JP2002103864A - 隠蔽情報形成体 - Google Patents

隠蔽情報形成体

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JP2002103864A
JP2002103864A JP2000293579A JP2000293579A JP2002103864A JP 2002103864 A JP2002103864 A JP 2002103864A JP 2000293579 A JP2000293579 A JP 2000293579A JP 2000293579 A JP2000293579 A JP 2000293579A JP 2002103864 A JP2002103864 A JP 2002103864A
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Harumi Ota
陽美 太田
Satoshi Gocho
智 牛腸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、消去剤との接触により消色可能な隠
蔽層の下に隠蔽されている隠蔽情報が、隠蔽層を加圧す
るだけで、ゴミの発生もなく、現出するようにした隠蔽
情報形成体の提供を目的とする。 【解決手段】基材の一方の面に隠蔽情報、その上に消去
剤との接触により消色可能な隠蔽層が設けられ、更にそ
の上に消去剤を含む消去層が設けられていることを特徴
とする隠蔽隠蔽情報形成体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消去層や消色可能
な隠蔽層に含まれる消去剤内包マイクロカプセルを爪な
どで擦ることで破壊し、消色可能な隠蔽層の着色を消色
し隠蔽性を失わせ、下部にある文字や絵柄等の隠蔽情報
を読みとることを可能にしたインスタントくじ、隠蔽は
がき、解答部分が隠蔽されている問題集、等の隠蔽情報
形成体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コインスクラッチくじ、コイ
ンスクラッチはがき等に用いられているように、紙やプ
ラスチック等の基材に文字や図形を印刷し、その印刷部
分上に不透明印刷インキ、例えばスクリーン印刷用銀イ
ンキ等で、不透明印刷膜を形成し、印刷部分を隠蔽して
なる印刷物が知られている。この印刷物は、不透明印刷
膜を硬貨等で擦ることで剥がし、下層の文字や図形等の
印刷(隠蔽情報)を現すことにより、くじや隠蔽はがき
としての役割を果たしている。
【0003】しかしながら、コインスクラッチくじにお
いて、アルミニウムを主成分とする不透明印刷膜を剥が
すことでゴミが発生するため、食品を取り扱う場所での
使用が敬遠されたり、くじ売場の周辺を汚すというよう
な問題点がある。
【0004】また、硬貨に用いられている金属よりも、
硬度の大きい材料を含むインキを用いて文字や図形等の
印刷をし、硬貨で摩擦やひっかき等をすることで、硬貨
が削られ、その削られた金属で印刷部分を着色して文字
や図形を出現させるくじが提案されている(特公平6−
78039号公報参照)。しかしながら、この提案に係
るくじでは光にかざした場合にその印刷物が多少見えて
しまう問題がある。よって、宝くじ等の金品が関係する
くじとしての使用は敬遠される場合がある。
【0005】一方、熱あるいは溶媒によって消去可能な
画像形成材料が、特開2000−19770号公報や特
開2000−89504号公報に開示されている。これ
らの画像形成材料は呈色性化合物と顕色剤と消色剤とを
含有し、加熱または消去剤との接触により消去可能なも
のであり、電子写真用トナーや印刷インキ等の分野にお
いて利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に着目してなされたものであり、消去剤との接触
により消色可能な隠蔽層下に隠蔽されている隠蔽情報
が、隠蔽層を加圧するだけで、ゴミの発生もなく、現出
するようにした隠蔽情報形成体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために成されたものであり、請求項1に記載の隠
蔽情報形成体は、不透明基材の一方の面に隠蔽情報、そ
の上に消去剤との接触により消色可能な隠蔽層が設けら
れ、更にその上に消去剤を含む消去層が設けられている
ことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に記載の隠蔽情報形成体
は、透明基材の一方の面に隠蔽情報、その上にこの隠蔽
情報を隠蔽するための隠蔽層が設けられていると共に、
前記透明基材の他方の面には、前記隠蔽情報の形成箇所
と対峙する箇所に消去剤との接触により消色可能な隠蔽
層が設けられ、更にその上には消去剤を含む消去層が設
けられていることを特徴とするものである。
【0009】さらにまた、請求項3に記載の隠蔽情報形
成体は、不透明基材の一方の面に隠蔽情報、その上に消
去剤を内包するマイクロカプセルが分散され、かつ前記
マイクロカプセル内の消去剤との接触により消色可能な
隠蔽層が設けられていることを特徴とするものである。
【0010】さらにまた、請求項4に記載の隠蔽情報形
成体は、透明基材の一方の面に隠蔽情報、その上にこの
隠蔽情報を隠蔽するための隠蔽層が設けられていると共
に、前記透明基材の他方の面には、前記隠蔽情報の形成
箇所と対峙する箇所に前記消去剤を内包するマイクロカ
プセルが分散され、かつ前記マイクロカプセル内の消去
剤との接触により消色可能な隠蔽層が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0011】さらにまた、請求項5に記載の隠蔽情報形
成体は、消去可能な隠蔽層が呈色性化合物と顕色剤と消
色剤とバインダーを主成分とする発色インキからなるこ
とを特徴とするものである。
【0012】さらにまた、請求項6に記載の隠蔽情報形
成体は、消去層が消去剤内包マイクロカプセルとバイン
ダーを主成分とする材料から成ることを特徴とするもの
である。
【0013】さらにまた、請求項7に記載の隠蔽情報形
成体は、消去剤内包マイクロカプセルは、直径10〜5
0μmで、壁厚0.5〜5μmで、消去剤を内包したこ
と特徴とするものである。
【0014】さらにまた、請求項8に記載の隠蔽情報形
成体は、隠蔽情報を抽選情報とするくじであることを特
徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の隠蔽情報形成体10の断面構成の一例を
図1に示す。図1の隠蔽情報形成体10は具体的にはく
じである。この図1は図2に示す平面図のX−X線にお
ける断面図を示す。また、図3は図1の下部の隠蔽情報
14を出現させるための方法の概略断面説明図であり、
図4は消色可能な隠蔽層13を消色させ、下部の隠蔽情
報14を出現させときの様子を示す概略断面説明図であ
る。図5は本発明の隠蔽情報形成体10において、消色
可能な隠蔽層13の隠蔽性が消失し、下部の隠蔽情報1
4が出現した状態を示す説明図である。
【0016】隠蔽情報形成体10を構成する不透明基材
11は通常のカード紙、板紙等が使用できるが、塩化ビ
ニル、ポリエステル等を主材とする不透明なプラスチッ
クシートであっても良い。
【0017】この不透明基材11の一方の面に設けられ
る隠蔽情報14は、隠蔽情報形成体10の当たり・はず
れ等の判別を行うための文字や図柄であり、通常使用し
ているオフセットインキ、グラビアインキ、スクリーン
インキ、フレキソインキもしくはインキジェット用イン
キにてそれぞれオフセット印刷法、グラビア印刷法、ス
クリーン印刷法、フレキソ印刷法等の公知の印刷方法お
よびインキジェット、熱転写リボン、インパクトプリン
ター用リボン等による印字により形成される。隠蔽情報
14は後述する消色可能な隠蔽層13により隠蔽されや
すいように通常の印刷よりも薄い色にて印刷するのが好
ましい。
【0018】一方、この隠蔽情報14の上には消色可能
な隠蔽層13が、その下部にある隠蔽情報14の文字や
図柄を隠蔽するために設けられ、かつ一定の圧力を加え
ることで、その上層にある消去層12に含まれる消去剤
が浸みだしその消去剤に接触することで、その隠蔽性が
失われ、下部の隠蔽情報14を出現させることができる
ようになっている。
【0019】この消色可能な隠蔽層13の形成には、具
体的には、呈色性化合物、顕色剤、消色剤ならびに熱可
塑性樹脂からなる着色樹脂粒子を、水又は有機溶剤に溶
解する一般的な高分子材料をバインダーとし分散した発
色インキを使用できる。消色可能な隠蔽層13は、グラ
ビア印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法等の公
知の形成方法により設けられる。
【0020】呈色性化合物としては、ロイコオーラミン
類、ジアリールフタリド類、ポリアリールカルビノール
類、アシルオーラミン類、ローダミンBラクタム類、イ
ンドリン類、スピロピラン類、フルオラン類等の電子供
与有機物が挙げられる。具体的な呈色性化合物として、
クリスタルバイオレットラクトン(CVL)、マラカイ
トグリーンラクトン、2−アニリノ−6−(N−シクロ
ヘキシル−N−メチルアミノ)−3−メチルフルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−メチル−N
−プロピルアミノ)フルオラン、3−[4−(4−フェ
ニルアミノフェニル)アミノフェニル]アミノ−6−メ
チル−7−クロロフルオラン、2−アニリノ−6−(N
−メチル−N−イソブチルアミノ)−3−メチルフルオ
ラン、2−アニリノ−6−(ジブチルアミノ)−3−メ
チルフルオラン、3−クロロ−6−(シクロヘキシルア
ミノ)フルオラン、2−クロロ−6−(ジエチルアミ
ノ)フルオラン、7−(N,N−ジベンジルアミノ)−
3−(N,N−ジエチルアミノ)フルオラン3,6−ビ
ス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(4’−ニトロ
アニリノ)ラクタム、3−ジエチルアミノベンゾ[a]
−フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−キシリジ
ノフルオラン、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキ
シフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−4−アザフタリド、3−(4−ジエチ
ルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルイ
ンドール−3−イル)フタリド、3−ジエチルアミノ−
7−クロロアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7,8−ベンゾフルオラン、3,3−ビス(1−nブチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,
6−ジメチルエトキシフルオラン、3,6−ジエチルア
ミノ−6−メトキシ−7−アミノフルオラン、DEP
M、ATP、ETAC、2−(2−クロロアニリノ)−
6−ジブチルアミノフルオラン、クリスタルバイオレッ
トカルビノール、N−(2,3−ジクロロフェニル)ロ
イコオーラミン、N−ベンゾイルオーラミン、ローダミ
ンBラクタム、N−アセチルオーラミン、N−フェニル
オーラミン、2−(フェニルイミノエタンジリデン)−
3,3−ジメチルインドリン、N,3,3−トリメチル
インドリノベンゾスピロピラン、8’−メトキシ−N,
3,3−トリメチルインドリノベンゾスピロピラン、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3
−ジエチルアミノ−6−ベンジルオキシフルオラン、
1,2−ベンゾ−6−ジエチルアミノフルオラン、3,
6−ジ−p−トルイジノ−4、5−ジメチルフルオラ
ン、フェニルヒドラジド−γ−ラクタム、3−アミノ−
5−メチルフルオラン等が挙げられる。これらは単独
で、または2種以上を混合して用いることができる。呈
色性化合物を適宜選択すれば多様な発色状態を得られる
ことから、マルチカラー対応が可能である。
【0021】また、顕色剤としては、フェノール、フェ
ノール金属塩、カルボン酸金属塩、ベンゾフェノン、ス
ルホン酸、スルホン酸塩、リン酸、リン酸金属塩、酸性
リン酸エステル、酸性リン酸エステル金属塩、亜リン
酸、亜リン酸金属塩等の酸性化合物が挙げられる。これ
らは単体で、または2種以上を混合して用いることがで
きる。
【0022】消色剤は、非晶質状態で無色透明であるほ
ど、隠蔽層の着色状態を消色した時に下地の隠蔽情報を
明瞭に読みとることが可能になる。このような性質が要
求されるので、消色剤に対する顕色剤の溶解度を高める
ためには、消色剤と顕色剤との親和性が高いことが好ま
しく、例えば、アルコール性ヒドロキシル基を有する化
合物が好適である。これらの条件を満たす、好ましい消
色剤としては以下の(a)および(b)のような化合物
が挙げられる。なお、消色剤は後述するように消色可能
な隠蔽層33に含有されても良いし、消去溶媒に含有さ
れても良い。
【0023】(a)コール酸、リトコール酸、テストス
テロンおよびコルチゾン、ならびに、これらの誘導体。
具体例としては、コール酸、コール酸メチルエステル、
コール酸ナトリウム、リトコール酸、リトコール酸メチ
ルエステル、リトコール酸ナトリウム、ヒドロキシコー
ル酸、ヒドロキシコール酸メチルエステル、ヒオデオキ
シコール酸、ヒオデオキシコール酸メチルエステル、テ
ストステロン、メチルテストステロン、11α−ヒドロ
キシメチルテストステロン、ヒドロコルチゾン、コレス
テロールメチルカーボネート、α−コレスタノールが挙
げられる。これらのうちでも特に2個以上のヒドロキシ
ル基を有するものが好ましい。(a)の消色剤は、溶融
時に顕色剤との親和性が強く、相溶性が非常に高い。し
かも、(a)の消色剤は非晶質性が高いため、組成系が
固化した後にも相分離を起こし難い。この意味で、
(a)の消色剤は「相溶性消色剤」と言える。従って、
(a)の消色剤を用いた組成系では、より安定な消色状
態を得ることができる。
【0024】(b)ステロール化合物と1個以上のヒド
ロキシル基を有する5員環以上の非芳香族系の環状化合
物の混合物。ステロール化合物の具体例として、動物ス
テリン、(例、コレステロール、ラノステロール、ラノ
スタジエール、アグノステロール、コレスタノール、コ
プロスタノール、オストレアステロール、アクチニアス
テロール、スポンゴステロール、クリオナステロール
等)、植物ステリン(例、ステグマステロール、α−シ
トステロール、β−シトステロール、γ−シトステロー
ル、ブラシカステロール、ビタミンD等)、プレグネノ
ロン、メチルアンドロステンジオール、エストラジオー
ル、ベンゾエート、エピアンドロステン、ステノロン、
β−シトステロール、プレグネロンアセテート、β−コ
レスタロール、5,16−プレグナジエン−3β−オー
ル−20−オン、5α−プレグネン−3β−オール−2
0−オン、5−プレグネン−3β,17−ジオール−2
0−オン−21−アセテート、5−プレグネン−3β、
17−ジオール−20−オン−17−アセテート、5−
プレグネン−3β,21−ジオール−20−オン−21
−アセテート、5−プレグネン−3β,17−ジオール
ジアセテート、ロコゲニン、チゴゲニン、エスミラゲニ
ン、ヘコゲニン、ジオスゲニンおよびその誘導体が挙げ
られる。1個以上のヒドロキシル基を有する5員環以上
の非芳香族系の環状化合物の具体例としては、脂環式1
価アルコール(例、シクロドデカノール等)、脂環式2
価アルコール(1,4−シクロヘキサンジオール、1,
2−シクロヘキサンジオール、1,2−シクロドデカン
ジオール等)、糖類およびその誘導体(例、グルコー
ス、サッカロース等)の重合体であるでんぷん(例、片
栗粉、コーンスターチ、これらを含む小麦粉類、米粉類
等)、環状構造を有するアルコール類(例、1,2:
5,6−ジイソプロピリデン−D−マンニトール等)お
よび合成高分子消色剤(例、セルロース、セルロース誘
導体等)が挙げられる。これらを2種以上混合して用い
ることができる。(b)の消色剤では、ステロール化合
物と1個以上のヒドロキシル基を有する5員環以上の非
芳香族系の環状化合物は親和性が強く、固化した後にも
相分離を起こし難い。従って、より安定な消色状態を得
ることができる。但し、本発明における消色可能な隠蔽
層は消色できれば良く、本質的に可逆性を示してはいけ
ない。
【0025】更に、この消色可能な隠蔽層13の上に設
けられる消去層12には、隠蔽層13の発色を消色させ
るための消去剤16がマイクロカプセル15に内包され
て含有されている。消去剤には以下のような溶媒を用い
ることが好ましい。即ち、(A)顕色剤と消色剤との間
の水素結合の形成を助ける性質を有することが好まし
く、更に、(B)バインダーとの親和性が高く、隠蔽層
中の発色インキの内部まで浸透し易い性質を有すること
が好ましい。上記の(A)の性質を満たす溶媒は単独で
使用することができる。また、2種以上の溶媒を混合し
て上記の2つの性質を満たすようにしても良い。
【0026】消去溶媒としては、呈色性化合物および顕
色剤を、0.1mmol/L以上の濃度で均一に溶解で
きるものを用いることが好ましい。これは溶解性の高い
溶媒ほど呈色性化合物と顕色剤の拡散を容易にし、顕色
剤と消色剤とが相溶するのを促進して良好な消去状態が
得られるためである。
【0027】上記の(A)および(B)の両方の性質を
有する溶媒(第一群)としては、エーテル、ケトン、エ
ステル等が挙げられる。具体的には、飽和エーテルで
は、エチルエーテル、エチルプロピルエーテル、エチル
イソプロピルエーテル、イソペンチルメチルエーテル、
ブチルエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、エチルイソペンチルエーテル、ジブチ
ルエーテル、ジペンチルエーテル、ジイソペンチルエー
テル、ジヘキシルエーテル等、不飽和エーテルでは、エ
チルビニルエーテル、アリルエチルエーテル、ジアリル
エーテル、エチルプロパルギルエーテル等、二価アルコ
ールのエーテルでは、2−メトキシエタノール、2−エ
トキシエタノール、2−ブトキシエタノール、1,2−
ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、1,2
−ジブトキシエタン等、環状エーテルでは、オキセタ
ン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ジオキ
ソラン、ジオキサン、トリオキサン等、飽和ケトンで
は、アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケ
トン、ジエチルケトン、イソピロピルメチルケトン、ブ
チルメチルケトン、エチルプロピルケトン、イソブチル
メチルケトン、ピナコロン、メチルペンチルケトン、ブ
チルエチルケトン、ジプロピルケトン、ジイソプロピル
ケトン、ヘキシルメチルケトン、イソヘキシルメチルケ
トン、ヘプチルメチルケトン、ジブチルケトン等、不飽
和ケトンでは、エチリデンアセトン、アリルアセトン、
メシチルオキシド等、環状ケトンでは、シクロペンタノ
ン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、シクロオク
タン等、エステルでは、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ
酸ブチル、ギ酸イソブチル、ギ酸ペンチル、ギ酸イソペ
ンチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ペンチル、酢酸
イソペンチル、酢酸sec−アミル、酢酸ヘキシル、酢
酸アリル、2−メトキシエチルアセテート、2−エトキ
シエチルアセテート、1,2−ジアセトキシエタン、プ
ロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸
プロピル、プロピオン酸イソプロピル、プロピオン酸ブ
チル、プロピオン酸ペンチル、プロピオン酸イソペンチ
ル、プロピオン酸sec−アミル、2−メトキシプロピ
ルアセテート、2−エトキシプリピルアセテート、酪酸
メチル、酪酸エチル、酪酸プロピル、酪酸イソプロピ
ル、酪酸ブチル、酪酸ペンチル、酪酸イソペンチル、酪
酸sec−アミル、イソ酪酸メチル、イソ酪酸エチル、
イソ酪酸プロピル、イソ酪酸イソプロピル、イソ酪酸ブ
チル、イソ酪酸ペンチル、イソ酪酸イソペンチル、イソ
酪酸sec−アミル、吉草酸メチル、吉草酸エチル、吉
草酸プロピル、吉草酸イソプロピル、吉草酸ブチル、ヘ
キサン酸メチル、ヘキサン酸エチル、ヘキサン酸プロピ
ル、ヘキサン酸イソプロピル等である。上記以外の溶媒
として、塩化メチレン、γ−ブチロラクトン、β−プロ
ピオラクトン、n−メチルピロリジノン、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセタミド、ジメチルスルホキシド
等がある。これらは単独で用いても、2種以上を混合し
て用いても良い。混合溶媒を用いる場合、混合比は任意
に設定できる。
【0028】上記(A)の性質を有し単独で使用できる
が、一般的なバインダー樹脂との親和性が低い溶媒(第
二群)には、水、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール、ペンチルアル
コール、2−ペンチルアルコール、3−ペンチルアルコ
ール、イソペンチルアルコール、1−ヘキサノール、2
−ヘキサノール、3−ヘキサノール、シクロペンタノー
ル、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、グリセリン等で
ある。
【0029】上記(A)の性質を持たないが、バインダ
ー樹脂との親和性が高い溶媒(第三群)とは、トルエ
ン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、クメン、ブチ
ルベンゼン、イソブチルベンゼン、sec−ブチルベン
ゼン、ペンチルベンゼン、ジエチルベンゼン、メシチレ
ン、キシレン、クレゾール、エチルフェノール、ジメト
キシベンゼン、ジメトキシトルエン、ベンジルアルコー
ル、トリルカルビノール、クミルアルコール、アセトフ
ェノン、プロピオフェノン、ヘキサン、ペンタン、ヘプ
タン、オクタン、シクロヘキサン、シクロペンタン、シ
クロオクタン、石油留分(石油エーテル、ベンジン等)
である。
【0030】上述したように第一群の溶媒は単独で良好
に使用することができる。第二群の溶媒は、単独でも使
用できるが、第一群の溶媒と混合して良い。この場合、
どちらの群の溶媒も消去能を持っているので任意の混合
比で使用することができる。第二群の溶媒と第三群の溶
媒との混合溶媒を用いる場合、十分な消去能が得られれ
ば両者の混合比は特に限定されないが、第三群の溶媒を
20〜80wt%とすることが好ましい。第三群の溶媒
は第一群の溶媒と混合して用いても良い。この場合、第
三群の溶媒を90wt%以下とすればよい。また、第一
群から第三群の溶媒を混合して用いても良い。この場
合、第三群の溶媒を80wt%以下とすることが好まし
い。また、溶媒としてエチルブチレート(パイナップル
オイル)等、環境への影響が極めて低い天然素材を用い
れば、万一溶媒が残留しても廃棄時に問題が発生しな
い。
【0031】これらの消去剤はマイクロカプセルに内包
される。マイクロカプセルは、消去剤に難溶性のポリマ
ーを壁材として使用し、コアセルベーション法、界面重
合法、in site法、液中乾燥法等公知のカプセル
化法により調整することができる。マイクロカプセルの
大きさは、直径10〜50μmが好ましく、10μm未
満ではマイクロカプセルの耐圧性が高くなり、爪での破
壊が困難になってしまうのと同時に、含有する消去剤の
量が少ないため、隠蔽層の消色性が低下してしまう問題
がある。また、直径が50μmより大きいと、耐圧性が
低くなり、輸送時等の目的外でマイクロカプセルが破壊
され、隠蔽層の隠蔽性が低下してしまい、情報を読み取
ることができてしまう。
【0032】マイクロカプセルの壁厚は、0.5〜5μ
mが好ましく、0.5μmより薄いと、耐圧性が低くな
り、輸送時等の目的外でマイクロカプセルが破壊され、
隠蔽性が低下してしまい、隠蔽層下の隠蔽情報を読み取
ることができてしまうという問題がある。また、壁厚が
5μmより厚いと、マイクロカプセルの耐圧性が高くな
り、爪での破壊が困難になってしまう問題がある。
【0033】マイクロカプセルの壁材は、ゼラチン−ア
ラビアゴム、エチルセルロース、ポリスチレン樹脂、ポ
リウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メチルメタクリレート
樹脂、ポリエチレン等で調整することができる。また、
マイクロカプセルの壁は二重であっても良い。
【0034】本発明における消去層12のバインダーに
は、消去剤に難溶性のポリマーを使用し、具体的には、
水溶性ポリマーのポリビニルアルコール等、やポリエス
テルエマルション、ポリウレタンエマルション等が挙げ
られる。
【0035】図3乃至図5は前述したように、本発明の
一実施形態に係る隠蔽情報形成体10において隠蔽情報
14を出現させるための方法ならびに隠蔽情報形成体1
0での隠蔽情報14の出現状態を示している。
【0036】隠蔽情報14の現出に際しては、消去層1
2の上から爪等で加圧し、消去層12中のマイクロカプ
セル15を破壊させ、マイクロカプセル15中に内包さ
れていた消去剤16を流出させる(図3参照)。流出し
た消去剤16は消色可能な隠蔽層13の内部まで浸透し
ていくので、消色可能な隠蔽層13中の呈色性化合物と
顕色剤との相互作用を減少させ、層は消色し(図4参
照)、隠蔽されていた隠蔽情報14が現出してくる(図
5参照)。
【0037】以上、本発明を一実施形態により説明した
が、本発明はこれに限定されるもなではない。
【0038】図6は本発明の他の実施形態による隠蔽情
報形成体20の断面構成を示している。この隠蔽情報形
成体20は、隠蔽情報14が設けてある基材が透明基材
21である。この透明基材21の一方の面には隠蔽情報
14、その上にこの隠蔽情報14を隠蔽するための隠蔽
層18が設けられていると共に、透明基材21の他方の
面には、隠蔽情報14の形成箇所と対峙する箇所に消色
可能な隠蔽層13が設けられ、更にその上には消去剤1
6を内包するマイクロカプセル15が分散されている消
去層12が設けられている。隠蔽層18は透明基材21
の一方の側から認識できないように設けてあるもので、
オフセットインキ、シルクスクリーンインキ、グラビア
インキ等の汎用の印刷インキ等で設ければよい。
【0039】その他、すなわち消色可能な隠蔽層13や
消去層12の構成、作用は前述した隠蔽情報形成体10
のものと同じである。
【0040】一方、図7は本発明の更に他の実施形態に
よる隠蔽情報形成体30の断面構成を示している。この
隠蔽情報形成体30は、不透明基材11の一方の面に隠
蔽情報14、その上に消去剤16を内包するマイクロカ
プセル15が分散され、かつマイクロカプセル15内の
消去剤16との接触により消色可能な隠蔽層33が設け
られている。この消色可能な隠蔽層33は、消去剤を内
包するマイクロカプセルと呈色性化合物と顕色剤と消色
剤ならびにバインダーを主成分とする印刷インキで隠蔽
情報14を覆うように形成される。
【0041】このような構成の隠蔽情報形成体30は消
色可能な隠蔽層33の上から爪や鉛筆の角等により加圧
すると、マイクロカプセル15の壁が破壊され、中から
消去剤16が流出して隠蔽層33の内部に浸透してい
く。この消去剤16は隠蔽層33中の呈色性化合物と顕
色剤との相互作用を減少させ、発色していた隠蔽層33
は消色し、下部に隠蔽されていた隠蔽情報14が現出す
るようになる。
【0042】図8は本発明の更に他の実施形態による隠
蔽情報形成体40の断面構成を示している。この隠蔽情
報形成体40は、透明基材21の一方の面に隠蔽情報1
4、その上にこの隠蔽情報14を隠蔽するための隠蔽層
18が設けられていると共に、透明基材21の他方の面
には、隠蔽情報14の形成箇所と対峙する箇所に、消去
剤16を内包するマイクロカプセル15が分散され、か
つマイクロカプセル15内との接触により消色可能な隠
蔽層33が設けられている。隠蔽層18、消色可能な隠
蔽層33の構成、作用等は前述した同番号のものと同じ
である。
【0043】このような構成の隠蔽情報形成体40は、
消色可能な隠蔽層33の上から爪や鉛筆の角等により加
圧すると、マイクロカプセル15の壁が破壊され、中か
ら消去剤16が流出して隠蔽層33の内部に浸透してい
く。この消去剤16は隠蔽層34中の呈色性化合物と顕
色剤との相互作用を減少させ、発色していた隠蔽層34
は消色し、透明基材21の反対側に設けられていた隠蔽
情報14が隠蔽層34側から認識されるように成る。
【0044】以上、本発明の隠蔽情報形成体を種々の実
施形態により説明したが、本発明に係る隠蔽情報形成体
とは、具体的には、抽選情報が隠蔽されたくじ、送付人
のみに知らせたい情報を隠蔽してある隠蔽はがき、解答
部分を必要なときまで隠蔽しておくようにした問題集等
である。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて詳細に説明す
る。
【0046】(実施例1)250g/m2の板紙の片面
に下記に示す[オフセットインキの組成]からなるイン
キをオフセット印刷法にて文字を印刷した。その上に、
下記[隠蔽層インキ組成]からなるインキをスクリーン
印刷法にて10μmの盛り厚で文字を隠蔽するように設
けた。更に、その上に、下記[消去保護層のインキ組
成]からなるインキをスクリーン印刷法にて5μmの盛
り厚で消去保護層を形成し、くじを得た。 [オフセットインキの組成] FD OL 藍 TCロ(東洋インキ製造(株)社製) 5重量部 FDS メジウムTPロ(東洋インキ製造(株)社製) 95重量部 [隠蔽層インキの組成] TPBB−5E2 (大日精化工業(株)社製) 50重量部 ハイドランAP40F (大日本インキ工業(株)社製) 50重量部 [消去保護層の組成] ハイドランAP40F (大日本インキ工業(株)社製)100重量部 消去剤内包マイクロカプセル 50重量部 上記消去剤内包マイクロカプセルは、消去剤として酢酸
エチルを10g、プレポリマー15gを混合し、この混
合溶媒をオイル相として、分散媒10wt%PVA水溶
液60gにホモジナイザーにて乳化させた。この乳化液
を200rpmで攪拌しながら、40℃で6時間加熱
し、直径10〜50μmのマイクロカプセルを調整し
た。
【0047】得られたくじは、消去保護層上から最下部
の隠蔽情報を判読することが不可能であったが、消去保
護層上を爪で擦り、消去保護層中のマイクロカプセルを
破壊すると、隠蔽情報が出現し、隠蔽情報を判読するこ
とができた。
【0048】(実施例2)250g/m2の板紙の片面
に下記に示す[オフセットインキの組成]からなるイン
キをオフセット印刷法にて文字を印刷した。その上に、
下記[隠蔽層インキ組成]からなるインキをスクリーン
印刷法にて10μmの盛り厚で文字を隠蔽するように設
けた。更に、その上に、下記[消去保護層のインキ組
成]からなるインキをスクリーン印刷法にて5μmの盛
り厚で消去保護層を形成し、くじを得た。 [オフセットインキの組成] FD OL 藍 TCロ(東洋インキ製造(株)社製) 5重量部 FDS メジウムTPロ(東洋インキ製造(株)社製) 95重量部 [隠蔽層インキの組成] TPBB−5E2 (大日精化工業(株)社製) 50重量部 PVA205 (クラレ(株)社製) 50重量部 [消去保護層の組成] AC40 (旭化成(株)社製) 60重量部 消去剤内包マイクロカプセル 40重量部 上記消去剤内包マイクロカプセルは、消去剤として酢酸
ブチルを10g、プレポリマー15gを混合し、この混
合溶媒をオイル相として、分散媒10wt%PVA水溶
液60gにホモジナイザーにて乳化させる。この乳化液
を200rpmで攪拌しながら、40℃で6時間加熱
し、直径10〜50μmのマイクロカプセルを調整し
た。
【0049】得られたくじは、消去保護層上から最下部
の隠蔽情報を判読することが不可能であったが、消去保
護層上を爪で擦り、消去保護層中のマイクロカプセルを
破壊すると、隠蔽情報が出現し、隠蔽情報を判読するこ
とができた。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の隠蔽情報
形成体によれば、隠蔽層に消去可能な発色材料を用いる
ことにより、隠蔽層を削り落とすことによるゴミの発生
無しに隠蔽情報の判別ができ、また隠蔽性もあることに
より、宝くじなどの金品を扱うくじにも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の隠蔽情報形成体一実施形態を示す断面
説明図である。
【図2】図1に示す隠蔽情報形成体の平面図である。
【図3】図1に示す隠蔽情報形成体隠蔽情報を出現させ
るための方法の概略断面説明図である。
【図4】地1に示す隠蔽情報形成体の隠蔽情報をを出現
させた状態を示す概略断面説明図である。
【図5】図2に示す隠蔽情報形成体において下部の隠蔽
画像が出現した状態を示す平面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の断面説明図である。
【図7】本発明の更に他の実施形態の断面説明図であ
る。
【図8】本発明の更に他の実施形態の断面説明図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30、40 隠蔽情報形成体 11 不透明基材 12 消去層 13、33 消色可能な隠蔽層 14 隠蔽情報 15 マイクロカプセル 16 消去剤 18 隠蔽層 21 透明基材
フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HB12 JA09 KA08 KA11 KA12 4F100 AR00A AR00B AR00C AS00C BA03 BA07 BA10A BA10C CA12C CA13C CC00C DE04C DE04H DG10A GB90 HB00B HB31A JB20B JB20C JN02A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不透明基材の一方の面に隠蔽情報、その上
    に消去剤との接触により消色可能な隠蔽層が設けられ、
    更にその上に消去剤を含む消去層が設けられていること
    を特徴とする隠蔽情報形成体。
  2. 【請求項2】透明基材の一方の面に隠蔽情報、その上に
    この隠蔽情報を隠蔽するための隠蔽層が設けられている
    と共に、前記透明基材の他方の面には、前記隠蔽情報の
    形成箇所と対峙する箇所に消去剤との接触により消色可
    能な隠蔽層が設けられ、更にその上には消去剤を含む消
    去層が設けられていることを特徴とする隠蔽情報形成
    体。
  3. 【請求項3】不透明基材の一方の面に隠蔽情報、その上
    に消去剤を内包するマイクロカプセルが分散され、かつ
    前記マイクロカプセル内の消去剤との接触により消色可
    能な隠蔽層が設けられていることを特徴とする隠蔽情報
    形成体。
  4. 【請求項4】透明基材の一方の面に隠蔽情報、その上に
    この隠蔽情報を隠蔽するための隠蔽層が設けられている
    と共に、前記透明基材の他方の面には、前記隠蔽情報の
    形成箇所と対峙する箇所に前記消去剤を内包するマイク
    ロカプセルが分散され、かつ前記マイクロカプセル内の
    消去剤との接触により消色可能な隠蔽層が設けられてい
    ることを特徴とする隠蔽情報形成体。
  5. 【請求項5】消去可能な隠蔽層が呈色性化合物と顕色剤
    と消色剤とバインダーを主成分とする発色インキからな
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一
    項に記載の隠蔽情報形成体。
  6. 【請求項6】消去層が消去剤内包マイクロカプセルとバ
    インダーを主成分とする材料から成ることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の隠蔽情報形成体。
  7. 【請求項7】消去剤内包マイクロカプセルは、直径10
    〜50μmで、壁厚0.5〜5μmで、消去剤を内包し
    たこと特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項
    に記載の隠蔽情報形成体。
  8. 【請求項8】隠蔽情報を抽選情報とするくじであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記
    載の隠蔽情報形成体。
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