JP2002103747A - 情報処理機器、及び情報処理機器の画像記録制御方法 - Google Patents

情報処理機器、及び情報処理機器の画像記録制御方法

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JP2002103747A JP2000297612A JP2000297612A JP2002103747A JP 2002103747 A JP2002103747 A JP 2002103747A JP 2000297612 A JP2000297612 A JP 2000297612A JP 2000297612 A JP2000297612 A JP 2000297612A JP 2002103747 A JP2002103747 A JP 2002103747A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形成すべき画像と記録媒体との適合を容易に
図ることでき、容易かつ安価に画像を記録することがで
きるようにする。 【解決手段】 記録部に供給される記録媒体の種類を判
別すると共に、画像情報によって形成すべき画像の種類
を判別し、かつ各々の判別結果に基づき、形成すべき画
像の種類と記録媒体の種類との適合状態を判定し、その
判定結果に基づき記録動作の駆動/停止、あるいは警告
表示などの告知動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像情
報に基づき記録媒体に対して記録を行う記録手段を備え
た情報処理機器に関し、特に、使用する記録媒体と形成
するべき画像との適合化を図ることができる情報処理機
器及び情報処理機器の画像記録制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学像を電気的画像情報に変換し、その
画像情報を所定の記憶媒体に格納し得るようにした所謂
デジタルカメラが、現在、急速に普及している。このデ
ジタルカメラの普及の背景には、撮影した画像をカメラ
自体に設けられる表示部や所定のディスプレイによって
再生し得ると共に、プリンタ等の記録装置に接続して用
紙などの記録媒体に容易に出力することができるという
出力形態の自由度の高さ出力の容易性及び即時性などが
あるが、さらに、CCDなどの固体撮像素子における解
像度の向上、及び撮影画像を出力するプリンタの高性能
化も大きく影響している。殊に、現在では、撮影した画
像をその場で直ちに記録し得るようにした記録装置内蔵
型の撮像装置(以下、この撮像装置をプリンタ内蔵カメ
ラと称す)が提案されており、ここでは、記録装置の高
画質化に加え、小型軽量化が達成されている。
【0003】このプリンタ内蔵カメラの画像処理方法に
関しては、例えば特開2000-115688号公報に開示された
ものがある。この公開公報に開示の技術は、デジタルカ
メラが記録画像の選択手段を有し、選択された画像デー
タを無線を介して画像処理サーバーに送り、画像処理サ
ーバーで展開処理されたデータを再びカメラで受信し
て、記録を行う方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなプリンタ内蔵カメラなどをはじめとする従来の記
録装置では、カメラ本体に装填されている記録媒体の種
類と画像データとが適合せず、所望の画像を記録できな
いことがあるという問題があった。例えば、デザインテ
ンプレートデータを用いて定型記録を行う際、テンプレ
ートデータの記録に要する用紙の種類と、実際にカメラ
本体に装填されている用紙の種類が異なっていたとして
も、記録動作開始指令を入力すれば記録動作は実行され
てしまい、場合によっては記録された結果が無駄になる
こともあり、記録コストの増大を招くという問題があっ
た。また、例えば記録範囲が用紙のサイズを超えていた
場合には、インクなどの記録剤が飛散して装置内を汚損
するだけでなく、故障を誘発する可能性もあった。特
に、上記公報に記載のプリンタ内蔵カメラのように、画
像データを画像処理サーバーなどで展開処理するものに
あっては、データ処理された画像の状態を確実に把握す
ることは困難であり、適合する記録媒体の選択、判断が
困難かつ面倒であり、記録結果を見てその適否を判断す
るということも多く、これが記録コストの増大を招いて
いた。
【0005】本発明は、上記従来技術の課題に着目して
なされたもので、形成すべき画像と記録媒体との適合を
図ることでき、容易かつ安価に画像を記録することがで
きる情報処理機器、画像形成装置及び情報処理機器の画
像記録制御方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するた
め、本願発明は、次のような構成を有するものとなって
いる。すなわち、本願の第1の発明は、記録部に供給さ
れた記録媒体に対し、入力画像情報に基づいて記録動作
を行う記録手段を備えた情報処理機器において、前記記
録部に供給される記録媒体の種類を判別する記録媒体判
別手段と、前記画像情報に基づいて形成すべき画像の種
類を判別する画像情報判別手段と、前記画像情報判別手
段と記録媒体判別手段の各々の判別結果に基づき、形成
すべき画像の種類と記録媒体の種類との適合状態を判定
する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき記録
に関する所定の動作制御を行う制御手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0007】また、本願の第2の発明は、記録部に供給
された記録媒体に対し所定の入力画像情報に基づいて記
録動作を行う記録手段を備えた処理機器本体と、この処
理機器本体に対して着脱自在に設けられ前記記録媒体を
前記記録部へと供給可能に収納する記録媒体収納容器
と、前記入力画像情報を格納する画像情報格納手段と、
を備えた情報処理機器において、前記記録媒体収納容器
に収納される記録媒体の種類を表す媒体情報を格納した
媒体情報格納手段と、前記記録媒体収納容器の処理機器
本体への装着時に、前記媒体情報格納手段から前記媒体
情報を読み出す媒体情報読み出し手段と、前記媒体情報
読み出し手段によって読み出された媒体情報に基づき記
録媒体収納容器に収納された記録媒体の種類を判別する
記録媒体判別手段と、前記画像情報格納手段から読み出
された前記画像情報によって形成すべき画像の種類を判
別する画像情報判別手段と、前記画像情報判別手段と記
録媒体判別手段の各々の判別結果に基づき、形成すべき
画像の種類と記録媒体の種類との適合状態を判定する判
定手段と、前記判定結果に基づき記録に関する所定の動
作制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0008】また、本願の第3の発明は、記録部に供給
された記録媒体に対し、入力画像情報に基づいて記録動
作を行う記録手段を備えた情報処理機器の画像記録制御
方法において、前記記録部に供給される記録媒体の種類
を判別する記録媒体判別ステップと、前記画像情報に基
づいて形成すべき画像の種類を判別する画像情報判別ス
テップと、前記画像情報判別ステップと記録媒体判別ス
テップの各々の判別結果に基づき、形成すべき画像の種
類と記録媒体の種類との適合状態を判定する判定ステッ
プと、前記判定結果に基づき記録に関する所定の動作制
御を行う制御ステップとを備えたことを特徴とする情報
処理機器の画像記録制御方法である。
【0009】さらに、本願の第4の発明は、記録部に供
給された記録媒体に対し所定の入力画像情報に基づいて
記録動作を行う記録手段を備えた処理機器本体と、この
処理機器本体に対して着脱自在に設けられ前記記録媒体
を前記記録部へと供給可能に収納する記録媒体収納容器
と、前記入力画像情報を格納する画像情報格納手段と、
を備えた情報処理機器の画像記録制御方法において、前
記記録媒体収納容器の処理機器本体への装着時に、前記
記録媒体収納容器に収納されている媒体の種類を表す媒
体情報を所定の媒体情報格納手段から読み出す媒体情報
読み出しステップと、前記媒体情報格納手段から読み出
された媒体情報に基づき記録媒体収納容器に収納された
記録媒体の種類を判別する記録媒体判別ステップと、前
記画像情報格納手段から読み出された前記画像情報に基
づいて、形成すべき画像の種類を判別する画像情報判別
ステップと、前記画像情報判別ステップと記録媒体判別
ステップの各々の判別結果に基づき、形成すべき画像の
種類と記録媒体の種類との適合状態を判定する判定ステ
ップと、前記判定結果に基づき記録に関する所定の動作
制御を行う制御ステップとを備えたことを特徴とする情
報処理機器の画像記録制御方法である。
【0010】また、本願の第5の発明は、上記第1また
は第2の発明を備えた情報処理機器において、入射する
光学像を電気的画像信号に変換することにより入力画像
情報を送出する撮像部を設けたことを特徴とする情報処
理装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】本明細書において、「プリント」(「記
録」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報
を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人
間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否
かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、パター
ン等を形成する場合、またはプリント媒体の加工を行う
場合を言うものとする。
【0013】また、「プリント媒体」とは、一般的なプ
リント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラ
スチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものと
するが、以下では「用紙」または単に「紙」ともいうも
のとする。また、本明細書において、「カメラ」とは光
学的に撮像し、光学像を電気信号に変換する機器やデバ
イスを示すものであり、以下の説明において「撮像部」
とも称する。
【0014】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきものであり、プリント媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成、プリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば、プリント媒
体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に
供される液体を言うものとする。なお、本発明が有効に
用いられるヘッドの一形態は、電気熱変換体が発生する
熱エネルギーを利用して液体に膜沸騰を生じさせ気泡を
形成する形態である。
【0015】「基本構成」 まず、図1から図14に基づいて、本発明に係る装置の
基本構成について説明する。本例において説明する装置
は、光学的に撮像して電気信号に変換する撮像部(以
下、「カメラ部」とも称する)と、撮像して得られた電
気信号に基づいて画像の記録を行う画像記録部(以下、
「プリンタ部」とも称する)とを備えた情報処理機器と
して構成されている。以下、本例で説明する情報処理機
器を「プリンタ内蔵カメラ」と称して説明する。装置本
体A001においては、カメラ部A100の背面側にプ
リンタ部(記録装置部)B100が一体的に組み込まれ
ている。プリンタ部B100は、メディアパックC10
0から供給されるインクとプリント媒体を用いて画像を
記録する。本構成では、装置本体A001から外装を外
して背面側から見た図5から明らかなように、装置本体
A001の同図中の右手側にメディアパックC100が
挿入され、装置本体A001の同図中左手側にプリンタ
部B100が配置される。プリンタ部B100によって
記録を行う場合には、カメラ部A100における後述の
液晶表示部A105を上側、レンズA101を下側にす
るように、装置本体A001を置いた姿勢とすることが
できる。この記録姿勢において、プリンタ部B100に
おける後述の記録ヘッドB120は、インクを下向きに
吐出する姿勢となる。記録姿勢は、カメラ部A100に
よる撮影状態の姿勢と同様の姿勢とすることも可能であ
り、上記の記録姿勢に限られることはない。記録動作の
安定性の面からは、上記のインクを下向きに吐出する記
録姿勢が好ましい。
【0016】以下においては、本例の装置の機械的な基
本構成をA「カメラ部」、B「メディアパック」、C「プリ
ンタ部」とに分けて説明し、また、信号処理系の基本構
成はD「信号処理系」として説明する。
【0017】A「カメラ部」 カメラ部A100は、基本的には、一般的なデジタルカ
メラを構成するものであり、後述するプリンタ部B10
0と共に装置本体A001に一体的に組み合わせられる
ことによって、図1から図3のような外観のプリンタ内
蔵のデジタルカメラを構成する。図1から図3におい
て、A101はレンズ、A102はファインダー、A1
02aはファインダー窓、A103はストロボ、A10
4はレリーズボタン、A105は液晶表示部(外部表示
部)である。カメラ部A100は、後述するように、C
CDを用いて撮像したデータの処理、コンパクトフラッ
シュ(登録商標)メモリカード(CFカード)A107
への画像の記憶、画像の表示、プリンタ部B100との
間の各種データの授受等をする。A109は、撮影され
た画像を後述のプリント媒体C104に記録した場合
に、画像が記録されたプリント媒体C104が排出され
る排出部である。図5に示されるA108は、カメラ部
A100およびプリンタ部B100の電源としての電池
である。
【0018】B「メディアパック」 メディアパックC100は、装置本体A001に対して
着脱可能であり、本例の場合は、装置本体A001の挿
入部A002(図3参照)から差し込まれることによっ
て、図1のように装置本体A001に装着される。挿入
部A002は、メディアパックC100が装着されてい
ないときは図3のように閉じられており、それが装着さ
れるときに開かれる。図5は、メディアパックC100
が装着された装置本体A001から、外装を外した状態
を示す。メディアパックC100のパック本体C101
には、図4のように、シャッターC102が矢印D方向
にスライド可能に備えられている。シャッターC102
は、メディアパックC100が装置本体A001に装着
されていないときには図4中の2点鎖線の位置にスライ
ドしており、メディアパックC100が装置本体A00
1に装着されたときには、図4中の実線の位置にスライ
ドする。
【0019】パック本体C101には、インクパックC
103とプリント媒体C104が収容されている。図4
において、インクパックC103は、プリント媒体C1
04の下方に収容される。本例の場合、インクパックC
103は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)のインクを個別に収容するように3つ備えられてお
り、またプリント媒体C104は20枚程度重ねて収容
されている。それらのインクとプリント媒体C104
は、画像の記録に最適な組合せのものが選択された上、
同じメディアパックC100内に収容されている。した
がって、インクとプリント媒体の組合せが異なる種々の
メディアパックC100(例えば、超高画質用、ノーマ
ル画質用、シール(分割シール)用等のメディアパッ
ク)を用意しておいて、記録すべき画像の種類、および
画像が形成されたプリント媒体の用途などに応じて、そ
れらのメディアパックC100を選択的に装置本体A0
01に装着することにより、最適な組合せのインクとプ
リント媒体を用いて、目的に応じた画像を確実に記録す
ることができる。また、メディアパックC100には後
述するEEPROM(識別IC)が備えられており、そ
のEEPROMには、メディアパックが収容しているイ
ンクとプリント媒体の種類や残量などの識別データが記
憶される。
【0020】インクパックC103は、メディアパック
C100が装置本体A001に装着されたときに、Y,
M,Cのインクのそれぞれに対応する3つのジョイント
C105を通して、後述する装置本体A001側のイン
ク供給系に接続される。一方、プリント媒体C104
は、図示しない分離機構によって一枚ずつ分離されてか
ら、後述する給紙ローラC110(図9参照)によって
矢印C方向に送り出される。その給紙ローラC110の
駆動力は、装置本体A001側に備わる後述の搬送モー
タM002(図9参照)から、連結部C110aを介し
て供給される。
【0021】また、パック本体C101には、後述する
プリンタ部の記録ヘッドをワイピングするためのワイパ
ーC106と、そのプリンタ部から排出された廃インク
を吸収するためのインク吸収体C107と、が備えられ
ている。プリンタ部における記録ヘッドは、後述するよ
うに矢印Aの主走査方向に往復移動する。メディアパッ
クC100が装置本体A001から外されているとき
は、シャッターC102が図4中の2点鎖線の位置にス
ライドして、ジョイントC105、ワイパーC106、
およびインク吸収体C107などを保護する。
【0022】C「プリンタ部」 本例のプリンタ部B100は、インクジェット記録ヘッ
ドを用いるシリアルタイプである。このプリンタ部B1
00については、C−1「プリント動作部」、C−2「プ
リント媒体搬送系」、およびC−3「インク供給系」に分
けて説明する。
【0023】C−1「プリント動作部」 図6は、プリンタ部B100全体の斜視図、図7は、プ
リンタ部B100の一部を取り外した斜視図である。
【0024】プリンタ部B100の本体内部の定位置に
は、図5のように、装置本体A001に装着されたメデ
ィアパックC100の先端部分が位置する。メディアパ
ックC100から矢印C方向に送り出されたプリント媒
体C104は、後述するプリント媒体搬送系におけるL
FローラB101とLFピンチローラB102との間に
挟まれつつ、プラテンB103上にて矢印Bの副走査方
向に搬送される。B104は、ガイド軸B105とリー
ドスクリューB106に沿って矢印Aの主走査方向に往
復移動されるキャリッジである。
【0025】キャリッジB104には、図8のように、
ガイド軸B105用の軸受けB107と、リードスクリ
ューB106用の軸受けB108が設けられている。キ
ャリッジB104の定位置には、図7のように、軸受け
B108の内側に突出するスクリューピンB109がば
ねB110によって取り付けられている。そして、リー
ドスクリューB106の外周部に形成された螺旋溝に対
して、スクリューピンB109の先端がはまり合うこと
によって、リードスクリューB106の回転がキャリッ
ジB104の往復移動に変換される。
【0026】また、キャリッジB104には、Y,M,
Cのインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドB1
20と、その記録ヘッドB120に供給されるインクを
収容するサブタンク(図示せず)が搭載されている。記
録ヘッドB120には、矢印Aの主走査方向と交差する
方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って並ぶ複数
のインク吐出口B121(図8参照)が形成されてい
る。インク吐出口B121は、サブタンクから供給され
たインクを吐出可能なノズルを構成する。インクを吐出
させるためのエネルギーの発生手段としては、ノズル毎
に備えた電気熱変換体を用いることができる。その電気
熱変換体は、発熱駆動されることによってノズル内のイ
ンク中に気泡を発生させ、その発泡エネルギーによって
インク吐出口B121からインク滴を吐出させる。
【0027】サブタンクは、メディアパックC100に
収容されているインクパックC103よりも小容量であ
り、少なくともプリント媒体C104の1枚分の画像記
録に必要な量のインクを収容する大きさとなっている。
サブタンクにおいて、Y,M,Cのインク毎のインク収
容部分には、それぞれインク供給部と負圧導入部が形成
されており、それらのインク供給部は対応する3つの中
空のニードルB122に個別に接続され、また、それら
の負圧導入部は共通の供給エアー口B123に接続され
ている。このようなサブタンクには、後述するように、
キャリッジB104が図6のようなホームポジションに
移動したときに、メディアパックC100のインクパッ
クC103からインクが補給される。
【0028】図8のキャリッジB104において、B1
24はニードルカバーであり、ニードルB122とジョ
イントC105とが連結していないときは、スプリング
の力によって同図のように、ニードルB122を保護す
る位置に移動しており、ニードルB122とジョイント
C105とが連結するときは、スプリングの力に抗して
同図中の上方に押されてニードルB122の保護を解
く。キャリッジB104の移動位置は、キャリッジB1
04側のエンコーダセンサB131と、プリンタ部B1
00の本体側のリニアスケールB132(図6参照)
と、によって検出される。また、キャリッジB104が
ホームポジションに移動したことは、キャリッジB10
4側のHP(ホームポジション)フラグB133と、プ
リンタ部B100の本体側のHPセンサB134(図7
参照)と、によって検出される。
【0029】図7において、ガイド軸B105の両端に
は、その中心軸から偏心した位置に支軸(図示せず)が
設けられている。ガイド軸B105は、その支軸を中心
として回動調整されることにより、キャリッジB104
の位置が調整されて、記録ヘッドB120と、プラテン
B103上のプリント媒体C104と、の間の距離
(「紙間距離」ともいう)が調整される。また、リードス
クリューB106は、スクリューギアB141、アイド
ラギアB142、およびモータギアB143を介して、
キャリッジモータM001によって回転駆動される。ま
た、B150は、後述する制御系と記録ヘッドB120
とを電気的に接続するためのフレキシブルケーブルであ
る。
【0030】記録ヘッドB120は、キャリッジB10
4と共に矢印Aの主走査方向に移動しつつ、画像信号に
応じてインク吐出口B121からインクを吐出すること
によって、プラテンB103上のプリント媒体に1行分
の画像を記録する。このような記録ヘッドB120によ
る1行分の記録動作と、後述するプリント媒体搬送系に
よる矢印Bの副走査方向におけるプリント媒体の所定量
の搬送動作と、を繰り返すことによって、プリント媒体
上に順次画像を記録する。
【0031】C−2「プリント媒体搬送系」 図9は、プリンタ部B100におけるプリント媒体搬送
系の構成部分の斜視図である。図9において、B201
は対の排紙ローラであり、同図中上側の一方の排紙ロー
ラB201は、排紙ローラギアB202と中継ギアB2
03を介して、搬送モータM002により駆動される。
同様に、前述したLFローラB101は、LFローラギ
アB204と中継ギアB203を介して、搬送モータM
002により駆動される。排紙ローラB201とLFロ
ーラB101は、搬送モータM002の正転時の駆動力
によって、プリント媒体C104を矢印Bの副走査方向
に搬送する。
【0032】一方、搬送モータM002が逆転したとき
は、切り替えスライダB211および切り替えカムB2
12を介して、圧板ヘッドB213と図示しないロック
機構が駆動されると共に、メディアパックC100側の
搬送ローラC110に駆動力が伝達される。すなわち、
圧板ヘッドB213は、搬送モータM002の逆転時の
駆動力によって、メディアパックC100のシャッター
C102の窓部C102A(図4参照)を通って、メデ
ィアパックC100内に集積されているプリント媒体C
104を図4中の下方に押圧する。これにより、図4中
の最下位置のプリント媒体C104がメディアパックC
100内の搬送ローラC110上に押し付けられる。ま
た、図示しないロック機構は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力によって、装置本体A001に対してメデ
ィアパックC100をロックしてメディアパックC10
0の取り外しを禁止する。また、メディアパックC10
0側の搬送ローラC110は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力が伝達されることによって、図4中最下位
置の1枚のプリント媒体C104を矢印C方向に搬出す
る。
【0033】このように、搬送モータM002が逆転す
ることによって、メディアパックC100からプリント
媒体C104が1枚だけ矢印C方向に取り出され、その
後、搬送モータM002が正転することによって、その
プリント媒体C104が矢印B方向に搬送される。
【0034】C−3「インク供給系」 図10は、プリンタ部B100におけるインク供給系の
構成部分の斜視図、図11は、そのインク供給系の構成
部分にメディアパックC100が装着されたときの平面
図である。
【0035】プリンタ部B100に装着されたメディア
パックC100のジョイントC105は、ホームポジシ
ョンに移動したキャリッジB104側のニードルB12
2(図8参照)の下に位置する。プリンタ部B100の
本体には、ジョイントC105の下方に位置するジョイ
ントフォークB301(図10参照)が備えられてお
り、そのジョイントフォークB301がジョイントC1
05を上動させることにより、ジョイントC105がニ
ードルB122に接続される。これにより、メディアパ
ックC100側のインクパックC103と、キャリッジ
B104側のサブタンクのインク供給部と、の間のイン
ク供給路が形成される。また、プリンタ部B100の本
体には、ホームポジションに移動したキャリッジB10
4の供給エアー口B123(図8参照)の下に位置する
供給ジョイントB302が備えられている。この供給ジ
ョイントB302は、供給チューブB303を介して、
負圧発生源としてのポンプのポンプシリンダB304に
接続されている。供給ジョイントB302は、ジョイン
トリフタB305によって上動されることにより、キャ
リッジB104側の供給エアー口B123に接続され
る。これにより、キャリッジB104側のサブタンクの
負圧導入部と、ポンプシリンダB304と、の間の負圧
導入路が形成される。ジョイントリフタB305は、ジ
ョイントモータM003の駆動力によって、供給ジョイ
ントB302と共にジョイントフォークB301を上下
動させる。
【0036】サブタンクの負圧導入部には、空気の通過
を許容し、かつインクの通過を阻止する気液分離部材
(図示せず)が備えられている。気液分離部材は、負圧
導入路を通して吸引されるサブタンク内の空気の通過を
許容し、これによりメディアパックC100からサブタ
ンクにインクが補給される。そして、サブタンク内のイ
ンクが気液分離部材に達するまで、インクが充分に補給
されたときに、その気液分離部材がインクの通過を阻止
することにより、インクの補給が自動的に停止する。気
液分離部材は、サブタンクのインク毎のインク収容部分
におけるインク供給部に備えられており、それらのイン
ク収容部分毎に、インクの補給を自動的に停止させる。
【0037】また、プリンタ部B100の本体には、ホ
ームポジションに移動したキャリッジB104側の記録
ヘッドB120(図8参照)に対して、キャッピングが
可能な吸引キャップB310が備えられている。吸引キ
ャップB310は、その内部に、吸引チューブB311
を通してポンプシリンダB304から負圧が導入される
ことによって、記録ヘッドB120のインク吐出口B1
21からインクを吸引排出(吸引回復処理)させること
ができる。また、記録ヘッドB120は、必要に応じ
て、画像の記録に寄与しないインクを吸引キャップB3
10内に吐出させる(予備吐出処理)。吸引キャップB
310内のインクは、ポンプシリンダB304から、廃
液チューブB312と廃液ジョイントB313を通し
て、メディアパックC110内のインク吸収体C107
に排出される。
【0038】ポンプシリンダB304は、それを往復駆
動するためのポンプモータM004などと共にポンプユ
ニットB315を構成する。ポンプモータM004は、
ワイパーリフタB316(図10参照)を上下動させる
ための駆動源としても機能する。ワイパーリフタB31
6は、プリンタ部B100に装着されたメディアパック
C100のワイパーC106を上動させることによっ
て、そのワイパーC106を記録ヘッドB120のワイ
ピングが可能な位置に移動させる。
【0039】図10および図11において、B321
は、ポンプシリンダB304によって構成されるポンプ
の動作位置がホームポジションにあることを検出するポ
ンプHPセンサである。また、B322は、前述したイ
ンク供給路および負圧導入路が形成されたことを検出す
るジョイントHPセンサである。また、B323は、プ
リンタ部B100の本体を構成するシャーシである。
【0040】D「信号処理系」 図12は、カメラ部A100とプリンタ部B100の概
略のブロック構成図である。
【0041】カメラ部A100において、101は撮像
素子としてのCCD、102は音声入力のためのマイ
ク、103はハードウェア処理を行なうASIC、10
4は画像データ等を一時的に記憶する第1メモリ、10
5は撮像画像を記憶するCFカード(「CFカードA1
07」に相当)、106は撮影画像または再生画像を表
示するLCD(「液晶表示部A105」に相当)、120
はカメラ部A100の制御をする第1CPU、である。
【0042】プリンタ部B100において、210は、
カメラ部A100とプリンタ部B100との間のインタ
ーフェース、201は画像処理部(画像を2値化する2
値化処理部を含む)、202は画像処理を行なう上で使
用する第2メモリ、203はバンドメモリ制御部、20
4はバンドメモリ、205はマスクメモリ、206はヘ
ッド制御部、207は記録ヘッド(「記録ヘッドB12
0」に相当)、208はエンコーダ(「エンコーダセンサ
B131」に相当)、209はエンコーダカウンタ、2
20はプリンタ部B100を制御する第2CPU、22
1はモータドライバ、222はモータ(「モータM00
1,M002,M003,M004」に相当)、223
はセンサ(「HPセンサB134,B321,B322」
を含む)、224はメディアパックC100に内蔵され
ているEEPROM、230は音声エンコーダ部、25
0は装置全体に電源を供給する電源部(「電池A108」
に相当)、である。
【0043】図13は、カメラ部A100における信号
処理の説明図である。撮影モードの時は、レンズ107
を通してCCD101により撮像された画像は、ASI
C103により信号処理(CCD信号処理)され、YU
V輝度2色差信号に変換される。更に、所定の解像度に
リサイズされ、JPEG圧縮されてCFカード105に
記録される。また、音声に関しては、マイク102より
入力され、ASIC103を介してCFカード105に
記憶される。音声の記録に関しては、撮影時と同時、ま
たは、撮影後のアフレコとして記憶させることができ
る。再生モードの時には、CFカード105よりJPE
G画像が読み出され、ASIC103によりJPEG伸
張され、更に表示用の解像度にリサイズされてLCD1
06に表示される。
【0044】図14は、プリンタ部B100における信
号処理の説明図である。
【0045】カメラ部A100側で再生された画像、即
ちCFカード105より読み出された画像は、図13の
ように、ASIC103によってJPEG伸張され、プ
リントする解像度に適する解像度にリサイズされる。そ
して、リサイズされた画像データ(YUV)はインター
フェース部210を介してプリンタ部B100へ送られ
る。プリンタ部B100は、図14のように、カメラ部
A100より送られた画像データを画像処理部201に
より画像処理し、画像データのRGB信号への変換、カ
メラの特性に応じた入力γ補正、ルックアップテーブル
(LUT)を用いての色補正および色変換、プリントす
るための2値化信号への変換をする。2値化処理の際に
は、誤差拡散(ED)処理を行うために、誤差メモリと
して第2メモリ202を用いる。本例の場合、画像処理
部201における2値化処理部は誤差拡散処理を行なっ
ているが、ディザパターンを使った2値化処理等、他の
処理を行うことも可能である。2値化されたプリントデ
ータはバンドメモリ制御部203によって、一旦バンド
メモリ204に記憶される。プリンタ部B100のエン
コーダカウンタ209には、記録ヘッド207およびエ
ンコーダ208を搭載したキャリッジB104が一定距
離移動する毎に、エンコーダ208からのエンコーダパ
ルスが入る。そして、このエンコーダパルスに同期し
て、バンドメモリ204とマスクメモリ205からプリ
ントデータが読み出され、そのプリントデータに基づ
き、ヘッド制御部206が記録ヘッド207を制御して
記録を行う。
【0046】図14中のバンドメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0047】記録ヘッド207における複数のノズル
は、例えば、1200dpiの密度をなすように列状に
形成されている。このような記録ヘッド207を用いて
画像を記録すべく、キャリッジを1回走査させるときに
は、副走査方向(以下、「縦(Y方向)」ともいう)にお
いてはノズル数分、主走査方向(以下、「横(X方向)
ともいう」)においては記録領域分の記録データ(1走
査分の記録データ)を、予め作成しておく必要がある。
記録データは、画像処理部201にて作成されてから、
バンドメモリ制御部203によってバンドメモリ204
に一旦蓄えられる。バンドメモリ204に1走査分の記
録データが蓄えられた後、キャリッジが主走査方向に走
査される。その際、エンコーダ208より入力されたエ
ンコーダパルスがエンコーダカウンタ209によってカ
ウントされ、このエンコーダパルスにしたがってバンド
メモリ204から記録データが読み出され、その記録デ
ータに基づいて記録ヘッド207からインク滴が吐出さ
れる。記録ヘッド207の往走査時および復走査時に画
像を記録(往路記録および復路記録)する双方向記録方
式を採用した場合には、記録ヘッド207の走査方向に
応じて、バンドメモリ204から画像データが読み出さ
れる。例えば、往路記録時は、バンドメモリ204から
読み出される画像データのアドレスが順次インクリメン
トされ、復路記録時は、バンドメモリ204から読み出
される画像データのアドレスが順次デクリメントされ
る。
【0048】実際には、画像処理部201により作成さ
れた画像データ(C,M,Y)がバンドメモリ204に
書き込まれて、1バンド分の画像データが準備されたと
き、記録ヘッド207の走査が可能となる。そして、記
録ヘッド207を走査し、バンドメモリ204より画像
データを読み出して、その画像データに基づいて記録ヘ
ッド207が画像を記録する。記録動作の間に、次に記
録すべき画像データが画像処理部201にて作成され、
その画像データは、その記録位置に対応するバンドメモ
リ204の領域に書き込まれる。
【0049】このように、バンドメモリ制御は、画像処
理部201により作成された記録データ(C,M,Y)
をバンドメモリ204に書込む作業と、キャリッジの走
査動作に合わせて、記録データ(C,M,Y)をヘッド
制御部206に送るために読み出す作業と、を切替えな
がら行なう。
【0050】図14中のマスクメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0051】このマスクメモリ制御は、マルチパス記録
方式を採用した場合に必要となる。マルチパス記録方式
の場合、記録ヘッド207のノズル列の長さに相当する
幅をもつ1行分の記録画像は、記録ヘッド207の複数
回の走査に分けて記録される。すなわち、副走査方向に
間欠的に搬送されるプリント媒体の搬送量がノズル列の
長さの1/Nとされ、例えば、N=2のときは、1行分
の記録画像が2回の走査に分けて記録(2パス記録)さ
れ、N=4のときは、1行分の記録画像が4回の走査に
分けて記録(4パス記録)される。同様に、N=8のと
きは8パス記録、N=16のときは16パス記録とな
る。したがって、1行分の記録画像が記録ヘッド207
の複数回の走査によって完成されることになる。
【0052】実際には、マスクメモリ205に、画像デ
ータを記録ヘッド207の複数回の走査に割り当てるた
めのマスクデータが格納されており、そのマスクデータ
と画像データとの論理積(AND)データに基づき、記
録ヘッド207がインクを吐出して画像を記録する。
【0053】また、図14において、CFカード105
に記憶された音声データは、ASIC102により、画
像データと同じように、インターフェース210を介し
てプリンタ部B100へ送られる。プリンタ部B100
に送られた音声データは、音声エンコーダ230におい
てコード化(エンコード)されて、プリントする画像の
中にコードデータとして記録される。プリント画像に音
声データを入れる必要の無い時、または、音声データの
無い画像をプリントする際には、当然に、コード化され
た音声データはプリントされず、画像のみがプリントさ
れる。
【0054】本実施形態においては、カメラ部A100
とプリンタ部B100が一体となったプリンタ内蔵カメ
ラとして説明を行なってきた。しかし、カメラ部A10
0とプリンタ部B100を分離した別々の装置とし、そ
れらをインターフェース210及びケーブルにより接続
した構成においても同様に構成して、同様の機能を実現
することが可能である。
【0055】「本発明の特徴」 以下、本発明の特徴における実施形態を説明する。
【0056】なお、この実施形態では、図15ないし図
18に示したプリンタ内蔵カメラに用いられる記録装置
を例に採り説明する。
【0057】図15は本実施形態の制御系における機能
を概略的に示したブロック図である。同図において11
01はCPU、ROM、RAMなどを有するコンピュー
タなどの制御手段であり、プリンタ内蔵カメラのカメラ
部 及びプリンタ部B100における各部分の演算、判
別、判定、及び制御を行う。なお、図15に示す制御手
段は、説明の煩雑化を避ける上で単一のブロックによっ
て記載したが、より具体的には、このブロックは、図1
2の基本構成に示すカメラ部A100の制御を行う制御
部と、プリンタ部B100の制御部の双方を含んだもの
となっている。つまり、カメラ部A100の第1CPU
120及びプリンタ部B100の第2CPUB100等
を含んだものとなっている。
【0058】また、1102はカメラ本体に設けられた
パネルやボタンなどから構成される操作手段であり、ユ
ーザーはこれを用いてシステムへの指令を行う。110
3はカメラ部A100の外面に設けられた告知手段とし
ての表示手段(図1ないし図3に示す外部表示部A10
5に相当)であり、LCDなどによって構成され、記録
画像の表示や作業内容の表示などを行う。1104は記
録制御手段であり、前記カメラ部A100のカメラ側制
御手段1101と制御データの通信を行いながら、記録
データ作成手段1105の起動・制御・停止を行う。1
107は記録手段であり、記録データ作成手段1105
から送られて来た画像データを記録すると共に記録デー
タ作成手段1105を通じて記録制御手段1104との
データ通信を行い、適正な記録動作を保つようになって
いる。
【0059】1110は装置本体A001(図1ないし
図3参照)に装填される記録媒体(プリント媒体)に関
する情報(媒体情報)を格納する媒体情報格納手段であ
る。この媒体情報格納手段は、記録媒体収納容器である
メディアパックC100に固定されており、メディアパ
ックC100が装置本体A001に装填された時点で、
装置本体A001に設けられた図外のコネクタを介して
用紙情報読取手段106に電気的に接続される。この用
紙情報読取手段1106は前記制御手段に電気的に接続
されており、制御手段1101の制御指令によって、前
記媒体情報格納手段にアクセスし、媒体情報格納手段1
110から媒体情報を読み出してその情報を制御手段へ
と送出するようになっている。
【0060】また、1109は装置本体A001に対し
て装填、離脱可能に設けられた画像情報格納手段として
の外部記憶媒体(図1ないし図3のCFカードA107
等に相当)で、コンパクトフラッシュカードやスマート
メディアなどからなり、記録すべき画像やテンプレート
データなどが予め格納されている。1108は装置本体
A001に装填された外部記憶媒体1109へのアクセ
ス手段(媒体情報読み出し手段)であり、制御手段11
01からの指令によって外部記憶媒体1109に対して
アクセスすると共に、外部記憶媒体1109から読み出
したデータを制御手段1101へと転送するようになっ
ている。
【0061】次に図16ないし図18のフローチャート
と共に上記構成を有する本実施形態の動作を説明する。
まず、電源が投入されると、制御手段1101は各部を
起動し、必要な初期化を行い(ステップ1,2)、その
後、現在設定されているモードを判断する(ステップ
3)。次に、一定時間内に動作開始指令があったか否か
を判断し(ステップ4)、動作開始指令が入力されるま
でステップ3,4を繰り返し、待機状態に入る。なお、
ここで述べるモードとは、撮影、再生、記録、及びPC接
続などの動作が動作開始指令によって実行可能である状
態を意味する。
【0062】一方、一定時間内に動作開始指令が入力さ
れると、選択モードに応じた動作が実行される(ステッ
プ5)。
【0063】例えば、動作開始指令によって再生モード
の実行が選択されると、制御手段1101は、外部記憶
媒体1109に格納された画像情報の中から再生すべき
画像の選択操作を促す所定の表示を表示手段1103に
て行う。その後、ユーザが、表示手段にて表示される予
め設定した手順に従って、1つまたは複数の再生画像を
選択すると、その選択画像の画像情報が外部記憶媒体1
109から読み出され、表示手段1103によって表示
される。
【0064】また、図16に示す初期化動作の後、画像
の記録を行おうとする場合、ユーザは、操作手段110
2を介して設定モードを図17に示す記録モードに遷移
させる。この記録モードでは、まず、制御手段1101
が媒体情報読み取り手段1106を作動させ、プリンタ
部B100に装填されたメディアパックC100に設け
られた媒体格納手段110から、メディアパックC10
0内に収納された記録媒体に関する情報を読み出し(ス
テップ21)、その情報を制御手段1101内の所定の
記憶領域に格納する(ステップ22)。この媒体情報の
授受を行う形態としては、例えばメディアパックC10
0に設けられたROMに書き込まれた媒体情報を、制御手
段1101が読み取り手段1106を介して読み出す方
法や、メディアパックC100に光学的、あるいは磁気
的に記録されたマーカーを媒体情報読み取り手段として
の光学センサー、あるいは磁気センサーによって検出
し、その検出データに基づき媒体情報を判別する方法な
ど、種々の方法が適用可能である。
【0065】この記録モードでは、様々なサブモードの
選択、記録画像の選択、記録実行動作などの指示を行う
ことが可能であり、この指示が行われるまで待機状態と
なる。そして、いずれかの動作指示が行われると、制御
部1101はその指示に従ってモードの設定を行い(ス
テップ24,25)、記録画像の選択(ステップ26,
27)、あるいは画像の記録動作(ステップ28,2
9)を行う。
【0066】いま、例えば、ステップ25において、サ
ブモードの一つである定型記録モードの選択が指示され
たとすると、図18のフローチャートに示すような動作
が実行される。この定型記録モードを設定するために
は、表示手段1103の支援のもとに操作手段1102
を操作してモードを移す作業が必要となる。このとき制
御手段1101は、プログラムされた動作手順に従い各
部の制御を行い、ユーザーの意志を確認しつつモードを
遷移させていく。
【0067】そして、定型記録モードが設定されると、
制御手段1101は、定められた方法に従って外部記憶
手段1109にアクセスし、格納されているテンプレー
ト情報を読み出す(ステップ31)。次に、ユーザー選
択の情報を与えるために、読み出されたテンプレート情
報を適当に加工して表示手段1103に表示する(ステ
ップ32)。表示された情報は、テンプレートから得ら
れるデザイン情報をグラフィカルに視覚化したものでも
良いし、文字化したものでも良い。ユーザーはこれらの
中から所望のパターンを選び、操作手段1102を介し
て入力する。すると、制御手段1101は使用すべきテ
ンプレートを確定し(ステップ33)、さらに外部記憶
手段1109から取得した情報を解析してそのテンプレ
ートを記録する上で必要となる記録媒体の種類を決定す
る(ステップ34)。
【0068】なお、前記ステップ33において外部記憶
手段1109から取得した情報の中に、テンプレートに
有効な情報が含まれていなかった場合は、その旨をユー
ザーに通知してその後の動作指示を促すようにすること
も可能であるし、あるいはデフォルトとして使われる用
紙を予め決めておき、その用紙が指示されたものとして
扱うように構成することも可能である。
【0069】次に、1101はテンプレートの記録に必
要とされる記録媒体の種類(記録すべき画像データ)
と、装填されている記録媒体の種類とを比較し(ステッ
プ35)、これらが相違している場合は、その旨を表示
手段1103によって表示する(ステップ36)。この
警告表示を行った後の動作としては、図中の実線にて示
すように、ユーザーに指示を促して記録動作を可能とす
るか(ステップ37)、あるいは図中の鎖線にて示すよ
うにステップ31へと移行し、記録動作を停止させるこ
とが考えられる。
【0070】また、上記ステップ35において、比較す
べき情報としては、A4/B4などで表される記録媒体
の寸法形状、あるいは縦横比などの寸法形状、さらには
その記録媒体で再現可能な画像の品位などがある。ま
た、比較結果の表示形態として、形成すべき画像の種類
と記録媒体の種類との適合の程度を判定し、判定された
適合の程度に基づき、段階的に前記表示手段よる表示内
容を変更するか、あるいは、形成すべき画像の種類と記
録媒体の種類との不適合の程度を記録結果にもたらす影
響の程度として判定し、その判定結果に基づき表示手段
103による表示内容を段階的に変更するといったこと
も可能である。
【0071】例えば、画像サイズのなどが異なっている
場合には、記録動作によって機内にインクが飛散し、機
内の汚損や破損を招くという重大な事態を招くことにな
る。このため、こうした重要な情報の表示は、ユーザー
に対してより大きな警戒を促す表示を行うようにする。
これに対し、例えば、記録解像度に比して、画像サイズ
が小さく、印刷用紙にあわせて拡大や補間処理を行う
と、記録結果として画像品位が劣化するといった比較的
被害程度の低い問題を生じる不適合については、過剰な
警戒を惹起させないような表示を行う。このように、表
示内容を判定結果の程度に応じて変更するようにすれ
ば、ユーザーはその表示内容に基づきより適切な処置を
採ることが可能となる。
【0072】また、適合の程度に応じて、単に表示を変
更するだけではなく、重度の不適合状態の場合には、使
用者による所定の操作を受付けるまで、モードに応じた
動作の実行を中止し、軽度の不適合状態の場合には、警
告音または警告表示を行って、使用者に軽度に不適合が
合ったことを認識させるようにしても良いし、この場合
には、ユーザーは不適合状態に応じて、より適切な処置
を採ることが可能となる。
【0073】以上の処理を行った後、貼り付ける画像の
選択、枚数指定などの記録条件設定を行い(ステップ3
7)、記録動作の実行の可否について確認した後(ステ
ップ38)、記録動作可能状態にある場合には、図17
のステップ28,29に示すように記録開始指令が入力
された時点で、記録動作を行う。
【0074】なお、上記実施形態においては、形成すべ
き画像の種類と使用する記録媒体の種類との適合状態を
表示手段によって告知するようにしたが、告知手段とし
ては音声発生手段を用いることも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上、説明した通り、本発明は、記録部
に供給される記録媒体の種類を判別すると共に、画像情
報によって形成すべき画像の種類を判別し、各々の判別
結果に基づき、形成すべき画像の種類と記録媒体の種類
との適合状態を判定し、その判定結果に基づき記録に関
する所定の動作、例えば、記録動作の駆動/停止制御あ
るいは、適合状態の告知などを行うようにしたため、不
適切な記録動作が行われることによる無駄を回避するこ
とができ、記録動作のコスト低減を図ることが可能にな
ると共に、記録剤が記録媒体以外の個所に記録されて装
置の汚損や損傷が発生するのを防止することが可能にな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な情報処理機器であるプリン
タ内蔵カメラの正面図である。
【図2】図1に示す機器の斜め前方からの斜視図であ
る。
【図3】図1に示す機器の斜め後方からの斜視図であ
る。
【図4】図1に示す機器に装着可能なメディアパックの
斜視図である。
【図5】図1に示す機器の内部における主要構成部の配
置関係を示す斜視図である。
【図6】図5における画像記録部の斜視図である。
【図7】図6の画像記録部の一部を取り外した斜視図で
ある。
【図8】図6の画像記録部におけるキャリッジの斜視図
である。
【図9】図6の画像記録部におけるプリント媒体搬送系
の構成部分の斜視図である。
【図10】図6の画像記録部におけるインク供給系の構
成部分の斜視図である。
【図11】図10のインク供給系の構成部分にメディア
パックが装着されたときの平面図である。
【図12】図1に示す機器おける撮像部と画像記録部の
概略ブロック構成図である。
【図13】図12の撮像部における信号処理の説明図で
ある。
【図14】図12の画像記録部における信号処理の説明
図である。
【図15】本発明の一実施形態における制御系の概略構
成を示すブロック図である。
【図16】本発明の一実施形態における全体的動作を示
すフローチャートである。
【図17】本発明の一実施形態における記録モード設定
時の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の一実施形態における定型記録モード
設定時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A001 装置本体 A002 挿入部 A100 カメラ部 A101 レンズ A102 ファインダー A102a ファインダー窓 A103 ストロボ A104 レリーズボタン A105 液晶表示部(外部表示部) A107 コンパクトフラッシュメモリカード(CFカ
ード) A108 電池 A109 排出部 B100 プリンタ部(記録装置部) B101 LFローラ B102 LFピンチローラ B103 プラテン B104 キャリッジ B105 ガイド軸 B106 リードスクリュー B107 軸受け B108 軸受け B109 スクリューピン B110 ばね B120 記録ヘッド B121 インク吐出口 B122 ニードル B123 供給エアー口 B124 ニードルカバー B131 エンコーダセンサ B132 リニアスケール B133 HPフラグ B134 HPセンサ B141 スクリューギア B142 アイドラギア B143 モータギア B150 フレキシブルケーブル B201 排紙ローラ B202 排紙ローラギア B203 中継ギア B204 LFローラギア B211 切り替えスライダ B212 切り替えカム B213 圧板ヘッド B301 ジョイントフォーク B302 供給ジョイント B303 供給チューブ B304 ポンプシリンダ B305 ジョイントリフタ B310 吸引キャップ B311 吸引チューブ B312 廃液チューブ B313 廃液ジョイント B315 ポンプユニット B316 ワイパーリフタ B321 ポンプHPセンサ B322 ジョイントHPセンサ B323 シャーシ C100 メディアパック C101 パック本体 C102 シャッター C102A 窓部 C103 インクパック C104 プリント媒体 C105 ジョイント C106 ワイパー C107 インク吸収体 C110 給紙ローラ C110a 連結部 M001 キャリッジモータ M002 搬送モータ M003 ジョイントモータ M004 ポンプモータ 101 CCD 102 マイク 103 ASIC 104 第1メモリ 105 CFカード(「CFカードA107」に相当) 106 LCD(「液晶表示部A105」に相当) 107 レンズ 120 第1CPU 201 画像処理部 202 第2メモリ 203 バンドメモリ制御部 204 バンドメモリ 205 マスクメモリ 206 ヘッド制御部 207 記録ヘッド(「記録ヘッドB120」に相当) 208 エンコーダ(「エンコーダセンサB131」に相
当) 209 エンコーダカウンタ 210 インターフェース 220 第2CPU 221 モータドライバ 222 モータ(「モータM001,M002,M00
3,M004」に相当) 223 センサ(「HPセンサB134,B321,B
322」を含む) 224 EEPROM 230 音声エンコーダ部 250 電源部(「電池A108」に相当) 1101 制御手段 1102 操作手段 1103 表示手段 1104 記録制御手段 1105 記録データ作成手段 1106 媒体情報読み取り手段 1107 記録手段 1108 外部ストレージアクセス手段 1109 外部記憶媒体 1110 媒体情報格納手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 H04N 5/76 E 5C062 5/76 5/907 B 5/907 101:00 5/91 B41J 3/04 101Z // H04N 101:00 H04N 5/91 J H Fターム(参考) 2C056 EA24 EB13 EB45 EB46 EC26 EC67 FA03 HA28 HA29 HA37 HA38 2C061 AP10 AQ05 AR01 AS02 HK03 HK07 HK11 HN15 HV11 HV12 HV32 5C022 AA13 AC18 AC31 AC69 AC77 5C052 AA11 AA17 AB04 CC06 CC11 DD02 EE02 EE03 EE08 FA02 FA03 FB01 FC01 FC08 FD07 FD13 GA02 GA05 GA07 GB06 GC03 GC05 GE04 GE08 5C053 FA04 FA05 FA08 FA27 GB36 JA21 KA03 KA24 LA01 LA03 5C062 AB29 AC10 AC67 AF10

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録部に供給された記録媒体に対し、入
    力画像情報に基づいて記録動作を行う記録手段を備えた
    情報処理機器において、 前記記録部に供給される記録媒体の種類を判別する記録
    媒体判別手段と、 前記画像情報に基づいて形成すべき画像の種類を判別す
    る画像情報判別手段と、 前記画像情報判別手段と記録媒体判別手段の各々の判別
    結果に基づき、形成すべき画像の種類と記録媒体の種類
    との適合状態を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づき記録に関する所定の動
    作制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする情報
    処理機器。
  2. 【請求項2】 記録部に供給された記録媒体に対し所定
    の入力画像情報に基づいて記録動作を行う記録手段を備
    えた処理機器本体と、この処理機器本体に対して着脱自
    在に設けられ前記記録媒体を前記記録部へと供給可能に
    収納する記録媒体収納容器と、前記入力画像情報を格納
    する画像情報格納手段と、を備えた情報処理機器におい
    て、 前記記録媒体収納容器に収納される記録媒体の種類を表
    す媒体情報を格納した媒体情報格納手段と、 前記記録媒体収納容器の処理機器本体への装着時に、前
    記媒体情報格納手段から前記媒体情報を読み出す媒体情
    報読み出し手段と、 前記媒体情報読み出し手段によって読み出された媒体情
    報に基づき記録媒体収納容器に収納された記録媒体の種
    類を判別する記録媒体判別手段と、 前記画像情報格納手段から読み出された前記画像情報に
    よって形成すべき画像の種類を判別する画像情報判別手
    段と、 前記画像情報判別手段と記録媒体判別手段の各々の判別
    結果に基づき、形成すべき画像の種類と記録媒体の種類
    との適合状態を判定する判定手段と、 前記判定結果に基づき記録に関する所定の動作制御を行
    う制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理機器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、記録に関する所定の動
    作として所定の告知手段によって前記判定手段による判
    定結果を告知するようにしたことを特徴とする請求項1
    または2記載の情報処理機器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、記録に関する所定の動
    作として記録手段による記録動作の駆動/停止を制御す
    るようにしたことを特徴とする請求項1ないし3いずれ
    か記載の情報処理機器。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、判定手段の判定結果に
    応じて、告知と、記録動作の駆動/停止とを切り換える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理機
    器。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体判別手段は、記録媒体の種
    類として、記録媒体の寸法形状を判別し、 前記画像情報判別手段は、形成すべき画像の種類とし
    て、形成すべき画像の寸法形状を判別し、 前記判定手段は、記録媒体の寸法形状が形成すべき画像
    の寸法形状に適合しているか否かを判定することを特徴
    とする請求項1ないし5いずれか記載の情報処理機器。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体判別手段は、記録媒体の種
    類として、記録媒体の規格サイズを判別することを特徴
    とする請求項6記載の情報処理機器。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体判別手段は、記録媒体の種
    類として、記録媒体の縦横比を判別することを特徴とす
    る請求項6記載の情報処理機器。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体判別手段は、記録媒体の種
    類として、記録媒体の材質を判別し、 前記画像情報判別手段は、形成すべき画像の種類とし
    て、画像品質を判断し、 前記判定手段は、形成すべき画像の画像品質に対して、
    記録媒体の材質が適合するか否かを判定することを特徴
    とする請求項1ないし5いずれか記載の情報処理機器。
  10. 【請求項10】 前記判定手段は、前記画像情報判別手
    段と記録媒体判別手段の各々の判別結果に基づき、形成
    すべき画像の種類と記録媒体の種類との適合の程度を判
    定し、 前記制御手段は、形成すべき画像の種類と記録媒体の種
    類との適合の程度に基づき、段階的に前記告知手段によ
    る告知内容を変更することを特徴とする請求項9記載の
    情報処理機器。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、前記画像情報判別手
    段と記録媒体判別手段の各判別結果に基づき、形成すべ
    き画像の種類と記録媒体の種類との不適合の程度を、記
    録結果にもたらす影響の程度として判定する判定手段
    と、を備え、 前記制御手段は、前記不適合が記録結果にもたらす影響
    の程度に応じて前記告知手段による警告内容の重要度を
    段階的に切り換えることを特徴とする請求項10記載の
    情報処理機器。
  12. 【請求項12】 記録部に供給された記録媒体に対し、
    入力画像情報に基づいて記録動作を行う記録手段を備え
    た情報処理機器の画像記録制御方法において、 前記記録部に供給される記録媒体の種類を判別する記録
    媒体判別ステップと、 前記画像情報に基づいて形成すべき画像の種類を判別す
    る画像情報判別ステップと、 前記画像情報判別ステップと記録媒体判別ステップの各
    々の判別結果に基づき、形成すべき画像の種類と記録媒
    体の種類との適合状態を判定する判定ステップと、 前記判定ステップにおける判定結果に基づき記録に関す
    る所定の動作制御を行う制御ステップとを備えたことを
    特徴とする情報処理機器の画像記録制御方法。
  13. 【請求項13】 記録部に供給された記録媒体に対し所
    定の入力画像情報に基づいて記録動作を行う記録手段を
    備えた処理機器本体と、この処理機器本体に対して着脱
    自在に設けられ前記記録媒体を前記記録部へと供給可能
    に収納する記録媒体収納容器と、前記入力画像情報を格
    納する画像情報格納手段と、を備えた情報処理機器の画
    像記録制御方法において、 前記記録媒体収納容器の処理機器本体への装着時に、前
    記記録媒体収納容器に収納されている媒体の種類を表す
    媒体情報を所定の媒体情報格納手段から読み出す媒体情
    報読み出しステップと、 前記媒体情報格納手段から読み出された前記媒体情報に
    基づき記録媒体収納容器に収納された記録媒体の種類を
    判別する記録媒体判別ステップと、 前記画像情報格納手段から読み出された前記画像情報に
    よって、形成すべき画像の種類を判別する画像情報判別
    ステップと、 前記画像情報判別ステップと記録媒体判別ステップの各
    々の判別結果に基づき、形成すべき画像の種類と記録媒
    体の種類との適合状態を判定する判定ステップと、 前記判定結果に基づき記録に関する所定の動作を実行さ
    せる制御ステップとを備えたことを特徴とする情報処理
    機器の画像記録制御方法。
  14. 【請求項14】 前記制御ステップは、記録に関する所
    定の動作として所定の告知手段によって前記判定手段に
    よる判定結果を告知することを特徴とする請求項12ま
    たは13記載の情報処理機器の画像記録制御方法。
  15. 【請求項15】 前記制御ステップは、記録に関する所
    定の動作として記録手段による記録動作の駆動/停止を
    制御することを特徴とする請求項12ないし14いずれ
    か記載の情報処理機器の画像記録制御方法。
  16. 【請求項16】 前記制御ステップは、判定ステップの
    判定結果に応じて、告知と、記録動作の駆動/停止とを
    切り換えることを特徴とする請求項11ないし13記載
    の情報処理機器の画像記録制御方法。
  17. 【請求項17】 前記記録媒体判別ステップは、記録媒
    体の種類として、記録媒体の寸法形状を判別し、 前記画像情報判別ステップは、形成すべき画像の種類と
    して、形成すべき画像の寸法形状を判別し、 前記判定ステップは、記録媒体の寸法形状が形成すべき
    画像の寸法形状に適合しているか否かを判定することを
    特徴とする請求項12ないし16いずれか記載の情報処
    理機器の画像記録制御方法。
  18. 【請求項18】 前記記録媒体判別ステップは、記録媒
    体の種類として、記録媒体の規格サイズを判別すること
    を特徴とする請求項17記載の情報処理機器の画像記録
    制御方法。
  19. 【請求項19】 前記記録媒体判別ステップは、記録媒
    体の種類として、記録媒体の縦横比を判別することを特
    徴とする請求項17記載の情報処理機器の画像記録制御
    方法。
  20. 【請求項20】 前記記録媒体判別ステップは、記録媒
    体の種類として、記録媒体の材質を判別し、 前記画像情報判別ステップは、形成すべき画像の種類と
    して、画像品質を判断し、 前記判定ステップは、形成すべき画像の画像品質に対し
    て、記録媒体の材質が適合するか否かを判定することを
    特徴とする請求項12ないし16いずれか記載の情報処
    理機器の画像記録制御方法。
  21. 【請求項21】 前記判定手ステップは、前記画像情報
    判別ステップと記録媒体判別ステップとにおける各判別
    結果に基づき、形成すべき画像の種類と記録媒体の種類
    との適合の程度を判定し、 前記制御ステップは、形成すべき画像の種類と記録媒体
    の種類との適合の程度に基づき、段階的に前記告知手段
    による告知内容を変更することを特徴とする請求項20
    記載の情報処理機器の画像記録制御方法。
  22. 【請求項22】 前記判定ステップは、前記画像情報判
    別ステップと記録媒体判別ステップとにおける各判別結
    果に基づき、形成すべき画像の種類と記録媒体の種類と
    の不適合の程度を、記録結果にもたらす影響の程度とし
    て判定する判定ステップを備え、 前記制御ステップは、前記不適合が記録結果にもたらす
    影響の程度に応じて前記告知手段による警告内容の重要
    度を段階的に切り換えることを特徴とする請求項21記
    載の情報処理機器の画像記録制御方法。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし11いずれか記載の情
    報処理機器において、入射する光学像を電気的画像信号
    に変換することにより入力画像情報を送出する撮像部を
    設けたことを特徴とする情報処理機器。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07156497A (ja) * 1993-12-02 1995-06-20 Casio Comput Co Ltd プリンタ装置

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