JP2002100957A - 弾性表面波装置及びこれに用いる圧電基板 - Google Patents

弾性表面波装置及びこれに用いる圧電基板

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JP2002100957A JP2000285568A JP2000285568A JP2002100957A JP 2002100957 A JP2002100957 A JP 2002100957A JP 2000285568 A JP2000285568 A JP 2000285568A JP 2000285568 A JP2000285568 A JP 2000285568A JP 2002100957 A JP2002100957 A JP 2002100957A
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憲司 井上
Katsuo Sato
勝男 佐藤
Hiroki Morikoshi
広樹 守越
Katsumi Kawasaki
克己 川嵜
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    • H03H9/02Details
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で且つ通過帯域が広い中間周波用の弾性
表面波装置を提供する。 【解決手段】 圧電基板1と、圧電基板上に形成された
交差指状電極2とを備える弾性表面波装置であって、圧
電基板1が、CaGaGe14型結晶構造を有
し、化学式SrNbGaSi14で表され、単
結晶からの切り出し角および弾性表面波伝搬方向をオイ
ラー角表示で(φ,θ,ψ)と表したとき、φ、θおよ
びψが、φが−5°〜15°であり、θが0°〜180
°であり、かつ、ψが−50°〜50°である第1の領
域及びφが15°〜30°であり、θが0°〜180°
であり、かつ、ψが−40°〜40°である第2の領域
のいずれか一方の領域内に存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性表面波装置及
びこれに用いる圧電基板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機を始めとした移動体通
信端末機が急速に普及してきている。この種の端末機
は、持ち運びの利便さから、特に小型で且つ軽量である
ことが望まれている。端末機の小型化及び軽量化を達成
するには、そこに使われる電子部品も小型且つ軽量であ
ることが求められ、このため、端末機の高周波回路部や
中間周波回路部には、小型化及び軽量化に有利な弾性表
面波装置、すなわち圧電基板上に、弾性表面波を励振、
受信、反射、伝搬するための交差指状電極を形成して成
る弾性表面波フィルタが多用されている。
【0003】弾性表面波装置に使われる圧電基板に重要
な特性として、弾性表面波の表面波速度(SAW速
度)、フィルタを構成した場合の中心周波数または共振
子を構成した場合の共振周波数の温度係数(周波数温度
係数:TCF)、電気機械結合係数(k)が挙げられ
る。従来から知られている代表的な弾性表面波装置用圧
電基板の特性を表1に示す。これらの特性は、清水康敬
著「弾性表面波材料の伝搬特性と利用の現状」電子情報
通信学会論文誌A,Vol.J76-A,No.2,pp.129-137(1993)に
詳しく示されている。以後、各種弾性表面波装置用圧電
基板を、表1中の記号で区別することとする。
【0004】
【表1】 表1からわかるように、これまで多用されてきている圧
電基板は、速いSAW速度と大きな電気機械結合係数を
もつ128LN、64LN、36LTと、比較的遅いS
AW速度と小さな電気機械結合係数をもつLT112、
ST水晶からなる2つの組に大別できることがわかる。
以下に述べるとおり、速いSAW速度と大きな電気機械
結合係数をもつ組に含まれる圧電基板(128LN、6
4LN、36LT)は、端末機の高周波回路部の弾性表
面波フィルタに使用され、遅いSAW速度と小さな電気
機械結合係数をもつ組に含まれる圧電基板(LT11
2、ST水晶)は、端末機の中間周波回路部の弾性表面
波フィルタに使用される。
【0005】携帯電話に代表される移動体通信は、世界
各国で各種のシステムが実用化されているが、いずれの
システムでも1GHz前後の周波数が使用されている。
したがって、端末機の高周波回路部で使用されるフィル
タは、中心周波数が1GHz前後となる。弾性表面波フ
ィルタの場合、その中心周波数は、使用する圧電基板の
SAW速度にほぼ比例し、基板上に形成する電極指の幅
にほぼ反比例する。そこで、高周波化のためには、SA
W速度の大きな基板、例えば、128LN、64LN、
36LTが好ましい。また、この高周波回路部のフィル
タには、通過帯域幅が20MHz以上である広帯域のも
のが要求されるが、広帯域化を実現するためには、圧電
基板の電気機械結合係数kが大きいことが必須であ
り、かかる理由からも、128LN、64LN、36L
Tが多用されている。
【0006】一方、移動体通信用端末機の中間周波数と
しては、70〜300MHzの周波数帯が使用されてい
る。この周波数帯を中心周波数とするフィルタを弾性表
面波フィルタによって構成する場合、圧電基板として、
128LN、64LN、36LTを使用するときは、基
板上に形成する電極指の幅を、高周波回路部に使用され
るフィルタに比べて非常に大きくする必要がある。
【0007】すなわち、弾性表面波フィルタを構成する
弾性表面波変換器の電極指幅dと、弾性表面波フィルタ
の中心周波数f0と、使用する圧電基板のSAW速度V
との間には、おおむね、次式(1)が成立する。
【0008】f0=V/(4d)・・・(1) ここに、SAW速度を4000m/sとして、中心周波
数1GHzの高周波回路部のフィルタを構成する場合に
は、その電極指幅は式(1)より、 d=4000(m/s)/(4×1000(MHz))
=1μm となる。
【0009】一方、このSAW速度4000m/sの圧
電基板を用いて、中心周波数100MHzの中間周波フ
ィルタを構成する場合、これに必要な電極指幅は、 d=4000(m/s)/(4×100(MHz))=
10μm となり、高周波部のフィルタに比べて、必要な電極指幅
が10倍も大きくなってしまう。電極指幅が大きくなる
ということは、弾性表面波装置そのものも大きくなって
しまうことを意味するので、弾性表面波中間周波フィル
タを小型化するためには、式(1)から明らかなよう
に、SAW速度Vの小さな圧電基板を使用することが必
要である。
【0010】そこで、中間周波用弾性表面波フィルタの
圧電基板としては、SAW速度の遅いLT112、ST
水晶が使われる。特に、ST水晶は一次の周波数温度係
数が零であり好ましい。ST水晶の電気機械結合係数は
小さいため、通過帯域の狭いフィルタしか構成できない
が、中間周波フィルタの役割は、狭い一つのチャンネル
の信号のみを通過させることなので、この電気機械結合
係数が小さいということは、従来あまり問題とはならな
かった。
【0011】しかしながら、近年、周波数資源の有効利
用、デジタルデータ通信との適合性等の観点から、デジ
タル移動体通信システムが開発、実用化され急速に普及
してきている。このデジタルシステムの通過帯域幅は、
数100KHzから数MHzと非常に広帯域となってい
る。このような広帯域の中間周波フィルタを弾性表面波
フィルタで構成する場合、ST水晶基板では実現が困難
となっている。また、移動体端末機をより一層小型なも
のとし、携帯の利便性を高める場合、中間周波用弾性表
面波フィルタの実装面積を小さくする必要があるが、従
来、中間周波用弾性表面波フィルタに適しているとされ
ているST水晶、LT112は、いずれもSAW速度が
3100m/secを越えており、小型化には限界があ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来、
中間周波用の弾性表面波装置において、電気機械結合係
数が大きい128LN、64LN、36LT等の圧電基
板を用いた場合、通過帯域を広くできるが、基板のSA
W速度が大きいために素子寸法が大きくなるという問題
があり、一方、素子の小型化をはかるために、SAW速
度の小さいST水晶、LT112基板を用いた場合は、
電気機械結合係数が小さいため通過帯域を広くできない
という問題があり、いずれにしても、中間周波用の弾性
表面波フィルタとして十分な特性が得られなかった。
【0013】したがって、本発明の目的は、小型で且つ
通過帯域が広い中間周波用の弾性表面波装置を提供する
ことである。
【0014】また、本発明の他の目的は、高い結合係数
を有し、且つ、低いSAW速度を有する弾性表面波装置
用の圧電基板を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
圧電基板と、前記圧電基板上に形成された交差指状電極
とを備える弾性表面波装置であって、前記圧電基板が、
CaGaGe 14型結晶構造を有し、化学式S
NbGaSi14で表され、単結晶からの切
り出し角および弾性表面波伝搬方向をオイラー角表示で
(φ,θ,ψ)と表したとき、φ、θおよびψが、φが
−5°〜15°であり、θが0°〜180°であり、か
つ、ψが−50°〜50°である第1の領域及びφが1
5°〜30°であり、θが0°〜180°であり、か
つ、ψが−40°〜40°である第2の領域のいずれか
一方の領域内に存在することを特徴とする弾性表面波装
置によって達成される。
【0016】本発明の前記目的はまた、CaGa
14型結晶構造を有し、化学式SrNbGa
Si14で表され、単結晶からの切り出し角および
弾性表面波伝搬方向をオイラー角表示で(φ,θ,ψ)
と表したとき、φ、θおよびψが、φが−5°〜15°
であり、θが0°〜180°であり、かつ、ψが−50
°〜50°である第1の領域及びφが15°〜30°で
あり、θが0°〜180°であり、かつ、ψが−40°
〜40°である第2の領域のいずれか一方の領域内に存
在する弾性表面波装置用圧電基板によって達成される。
【0017】本発明は、オイラー角表示(φ,θ,ψ)
において、第1の領域あるいは第2の領域内のφ、θお
よびψで表されるカット角および弾性表面波伝搬方向の
特定の組み合わせによれば、化学式SrNbGa
14で表わされる単結晶(以下、Sr、Nb、G
a及びSiを含む単結晶を「SNGS単結晶」とい
う。)においては、SAW速度が3100m/sを下回
り、かつ、電気機械結合係数が0.2%を超える特性が
得られるという技術的知見に基づくものである。
【0018】本発明は、SNGS単結晶を弾性表面波装
置の基板に適用するに際し、結晶のカット方向と弾性表
面波の伝搬方向とを特定の範囲から選択することによっ
て、高特性の弾性表面波装置を実現するものである。
【0019】本発明において、SNGS単結晶の組成
は、SrNbGaSi14であることが最も好
ましいが、本発明における作用効果を損なわない範囲
で、各元素の組成比が多少異なっていてもよい。また、
SNGS単結晶には、不可避的不純物、例えば、Al、
Zr、Fe、Ce、Nd、Pt、Ca等が含まれていて
もよい。さらに、SNGS単結晶には、酸素欠陥が含ま
れていてもよい。また、SNGS単結晶の製造方法は特
に限定されず、通常の単結晶育成法、例えば、CZ法な
どにより製造すればよい。
【0020】ここに、SNGS単結晶は三方晶であるた
め、結晶の対称性から、互いに等価なオイラー角の組み
合わせが存在する。三方晶基板では、φ=120〜24
0°およびφ=240〜360°(−120°〜0°)
はφ=0〜120°と等価であり、また、θ=360〜
180°(0〜−180°)はθ=0〜180°と等価
であり、また、ψ=270〜90°はψ=−90〜90
°と等価である。例えば、φ=130°およびφ=25
0°はφ=10°と等価であり、θ=330°はθ=3
0°と等価であり、ψ=240°はψ=60°と等価で
ある。
【0021】また、三方晶基板では、φ=0〜30°の
範囲を調べることにより、すべてのカット角および伝搬
方向についての特性を知ることができる。
【0022】したがって、SNGS単結晶基板における
すべてのカット角および伝搬方向についての特性を知る
ためには、φ=0〜30°、θ=0〜180°、ψ
=−90〜90°の範囲についてだけ調べればよい。
この(φ)の組み合わせから、φ=30〜
120°において同じ特性を示す等価な(φ,θ,ψ)の
組み合わせが分かる。具体的には、30°≦φ≦60°
の範囲では、 φ=60°−φ、 θ=180°−θ、 ψ=ψ によって、また、60°≦φ≦90°の範囲では、 φ=60°+φ、 θ=180°−θ、 ψ=−ψ によって、90°≦φ≦120°の範囲では φ=120°−φ、 θ=θ、 ψ=−ψ によって、(φ)と等価な(φ,θ,ψ)を
求めることができる。そして、上述した対称性に基づい
て、すべての(φ,θ,ψ)における特性を知ることがで
きる。
【0023】等価な組み合わせの具体例としては、たと
えば、以下のものが挙げられる。
【0024】(0°,140°,25°)と等価なもの
は、(60°,40°,25°)、(60°,40°,−
25°)、(120°,140°,−25°)であり、
φ=120°とφ=0°とは等価であるから、(0°,
140°,−25°)も等価である。
【0025】本発明において、第1の領域および第2の
領域は、このようにして求められる等価な(φ,θ,ψ)
の組み合わせを包含するものとする。
【0026】本発明にかかる弾性表面波装置は、一般
に、周波数10〜500MHz、特に、周波数10〜3
00MHzの帯域におけるフィルタとして好適である。
【0027】また、本発明にかかる弾性表面波装置は、
SAW速度が遅いことから、弾性表面波遅延素子の小型
化にも有用である。
【0028】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第1の領域のθが20°〜120°であり、かつ、ψ
が−40°〜40°である。
【0029】本発明の好ましい別の実施態様において
は、前記第1の領域のφが−5°〜5°であり、θが1
20°〜160°であり、かつ、ψが20°〜40°若
しくは−20°〜−40°である。
【0030】本発明の好ましいさらに別の実施態様にお
いては、前記第1の領域のφが5°〜15°であり、θ
が120°〜180°であり、かつ、ψが0°〜−40
°である。
【0031】本発明の好ましいさらに別の実施態様にお
いては、前記第2の領域のθが20°〜160°であ
り、かつ、ψが−20°〜20°である。
【0032】これら本発明の好ましい各実施態様によれ
ば、当該圧電基板が、SAW速度が3100m/sを下
回り、かつ、電気機械結合係数が0.4%を超える特性
を有するため、通過帯域をより広くすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施態様につき詳細に説明する。
【0034】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る弾性表面波装置を示す略斜視図である。
【0035】図1に示されるように、本発明の好ましい
実施態様にかかる弾性表面波装置は、圧電基板1の表面
に一組の交差指状電極2、2を有している。圧電基板1
としては、SNGS単結晶が用いられ、SNGS単結晶
は点群32に属する結晶型を有している。図1に示され
るように、x軸、y軸およびz軸は互いに直交し、x軸
およびy軸は基板1の面を含む平面内にあり、x軸は弾
性表面波の伝搬方向を規定している。
【0036】圧電基板1の寸法は特に限定されるもので
はないが、一般に、表面波伝搬方向は4〜10mm程
度、これと直交する方向は2〜4mm程度、厚さは0.
2〜0.4mm程度である。
【0037】圧電基板1上に形成される交差指状電極
2、2は、弾性表面波を励振、受信、反射、伝搬するた
めの薄膜電極であり、周期的なストライプ状に形成され
ている。交差指状電極2、2は、弾性表面波伝搬方向が
上記した所定の方向となるようにパターニングがなされ
る。交差指状電極2、2は、たとえば、Alや、Al−
Cu等のAl合金などを用いて、蒸着やスパッタリング
などにより形成される。交差指状電極2、2の電極指幅
は、弾性表面波装置が適用される周波数に応じて、適宜
決定すればよく、本発明が適用される好ましい周波数帯
域では、一般に2〜10μm程度である。
【0038】また、圧電基板1の面に垂直なz軸は、単
結晶基板の切り出し角(カット面)を規定している。こ
れらx軸、y軸およびz軸と、SNGS単結晶のX軸、
Y軸およびZ軸との関係は、オイラー角表示(φ,θ,
ψ)で表わすことができる。
【0039】本発明の弾性表面波装置における圧電基板
1の切り出し角および伝搬方向を(φ,θ,ψ)で表わし
た時、φ、θおよびψは、次の第1の領域乃至第4の領
域内に存在する。
【0040】第1の領域は、 φ=−5〜5°、 θ=0〜180°、 ψ=−50〜50° で表され、第1の領域内における好ましい範囲は、 φ=−5〜5°、 θ=20〜120°、 ψ=−40〜40° で表される。また、第1の領域内における別の好ましい
範囲は、 φ=−5〜5°、 θ=120〜160°、 ψ=20〜40° で表される。また、第1の領域内におけるさらに別の好
ましい範囲は、 φ=−5〜5°、 θ=120〜160°、 ψ=−20〜−40° で表される。
【0041】第1の領域には、圧電基板1のSAW速度
が3100m/s以下とST水晶に比べて低くなり、且
つ、電気機械結合係数が0.2%以上と十分大きくなる
φ、θ、ψの組み合わせが存在し、特に、第1の領域内
における上記好ましい領域には、電気機械結合係数が
0.4%以上とST水晶に比べて十分大きくなるφ、
θ、ψの組み合わせが存在する。
【0042】第2の領域は、 φ=5〜15°(5°を含まず)、 θ=0〜180°、 ψ=−50〜50° で表され、第2の領域内における好ましい範囲は、 φ=5〜15°(5°を含まず)、 θ=20〜120°、 ψ=−40〜40° で表される。また、第2の領域内における別の好ましい
範囲は、 φ=5〜15°(5°を含まず)、 θ=120〜180°、 ψ=0〜―40° で表される。
【0043】第2の領域には、圧電基板1のSAW速度
が3100m/s以下とST水晶に比べて低くなり、且
つ、電気機械結合係数が0.2%以上と十分大きくなる
φ、θ、ψの組み合わせが存在し、特に、第2の領域内
における上記好ましい領域には、電気機械結合係数が
0.4%以上とST水晶に比べて十分大きくなるφ、
θ、ψの組み合わせが存在する。
【0044】第3の領域は、 φ=15〜25°(15°を含まず)、 θ=0〜180°、 ψ=−40〜40° で表され、第3の領域内における好ましい範囲は、 φ=15〜25°(15°を含まず)、 θ=20〜160°、 ψ=−20〜20° で表される。
【0045】第3の領域には、圧電基板1のSAW速度
が3100m/s以下とST水晶に比べて低くなり、且
つ、電気機械結合係数が0.2%以上と十分大きくなる
φ、θ、ψの組み合わせが存在し、特に、第3の領域内
における上記好ましい領域には、電気機械結合係数が
0.4%以上とST水晶に比べて十分大きくなるφ、
θ、ψの組み合わせが存在する。
【0046】第4の領域は、 φ=25〜35°(25°を含まず)、 θ=0〜180°、 ψ=−40〜40° で表され、第4の領域内における好ましい範囲は、 φ=25〜35°(25°を含まず)、 θ=20〜160°、 ψ=−20〜20° で表される。
【0047】第4の領域には、圧電基板1のSAW速度
が3100m/s以下とST水晶に比べて低くなり、且
つ、電気機械結合係数が0.2%以上と十分大きくなる
φ、θ、ψの組み合わせが存在し、特に、第4の領域内
における上記好ましい領域には、電気機械結合係数が
0.4%以上とST水晶に比べて十分大きくなるφ、
θ、ψの組み合わせが存在する。
【0048】したがって、φ、θ、ψの組み合わせが上
記第1乃至第4の領域のいずれかの含まれる圧電基板1
を用いて弾性表面波装置を作製すれば、圧電基板1の電
気機械結合係数が大きいことから、通過帯域が広い弾性
表面波装置の実現が可能となり、且つ、圧電基板1のS
AW速度が遅いことから、小型化された弾性表面波装置
の実現が可能となる。
【0049】
【実施例】まず、点群32に属し、化学式SrNbG
Si14で表わされる単結晶(SNGS単結
晶)を作製した。SNGS単結晶の作製は、高周波加熱
によるCZ法、すなわち回転引き上げ法により行った。
得られたSNGS単結晶から、基板を切り出し、弾性表
面波装置用圧電基板とした。
【0050】次に、SNGS単結晶から切り出した圧電
基板の表面に、入出力用交差指状電極2を形成し、弾性
表面波装置を完成させた。交差指状電極は、蒸着Al膜
をフォトエッチング法で形状加工することにより形成
し、弾性表面波波長λに相当する電極指の周期は60μ
m、対数は20対、交差幅は60λ(3600μm)、
膜厚は0.3μmとした。
【0051】このような弾性表面波装置を、圧電基板の
切り出し角および弾性表面波の伝搬方向を変えて複数作
製し、おのおのについてSAW速度及び電気機械結合係
数を測定した。SAW速度は、前述した交差指状電極構
成においてフィルタ特性の中心周波数の測定値に、弾性
表面波波長を掛けることにより求めた。電気機械結合係
数は、前述した入出力用交差指状電極のうちの一方、例
えば入力用の、二端子アドミッタンスを測定し、このア
ドミッタンスの実部(コンダクタンス)と虚部(サセプ
タンス)とから、スミスの等価回路による方法により求
めた。この方法については、例えば、刊行物「表面波デ
バイスとその応用」(電子材料工業会編、日刊工業新聞
社刊、昭和53年)の、I.基礎編、4.1.2表面波
の実効的電気機械結合係数、の章に詳述されている。以
上の特性については、装置の周囲温度を25℃に保って
測定した。測定の結果を図2乃至図13に示す。
【0052】図2は、圧電基板のφが0°である場合
に、θを0°〜180°まで変化させるとともにψを0
°〜60°まで変化させた場合におけるSAW速度を示
しており、図3は、圧電基板のφが0°である場合に、
θを0°〜180°まで変化させるとともにψを0°〜
60°まで変化させた場合における電気機械結合係数を
示している。また、図4(a)は、図2に示したSAW
速度を2次元的に表した図であり、図4(b)は、図3
に示した電気機械結合係数を2次元的に表した図であ
る。尚、圧電基板のφが0°である場合、結晶の対象性
より、ψは0を中心として対称となるため、ψ=0°〜
−60°である場合のSAW速度及び電気機械結合係数
は、それぞれ図2及び図3に示したψ=0°〜60°で
ある場合のデータと等しくなる。
【0053】図2乃至図4に示されるように、角φが0
°である場合、角θが0°〜180°の範囲にあり、且
つ、角ψが0°〜50°(0°〜−50°)の範囲にあ
ると、電気機械結合係数が0.2%以上になり、SAW
速度が3100m/sec以下になる。特に、θが20
°〜120°の範囲にあり、且つ、上記ψが0°〜40
°(0°〜−40°)の範囲にあると、電気機械結合係
数が0.4%以上となり、SAW速度もより遅くなる。
また、θが120°〜160°の範囲にあり、且つ、ψ
が20°〜40°(−20°〜−40°)の範囲にある
場合も、電気機械結合係数が0.4%以上となる。ま
た、φが0±5°の場合にも同様の効果を得ることが出
来る。
【0054】図5は、圧電基板のφが10°である場合
に、θを0°〜180°まで変化させるとともにψを−
60°〜60°まで変化させた場合におけるSAW速度
を示しており、図6は、圧電基板のφが10°である場
合に、θを0°〜180°まで変化させるとともにψを
−60°〜60°まで変化させた場合における電気機械
結合係数を示している。また、図7(a)は、図5に示
したSAW速度を2次元的に表した図であり、図7
(b)は、図6に示した電気機械結合係数を2次元的に
表した図である。
【0055】図5乃至図7に示されるように、角φが1
0°である場合、角θが0°〜180°の範囲にあり、
且つ、角ψが−50°〜50°の範囲にあると、電気機
械結合係数が0.2%以上になり、SAW速度が310
0m/sec以下になる。特に、θが20°〜120°
の範囲にあり、且つ、上記ψが−40°〜40°の範囲
にあると、電気機械結合係数が0.4%以上となり、S
AW速度もより遅くなる。また、θが120°〜180
°の範囲にあり、且つ、ψが0°〜−40°の範囲にあ
る場合も、電気機械結合係数が0.4%以上となる。ま
た、φが10±5°の場合にも同様の効果を得ることが
出来る。
【0056】図8は、圧電基板のφが20°である場合
に、θを0°〜180°まで変化させるとともにψを−
60°〜60°まで変化させた場合におけるSAW速度
を示しており、図9は、圧電基板のφが20°である場
合に、θを0°〜180°まで変化させるとともにψを
−60°〜60°まで変化させた場合における電気機械
結合係数を示している。また、図10(a)は、図8に
示したSAW速度を2次元的に表した図であり、図10
(b)は、図9に示した電気機械結合係数を2次元的に
表した図である。
【0057】図8乃至図10に示されるように、角φが
20°である場合、角θが0°〜180°の範囲にあ
り、且つ、角ψが−40°〜40°の範囲にあると、電
気機械結合係数が0.2%以上になり、SAW速度が3
100m/sec以下になる。特に、θが20°〜16
0°の範囲にあり、且つ、上記ψが−20°〜20°の
範囲にあると、電気機械結合係数が0.4%以上とな
り、SAW速度もより遅くなる。また、φが20±5°
の場合にも同様の効果を得ることが出来る。
【0058】図11は、圧電基板のφが30°である場
合に、θを0°〜180°まで変化させるとともにψを
−60°〜60°まで変化させた場合におけるSAW速
度を示しており、図12は、圧電基板のφが30°であ
る場合に、θを0°〜180°まで変化させるとともに
ψを−60°〜60°まで変化させた場合における電気
機械結合係数を示している。また、図13(a)は、図
11に示したSAW速度を2次元的に表した図であり、
図13(b)は、図12に示した電気機械結合係数を2
次元的に表した図である。
【0059】図11乃至図13に示されるように、角φ
が30°である場合、角θが0°〜180°の範囲にあ
り、且つ、角ψが−40°〜40°の範囲にあると、電
気機械結合係数が0.2%以上になり、SAW速度が3
100m/sec以下になる。特に、θが20°〜16
0°の範囲にあり、且つ、上記ψが−20°〜20°の
範囲にあると、電気機械結合係数が0.4%以上とな
り、SAW速度もより遅くなる。また、φが30±5°
の場合にも同様の効果を得ることが出来る。
【0060】本発明は、以上の実施態様及び実施例に限
定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の
範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範
囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型で且つ通過帯域が広い中間周波用の弾性表面波装置
を提供することができるとともに、高い結合係数を有
し、且つ、低いSAW速度を有する弾性表面波装置用の
圧電基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる弾
性表面波装置を示す略斜視図である。
【図2】図2は、圧電基板のφが0°である場合に、θ
を0°〜180°まで変化させるとともにψを0°〜6
0°まで変化させた場合におけるSAW速度を示す表で
ある。
【図3】図3は、圧電基板のφが0°である場合に、θ
を0°〜180°まで変化させるとともにψを0°〜6
0°まで変化させた場合における電気機械結合係数を示
す表である。
【図4】図4(a)は、図2に示したSAW速度を2次
元的に表した図であり、図4(b)は、図3に示した電
気機械結合係数を2次元的に表した図である。
【図5】図5は、圧電基板のφが10°である場合に、
θを0°〜180°まで変化させるとともにψを−60
°〜60°まで変化させた場合におけるSAW速度を示
す表である。
【図6】図6は、圧電基板のφが10°である場合に、
θを0°〜180°まで変化させるとともにψを−60
°〜60°まで変化させた場合における電気機械結合係
数を示す表である。
【図7】図7(a)は、図5に示したSAW速度を2次
元的に表した図であり、図7(b)は、図6に示した電
気機械結合係数を2次元的に表した図である。
【図8】図8は、圧電基板のφが20°である場合に、
θを0°〜180°まで変化させるとともにψを−60
°〜60°まで変化させた場合におけるSAW速度を示
す表である。
【図9】図9は、圧電基板のφが20°である場合に、
θを0°〜180°まで変化させるとともにψを−60
°〜60°まで変化させた場合における電気機械結合係
数を示す表である。
【図10】図10(a)は、図8に示したSAW速度を
2次元的に表した図であり、図10(b)は、図9に示
した電気機械結合係数を2次元的に表した図である。
【図11】図11は、圧電基板のφが30°である場合
に、θを0°〜180°まで変化させるとともにψを−
60°〜60°まで変化させた場合におけるSAW速度
を示す表である。
【図12】図12は、圧電基板のφが30°である場合
に、θを0°〜180°まで変化させるとともにψを−
60°〜60°まで変化させた場合における電気機械結
合係数を示す表である。
【図13】図13(a)は、図11に示したSAW速度
を2次元的に表した図であり、図13(b)は、図12
に示した電気機械結合係数を2次元的に表した図であ
る。
【符号の説明】
1 圧電基板 2 交差指状電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守越 広樹 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 川嵜 克己 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 5J097 AA06 AA29 BB11 FF01 GG01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板と、前記圧電基板上に形成され
    た交差指状電極とを備える弾性表面波装置であって、前
    記圧電基板が、CaGaGe14型結晶構造を
    有し、化学式SrNbGaSi14で表され、
    単結晶からの切り出し角および弾性表面波伝搬方向をオ
    イラー角表示で(φ,θ,ψ)と表したとき、φ、θお
    よびψが、φが−5°〜15°であり、θが0°〜18
    0°であり、かつ、ψが−50°〜50°である第1の
    領域及びφが15°〜30°であり、θが0°〜180
    °であり、かつ、ψが−40°〜40°である第2の領
    域のいずれか一方の領域内に存在することを特徴とする
    弾性表面波装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の領域のθが20°〜120°
    であり、かつ、ψが−40°〜40°であることを特徴
    とする請求項1に記載の弾性表面波装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の領域のφが−5°〜5°であ
    り、θが120°〜160°であり、かつ、ψが20°
    〜40°若しくは−20°〜−40°であることを特徴
    とする請求項1に記載の弾性表面波装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の領域のφが5°〜15°であ
    り、θが120°〜180°であり、かつ、ψが0°〜
    −40°であることを特徴とする請求項1に記載の弾性
    表面波装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の領域のθが20°〜160°
    であり、かつ、ψが−20°〜20°であることを特徴
    とする請求項1に記載の弾性表面波装置。
  6. 【請求項6】 CaGaGe14型結晶構造を
    有し、化学式SrNbGaSi14で表され、
    単結晶からの切り出し角および弾性表面波伝搬方向をオ
    イラー角表示で(φ,θ,ψ)と表したとき、φ、θお
    よびψが、φが−5°〜15°であり、θが0°〜18
    0°であり、かつ、ψが−50°〜50°である第1の
    領域及びφが15°〜30°であり、θが0°〜180
    °であり、かつ、ψが−40°〜40°である第2の領
    域のいずれか一方の領域内に存在する弾性表面波装置用
    圧電基板。
  7. 【請求項7】 前記第1の領域のθが20°〜120°
    であり、かつ、ψが−40°〜40°であることを特徴
    とする請求項6に記載の圧電基板。
  8. 【請求項8】 前記第1の領域のφが−5°〜5°であ
    り、θが120°〜160°であり、かつ、ψが20°
    〜40°若しくは−20°〜−40°であることを特徴
    とする請求項6に記載の圧電基板。
  9. 【請求項9】 前記第1の領域のφが5°〜15°であ
    り、θが120°〜180°であり、かつ、ψが0°〜
    −40°であることを特徴とする請求項6に記載の圧電
    基板。
  10. 【請求項10】 前記第2の領域のθが20°〜160
    °であり、かつ、ψが−20°〜20°であることを特
    徴とする請求項6に記載の圧電基板。
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