JP2019145951A - 車両遠隔操作装置、車両遠隔操作システム及び車両遠隔操作方法 - Google Patents

車両遠隔操作装置、車両遠隔操作システム及び車両遠隔操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能な技術を提供する。【解決手段】車両遠隔操作装置は、車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する通信部と、前記合成画像を表示する表示部と、前記車両を操作するための操作部と、前記操作部に対する操作に基づく前記車両の制御信号を生成する信号生成部と、を備え、前記表示部は、前記操作部の像を重畳した前記合成画像と、前記車両の状態を含む補助画像とを表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両遠隔操作装置、車両遠隔操作システム及び車両遠隔操作方法に関する。
近年、車両の遠隔操作に係る技術が種々提案されている。例えば、特許文献1で提案された携帯端末は、車両を所定の第1位置から第2位置に移動させるための端末である。この携帯端末は、自身のカメラで撮影された撮影画像に基づき車両の像を含む俯瞰画像を表示し、当該車両に対するユーザーの操作を受け付ける。また例えば、特許文献2で提案された駐車支援装置は、ジョイスティック等の遠隔操作手段を用いて駐車が可能である。また例えば、特許文献3で提案された車両遠隔操作システムは、タッチパネルへの接触操作に対応する操作信号を車両に送信する携帯端末を備える。この携帯端末は、車両に対して走行操作信号と、操舵操作信号とを送信することができる。
特開2014−65392号公報 特開2010−95027号公報 特開2016−74285号公報
しかしながら、従来技術では、車両の遠隔操作における利便性及び操作性が十分に満足できるものではないことに課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、車両の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る車両遠隔操作装置は、車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する通信部と、前記合成画像を表示する表示部と、前記車両を操作するための操作部と、前記操作部に対する操作に基づく前記車両の制御信号を生成する信号生成部と、を備え、前記表示部は、前記操作部の像を重畳した前記合成画像と、前記車両の状態を含む補助画像とを表示する構成(第1の構成)である。
また、上記第1の構成の車両遠隔操作装置において、前記操作部は、前記合成画像の前記車両の像の位置に応じて配置される構成(第2の構成)であっても良い。
また、上記第1または第2の構成の車両遠隔操作装置において、前記補助画像として、前記車両のミラーに映る像を含む画像を表示する構成(第3の構成)であっても良い。
また、上記第1から第3の構成の車両遠隔操作装置において、前記補助画像として、前記車両自体の操作状態の画像を表示する構成(第4の構成)であっても良い。
また、上記第1から第4の構成の車両遠隔操作装置において、前記補助画像として、前記車両に接近する物体を表示する構成(第5の構成)であっても良い。
また、上記第1から第5の構成の車両遠隔操作装置において、前記補助画像として、前記車両の下方を撮影した撮影画像を表示する構成(第6の構成)であっても良い。
また、上記第1から第6の構成の車両遠隔操作装置において、前記補助画像として、前記車両と前記車両の周囲の他の物体との接触に係る情報を表示する構成(第7の構成)であっても良い。
また、上記第1から第7の構成の車両遠隔操作装置において、前記補助画像は、前記車両の像を含み、前記操作部は、前記補助画像の前記車両の像の向きに基づき前記補助画像に重畳して配置され、前記信号生成部は、前記補助画像の前記操作部に対する操作に基づく前記車両の制御信号を生成する構成(第8の構成)であっても良い。
また、本発明に係る車両遠隔操作システムは、上記第1から第7の構成の車両遠隔操作装置と、前記車両に搭載された複数の前記車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す前記合成画像を生成するとともに、前記合成画像を前記車両遠隔操作装置に送信する画像処理装置と、前記車両の制御信号を前記車両遠隔操作装置から受信するとともに、前記制御信号に基づき前記車両を制御する車両制御装置と、を備える構成(第9の構成)である。
また、本発明に係る車両遠隔操作方法は、車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する工程と、前記合成画像と前記車両の状態を含む補助画像とを表示部に表示する工程と、前記合成画像及び前記補助画像の少なくとも一方に前記車両を操作するための操作部の像を重畳する工程と、前記操作部から前記車両に対する操作を受け付ける工程と、前記操作に基づく前記車両の制御信号を生成する工程と、前記制御信号を前記車両に対して送信する工程と、
を含む構成(第10の構成)である。
本発明の構成によれば、車両の遠隔操作を行う際に、補助画像として、例えば車両の周辺状況を表示させ、車両の周辺状況を確認しながら遠隔操作を行うことができる。すなわち、車両の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能である。
実施形態の車両遠隔操作システムの構成を示すブロック図 車載カメラが車両に配置される位置を例示する図 車両の周辺領域を示す合成画像を生成する手法を説明するための図 実施例1の合成画像及び補助画像が表示された携帯端末の模式図 実施例1の携帯端末に表示された合成画像の模式図 実施例1の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャート 実施例2の合成画像及び補助画像が表示された携帯端末の模式図 実施例3の合成画像及び補助画像が表示された携帯端末の模式図 実施例4の合成画像及び補助画像が表示された携帯端末の模式図 実施例5の合成画像及び補助画像が表示された携帯端末の模式図 実施例6の合成画像及び補助画像が表示された携帯端末の模式図(第1例) 実施例6の合成画像及び補助画像が表示された携帯端末の模式図(第2例) 実施例7の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャート
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態の内容に限定されるものではない。
また、以下の説明では、車両の直進進行方向であって、運転席からハンドルに向かう方向を「前方向(前方)」とする。車両の直進進行方向であって、ハンドルから運転席に向かう方向を「後方向(後方)」とする。車両の直進進行方向及び鉛直線に垂直な方向であって、前方を向いている運転手の右側から左側に向かう方向を「左方向」とする。車両の直進進行方向及び鉛直線に垂直な方向であって、前方を向いている運転手の左側から右側に向かう方向を「右方向」とする。
<1.車両遠隔操作システムの構成>
図1は、実施形態の車両遠隔操作システムRSの構成を示すブロック図である。車両遠隔操作システムRSは、携帯端末1と、画像処理装置2と、車両制御装置3と、を含む。携帯端末1は、車両5を遠隔操作するための車両遠隔操作装置である。画像処理装置2及び車両制御装置3は、車両5に搭載される。車両遠隔操作システムRSは、車両5の周辺領域を示す合成画像が表示された携帯端末1によって車両5を遠隔操作するシステムである。車両5は、さらに撮影部4(車載カメラ)と、センサ部51と、前照灯52と、警音器53と、を含む。
携帯端末1は、画像処理装置2から出力される表示用画像を受信して表示し、車両制御装置3に対して制御信号を送信して車両5を遠隔操作する装置である。携帯端末1としては、例えば車両5の所有者等が所持するスマートフォン、タブレット型端末などが含まれる。本実施形態では、携帯端末1は、例えばスマートフォンである。
画像処理装置2は、車載カメラで撮影された撮影画像を処理する装置である。画像処理装置2は、車載カメラを搭載する車両ごとに備えられる。本実施形態では、画像処理装置2は、撮影部4から撮影画像を取得して処理する。また、画像処理装置2は、センサ部51から情報を取得し、当該取得情報に基づいて画像処理に関する判断を行うことが可能である。
車両制御装置3は、車両の動作全般に関わる制御を行う。車両制御装置3は、例えばエンジンを制御するエンジンECU(Electronic Control Unit)、ステアリングを制御するステアリングECU、ブレーキを制御するブレーキECU、シフトを制御するシフトECU、電源を制御する電源制御ECU、ライトを制御するライトECU、電動ミラーを制御するミラーECU等を含む。本実施形態では、車両制御装置3は、携帯端末1及び画像処理装置2と情報を送受信する。車両制御装置3は、車両5の制御信号を携帯端末1から受信するとともに、当該制御信号に基づき車両5を制御する。
撮影部4は、車両周辺の状況を監視する目的で設けられる。撮影部4は、例えば4つの車載カメラ41〜44を備える。図2は、車載カメラ41〜44が車両5に配置される位置を例示する図である。
車載カメラ41は車両5の前端に設けられる。このため、車載カメラ41をフロントカメラ41とも呼ぶ。フロントカメラ41の光軸41aは上からの平面視で車両5の前後方向に沿って延びる。フロントカメラ41は車両5の前方向を撮影する。車載カメラ43は車両5の後端に設けられる。このため、車載カメラ43をバックカメラ43とも呼ぶ。バックカメラ43の光軸43aは上からの平面視で車両5の前後方向に沿って延びる。バックカメラ43は車両5の後方向を撮影する。フロントカメラ41及びバックカメラ43の取付位置は、車両5の左右中央であることが好ましいが、左右中央から左右方向に多少ずれた位置であっても良い。
車載カメラ42は車両5の右側ドアミラー61に設けられる。このため、車載カメラ42を右サイドカメラ42とも呼ぶ。右サイドカメラ42の光軸42aは上からの平面視で車両5の左右方向に沿って延びる。右サイドカメラ42は車両5の右方向を撮影する。車載カメラ44は車両5の左側ドアミラー62に設けられる。このため、車載カメラ44を左サイドカメラ44とも呼ぶ。左サイドカメラ44の光軸44aは上からの平面視で車両5の左右方向に沿って延びる。左サイドカメラ44は車両5の左方向を撮影する。
なお、車両5がいわゆるドアミラーレス車である場合、右サイドカメラ42は右サイドドアの回転軸(ヒンジ部)の周辺にドアミラーを介することなく設けられ、左サイドカメラ44は左サイドドアの回転軸(ヒンジ部)の周辺にドアミラーを介することなく設けられる。
車載カメラ41〜44のレンズとしては、例えば魚眼レンズが使用される。車載カメラ41〜44は、それぞれの水平方向の画角θが180度以上であるため、車両5の水平方向における全周囲を撮影することができる。
図1に戻って、センサ部51は、車載カメラ41〜44が搭載される車両5に関する情報を検出する複数のセンサを有する。車両5に関する情報には、車両自体の情報と、車両周辺の情報とが含まれて良い。本実施形態では、センサ部51は、例えば車両の速度を検出する車速センサ、ステアリングの回転角を検出する舵角センサ、アクセルの開度を検出するアクセル開度センサ、車両の変速装置のシフトレバーの操作位置を検出するシフトセンサ、車両周辺の照度を検出する照度センサ、車両の振動を検出する振動センサ、車両の傾きを検出する傾斜センサ、車両周辺の人や動物、車両、その他の物体を検出する障害物センサ等が含まれる。
障害物センサは、例えば超音波センサ、赤外線等を用いた光センサ、レーダなどを利用し、車両周辺の人や動物、車両、その他の物体を検出することができる。障害物センサは、例えば車両5のフロントバンパー、リアバンパー及びドアなどの複数箇所に埋設される。障害物センサは、送信波を車両周辺に向けて送信し、人や他の車両などで反射した反射波を受信することで、人や他の車両などの有無や方向、位置を検出する。
前照灯52は車両5の前端に設けられる。前照灯52は車両5の前方を照らす照明装置である。警音器53は、いわゆるホーンであって、周囲に対して警笛音を発する。
<2.携帯端末の構成>
携帯端末1は、表示部11、操作部12、カメラ13、音声入出力部14、センサ部15、制御部16、記憶部17及び通信部18を含んで構成される。
表示部11は、スマートフォンである携帯端末1の正面に配置される。表示部11は、例えば画像処理装置2から出力された表示用画像を画面表示する。表示部11は、例えば液晶表示パネルであって、操作部12の一部であるタッチパネルをその表面に備える。
操作部12は、例えば表示部11の表面に設けられたタッチパネルと、その他の操作ボタン等を含む。操作部12は、文字や数値などの入力、メニューやその他選択肢の選択、処理の実行、キャンセルなど、ユーザーが外部から情報を入力できる構成である。本実施形態では、操作部12は車両5を操作するために用いられるタッチパネルである。
カメラ13は、スマートフォンである携帯端末1の正面及び背面に配置される。正面のカメラ13は、携帯端末1の正面側の周囲を撮影する。背面のカメラ13は、携帯端末1の背面側の周囲を撮影する。
音声入出力部14は、例えばマイクロフォンと、スピーカとを含む。マイクロフォンは、ユーザーが発する音声を含む、携帯端末1の周囲の音声情報を取得する。スピーカは、外部に向けて報知音及び通信回線上の音声等を発する。
センサ部15は、携帯端末1に関する情報を検出するセンサを有する。本実施形態では、センサ部15は、例えば携帯端末の振動を検出する振動センサ、携帯端末の傾きを検出する傾斜センサ、携帯端末自体の位置情報を取得するGPS(Global Positioning System)センサ等が含まれる。振動センサは、携帯端末に対する外部からの衝撃を検知することもできる。振動センサ、傾斜センサとして、例えば加速度センサ、ジャイロセンサを併用し、携帯端末に係る振動、衝撃、傾斜それぞれを検出することもできる。また、センサ部15は、携帯端末1のバイブレーション機能のための振動モータも備える。
制御部16は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)を含む、いわゆるマイコンである。制御部16は、記憶部17に記憶されたプログラムに基づいて情報の処理及び送受信を行う。制御部16は、有線で表示部11、操作部12、カメラ13、音声入出力部14、センサ部15、記憶部17及び通信部18に接続される。
制御部16は、表示制御部161と、操作判別部162と、信号生成部163と、を備える。制御部16が備えるこれらの各構成要素それぞれの機能は、プログラムに従ってCPUが演算処理を行うことによって実現される。
表示制御部161は、表示部11の表示内容を制御する。表示制御部161は、例えば携帯端末1の各種機能の実行及び設定に係る入力を受け付けるに際し、その機能に係る機能画像を表示部11に表示させる。機能画像は、携帯端末1の各種機能に対応する画像であって、例えばアイコン、ボタン、ソフトキー、スライドバー、スライドスイッチ、チェックボックス、テキストボックスなどを含む。ユーザーは、表示部11に表示された機能画像をタッチパネル(操作部12)を介してタッチして選択することで、携帯端末1の各種機能の実行及び設定を行うことが可能になる。
操作判別部162は、タッチパネル(操作部12)が出力した検出信号を受信し、その検出信号に基づきタッチパネルに対する操作内容を判別する。操作判別部162は、タッチパネルにおける位置情報に加えて、タップ、ドラッグ、フリックなどの操作を判別する。ドラッグ、フリックなどの移動を伴う操作である場合、その移動方向、移動量等についても判別する。
信号生成部163は、操作部12に対する操作に基づく車両5の制御信号を生成する。生成された車両5の制御信号は、通信部18を介して車両制御装置3に送信される。
記憶部17は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリであり、各種の情報を記憶する。記憶部17は、例えばファームウェアとしてのプログラム、制御部16が各種機能を実行するための様々なデータなどを記憶する。
通信部18は、例えば無線によって様々な外部機器と接続される。携帯端末1は、通信部18を介して、車両5の画像処理装置2で生成された車両5の周辺領域を示す表示用画像(合成画像)や、センサ部51で検出された各種情報(ステアリング舵角、アクセル開度、シフト位置、車両速度、障害物情報等)を受信することが可能である。携帯端末1は、通信部18を介して、操作部12に対する操作に基づく車両5の制御信号を車両制御装置3に対して送信することが可能である。
<3.画像処理装置の構成>
画像処理装置2は、画像生成部21、制御部22、記憶部23及び通信部24を含んで構成される。
画像生成部21は、撮影部4で撮影された撮影画像を処理して表示用画像を生成する。本実施形態では、画像生成部21は、各種の画像処理が可能なハードウェア回路として構成される。本実施形態では、画像生成部21は、車両5に搭載された車載カメラ41〜44によって撮影された撮影画像に基づき、仮想視点から見た車両5の周辺を示す合成画像を生成する。さらに、画像生成部21は、当該合成画像に基づき、携帯端末1で表示するための表示用画像を生成する。合成画像を生成する手法の詳細については後述する。
制御部22は、不図示のCPU、RAM、及びROMを含む、いわゆるマイコンである。制御部22は、記憶部23に記憶されたプログラムに基づいて情報の処理及び送受信を行う。制御部22は、有線または無線で携帯端末1、車両制御装置3、撮影部4及びセンサ部51に接続される。
制御部22は、画像取得部221と、画像制御部222と、を備える。制御部22が備えるこれらの各構成要素それぞれの機能は、プログラムに従ってCPUが演算処理を行うことによって実現される。
画像取得部221は、車載カメラ41〜44で撮影された撮影画像を取得する。本実施形態では、車載カメラ41〜44の数は4つであり、画像取得部221は、車載カメラ41〜44それぞれで撮影された撮影画像を取得する。
画像制御部222は、画像生成部21によって実行される画像処理の制御を行う。例えば、画像制御部222は、画像生成部21に対して、合成画像及び表示用画像を生成するために必要となる各種のパラメータ等の指示を行う。また、画像制御部222は、画像生成部21によって生成された表示用画像を携帯端末1に対して出力する際の制御を行う。なお、この説明において、携帯端末1の表示部11に表示される「合成画像の表示用画像」のことを、単に「合成画像」と呼ぶ場合がある。
記憶部23は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリであり、各種の情報を記憶する。記憶部23は、例えばファームウェアとしてのプログラム、画像生成部21が合成画像及び表示用画像を生成するための各種のデータを記憶する。また、記憶部23は、画像取得部221及び画像制御部222が処理を実行するために必要となる各種のデータを記憶する。
通信部24は、例えば無線によって携帯端末1と接続される。画像処理装置2は、通信部24を介して携帯端末1に、画像生成部21で生成された表示用画像や、センサ部51で検出された各種情報(ステアリング舵角、アクセル開度、シフト位置、車両速度、障害物情報等)を出力することが可能である。
<4.合成画像の生成>
画像生成部21が、仮想視点から見た車両5の周辺の様子を示す合成画像を生成する手法について説明する。図3は、車両5の周辺領域を示す合成画像CPを生成する手法を説明するための図である。
フロントカメラ41、右サイドカメラ42、バックカメラ43及び左サイドカメラ44によって、車両5の前方、右側方、後方及び左側方それぞれを示す4つの撮影画像P41〜P44が同時に取得される。これら4つの撮影画像P41〜P44には、車両5の全周囲のデータが含まれる。画像生成部21は、これら4つの撮影画像P41〜P44を、画像取得部221を介して取得する。
画像生成部21は、これら4つの撮影画像P41〜P44に含まれるデータ(各画素の値)を、仮想的な三次元空間における立体的な曲面である投影面TSに投影する。投影面TSは、例えば略半球形状(お椀形状)をしており、その中心部(お椀の底部分)が車両5の位置として定められる。
投影面TSでは、車両5の領域の外側の領域に、撮影画像のデータが投影される。撮影画像P41〜P44に含まれる各画素の位置と、投影面TSの各画素の位置とは予め対応関係が定められる。この対応関係を示すテーブルデータは、記憶部23に記憶される。投影面TSの各画素の値は、この対応関係と、撮影画像P41〜P44に含まれる各画素の値とに基づいて決定できる。
次に、画像生成部21は、画像制御部222の制御により、三次元空間に対して仮想視点VPを設定する。仮想視点VPは、視点位置と視線方向とで規定される。画像生成部21は、任意の視点位置、且つ、任意の視線方向の仮想視点VPを三次元空間に設定できる。画像生成部21は、投影面TSのうち、設定された仮想視点VPから見た視野内に含まれる領域に投影されたデータを画像として切り出す。これにより、画像生成部21は、任意の仮想視点VPから見た合成画像を生成する。
例えば、図3に示すように、視点位置を車両5の直上、視線方向を直下とした仮想視点VPaを想定した場合、車両5及び車両5の周辺を俯瞰する合成画像(俯瞰画像)CPaを生成することができる。
なお、合成画像CPa中に示す車両5の像5pは、予めビットマップなどのデータとして用意され、記憶部23に記憶される。合成画像の生成の際には、当該合成画像の仮想視点VPの視点位置と視線方向とに応じた形状の車両5の像5pのデータが読み出されて、合成画像CPa中に含められる。
このようにして、画像生成部21は、仮想の立体的な投影面TSを用いることで、現実に近い臨場感のある合成画像CPaを生成することができる。
また、携帯端末1のカメラ13ではなく、車両5に搭載された複数の車載カメラ41〜44それぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、車両5の周辺領域を示す合成画像を用いて車両5の周辺領域を確認できる。これにより、ユーザーの位置から死角となる領域、例えばユーザーの位置から見て車両5によって遮蔽される車両5の反対側の領域なども確認することが可能である。
<5.携帯端末による車両の遠隔操作の概略>
<5−1.実施例1>
携帯端末1は、画像処理装置2から出力される表示用画像(合成画像)を受信し、表示部11に表示することができる。図4は、実施例1の合成画像CP1及び補助画像AP1が表示された携帯端末1の模式図である。携帯端末1の表示部11は、合成画像CP1と、補助画像AP1と、を表示する。表示部11は、例えば合成画像CP1を上側に表示し、補助画像AP1を下側に表示するが、これらの上下の配置を入れ替えても良い。
図5は、実施例1の携帯端末1に表示された合成画像CP1の模式図である。図5に示すように、携帯端末1は、車両5を遠隔操作するにあたって、表示部11に車両5の操作に係る機能画像であるアイコン等を表示する。すなわち、合成画像CP1には、操作部12の像であるアイコン等が重畳される。操作部12は、合成画像CP1の車両5の像5pの位置及び向きに応じて配置される。
詳細に言えば、表示部11の画面には、合成画像CP1に重ねて、例えば前進に係るアイコン12a、右斜め前方に係るアイコン12b、左斜め前方に係るアイコン12c、後退に係るアイコン12d、右斜め後方に係るアイコン12e、左斜め後方に係るアイコン12fが表示される。これらの車両5の走行に係るアイコンは、例えば車両5の像5pの周囲の、各進行方向に対応する位置に配置される。なお、本実施例では、車両5の進行方向を示すアイコンを、例えば三角形形状で構成したが、矢印形状など他の形状で構成しても良い。
また、車両5の停止に係る「STOP」と描かれたアイコン12gが、車両5の像5pに重ねて配置される。また、合成画像CP1の外部には、車両5の遠隔操作を終了するためのアイコン12hが表示される。
ユーザーはその手指で、これらのアイコンを任意に操作することができる。操作判別部162は、タッチパネル(操作部12)の検出信号に基づきアイコンに対応する操作内容を判別する。信号生成部163は、アイコンに対応する操作内容に基づき車両5の制御信号を生成する。当該制御信号は、通信部18を介して車両制御装置3に送信される。
例えば、ユーザーが車両5の前進に係るアイコン12aを1回押す(タップする)と、車両5は予め定められた所定距離(例えば10cm)だけ前進する。また例えば、ユーザーが車両5の左斜め前方に係るアイコン12cを1回押すと、車両5は左斜め前方に進むように所定角度だけステアリング角を変更する。このとき、ステアリング角を変更する度に、車両5の像5pの向きを変え、どの方向に曲がって行くのかを把握し易くしても良い。続いて、前進に係るアイコン12aを1回押すと、車両5は予め定められた所定距離だけ左斜め前方に進む。なお、タッチパネル(操作部12)対するドラッグ、フリックなどの移動を伴う操作に基づき、車両5の進行方向、走行距離等を制御することにしても良い。
走行する車両5を途中で止めたい場合、車両5の停止に係る「STOP」と描かれたアイコン12gを押すと、車両5は停止する。なお、ユーザーが前進に係るアイコン12a、または後退に係るアイコン12dを押している期間だけ車両5が走行し、ユーザーがそれらのアイコンから手指を離すと車両5が停止する構成であっても良い。
遠隔操作中、車両周辺の人や動物、車両、その他の物体といった障害物は、センサ部51によって検出される。センサ部51が障害物を検出した場合、その検出信号が車両制御装置3に送信され、車両制御装置3は自動的に車両5を停車させる。
図4に戻って、補助画像AP1は、例えば車両5の周辺の他の物体、車両5から障害物や駐車枠までの距離、車両5自体の操作状態などの車両5の状態を含む。本実施例において、表示部11は、補助画像AP1として、例えば右側ドアミラー61に映る像を含む画像を表示する。なお、補助画像AP1は、例えばフェンダーミラー画像、車両4の後方の像を含むルームミラー画像であっても良い。これにより、補助画像AP1は、車両5の像5pを含む。
また、補助画像AP1にも操作部12の像であるアイコン等を重畳しても良い。この場合、操作部12の像であるアイコン等は、補助画像AP1の車両5の像5pの位置及び向きに基づき補助画像AP1に重畳して配置される。より詳細に言えば、車両5の操作方向は補助画像AP1が基準となるため、補助画像AP1に含まれる車両5の像5pの位置及び向きに基づきアイコンが表す操作方向を定めることが好ましい。これにより、補助画像AP1に基づく車両5の遠隔操作、すなわち補助画像AP1で確認しながら車両5の遠隔操作を行うことができる。
なお、補助画像AP1に重畳された操作部12のアイコンを用いた操作に関して、車両5の各制御データはその操作方向に対応した方向に車両5が移動するように生成しておく必要がある。各アイコン操作に対応する制御データは、例えばテーブル形式で予め記憶される。補助画像AP1においてアイコン操作が行われた場合、信号生成部163は、当該アイコン操作に対応する制御データをテーブルから読み出し、補助画像AP1の操作部12のアイコンに対する操作に基づく車両5の制御信号を生成する。生成された車両5の制御信号は、通信部18を介して車両制御装置3に送信され、車両5の制御に用いられる。
補助画像の種別が異なる場合に対応して、例えば、補助画像の種別毎にテーブルを記憶しておく、また補助画像の種別毎に変換処理データ(式)を記憶しておくことが好ましい。これにより、補助画像の種別が異なる場合であっても、補助画像において車両5の遠隔操作が可能となる。
図6は、実施例1の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャートである。実施例1の携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理について、図6の処理フローを参照しつつ説明する。
携帯端末1は、例えばユーザーによって操作され、遠隔操作開始の指示を操作部12から受け付けることで、携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理を開始する(図6の「開始」)。車両5の遠隔操作は、車両5が停止した状態で開始される。
次に、携帯端末1は、合成画像CP1の生成に係る制御信号を車両5の画像処理装置2に送信する(ステップS101)。画像処理装置2では、車載カメラ41〜44それぞれから車両5の周辺の、複数の画像が取得される。画像生成部21では、車両5の周辺の、複数の画像に基づき、仮想視点から見た車両5の周辺領域を示す合成画像CP1が生成される。
次に、携帯端末1は、合成画像CP1を画像処理装置2から受信し、その合成画像CP1を表示部11に表示する(ステップS102)。続いて、携帯端末1は、合成画像CP1に重ねて、表示部11に車両5の操作に係る機能画像であるアイコン等(操作部12)を表示する(ステップS103)。これにより、ユーザーはその手指で、遠隔操作用のアイコンを任意に操作することができる。
次に、携帯端末1は、補助画像AP1を表示部11に表示する(ステップS104)。補助画像AP1は、車両5の状態を含み、例えば本実施例ではサイドミラー画像である。
次に、携帯端末1は、操作部12に対してユーザーの操作入力があったか否かを判別する(ステップS105)。操作部12への操作入力がない場合(ステップS105のNo)、ステップS102に戻って、携帯端末1は合成画像CP1の受信及び表示を継続する。
操作部12への操作入力があった場合(ステップS105のYes)、携帯端末1は、信号生成部163を用いて操作部12に対する操作に基づき車両5の制御信号を生成し、当該制御信号を車両制御装置3に送信する(ステップS106)。これにより、ユーザーは車両5の遠隔操作を行うことができる。
次に、携帯端末1は、車両5の遠隔操作OFFの操作がユーザーによって行われたか否かを判別する(ステップS107)。ユーザーは、車両5の遠隔操作を終了するためのアイコン12hを操作して、車両5の遠隔操作を終了することができる。遠隔操作OFFの操作がない場合(ステップS107のNo)、ステップS102に戻って、携帯端末1は合成画像CP1の受信及び表示を継続する。
遠隔操作OFFの操作がなされた場合(ステップS107のYes)、図6に示す処理フローが終了される。
上記のように、本実施例の車両遠隔操作装置である携帯端末1は、表示部11に、操作部12の像を重畳した合成画像CP1と、車両5の状態を含む補助画像AP1とを表示する。この構成によれば、車両5の遠隔操作を行う際に、補助画像AP1として、例えば車両5の周辺状況を表示させることができる。したがって、車両5の周辺状況を確認しながら遠隔操作を行うことができる。すなわち、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を向上させることが可能である。
また、表示部11において、操作部12は、合成画像CP1の車両5の像5pの位置及び向きに応じて配置される。この構成によれば、車両5に対する操作の方向を、容易に認識することができる。したがって、車両5の遠隔操作における操作性を向上させることが可能である。
また、表示部11は、補助画像AP1として、車両5のミラーに映る像を含む画像を表示する。この構成によれば、携帯端末1の表示部11で、車両5のミラーに映る車両5の周辺状況を確認することができる。すなわち、車両5の運転席で運転している感覚で遠隔操作を行うことができ、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を一層向上させることが可能である。
<5−2.実施例2>
図7は、実施例2の合成画像CP1及び補助画像AP2が表示された携帯端末1の模式図である。実施例2の携帯端末1は、表示部11の画面に、合成画像CP1に重ねて、車両5の遠隔操作に係る複数のアイコンを操作部12として表示する。
さらに、携帯端末1の表示部11は、合成画像CP1の下方に、補助画像AP2を表示する。なお、合成画像CP1と、補助画像AP2との上下の配置を入れ替えても良い。表示部11は、補助画像AP2として、車両5自体の操作状態の画像111を表示する。車両5自体の操作状態の画像111は、例えばハンドル画像111aと、アクセル画像111bと、ブレーキ画像111cと、を含む。
ハンドル画像111aは、実際の車両5におけるハンドルの回転角を表す画像である。ハンドル画像111aは、操作部12によって操作した車両5のハンドルの回転に連動して、中心軸回りに回転する。アクセル画像111bは、実際の車両5におけるアクセルの踏み込み度合を表す画像である。アクセル画像111bは、例えばアクセルの踏み込み度合をインジケータによって表現する。ブレーキ画像111cは、実際の車両5におけるブレーキの踏み込み度合を表す画像である。ブレーキ画像111cは、例えばブレーキの踏み込み度合をインジケータによって表現する。
なお、これらの画像は、通信部18を介して受信された、車両5のセンサ部51で検出された各種情報(ステアリング舵角、アクセル開度、シフト位置、車両速度、障害物情報等)などから生成することができる。
本実施例の携帯端末1の構成によれば、ハンドルなどといった実際の車両5自体の操作状態を、携帯端末1の表示部11で確認することができる。例えば、ハンドルがどの程度回転し、タイヤがどの方向を向いているのかを、車両5に近づくことなく容易に確認することができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を一層向上させることが可能である。
<5−3.実施例3>
図8は、実施例3の合成画像CP1及び補助画像AP3が表示された携帯端末1の模式図である。実施例3の携帯端末1は、表示部11の画面に、合成画像CP1に重ねて、車両5の遠隔操作に係る複数のアイコンを操作部12として表示する。
さらに、携帯端末1の表示部11は、合成画像CP1の下方に、補助画像AP3を表示する。なお、合成画像CP1と、補助画像AP3との上下の配置を入れ替えても良い。表示部11は、補助画像AP3として、車両5に接近する物体を表示する。例えば、遠隔操作による車両5の駐車スペースPs1への駐車時において、補助画像AP3には、車両5に接近する車止めTr1が拡大表示される。さらに、補助画像AP3には、車両5の、車止めTr1までの距離を示すテキストTx1が表示される。
なお、車両5に接近する物体は、車両5のセンサ部51によって検出される。車両5に接近する物体には、車止めTr1のほか、例えば車両5周辺の側壁や人、動物、車両、その他の物体などが含まれる。
本実施例の携帯端末1の構成によれば、車両5に接近する物体に係る車両5の状態を、容易に確認することができる。したがって、遠隔操作時の安全性が高まり、車両5の遠隔操作における利便性を一層向上させることが可能である。
<5−4.実施例4>
図9は、実施例4の合成画像CP1及び補助画像AP4が表示された携帯端末1の模式図である。実施例4の携帯端末1は、表示部11の画面に、合成画像CP1に重ねて、車両5の遠隔操作に係る複数のアイコンを操作部12として表示する。
さらに、携帯端末1の表示部11は、合成画像CP1の下方に、補助画像AP4を表示する。なお、合成画像CP1と、補助画像AP4との上下の配置を入れ替えても良い。表示部11は、補助画像AP4として、車両5の下方を撮影した撮影画像を表示する。これに関して、車両5は、車載カメラ41〜44に加えて、車両5の下方を撮影する車載カメラを備える。
本実施例の携帯端末1の構成によれば、携帯端末1の表示部11で、車両5の下方の状況を確認することができる。すなわち、通常の運転時には確認できない車両5の下方の状況を車両5に近づくことなく容易に確認することができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を一層向上させることが可能である。
<5−5.実施例5>
図10は、実施例5の合成画像CP1及び補助画像AP5が表示された携帯端末1の模式図である。実施例5の携帯端末1は、表示部11の画面に、合成画像CP1に重ねて、車両5の遠隔操作に係る複数のアイコンを操作部12として表示する。
さらに、携帯端末1の表示部11は、合成画像CP1の下方に、補助画像AP5を表示する。なお、合成画像CP1と、補助画像AP5との上下の配置を入れ替えても良い。表示部11は、補助画像AP5として、例えば遠隔操作による車両5の駐車スペースPs2への駐車時における車両5の後方の画像を表示する。
例示した駐車スペースPs2は、例えば車両の駐車空間の上方に構造物St1が存在する。補助画像AP5には、構造物St1の像が含まれる。ここで、携帯端末1は、補助画像AP5に基づき、床面から構造物St1までの高さを導出する。そして、携帯端末1は、車両5の車高と、構造物St1の高さとを比較し、車両5が構造物St1の下方に進入可能であるか否かを判別する。なお、車両5自体のサイズに係る情報は、予め記憶部17等に記憶される。さらに、補助画像AP5には、車両5が構造物St1の下方に進入可能であるか否かに係るテキストTx2が表示される。
上記のように、本実施例の携帯端末1の表示部11は、補助画像として、車両5と車両5の周囲の他の物体との接触に係る情報を表示する。この構成によれば、携帯端末1の表示部11で、車両5と車両5の周囲の他の物体との接触に係る情報を確認することができる。具体的には、例えば車両の駐車空間の上方に構造物St1が存在する場合に、車両5と構造物St1とが接触するか否かを、携帯端末1の表示部11で確認することができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を一層向上させることが可能である。
<5−6.実施例6>
図11は、実施例6の合成画像CP1及び補助画像AP61が表示された携帯端末1の模式図(第1例)である。実施例6の携帯端末1は、表示部11の画面に、合成画像CP1に重ねて、車両5の遠隔操作に係る複数のアイコンを操作部12として表示する。
さらに、携帯端末1の表示部11は、合成画像CP1の下方に、補助画像AP61を表示する。なお、合成画像CP1と、補助画像AP61との上下の配置を入れ替えても良い。表示部11は、補助画像AP61として、例えば遠隔操作による車両5の駐車スペースPs3への駐車時における車両5の後方の画像を表示する。
例示した駐車スペースPs3は、例えば車両の駐車空間の左右の側方に壁部St2、St3が存在する。補助画像AP61には、壁部St2、St3の像が含まれる。ここで、携帯端末1は、補助画像AP61に基づき、壁部St2、St3の車幅方向の間隔を導出する。そして、携帯端末1は、車両5の車幅と、壁部St2、St3の間隔とを比較し、車両5が駐車スペースPs3に進入可能であるか否かを判別する。なお、車両5自体のサイズに係る情報は、予め記憶部17等に記憶される。さらに、補助画像AP61には、車両5が駐車スペースPs3に進入可能であるか否かに係るテキストTx3が表示される。
続いて、車両5が駐車スペースPs3に進入すると、携帯端末1の表示部11は、合成画像CP1の下方に、補助画像AP62を表示する。図12は、実施例6の合成画像CP1及び補助画像AP62が表示された携帯端末1の模式図(第2例)である。合成画像CP1及び補助画像AP62は、例えば車両5の一部が駐車スペースPs3に進入した状態を示す。ここで、携帯端末1は、左右のドアを開いた状態の車両5の車幅と、壁部St2、St3の間隔とを比較し、駐車スペースPs3に駐車した車両5が左右のドアを十分に開放できるか否かを判別する。さらに、補助画像AP62には、駐車スペースPs3内で車両5が左右のドアを十分に開放できるか否かに係るテキストTx4が表示される。
上記のように、本実施例の携帯端末1の表示部11は、補助画像として、車両5と車両5の周囲の他の物体との接触に係る情報を表示する。この構成によれば、携帯端末1の表示部11で、車両5と車両5の周囲の他の物体との接触に係る情報を確認することができる。具体的には、例えば車両の駐車空間の左右の側方に壁部St2、St3が存在する場合に、車両5と壁部St2、St3とが接触するか否かを、携帯端末1の表示部11で確認することができる。さらに、当該駐車空間内で車両5が左右のドアを十分に開放できるか否かを、携帯端末1の表示部11で確認することができる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性及び操作性を一層向上させることが可能である。
なお、車両と車両の周囲の他の物体との接触に関して、他の物体は側壁に限定されるわけではない。他の物体としては、例えば人や動物、車両、その他の物体が含まれる。また、車両と車両の周囲の他の物体との接触は、車両の左右だけでなく、車両の前後も確認することができる。さらに、例えば車両がドアを十分に開放できるか否かに係る情報は、車両が駐車スペース等への進入を開始する前に表示することにしても良い。
なお、図11及び図12に示すように、合成画像CP1及び補助画像AP62にドア開範囲線112a、車幅線112bなどを表示しても良い。ドア開範囲線112aは、ドア開動作時のドアの移動範囲を示す。車幅線112bは、車両左右端を車体前後方向に沿って延長した線、或いは車両左右端をステアリング舵角等から推定した車両進行方向に沿って延長した線である。これにより、車両5の左右方向の余裕状態を容易に確認することが可能になる。
<5−7.実施例7>
図13は、実施例7の車両遠隔操作に係る処理フローの例を示すフローチャートである。実施例7の携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理について、図13の処理フローを参照しつつ説明する。なお、実施例1で説明した図6の処理フローと共通する処理については、詳細な説明を省略する場合がある。
携帯端末1は、例えばユーザーによって操作され、遠隔操作開始の指示を操作部12から受け付けることで、携帯端末1による車両5の遠隔操作に係る処理を開始する(図13の「開始」)。車両5の遠隔操作は、車両5が停止した状態で開始される。
次に、携帯端末1は、自身の表示部11の画面サイズを確認し、表示部11の画面サイズに基づき当該フローに係る遠隔操作中の車両5の速度条件を変更する(ステップS201)。表示部11の画面サイズに係る情報は、予め記憶部17等に記憶される。例えば、表示部11の画面サイズが大きくなるにつれて、ユーザーによる車両5の周辺状況が確認し易くなるので、車両5の走行速度の上限が高くされる。
次に、携帯端末1は、車両5の速度モードを確認し、定速モードであるか否かを判別する(ステップS202)。例えば、車両5の速度モードには、定速モードと、可変モードとが存在する。
定速モードでは、車両5の進行方向に係るアイコンを操作すれば、その方向に一定速度で走行するように車両5が制御される。なお、定速モードにおける車両5の走行速度は、進行方向に係るアイコンの操作の前に、適宜任意に設定することが可能である。
可変モードでは、車両5の、進行方向の指示操作と、走行速度の調整操作とが必要である。例えば、進行方向に係るアイコンを操作しながら、走行速度の調整に係るアイコンを操作すれば、車両5は当該操作に基づき指示した方向に、調整した走行速度で進行する。具体的に言えば、例えば前進に係るアイコンを操作しながら、速度Upに係るアイコンを操作すれば、車両5は徐々に速度Upしながら前進する。
また、タッチパネル(操作部12)対するドラッグ、フリックなどの移動を伴う操作に基づき、車両5の進行方向、走行距離、走行速度等を制御することにしても良い。また、ユーザーが車両5の走行に係るアイコンを押している期間だけ車両5が走行し、ユーザーがアイコンから手指を離すと車両5が停止する構成であっても良い。
また、ユーザーが車両5の走行に係るアイコンを1回押す(タップする)と、車両5が予め定められた所定距離だけ走行することにしても良い。この場合、長短両方の走行距離が予め定められたアイコンをそれぞれ設けることにしても良い。
車両5の速度モードが定速モード及び可変モードのいずれであるかは、予め設定しておいて良く、当該ステップでユーザーに選択させることにしても良い。
車両5の速度モードが定速モードである場合(ステップS202のYes)、携帯端末1は、定速モードに係る制御信号を車両制御装置3に送信する(ステップS203)。車両5の速度モードが定速モードではなく、可変モードである場合(ステップS202のNo)、携帯端末1は、可変モードに係る初期速度信号を車両制御装置3に送信する(ステップS204)。可変モードに係る車両5の初期速度は、予め定められて記憶部17等に記憶される。この後、可変モードにおいて、ユーザーは車両5の走行速度を適宜任意に変更することができる。
次に、携帯端末1は、合成画像の生成に係る制御信号を車両5の画像処理装置2に送信する(ステップS205)。続いて、携帯端末1は、合成画像を画像処理装置2から受信し、その合成画像を表示部11に表示する(ステップS206)。続いて、携帯端末1は、合成画像に重ねて、表示部11に車両5の操作に係る機能画像であるアイコン等(操作部12)を表示する(ステップS207)。続いて、携帯端末1は、補助画像を表示部11に表示する(ステップS208)。
次に、車両5において、車両5に対して外部から接近する人や動物、車両、その他の物体の確認がセンサ部51または撮影部4を用いて実施され、それらの物体の接近を検出したか否かが判別される(ステップS209)。車両5では、例えば携帯端末1から合成画像の生成に係る制御信号等を受信するなどして、携帯端末1による遠隔操作の開始が確認されると、監視モードが起動され、車両5への外部からの接近の監視が開始される。車両5の周辺の人や動物、車両、その他の物体の検出には、例えばセンサ部51の超音波センサ、光センサ、レーダの検出信号、または車載カメラ41〜44の撮影画像による画像認識に基づき判別される。
車両5への外部からの接近を検出した場合(ステップS209のYes)、車両5に接近する物体の状態が検出され、当該物体の状態に基づき車両5の走行速度が設定される(ステップS310)。具体的には、例えば物体の状態とは、車両5と物体との距離や、物体自体の移動速度などが含まれる。例えば、車両5と物体との距離が短くなるにつれて車両5の走行速度は低くなる。さらに例えば、車両5と物体との距離が予め定められた所定距離以下になると、車両5は停止する。また例えば、物体自体の移動速度が速くなるにつれて車両5の走行速度は低くなる。
次に、車両5において、車両5の周辺環境の確認がセンサ部51または撮影部4を用いて実施される(ステップS211)。車両5では、例えば携帯端末1から合成画像の生成に係る制御信号等を受信するなどして、携帯端末1による遠隔操作の開始が確認されると、監視モードが起動され、車両5の周辺環境の監視が開始される。車両5の周辺環境の検出には、例えばセンサ部51の照度センサ、振動センサ、傾斜センサの検出信号、または車載カメラ41〜44の撮影画像による画像認識に基づき判別される。
次に、車両5の周辺環境に基づき車両5の走行速度が設定される(ステップS212)。具体的には、例えば車両5の周辺環境とは、明るさや、車両5の傾き、路面状態、駐車スペースのサイズ、駐車スペースまでの距離などが含まれる。例えば、車両5の周辺が暗くなるにつれて車両5の走行速度は低くなる。また例えば、車両5の傾きに関して、傾きが大きくなるにつれて車両5の走行速度は低くなる。また例えば、路面上で凍結などの滑り易い状態が検出されると車両5の走行速度は低くなる。また例えば、駐車スペースが狭くなるにつれて、また駐車スペースまでの距離が短くなるにつれて車両5の走行速度は低くなる。なお、駐車スペースが広くなるにつれて、また駐車スペースまでの距離が長くなるにつれて、車両5の走行開始の初期段階において、走行速度を高めに設定しても良い。
次に、携帯端末1は、操作部12に対してユーザーの操作入力があったか否かを判別する(ステップS213)。操作部12への操作入力があった場合(ステップS213のYes)、携帯端末1は、操作部12に対する操作に基づき車両5の制御信号を生成し、当該制御信号を車両制御装置3に送信する(ステップS214)。続いて、携帯端末1は、車両5の遠隔操作OFFの操作がユーザーによって行われたか否かを判別する(ステップS215)。
遠隔操作OFFの操作がなされた場合(ステップS215のYes)、携帯端末1は、速度設定解除の制御信号を車両5の車両制御装置3に送信する(ステップS216)。これにより、当該フローに係る遠隔操作中に設定された車両5の走行速度が解除される。そして、図13に示す処理フローが終了される。
本実施例の携帯端末1の構成によれば、車両5の遠隔操作時に、車両5に接近する物体の状態に基づき、また車両5の周辺環境に基づき車両5の走行速度が自動的に設定される。例えば、状況に応じて車両5の走行速度が低くなることで、遠隔操作時の安全性が高められる。したがって、車両5の遠隔操作における利便性を向上させることが可能になる。
具体的には、例えば車両5と物体との距離が短くなるにつれて、また物体自体の移動速度が速くなるにつれて、車両5の走行速度は低くなり、車両5と当該物体との接触を回避し易くなる。また例えば、表示部11の画面サイズが大きくなるにつれて、車両5の走行速度の上限が高くなり、遠隔操作による車両5の移動のスピードアップを図ることができる。また例えば、車両5の周辺が暗くなるにつれて、また車両5の傾きが大きくなるにつれて、また路面上で滑り易い状態が検出されると、車両5の走行速度は低くなり、車両5とその周辺の障害物等との接触が回避し易くなる。また例えば、駐車スペースが狭くなるにつれて、また駐車スペースまでの距離が短くなるにつれて、車両5の走行速度は低くなり、車両5と他の車両等との接触が回避し易くなる。また例えば、駐車スペースが広くなるにつれて、また駐車スペースまでの距離が長くなるにつれて、車両5の走行速度は高くなり、遠隔操作による車両5の移動のスピードアップを図ることができる。
<6.その他>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。また、上記の複数の実施形態、実施例及び変形例は可能な範囲で組み合わせて実施しても良い。
また、上記実施形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されていると説明したが、これらの機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路によって実現されても良い。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されても良い。
1 携帯端末(車両遠隔操作装置)
2 画像処理装置
3 車両制御装置
4 撮影部
5 車両
5p 像
11 表示部
12 操作部
13 カメラ
14 音声入出力部
15 センサ部
16 制御部
17 記憶部
18 通信部
41、42、43、44 車載カメラ
161 表示制御部
162 操作判別部
163 信号生成部
AP1、AP2、AP3、AP4、AP5、AP61、AP62 補助画像
CP1 合成画像
RS 車両遠隔操作システム

Claims (10)

  1. 車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する通信部と、
    前記合成画像を表示する表示部と、
    前記車両を操作するための操作部と、
    前記操作部に対する操作に基づく前記車両の制御信号を生成する信号生成部と、
    を備え、
    前記表示部は、前記操作部の像を重畳した前記合成画像と、前記車両の状態を含む補助画像とを表示する車両遠隔操作装置。
  2. 前記操作部は、前記合成画像の前記車両の像の位置及び向きに応じて配置される請求項1に記載の車両遠隔操作装置。
  3. 前記補助画像として、前記車両のミラーに映る像を含む画像を表示する請求項1または請求項2に記載の車両遠隔操作装置。
  4. 前記補助画像として、前記車両自体の操作状態の画像を表示する請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  5. 前記補助画像として、前記車両に接近する物体を表示する請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  6. 前記補助画像として、前記車両の下方を撮影した撮影画像を表示する請求項1から請求項5のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  7. 前記補助画像として、前記車両と前記車両の周囲の他の物体との接触に係る情報を表示する請求項1から請求項6のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  8. 前記補助画像は、前記車両の像を含み、
    前記操作部は、前記補助画像の前記車両の像の位置及び向きに基づき前記補助画像に重畳して配置され、
    前記信号生成部は、前記補助画像の前記操作部に対する操作に基づく前記車両の制御信号を生成する請求項1から請求項7のいずれかに記載の車両遠隔操作装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の車両遠隔操作装置と、
    前記車両に搭載された複数の前記車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す前記合成画像を生成するとともに、前記合成画像を前記車両遠隔操作装置に送信する画像処理装置と、
    前記車両の制御信号を前記車両遠隔操作装置から受信するとともに、前記制御信号に基づき前記車両を制御する車両制御装置と、
    を備える車両遠隔操作システム。
  10. 車両に搭載された複数の車載カメラそれぞれで撮影された複数の撮影画像に基づき生成された、仮想視点から見た前記車両の周辺領域を示す合成画像を受信する工程と、
    前記合成画像と前記車両の状態を含む補助画像とを表示部に表示する工程と、
    前記合成画像及び前記補助画像の少なくとも一方に前記車両を操作するための操作部の像を重畳する工程と、
    前記操作部から前記車両に対する操作を受け付ける工程と、
    前記操作に基づく前記車両の制御信号を生成する工程と、
    前記制御信号を前記車両に対して送信する工程と、
    を含む車両遠隔操作方法。
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