JP2002102960A - 鉄筋取り出し方法と鉄筋取り出し装置 - Google Patents

鉄筋取り出し方法と鉄筋取り出し装置

Info

Publication number
JP2002102960A
JP2002102960A JP2000289915A JP2000289915A JP2002102960A JP 2002102960 A JP2002102960 A JP 2002102960A JP 2000289915 A JP2000289915 A JP 2000289915A JP 2000289915 A JP2000289915 A JP 2000289915A JP 2002102960 A JP2002102960 A JP 2002102960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rebar
reinforcing bar
gripping
longitudinal direction
reinforcing bars
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000289915A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Ekago
憲明 江籠
Masahiko Souwa
昌彦 宗和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kensetsu Kohki Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kensetsu Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kensetsu Kohki Co Ltd filed Critical Toyo Kensetsu Kohki Co Ltd
Priority to JP2000289915A priority Critical patent/JP2002102960A/ja
Publication of JP2002102960A publication Critical patent/JP2002102960A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本の鉄筋どうしが絡み合わないように並
べる作業や、その為の広い作業スペースを必要とせず
に、複数本の鉄筋のうちの一本を容易に取り出し易くす
る。 【解決手段】 鉄筋載置部C1に径方向に隣り合わせて
載置されている複数本の鉄筋1のうちの一本の鉄筋の一
端側を把持して、互いに異なる複数の鉄筋径方向に順に
引き出した後、鉄筋長手方向に引き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋載置部に径方
向に隣り合わせて載置されている複数本の鉄筋のうちの
一本の鉄筋を取り出す鉄筋取り出し方法と鉄筋取り出し
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄筋曲げ装置に一本の鉄筋を供給
するために、複数本の鉄筋のうちの一本を取り出す鉄筋
取り出し方法や鉄筋取り出し装置では、従来、鉄筋載置
部に径方向に隣り合わせて載置されている複数本の鉄筋
どうしが絡み合わないように並べてから、そのうちの一
本を取り出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、複数本の鉄
筋どうしが絡み合わないように並べる作業と、その為の
広い作業スペース場所とが必要となる欠点がある。ま
た、鉄筋の長さが長いほど、それらの鉄筋どうしが絡み
合い易いので、作業が煩雑化する欠点もある。この欠点
を解決するために、例えば、複数本の鉄筋のうちの一本
の一端側を把持して鉄筋長手方向に引き出すことが考え
られるが、鉄筋どうしが絡み合っていると引き出し抵抗
が大きく、容易に取り出せない欠点がある。本発明は上
記実情に鑑みてなされたものであって、複数本の鉄筋ど
うしが絡み合わないように並べる作業や、その為の広い
作業スペースを必要とせずに、複数本の鉄筋のうちの一
本を容易に取り出し易くすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、鉄筋載置部に径方向に隣り合わせて載置され
ている複数本の鉄筋のうちの一本の鉄筋を取り出す鉄筋
取り出し方法であって、前記複数本の鉄筋のうちの一本
の鉄筋の一端側を把持して、互いに異なる複数の鉄筋径
方向に順に引き出した後、鉄筋長手方向に引き出す点に
ある。 〔作用〕鉄筋載置部に径方向に隣り合わせて載置されて
いる複数本の鉄筋のうちの一本の鉄筋の一端側を把持し
て、互いに異なる複数の鉄筋径方向に順に引き出すこと
により、把持している鉄筋の引き出し方向下手側に別の
鉄筋が重なるように交差していても、その別の鉄筋を把
持している鉄筋から滑り落とし易く、次に、鉄筋長手方
向に引き出すことにより、把持している鉄筋を、その鉄
筋に別の鉄筋が重なるように交差しているおそれが少な
い状態で、残りの鉄筋から取り出すことができる。 〔効果〕把持した一本の鉄筋に別の鉄筋が重なるように
交差しているおそれが少なくて、その鉄筋の鉄筋長手方
向への引き出し抵抗が小さく、従って、把持した一本の
鉄筋を小さな引き出し力で残りの鉄筋から鉄筋長手方向
に引き出し易いので、複数本の鉄筋どうしが絡み合わな
いように並べる作業や、その為の広い作業スペースを必
要とせずに、複数本の鉄筋のうちの一本を容易に取り出
し易い。
【0005】請求項2記載の発明の特徴構成は、前記把
持した鉄筋を鉄筋長手方向に引き出すに伴う、残りの鉄
筋の鉄筋長手方向への連れ動きを停止させる点にある。 〔作用〕把持した鉄筋を鉄筋長手方向に引き出す際の、
残りの鉄筋の鉄筋長手方向への連れ動きを防止できる。 〔効果〕把持した鉄筋を残りの鉄筋から鉄筋長手方向に
引き出して取り出す際の移動距離を短くして、コンパク
トな動きで取り出すことができる。
【0006】請求項3記載の発明の特徴構成は、鉄筋載
置部に径方向に隣り合わせて載置されている複数本の鉄
筋のうちの一本の鉄筋を取り出す鉄筋取り出し装置であ
って、前記鉄筋載置部に径方向に隣り合わせて載置され
ている複数本の鉄筋のうちの一本の鉄筋の一端側を把持
具に把持して鉄筋径方向に引き出す第1引き出し機構
と、前記第1引き出し機構にて引き出した鉄筋の一端側
を把持して鉄筋長手方向に引き出す第2引き出し機構と
を設けてある点にある。 〔作用〕鉄筋載置部に径方向に隣り合わせて載置されて
いる複数本の鉄筋のうちの一本の鉄筋の一端側を把持具
に把持して、第1引き出し機構にて残りの鉄筋から鉄筋
径方向に引き出すことにより、把持している鉄筋の引き
出し方向下手側に別の鉄筋が重なるように交差していて
も、その別の鉄筋を把持している鉄筋から滑り落とし易
く、第1引き出し機構にて径方向に引き出した鉄筋を第
2引き出し機構にて把持して、鉄筋長手方向に引き出す
ことにより、把持している鉄筋を、第1引き出し機構に
よる径方向への移動によってその鉄筋に別の鉄筋が重な
るように交差しているおそれが少ない状態で、残りの鉄
筋から鉄筋長手方向に引き出すことができる。 〔効果〕把持した一本の鉄筋に別の鉄筋が重なるように
交差しているおそれが少なくて、その鉄筋の鉄筋長手方
向への引き出し抵抗が小さく、従って、把持した一本の
鉄筋を小さな引き出し力で残りの鉄筋から鉄筋長手方向
に引き出し易いので、複数本の鉄筋どうしが絡み合わな
いように並べる作業や、その為の広い作業スペースを必
要とせずに、複数本の鉄筋のうちの一本を容易に取り出
し易い。
【0007】請求項4記載の発明の特徴構成は、前記第
1引き出し機構を、前記把持具を互いに異なる複数の鉄
筋径方向に順に移動させる移動手段を設けて構成してあ
る点にある。 〔作用〕一本の鉄筋の一端側を把持した把持具を、互い
に異なる複数の鉄筋径方向に順に移動させることによ
り、把持した鉄筋が互いに異なる複数の鉄筋径方向に順
に引き出され、その複数の引き出し方向下手側に別の鉄
筋が重なるように交差していても、それらの別の鉄筋を
滑り落とし易い。 〔効果〕把持した一本の鉄筋に別の鉄筋が重なるように
交差しているおそれが一層少なくて、その鉄筋の鉄筋長
手方向への引き出し抵抗が小さく、従って、小さな引き
出し力で残りの鉄筋から鉄筋長手方向に引き出し易い。
【0008】請求項5記載の発明の特徴構成は、前記把
持具を、鉄筋を径方向から挟持する一対の挟持部材を相
対揺動自在に設けて構成し、前記一対の挟持部材を、そ
の挟持部位どうしの挟持方向に沿う間隔が揺動軸芯から
離れるほど広くなるように設けてある点にある。 〔作用〕一本の鉄筋を一対の挟持部材で挟持した状態
で、その挟持部位どうしの挟持方向に沿う間隔が揺動軸
芯から離れるほど広くなっているので、別の鉄筋を同時
に把持してしまうおそれが少ない。 〔効果〕複数の鉄筋を同時に把持してしまうおそれが少
ない。
【0009】請求項6記載の発明の特徴構成は、前記鉄
筋の一端側を鉄筋長手方向に引き出すに伴う、残りの鉄
筋の鉄筋長手方向への連れ動きを停止させる停止手段を
設けてある点にある。 〔作用〕把持した鉄筋を鉄筋長手方向に引き出す際の、
残りの鉄筋の鉄筋長手方向への連れ動きを防止できる。 〔効果〕把持した鉄筋を残りの鉄筋から鉄筋長手方向に
引き出して取り出す際の把持具の移動距離を短くして、
把持具のコンパクトな動きで取り出すことができる。
【0010】請求項7記載の発明の特徴構成は、前記鉄
筋載置部に載置されている複数本の鉄筋の一端側を径方
向に強制的に動かして、その載置姿勢を変更する姿勢変
更装置を設けてある点にある。 〔作用〕鉄筋載置部に載置されている複数本の鉄筋のう
ちの一本の一端側を上手く把持できないときに、それら
の鉄筋の一端側を径方向に強制的に動かして、その載置
姿勢を変更できる。 〔効果〕複数本の鉄筋の載置姿勢を、それらの鉄筋のう
ちの一本を把持できるように変更し易い。
【0011】請求項8記載の発明の特徴構成は、前記鉄
筋載置部に載置されている複数本の鉄筋のうちの一本の
鉄筋の一端側を把持可能な把持操作状態とその鉄筋の把
持を解除可能な把持解除操作状態とに切り換えて作動自
在な把持具と、その把持具と前記姿勢変更装置の作動を
制御する制御装置とを設け、前記制御装置を、前記把持
具の前記把持操作状態での作動で鉄筋を把持できなかっ
たことを検出したときは、前記把持具を前記把持解除操
作状態で作動させるとともに、前記姿勢変更装置を作動
させてから、前記把持具を前記把持操作状態で作動さ
せ、前記把持具の前記把持操作状態での作動で鉄筋を把
持できなかったことを設定回数に亘って連続して検出し
たときは、前記把持具の作動を停止するように、前記把
持具と前記姿勢変更装置の作動を制御するように構成し
てある点にある。 〔作用〕把持具と姿勢変更装置の作動を制御装置で制御
して、把持具を把持操作状態で作動させることにより、
鉄筋載置部に径方向に隣り合わせて載置されている複数
本の鉄筋のうちの一本の鉄筋の一端側を把持具で把持し
て、その鉄筋を残りの鉄筋から鉄筋径方向に引き出すこ
とができるようになり、鉄筋を鉄筋径方向に引き出した
あとの把持具を把持解除操作状態で作動させることによ
り、把持具による鉄筋の把持を解除して、その鉄筋の一
端側を把持している第2引き出し機構にて鉄筋長手方向
に引き出すことができるようになる。そして、把持具の
把持操作状態での作動で鉄筋を把持できなかったことを
検出したときは、把持具を把持解除操作状態で作動させ
るとともに、姿勢変更装置の作動で鉄筋載置部に載置さ
れている複数本の鉄筋の載置姿勢を変更してから、把持
具を把持操作状態で作動させ、把持具の把持操作状態で
の作動で鉄筋を把持できなかったことを設定回数に亘っ
て連続して検出したときは、把持具の作動を停止する。 〔効果〕鉄筋を把持できないまま把持具が作動されるの
を防止できるとともに、把持具で鉄筋を把持できないこ
とを設定回数に亘って連続して検出したときは、把持具
の作動を停止するので、把持具を効率良く作動させるこ
とができる。
【0012】請求項9記載の発明の特徴構成は、前記鉄
筋載置部を、前記複数本の鉄筋の一端側を傾斜面に沿っ
て一定位置に向けて径方向に自重移動するように載置す
る傾斜載置部と、前記複数本の鉄筋の他端側を略水平に
径方向に並べて載置する水平載置部とを設けて構成して
ある点にある。 〔作用〕複数本の鉄筋の一端側を傾斜載置部に載置でき
るので、一定位置近くの鉄筋の一本を把持して鉄筋径方
向に引き出す都度、残りの鉄筋が傾斜面に沿って一定位
置に向けて径方向に自重移動し易く、また、複数本の鉄
筋の他端側を水平載置部に略水平に径方向に並べて載置
できるので、鉄筋の他端側どうしが上下に重なりにく
い。 〔効果〕複数本の鉄筋の一端側を略一定位置で把持し易
いとともに、鉄筋径方向に引き出した鉄筋を第2引き出
し機構にて鉄筋長手方向に引き出す際の引き出し抵抗を
軽減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、鉄筋曲げ装置Bと、その
鉄筋曲げ装置Bに曲げ対象となる略円形断面の鉄筋 (鉄
筋コンクリート用異径棒鋼) 1を供給する鉄筋供給装置
Cと、鉄筋曲げ装置Bと鉄筋供給装置Cの作動を制御す
る制御装置Dと、操作盤Eとを備えた鉄筋加工装置Aを
示し、鉄筋供給装置Cに本発明に係る鉄筋取り出し方法
で鉄筋1を取り出す鉄筋取り出し装置Fを設けてある。
【0014】前記鉄筋曲げ装置Bは、図2に示すよう
に、鉄筋1を曲げ加工する鉄筋曲げ部B1と、鉄筋1を
切断する鉄筋剪断装置B2と、曲げ加工中の鉄筋1の端
部を固定する鉄筋固定部B3と、鉄筋1を挟持ローラB
4に挟持してその駆動回転で鉄筋曲げ部B1に送り込む
鉄筋送り部B5と、鉄筋曲げ部B1の高さ位置を変更す
る高さ変更装置B6と、鉄筋供給装置Cから供給される
鉄筋1を受け入れる供給方向下手側ほど小径の受入案内
筒B7と、受入案内筒B7を通過した鉄筋1の先端を鉄
筋送り部B5による送り高さに案内する案内樋B8とを
備え、受入案内筒B7を通して供給された鉄筋1を、鉄
筋送り部B5で鉄筋曲げ部B1に送り込んで、その端部
を鉄筋固定部B3で固定しながら所定形状に曲げ加工し
て、鉄筋剪断装置B2でその鉄筋端部を切断するように
してある。
【0015】前記鉄筋供給装置Cは、図1に示すよう
に、複数本の鉄筋1を径方向に隣り合わせて載置する鉄
筋載置部C1と、その鉄筋載置部C1に鉄筋1を投入す
る鉄筋投入機C2と、鉄筋載置部C1に載置されている
複数本の鉄筋1のうちの一本の鉄筋1を取り出して鉄筋
曲げ装置Bに送り込む鉄筋取り出し装置Fとを備えてい
る。
【0016】前記鉄筋投入機C2は、図3に示すよう
に、投入用の鉄筋1を仮置きする仮置台2と、仮置台2
に仮置きされている鉄筋1を鉄筋載置部C1に向けて鉄
筋径方向に移動させる多数の搬送チェーン3と、それら
の搬送チェーン3を駆動回動させる搬送用モータM1と
を備え、搬送チェーン3の駆動回動で鉄筋1を移動させ
て、鉄筋載置部C1に投入するように構成してある。
【0017】前記鉄筋載置部C1は、図4,図5に示す
ように、複数本の鉄筋1の一端側を左右の傾斜面4に沿
ってその下端の一定位置に向けて径方向に自重移動する
ように載置する傾斜載置部5と、図3に示すように、複
数本の鉄筋1の他端側を略水平に径方向に並べて載置す
る水平載置部6とを設けて構成し、図6に示すように、
鉄筋取り出し装置Fで鉄筋1の一端側を鉄筋長手方向に
引き出すに伴う、残りの鉄筋1の鉄筋長手方向への連れ
動きを停止させる停止手段としての当て板7を取り付け
フレーム7a,7bで架台8に固定してある。
【0018】前記傾斜載置部5は、正面視でV字状の傾
斜板材5aをブラケット9で架台8の横フレーム8aに
固定して、鉄筋投入機C2で投入された鉄筋1が左右の
傾斜面4に沿ってスライド移動して傾斜面下端の一定位
置に向けて集まるように構成するとともに、鉄筋取り出
し装置Fの作動で傾斜面下端近くの鉄筋1の一本を把持
して鉄筋径方向に引き出す都度、残りの鉄筋1が左右の
傾斜面4に沿って傾斜面下端の一定位置に向けて径方向
に自重移動するようにしてあり、鉄筋1との接当で鉄筋
1の有無を検知するリミットスイッチ10を設けてあ
る。
【0019】前記水平載置部6は、鉄筋投入機C2で投
入された鉄筋1を、正面視で直角三角形状のスライド用
板材6aの斜辺に沿ってスライドさせて、略水平に並べ
て載置できるようにしてある。
【0020】前記鉄筋取り出し装置Fは、鉄筋載置部C
1に載置されている複数本の鉄筋1のうちの一本の鉄筋
1の一端側を把持して、鉄筋径方向に引き出す第1引き
出し機構11と、第1引き出し機構11にて引き出した
鉄筋1の一端側を把持して鉄筋長手方向に引き出し、そ
の鉄筋1を鉄筋曲げ装置Bに送り込む第2引き出し機構
12と、鉄筋載置部C1に載置されている複数本の鉄筋
1の一端側を径方向に強制的に動かして、その載置姿勢
を変更する姿勢変更装置13とを備えている。
【0021】そして、傾斜載置部5を設けてある横フレ
ーム8a端部に支柱21を固定するとともに、その支柱
21の上部に支持フレーム22を傾斜載置部5側の上方
に向けて片持ち状に固定し、支柱21に第2引き出し機
構12を設け、支持フレーム22に第1引き出し機構1
1を設けてある。
【0022】前記第1引き出し機構11は、鉄筋載置部
C1に載置されている複数本の鉄筋1のうちの一本の鉄
筋1の一端側を傾斜載置部5近くで把持する把持具14
と、その把持具14を互いに異なる複数の鉄筋径方向に
順に移動させる移動手段15とを設けて、傾斜載置部5
の傾斜面下端近くに載置されている鉄筋1を把持した把
持具14を、その把持した鉄筋1を残りの鉄筋1から上
方に引き出す第1方向と、把持した鉄筋1を第1方向に
交差する横方向に引き出す第2方向とに順に移動させる
ようにしてある。
【0023】前記把持具14は、鉄筋1を径方向から挟
持する一対の挟持部材14a,14bを把持用シリンダ
S1の伸縮作動で鉄筋長手方向に沿う挟持部材揺動軸芯
X1周りで駆動揺動自在に設けて構成するとともに、把
持用シリンダS1の伸長量を検出するセンサー (図外)
を設けて、その伸長量が最大か否かに基づいて鉄筋1を
把持しているか否かを判定できるように構成し、図7に
示すように、一対の挟持部材14a,14bを、その挟
持部位どうしの挟持方向に沿う間隔16が挟持部材揺動
軸芯X1から離れるほど広くなるように設けてある。
【0024】前記移動手段15は、揺動用シリンダS3
の伸縮作動で鉄筋長手方向に沿うアーム揺動軸芯X2周
りで揺動自在な揺動アーム17を支持フレーム22に支
持し、この揺動アーム17に、把持具14を上下移動用
シリンダS2の伸縮作動で把持用シリンダS1ごと上下
移動自在に設けて、上下移動用シリンダS2の収縮作動
で把持具14を第1方向に移動させ、揺動用シリンダS
3の伸長作動で把持具14を第2方向に移動させるよう
にしてある。
【0025】そして、把持具14を、上下移動用シリン
ダS2の伸長作動で傾斜載置部5の傾斜面下端近くに下
降させて、把持用シリンダS1の伸長作動で一本の鉄筋
1の一端側を把持可能な把持操作状態と、把持用シリン
ダS1の収縮作動でその鉄筋1の把持を解除可能な把持
解除操作状態とに切り換えて作動自在に設けてある。
【0026】前記第2引き出し機構12は、挟持用シリ
ンダS4の伸縮作動で上下移動自在な遊転ローラ18
と、引き出し用モータM2で駆動される駆動ローラ19
とを支柱21に設けて、駆動ローラ19と遊転ローラ1
8とで挟持した鉄筋1を駆動ローラ19の駆動回転で鉄
筋長手方向に引き出すように構成し、遊転ローラ18
を、それらのローラ18,19間に鉄筋1が入り込むよ
うに駆動ローラ19から離間させる離間状態と、ローラ
18,19間に入り込んだ鉄筋1を挟持する挟持状態と
に挟持用シリンダS4の伸縮作動で切換自在に設け、挟
持した鉄筋1がローラ18,19間からずり落ちないよ
うに、遊転ローラ18の左右両側部に鍔18aを環状に
設けてある。
【0027】そして、遊転ローラ18を離間状態に切り
換えた状態で、第2方向に移動させた把持具14に把持
した鉄筋1をローラ18,19間に入り込ませてから、
把持具14を把持解除操作状態で作動させるとともに、
遊転ローラ18を挟持状態に切り換えて、駆動ローラ1
9と遊転ローラ18とで鉄筋1を挟持し、駆動ローラ1
9の駆動回転で、供給方向下手側ほど小径の送り出し案
内筒20を通して、その鉄筋1を鉄筋曲げ装置Bに送り
込むようにしてある。
【0028】前記姿勢変更装置13は、突き上げ用シリ
ンダS5の伸長作動で傾斜載置部5近くの上方に向けて
突出する突き上げ用ロッド23を設け、この突き上げ用
ロッド23で傾斜載置部5の傾斜面下端近くに載置され
ている鉄筋1を突き上げて、鉄筋1の載置姿勢を変更す
るようにしてある。
【0029】次に、制御装置Dによる第1引き出し機構
11の取り出し制御動作を、図8〜図12及び図13に
示すフローチャートを参照しながら説明する。把持具1
4の把持操作状態での作動で鉄筋1を把持できなかった
ことの判定回数Iを零にリセットして、図4に示すよう
に傾斜載置部5の傾斜面下端上方の待機位置で待機して
いる把持具14を把持操作状態で作動させ、図8に示す
ように、傾斜載置部5の傾斜面下端近くに下降させて鉄
筋1の一端側を把持させた後、図9に示すように第1方
向に移動させ、把持具14が実際に鉄筋1を把持してい
るか否かを判定する (ステップ#1〜#4) 。
【0030】鉄筋1を把持していると判定すると、図1
0,図11に示すように把持具14を第2方向に移動さ
せて、鉄筋1を駆動ローラ19と遊転ローラ18との間
に入り込ませ、把持具14を把持解除操作状態で作動さ
せて、その鉄筋1を駆動ローラ19と遊転ローラ18と
で挟持できるように、鉄筋1の把持を解除した後、図4
に示すように待機位置に移動させて、傾斜載置部5の鉄
筋1が無くなるまで同様の動作を繰り返す (ステップ#
5〜#8) 。
【0031】そして、ステップ#4において、把持具1
4で鉄筋1を把持できなかったと判定したときは、その
鉄筋1を把持できなかったことの判定回数Iが設定回数
Nに達したか否かを判定し、設定回数Nに達していると
きは、以後の把持具14の作動を停止するとともにその
旨を操作盤Eに表示する作動停止処理を実行する (ステ
ップ#9〜#11) 。
【0032】また、鉄筋1を把持できなかったことの判
定回数Iが設定回数Nに達していないときは、把持具1
4を把持解除操作状態に切り換えて作動させるととも
に、図4に示すように待機位置に移動させ、図12に示
すように姿勢変更装置13を作動させて、突き上げ用ロ
ッド23で傾斜載置部5の傾斜面下端近くに載置されて
いる鉄筋1を突き上げ、鉄筋1の載置姿勢を変更して、
ステップ#2に戻る (ステップ#12〜#14) 。
【0033】〔その他の実施形態〕 1.本発明による鉄筋取り出し方法と鉄筋取り出し装置
は、把持した鉄筋の一端側を、三つ以上の鉄筋径方向に
順に引き出した後、鉄筋長手方向に引き出すようにして
も良い。 2.本発明による鉄筋取り出し装置は、鉄筋載置部に径
方向に隣り合わせて載置されている複数本の鉄筋のうち
の一本の鉄筋の一端側を把持して鉄筋径方向に引き出し
た後、更に、鉄筋長手方向に引き出す第1引き出し機構
を設けてあっても良い。 3.本発明による鉄筋取り出し装置は、複数本の鉄筋の
一端側を径方向左右に強制的に動かして、その載置姿勢
を変更する姿勢変更装置を設けてあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄筋加工装置の概略平面図
【図2】鉄筋曲げ装置の正面図
【図3】鉄筋供給装置の要部正面図
【図4】鉄筋供給装置の要部正面図
【図5】鉄筋取り出し装置の要部側面図
【図6】鉄筋載置部の要部側面図
【図7】鉄筋取り出し装置の要部拡大図
【図8】鉄筋取り出し装置の作動説明図
【図9】鉄筋取り出し装置の作動説明図
【図10】鉄筋取り出し装置の作動説明図
【図11】鉄筋取り出し装置の作動説明図
【図12】鉄筋取り出し装置の作動説明図
【図13】第1引き出し機構の制御動作を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
C1 鉄筋載置部 1 鉄筋 4 傾斜面 5 傾斜載置部 6 水平載置部 7 停止手段 11 第1引き出し機構 12 第2引き出し機構 13 姿勢変更装置 14 把持具 14a 挟持部材 14b 挟持部材 15 移動手段 16 間隔 D 制御装置 X1 揺動軸芯

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋載置部に径方向に隣り合わせて載置
    されている複数本の鉄筋のうちの一本の鉄筋を取り出す
    鉄筋取り出し方法であって、 前記複数本の鉄筋のうちの一本の鉄筋の一端側を把持し
    て、互いに異なる複数の鉄筋径方向に順に引き出した
    後、鉄筋長手方向に引き出す鉄筋取り出し方法。
  2. 【請求項2】 前記把持した鉄筋を鉄筋長手方向に引き
    出すに伴う、残りの鉄筋の鉄筋長手方向への連れ動きを
    停止させる請求項1記載の鉄筋取り出し方法。
  3. 【請求項3】 鉄筋載置部に径方向に隣り合わせて載置
    されている複数本の鉄筋のうちの一本の鉄筋を取り出す
    鉄筋取り出し装置であって、 前記鉄筋載置部に径方向に隣り合わせて載置されている
    複数本の鉄筋のうちの一本の鉄筋の一端側を把持具に把
    持して鉄筋径方向に引き出す第1引き出し機構と、前記
    第1引き出し機構にて引き出した鉄筋の一端側を把持し
    て鉄筋長手方向に引き出す第2引き出し機構とを設けて
    ある鉄筋取り出し装置。
  4. 【請求項4】 前記第1引き出し機構を、前記把持具を
    互いに異なる複数の鉄筋径方向に順に移動させる移動手
    段を設けて構成してある請求項3記載の鉄筋取り出し装
    置。
  5. 【請求項5】 前記把持具を、鉄筋を径方向から挟持す
    る一対の挟持部材を相対揺動自在に設けて構成し、 前記一対の挟持部材を、その挟持部位どうしの挟持方向
    に沿う間隔が揺動軸芯から離れるほど広くなるように設
    けてある請求項3又は4記載の鉄筋取り出し装置。
  6. 【請求項6】 前記鉄筋の一端側を鉄筋長手方向に引き
    出すに伴う、残りの鉄筋の鉄筋長手方向への連れ動きを
    停止させる停止手段を設けてある請求項3〜5のいずれ
    か1項記載の鉄筋取り出し装置。
  7. 【請求項7】 前記鉄筋載置部に載置されている複数本
    の鉄筋の一端側を径方向に強制的に動かして、その載置
    姿勢を変更する姿勢変更装置を設けてある請求項3〜6
    のいずれか1項記載の鉄筋取り出し装置。
  8. 【請求項8】 前記鉄筋載置部に載置されている複数本
    の鉄筋のうちの一本の鉄筋の一端側を把持可能な把持操
    作状態とその鉄筋の把持を解除可能な把持解除操作状態
    とに切り換えて作動自在な把持具と、その把持具と前記
    姿勢変更装置の作動を制御する制御装置とを設け、 前記制御装置を、前記把持具の前記把持操作状態での作
    動で鉄筋を把持できなかったことを検出したときは、前
    記把持具を前記把持解除操作状態で作動させるととも
    に、前記姿勢変更装置を作動させてから、前記把持具を
    前記把持操作状態で作動させ、前記把持具の前記把持操
    作状態での作動で鉄筋を把持できなかったことを設定回
    数に亘って連続して検出したときは、前記把持具の作動
    を停止するように、前記把持具と前記姿勢変更装置の作
    動を制御するように構成してある請求項7記載の鉄筋取
    り出し装置。
  9. 【請求項9】 前記鉄筋載置部を、前記複数本の鉄筋の
    一端側を傾斜面に沿って一定位置に向けて径方向に自重
    移動するように載置する傾斜載置部と、前記複数本の鉄
    筋の他端側を略水平に径方向に並べて載置する水平載置
    部とを設けて構成してある請求項3〜8のいずれか1項
    記載の鉄筋取り出し装置。
JP2000289915A 2000-09-25 2000-09-25 鉄筋取り出し方法と鉄筋取り出し装置 Pending JP2002102960A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000289915A JP2002102960A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 鉄筋取り出し方法と鉄筋取り出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000289915A JP2002102960A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 鉄筋取り出し方法と鉄筋取り出し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002102960A true JP2002102960A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18773224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000289915A Pending JP2002102960A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 鉄筋取り出し方法と鉄筋取り出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002102960A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008073707A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 International Alloy Corp 棒材自動供給装置
JP2011083816A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Toyo Kensetsu Koki Kk 鉄筋供給装置
CN103143607A (zh) * 2012-06-04 2013-06-12 叶如康 一种冲床
JP2017065883A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 紀伊産業株式会社 容器供給装置
JP2020111411A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 株式会社カネカ 長尺物の搬送装置およびその作動方法
CN112575250A (zh) * 2020-11-04 2021-03-30 沙钢集团安阳永兴特钢有限公司 一种加入高氮强化合金的hrb400e螺纹钢筋及其生产工艺

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008073707A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 International Alloy Corp 棒材自動供給装置
JP2011083816A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Toyo Kensetsu Koki Kk 鉄筋供給装置
CN103143607A (zh) * 2012-06-04 2013-06-12 叶如康 一种冲床
JP2017065883A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 紀伊産業株式会社 容器供給装置
JP2020111411A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 株式会社カネカ 長尺物の搬送装置およびその作動方法
JP7441004B2 (ja) 2019-01-09 2024-02-29 株式会社カネカ 樹脂チューブの搬送装置およびその作動方法
CN112575250A (zh) * 2020-11-04 2021-03-30 沙钢集团安阳永兴特钢有限公司 一种加入高氮强化合金的hrb400e螺纹钢筋及其生产工艺
CN112575250B (zh) * 2020-11-04 2023-12-15 沙钢集团安阳永兴特钢有限公司 一种加入高氮强化合金的hrb400e螺纹钢筋及其生产工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020029988A1 (zh) 钢筋弯弧弯曲机
CN101773955B (zh) 全自动卷板机及其控制方法
EP1851114B1 (en) Method and device for forming a top film sheet from a film web
JP3485281B2 (ja) スライバー引渡し繊維機械においてスライバーを切断するための方法および装置
US6763926B2 (en) Method and apparatus for automatic feeding of bar form metal profiles in profile working machines
JP5172497B2 (ja) 鉄筋加工装置
EP2155952A1 (en) Linen spreader apparatus and method
JP2002102960A (ja) 鉄筋取り出し方法と鉄筋取り出し装置
US7827709B2 (en) Linen spreader apparatus and method
KR101346113B1 (ko) 철근 와이어 밴딩용 자동화 시스템
JP2826829B2 (ja) 引出し装置
JPH06207333A (ja) スライバ生産繊維機械の充填ステーションにおいてスライバを切断する装置
EP1914018A1 (en) Metallic wire unwinding apparatus
JP5377896B2 (ja) 鉄筋加工装置
JP2517252B2 (ja) 丸巻布帛の連続自動結反解棒機
JPS625851B2 (ja)
JP5144435B2 (ja) 鉄筋の結束装置
JP3835524B2 (ja) プレス加工装置
JP2010126976A (ja) 鉄筋の結束装置
JP5319181B2 (ja) 鉄筋加工装置
JPH08243763A (ja) 配筋材の自動溶接方法およびその装置
JP2513910Y2 (ja) 配筋材のような長尺棒鋼自動供給装置
JP2518140Y2 (ja) 配筋材自動整列処理装置
JPH0733203B2 (ja) 上取式線材供給装置
CN112355077A (zh) 棒材生产线