JP2002103217A - 円筒研磨機のケレ - Google Patents

円筒研磨機のケレ

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JP2002103217A
JP2002103217A JP2000291349A JP2000291349A JP2002103217A JP 2002103217 A JP2002103217 A JP 2002103217A JP 2000291349 A JP2000291349 A JP 2000291349A JP 2000291349 A JP2000291349 A JP 2000291349A JP 2002103217 A JP2002103217 A JP 2002103217A
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JP
Japan
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work
cylindrical
workpiece
polishing machine
outer peripheral
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JP2000291349A
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Koji Kaneda
功治 金田
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NE KK
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NE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ止めに頼ることなく、ワークに取付け可
能であり、また、つかみ代が無い形状のワークに対して
も使用可能な円筒研磨機のケレを提案すること。 【解決手段】 円筒研磨機1のケレ4は、ワーク2のフ
ランジ部分23の端面23aに対して、同軸状態で環状
端面42を当接させ、この環状端面42に配置された磁
石43の磁力によりケレ4を固定する。従って、ワーク
2の突出部24が殆ど無くて、つかみ代が無い形状であ
っても、ねじ止めに頼ることなく、ワーク2をケレ4に
固定し円筒研磨をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒研磨機におい
てワークを回転させるために用いられるケレに関するも
のである。また、本発明は、ケレをワークに取り付ける
ためのケレ固定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワークの円筒外周面を研磨する円筒研磨
機では、ワークに取り付けて、当該ワークに円筒研磨機
の主軸回転を伝えるためのケレと呼ばれる回し金が用い
られている。
【0003】例えば、円筒研磨機による研磨対象のワー
クとしては、図4に示すような形状のスプロケット用シ
ャフト等がある。このワーク200は、研磨対象の円筒
外周面201を備えた軸部分202と、この端に同軸状
に形成されている大径のフランジ部分203と、このフ
ランジ部分203の反対側の端面から同軸状に突出して
いる突出部分204とを有する形状となっている。突出
部分204が短いので、この部分を円筒研磨機のチャッ
キング部によってチャッキングすることができないの
で、ケレ400が使用される。
【0004】ケレ400は、大径の環状板部分401
と、この一方の環状端面402から同軸状態で環状に突
出している小径の環状ボス403とを備えた形状をして
いる。ケレ400をワーク200に取り付けるために、
環状ボス403には、円周方向に向けて一定の角度間隔
で半径方向に延びるねじ孔404が形成されている。環
状ボス403の内側にワーク200の突出部分204を
差し込み、この状態で、ねじ孔404に固定ねじ405
をねじ込み、その脚部先端406によってワーク突出部
分204の外周面を押さえ付けることで、ケレ400を
ワーク200に固定することができる。
【0005】ワーク200にケレ400を取り付けた後
は、ケレ400の環状板部分401の外周側部分に形成
されている連結孔407に連結ボルト408を通し、当
該連結ボルト408を円筒研磨機100の主軸側回転部
101に連結する。この状態で、ワーク200を両側か
ら一対のセンタ軸32、33によって同軸状態で挟み込
み、ワーク200を回転させながら、砥石台に取り付け
た砥石34をワークの円筒外周面201に対して半径方
向から押し付けることにより、当該外周面の研磨が行わ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような円筒研磨機
のケレ400は、ワーク200に対してねじ止め固定さ
れるので、ワークの側のねじ止め位置である突出部分2
04の外周面にはねじ止めによる傷等ができるという不
具合がある。
【0007】また、突出部分204が殆ど無いようなワ
ークの場合、すなわちつかみ代が無いようなワークの場
合には、当該ワークに対してケレをねじ止めにより取付
けることができないという不具合がある。
【0008】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
ねじ止めに頼ることなく、ワークに取付け可能な円筒研
磨機のケレを提案することにある。また、本発明の課題
は、つかみ代が無い形状のワークに対しても使用可能な
円筒研磨機のケレを提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、円筒外周面を備えた軸部分とこの軸部
分の端に形成された前記軸部分よりも大径のフランジ部
分とを備えたワークにおける前記円筒外周面を研磨する
ために、当該ワークに取付けて、当該ワークに主軸の回
転を伝える円筒研磨機のケレにおいて、前記ワークのフ
ランジ部分の端面に対して同軸状態で当接可能なワーク
取付け面と、前記ワークの前記端面に対して当該ワーク
取付け面を磁力により吸着固定するための磁石とを有す
ることを特徴としている。
【0010】ここで、前記ワーク取付け面が円環状端面
の場合には、当該円環状端面に、同心円状に、複数個の
磁石の端面が露出した状態となるように、各磁石を取り
付ければよい。
【0011】また、ワークに対する取付け強度を高める
ためには、ケレの前記ワーク取付け面を平坦面としてお
くことが望ましい。
【0012】次に、本発明は、円筒外周面を備えた軸部
分とこの軸部分の端に形成された前記軸部分よりも大径
の円盤状フランジ部分とを備えたワークにおける前記円
筒外周面を研磨するために、円筒研磨機の主軸回転を当
該ワークに伝えるために用いるケレをワークに固定する
ためのケレ固定方法において、磁力によって、前記ケレ
を前記ワークの円盤状フランジ部分の端面に吸着固定す
ることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明を
適用した円筒研磨機のケレの実施例を説明する。
【0014】図1は本例のケレを用いてワークを円筒研
磨機に取り付けて研磨を行なっている状態を示す説明図
であり、図2はケレの斜視図であり、図3は研磨対象の
ワークを示す正面図、右側面図、左側面図である。
【0015】まず、図3を参照して、円筒研磨されるワ
ークの形状を説明する。図3に示すワーク2は、磁性体
の金属を材料とするスプロケット用シャフト等であり、
研磨対象の円筒外周面21を備えた軸部分22と、この
端に同軸状に形成されている大径のフランジ部分23
と、このフランジ部分23の反対側の端面23aから同
軸状に突出している突出部分24とを有する形状となっ
ている。この突出部分24は、例えば、厚さ1mmと短
いため、従来の円筒研磨機のケレを用いてねじ止め固定
することができない。そこで、本例では、図2に示すケ
レ4を用いてワーク2を固定する。
【0016】ケレ4は、円環状板部分41と、この一方
の円環状端面42に同心円状に配置された複数個、例え
ば4個の磁石43とを備えている。これらの磁石43
は、その端面が円環状端面42に露出した状態に取付け
られ、その円環状端面42は、平坦面となっている。ま
た、外周部分には連結穴407が形成されている。
【0017】このようなケレ4を用いてワーク2を円筒
研磨機に取り付けて研磨を行なうときは、図1に示すよ
うに、ワーク2のフランジ部分23の端面23aに対し
て、同軸状態でケレ4の環状端面42を当接させ、この
環状端面42に配置された磁石43の磁力によりケレ4
を固定する。
【0018】ワーク2にケレ4を取り付けた後は、従来
と同様に、ケレ4の環状板部分41の外周側部分に形成
されている連結孔407に連結ボルト408を通し、当
該連結ボルト408を円筒研磨機1の主軸側回転部10
1に連結する。この状態で、ワーク2を両側から一対の
センタ軸32、33によって同軸状態で挟み込み、ワー
ク2を回転させながら、砥石台に取り付けた砥石34を
ワークの円筒外周面21に対して半径方向から押し付け
ることにより、当該外周面21の研磨が行うことができ
る。
【0019】このように、本例の円筒研磨機のケレ4で
は、ワーク2の突出部分24が殆ど無くても、フランジ
部分23の端面23aに対して磁石43を配置した円環
状端面42をワーク取付け面として、磁力により吸着固
定することにより、ワーク2を固定することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の円筒研磨
機のケレでは、ワークのフランジ部分の端面に対して同
軸状態で当接可能なワーク取付け面に磁石を配置して、
ワークを磁石の磁力により吸着固定する。従って、ワー
クをねじ止め固定しないので、傷つけることがない。ま
た、つかみ代が無い形状のワークに対しても使用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケレを用いてワークを円筒研磨機に取
り付けて研磨を行なっている状態を示す説明図である。
【図2】本発明を適用したケレの斜視図である。
【図3】(A)、(B)および(C)は、研磨対象のワ
ークを示す正面図、右側面図および左側面図である。
【図4】従来のケレを用いてワークを円筒研磨機に取り
付けて研磨を行なっている状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 円形研磨機 2 ワーク 4 ケレ 21 円筒外周面 22 軸部分 23 フランジ部分 23a 端面 24 突出部分 31 回転部 32、33 センタ軸 34 砥石 41 円環状板部分 42 円環状端面 43 磁石 101 主軸側回転部 407 連結穴 408 連結ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒外周面を備えた軸部分とこの軸部分
    の端に形成された前記軸部分よりも大径のフランジ部分
    とを備えたワークにおける前記円筒外周面を研磨するた
    めに、当該ワークに取付けて、当該ワークに主軸の回転
    を伝える円筒研磨機のケレにおいて、 前記ワークのフランジ部分の端面に対して同軸状態で当
    接可能なワーク取付け面と、前記ワークの前記端面に対
    して当該ワーク取付け面を磁力により吸着固定するため
    の磁石とを有することを特徴とする円筒研磨機のケレ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ワーク取付け面は円環状端面であり、当該円環状端
    面には、同心円状に、複数個の磁石の端面が露出してい
    ることを特徴とする円筒研磨機のケレ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記ワーク取付け面は平坦面であることを特徴とする円
    筒研磨機のケレ。
  4. 【請求項4】 円筒外周面を備えた軸部分とこの軸部分
    の端に形成された前記軸部分よりも大径の円盤状フラン
    ジ部分とを備えたワークにおける前記円筒外周面を研磨
    するために、円筒研磨機の主軸回転を当該ワークに伝え
    るために用いるケレをワークに固定するためのケレ固定
    方法において、 磁力によって、前記ケレを前記ワークの円盤状フランジ
    部分の端面に吸着固定することを特徴とするケレ固定方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101175981B1 (ko) 2010-12-28 2012-08-22 김진복 플랜지형 공작물 고정용 척

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