JP2002104103A - 車両用報知装置 - Google Patents

車両用報知装置

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JP2002104103A
JP2002104103A JP2000299415A JP2000299415A JP2002104103A JP 2002104103 A JP2002104103 A JP 2002104103A JP 2000299415 A JP2000299415 A JP 2000299415A JP 2000299415 A JP2000299415 A JP 2000299415A JP 2002104103 A JP2002104103 A JP 2002104103A
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JP2000299415A
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Yoshinori Otsubo
善徳 大坪
Hiroshi Omura
博志 大村
Emi Hoshino
絵美 星野
Masao Ushio
將雄 牛尾
Koji Hosoda
浩司 細田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の各種情報に対して乗員に十分に注意を
喚起することができ、さらには乗員を楽しませ、あるい
はその気分を和ませることができる車両用報知装置を提
供する。 【解決手段】 車両1には、動物キャラクタをかたどっ
たぬいぐるみ状の報知用立体物3が設けられ、この報知
用立体物3は、車載制御装置4から送信されてくる情
報、あるいはマイク、網膜チップ等により自ら取得した
情報に基づいて、身振り、しぐさ、表情、ランプの点滅
等の動作でもって、所定の情報を乗員に報知し、あるい
は乗員とコミュニケーションを行う。かくして、報知用
立体物3は、単なる画像に比べて乗員に対して非常に大
きなインパクトを与え、車両1の各種情報に対して乗員
に十分に注意を喚起することができ、かつ乗員を楽しま
せあるいは気分を和ませることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の情報をその
動作により乗員に報知する報知用立体物を備えた車両用
報知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両(自動車)には、乗員に種
々の情報を報知する報知装置が設けられる。かかる情報
としては、例えば、車両自体の状態、車外の状況、ナビ
ゲーション情報、ラジオあるいはテレビ等の公共放送、
記録媒体に記録された情報等があげられる。そして、か
かる情報は、従来は音声、ランプ表示等で乗員に報知さ
れていたが、近年、かかる情報をディスプレイ上に画像
表示するようにした報知装置が普及しつつある。
【0003】かかるディスプレイを用いた報知装置で
は、例えば単純なランプ表示と比較して、より詳細な情
報を報知することができるといった利点がある。またデ
ィスプレイには任意の画像を表示することができるの
で、単に情報を報知するだけでなく、乗員を楽しませあ
るいは和ませつつ情報を報知するといったことも可能で
ある。具体的には、例えば、ディスプレイ上に擬人画像
(エージェント)を表示し、該擬人画像の表情、しぐ
さ、音声等により各種情報を乗員に報知するようにした
報知装置が提案されている(例えば、特開平11−25
0395号公報、特開平11−272639号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
特開平11−250395号公報ないしは特開平11−
272639号に開示されている、ディスプレイ上に表
示された擬人画像により各種情報を乗員に報知するよう
にした従来の報知装置では、擬人画像はあくまでもディ
スプレイ上の画像であって、乗員に対するインパクトは
さほど強くない。このため、乗員の各種情報に対する注
意がさほど喚起されないといった問題がある。また、乗
員は、かかる擬人画像をみても、さほど楽しみあるいは
気分が和むわけではない。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであって、車両の各種情報に対して乗員
に十分に注意を喚起することができ、さらには乗員を楽
しませ、あるいはその気分を和ませることができる車両
用報知装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明の第1の態様にかかる車両用報知装置
は、車両に関連する各種情報を検出するセンサの出力に
基づいて所定の演算処理を行う制御手段と、該制御手段
の演算処理結果を乗員に報知する報知手段とが設けられ
ている車両用報知装置であって、報知手段が、上記演算
処理結果の少なくとも一部を画面表示するディスプレイ
と、上記演算処理結果の少なくとも一部をその動作(身
振り、表情、しぐさ、ランプの点灯・点滅、発声等)に
よって報知する報知用立体物とを備えていることを特徴
とするものである。
【0007】また、本発明の第2の態様にかかる車両用
報知装置は、車両に関連する各種情報を検出するセンサ
の出力に基づいて所定の演算処理を行う制御手段と、該
制御手段の演算処理結果を乗員に報知する報知手段とが
設けられている車両用報知装置であって、報知手段が、
車室前部に配置され、上記演算処理結果の少なくとも一
部をその動作によって報知する報知用立体物を備えてい
ることを特徴とするものである。
【0008】上記第1又は第2の態様にかかる車両用報
知装置によれば、車両に関連する種々の情報が、報知用
立体物の動作により乗員に報知される。例えば、報知用
立体物を、漫画の動物キャラクタ等をかたどったぬいぐ
るみの形態にすれば、その動物キャラクタの動作によ
り、乗員の感性にあった情報が報知される。この場合、
動物キャラクタの形態の報知用立体物は、単なる画像に
比べて、乗員に対して非常に大きなインパクトを与え
る。このため、車両の各種情報に対して乗員に十分に注
意を喚起することができる。また、乗員は、動物キャラ
クタの形態の報知用立体物に親近感をもち、その動作を
楽しみ、あるいは気分を和ませることができる。また、
第1の態様の場合のように、報知手段がディスプレイを
備えている場合は、報知用立体物とディスプレイとを協
働ないしは分担させることにより、種々の情報をより正
確かつ有効に報知することができる。
【0009】上記第1又は第2の態様にかかる車両用報
知装置においては、報知用立体物が車両に対して着脱可
能であるのが好ましい。このようにすれば、報知用立体
物を車外に持ち出して、例えば自宅に持ち帰って使用す
ることができる。
【0010】上記第1の態様にかかる車両用報知装置に
おいては、報知用立体物が車両に対して着脱可能であ
り、かつ報知用立体物の着脱態様に応じてディスプレイ
の表示内容が変更されるようになっているのが好まし
い。このようにすれば、乗員への情報の報知を、より合
理的に報知用立体物とディスプレイとに分担させること
ができる。
【0011】上記各車両用報知装置においては、報知用
立体物は、例えば、センサの検出結果に応じて、その向
きを変化させることができる。この場合、報知用立体物
は、その向きの変化に応じて、報知形態を変化させるこ
とができる。
【0012】また、制御手段と報知用立体物とは、無線
通信によりリンクされているのが好ましい。このように
すれば、車外でも、報知用立体物を車内とほぼ同様に使
用することができる。ここで、複数の報知用立体物が設
けられている場合は、これらの相互間の干渉を回避する
ため、その作動を規制する規制手段が設けられているの
が好ましい。また、報知用立体物は、その車両への搭載
位置(例えば、インストルメントパネルの左端部付近、
中央部付近、右端部付近等)に応じて、報知形態を変化
させるのが好ましい。
【0013】また、上記各車両用報知装置においては、
制御手段が、報知用立体物が報知しない(あるいは、で
きない)演算処理結果をその他の報知手段(例えば、デ
ィスプレイ)に報知させているときには、追加情報が存
在する旨を報知用立体物に報知させるようになっている
のが好ましい。このようにすれば、その他の報知手段に
報知されている情報に対して、乗員の注意を喚起するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。図1に示すように、車両1(自動車)の
車室の前端部付近に配設されたインストルメントパネル
2(インパネ)の上には、所定の動物キャラクタをかた
どった、ぬいぐるみ状の外形を備えた報知用立体物3が
配置されている。また、このインストルメントパネル2
内には、乗員に報知すべき各種情報等を生成(演算処
理)する車載制御装置4(制御手段)が設けられ、この
車載制御装置4は各種情報をディスプレイ5(画像表示
装置)に表示するようになっている。なお、詳しくは図
示していないが、この車載制御装置4には、ラジオ、オ
ーディオ機器、ナビゲータ等の各種機器が含まれてい
る。また、インストルメントパネル2のやや後方におい
て、車室の右寄りの部位には該自動車1を操舵するため
のハンドル6(ステアリング・ホイル)が配置されてい
る。
【0015】図2に示すように、報知用立体物3は、車
載制御装置4を構成するナビゲーション用ECU10、
乗員検知ECU11、エアコンECU12等の各種制御
機器とリンクされ、これらから種々の情報が入力される
ようになっている。なお、報知用立体物3と車載制御装
置4との具体的なリンクの形態は後で説明する。
【0016】図3(a)〜(e)に示すように、報知用
立体物3の下端面には、該報知用立体物3を車載制御装
置4にリンクするための立体物側コネクタ15と、該報
知用立体物3をインストルメントパネル2上の所定の位
置に着脱可能に固定する(留める)ための3つの突起部
16とが設けられている。そして、報知用立体物3は、
種々の動作、例えば身振り、しぐさ、表情の変化、ラン
プの点灯・点滅等を行うことができるようになってい
る。また、自在に音声、音楽等の各種音波を発すること
ができるようになっている。
【0017】例えば、図3(b)に示すように、右手及
び左手を、それぞれ、両矢印A1及びA2で示す方向に自
在に上下させることができる。また、右目及び左目の各
目玉を、それぞれ、両矢印A3及びA4で示す方向に自在
に回すことができる。さらに、体全体を、両矢印A5
示す方向に自在に回転させることができる。なお、胴体
の左前部に設けられた前面ランプ17を、自在に、点
灯、消灯又は点滅させることができる。また、図3
(e)に示すように、尾部(しっぽ)を両矢印A6で示
す方向に自在に振る(あるいは回転させる)ことができ
る。なお、胴体の右後部に設けられた後面ランプ18
を、自在に、点灯、消灯又は点滅させることができる。
【0018】以下、報知用立体物3の具体的な構造を説
明する。図4に示すように、報知用立体物3の骨格は、
ベースプレート20と、該ベースプレート20と回転軸
21を介して連結されたベースフレーム22とで構成さ
れている。なお、ベースプレート20とベースフレーム
22との間には、ローラが配設され、ベースフレーム2
2がベースプレート20上で回転軸21回りに円滑に回
転できるようになっている。そして、ベースフレーム2
2の右端部及び左端部には、それぞれ、右手フレーム2
4及び左手フレーム25が、上下方向に揺動可能に取り
付けられている。
【0019】ベースプレート20の下面には、前記の立
体物側コネクタ15及び突起部16が設けられている。
なお、立体物側コネクタ15は、報知用立体物3と車載
制御装置4とがコネクタ接続(結線)によりリンクされ
る場合に、通信あるいは電力供給を中継する。また、3
つの突起部16は、インストルメントパネル2と嵌合し
て、報知用立体物3を所定の位置に固定する。
【0020】図5(a)に示すように、インストルメン
トパネル2の左端部付近と、中央部付近と、右端部付近
とには、それぞれ、報知用立体物固定部40が設けられ
ている。図5(b)に示すように、これらの報知用立体
物固定部40には、それぞれ、3つの凹部41と、1つ
のインパネ側コネクタ42とが設けられている。そし
て、報知用立体物3の突起部16はインストルメントパ
ネル2の凹部41と嵌合し、これにより報知用立体物3
が所定の位置に着脱可能に固定されるようになってい
る。このようにして報知用立体物3が固定されたときに
は、立体物側コネクタ15とインパネ側コネクタ42と
が電気的に接続される。
【0021】また、報知用立体物3内には、電源26
と、該電源26から電力が供給される一方、該報知用立
体物3の各種制御を行うCPU27とが設けられてい
る。ここで電源26としては、例えば内蔵電池が用いら
れる。しかしながら、インストルメントパネル側から印
加される磁力により起電力を発生させるタイプの電源
(例えば、コードレス電話の給電機構と同様のもの)を
用いてもよい。
【0022】さらに、報知用立体物3内には種々のモー
タが設けられている。具体的には、ベースフレーム22
を回転軸21回りに回転させるための胴体用モータ28
と、それぞれ右手フレーム24及び左手フレーム25を
揺動させるための右手用モータ29及び左手用モータ3
0と、それぞれ右目及び左目の目玉の向きを変えあるい
は回転させるための右目モータ31及び左目モータ32
とが設けられている。なお、図示していないが、尾部の
フレームを振らせるための尾部用モータも設けられ、こ
の尾部用モータは、右手用モータ29ないしは左手用モ
ータ30と同一構成とされている。
【0023】さらに、報知用立体物3内において、その
口に対応する位置にはスピーカ33が設けられ、右耳に
対応する位置にはマイク34が設けられ、右目及び左目
に対応する位置にはそれぞれ右目用網膜チップ35及び
左目用網膜チップ36が設けられている。また、ベース
フレーム22の上端部にはアンテナ37が設けられてい
る。このアンテナ37は、報知用立体物3と車載制御装
置4とが無線通信によりリンクされるときに用いられ
る。なお、これらの各機器はそれぞれハーネスWを介し
てCPU27に接続され、CPU27によって制御され
あるいはCPU27を経由して電力が供給される。な
お、CPU27と立体物側コネクタ15とを接続するハ
ーネスWは、ベースプレート20とベースフレーム21
との間の空間部では、ベースフレーム21の回転に対処
できるように、マージン部(たるみ部)を備えている。
【0024】なお、前記の前面ランプ17及び後面ラン
プ18も、ハーネスWを介してCPU27に接続され、
CPU27によって制御されあるいはCPU27を経由
して電力が供給される。両ランプ17、18は、例え
ば、車載のディスプレイ5に追加情報があるときに点滅
してこれを乗員に報知する。
【0025】以下、報知用立体物3と車載制御装置4と
のリンク形態を説明する。図6は、報知用立体物3と車
載制御装置4との間での情報のやり取りを無線通信(例
えば、Blue Tooth等)で行う一方、報知用立体物3の
作動電力を該報知用立体物3内に内蔵された電池から得
るようにしたリンク形態を示している。この場合、報知
用立体物3のインターフェース及び車載制御装置4のイ
ンターフェースは、それぞれアンテナである。なお、車
載制御装置4のアンテナはインストルメントパネル付近
に配置される。このリンク形態によれば、報知用立体物
3をインストルメントパネル2上の報知用立体物固定部
40に固定する場合はもとより、該報知用立体物3を報
知用立体物固定部40から取り外した場合、例えば車内
の別の場所に配置した場合、あるいは車外に持ち出して
自宅等に持ち帰った場合等でも該報知用立体物3を使用
することができる。
【0026】図7は、報知用立体物3と車載制御装置4
との間での情報のやり取りを無線通信(例えば、Blue
Tooth等)で行う一方、報知用立体物3の作動電力を、
インストルメントパネル2側から供給される磁力等によ
り、外部から非接続で得るようにしたリンク形態を示し
ている。この場合も、報知用立体物3のインターフェー
ス及び車載制御装置4のインターフェースは、それぞれ
アンテナである。そして、このリンク形態によっても、
図6に示すリンク形態の場合と同様に、該報知用立体物
3を報知用立体物固定部40から取り外して使用するこ
とができる。
【0027】図8は、報知用立体物3と車載制御装置4
との間での情報のやり取りと、車載制御装置4から報知
用立体物3への電力供給とを、コネクタを介して有線で
行うようにしたリンク形態である。この場合は、報知用
立体物3と車載制御装置4とを接続しているハーネス
(導線)の許す範囲内において、報知用立体物3を移動
させることができるだけであり、報知用立体物3を車外
に持ち出して使用することは困難である。
【0028】かくして、報知用立体物3は、車載制御装
置4から入力される各種情報と、マイク34を用いて自
ら取得した音声情報と、両網膜チップ35、36を用い
て自ら取得した画像情報とに基づいて、各種動作、例え
ば、身振り、しぐさ、表情、音声あるいは音楽等の音
波、両ランプ17、18の点灯形態(点灯、消灯、点
滅)等でもって、乗員に種々の情報を報知し、あるいは
乗員とのコミュニケーションを行う。なお、図6又は図
7に示すリンク形態を用いた場合は、報知用立体物3
を、所望の場所(例えば、自宅)に持ち出すことができ
るので、乗員に限らず、誰に対しても上記情報を報知
し、あるいは誰とでもコミュニケーションを行うことが
できる。
【0029】かくして、この動物キャラクタの形態の報
知用立体物3は、単なる画像に比べて、乗員に対して非
常に大きなインパクトを与える。このため、車両1の各
種情報に対して乗員に十分に注意を喚起することができ
る。また、乗員は、動物キャラクタの形態の報知用立体
物3に親近感をもち、その動作を楽しみ、あるいは気分
を和ませることができる。
【0030】以下、報知用立体物3の具体的な動作の一
例を説明する。なお、この報知用立体物3の動作は、下
記の事項に限られるものではないのはもちろんである。
報知用立体物3が、インストルメントパネル2の報知用
立体物固定部40に固定されているときには、乗員に種
々の交通情報(車両の進路、走行状態等)を報知して交
通情報に対する注意を喚起し、あるいは道案内をする。
また、報知用立体物3の動作で車内のスイッチ等の操作
をさせることができる。
【0031】さらに、乗員と会話を行うなどして乗員を
楽しませあるいは雰囲気をなごやかにさせる。また、車
両の正当な使用者が車両に搭乗したときには挨拶するな
どして気分をなごませる。他方、駐車時等において、不
審者が車内に侵入した場合には音声を発するなどして退
散させる(番犬機能)。なお、このような乗員とのコミ
ュニケーションないしは不審者への対応は、報知用立体
物3が車内に置かれてさえいれば、報知用立体物固定部
40に固定されていなくても、支障なく行うことができ
る。また、報知用立体物3を車外の所望の場所、例えば
自宅に持ち出した場合は、誰でも該報知用立体物3と会
話をするなどして遊ぶことができる。さらに、報知用立
体物3を利用して、車載制御装置4の情報、例えばナビ
ゲーション情報を自宅に居ながら得ることができる。
【0032】ところで、車載制御装置4は、そのディス
プレイ5を介して、各種情報、例えばナビゲーション情
報を画像ないしは音で乗員に報知するようになってい
る。他方、前記のとおり、報知用立体物3も、各種情報
を身振り、表情等の動作で乗員に報知するようになって
いる。したがって、報知用立体物3が乗員に動作で報知
することができる情報については、車載制御装置4はデ
ィスプレイ5への表示を省略することができる。このた
め、車載制御装置4は、この省略した分だけ、別の情報
をディスプレイ5に表示することができ、乗員に報知す
ることができる情報を増やすことができる。
【0033】以下、乗員にナビゲーション情報を報知す
る場合を例にとって、報知用立体物3と車載制御装置4
のディスプレイ5とが協働して情報を乗員に報知する形
態の一例を説明する。車両1は、例えば図9に示すよう
なルートを走行するものとする。この場合、車両1が、
図9中の、、、、、の各地点に位置すると
きには、報知用立体物3及び車載制御装置4のディスプ
レイ5は、それぞれ、図10(a)、図11(a)、図
12(a)、図13(a)、図14(a)、図15
(a)に示すような動作ないしは表示を行う。なお、図
10(b)、図11(b)、図12(b)、図13
(b)、図14(b)、図15(b)は、それぞれ、報
知用立体物3を備えていない従来の車載制御装置のディ
スプレイ5’に表示される画像を示している。
【0034】図10〜図15から明らかなとおり、報知
用立体物3を備えている場合(本件)、ディスプレイ5
の画面の左半分はナビゲーション情報を表示している
が、右半分は車両1の運転状態を示すドライブ情報を表
示している。つまり、ナビゲーション情報中の左折・右
折情報等は、報知用立体物3の動作により乗員に報知さ
れるので、従来は左折・右折情報等を表示していた部分
(右半分)が不要となりこの部分にドライブ情報が表示
される。
【0035】具体的には、図10(a)、(b)に示す
ように、車両1が図9中のの地点に位置するときに
は、最初に右折すべき交差点はかなり先の方にあるの
で、報知用立体物3はとくには動作を行わない。図11
(a)、(b)に示すように、車両1が図9中のの地
点に達したときには、最初に右折すべき交差点にやや近
づいているので(300m)、報知用立体物3は矢印J
1で示すように左手を下げる一方、矢印J2で示すように
右手を上げる。この場合、従来の車載制御装置ではディ
スプレイ5’に300m先で右折すべき旨が表示され
る。車載制御装置4では、ディスプレイ5の右半分にド
ライブ情報が表示され続ける。なお、この状態は、車両
1が図9中のの地点に達するまで続く。
【0036】図12(a)、(b)に示すように、車両
1が図9中のの地点に達したときには、最初に右折す
べき交差点にかなり近づいているので(100m)、報
知用立体物3は左手を下げ右手を上げたままで、後面ラ
ンプ18を点滅させ、追加情報がディスプレイ5に表示
されたことを報知する。すなわち、車載制御装置4で
は、ディスプレイ5の右半分に、ドライブ情報ととも
に、右折すべき地点が100m先である旨を報知する追
加情報(ナビゲーション情報)が表示される。これは、
報知用立体物3は、身振りでは右折すべき交差点までの
距離を表示することができないからである。なお、従来
の車載制御装置では、ディスプレイ5’に100m先で
右折すべき旨が表示される。
【0037】図13(a)、(b)に示すように、車両
1が右折した後、図9中のの地点に位置するときに
は、この後左折すべき交差点にやや近づいているので
(300m)、報知用立体物3は矢印J3で示すように
左手を上げる一方、矢印J4で示すように右手を下げ
る。かつ、後面ランプ18を点滅させ、追加情報がディ
スプレイ5に表示されたことを報知する。図9から明ら
かなとおり、左折すべき交差点は、2種類の左折が可能
な複雑な形態であるので、報知用立体物3は身振りだけ
では、どちらの道路に入ればよいのかを表示することが
できない。そこで、車載制御装置4では、ディスプレイ
5の右半分に、ドライブ情報とともに、左折して入るべ
き道路を報知する追加情報(ナビゲーション情報)が表
示される。なお、従来の車載制御装置では、ディスプレ
イ5’に左折して入るべき道路と、左折すべき交差点ま
での距離とが表示される。
【0038】図14(a)、(b)に示すように、車両
1が図9中のの地点に達したときには、左折すべき交
差点にかなり近づいている(100m)。このとき、報
知用立体物3は左手を上げ右手を下げたままで、後面ラ
ンプ18を点滅させ続け、追加情報がディスプレイ5に
表示されていることを報知する。他方、車載制御装置4
では、ディスプレイ5の右半分に、左折して入るべき道
路を報知する追加情報(ナビゲーション情報)に加え
て、左折すべき交差点が100m先である旨を報知する
追加情報(ナビゲーション情報)が表示される。この場
合、ドライブ情報は、これを表示するスペースがないの
で、表示されない。なお、従来の車載制御装置では、デ
ィスプレイ5’に、左折して入るべき道路を報知すると
ともに、100m先で左折すべき旨が表示される。
【0039】図15(a)、(b)に示すように、車両
1が左折した後、図9中のの地点に位置するときに
は、この後右折・左折は当分ないので、報知用立体物3
は矢印J5で示すように左手を中立位置に戻し、矢印J6
で示すように右手も中立位置に戻す。この場合、両ディ
スプレイ5、5’の表示形態は、図10(a)、(b)
の場合と同様の状態に戻る。
【0040】なお、車両が、進路を間違えて、例えば図
9中ので示す地点に至ったときには、報知用立体物3
は、両手をばたばたさせるとともに、後面ランプ18を
点滅させて追加情報がディスプレイ5に表示されたこと
を報知する。この場合、車載制御装置4では、ディスプ
レイ5の右半分に、進路を間違えた旨を警告する追加情
報(ナビゲーション情報)が表示される。なお、このよ
うにせず、報知用立体物3に、音声で進路を間違えた旨
を警告させるようにしてもよい。あるいは、報知用立体
物3を車両後方に向かせた上で、目玉を回して警告させ
たり、音声で警告させたりしてもよい。
【0041】以下、図16〜図23に示すフローチャー
トを参照しつつ、車載制御装置4及び報知用立体物3の
動作ないしは制御形態の一例を具体的に説明する。ま
ず、車載制御装置4の動作を説明する。図16に示すよ
うに、車載制御装置4(車載装置)の動作が開始される
と、まずステップS1で、報知用立体物3(報知装置)
との通信確認が行われ、続いてステップS2で、報知用
立体物3と通信可能であるか否かが判定される。通信可
能でなければ、ステップS3でイグニッションスイッチ
がオフであるか否かが判定され、イグニッションスイッ
チがオフであれば、車両1は休止状態であり、車載制御
装置4の動作は必要ではないので、リターンする。他
方、イグニッションスイッチがオンであれば、車両1は
稼動状態であるので、ステップS10で、車載制御装置
4は、報知用立体物3との通信機能以外の通常の機能
(ナビゲーション、エアコンの運転、その他)を実行す
る。
【0042】他方、通信可能でなければ(ステップS
2)、ステップS4でイグニッションスイッチがオフで
あるか否かが判定され、イグニッションスイッチがオフ
であれば、ステップS5とステップS6とで、それぞ
れ、イグニッションスイッチオフ時点制御とイグニッシ
ョンスイッチオン/オフ時点制御とが実行された後、リ
ターンする。他方、イグニッションスイッチがオンであ
れば(ステップS4)、ステップS7でディスプレイ5
の表示内容が制限される。例えば、図10〜図15に示
すように、ディスプレイ5のナビゲーション表示が半画
面に制限され、残りの半画面にドライブ情報が表示され
る。続いて、ステップS8とステップS9とで、それぞ
れ、イグニッションスイッチオン時点制御とイグニッシ
ョンスイッチオン/オフ時点制御とが実行される。次
に、ステップS10で車載制御装置4の通常の機能(ナ
ビゲーション、エアコンの運転、その他)が実行され、
この後リターンする。
【0043】以下、図17(a)を参照しつつ、前記の
ステップS1における報知用立体物3(報知装置)との
通信確認動作の具体的な内容を説明する。これは、報知
用立体物3と車載制御装置4とが、図6に示すリンク形
態でリンクされている場合の通信確認動作である。ま
ず、ステップS11で、報知用立体物3に動作を要求す
るリクエスト信号を送信すべき所定周期であるか否かが
判定され、所定周期であればステップS12で、報知用
立体物3にリクエスト信号が送信される。なお、所定周
期でなければステップS12をスキップする。
【0044】次に、ステップS13で、リクエスト信号
に対する応答信号を受信したか否かが判定され、応答信
号を受信していれば、ステップS14で、次の周期ま
で、最も強度の高い報知用立体物3との通信が可能であ
ると判断される。なお、これ以外の報知用立体物3との
通信は不可とされる。続いて、ステップS15で、最も
強度の高い報知用立体物3に、配設位置を含む通信許可
信号が送信される。なお、ここで配設位置とは、インス
トルメントパネル2の、左端部付近、中央部付近、右端
部付近などといったレベルでの位置情報である。この
後、このルーチンは終了する。なお、リクエスト信号に
対する応答信号を受信しなかった場合も(ステップS1
3)、ルーチンは終了する。
【0045】以下、図17(b)を参照しつつ、前記の
ステップS1における報知用立体物3(報知装置)のも
う1つの通信確認動作の具体的な内容を説明する。これ
は、報知用立体物3と車載制御装置4とが、図7に示す
リンク形態でリンクされている場合の通信確認動作であ
る。ステップS21では、磁場検出の有無が判定され、
磁場検出があれば、ステップS22で報知用立体物3と
の接続が可能であると判定される。続いて、ステップS
23で、報知用立体物3に、配設位置を含む通信許可信
号が送信される。なお、複数の報知用立体物3が存在す
る場合は、最も優先順位の高い報知用立体物3に通信許
可信号が送信される。この後、ルーチンは終了する。な
お、磁場検出がなかった場合も(ステップS21)、ル
ーチンは終了する。
【0046】以下、図17(c)を参照しつつ、前記の
ステップS1における報知用立体物3(報知装置)のさ
らにもう1つの通信確認動作の具体的な内容を説明す
る。これは、報知用立体物3と車載制御装置4とが、図
8に示すリンク形態でリンクされている場合の通信確認
動作である。ステップS31では、コネクタ接続である
か否かが判定され、コネクタ接続であれば、ステップS
32で報知用立体物3との接続が可能であると判定され
る。続いて、ステップS33で、報知用立体物3に、配
設位置を含む通信許可信号が送信される。なお、複数の
報知用立体物3が存在する場合は、最も優先順位の高い
報知用立体物3に通信許可信号が送信される。この後、
ルーチンは終了する。なお、コネクタ接続でない場合も
(ステップS31)、ルーチンは終了する。
【0047】以下、図18を参照しつつ、前記のステッ
プS5におけるイグニッションスイッチオフ時点制御の
具体的な内容を説明する。まず、ステップS41でキー
レス信号を検出したか否かが判定され、キーレス信号が
検出されていなければ、この制御は終了する。他方、キ
ーレス信号が検出されていれば、ステップS42で、所
定時間以内、例えば10秒以内は、キーレス信号受信の
方向データを含む向き変更信号が送信される。
【0048】次にステップS43とステップS44と
で、それぞれ、盗難防止スイッチが起動中であるか否か
と、車外移動物体が検出されたか否かとが判定され、盗
難防止スイッチが起動中であり、かつ車外移動物体が検
出されていれば、ステップS45でその物体の方向を含
む向き変更信号が送信され、この制御は終了する。な
お、盗難防止スイッチが起動中でないか、または車外移
動物体が検出されていなければ、ステップS45をスキ
ップして、制御は終了する。
【0049】以下、図19を参照しつつ、前記のステッ
プS6又はステップS9におけるイグニッションスイッ
チオン/オフ時点制御の具体的な内容を説明する。ま
ず、ステップS51でドアが開かれた否かが判定され、
ドアが開かれていなければ、このイグニッションスイッ
チオン/オフ時制御を行う必要がないので、この制御は
終了する。ドアが開かれていれば、ステップS52で、
所定時間以内、例えば10秒以内でありかつドアが閉じ
られるまでの期間は、ドアの方向データを含む向き変更
信号が送信される。なお、複数のドアが開かれた場合は
運転席のドアが優先する。続いて、ステップS53で乗
車信号が送信され、制御は終了する。
【0050】以下、図20を参照しつつ、前記のステッ
プS8におけるイグニッションスイッチオン時点制御の
具体的な内容を説明する。まず、ステップS61で車外
物体を検出したか否かが判定され、検出されていれば、
ステップS62で、その物体の方向データを含む変更信
号が送信され、続いてステップS63で車外物体警告信
号が送信される。なお、車外物体を検出していなければ
(ステップS61)、ステップS62〜S63をスキッ
プする。
【0051】続いて、ステップS64とステップS65
とで、それぞれ、車両1のシフト位置がDレンジ、2レ
ンジ又はLレンジであるか否かと、もしそうであれば停
車状態(すなわち、車速0)であるか否かとが判定され
る。シフト位置がDレンジ、2レンジ及びLレンジのい
ずれでもないか、又は停車状態であれば、ステップS6
6で後方の方向データを含む向き変更信号が送信され
る。他方、シフト位置がDレンジ、2レンジ又はLレン
ジであり、かつ停車状態でなければ、ステップS67で
前方の方向データを含む向き変更信号が送信される。な
お、各種の特例モードが設けられている。
【0052】次に、ステップS68で車載マイクを介し
ての車載制御装置4への音声入力の有無が判定され、音
声入力があれば、ステップS69で対応する機能が達成
された後、ステップS70で音声入力がセンターコンソ
ールスイッチ操作であるか否かが判定される。そして、
センターコンソールスイッチ操作であれば、ステップS
71で応答信号が送信され、続いてステップS72でセ
ンターコンソールスイッチ信号を含む操作信号が送信さ
れる。この後、ステップS73が実行される。なお、音
声入力がない場合(ステップS68)、又はセンターコ
ンソールスイッチ操作でない場合は(ステップS7
0)、直ちにステップS73が実行される。
【0053】ステップS73では、右左折する交差点は
所定距離未満、例えば300m未満であるか否かが判定
され、所定距離未満であれば、ステップS74で右左折
方向データを含む右左折信号が送信される。なお、所定
距離未満でなければステップS74をスキップする。
【0054】次に、ステップS75で、操作指令信号を
受信したか否かが判定され、受信していれば、ステップ
S76で対応する機能が達成され、制御は終了する。受
信していなければ、ステップS76をスキップして、制
御は終了する。図18〜図20に示す各フローチャート
において、〜は、複数の向き変更信号を同時に送信
しないように、これらの信号に付与された優先順位を示
している。すなわち、順位の低い信号は送信が禁止され
る。なお、番号が小さいものほど優先順位が高い(が
最優先)。
【0055】以下、図21に示すフローチャートを参照
しつつ、報知用立体物3の動作ないしは制御態様を説明
する。まず、ステップS81で、電源スイッチがオンで
あるか否かが判定され、オンでなければ、オンになるま
でこのステップS81が繰り返される(待機する)。電
源スイッチがオンであれば、ステップS82で車載制御
装置4との通信確認が行われる。その際、報知用立体物
3の配設位置(インストルメントパネル2の左端部付
近、中央部付近又は右端部付近)も検出される。
【0056】続いて、ステップS83で、車載制御装置
4との通信が可能であるか否かが判定され、可能でなけ
れば、ステップS101で、該報知用立体物3の通常の
携帯装置機能(車載制御装置4とは連携しない固有の機
能)、例えば迷子時の位置把握機能、家電リモコン機能
等が実行され、この後リターンする。
【0057】他方、車載制御装置4との通信が可能であ
れば、ステップS84で向き変更信号を受信したか否か
が判定され、受信していればステップS85で、報知用
立体物3は、方向データと該報知用立体物3の配設位置
とに応じて、その向きを変える。続いて、ステップS8
6で、乗車信号を受信したか否かが判定され、受信して
いればステップS87で、報知用立体物3は、そのスピ
ーカを介して乗員に挨拶を行う。
【0058】次に、ステップS88で、車外物体警報信
号を受信したか否かが判定され、受信していれば、ステ
ップS89で、報知用立体物3は、そのスピーカを介し
て乗員にその旨を警告する。さらに、ステップS90
で、応答信号を受信したか否かが判定され、受信してい
れば、ステップS91で、報知用立体物3は、目(後向
きの場合)又は尾部(前向きの場合)の動作で応答(返
事)を行う。例えば、目玉を1回転させたり、尾部を1
回転させたりする。
【0059】続いて、ステップS92で、右左折信号を
受信したか否かが判定され、受信していれば、ステップ
S93で、報知用立体物3は、右左折方向データと該報
知用立体物3の向きとに応じて、その手を動かす。次
に、ステップS94で、操作信号を受信したか否かが判
定され、受信していれば、ステップS95で、報知用立
体物3は、対応するセンターコンソールスイッチを操作
し、あるいは操作するまねをする。
【0060】さらに、ステップS96で、マイクを介し
ての報知用立体物3への音声入力の有無が判定され、音
声入力があれば、さらにステップS97で、その音声入
力がセンターコンソールスイッチ操作であるか否かが判
定される。そして、センターコンソールスイッチ操作で
あれば、ステップS98で、報知用立体物3は、対応す
るスイッチの位置と該報知用立体物3の向き及び配設位
置とに応じて、そのスイッチを操作し(または、そのま
ねをし)、あるいは操作指令信号を車載制御装置4に送
信する。他方、センターコンソールスイッチ操作でなけ
れば、ステップS99で、報知用立体物3は、対応する
スイッチの操作指令信号を車載制御装置4に送信する。
なお、音声入力がない場合は(ステップS96)、ステ
ップS97〜S99をスキップする。
【0061】次に、ステップS100で、報知用立体物
3は、その他の車載用携帯装置としての機能、例えば乗
員に休憩を誘う機能、報知用立体物3は暇である旨を報
知する機能等を実行する。この後、前記のステップS1
01が実行され、リターンする。
【0062】以下、図22を参照しつつ、前記のステッ
プS82における車載制御装置4(車載装置)との通信
確認動作の具体的な内容を説明する。なお、これは、報
知用立体物3と車載制御装置4とが、図6又は図7に示
すリンク形態でリンクされている場合の通信確認動作で
ある。
【0063】まず、ステップS111で、所定時間以内
に通信許可信号を受信したか否かが判定され、受信して
いれば、ステップS112で車載制御装置4との通信が
可能であると判定される。この場合、ステップS113
で、報知用立体物3は両手を上げてその旨を乗員に報知
し、このルーチンは終了する。他方、所定時間以内に通
信許可信号を受信していなければ(ステップS11
1)、ステップS114で、報知用立体物3は両手を下
げてその旨を乗員に報知し、このルーチンは終了する
【0064】以下、図23を参照しつつ、前記のステッ
プS82における車載制御装置4(車載装置)との通信
確認動作の具体的な内容を説明する。なお、これは、報
知用立体物3と車載制御装置4とが、図8に示すリンク
形態でリンクされている場合の通信確認動作である。ま
ず、ステップS121で、リクエスト信号を受信したか
否かが判定され、受信していれば、ステップS122
で、報知用立体物3は、車載制御装置4にリクエスト応
答信号を送信する。なお、リクエスト信号を受信してい
なければ、このステップS122をスキップする。
【0065】次に、ステップS123で、通信許可信号
を受信したか否かが判定され、受信していれば、ステッ
プS124で、次の周期まで車載制御装置4との通信が
可能であると判定される。この場合、ステップS125
で、報知用立体物3は両手を上げてその旨を乗員に報知
し、このルーチンは終了する。他方、通信許可信号を受
信していなければ(ステップS123)、ステップS1
26で、報知用立体物3は両手を下げてその旨を乗員に
報知し、このルーチンは終了する
【0066】なお、図16〜図23に示す報知用立体物
3ないしは車載制御装置4の動作を示すフローチャート
には記載されていないが、車載制御装置4のディスプレ
イ5に追加情報が表示されるときには、車載制御装置4
から報知用立体物3に対して、報知用立体物3の前面ラ
ンプ17又は後面ランプ18を点滅させるための駆動信
号が送信される。この駆動信号を受信した報知用立体物
3は、それ自身の向きに応じて、前面ランプ17又は後
面ランプ18を点滅させる。
【0067】以上、この車両用報知装置によれば、動物
キャラクタの形態の報知用立体物3は、単なる画像に比
べて、乗員に対して非常に大きなインパクトを与えの
で、車両1の各種情報に対して乗員に十分に注意を喚起
することができる。また、乗員は、動物キャラクタの形
態の報知用立体物3に親近感をもち、その動作を楽し
み、あるいは気分を和ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる車両用報知装置を備えた車両
のインストルメントパネル付近の斜視図である。
【図2】 報知用立体物(ぬいぐるみ)と車載制御装置
とのリンク形態を示す図である。
【図3】 (a)〜(e)は、それぞれ、報知用立体物
の上面図、正面図、側面図、下面図及び背面図である。
【図4】 報知用立体物の内部構造を示す図である。
【図5】 (a)はインストルメントパネルへの報知用
立体物の配置位置を示す図であり、(b)はインストル
メントパネル上に設けられた報知用立体物取付部の平面
図である。
【図6】 報知用立体物と車載制御装置とのリンク形態
の一例を示すブロック図である。
【図7】 報知用立体物と車載制御装置とのリンク形態
のもう1つの例を示すブロック図である。
【図8】 報知用立体物と車載制御装置とのリンク形態
のさらにもう1つの例を示すブロック図である。
【図9】 車両の進路の一例を示す図である。
【図10】 (a)は車両が図9中のの地点に位置す
るときの報知用立体物及び車載制御装置の報知形態を示
す図であり、(b)はこれに対応する従来の車載制御装
置の報知形態を示す図である。
【図11】 (a)は車両が図9中のの地点に位置す
るときの報知用立体物及び車載制御装置の報知形態を示
す図であり、(b)はこれに対応する従来の車載制御装
置の報知形態を示す図である。
【図12】 (a)は車両が図9中のの地点に位置す
るときの報知用立体物及び車載制御装置の報知形態を示
す図であり、(b)はこれに対応する従来の車載制御装
置の報知形態を示す図である。
【図13】 (a)は車両が図9中のの地点に位置す
るときの報知用立体物及び車載制御装置の報知形態を示
す図であり、(b)はこれに対応する従来の車載制御装
置の報知形態を示す図である。
【図14】 (a)は車両が図9中のの地点に位置す
るときの報知用立体物及び車載制御装置の報知形態を示
す図であり、(b)はこれに対応する従来の車載制御装
置の報知形態を示す図である。
【図15】 (a)は車両が図9中のの地点に位置す
るときの報知用立体物及び車載制御装置の報知形態を示
す図であり、(b)はこれに対応する従来の車載制御装
置の報知形態を示す図である。
【図16】 車載制御装置の動作を示すフローチャート
である。
【図17】 (a)〜(c)は、それぞれ、車載制御装
置の、報知用立体物との通信確認動作を示すフローチャ
ートである。
【図18】 イグニッションスイッチオフ時点制御の制
御手順を示すフローチャートである。
【図19】 イグニッションスイッチオン/オフ時点制
御の制御手順を示すフローチャートである。
【図20】 イグニッションスイッチオン時点制御の制
御手順を示すフローチャートである。
【図21】 報知用立体物の動作を示すフローチャート
である。
【図22】 報知用立体物の、車載制御装置との通信確
認動作を示すフローチャートである。
【図23】 報知用立体物の、車載制御装置との通信確
認動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
W…ハーネス、1…車両、2…インストルメントパネ
ル、3…報知用立体物(ぬいぐるみ)、4…車載制御装
置、5…ディスプレイ、6…ハンドル、10…ナビEC
U、11…乗員検知ECU、12…エアコンECU、1
5…立体物側コネクタ、16…突起部、17…前面ラン
プ、18…後面ランプ、20…ベースプレート、21…
回転軸、22…ベースフレーム、23…ローラ、24…
右手フレーム、25…左手フレーム、26…電源、27
…CPU、28〜32…モータ、33…スピーカ、34
…マイク、35〜36…網膜チップ、37…アンテナ、
40…報知用立体物固定部、41…凹部、42…インパ
ネ側コネクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 絵美 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 牛尾 將雄 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 細田 浩司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA14 BA20 BA21 BA26 BA30 BB01 BC13 BD01 BD04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に関連する各種情報を検出するセン
    サの出力に基づいて所定の演算処理を行う制御手段と、
    該制御手段の演算処理結果を乗員に報知する報知手段と
    が設けられている車両用報知装置であって、 上記報知手段が、上記演算処理結果の少なくとも一部を
    画面表示するディスプレイと、上記演算処理結果の少な
    くとも一部をその動作によって報知する報知用立体物と
    を備えていることを特徴とする車両用報知装置。
  2. 【請求項2】 車両に関連する各種情報を検出するセン
    サの出力に基づいて所定の演算処理を行う制御手段と、
    該制御手段の演算処理結果を乗員に報知する報知手段と
    が設けられている車両用報知装置であって、 上記報知手段が、車室前部に配置され、上記演算処理結
    果の少なくとも一部をその動作によって報知する報知用
    立体物を備えていることを特徴とする車両用報知装置。
  3. 【請求項3】 上記報知用立体物が、車両に対して着脱
    可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の
    車両用報知装置。
  4. 【請求項4】 上記報知用立体物が車両に対して着脱可
    能であり、かつ報知用立体物の着脱態様に応じて上記デ
    ィスプレイの表示内容が変更されるようになっているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の車両用報知装置。
  5. 【請求項5】 上記報知用立体物が、上記センサの検出
    結果に応じて、その向きを変化させることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の車両用報知装置。
  6. 【請求項6】 上記報知用立体物が、その向きの変化に
    応じて、報知形態を変化させることを特徴とする、請求
    項5に記載の車両用報知装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段と上記報知用立体物とが無
    線通信によりリンクされていることを特徴とする、請求
    項1又は2に記載の車両用報知装置。
  8. 【請求項8】 複数の報知用立体物の作動を規制する規
    制手段が設けられていることを特徴とする、請求項7に
    記載の車両用報知装置。
  9. 【請求項9】 上記報知用立体物が、その車両への搭載
    位置に応じて、報知形態を変化させることを特徴とす
    る、請求項7に記載の車両用報知装置。
  10. 【請求項10】 上記制御手段が、上記報知用立体物が
    報知しない演算処理結果をその他の報知手段に報知させ
    ているときには、追加情報が存在する旨を上記報知用立
    体物に報知させるようになっていることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の車両用報知装置。
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