JP2002102325A - 透明ゲル状芳香剤組成物 - Google Patents
透明ゲル状芳香剤組成物Info
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Abstract
た透明ゲル状芳香剤において、ゲルを固くし、流動性を
抑制し、容器からのゲルの流出や比重の重いラメやパー
ル化剤等の固形物の沈降を抑制又は防止しうる透明ゲル
状芳香剤組成物を提供すること。 【解決手段】本発明の透明ゲル状芳香剤組成物は、ジ−
2−エチルヘキサン酸アルミニウムを主成分として含む
オクチル酸アルミニウムと、揮発性炭化水素化合物及び
/又は香料と、二塩基酸類、そのアルミニウム塩、多塩
基酸類及びそのアルミニウム塩からなる群より選択され
る1種又は2種以上のゲル強度向上剤とを含有する。
Description
組成物に関する。更に詳しくは、本発明はジ−2−エチ
ルへキサン酸アルミニウムを主成分として含有するオク
チル酸アルミニウム、揮発性炭化水素化合物及び/又は
香料、二塩基酸類及び多塩基酸類又はそのアルミニウム
塩を含有する芳香剤組成物に関ナる。
属石鹸、特にステアリン酸アルミニウム(モノ、ジ、ト
リ塩)及びジ−2−エチルへキサン酸アルミニウムが知
られている。特に、ジ−2−エチルへキサン酸アルミニ
ウムは、炭化水素類を透明にゲル化することが知られて
いる(「油がかたまるくすり」、化学の領域Vol.36 No.1
0,p697−701(1982))。しかし、ジ−2−エチルへキサン
酸アルミニウムをゲル化剤として使用した従来のゲル状
芳香剤は、非常に柔らかく流動性があるため容器が転倒
した際に短時間で内容物が流出したり、また、ラメやパ
ール化剤等の固形物を配合すると比重の重いものが経時
的に沈んでしまうなどの問題がある。
2−エチルへキサン酸アルミニウムを用いた透明ゲル状
芳香剤において、ゲルを固くし、流動性を抑制し、容器
からのゲルの流出や比重の重いラメやパール化剤等の固
形物の沈降を抑制又は防止しうる透明ゲル状芳香剤組成
物を提供することにある。
−エチルヘキサン酸アルミニウムを主成分として含むオ
クチル酸アルミニウムと、揮発性炭化水素化合物及び/
又は香料と、二塩基酸類、そのアルミニウム塩、多塩基
酸類及びそのアルミニウム塩からなる群より選択される
1種又は2種以上のゲル強度向上剤とを含有することを
特徴とする透明ゲル状芳香剤組成物が提供される。
本発明の透明ゲル状芳香剤組成物は、ジ−2−エチルヘ
キサン酸アルミニウムを主成分として含むオクチル酸ア
ルミニウムと、揮発性炭化水素化合物及び/又は香料
と、特定のゲル強度向上剤とを含有する。
ミニウムは、ジ−2−エチルへキサン酸アルミニウムを
主成分とし、ゲル化剤等として作用するものであれば特
に限定されない。通常、少量のトリ−2−エチルヘキサ
ン酸アルミニウムを含むオクチル酸アルミニウムを好適
に用いることができる。ここで、主成分とは、通常50
質量%以上を意味する。前記オクチル酸アルミニウムの
含有割合は、組成物全量に対して1〜15質量%が好ま
しい。この含有割合が1質量%未満では、得られる組成
物のゲル強度が不十分となる恐れがあり、15質量%を
超えると、ゲル状芳香剤が揮散した後の残量が多くなる
ので好ましくない。
化水素化合物としては、テルペン系炭化水素、イソパラ
フィン系炭化水索、ノルマルパラフィン系炭化水素又は
これらの混合物等が挙げられる。前記テルペン系炭化水
素としては、例えば、α−ピネン、β−ピネン、d−リ
モネン、L−リモネン、ジペンテン、p−メンタン、ピ
ナン又はこれらの混合物等が挙げられる。前記ノルマル
パラフィン系炭化水素又はイソパラフィン系炭化水素と
しては、C8H18〜C18H38、好ましくはC10H22〜C
16H34のものが挙げられる。本発明に用いる前記香料と
しては、特に限定されず、どのような香りを賦香するも
のであっても使用できる。前記揮発性炭化水素化合物及
び/又は香料の含有割合は、特に限定されないが、組成
物全量に対して、通常、0.1〜99質量%程度であ
る。
は、二塩基酸類、そのアルミニウム塩、多塩基酸類及び
そのアルミニウム塩からなる群より選択される1種又は
2種以上を必須成分とする。必要に応じて他のゲル強度
向上作用を示す化合物を含んでいても良い。前記特定の
ゲル強度向上剤としては、例えば、アジピン酸、ピメリ
ン酸、スべリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデ
カン二酸、ドデカン二酸、ブラシル酸、カルボキシオク
タデカン酸、ダイマー酸及びこれらのアルミニウム塩、
またはこれらの混合物等が挙げられる。前記特定のゲル
強度向上剤の含有割合は、組成物全量に対して0.00
1〜5.0質量%が望ましい。0.001質量%未満で
は所望の効果を得ることができず、5.0質量%を超え
るとゲル強度向上剤自体が溶解せず、ゲル化しない恐れ
があるので好ましくない。
に応じて、油溶性の消臭剤等を含んでいても良い。この
ような油用性消臭剤としては、例えば、ピルビン酸エス
テル類、メタクリル酸エステル類等が好ましく挙げられ
る。該油溶性の消臭剤の含有割合は、その目的等に応じ
て適宜選択して決定することができる。
に応じて他の添加剤を適宜配合することができる。他の
添加剤としては、例えば、BHT等の酸化防止剤;紫外
線吸収剤;エチルセルロース等の増粘剤;酸化亜鉛、酸
化チタン、その他の着色顔料等の色素若しくは顔料等が
挙げられる。これら他の添加剤の含有割合は、その目的
等に応じて適宜選択して決定することができる。
ば、上述の必須成分、必要に応じて添加しうる他の成分
を混合、撹拌し、放置することによって得ることができ
る。本発明の透明ゲル状芳香剤組成物は、例えば、室内
の芳香消臭剤、自動車内の芳香消臭剤、トイレ内の芳香
消臭剤、下駄箱内の芳香消臭剤、台所周りの芳香消臭
剤、浴室内の芳香消臭剤等として好適に用いることがで
きるがこれらに限定されるものではない。
定のオクチル酸アルミニウムと、揮発性炭化水素化合物
及び/又は香料と、特定のゲル強度向上剤とを含有する
ので、組成物の流動性が抑制でき、容器が転倒した際に
短時間で内容物が流出したり、また、ラメやパール化剤
等の比重の重い固形物を配合した際に、該固形物が経時
的に沈降すること等を抑制若しくは防止することができ
る。
発明はこれらに限定されるものではない。実施例1 ジ−2−エチルヘキサン酸アルミニウムを50質量%以
上含有するオクチル酸アルミニウム4.5g、酸化防止
剤0.5g、紫外線吸収剤0.5g、d−リモネン11
g、揮発性イソパラフィン75.4g、香料(スカッシ
ュの香り)8.0g及びセバシン酸0.1gを混合、撹
拌した。続いて、100g容量のガラス瓶に50g充填
して放置したところ、透明ゲル状芳香剤組成物が得られ
た。このガラス瓶を横倒しにして、内容物の流出にかか
る時間を測定した。結果を表1に示す。
用い、更に揮発性イソパラフィンの配合量を75.45
gに代えた以外は、実施例1と同様にガラス瓶に充填し
た透明ゲル状芳香剤組成物を調製し、実施例1と同様に
内容物の流出にかかる時間を測定した。結果を表1に示
す。
いた以外は、実施例1と同様にガラス瓶に充填した透明
ゲル状芳香剤組成物を調製し、実施例1と同様に内容物
の流出にかかる時間を測定した。結果を表1に示す。
0.1gを用いた以外は、実施例1と同様にガラス瓶に
充填した透明ゲル状芳香剤組成物を調製し、実施例1と
同様に内容物の流出にかかる時間を測定した。結果を表
1に示す。
ンの配合量を75.5gに代えた以外は、実施例1と同
様にガラス瓶に充填した透明ゲル状芳香剤組成物を調製
し、実施例1と同様に内容物の流出にかかる時間を測定
した。結果を表1に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 ジ−2−エチルヘキサン酸アルミニウム
を主成分として含むオクチル酸アルミニウムと、揮発性
炭化水素化合物及び/又は香料と、二塩基酸類、そのア
ルミニウム塩、多塩基酸類及びそのアルミニウム塩から
なる群より選択される1種又は2種以上のゲル強度向上
剤とを含有することを特徴とする透明ゲル状芳香剤組成
物。
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---|---|---|---|
JP2000294211A JP4712949B2 (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 透明ゲル状芳香剤組成物 |
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