JP2002102281A - 使い捨て着用物品 - Google Patents
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- A61F13/45—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 胴周り用防漏カフの自由端部に表面シートの
側へ倒伏する部分が形成されることはなく、自由端部が
障壁として機能し、排泄物の漏れを防ぐことができる使
い捨て着用物品を提供する。 【解決手段】 実質的に不透液性の胴周り用防漏カフ８
が、物品１の端縁部１ａの側に位置する固定端部８ａ
と、固定端部８ａから股下域２１へ向かって延びる自由
端部８ｂと、物品１の両側縁部１ｂに位置する固定側部
８ｃとを有し、防漏カフ８の起立支点８ｄが、胴周り用
弾性部材９と脚周り用弾性部材１１との間に延びる物品
１の実質的に非収縮の領域１６に位置している。
側へ倒伏する部分が形成されることはなく、自由端部が
障壁として機能し、排泄物の漏れを防ぐことができる使
い捨て着用物品を提供する。 【解決手段】 実質的に不透液性の胴周り用防漏カフ８
が、物品１の端縁部１ａの側に位置する固定端部８ａ
と、固定端部８ａから股下域２１へ向かって延びる自由
端部８ｂと、物品１の両側縁部１ｂに位置する固定側部
８ｃとを有し、防漏カフ８の起立支点８ｄが、胴周り用
弾性部材９と脚周り用弾性部材１１との間に延びる物品
１の実質的に非収縮の領域１６に位置している。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、排泄物を吸収、保
持する使い捨て着用物品に関する。
持する使い捨て着用物品に関する。
【０００２】
【従来の技術】実開平４−３５４９４８号公報は、透液
性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性コア
が介在し、互いに対向する前胴周り域および後胴周り域
とそれら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、前後
胴周り域の両側縁部が連結されて胴周り開口と一対の脚
周り開口とが画成された使い捨てパンツを開示してい
る。
性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性コア
が介在し、互いに対向する前胴周り域および後胴周り域
とそれら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、前後
胴周り域の両側縁部が連結されて胴周り開口と一対の脚
周り開口とが画成された使い捨てパンツを開示してい
る。
【０００３】このパンツには、胴周り方向へ伸縮する複
数条の胴周り用弾性部材が胴周り開口の縁部に伸長状態
で取り付けられ、脚周り方向へ伸縮する複数条の脚周り
用弾性部材が脚周り開口の縁部に伸長状態で取り付けら
れている。胴周り開口の縁部には、胴周り方向へ延びる
胴周り用防漏カフが取り付けられている。防漏カフは、
胴周り開口の縁部の側に位置してパンツに固着された固
定端部と、固定端部から股下域に向かって延びる自由端
部と、前後胴周り域の両側縁部に位置してパンツに固着
された固定側部とを有する。自由端部には、胴周り方向
へ伸縮する弾性部材が伸長状態で取り付けられている。
防漏カフでは、弾性部材の収縮によって自由端部が表面
シートの上方へ起立して障壁を形成する。
数条の胴周り用弾性部材が胴周り開口の縁部に伸長状態
で取り付けられ、脚周り方向へ伸縮する複数条の脚周り
用弾性部材が脚周り開口の縁部に伸長状態で取り付けら
れている。胴周り開口の縁部には、胴周り方向へ延びる
胴周り用防漏カフが取り付けられている。防漏カフは、
胴周り開口の縁部の側に位置してパンツに固着された固
定端部と、固定端部から股下域に向かって延びる自由端
部と、前後胴周り域の両側縁部に位置してパンツに固着
された固定側部とを有する。自由端部には、胴周り方向
へ伸縮する弾性部材が伸長状態で取り付けられている。
防漏カフでは、弾性部材の収縮によって自由端部が表面
シートの上方へ起立して障壁を形成する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】同号公報に開示のパン
ツでは、防漏カフの固定端部が胴周り用弾性部材に重な
り、防漏カフの起立支点が胴周り用弾性部材に近接して
いるので、胴周り用弾性部材が収縮すると、それにとも
なって固定端部と自由端部とが胴周り方向へ収縮する。
防漏カフでは、自由端部が収縮すると、それに多数の皺
が寄り、自由端部に表面シートの上方へ起立する部分と
表面シートの側へ倒伏する部分とが形成される。自由端
部の前記倒伏する部分は、障壁として機能せず、排泄物
がそこを乗り越えて胴周り開口の縁部から漏れてしまう
場合がある。
ツでは、防漏カフの固定端部が胴周り用弾性部材に重な
り、防漏カフの起立支点が胴周り用弾性部材に近接して
いるので、胴周り用弾性部材が収縮すると、それにとも
なって固定端部と自由端部とが胴周り方向へ収縮する。
防漏カフでは、自由端部が収縮すると、それに多数の皺
が寄り、自由端部に表面シートの上方へ起立する部分と
表面シートの側へ倒伏する部分とが形成される。自由端
部の前記倒伏する部分は、障壁として機能せず、排泄物
がそこを乗り越えて胴周り開口の縁部から漏れてしまう
場合がある。
【０００５】本発明の課題は、胴周り用防漏カフの自由
端部に表面シートの側へ倒伏する部分が形成されること
はなく、自由端部が障壁として機能し、排泄物の漏れを
防ぐことができる使い捨て着用物品を提供することにあ
る。
端部に表面シートの側へ倒伏する部分が形成されること
はなく、自由端部が障壁として機能し、排泄物の漏れを
防ぐことができる使い捨て着用物品を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明が前提とするところは、透液性表面シートと
不透液性裏面シートとの間に吸液性コアが介在し、前胴
周り域および後胴周り域とそれら胴周り域の間に位置す
る股下域とを備え、前記前後胴周り域を互いに並行して
第１方向へ延びる両端縁部と、前記両端縁部の間を第２
方向へ延びる両側縁部とを有し、前記第１方向へ伸縮す
る胴周り用弾性部材が、前記両端縁部に伸長状態で取り
付けられ、前記第２方向へ伸縮する脚周り用弾性部材
が、前記股下域における前記両側縁部に伸長状態で取り
付けられ、実質的に不透液性の胴周り用防漏カフが、前
記前胴周り域と前記後胴周り域との少なくとも後胴周り
域を前記第１方向へ延びている使い捨て着用物品であ
る。
に、本発明が前提とするところは、透液性表面シートと
不透液性裏面シートとの間に吸液性コアが介在し、前胴
周り域および後胴周り域とそれら胴周り域の間に位置す
る股下域とを備え、前記前後胴周り域を互いに並行して
第１方向へ延びる両端縁部と、前記両端縁部の間を第２
方向へ延びる両側縁部とを有し、前記第１方向へ伸縮す
る胴周り用弾性部材が、前記両端縁部に伸長状態で取り
付けられ、前記第２方向へ伸縮する脚周り用弾性部材
が、前記股下域における前記両側縁部に伸長状態で取り
付けられ、実質的に不透液性の胴周り用防漏カフが、前
記前胴周り域と前記後胴周り域との少なくとも後胴周り
域を前記第１方向へ延びている使い捨て着用物品であ
る。
【０００７】かかる前提において、本発明の特徴は、前
記防漏カフが、前記物品の端縁部の側に位置する固定端
部と、前記固定端部から前記股下域へ向かって延びる自
由端部と、前記物品の両側縁部に位置する固定側部とを
有し、前記第１方向へ伸縮する弾性部材が、前記自由端
部に伸長状態で取り付けられて該自由端部が前記表面シ
ートの上方へ起立する障壁を形成し、前記防漏カフの起
立支点が、前記胴周り用弾性部材と前記脚周り用弾性部
材との間に延びる前記物品の実質的に非収縮の領域に位
置していることにある。
記防漏カフが、前記物品の端縁部の側に位置する固定端
部と、前記固定端部から前記股下域へ向かって延びる自
由端部と、前記物品の両側縁部に位置する固定側部とを
有し、前記第１方向へ伸縮する弾性部材が、前記自由端
部に伸長状態で取り付けられて該自由端部が前記表面シ
ートの上方へ起立する障壁を形成し、前記防漏カフの起
立支点が、前記胴周り用弾性部材と前記脚周り用弾性部
材との間に延びる前記物品の実質的に非収縮の領域に位
置していることにある。
【０００８】本発明の実施の態様の一例としては、前記
第２方向へ長い中央開口部を有する実質的に不透液性の
カバーシートが、前記表面シートの外面に配置されて前
記物品の両端縁部と両側縁部とに固着され、前記防漏カ
フが、前記カバーシートの外面を前記第１方向へ延び、
前記自由端部が、前記カバーシートの上方へ起立する障
壁を形成する。
第２方向へ長い中央開口部を有する実質的に不透液性の
カバーシートが、前記表面シートの外面に配置されて前
記物品の両端縁部と両側縁部とに固着され、前記防漏カ
フが、前記カバーシートの外面を前記第１方向へ延び、
前記自由端部が、前記カバーシートの上方へ起立する障
壁を形成する。
【０００９】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記カバーシートの開口部が、前記股下域から前記前後
胴周り域へ延び、前記防漏カフの自由端部が、前記前後
胴周り域に開口する前記開口部の上方へ延びている。
前記カバーシートの開口部が、前記股下域から前記前後
胴周り域へ延び、前記防漏カフの自由端部が、前記前後
胴周り域に開口する前記開口部の上方へ延びている。
【００１０】本発明の実施の態様の他の一例として、前
記防漏カフは、前記物品の両端縁部から第２方向外方へ
延びる前記カバーシートの部分が前記両端縁部において
該カバーシートの外面の側へ折り返されることにより画
成されている。
記防漏カフは、前記物品の両端縁部から第２方向外方へ
延びる前記カバーシートの部分が前記両端縁部において
該カバーシートの外面の側へ折り返されることにより画
成されている。
【００１１】本発明の実施の態様の他の一例として、前
記防漏カフは、前記物品の両端縁部から第２方向外方へ
延びる前記裏面シートの部分が前記両端縁部において前
記表面シートの外面の側へ折り返されることにより画成
されている。
記防漏カフは、前記物品の両端縁部から第２方向外方へ
延びる前記裏面シートの部分が前記両端縁部において前
記表面シートの外面の側へ折り返されることにより画成
されている。
【００１２】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記防漏カフの起立支点と前記胴周り用弾性部材との離
間寸法が、５〜１５ｍｍの範囲にある。
前記防漏カフの起立支点と前記胴周り用弾性部材との離
間寸法が、５〜１５ｍｍの範囲にある。
【００１３】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記防漏カフの起立支点が、前記物品の両側縁部の側を
前記第１方向へ延びる前記コアの端縁近傍に位置してい
る。
前記防漏カフの起立支点が、前記物品の両側縁部の側を
前記第１方向へ延びる前記コアの端縁近傍に位置してい
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、本発明にか
かる使い捨て着用物品の詳細をパンツ型のおむつを例と
して説明すると、以下のとおりである。
かる使い捨て着用物品の詳細をパンツ型のおむつを例と
して説明すると、以下のとおりである。
【００１５】図１，２は、パンツ型に成形する以前の状
態で示すおむつ１の部分破断平面図と、パンツ型に成形
したおむつ１の部分破断斜視図とである。図１では、横
方向を矢印Ｘで示し、縦方向を矢印Ｙで示す。図２で
は、胴周り方向を矢印Ｘで示し、脚周り方向を矢印Ｙで
示す。横方向と胴周り方向とは、特許請求の範囲におけ
る第１方向であり、縦方向と脚周り方向とは、特許請求
の範囲における第２方向である。なお、表裏面シート
２，３やカバーシート６における内面とは、コア４に対
向する面をいい、それらシート２，３，６の外面とは、
コア４に非対向の面をいう。
態で示すおむつ１の部分破断平面図と、パンツ型に成形
したおむつ１の部分破断斜視図とである。図１では、横
方向を矢印Ｘで示し、縦方向を矢印Ｙで示す。図２で
は、胴周り方向を矢印Ｘで示し、脚周り方向を矢印Ｙで
示す。横方向と胴周り方向とは、特許請求の範囲におけ
る第１方向であり、縦方向と脚周り方向とは、特許請求
の範囲における第２方向である。なお、表裏面シート
２，３やカバーシート６における内面とは、コア４に対
向する面をいい、それらシート２，３，６の外面とは、
コア４に非対向の面をいう。
【００１６】おむつ１は、透液性表面シート２と、不透
液性裏面シート３と、それらシート２，３の間に介在し
て全体がティッシュペーパー（図示せず）に被覆、接合
された吸液性コア４とを主要な構成部材とし、さらに、
実質的に不透液性の脚周り用防漏カフ５と、縦方向へ長
い略矩形の中央開口部７を有する実質的に不透液性のカ
バーシート６と、実質的に不透液性の胴周り用防漏カフ
８とを有する。表裏面シート２，３やカバーシート６、
防漏カフ５，８は、非伸縮性のものである。コア４は、
ティッシュペーパーを介して表面シート２と裏面シート
３との内面に接合されている。
液性裏面シート３と、それらシート２，３の間に介在し
て全体がティッシュペーパー（図示せず）に被覆、接合
された吸液性コア４とを主要な構成部材とし、さらに、
実質的に不透液性の脚周り用防漏カフ５と、縦方向へ長
い略矩形の中央開口部７を有する実質的に不透液性のカ
バーシート６と、実質的に不透液性の胴周り用防漏カフ
８とを有する。表裏面シート２，３やカバーシート６、
防漏カフ５，８は、非伸縮性のものである。コア４は、
ティッシュペーパーを介して表面シート２と裏面シート
３との内面に接合されている。
【００１７】おむつ１は、図１に示すように、縦方向に
前胴周り域２０と、後胴周り域２２と、それら胴周り域
２０，２２の間に位置する股下域２１とを有し、互いに
並行して横方向へ延びる両端縁部１ａと、縦方向へ延び
る両側縁部１ｂとを有する。両側縁部１ｂは、股下域２
１においておむつ１の横方向内方へ向って弧を画いてい
る。
前胴周り域２０と、後胴周り域２２と、それら胴周り域
２０，２２の間に位置する股下域２１とを有し、互いに
並行して横方向へ延びる両端縁部１ａと、縦方向へ延び
る両側縁部１ｂとを有する。両側縁部１ｂは、股下域２
１においておむつ１の横方向内方へ向って弧を画いてい
る。
【００１８】両端縁部１ａには、横方向へ伸縮する複数
条の胴周り用弾性部材９，１０が伸長状態で取り付けら
れている。股下域２１における両側縁部１ｂには、縦方
向へ伸縮する複数条の脚周り用弾性部材１１が伸長状態
で取り付けられている。
条の胴周り用弾性部材９，１０が伸長状態で取り付けら
れている。股下域２１における両側縁部１ｂには、縦方
向へ伸縮する複数条の脚周り用弾性部材１１が伸長状態
で取り付けられている。
【００１９】脚周り用防漏カフ５は、おむつの両側縁部
１ｂに取り付けられて縦方向へ延びている。カバーシー
ト６は、表面シート２の外面に配置されている。胴周り
用防漏カフ８は、後胴周り域２２におけるカバーシート
６の外面に取り付けられて横方向へ延びている。
１ｂに取り付けられて縦方向へ延びている。カバーシー
ト６は、表面シート２の外面に配置されている。胴周り
用防漏カフ８は、後胴周り域２２におけるカバーシート
６の外面に取り付けられて横方向へ延びている。
【００２０】防漏カフ５は、コアの両側縁４ｂ近傍を縦
方向へ延びる固定側部５ａと、固定側部５ａに連なって
表面シート２の上方へ起立性向を有する自由側部５ｂ
と、おむつ１の横方向内方へ倒伏されて表面シート２に
重なる固定両端部５ｃとを有する。自由側部５ｂには、
縦方向へ伸縮する弾性部材１２が伸長状態で取り付けら
れている。弾性部材１２は、自由側部５ｂの一部に被覆
されている。防漏カフ５では、固定側部５ａがコア４の
側縁４ｂ近傍を覆う表面シート２の外面に固着され（図
４参照）、固定両端部５ｃがおむつ１の前後胴周り域２
０，２２に位置する表面シート２の外面に固着されてい
る。
方向へ延びる固定側部５ａと、固定側部５ａに連なって
表面シート２の上方へ起立性向を有する自由側部５ｂ
と、おむつ１の横方向内方へ倒伏されて表面シート２に
重なる固定両端部５ｃとを有する。自由側部５ｂには、
縦方向へ伸縮する弾性部材１２が伸長状態で取り付けら
れている。弾性部材１２は、自由側部５ｂの一部に被覆
されている。防漏カフ５では、固定側部５ａがコア４の
側縁４ｂ近傍を覆う表面シート２の外面に固着され（図
４参照）、固定両端部５ｃがおむつ１の前後胴周り域２
０，２２に位置する表面シート２の外面に固着されてい
る。
【００２１】カバーシート６は、おむつ１の両端縁部１
ａおよび両側縁部１ｂと防漏カフ５の固定側部５ａおよ
び固定両端部５ｃとを被覆している。カバーシート６
は、その内面がおむつの両端縁部１ａと両側縁部１ｂと
に固着されている。カバーシート６の開口部７は、股下
域２１の略全域に延びるとともに、股下域２１から前後
胴周り域２０，２２の側へわずかに延びている。
ａおよび両側縁部１ｂと防漏カフ５の固定側部５ａおよ
び固定両端部５ｃとを被覆している。カバーシート６
は、その内面がおむつの両端縁部１ａと両側縁部１ｂと
に固着されている。カバーシート６の開口部７は、股下
域２１の略全域に延びるとともに、股下域２１から前後
胴周り域２０，２２の側へわずかに延びている。
【００２２】防漏カフ８は、後胴周り域２２の端縁部１
ａの側に位置して横方向へ延びる固定端部８ａと、固定
端部８ａから股下域２１へ向かって延びる自由端部８ｂ
と、後胴周り域２２の両側縁部１ｂに位置して縦方向へ
延びる固定側部８ｃとを有する。防漏カフ８では、固定
端部８ａと固定側部８ｃとがカバーシート６の外面に固
着されている。自由端部８ｂには、横方向へ延びる弾性
部材１３が伸長状態で取り付けられている。自由端部８
ｂは、弾性部材１３の収縮によって表面シート２の上方
へ起立性向を有する。弾性部材１３は、自由端部８ｂの
一部に被覆されている。
ａの側に位置して横方向へ延びる固定端部８ａと、固定
端部８ａから股下域２１へ向かって延びる自由端部８ｂ
と、後胴周り域２２の両側縁部１ｂに位置して縦方向へ
延びる固定側部８ｃとを有する。防漏カフ８では、固定
端部８ａと固定側部８ｃとがカバーシート６の外面に固
着されている。自由端部８ｂには、横方向へ延びる弾性
部材１３が伸長状態で取り付けられている。自由端部８
ｂは、弾性部材１３の収縮によって表面シート２の上方
へ起立性向を有する。弾性部材１３は、自由端部８ｂの
一部に被覆されている。
【００２３】図１の状態にあるおむつ１は、図２に示す
ように、前後胴周り域２０，２２に延びる両側縁部１ｂ
が間欠的に固着されることでパンツ型に成形される。パ
ンツ型に成形されたおむつ１には、胴周り開口１４と一
対の脚周り開口１５とが画成されている。おむつ１で
は、両端縁部１ａが胴周り開口１４の縁部１ａを形成
し、股下域２１に延びる両側縁部１ｂが脚周り開口１５
の縁部１ｂを形成する。胴周り用弾性部材９，１０は、
胴周り開口１４の縁部１ａを胴周り方向へ延びている。
脚周り用弾性部材１１は、脚周り開口１５の縁部１ｂを
脚周り方向へ延びている。おむつ１では、防漏カフ５が
脚周り開口１５の縁部１ｂに沿って延び、防漏カフ８が
後胴周り域２２における胴周り開口１４の縁部１ａに沿
って延びている。
ように、前後胴周り域２０，２２に延びる両側縁部１ｂ
が間欠的に固着されることでパンツ型に成形される。パ
ンツ型に成形されたおむつ１には、胴周り開口１４と一
対の脚周り開口１５とが画成されている。おむつ１で
は、両端縁部１ａが胴周り開口１４の縁部１ａを形成
し、股下域２１に延びる両側縁部１ｂが脚周り開口１５
の縁部１ｂを形成する。胴周り用弾性部材９，１０は、
胴周り開口１４の縁部１ａを胴周り方向へ延びている。
脚周り用弾性部材１１は、脚周り開口１５の縁部１ｂを
脚周り方向へ延びている。おむつ１では、防漏カフ５が
脚周り開口１５の縁部１ｂに沿って延び、防漏カフ８が
後胴周り域２２における胴周り開口１４の縁部１ａに沿
って延びている。
【００２４】おむつ１では、弾性部材９，１０，１１が
収縮して胴周り開口１４の縁部１ａと脚周り開口１５の
縁部１ｂとに多数のギャザーが形成されている。おむつ
１では、弾性部材１２の収縮によって防漏カフ５の自由
側部５ｂが表面シート２の上方へ起立し、弾性部材１３
の収縮によって防漏カフ８の自由端部８ｂがカバーシー
ト６の上方へ起立している。
収縮して胴周り開口１４の縁部１ａと脚周り開口１５の
縁部１ｂとに多数のギャザーが形成されている。おむつ
１では、弾性部材１２の収縮によって防漏カフ５の自由
側部５ｂが表面シート２の上方へ起立し、弾性部材１３
の収縮によって防漏カフ８の自由端部８ｂがカバーシー
ト６の上方へ起立している。
【００２５】図３，４は、図２のＡ−Ａ線端面図と、図
２のＢ−Ｂ線端面図とである。おむつ１の後胴周り域２
２では、図３に示すように、防漏カフ８の固定端部８ａ
が胴周り用弾性部材９から股下域２１の方向へ所与寸法
離間している。防漏カフ８では、その起立支点８ｄが胴
周り用弾性部材９と脚周り用弾性部材１１との間に延び
るカバーシート６の実質的に非収縮の領域１６に位置し
ている。防漏カフ８では、胴周り用弾性部材９が胴周り
方向へ収縮し、胴周り開口１４の縁部１ａが収縮したと
しても、それにともなって防漏カフ８の自由端部８ｂが
収縮することはなく、自由端部８ｂに皺が寄ってしまう
ことはない。
２のＢ−Ｂ線端面図とである。おむつ１の後胴周り域２
２では、図３に示すように、防漏カフ８の固定端部８ａ
が胴周り用弾性部材９から股下域２１の方向へ所与寸法
離間している。防漏カフ８では、その起立支点８ｄが胴
周り用弾性部材９と脚周り用弾性部材１１との間に延び
るカバーシート６の実質的に非収縮の領域１６に位置し
ている。防漏カフ８では、胴周り用弾性部材９が胴周り
方向へ収縮し、胴周り開口１４の縁部１ａが収縮したと
しても、それにともなって防漏カフ８の自由端部８ｂが
収縮することはなく、自由端部８ｂに皺が寄ってしまう
ことはない。
【００２６】おむつ１では、防漏カフ８の固定端部８ａ
と起立支点８ｄとがコア４の端縁４ａ近傍を覆うカバー
シート６の外面に位置している。ゆえに、おむつ１で
は、表裏面シート２，３やカバーシート６よりも高い剛
性を有するコア４が防漏カフ８の自由端部８ｂの収縮を
阻止している。おむつ１では、固定端部８ａと起立支点
８ｄとがコア４の端縁４ａと胴周り用弾性部材９との間
に延びるカバーシート６の外面に位置していてもよい。
と起立支点８ｄとがコア４の端縁４ａ近傍を覆うカバー
シート６の外面に位置している。ゆえに、おむつ１で
は、表裏面シート２，３やカバーシート６よりも高い剛
性を有するコア４が防漏カフ８の自由端部８ｂの収縮を
阻止している。おむつ１では、固定端部８ａと起立支点
８ｄとがコア４の端縁４ａと胴周り用弾性部材９との間
に延びるカバーシート６の外面に位置していてもよい。
【００２７】防漏カフ８の起立支点８ｄと起立支点８ｄ
に近接する胴周り用弾性部材９ａとの離間寸法Ｌ１は、
５〜１５ｍｍの範囲にある。離間寸法Ｌ１が５ｍｍ未満
では、胴周り用弾性部材９の収縮にともなって防漏カフ
８の自由端部８ｂが収縮し、自由端部８ｂに皺が寄って
しまう場合がある。
に近接する胴周り用弾性部材９ａとの離間寸法Ｌ１は、
５〜１５ｍｍの範囲にある。離間寸法Ｌ１が５ｍｍ未満
では、胴周り用弾性部材９の収縮にともなって防漏カフ
８の自由端部８ｂが収縮し、自由端部８ｂに皺が寄って
しまう場合がある。
【００２８】後胴周り域２２の縁部１ａでは、表面シー
ト２の端部２ａがコア４の端縁４ａから外側へわずかに
延び、裏面シート３の端部３ａとカバーシート６の周縁
部６ａとが表面シート２の端部２ａからさらに外側へ延
びている。端部２ａは、端部３ａと周縁部６ａとの間に
介在し、端部３ａと周縁部６ａとに固着されている。端
部３ａと周縁部６ａとは、それらが互いに重なり合う部
分において固着されている。
ト２の端部２ａがコア４の端縁４ａから外側へわずかに
延び、裏面シート３の端部３ａとカバーシート６の周縁
部６ａとが表面シート２の端部２ａからさらに外側へ延
びている。端部２ａは、端部３ａと周縁部６ａとの間に
介在し、端部３ａと周縁部６ａとに固着されている。端
部３ａと周縁部６ａとは、それらが互いに重なり合う部
分において固着されている。
【００２９】裏面シート３は、プラスチックフィルム３
ｃと疎水性不織布３ｄとをラミネートした複合シートで
あり、胴周り用弾性部材９がプラスチックフィルム３ｃ
と疎水性不織布３ｄと間に取り付けられている。
ｃと疎水性不織布３ｄとをラミネートした複合シートで
あり、胴周り用弾性部材９がプラスチックフィルム３ｃ
と疎水性不織布３ｄと間に取り付けられている。
【００３０】後胴周り域２２における胴周り開口１４の
縁部１ａでは、防漏カフ８の自由端部８ｂが起立して障
壁を形成する。おむつ１では、排泄物が開口部７の縁７
ａからカバーシート６の外面に漏出したとしても、防漏
カフ８の自由端部８ｂが排泄物を堰き止めるので、胴周
り開口１４の縁部１ａからの排泄物の漏れを防止するこ
とができる。縁部１ａでは、表面シート２の端部２ａが
縁部１ａの端まで延びていないので、端部２ａに到達し
た排泄物が縁部１ａから漏出することはない。
縁部１ａでは、防漏カフ８の自由端部８ｂが起立して障
壁を形成する。おむつ１では、排泄物が開口部７の縁７
ａからカバーシート６の外面に漏出したとしても、防漏
カフ８の自由端部８ｂが排泄物を堰き止めるので、胴周
り開口１４の縁部１ａからの排泄物の漏れを防止するこ
とができる。縁部１ａでは、表面シート２の端部２ａが
縁部１ａの端まで延びていないので、端部２ａに到達し
た排泄物が縁部１ａから漏出することはない。
【００３１】脚周り開口１５の縁部１ｂでは、図４に示
すように、表面シート２の側部２ｂがコア４の側縁４ｂ
から外側へわずかに延び、裏面シート３の側部３ｂとカ
バーシート６の周縁部６ａとが表面シート２の側部２ｂ
からさらに外側へ延びている。側部２ｂは、側部３ｂと
周縁部６ａとの間に介在し、側部３ｂと周縁部６ａとに
固着されている。側部３ｂと周縁部６ａとは、それらが
互いに重なり合う部分において固着されている。脚周り
用弾性部材１１は、裏面シート３を形成するプラスチッ
クフィルム３ｃと疎水性不織布３ｄとの間に取り付けら
れている。股下域２１では、防漏カフ５の自由側部５ｂ
が起立して障壁を形成するので、股下域２１からの排泄
物の漏れを防止することができる。縁部１ｂでは、表面
シート２の側部２ｂが縁部１ｂの端まで延びていないの
で、側部２ｂに到達した排泄物が縁部１ｂから漏出する
ことはない。
すように、表面シート２の側部２ｂがコア４の側縁４ｂ
から外側へわずかに延び、裏面シート３の側部３ｂとカ
バーシート６の周縁部６ａとが表面シート２の側部２ｂ
からさらに外側へ延びている。側部２ｂは、側部３ｂと
周縁部６ａとの間に介在し、側部３ｂと周縁部６ａとに
固着されている。側部３ｂと周縁部６ａとは、それらが
互いに重なり合う部分において固着されている。脚周り
用弾性部材１１は、裏面シート３を形成するプラスチッ
クフィルム３ｃと疎水性不織布３ｄとの間に取り付けら
れている。股下域２１では、防漏カフ５の自由側部５ｂ
が起立して障壁を形成するので、股下域２１からの排泄
物の漏れを防止することができる。縁部１ｂでは、表面
シート２の側部２ｂが縁部１ｂの端まで延びていないの
で、側部２ｂに到達した排泄物が縁部１ｂから漏出する
ことはない。
【００３２】防漏カフ８は、前胴周り域２０におけるカ
バーシート６の外面に取り付けられていてもよい。この
場合、防漏カフの起立支点が胴周り用弾性部材１０と脚
周り用弾性部材１１との間に延びるカバーシート６の実
質的に非収縮の領域１７（図１参照）に位置しているこ
とが必要である。
バーシート６の外面に取り付けられていてもよい。この
場合、防漏カフの起立支点が胴周り用弾性部材１０と脚
周り用弾性部材１１との間に延びるカバーシート６の実
質的に非収縮の領域１７（図１参照）に位置しているこ
とが必要である。
【００３３】図５，６は、他の実施の形態を示すおむつ
１の平面図と、パンツ型に成形したおむつ１の部分破断
斜視図とであり、図７は、図６のＣ−Ｃ線端面図であ
る。このおむつ１は、透液性表面シート２と不透液性裏
面シート３との間に吸液性コア４が介在し、実質的に不
透液性の、脚周り用防漏カフ５と、カバーシート６と、
胴周り用防漏カフ８とを有する点において図２のそれと
同様である。図５のおむつ１が図２のそれと異なる点
は、以下のとおりである。
１の平面図と、パンツ型に成形したおむつ１の部分破断
斜視図とであり、図７は、図６のＣ−Ｃ線端面図であ
る。このおむつ１は、透液性表面シート２と不透液性裏
面シート３との間に吸液性コア４が介在し、実質的に不
透液性の、脚周り用防漏カフ５と、カバーシート６と、
胴周り用防漏カフ８とを有する点において図２のそれと
同様である。図５のおむつ１が図２のそれと異なる点
は、以下のとおりである。
【００３４】このおむつ１では、カバーシート６の中央
開口部７が股下域２１の略全域に延びるとともに、股下
域２１から前後胴周り域２０，２２の略中程へ延びてい
る。防漏カフ８の自由端部８ｂは、後胴周り域２２に開
口する開口部７の上方へ延びている。
開口部７が股下域２１の略全域に延びるとともに、股下
域２１から前後胴周り域２０，２２の略中程へ延びてい
る。防漏カフ８の自由端部８ｂは、後胴周り域２２に開
口する開口部７の上方へ延びている。
【００３５】このおむつ１では、開口部７の縦方向の寸
法が図１のそれよりも大きく、表面シート２の露出面積
を大きくすることができ、排泄物を開口部７内に確実に
収容することができる。おむつ１では、図７に示すよう
に、防漏カフ８の自由端部８ｂが起立して障壁を形成し
たときに、自由端部８ｂが開口部７の一部をその上方か
ら覆うので、表面シート２の外面を拡散した排泄物が後
胴周り域２２における胴周り開口１４の縁部１ａに集中
したとしても、防漏カフ８の自由端部８ｂが排泄物を堰
き止め、胴周り開口１４の縁部１ａからの排泄物の漏れ
を防止することができる。
法が図１のそれよりも大きく、表面シート２の露出面積
を大きくすることができ、排泄物を開口部７内に確実に
収容することができる。おむつ１では、図７に示すよう
に、防漏カフ８の自由端部８ｂが起立して障壁を形成し
たときに、自由端部８ｂが開口部７の一部をその上方か
ら覆うので、表面シート２の外面を拡散した排泄物が後
胴周り域２２における胴周り開口１４の縁部１ａに集中
したとしても、防漏カフ８の自由端部８ｂが排泄物を堰
き止め、胴周り開口１４の縁部１ａからの排泄物の漏れ
を防止することができる。
【００３６】図８，９は、他の実施の形態を示すパンツ
型に成形したおむつ１の部分破断斜視図と、図８のＤ−
Ｄ線端面図とである。このおむつ１は、カバーシート６
の部分が胴周り用防漏カフ８を兼ねている。防漏カフ８
は、後胴周り域２２における胴周り開口１４の縁部１ａ
から外側に延びるカバーシート６の部分が縁部１ａにお
いてカバーシート６の外面の側へ折り返されることによ
り画成されている。
型に成形したおむつ１の部分破断斜視図と、図８のＤ−
Ｄ線端面図とである。このおむつ１は、カバーシート６
の部分が胴周り用防漏カフ８を兼ねている。防漏カフ８
は、後胴周り域２２における胴周り開口１４の縁部１ａ
から外側に延びるカバーシート６の部分が縁部１ａにお
いてカバーシート６の外面の側へ折り返されることによ
り画成されている。
【００３７】図１０，１１は、他の実施の形態を示すパ
ンツ型に成形したおむつ１の部分破断斜視図と、図１０
のＥ−Ｅ線端面図とである。このおむつ１は、裏面シー
ト３を形成する疎水性不織布３ｄの部分が胴周り用防漏
カフ８を兼ねている。防漏カフ８は、後胴周り域２２に
おける胴周り開口１４の縁部１ａから外側に延びる疎水
性不織布３ｄの部分が縁部１ａにおいてカバーシート６
の外面の側へ折り返されることにより画成されている。
ンツ型に成形したおむつ１の部分破断斜視図と、図１０
のＥ−Ｅ線端面図とである。このおむつ１は、裏面シー
ト３を形成する疎水性不織布３ｄの部分が胴周り用防漏
カフ８を兼ねている。防漏カフ８は、後胴周り域２２に
おける胴周り開口１４の縁部１ａから外側に延びる疎水
性不織布３ｄの部分が縁部１ａにおいてカバーシート６
の外面の側へ折り返されることにより画成されている。
【００３８】図５と図８と図１０とのおむつ１では、防
漏カフ８の起立支点８ｄが胴周り用弾性部材９と脚周り
用弾性部材１１との間に延びるカバーシート６の実質的
に非収縮の領域１６に位置している。防漏カフ８の起立
支点８ｄと起立支点８ｄに近接する胴周り用弾性部材９
ａとの離間寸法Ｌ１は、５〜１５ｍｍの範囲にあること
が好ましい。
漏カフ８の起立支点８ｄが胴周り用弾性部材９と脚周り
用弾性部材１１との間に延びるカバーシート６の実質的
に非収縮の領域１６に位置している。防漏カフ８の起立
支点８ｄと起立支点８ｄに近接する胴周り用弾性部材９
ａとの離間寸法Ｌ１は、５〜１５ｍｍの範囲にあること
が好ましい。
【００３９】表面シート２には、不織布または開孔プラ
スチックフィルム等の透液性のシートを使用することが
できる。裏面シート３には、プラスチックフィルムと疎
水性不織布とをラミネートした複合シートの他に、疎水
性不織布、不透液性のプラスチックフィルムのいずれか
を使用することができる。防漏カフ５、カバーシート
６、防漏カフ８には、疎水性不織布を使用することがで
きる。また、裏面シート３、防漏カフ５、カバーシート
６、防漏カフ８には、高い耐水性を有するメルトブロー
ン法による不織布を、高い強度を有しかつ柔軟性に富ん
だスパンボンド法による不織布で挟んだ複合不織布を使
用することもできる。
スチックフィルム等の透液性のシートを使用することが
できる。裏面シート３には、プラスチックフィルムと疎
水性不織布とをラミネートした複合シートの他に、疎水
性不織布、不透液性のプラスチックフィルムのいずれか
を使用することができる。防漏カフ５、カバーシート
６、防漏カフ８には、疎水性不織布を使用することがで
きる。また、裏面シート３、防漏カフ５、カバーシート
６、防漏カフ８には、高い耐水性を有するメルトブロー
ン法による不織布を、高い強度を有しかつ柔軟性に富ん
だスパンボンド法による不織布で挟んだ複合不織布を使
用することもできる。
【００４０】不織布としては、スパンレース、ニードル
パンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポン
ド、ケミカルボンド、エアースルー、の各製法により製
造されたものを使用することができる。不織布の構成繊
維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ
アミド系、の各繊維、ポリエチレン／ポリプロピレンま
たはポリエステルからなる芯鞘型複合繊維またはサドバ
イサイド型複合繊維を使用することができる。
パンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポン
ド、ケミカルボンド、エアースルー、の各製法により製
造されたものを使用することができる。不織布の構成繊
維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ
アミド系、の各繊維、ポリエチレン／ポリプロピレンま
たはポリエステルからなる芯鞘型複合繊維またはサドバ
イサイド型複合繊維を使用することができる。
【００４１】コア４は、粉砕パルプと高吸収性ポリマー
粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所要の
厚みに圧縮されている。ゆえに、コア４は、表裏面シー
ト２，３やカバーシート６よりも高剛性である。ポリマ
ー粒子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリ
マー系のものを使用することができる。
粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所要の
厚みに圧縮されている。ゆえに、コア４は、表裏面シー
ト２，３やカバーシート６よりも高剛性である。ポリマ
ー粒子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリ
マー系のものを使用することができる。
【００４２】表裏面シート２，３どうしの固着、表裏面
シート２，３に対する防漏カフ５やカバーシート６、防
漏カフ８の固着、表裏面シート２，３に対するコア４の
接合、弾性部材９，１０，１１，１２，１３の取り付け
には、ホットメルト系接着剤、または、ヒートシールや
ソニックシール等の熱による溶着手段を使用することが
できる。
シート２，３に対する防漏カフ５やカバーシート６、防
漏カフ８の固着、表裏面シート２，３に対するコア４の
接合、弾性部材９，１０，１１，１２，１３の取り付け
には、ホットメルト系接着剤、または、ヒートシールや
ソニックシール等の熱による溶着手段を使用することが
できる。
【００４３】この発明は、テープファスナとテーゲット
テープとを互いに係合させることで、おむつの前後胴周
り域を連結するオープン型のおむつについても実施する
ことができる。
テープとを互いに係合させることで、おむつの前後胴周
り域を連結するオープン型のおむつについても実施する
ことができる。
【００４４】
【発明の効果】本発明にかかる使い捨て着用物品によれ
ば、胴周り用防漏カフの起立支点が胴周り用弾性部材と
前記脚周り用弾性部材との間に延びる物品の実質的に非
伸縮の領域に位置しているので、胴周り用弾性部材が収
縮したとしても、防漏カフの自由端部が収縮することは
なく、自由端部に皺が寄ることはない。ゆえに、物品で
は、防漏カフの自由端部に表面シートの側へ倒伏する部
分が形成されることはなく、自由端部が起立して障壁を
形成し、物品の両端縁部からの排泄物の漏れを防止する
ことができる。
ば、胴周り用防漏カフの起立支点が胴周り用弾性部材と
前記脚周り用弾性部材との間に延びる物品の実質的に非
伸縮の領域に位置しているので、胴周り用弾性部材が収
縮したとしても、防漏カフの自由端部が収縮することは
なく、自由端部に皺が寄ることはない。ゆえに、物品で
は、防漏カフの自由端部に表面シートの側へ倒伏する部
分が形成されることはなく、自由端部が起立して障壁を
形成し、物品の両端縁部からの排泄物の漏れを防止する
ことができる。
【００４５】カバーシートの開口部が物品の股下域から
胴周り域へ向かって延び、かつ、防漏カフの自由端部が
胴周り域に開口するカバーシートの開口部の上方へ延び
る物品では、排泄物をカバーシートの開口部内に確実に
収容することができるとともに、防漏カフの自由端部が
開口部の一部をその上方から覆うので、表面シートの外
面を拡散した排泄物が物品の両端縁部に集中したとして
も、防漏カフの自由端部が排泄物を堰き止め、物品の両
端縁部からの排泄物の漏れを防止することができる。
胴周り域へ向かって延び、かつ、防漏カフの自由端部が
胴周り域に開口するカバーシートの開口部の上方へ延び
る物品では、排泄物をカバーシートの開口部内に確実に
収容することができるとともに、防漏カフの自由端部が
開口部の一部をその上方から覆うので、表面シートの外
面を拡散した排泄物が物品の両端縁部に集中したとして
も、防漏カフの自由端部が排泄物を堰き止め、物品の両
端縁部からの排泄物の漏れを防止することができる。
【図１】パンツ型に成形する以前の状態で示すおむつの
部分破断平面図。
部分破断平面図。
【図２】パンツ型に成形したおむつの部分破断斜視図。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図。
【図４】図２のＢ−Ｂ線断面図。
【図５】他の実施の形態を示すおむつの平面図。
【図６】パンツ型に成形したおむつの部分破断斜視図。
【図７】図６のＣ−Ｃ線断面図。
【図８】他の実施の形態を示すパンツ型に成形したおむ
つの部分破断斜視図。
つの部分破断斜視図。
【図９】図８のＤ−Ｄ線端面図。
【図１０】他の実施の形態を示すパンツ型に成形したお
むつの部分破断斜視図。
むつの部分破断斜視図。
【図１１】図１０のＥ−Ｅ線端面図。
１ パンツ型の使い捨ておむつ（使い捨て着
用物品） １ａ 両端縁部 １ｂ 両側縁部 ２ 透液性表面シート ３ 不透液性裏面シート ４ 吸液性コア ４ａ 端縁 ６ カバーシート ７ 中央開口部 ８ 胴周り用防漏カフ ８ａ 固定端部 ８ｂ 自由端部 ８ｃ 固定側部 ８ｄ 起立支点 ９，１０ 胴周り用弾性部材 １１ 脚周り用弾性部材 １３ 弾性部材 １６ 領域 １７ 領域 ２０ 前胴周り域 ２１ 股下域 ２２ 後胴周り域 Ｌ１ 寸法
用物品） １ａ 両端縁部 １ｂ 両側縁部 ２ 透液性表面シート ３ 不透液性裏面シート ４ 吸液性コア ４ａ 端縁 ６ カバーシート ７ 中央開口部 ８ 胴周り用防漏カフ ８ａ 固定端部 ８ｂ 自由端部 ８ｃ 固定側部 ８ｄ 起立支点 ９，１０ 胴周り用弾性部材 １１ 脚周り用弾性部材 １３ 弾性部材 １６ 領域 １７ 領域 ２０ 前胴周り域 ２１ 股下域 ２２ 後胴周り域 Ｌ１ 寸法
Claims (7)
- 【請求項１】 透液性表面シートと不透液性裏面シート
との間に吸液性コアが介在し、前胴周り域および後胴周
り域とそれら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、
前記前後胴周り域を互いに並行して第１方向へ延びる両
端縁部と、前記両端縁部の間を第２方向へ延びる両側縁
部とを有し、前記第１方向へ伸縮する胴周り用弾性部材
が、前記両端縁部に伸長状態で取り付けられ、前記第２
方向へ伸縮する脚周り用弾性部材が、前記股下域におけ
る前記両側縁部に伸長状態で取り付けられ、実質的に不
透液性の胴周り用防漏カフが、前記前胴周り域と前記後
胴周り域との少なくとも後胴周り域を前記第１方向へ延
びている使い捨て着用物品において、 前記防漏カフが、前記物品の端縁部の側に位置する固定
端部と、前記固定端部から前記股下域へ向かって延びる
自由端部と、前記物品の両側縁部に位置する固定側部と
を有し、前記第１方向へ伸縮する弾性部材が前記自由端
部に伸長状態で取り付けられて、該自由端部が前記表面
シートの上方へ起立する障壁を形成し、前記防漏カフの
起立支点が、前記胴周り用弾性部材と前記脚周り用弾性
部材との間に延びる前記物品の実質的に非収縮の領域に
位置していることを特徴とする前記物品。 - 【請求項２】 前記第２方向へ長い中央開口部を有する
実質的に不透液性のカバーシートが、前記表面シートの
外面に配置されて前記物品の両端縁部と両側縁部とに固
着され、前記防漏カフが、前記カバーシートの外面を前
記第１方向へ延び、前記自由端部が、前記カバーシート
の上方へ起立する障壁を形成する請求項１記載の物品。 - 【請求項３】 前記カバーシートの開口部が、前記股下
域から前記前後胴周り域へ延び、前記防漏カフの自由端
部が、前記前後胴周り域に開口する前記開口部の上方へ
延びている請求項２に記載の物品。 - 【請求項４】 前記防漏カフは、前記物品の両端縁部か
ら第２方向外方へ延びる前記カバーシートの部分が前記
両端縁部において該カバーシートの外面の側へ折り返さ
れることにより画成されている請求項２または請求項３
に記載の物品。 - 【請求項５】 前記防漏カフは、前記物品の両端縁部か
ら第２方向外方へ延びる前記裏面シートの部分が前記両
端縁部において前記表面シートの外面の側へ折り返され
ることにより画成されている請求項１ないし請求項３い
ずれかに記載の物品。 - 【請求項６】 前記防漏カフの起立支点と前記胴周り用
弾性部材との離間寸法が、５〜１５ｍｍの範囲にある請
求項１ないし請求項５いずれかに記載の物品。 - 【請求項７】 前記防漏カフの起立支点が、前記物品の
両側縁部の側を前記第１方向へ延びる前記コアの端縁近
傍に位置している請求項１ないし請求項６いずれかに記
載の物品。
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