JP4024507B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排泄物を吸収、保持する使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性コアが介在し、縦方向に前後胴周り域とそれら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、縦方向へ延びる実質的に不透液性の防漏シートが、コアの両側縁の外側近傍に取り付けられた使い捨ておむつは公知である。
【0003】
防漏シートは、コアの両側縁の外側に固着された固定側部と、表面シートの上方へ起立性向を有する自由側部と、おむつの横方向内方へ倒伏した状態で前後胴周り域に固着された固定前後端部とを有する。固定側部と自由側部とは、股下域から前後胴周り域に向かって縦方向へ延びている。防漏シートの自由側部には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材が伸長状態で取り付けられている。
【0004】
そのようなおむつとしては、特開平8−289902号公報や特開平8−322876号公報、特開平8−322877号公報に開示されている。それら公報に開示のおむつは、オープン型のもので、前後胴周り域の胴周り両側部どうしを連結して着用する。それらおむつでは、おむつが表面シートを内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材が収縮して防漏シートの自由側部が表面シートの上方へ起立する。それらおむつでは、起立した防漏シートの自由側部が排泄物に対する障壁を形成し、股下域からの排泄物の横漏れを防ぐことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
それら公報に開示のおむつでは、防漏シートの自由側部の起立が不十分であると、自由側部が排泄物に対する障壁として機能せず、排泄物が自由側部を乗り越えてしまう場合がある。それらおむつでは、防漏シートの固定前後端部が物品の横方向内方へ倒伏した状態で前後胴周り域に固着されているので、固定前後端部近傍に位置する自由側部が十分に起立することができず、固定前後端部近傍において排泄物の横漏れが生じ易い。それらおむつでは、防漏シートの固定前後端部近傍に位置する自由側部を表面シートの上方へ引き起こす手段がなく、そこに位置する自由側部を確実に起立させることができない。
【0006】
本発明の課題は、防漏シートの固定前後端部近傍に位置する自由側部を確実に起立させることで、固定前後端部近傍における排泄物の横漏れを防ぐことができる使い捨ておむつを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の前提は、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性コアが介在し、縦方向に前後胴周り域とそれら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、実質的に不透液性の防漏シートが、前記コアの両側縁近傍に取り付けられ、前記防漏シートが、前記股下域から前記前後胴周り域に向かって縦方向へ延びる固定側部と、前記表面シートの上方へ起立性向を有して縦方向へ延びる自由側部と、前記前後胴周り域に位置して横方向内方へ倒伏した固定前後端部とを有し、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材が、前記防漏シートの自由側部に伸長状態で取り付けられた使い捨ておむつである。
【0008】
前記前提における本発明の特徴は、前記前後胴周り域を連結可能な帯状の第1連結シートが、前記後胴周り域の胴周り両側部から横方向外方へ延び、前記第1連結シートが、前記防漏シートの固定後端部近傍に位置する自由側部に固着された固定内端部と、前記固定内端部から横方向外方へ延びる自由外端部とを有し、前記前胴周り域における裏面シートの外面に着脱可能な止着手段が、前記第1連結シートの自由外端部に形成されていることにある。
【0009】
本発明の実施の態様の一例としては、前記第1連結シートの固定内端部が、前記防漏シートの固定後端部に固着されている。
【0010】
本発明の実施の態様の他の一例としては、前記防漏シートの前記固定前後端部がそれぞれ前記前後胴周り域の胴周り端部に固着されており、前記前後胴周り域を連結可能な帯状の第1連結シートが、前記後胴周り域の胴周り両側部から横方向外方へ延び、前記第1連結シートが、前記防漏シートの固定後端部近傍に位置する自由側部の前記コアに非対向の面に固着された固定内端部と、前記固定内端部から横方向外方へ延びる自由外端部とを有し、前記前胴周り域における裏面シートの外面に着脱可能な止着手段が、前記第1連結シートの自由外端部に形成されている。
【0011】
本発明の実施の態様の他の一例としては、前記第2連結シートの固定内端部が、前記防漏シートの固定前端部近傍に位置する自由側部に固着されている。
【0012】
本発明の実施の態様の他の一例としては、前記第2連結シートの固定内端部が、前記防漏シートの固定前端部に固着されている。
【0013】
本発明の実施の態様の他の一例としては、前記第1連結シートと前記第2連結シートとが、胴周り方向へ弾性的な伸縮性を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明に係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0015】
図1,2は、おむつ1Aの部分破断平面図と、着用状態で示すおむつ1Aの斜視図とであり、図3,4は、図1のA−A線端面図と、図2のB−B線矢視断面図とである。図1では、横方向を矢印Xで示し、縦方向を矢印Yで示す。なお、表裏面シート2,3と防漏シート13との内面とは、吸液性コア4に対向する面をいい、それらシート2,3,13の外面とは、コア4に非対向の面をいう。
【0016】
おむつ1Aは、肌当接側に位置する透液性表面シート2と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート3と、それらシート2,3の間に介在し、それらシート2,3の少なくとも一方の内面に固着された吸液性コア4とを主要な構成部材とする。おむつ1Aは、それら部材の他に、実質的に不透液性の防漏シート13と、帯状の第1連結シート16とを有する。
【0017】
おむつ1Aは、縦方向に前胴周り域5および後胴周り域7と、それら胴周り域5,7の間に位置する股下域6とを有する。前胴周り域5における裏面シート3の外面には、可撓性を有する矩形のターゲットテープ14が取り付けられている。ターゲットテープ14は、メカニカルファスナのうちのループ部材から形成されている。
【0018】
おむつ1Aは、前後胴周り域5,7を横方向へ延びる胴周り両端部8と、前後胴周り域5,7を縦方向へ延びる胴周り両側部9と、股下域6を縦方向へ延びる脚周り両側部10とを有する。おむつ1Aでは、脚周り両側部10がおむつ1Aの横方向内方へ向かって弧を画いており、その平面形状が実質的に砂時計型を呈する。胴周り両端部8には、横方向へ延びる帯状の胴周り用弾性部材11が伸長状態で取り付けられている。脚周り両側部10には、縦方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材12が伸長状態で取り付けられている。
【0019】
防漏シート13は、胴周り両側部9と脚周り両側部10とを縦方向へ延びている。防漏シート13は、コア4の両側縁4bの外側に固着された固定側部13aと、表面シート2の上方へ起立性向を有する自由側部13bと、前後胴周り域5,6の胴周り両端部8に固着された固定前後端部13c,13dとを有する。固定側部13aと自由側部13bとは、股下域6から前後胴周り域5,7に向かって縦方向へ延びている。固定前後端部13c,13dは、おむつ1Aの横方向内方へ倒伏している。自由側部13bには、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材15が伸長状態で取り付けられている。弾性部材15は、自由側部13bの一部に被覆されている。
【0020】
第1連結シート16は、防漏シート13の外側に位置して後胴周り域7の胴周り両側部9から横方向外方へ延びている。第1連結シート16は、固定内端部16aと、固定内端部16aから横方向外方へ延びる自由外端部16bとを有する。第1連結シート16の固定内端部16aは、防漏シート13の固定後端部13dの外面と固定後端部13d近傍に位置する自由側部13bの外面とに固着されている。第1連結シート16の自由外端部16bの端縁16c近傍には、メカニカルファスナのうちのフック部材17(止着手段)が取り付けられている。
【0021】
第1連結シート16は、互いに重なり合う2枚の繊維不織布18,19から形成されている。第1連結シート16には、横方向へ延びる伸縮性弾性部材20が伸長状態で取り付けられている。弾性部材20は、連結シート16を形成する不織布18,19の間に介在し、それら不織布18,19に固着されている。フック部材17は、不織布18に固着されている。
【0022】
このおむつ1Aを着用するには、第1連結シート16の自由外端部16bを前胴周り域5の胴周り両側部9の外側に重ね合わせ、フック部材17を介して自由外端部16bをターゲットテープ14に止着して前後胴周り域5,7を連結する。前後胴周り域5,7が連結されたおむつ1Aには、図2に示すように、胴周り開口21とその下方に一対の脚周り開口22とが形成される。
【0023】
おむつ1Aでは、それが表面シート2を内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材15が縦方向へ収縮し、防漏シート13の自由側部13bが表面シート2の上方へ起立する。おむつ1Aでは、起立した防漏シート13の自由側部13bが排泄物に対する障壁を形成し、股下域6からの排泄物の横漏れを防ぐことができる。
【0024】
おむつ1Aでは、それを着用したときに、第1連結シート16が横方向外方へ引っ張られ、第1連結シート16によって防漏シート13の固定後端部13d近傍に位置する自由側部13bが表面シート2の上方へ引き起こされる。おむつ1Aでは、防漏シート13の固定後端部13d近傍に位置する自由側部13bを確実に起立させることができ、固定後端部13d近傍における排泄物の横漏れを防ぐことができる。
【0025】
おむつ1Aでは、防漏シート13の固定後端部13d近傍に位置する自由側部13bがおむつ1Aの横方向内方へ倒伏しようとしても、そこに位置する自由側部13bが第1連結シート16によっておむつ1Aの横方向外方へ引っ張られるので、自由側部13bが横方向内方へ倒伏してしまうことはない。
【0026】
おむつ1Aでは、横方向外方へ引っ張られた第1連結シート16によって、防漏シート13の固定後端部13d近傍が着用者の肌に押し当てられ、固定後端部13d近傍が着用者の肌に密着する。また、このおむつ1Aでは、第1連結シート16に弾性部材20が取り付けられているので、第1連結シート16が横方向へ伸縮可能であり、おむつ1Aを着用したときに、第1連結シート16によって着用者の胴周りを締め付けることができ、おむつ1Aが着用者の胴周りからずれ下がってしまうことを防ぐことができる。
【0027】
胴周り両端部8では、表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとがコア4の両端縁4aから縦方向外方へ延び、端部2a,3aにおいてそれらシート2,3の内面どうしが固着されている。胴周り用弾性部材11は、表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとの間に介在し、それらシート2,3の端部2a,3a内面に固着されている。防漏シート13の固定前後端部13c,13dは、表面シート2の端部2a外面に固着されている。
【0028】
胴周り両側部9と脚周り両側部10とでは、表面シート2の側部2bがコア4の両側縁4bから横方向外方へわずかに延び、側部2bからさらに横方向外方へ裏面シート3の側部3bと防漏シート13の固定側部13aとが延びている。表面シート2の側部2bは、裏面シート3の側部3bと防漏シート13の固定側部13aとの間に介在し、それら側部3b,13aに固着されている。裏面シート3と防漏シート13とは、側部3b,13aにおいてそれらシート3,13の内面どうしが固着されている。脚周り用弾性部材12は、裏面シート3の側部3bと防漏シート13の固定側部13aとの間に介在し、それらシート3,13の側部3b,13a内面に固着されている。
【0029】
図5,6は、他の実施の形態を示すおむつ1Bの部分破断平面図と、着用状態で示すおむつ1Bの斜視図とであり、図7,8は、図5のC−C線端面図と、図6のD−D線矢視断面図とである。図5では、横方向を矢印Xで示し、縦方向を矢印Yで示す。このおむつ1Bが図1のそれと異なる点は、第1連結シート16の自由外端部16bに連結可能な第2連結シート23を有するとともに、前胴周り域5における裏面シート3の外面にターゲットテープ14が取り付けられていないことにある。
【0030】
第2連結シート23は、防漏シート13の外側に位置して前胴周り域5の胴周り両側部9から横方向外方へ延びている。第2連結シート23は、横方向の長さ寸法が第1連結シート16のそれよりも小さい。
【0031】
第2連結シート23は、固定内端部23aと、固定内端部23aから横方向外方へ延びる自由外端部23bとを有する。第2連結シート23の固定内端部23aは、防漏シート13の固定前端部13cの外面と固定前端部13c近傍に位置する自由側部13bの外面とに固着されている。第2連結シート23の自由外端部23bの端縁23c近傍には、メカニカルファスナのうちのループ部材24(止着手段)が取り付けられている。
【0032】
第2連結シート23は、互いに重なり合う2枚の繊維不織布25,26から形成されている。第2連結シート23には、横方向へ延びる伸縮性弾性部材27が伸長状態で取り付けられている。弾性部材27は、連結シート23を形成する不織布25,26の間に介在し、それら不織布25,26に固着されている。ループ部材24は、不織布26に固着されている。
【0033】
このおむつ1Bを着用するには、第1連結シート16の自由外端部16bを第2連結シート23の自由外端部23bの外側に重ね合わせ、フック部材17とループ部材24とを係合させてそれら連結シート16,23の自由外端部16b,23bどうしを連結する。それら連結シート16,23が連結されたおむつ1Bには、図6に示すように、胴周り開口21とその下方に一対の脚周り開口22とが形成される。
【0034】
このおむつ1Bでは、それを着用したときに、それら連結シート16,23が横方向外方へ引っ張られ、それら連結シート16,23によって防漏シート13の固定前後端部13c,13d近傍に位置する自由側部13bが表面シート2の上方へ引き起こされる。おむつ1Bでは、防漏シート13の固定前後端部13c,13d近傍に位置する自由側部13bを確実に起立させることができ、固定前端部13c近傍からの排泄物の横漏れを防ぐことができるとともに、固定後端部13d近傍からの排泄物の横漏れを防ぐことができる。
【0035】
おむつ1Bでは、防漏シート13の固定前後端部13c,13d近傍に位置する自由側部13bがおむつ1Bの横方向内方へ倒伏しようとしても、そこに位置する自由側部13bがそれら連結シート16,23によっておむつ1Bの横方向外方へ引っ張られるので、自由側部13bが横方向内方へ倒伏してしまうことはない。
【0036】
おむつ1Bでは、横方向外方へ引っ張られたそれら連結シート16,23によって、防漏シート13の固定前後端部13c,13d近傍が着用者の肌に押し当てられ、固定前後端部13c,13d近傍が着用者の肌に密着する。また、このおむつ1Bでは、第1および第2連結シート16,23に弾性部材20,27が取り付けられているので、それら連結シート16,23が横方向へ伸縮可能であり、おむつ1Bを着用したときに、それら連結シート16,23によって着用者の胴周りを締め付けることができ、おむつ1Bが着用者の胴周りからずれ下がってしまうことを防ぐことができる。
【0037】
図5のおむつ1Bでは、それを着用するときに、前胴周り域5を着用者の腹部の側に位置させるとともに、後胴周り域7を着用者の臀部の側に位置させるが、前胴周り域5を着用者の臀部の側に位置させるとともに、後胴周り域7を着用者の腹部の側に位置させることもできる。また、図5のおむつ1Bでは、第2連結シート23の固定内端部23aが防漏シート13の固定前端部13cと固定前端部13c近傍に位置する自由側部13bとに固着されることなく、前胴周り域5の胴周り両側部9に固着されていてもよい。
【0038】
それら図示のおむつ1A,1Bでは、第1および第2連結シート16,23に弾性部材20,27が取り付けられていなくてもよい。また、それら図示のおむつ1A,1Bでは、第1および第2連結シート16,23が縦方向と胴周り方向とヘ弾性的な伸縮性を有する繊維不織布から形成されていてもよい。
【0039】
表面シート2には、親水性繊維不織布、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルムのいずれかを使用することができる。裏面シート3や防漏シート13には、疎水性繊維不織布、通気不透液性のプラスチックフィルム、疎水性繊維不織布を重ね合わせた複合不織布、疎水性繊維不織布と通気不透液性のプラスチックフィルムとを重ね合わせた複合シートのいずれかを使用することができる。第1および第2連結シート16,23を形成する不織布18,19,25,26には、親水性繊維不織布と疎水性繊維不織布とのいずれかを使用することができる。
【0040】
裏面シート3や防漏シート13、第1および第2連結シート16,23には、高い耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布を、高い強度を有し、かつ、柔軟性に富んだスパンボンド法による繊維不織布で挟んだ複合不織布を使用することもできる。
【0041】
不織布としては、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンド、エアースルー、の各製法により製造されたものを使用することができる。不織布の構成繊維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレンやポリエチレン/ポリエステルからなる芯鞘型複合繊維または並列型複合繊維を使用することができる。
【0042】
コア4は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物、または、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所要の厚みに圧縮されている。コア4は、それの型崩れやポリマー粒子の脱落を防止するため、全体がティッシュペーパーや親水性繊維不織布等の透液性シートに被覆されていることが好ましい。ポリマー粒子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のものを使用することができる。
【0043】
表裏面シート2,3の固着や防漏シート13の固着、第1および第2連結シート16,23の固着、コア4の固着、弾性部材11,12,15,20,27の固着には、ホットメルト型接着剤、または、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段を利用することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係る使い捨ておむつによれば、第1連結シートによって防漏シートの固定後端部近傍に位置する自由側部が表面シートの上方へ引き起こされるので、そこに位置する自由側部を確実に起立させることができ、防漏シートの固定後端部近傍からの排泄物の横漏れを防ぐことができる。このおむつでは、防漏シートの固定後端部近傍に位置する自由側部がおむつの横方向内方へ倒伏しようとしても、そこに位置する自由側部が第1連結シートによっておむつの横方向外方へ引っ張られるので、自由側部が横方向内方へ倒伏してしまうことはない。
【0045】
第1連結シートに連結可能な第2連結シートが前胴周り域の胴周り両側部から横方向外方へ延びるおむつでは、第1および第2連結シートによって防漏シートの固定前後端部近傍に位置する自由側部が表面シートの上方へ引き起こされるので、そこに位置する自由側部を確実に起立させることができる。このおむつでは、後胴周り域の固定後端部近傍からの排泄物の横漏れを防ぐことができるとともに、前胴周り域の固定前端部近傍からの排泄物の横漏れを防ぐことができる。また、このおむつでは、防漏シートの固定前後端部近傍に位置する自由側部がおむつの横方向内方へ倒伏しようとしても、そこに位置する自由側部がそれら連結シートによっておむつの横方向外方へ引っ張られるので、自由側部が横方向内方へ倒伏してしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】おむつの部分破断平面図。
【図2】着用状態で示すおむつの斜視図。
【図3】図1のA−A線端面図。
【図4】図2のB−B線矢視断面図。
【図5】他の実施の形態を示すおむつの部分破断平面図。
【図6】着用状態で示すおむつの斜視図。
【図7】図5のC−C線端面図。
【図8】図6のD−D線矢視断面図。
【符号の説明】
1A,1B 使い捨ておむつ
2 透液性表面シート
3 不透液性裏面シート
4 吸液性コア
4b 両側縁
5 前胴周り域
6 股下域
7 後胴周り域
9 胴周り両側部
13 防漏シート
13a 固定側部
13b 自由側部
13c 固定前端部
13d 固定後端部
15 伸縮性弾性部材
16 第1連結シート
16a 固定内端部
16b 自由外端部
17 フック部材(止着手段)
23 第2連結シート
23a 固定内端部
23b 自由外端部
24 ループ部材(止着手段)

Claims (6)

  1. 透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性コアが介在し、縦方向に前後胴周り域とそれら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、実質的に不透液性の防漏シートが、前記コアの両側縁近傍に取り付けられ、前記防漏シートが、前記股下域から前記前後胴周り域に向かって縦方向へ延びる固定側部と、前記表面シートの上方へ起立性向を有して縦方向へ延びる自由側部と、前記前後胴周り域に位置して横方向内方へ倒伏した固定前後端部とを有し、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材が、前記防漏シートの自由側部に伸長状態で取り付けられた使い捨ておむつにおいて、
    前記防漏シートの前記固定前後端部がそれぞれ前記前後胴周り域の胴周り端部に固着されており、
    前記前後胴周り域を連結可能な帯状の第1連結シートが、前記後胴周り域の胴周り両側部から横方向外方へ延び、前記第1連結シートが、前記防漏シートの固定後端部近傍に位置する自由側部の前記コアに非対向の面に固着された固定内端部と、前記固定内端部から横方向外方へ延びる自由外端部とを有し、前記前胴周り域における裏面シートの外面に着脱可能な止着手段が、前記第1連結シートの自由外端部に形成されていることを特徴とする前記おむつ。
  2. 前記第1連結シートの固定内端部が、前記防漏シートの固定後端部に固着されている請求項1記載のおむつ。
  3. 前記第1連結シートに連結可能な帯状の第2連結シートが、前記前胴周り域の胴周り両側部から横方向外方へ延び、前記第2連結シートが、前記前胴周り域の胴周り両側部に位置する固定内端部と、前記固定内端部から横方向外方へ延びる自由外端部とを有し、前記第1連結シートの自由外端部に着脱可能な止着手段が、前記第2連結シートの自由外端部に形成されている請求項1または請求項2に記載のおむつ。
  4. 前記第2連結シートの固定内端部が、前記防漏シートの固定前端部近傍に位置する自由側部に固着されている請求項3記載のおむつ。
  5. 前記第2連結シートの固定内端部が、前記防漏シートの固定前端部に固着されている請求項3または請求項4に記載のおむつ。
  6. 前記第1連結シートと前記第2連結シートとが、胴周り方向へ弾性的な伸縮性を有する請求項1ないし請求項5いずれかに記載のおむつ。
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