
    の前記エアバッグに押圧されて前記破断予定部を破断さ
    せるとともに前記パッドの外周縁側に配置されたヒンジ
    部を回転中心として開き、前記エアバッグを突出させる
    ための一つの開口を前記パッド中央に形成可能な複数の
    扉部を、備え、 前記ボス部若しくは前記スポーク部の少なくとも一方
    に、上方側から操作可能なスイッチ操作部が配設されて
    構成されるエアバッグ装置を備えたステアリングホイー
    ルであって、 前記パッドが、前記扉部を三枚配設させて構成されると
    ともに、前記各扉部のヒンジ部の近傍で、前記バッグホ
    ルダに対して保持されるように構成され、 前記各扉部の前記ヒンジ部が、それぞれ、前記スポーク
    部相互の間の空間部近傍として、かつ、前記ヒンジ部近
    傍の前記バッグホルダによる保持部位の上方の部位よ
    り、下方に下がった前記パッドの外周縁側に、配設さ
    れ、 前記各扉部が、それぞれ、前記ヒンジ部を回転中心とし
    て開いた際に、前記スポーク部相互の間の三つの前記空
    間部に、配設されるように設定され、 前記スイッチ操作部が、前記扉部の部位以外であって、
    開いた際の前記扉部に覆われない前記ボス部若しくは前
    記スポーク部のエリアに、配設されていることを特徴と
    するエアバッグ装置を備えたステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記各扉部の相互に隣接する部位の破断
    予定部が、上方から見て、左右方向に配設される横棒部
    と該横棒部の略中央から後方へ延びる縦棒部とを有し、
    前記横棒部の左右両端を前記スポーク部における前方側
    の左右の各スポーク部の配置方向に向け、前記縦棒部の
    後端を前記スポーク部における後方側のスポーク部の配
    置方向に向けた略T字形状として、配設されていること
    を特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置を備えた
    ステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 前記パッドが、上部側に配置されて前記
    各扉部と前記破断予定部とを有した天井壁部と、該天井
    壁部から下方に延びて前記バッグホルダに連結可能に上
    下方向に配設される側壁部と、を備えて構成され、 前記破断予定部における前記各扉部の相互隣接部位を除
    いた残部の部位が、前記天井壁部における前記側壁部の
    内側面側に近接しかつ前記側壁部に略沿って配設されて
    いることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載
    のエアバッグ装置を備えたステアリングホイール。
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