JP2002101835A - 麺類の製造法及び麺質改良剤 - Google Patents

麺類の製造法及び麺質改良剤

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JP2002101835A
JP2002101835A JP2001226061A JP2001226061A JP2002101835A JP 2002101835 A JP2002101835 A JP 2002101835A JP 2001226061 A JP2001226061 A JP 2001226061A JP 2001226061 A JP2001226061 A JP 2001226061A JP 2002101835 A JP2002101835 A JP 2002101835A
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milk protein
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Takanori Kawai
隆範 河合
Takashi Haneki
貴志 羽木
Keiichi Kondo
圭一 近藤
Yuuri Yokota
有里 横田
Shuichiro Sakida
修一郎 崎田
Eriko Morimoto
恵理子 森本
Akifusa Kawai
昭房 川合
Nagahiro Yamazaki
長宏 山崎
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Taiyo Kagaku KK
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Taiyo Kagaku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 麺類の食味を損なうことなく、適度の硬さ、
弾力(粘弾性)、歯ごたえ及び滑らかさ(つるみ感)が
あり、喉ごしが良い食感でかつ湯伸び、茹で伸びのしに
くい麺類の製造法及び麺質改良剤を提供するものであ
る。また、調理後すぐに食するものだけでなく、調理
麺、生タイプ即席麺(以下LL麺)、冷凍麺、即席麺等
の麺類においても、その製造時や保管後にも前述の食感
が維持できる麺類を提供することを目的とする。 【解決手段】 平均粒子径が20μm以下の植物蛋白ま
たは乳蛋白を添加することにより上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、麺類の製造法及び
麺質改良剤に関する。さらに詳しくは、平均粒子径が2
0μm以下の植物蛋白または乳蛋白を添加する麺類の製
造法及び該植物蛋白または乳蛋白を含有する麺質改良剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】麺類は、小麦粉、かんすい、食塩、水と
いった比較的簡単な原料から作られるが、そのおいしさ
は麺の食感に負うところが大きい。これら麺類は、調理
後において、適度の硬さ、弾力(粘弾性)、歯ごたえ及
び滑らかさ(つるみ感)があり、喉ごしが良い食感でか
つ湯伸びしにくいものが望まれており、さらに調理後、
保存や流通により食するまでに時間のあるもので、特に
問題となっている茹で伸びについても生じにくいものが
望まれている。これらの麺類を作るために、小麦粉、澱
粉の選択、配合の調整、工程の改良、製麺機械の開発が
行われたり、リン酸塩類、乳化剤、増粘多糖類等の食品
添加物や卵白や乳蛋白等の食品素材を添加したり、いろ
いろな試みがなされている。さらに、小麦のグルテンよ
り分画されたグルテニン主成分分画物を添加する方法
(特開平6−153832、特許第2807849
号)、乳清蛋白濃縮物、キサンタンガム及び親水性乳化
剤を添加する方法(特開平6−141803)、動物性
蛋白、植物性蛋白、酵母蛋白等の各種蛋白質素材の1種
または2種以上とともにL−アスコルビン酸、エリソル
ビン酸またはその塩類もしくはこれらの化合物の1種ま
たは2種以上を添加する方法(特開昭58−13495
9)等が提案されている。しかしながら、それらのいず
れもいくらかの効果をあげているが、十分ではなかっ
た。また、麺類の製造に際して植物蛋白または乳蛋白を
添加することについては公知であるが、従来より用いら
れている植物蛋白または乳蛋白では、粒子が粗かったり
(平均粒子径約30μm以上)、粒子同士で凝集したり
するため、生地中での分散性も悪く、十分な効果が得ら
れなかった。そこで、麺類の食感をさらに向上させる麺
質改良剤及び製造法の確立が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、麺類の食味
を損なうことなく、適度の硬さ、弾力(粘弾性)、歯ご
たえ及び滑らかさ(つるみ感)があり、喉ごしが良い食
感でかつ湯伸び、茹で伸びのしにくい麺類の製造法及び
麺質改良剤を提供するものである。また、調理後すぐに
食するものだけでなく、調理麺、生タイプ即席麺(以下
LL麺)、冷凍麺、即席麺等の麺類においても、その製
造時や保管後にも前述の食感が維持できる麺類を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、麺類の食
味を損なうことなく、適度の硬さ、弾力(粘弾性)、歯
ごたえ及び滑らかさ(つるみ感)があり、喉ごしが良
く、湯伸び、茹で伸びのしにくい麺類の製造法及び麺質
改良剤について鋭意研究した結果、平均粒子径が20μ
m以下の植物蛋白または乳蛋白を添加することにより、
非常に優れた効果が得られることを見い出し、本発明を
完成した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における植物蛋白とは、植
物より分離された蛋白であり、例えば小麦蛋白及び大豆
蛋白などがあり、好ましくは粉末状のものが良い。乾燥
粉末化の方法については、特に限定されるものではない
が、通常その方法は、噴霧乾燥法、フラッシュ乾燥法、
平皿乾燥法、凍結乾燥法等が用いられる。小麦蛋白と
は、小麦から得られる蛋白であれば原料、加工方法に限
定されることなく用いられ、活性グルテン、変性グルテ
ン及び乳化性グルテンのいずれであっても良い。さら
に、小麦グルテンから分画されたグリアジンまたはグル
テニンでも良い。大豆蛋白とは、大豆から得られる蛋白
であれば原料、加工方法に限定されることなく用いら
れ、分離大豆蛋白、濃縮大豆蛋白、抽出大豆蛋白及び脱
脂大豆粉のいずれであっても良い。本発明における乳蛋
白とは、乳より得られる蛋白のことであり、好ましくは
粉末状のものが良い。また、乳は哺乳類の乳であればさ
しつかえないが、特に牛の乳が好ましい。牛乳の蛋白と
しては、脱脂乳から乳糖、ミネラルを除いた全乳蛋白
(トータルミルクプロテイン)、脱脂乳に酸またはレン
ネットを添加し沈殿させ得られるカゼイン蛋白及びカゼ
インを沈殿させた上澄液(カゼインホエー、チーズホエ
ー)を濃縮して得られる乳清蛋白(ホエー蛋白、WP
C、WPI)のいずれであっても良い。本発明におい
て、上述の平均粒子径が20μm以下の植物蛋白または
乳蛋白は、それぞれ単独もしくは2種以上組み合わせて
用いることもできる。本発明で用いる平均粒子径が20
μm以下の植物蛋白または乳蛋白を得る方法は、特に限
定されるものではないが、一般的な植物蛋白または乳蛋
白から篩別して得る方法、一般的な植物蛋白または乳蛋
白をボールミルやジェットミル等の乾式破砕機、又は液
体窒素を利用する凍結粉砕機などレーザー回折型粒度分
布測定により平均粒子径20μm以下の微粉末化ができ
る性能のものを使用して微粉末化する方法等が挙げられ
る。特に、一般的な植物蛋白または乳蛋白を気流粉砕
(ジェットミル)、凍結粉砕により微粉末化する方法が
目的とする平均粒子径を得易いため好ましい。本発明に
おける凍結粉砕の条件は、液体窒素を用いて予備冷却を
行い、粉砕した粉末が平均粒子径20μm以下となる条
件であれば良く、粉砕機の種類、形式を限定するもので
はない。液体窒素を予備冷却として用いる理由としては
液体窒素が−196℃の極低温でありこれを冷媒とする
場合は、極めて短時間の内に卵白粉末の凍結が可能であ
り、凍結による変性がほとんど生じないことの他に、ハ
ンマーミルのような粉砕機を用いた時に発生する衝撃熱
が出ることなく、無酸化的な粉砕が可能となる等の利点
を有することにあるが、冷却の方式については、浸漬
法、散布法等の何れの方法でも良い。また、粉砕温度
は、−50℃〜−100℃で行うのが経済性、粉砕効
率、粉末の粒子径の面からも良く、粉砕温度が高い場合
には、目的とする平均粒子径20μm以下までの微粉末
化が不十分となるため不都合となる。本発明における気
流粉砕とは、通称ジェットミルと呼ばれ、粉粒体原料を
圧縮した空気あるいは窒素などの不活性ガスによって高
速度に加速させ、原料同士あるいは原料を別に設けた衝
突板などに衝突させて粉砕させるものである。なお、形
式を限定するものではないが、一般的なジェットミルの
形式としては、原料を加速し噴射する加速管を対向配置
させて原料同士を衝突させる形式のもの、加速管から噴
射した原料を衝突板等に衝突させる形式のもの、原料が
循環する容器内に加速管を挿入配置させたものなどがあ
る。このような気流粉砕法によれば、粉砕刃や圧縮ロー
ルなどによる衝撃・剪断・圧縮・磨砕などの機械的な力
がかからず、気体を用いるため冷却効果もあり原料の発
熱が少なく、植物蛋白または乳蛋白の熱による変性や酸
化を起こすことなく、原料の粉砕が可能となる等の利点
を有する。本発明における植物蛋白または乳蛋白は、上
述のごとく平均粒子径20μm以下であれば良いが、効
果の面からもより微粉末であれば一層好ましいものであ
る。
【0006】本発明の麺類の製造法では、平均粒子径2
0μm以下の植物蛋白または乳蛋白を添加配合すれば良
いが、必要に応じて他の品質改良剤と併用することがで
きる。他の品質改良剤としては、通常用いられる麺の品
質改良剤であれば特に限定されるものではないが、好ま
しくは卵白、卵黄、鶏卵(全卵)、ホエー蛋白、カゼイ
ン、カゼインナトリウム、乳蛋白、コラーゲン、ゼラチ
ン、血漿蛋白、小麦蛋白、大豆蛋白、エンドウ豆蛋白、
キサンタンガム、グァーガム、タマリンドシードガム、
ローカストビーンガム、カラギーナン、ペクチン、グル
コマンナン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、カー
ドラン、アラビアガム、カラヤガム、ガティガム、サイ
リウムシードガム、ジェランガム、タラガム、プルラ
ン、ペクチン、及びこれらの分解物、大豆多糖類、澱
粉、加工澱粉、澱粉分解物、グリセリン脂肪酸エステ
ル、有機酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸カ
ルシウム、レシチン、酵素分解レシチン、酵素処理レシ
チン等が挙げられ、好ましくは、卵白、ホエー蛋白、小
麦蛋白、大豆蛋白が良い。さらに、これらの品質改良剤
の1種または2種以上を本発明の麺類の製造法に使用す
ることが出来るものである。本発明における平均粒子径
20μm以下の植物蛋白または乳蛋白が麺質改良剤中に
有効成分として配合される量は、特に限定するものでは
ないが、小麦粉等の粉体原料に対して0.01〜10重
量%であれば良く、好ましくは0.1〜5重量%、さら
に好ましくは0.3〜2重量%が良い。0.01%未満
では、麺類の品質改良効果が不十分であり、10%を越
えると食感がかたくなりすぎたり、麺類の食味を低下さ
せるため、不都合となる。本発明において、麺類とは、
小麦粉またはその他の穀粉及びその他の原材料に加水混
練して製麺したものを指し、麺類を特に限定するもので
はない。例えば、うどん、中華麺、皮類、和そば、素
麺、冷麦、冷麺、ビーフン、きしめん、マカロニ、スパ
ゲッティ等が挙げられる。麺類の形態は特に限定される
ものではないが、生麺、茹で麺、蒸し麺、生タイプ即席
麺(LL麺)、即席麺、乾麺、冷凍麺のいずれであって
もよい。麺類の常法による製造法としては、小麦粉また
は小麦粉にそば粉等の原料を混合した粉末に、食塩また
は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、リン酸塩等の塩類
を溶解した水溶液を混合し、ミキサーにて数分間混捏し
てそぼろ状の生地を得る。このそぼろ状の生地を複合機
により麺帯とし、圧延段階を繰り返した後、切刃にて切
り出し麺線を得る。この製麺の際の混捏や麺帯形成時に
生地を真空状態にすることも出来る。以上の手順により
得られた麺線をそのまま包装したり、沸騰水もしくは蒸
気等にて加熱したのち、流水にて水洗冷却し包装した
り、冷凍し包装したり、また加熱α化後熱風、油揚げに
て乾燥を行ったりする。LL麺の様に長期保存を目的と
する場合は、酸処理、包装後、蒸熱殺菌等を行う。本発
明における平均粒子径20μm以下の植物蛋白または乳
蛋白の麺類への添加方法は、特に限定されるものではな
いが、生地を調製する際に、練り水に分散させ添加する
方法、小麦粉に当該植物蛋白または乳蛋白を添加・混合
する方法等を適宜選択出来るが、作業効率の面から小麦
粉に植物蛋白または乳蛋白を添加混合する方法が好まし
い。以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、
本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中の%は特記しない限り重量%を示す。
【0007】
【実施例】実施例1 25kgの活性グルテンを凍結粉砕機(ホソカワミクロ
ン株式会社、凍結粉砕装置LX−3型)を用い粉砕温度
−50℃にてローター周速73m/sの条件で微粉末化
を行い、平均粒子径19.45μmの活性グルテン2
4.9kgを得た。次に準強力粉1000gに対し、上
記で得られた活性グルテン15g、粉末かんすい10
g、食塩10g、水330g、99%エタノール20g
を配合し、ミキサーで15分間混捏し、常法により圧
延、切出し(最終麺帯厚1.4mm、切刃#20角)を
行って得られた中華麺120gをポリ袋で密封し、20
℃で24時間麺線熟成を行い、本発明品の生中華麺を得
た。
【0008】実施例2 25kgのホエー蛋白を凍結粉砕機(ホソカワミクロン
株式会社、凍結粉砕装置LX−3型)を用い粉砕温度−
50℃にてローター周速93m/sの条件で微粉末化を
行い、平均粒子径9.87μmのホエー蛋白24.9k
gを得た。次に、実施例1と同様にして生中華麺を得
た。
【0009】実施例3 25kgの分離大豆蛋白を凍結粉砕機(ホソカワミクロ
ン株式会社、凍結粉砕装置LX−3型)を用い粉砕温度
−100℃にてローター周速93m/sの条件で微粉末
化を行い、平均粒子径6.32μmの分離大豆蛋白2
4.9kgを得た。次に実施例1と同様にして生中華麺
を得た。
【0010】実施例4 25kgのカゼイン蛋白を凍結粉砕機(ホソカワミクロ
ン株式会社、凍結粉砕装置LX−3型)を用い粉砕温度
−100℃にてローター周速73m/sの条件で微粉末
化を行い、平均粒子径13.46μmのカゼイン蛋白2
4.9kgを得た。次に実施例1と同様にして生中華麺
を得た。
【0011】実施例5 実施例1で用いた微粉化する前の活性グルテン25kg
をジェットミル粉砕機(ホソカワミクロン株式会社、カ
ウンタージェットミル100AFG)を用いノズル半径
2.5mm、ノズル元圧5.5kg/cmG、セパレ
ータ回転数3000rpmの条件で微粉末化を行い、平
均粒子径4.86μmの活性グルテン24.9kgを得
た。次に実施例1と同様にして生中華麺を得た。
【0012】比較例1 実施例1の活性グルテンを加えない以外は、実施例1と
同様にして生中華麺を得た。
【0013】比較例2 実施例1の活性グルテン15gの代わりに実施例1で用
いた微粉末化する前の活性グルテン(平均粒子径57.
35μm)15gを添加すること以外は、実施例1と同
様にして生中華麺を得た。 (評価方法)上記の実施例1〜5及び比較例1、2で得
られた生中華麺を沸騰水中で2分30秒茹で上げ、ラー
メンスープの入ったどんぶりに移し、パネラー20人に
て、麺の食感、伸びの抑制、食味について評価した。食
感、伸びの抑制、食味の評価は、極めて良いものを10
点、かなり良いものを9点、やや良いものを8点、普通
を7点、やや悪いものを6点、かなり悪いものを5点、
極めて悪いものを4点とし、パネラー20人の平均値で
示した。その結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】表1から明らかなように本発明品は比較品
に比べ、麺の食感に優れ、伸びの抑制についても良好で
あり、食味の影響についても問題がなかった。
【0016】本発明の実施態様ならびに目的生成物を挙
げれば以下のとおりである。 (1)平均粒子径が20μm以下の植物蛋白または乳蛋
白を添加することを特徴とする麺類の製造法。 (2)植物蛋白または乳蛋白が気流粉砕、凍結粉砕等の
微粉末化手段により平均粒子径が20μm以下に微粉末
化されたものである(1)記載の麺類の製造法。 (3)植物蛋白または乳蛋白が凍結粉砕により平均粒子
径が20μm以下に微粉末化されたものである(1)記
載の麺類の製造法。 (4)植物蛋白または乳蛋白が気流粉砕により平均粒子
径が20μm以下に微粉末化されたものである(1)記
載の麺類の製造方法。 (5)植物蛋白が小麦蛋白である(1)〜(4)いずれ
か記載の麺類の製造法。 (6)植物蛋白が大豆蛋白である(1)〜(4)いずれ
か記載の麺類の製造法。 (7)乳蛋白がトータルミルクプロテインである(1)
〜(4)いずれか記載の麺類の製造法。 (8)乳蛋白がカゼイン蛋白である(1)〜(4)いず
れか記載の麺類の製造法。 (9)乳蛋白がホエー蛋白である(1)〜(4)いずれ
か記載の麺類の製造法。 (10)(1)〜(9)いずれか記載の麺類の製造の際
に添加する平均粒子径が20μm以下の植物蛋白または
乳蛋白と併用して配合することの出来る他の品質改良剤
としては、卵白、卵黄、鶏卵(全卵)、ホエー蛋白、カ
ゼイン、カゼインナトリウム、乳蛋白、コラーゲン、ゼ
ラチン、血漿蛋白、小麦蛋白、大豆蛋白、エンドウ豆蛋
白、キサンタンガム、グァーガム、タマリンドシードガ
ム、ローカストビーンガム、カラギーナン、ペクチン、
グルコマンナン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、
カードラン、アラビアガム、カラヤガム、ガティガム、
サイリウムシードガム、ジェランガム、タラガム、プル
ラン、ペクチン、及びこれらの分解物、大豆多糖類、澱
粉、加工澱粉、澱粉分解物、グリセリン脂肪酸エステ
ル、有機酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸カ
ルシウム、レシチン、酵素分解レシチン、酵素処理レシ
チン等がある。 (11)(1)〜(10)いずれか記載の麺類の製造の
際に、平均粒子径が20μm以下の植物蛋白または乳蛋
白を粉粉ブレンドして添加することを特徴とする麺類の
製造法。 (12)(1)〜(9)いずれか記載の植物蛋白または
乳蛋白を含有することを特徴とする麺質改良剤。
【0017】
【発明の効果】本発明により得られた麺類は、食味を損
なうことなく、適度の硬さ、弾力(粘弾性)、歯ごたえ
及び滑らかさ(つるみ感)があり、喉ごしが良い食感で
かつ湯伸び、茹で伸びのしにくい麺類の製造法を提供す
るものであり、本発明は麺類の加工適性、調理適性の改
善に効果が大であり、食品産業に大いに貢献できるもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 有里 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 (72)発明者 崎田 修一郎 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 (72)発明者 森本 恵理子 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 (72)発明者 川合 昭房 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 (72)発明者 山崎 長宏 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 Fターム(参考) 4B046 LC01 LG20 LG25 LG43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒子径が20μm以下の植物蛋白ま
    たは乳蛋白を添加することを特徴とする麺類の製造法。
  2. 【請求項2】 植物蛋白または乳蛋白が気流粉砕または
    凍結粉砕により平均粒子径が20μm以下に微粉末化さ
    れたものである請求項1記載の麺類の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の植物蛋白または
    乳蛋白を含有することを特徴とする麺質改良剤。
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