JP2002102554A - 替刃式剃刀の替刃及び替刃式剃刀のホルダ - Google Patents
替刃式剃刀の替刃及び替刃式剃刀のホルダInfo
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Abstract
することができ、剃り心地を良くし、剃り残し、肌荒れ
のない顔剃りをすることができる替刃式剃刀の替刃を提
供する。 【解決手段】 替刃式剃刀1はホルダ2とホルダに挟着
された替刃3とを備えている。替刃式剃刀1の刃体52
の刃先54と凸曲部53bを皮膚表面Hiに対して接触
させる。すると、刃先54の皮膚表面Hiに対する角度
は安定し、剃り心地と剃り味を良くすることができる。
又、凸曲部53bは皮膚表面Hiを押圧し、その押圧し
た皮膚表面Hiに対し張りを生じさせる。すると、刃先
54前方の毛Keが立ち上がり、その状態で替刃式剃刀
1を前方へ移動させると、刃先54にて毛Keを根元か
ら剃ることができる。
Description
剃り等に使用される替刃式剃刀の替刃及び替刃式剃刀の
ホルダに関するものである。
という)は、同替刃を挟着可能なホルダに挟着し、替刃
式剃刀を構成する。そして、このような替刃式剃刀で顔
剃りを行う場合には、替刃の刃体を皮膚表面に対して所
定角度に立たせた状態で刃先を皮膚表面に接触させ、替
刃を皮膚表面に沿って移動させている。
で顔剃りを行う場合には剃り残し、肌荒れが発生しない
事はもちろん、剃り心地の良さも要求される。一般に、
安全上、皮膚とホルダと替刃の皮膚表面に対する角度
(対皮角度)を大きくして(ホルダを立てて)使用する
ため、剃り残し、肌荒れ、血吹きの心配もあり、対皮角
度を小さくして剃ることが推奨されている。しかし、ホ
ルダ重量と運行荷重が刃先の一点に集中するため、肌荒
れ、血吹きが完全に防止できるわけではない。
る角度を安定することができ、剃り心地を良くし、剃り
残し、肌荒れのない顔剃りをすることができる替刃式剃
刀の替刃を提供することにある。
に対する角度を安定することができ、剃り心地を良く
し、剃り残し、肌荒れのない顔剃りをすることができる
替刃式剃刀の替刃を挟着する替刃式剃刀のホルダを提供
することにある。
に、請求項1に記載の発明は、替刃式剃刀の替刃におい
て、刃体の刃先側端部近傍には、反刃体側へ向け膨出し
た皮膚押圧部を設けたことを要旨とする。
て、前記刃体は保持部材にて保持されるとともに、当該
保持部材の刃先側端部から刃体の刃先が突出するように
設け、前記皮膚押圧部は保持部材に設けたことを要旨と
する。
求項2において、前記刃体の刃先及び刃体中心線を通過
する仮想平面と、前記刃先及び前記皮膚押圧部の外面に
接する平面とがなす角度を22度〜32度の範囲とした
ことを要旨とする。
求項3において、前記保持部材の刃先側端部は刃体を挟
持し、保持部材の刃先側端部近傍は刃体の両側面に対し
て離間し、同保持部材の中間部は刃体の両側面に対して
前記刃先側端部近傍より近接し、保持部材の背側端部近
傍は刃体の両側面に対して前記中間部より離間したこと
を要旨とする。
求項4のうちいずれか1項において、前記皮膚押圧部に
は、皮膚表面との接触面積を少なくするための1以上の
接触面積低減部が設けられていることを要旨とする。
至請求項5のうちいずれか1項に記載の替刃式剃刀の替
刃を挟着可能な替刃式剃刀のホルダであって、同ホルダ
には、替刃式剃刀の替刃を挟着する刃体挟着部を備え、
ホルダに前記替刃を取着した状態で、替刃の刃先から延
びホルダの外側面に接する接線と替刃の中心線とのなす
角度は、替刃の刃先から皮膚押圧部の外側面に接する接
線と前記中心線とのなす角度よりも小さくなるように、
ホルダの外側面を形成したことを要旨とする。
て、前記刃体挟着部の挟着側端部近傍には替刃側へ向け
突出する突出部を備え、前記突出部にて、前記替刃式剃
刀の替刃の側方に設けられた替刃凹部を挟着することを
要旨とする。
て、前記刃体挟着部の挟着側端部には窪み部を備え、前
記窪み部にて、前記替刃式剃刀の替刃の側方に設けられ
た凸部の一部を覆うことを要旨とする。 (作用)従って、請求項1に記載の発明においては、皮
膚表面の毛を剃る際には、皮膚押圧部と刃体の刃先とを
皮膚表面に接触させる。すると、皮膚表面には皮膚押圧
部と刃体の刃先との両方が接触するため、刃体の刃先及
び刃体の中心線を通過する仮想平面と皮膚表面とのなす
角度は安定し、剃り心地と剃り味が良くなる。
ると、皮膚押圧部にて押圧された部分の皮膚は引っ張ら
れた状態となり、その結果、刃体の刃先前方に位置する
毛は立ち上がる。そして、前記皮膚押圧部を皮膚表面に
対して接触させたままの状態で刃体を前方へ移動させる
と、前記立ち上がった毛は刃体の刃先にて根元から剃ら
れる。
1に記載の作用に加えて、保持部材に設けた皮膚押圧部
と刃体の刃先とを皮膚表面に接触させると、刃体の刃先
及び刃体の中心線を通過する仮想平面と皮膚表面とのな
す角度は安定する。又、保持部材に設けた皮膚押圧部を
皮膚表面に押圧することで刃体の刃先前方に位置する毛
は立ち上がる。
1又は請求項2に記載の作用に加えて、刃体の刃先及び
刃体の中心線を通過する仮想平面と皮膚表面とのなす角
度を、前記刃体の刃先及び刃体の中心線を通過する仮想
平面と刃先及び前記皮膚押圧部に接する平面とがなす角
度より小さくすると、皮膚押圧部は皮膚表面を押圧す
る。
2又は請求項3に記載の作用に加えて、替刃式剃刀の替
刃を替刃式剃刀に取り付ける際には、保持部材の中間部
を替刃式剃刀の刃体挟着部に挟着させる。
1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の作用に加え
て、皮膚押圧部には接触面積低減部が設けられている。
その結果、皮膚押圧部を皮膚表面に対して接触させたま
まの状態で刃体を前方へ移動させた際に、皮膚押圧部は
皮膚表面に対する接触面積が接触面積低減部を持たない
場合と比べて低減され滑りがよくなる。
剃刀のホルダの刃体挟着部に替刃式剃刀の替刃を挟着す
る。すると、替刃の刃先から延びホルダの外側面に接す
る接線と替刃の中心線とのなす角度が、替刃の刃先から
皮膚押圧部の外側面に接する接線と前記中心線とのなす
角度よりも小さくなる。
と、替刃の刃先とを皮膚表面に接触させると、皮膚押圧
部は皮膚表面を押圧する。すると、皮膚押圧部にて押圧
された部分の皮膚は引っ張られた状態となり、替刃の刃
先前方に位置する毛は立ち上がる。そして、前記皮膚押
圧部を皮膚表面に対して接触させたままの状態で刃体を
前方へ移動させると、前記立ち上がった毛は刃体の刃先
にて根元から剃られる。また、替刃式剃刀のホルダの外
側面を皮膚表面に接触させることで、替刃の刃先の皮膚
に対する角度が安定する。
6に記載の作用に加えて、刃体挟着部の突出部にて替刃
式剃刀の替刃の替刃凹部が挟着される。請求項8に記載
の発明においては、請求項6に記載の作用に加えて、替
刃式剃刀のホルダは、その刃体挟着部にて替刃式剃刀の
替刃を挟着すると、前記刃体挟着部の窪み部が替刃式剃
刀の替刃の凸部の一部を覆う。
施形態を図面に従って説明する。図1は替刃式剃刀を示
す斜視図である。替刃式剃刀1はホルダ2と同ホルダ2
に挟持された替刃3とを備えている。ホルダ2は替刃式
剃刀のホルダに相当し、替刃3は替刃式剃刀の替刃に相
当する。ホルダ2は柄部4と固定挟着部材5と可動挟着
板6とを備えている。固定挟着部材5の先端部には固定
挟着部7が形成されている。前記固定挟着部7に対向す
る位置には可動挟着板6が設けられており、両者6,7
の協働により替刃3が挟着されている。
3(図2においては図示しない)が位置決めされつつ載
置される刃体挟着部11と、可動挟着板6の後記する支
軸32,33が回動自在に支持される支持筒12,13
と、バネ装着部14と、バネ装着部14に装着されてい
る板バネ15とを備えている。図2,3に示すように、
刃体挟着部11は、固定挟着部7における上下方向中央
近傍から下側縁部にかけて形成されおり、その挟着側端
部(下部)近傍には、基端側から先端側に延び、かつ湾
曲状に突出する突出部11aが形成されている。そし
て、刃体挟着部11の挟着側端部近傍に突出部11aが
形成されることにより、刃体挟着部11の背側端部(上
部)は湾曲した凹部11bが形成されている。
向への替刃3の移動を制限するための係止突条部16が
形成されている。なお、固定挟着部7の基端方向(図2
においては左側)への替刃3の移動は、可動挟着板6を
係止する壁状部17によって制限されている。
部7の基端側から先端側に延びる断面半円状のガイド溝
18が形成されており、可動挟着板6の支軸32,33
は、このガイド溝18に案内されつつ支持筒12,13
に到達する。支持筒12,13は、断面半円状のガイド
溝18の先端側、及び基端側において、その開口部が先
基端側方向を向く筒状体によって形成されており、先端
側の支持筒12は、支軸32の被係止部41を係止する
ために基端側の支持筒13よりも短く形成されている。
側縁部近傍に凹設され、同バネ装着部14には板バネ1
5がバネ装着突起19及び係止ワッシャ21によって遊
動自在に装着されている。
挟着部11との協働により替刃3を挟着する刃体挟着部
31と、支持筒12,13に挿嵌される支軸32,33
と、板バネ15によって押圧される被押圧部34とを備
えている。
上下方向中央近傍から下側縁部にかけて形成されおり、
その挟着側端部(下部)近傍には基端側から先端側に延
びる湾曲状の突出部31aが形成されている。そして、
刃体挟着部31の挟着側端部近傍に突出部31aが形成
されることにより、刃体挟着部31の背側端部(上部)
は湾曲した凹部31bが形成されている。
止突条部16と対向する係止突条部35が形成されてい
る。係止突条部35の上面には、可動挟着板6の基端側
から先端側に延びる断面半円状のガイド溝36が形成さ
れており、このガイド溝36と支持筒12,13とが係
合した状態でスライドされることにより、各支軸32,
33が各支持筒12,13に案内される。
嵌される軸部37,38と、軸部37,38を可動挟着
板6に固定する固定部39,40とから構成されてお
り、ガイド溝36の先端側、及び基端側において、軸部
37,38が基端側を向くように配設されている。そし
て、先端側に位置する支軸32の軸部37の周囲には、
先端側の支持筒12に確実に係止されるための被係止部
41が形成されている。この被係止部41は、支軸32
における軸部37の先端近傍に軸部37が有する断面径
よりも大きな断面径を有するように形成されている。
3に挿嵌され、板バネ15の弾性力によって、両者1
2,37の軸が軸の径方向にずれるのに伴って、被係止
部41が支持筒12に係止されている。前記固定挟着部
7の反可動挟着板側側面である固定挟着部外側面7a、
及び前記可動挟着板6の反固定挟着部側側面である可動
挟着板外側面6aにおいて、背側端部近傍から挟着側端
部に亘り外側に膨らんだ湾曲面が形成されており、その
曲率半径は40mmに設定されている。なお、この曲率半
径は30mm〜50mmの範囲において設定可能であるが、
より望ましい範囲は35mm〜45mmであり、最も好適な
範囲は39mm〜41mmである。
部37,38を支点として、板バネ15の弾性力によっ
て、可動挟着板6の上側縁部近傍と、固定挟着部7の上
側縁部近傍との間が押し広げられる。この結果、替刃3
の後述する凹曲部53aは刃体挟着部11の突出部11
a及び刃体挟着部31の突出部31aに挟着されてい
る。又、替刃3の後述する背側端部近傍は刃体挟着部1
1の凹部11b及び刃体挟着部31の凹部31bに係止
されている。
(a),5(b)に示すように、替刃3は刃体52と同
刃体52を挟持する保持部材としての背金53にて構成
されている。
製板からなり、図5(a),(b)において刃体52の
下端部が刃先54となっている。前記刃体52の背金5
3に覆われた部分には2つの長孔55a,55bが同刃
体52の長手方向において所定間隔を隔てて形成されて
いる。また、前記長孔55a,55bが形成された位置
に対応する背金53の両方の側部にはそれぞれ長孔55
a,55bと同型状の長孔56a,56bが形成されて
いる。
る。これによって、刃体52の強度を大幅に向上させ、
剃毛の際に発生する刃先54のビビリ(振動)を少なく
できる。この背金53の厚さは、刃体52の厚みに応じ
て任意に変更することができる。図5(a),(b)に
示すように、前記背金53の一方側において、長孔56
a,56bの背側開口縁部から刃先側へ向け係止片57
a,57bがそれぞれ突出形成されている。
外方から刃体52側に向けて折り曲げ加工され、各長孔
55a,55bの上内縁部に当接されている。各長孔5
5a,55bの上内縁部に係止片57a,57bが当接
係止することにより刃体52は上方に移動し、刃体52
の背部52aは背金53の上部に当接されている。従っ
て、刃先54は上下方向の移動が規制されている。
応する位置にて断面U字形状をなすように湾曲形成さ
れ、刃体52の背部52aが当接されている。前記背金
53の刃先側端部と背部との中間部は刃体52の両側面
に対して背側端部近傍よりも内方に位置して近接した凹
曲部53aが形成されている。前記凹曲部53aは保持
部材の中間部及び替刃凹部に相当する。又、前記背金5
3の刃先側端部(挟着側端部)近傍は刃体52の両側面
に対して前記凹曲部53aよりも外方へ位置して離間し
た皮膚押圧部としての膨出湾曲した凸曲部53bが形成
されている。背金53の刃先側端部は刃体52を挟持し
ている。
されており、前記凸曲部53bの曲率半径は2mmに設定
されている。なお、前記凹曲部53aの曲率半径は7mm
〜10mmの範囲において設定可能であるが、より望まし
い範囲は7.5mm〜9mmであり、最も好適な範囲は7.
8mm〜8.2mmである。又、前記凸曲部53bの曲率半
径は1.5mm〜5mmの範囲において設定可能であるが、
より望ましい範囲は2mm〜3mmであり、最も好適な範囲
は1.9mm〜2.1mmである。
部としての凹状をなすディンプル58が長手方向へ向け
ジグザグ状をなして所定間隔毎に複数個形成されてい
る。図6(a)はジグザグ状に形成されたディンプル5
8のうち背金53の背側寄りに形成されたディンプル5
8を示し、図6(b)は刃先側寄りに形成されたディン
プル58を示している。前記ディンプル58は曲率半径
が8.35mmに設定されており、その深さFは0.05
mmに設定されている。又、ディンプル58の直径Hは
0.8mmに設定されている。
7.85mm〜8.85mmの範囲において設定可能である
が、より望ましい範囲は8.05mm〜8.65mmであ
り、最も好適な範囲は8.25mm〜8.45mmである。
又、前記ディンプル58の深さFは0.02mm〜0.0
6mmの範囲において設定可能であるが、より望ましい範
囲は0.035mm〜0.055mmであり、最も好適な範
囲は0.045mm〜0.05mmである。さらに、前記デ
ィンプル58の直径Hは0.7mm〜0.9mmの範囲にお
いて設定可能であるが、より望ましい範囲は0.75mm
〜0.85mmであり、最も好適な範囲は0.78mm〜
0.82mmである。
金53に対する刃先54の突出長さDは0.6mmに設定
されている。そして、図3に示すように、固定挟着部7
の刃体挟着部11と可動挟着板6の刃体挟着部31との
協働により挟着された替刃3において、刃体52の刃先
54から可動挟着板外側面6aに接する接線L1と、刃
体52の中心線Mとのなす角度α1は約19.5度に設
定されている。
面7aに接する接線L2と、刃体52の中心線Mとのな
す角度α2は約19.5度に設定されている。さらに、
刃先54と背金53の両凸曲部53bの外側面との接す
る線をS1,S2とすると、接線S1と中心線Mとのな
す角度β1は25度に設定されている。又、接線S2と
中心線Mとのなす角度β2は25度に設定されている。
4mm〜0.8mmの範囲において設定可能であるが、より
望ましい範囲は0.5mm〜0.7mmであり、最も好適な
範囲は0.58mm〜0.62mmである。又、角度α1,
α2は、17度〜28度の範囲において設定可能である
が、より望ましい範囲は18度〜23度であり、最も好
適な範囲は18.2度〜22度である。角度β1,β2
は22度〜32度の範囲において設定可能であるが、よ
り望ましい範囲は23.5度〜30度であり、最も好適
な範囲は24.5度〜25.5度である。
と、可動挟着板6及び固定挟着部7の湾曲形成された側
面同士は、前記中心線Mを中心に略左右対象形状に形成
されている。
Hiとのなす角度を約19.5度にした際に、刃体52
の刃先54が毛Keを剃る最も好適な角度となるように
設定している。
式剃刀1の作用の説明を替刃式剃刀1の作用の説明とと
もにする。図3に示すように、可動挟着板外側面6a、
凸曲部53b及び刃先54を皮膚表面Hiに対して接触
させると、替刃式剃刀1の中心線Mと皮膚表面Hiとの
なす角度はα1度となる。すると、凸曲部53bと刃先
54が皮膚表面Hiに接触することで、刃体52の皮膚
表面Hiに対する角度が安定する。この結果、刃先54
にかかるホルダ2の荷重及びホルダ2を移動させる際の
運行荷重は、可動挟着板外側面6a及び凸曲部53bに
分散され、刃先54にて毛Keを剃っても肌荒れを起こ
さない。
を押圧し、その押圧した皮膚表面Hiに対し張りを生じ
させる。すると、刃先54前方の毛Keが立ち上がり、
その状態で替刃式剃刀1を前方へ移動させると、刃先5
4にて毛Keを根元から剃る。
8が設けられている。このため、上記のように凸曲部5
3bを皮膚表面Hiに押圧させたまま替刃式剃刀1を前
方へ移動させる際に、凸曲部53bが皮膚表面Hiに対
する接触面積が小さくなり、この結果、皮膚表面Hiに
対する凸曲部53bの滑りがよくなる。
率半径40mmにしたことで、その側面を皮膚表面Hiに
接触させたまま毛剃りを行える。従って、本実施形態の
ホルダ2及び替刃3によれば、以下のような効果を得る
ことができる。
6a、凸曲部53b及び刃先54を皮膚表面Hiに対し
て接触させると、替刃式剃刀1の中心線Mと皮膚表面H
iとのなす角度はα1度となる。従って、可動挟着板外
側面6aを皮膚表面Hiに当てることで角度α1を安定
させることができ、理想的な対皮角度で毛剃りを行うこ
とができる。又、剃り心地を良くし、剃り残し、肌荒れ
のない顔剃りをすることができる。
Hiを押圧する凸曲部53bを設けている。従って、刃
先54前方の皮膚表面Hiに生えた毛Keを剃る際に、
凸曲部53bにて皮膚表面Hiを押圧することで毛Ke
が立ち上がり根元から剃ることができる。
外側面6a,固定挟着部外側面7a(ホルダ2の外側
面)に接する接線L1,L2と刃体52(替刃)の中心
線Mとのなす角度α1,α2は、刃先54から背金53
の両凸曲部53b(皮膚押圧部)の外側面に接する接線
S1,S2と前記中心線とのなす角度β1,β2よりも
小さくなるように、ホルダ2の可動挟着板外側面6a,
固定挟着部外側面7aを形成した。
曲部53bの押圧作用を減ずることがない。すなわち、
仮に、α1,α2がβ1,β2よりも大きくなるよう
に、ホルダ2の可動挟着板外側面6a,固定挟着部外側
面7aを形成した場合には、皮膚表面Hiを押圧する凸
曲部53bの押圧作用を減ずることになって、毛Keの
立ち上がりが良好でなくなってしまい、好適に根元から
剃ることができなくなるが、本実施形態ではこのような
ことはない。
ィンプル58を設けている。従って、凸曲部53bが皮
膚表面Hiに対する接触面積が小さくなり、皮膚表面H
iに対する凸曲部53bの滑りをよくすることができ
る。
背部のなす中間部は刃体52の両側面に対して背側端部
近傍より隣接した凹曲部53aとなっている。そして、
替刃3の凹曲部53aを刃体挟着部11の突出部11a
及び刃体挟着部31の突出部31aに挟着し、替刃3の
背側端部近傍を刃体挟着部11の凹部11b及び刃体挟
着部31の凹部31bに係止した。従って、背金53の
凹曲部53aをホルダ2の刃体挟着部11,31に安定
して挟着することができる。
凸曲部53bを設けている。従って、替刃式剃刀1使用
時の操作性を向上できる。 (第2実施形態)次に、第2実施形態を図7に従って説
明する。なお、第2実施形態は、前記第1実施形態を変
更したものであり、前記第1実施形態と同様の構成につ
いては、同一符号を付して、その詳細な説明を省略し、
異なるところのみを説明する。
の刃体挟着部11,31の形状を変更し、本実施形態の
替刃3は前記第1実施形態の背金53の形状を変更した
ものである。
部7における上下方向中央近傍から下側縁部にかけて平
面状に形成されおり、その挟着側端部(下部)には、基
端側から先端側に延び、かつ湾曲状の窪み部61aが形
成されている。一方、刃体挟着部71は、可動挟着板6
における上下方向中央近傍から下側縁部にかけて平面状
に形成されおり、その挟着側端部(下部)には基端側か
ら先端側に延び、かつ湾曲状の窪み部71aが形成され
ている。前記窪み部61a,71aは後述する背金80
における凸曲部80aの背側端部を覆うように形成され
ている。
は、保持部材としての背金80を有する替刃3が挟着さ
れている。替刃3の背金80は、前記刃体52の背部5
2aから略中間部に亘って、刃体52の両側面に当接し
ており、その外側両側面が平面状に形成され、前記刃体
52の略中間部から刃先側端部近傍に亘って、膨出湾曲
した凸曲部80aが形成されている。前記凸曲部80a
は皮膚押圧部及び凸部に相当する。前記凸曲部80aの
外面には、前記第1実施形態のディンプル58と同様の
図示しないディンプルが形成されている。
の刃体挟着部61と可動挟着板6の刃体挟着部71との
協働により挟着された替刃3において、刃体52の刃先
54から可動挟着板外側面6aに接する接線L3と、刃
体52の中心線Mとのなす角度は、前記角度α1に設定
されている。加えて、前記刃先54から固定挟着部外側
面7aに接する接線L4と、刃体52の中心線Mとのな
す角度は、前記角度α2に設定されている。
0aの外側面との接する線をS3,S4とすると、接線
S3と中心線Mとのなす角度、及び接線S4と中心線M
とのなす角度は、ぞれぞれ前記角度β1,角度β2に設
定されている。
と同様の作用を奏するとともに、以下の効果を奏する。
図7に示すように、ホルダ2の刃体挟着部61,71に
替刃3を挟着すると、刃体挟着部61,71の窪み部6
1a,71aが替刃3の凸曲部80aの背側端部を覆
う。即ち、刃体挟着部61,71の窪み部61a,71
aにて、ホルダ2と替刃3との密着感が高められる。
(3),(5)と同様の効果を奏するとともに、以下の
効果を奏する。 (1)本実施形態では、刃体挟着部61,71の窪み部
61a,71aにて、ホルダ2と替刃3との密着感を高
めることができる。 (他の実施形態)なお、上記各実施形態は以下のような
他の実施形態に変更して具体化してもよい。
53bに凹状をなすディンプル58を設け、同ディンプ
ル58にて皮膚表面Hiに対する凸曲部53bの接触面
積を小さくしていた。しかし、皮膚表面Hiに対する凸
曲部53bの接触面積を小さくするために、凸曲部53
bに1以上の接触面積低減部としての突部を設けてもよ
い。又、このような変更を第2実施形態において、具体
化してもよい。
53bにディンプル58を設けていたが、省略してもよ
い。又、このような変更を第2実施形態において、具体
化してもよい。
圧部である凸曲部53bを設けていた。背金53の凸曲
部53bを省略して、その代わりに刃体52自体に凸曲
部53bと同様の外形形状を持つ突起を設け、その突起
を皮膚押圧部としてもよい。又、このような変更を第2
実施形態において、具体化してもよい。
3にて保持していたが、刃先54以外の刃体52部分を
樹脂などで覆ってもよい。この場合、樹脂部分の外形形
状は前記背金53の外形形状と同様にする。又、このよ
うな変更を第2実施形態において、具体化してもよい。
て両側に凸曲部53bを有するように背金53を形成し
ていたが、どちらか一方のみに形成するようにしてもよ
い。この場合、ホルダ2は、刃体挟着部11の突出部1
1a、凹部11bを省略するか、或いは刃体挟着部31
の突出部31a、凹部31bを省略してもよい。又、こ
のような変更を第2実施形態において、具体化してもよ
い。
部53bに、ディンプル58を長手方向へ向けジグザグ
状に所定間隔毎に複数個形成していた。これに限らず、
ディンプル58を背金53の凸曲部53bにランダムに
配列してもよい。又、このような変更を第2実施形態に
おいて、具体化してもよい。
1,31の突出部11a,31a及び凹部11b,31
bを湾曲状に形成していたが、湾曲状に形成しなくとも
よい。例えば、段状をなすよに突出部11a,31a及
び凹部11b,31bを形成してもよい。
71aを湾曲状に形成していたが、湾曲状に形成しなく
ともよい。例えば、段状をなすように窪み部61a,7
1aを形成してもよい。
把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想につ
いて記載する。 (イ)前記皮膚押圧部は刃体の両側に設けたことを特徴
とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載
の替刃式剃刀の替刃。このようにすると、両側面に皮膚
押圧部を設けたことで、使用時の操作性を向上できる。
刃式剃刀の替刃の皮膚表面に対する角度が安定し、剃り
心地と剃り味を良くすることができる。又、皮膚押圧部
を皮膚表面に押圧した状態で毛を剃ると根元から剃るこ
とができる。
先及び刃体の中心線を通過する仮想平面と皮膚表面との
なす角度を、前記刃体の刃先及び刃体の中心線を通過す
る仮想平面と刃先及び前記皮膚押圧部に接する平面とが
なす角度より小さくすることで皮膚押圧部を皮膚表面に
押圧できる。
の中間部を替刃式剃刀の挟着部分とすることで替刃式剃
刀の替刃を替刃式剃刀に安定して取り付けることができ
る。請求項5に記載の発明によれば、替刃式剃刀の替刃
の皮膚表面に対する滑りをよくすることができる。
の皮膚に対する角度を安定することができ、剃り心地を
良くし、剃り残し、肌荒れのない顔剃りをすることがで
きる。
部の突出部にて、側方に替刃凹部を有する替刃式剃刀の
替刃を安定して挟着できる。請求項8に記載の発明によ
れば、替刃式剃刀のホルダの窪み部にて、替刃式剃刀の
ホルダと、側方に凸部を有する替刃式剃刀の替刃との密
着感を高めることができる。
図。
示す斜視図。
図。
(b)は、図4のB−B線矢視断面図。
(b)は、背金の刃先側を示す拡大断面図。
部の要部拡大図。
刀の替刃及び背金付替刃としての替刃、11,31,6
1,71…刃体挟着部、11a,31a…突出部、11
b,31b…凹部、52…刃体、53,80…保持部材
としての背金、53a…保持部材の中間部及び替刃凹部
としての凹曲部、53b…皮膚押圧部としての凸曲部、
54…刃先、58…接触面積低減部としてのディンプ
ル、80a…皮膚押圧部及び凸部としての凸曲部、Hi
…皮膚表面。
Claims (8)
- 【請求項1】 替刃式剃刀の替刃において、刃体の刃先
側端部近傍には、反刃体側へ向け膨出した皮膚押圧部を
設けたことを特徴とする替刃式剃刀の替刃。 - 【請求項2】 前記刃体は保持部材にて保持されるとと
もに、当該保持部材の刃先側端部から刃体の刃先が突出
するように設け、前記皮膚押圧部は保持部材に設けたこ
とを特徴とする請求項1に記載の替刃式剃刀の替刃。 - 【請求項3】 前記刃体の刃先及び刃体中心線を通過す
る仮想平面と、前記刃先及び前記皮膚押圧部の外面に接
する平面とがなす角度を22度〜32度の範囲としたこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の替刃式剃
刀の替刃。 - 【請求項4】 前記保持部材の刃先側端部は刃体を挟持
し、保持部材の刃先側端部近傍は刃体の両側面に対して
離間し、同保持部材の中間部は刃体の両側面に対して前
記刃先側端部近傍より近接し、保持部材の背側端部近傍
は刃体の両側面に対して前記中間部より離間したことを
特徴とする請求項2又は請求項3に記載の替刃式剃刀の
替刃。 - 【請求項5】 前記皮膚押圧部には、皮膚表面との接触
面積を少なくするための1以上の接触面積低減部が設け
られていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のう
ちいずれか1項に記載の替刃式剃刀の替刃。 - 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項5のうちいずれ
か1項に記載の替刃式剃刀の替刃を挟着可能な替刃式剃
刀のホルダであって、 同ホルダには、替刃式剃刀の替刃を挟着する刃体挟着部
を備え、 ホルダに前記替刃を取着した状態で、替刃の刃先から延
びホルダの外側面に接する接線と替刃の中心線とのなす
角度は、替刃の刃先から皮膚押圧部の外側面に接する接
線と前記中心線とのなす角度よりも小さくなるように、
ホルダの外側面を形成したことを特徴とする替刃式剃刀
のホルダ。 - 【請求項7】 前記刃体挟着部の挟着側端部近傍には替
刃側へ向け突出する突出部を備え、前記突出部にて、前
記替刃式剃刀の替刃の側方に設けられた替刃凹部を挟着
することを特徴とする請求項6に記載の替刃式剃刀のホ
ルダ。 - 【請求項8】 前記刃体挟着部の挟着側端部には窪み部
を備え、前記窪み部にて、前記替刃式剃刀の替刃の側方
に設けられた凸部の一部を覆うことを特徴とする請求項
6に記載の替刃式剃刀のホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000299954A JP3725771B2 (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 替刃式剃刀の替刃及び替刃式剃刀のホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000299954A JP3725771B2 (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 替刃式剃刀の替刃及び替刃式剃刀のホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002102554A true JP2002102554A (ja) | 2002-04-09 |
JP3725771B2 JP3725771B2 (ja) | 2005-12-14 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3725771B2 (ja) |
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2000
- 2000-09-29 JP JP2000299954A patent/JP3725771B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3725771B2 (ja) | 2005-12-14 |
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