JP2000138556A - 表面弾性波素子 - Google Patents

表面弾性波素子

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JP2000138556A
JP2000138556A JP10311924A JP31192498A JP2000138556A JP 2000138556 A JP2000138556 A JP 2000138556A JP 10311924 A JP10311924 A JP 10311924A JP 31192498 A JP31192498 A JP 31192498A JP 2000138556 A JP2000138556 A JP 2000138556A
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surface acoustic
acoustic wave
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crystal substrate
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Shiyunun Kan
春雲 簡
Mare Konishi
希 小西
Satoshi Uda
聡 宇田
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した温度特性と優れた表面弾性波伝搬特
性を有する小型の表面弾性波素子を提供すること。 【解決手段】 ランガナイト(La3Ga5.5Nb0.5
14)単結晶から切り出した単結晶基板10の上に表面弾
性波を励振する励振用電極30および表面弾性波を受信
する受信電極40を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器等におけ
る周波数選別用のフィルタ、高安定度の発振器に使用さ
れる共振子等に用いられる表面弾性波素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機を始めとする移動体通
信端末機の需要が急速に伸びている。1999年には、
ITU(国際電気通信連合)により策定中の移動体通信
システムの国際基準が出来上がる予定である。移動体通
信端末機を持ち運びやすくするために、移動体通信端末
機の更なる小型化が要求され、また、長時間使用できる
ようにするために省エネルギ型の移動体通信端末機が望
まれている。
【0003】一般に、移動体通信端末機の中には多数の
表面弾性波素子が使用されている。そのため、小型かつ
高性能の表面弾性波素子の需要がますます増加してい
る。
【0004】表面弾性波素子は、圧電基板上に、表面弾
性波を励振、受信、もしくは反射するための金属膜を形
成したものであり、その性能は主に圧電基板の表面弾性
波伝搬特性により左右される。表面弾性波素子に使われ
る圧電基板にとって重要な性能として、遅延時間温度係
数TCD(以下、単にTCDという)と電気機械結合係
数K2 (以下、単にK2 という)が挙げられる。TCD
は零に近いほど、また、K2 は大きいほど表面弾性波素
子用の基板として望ましい。
【0005】従来、表面弾性波素子用の基板としては、
一般的に、ニオブ酸リチウム(LiNbO3 )、タンタ
ル酸リチウム(LiTaO3 )、四ほう酸リチウム(L
24 7 )、水晶、BGO(Bi12GeO20)等の
圧電性結晶を適当なカット面で切断、研磨した基板が使
用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、LiNbO3
(例えば128°Yカット−X伝搬)は、K2 は5.5
%と大きいが、TCDが74ppm/℃と大きいため、
温度変化による表面弾性波素子の周波数ドリフトが生じ
やすく、狭帯域特性が求められるフィルタや、高い安定
精度が求められるフィルタ及び発振器等には使用するこ
とができない。
【0007】また、LiTaO3 (例えば、36°Yカ
ット−X伝搬)は、K2 が4.7%と大きいが、TCD
が45ppm/℃と大きく、上記のLiNbO3 基板と
同様、狭帯域特性が求められるフィルタや、高い安定精
度が求められるフィルタ及び発振器等には使用すること
ができない。
【0008】また、Li2 4 7 (例えば、45°X
カット−Z伝搬)は、K2 は1%であり、TCDは0p
pm/℃であるが、基板が水に対し潮解性を有するため
製造が困難であり、また信頼性に劣る等の問題がある。
また、Li2 4 7 基板を使用した表面弾性波素子の
−20℃〜+80℃の温度範囲における周波数の変化量
が約650ppmであり、高い安定精度が求められる表
面弾性波素子としては使用上限界がある。
【0009】これらに対して、STカット水晶は0pp
m/℃のTCDを持ち、STカット水晶を使用した表面
弾性波素子の−20℃〜+80℃の温度範囲における周
波数の変化量が約100ppmと小さいため、狭帯域特
性が求められるフィルタや、高い安定精度が求められる
フィルタ及び発振器等にはよく使用されている。しかし
ながら、STカット水晶のK2 は0.1%と小さいため
に、低挿入損失で広帯域のフィルタを得ることが出来な
い。
【0010】最近、表面弾性波素子用圧電基板としてラ
ンガサイト(La3 Ga5 SiO14)圧電単結晶が注目
されている。50゜Yカット−24°伝搬のランガサイ
ト基板のTCDは0ppm/℃であり、また、ランガサ
イト基板を使用した表面弾性波素子の周波数の変化量は
−20℃〜+80℃の温度範囲で約180ppmと小さ
く、しかもK2 は0.37%とSTカット水晶の3倍の
値を有している。従って、このランガサイト基板を用い
ることにより、高い安定精度が求められるフィルタに関
して、これまでSTカット水晶では実現できなかった低
挿入損失で広帯域のフィルタを実現することができると
考えられる。
【0011】しかし、現在のランガサイト基板は、ST
カット水晶並の安定した温度特性を有するものの、低挿
入損失で広帯域の表面弾性波フィルタの要求を十分満た
すに足る大きなK2 を有してはいない。従って、安定し
た温度特性を持ち、かつランガサイトよりも大きなK2
を持つ圧電基板が切望されている。
【0012】一方、表面弾性波素子のサイズは、使用さ
れる圧電基板の表面弾性波の伝搬速度v(以下、単にv
という)に左右される。すなわち、基板のvが小さいほ
ど、基板上に形成する櫛形電極のピッチが小さくなり表
面弾性波素子のサイズが小さくなる。表面弾性波素子の
サイズを小さくするには、vが最も遅いBGO基板(約
1681m/s)を使用するのが最も効果的であると考
えられるが、BGO基板のTCDは約130ppm/℃
と非常に大きく、フィルタまたは共振器には使用できな
い。そこで、現在は、LiNbO3 、LiTaO3 、L
2 4 7 、およびSTカット水晶より遅いvを持つ
ランガサイト(50°Yカット−24°では、約275
0m/s)が、フィルタまたは共振器を小型化する上で
最も有効であると見られている。
【0013】一般に、移動体通信端末機の中間周波数
は、70MHz〜400MHzの範囲である。400M
Hzレベルのフィルタでは、ランガサイト基板を用いた
場合、波長は6.875μmである。しかし、100M
Hzレベルのフィルタにランガサイト基板を使用した場
合は、波長は27.5μmとなり表面弾性波素子のサイ
ズはかなり大きくなる。従って、ランガサイトよりさら
に遅いvを持つ圧電基板が要求される。
【0014】本発明は、上記事情に鑑み、安定した温度
特性と優れた表面弾性波伝播特性を有する小型の表面弾
性波素子を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の表面弾性波素子は、ランガナイト(La3Ga5.5
0.514)単結晶から切り出した単結晶基板の上に、
表面弾性波を励振、受信、反射するための金属膜を形成
してなることを特徴とする。
【0016】ここで、上記単結晶基板が、上記単結晶か
らの切出し角度および表面弾性波伝搬方向をオイラー角
表示で(φ,θ,ψ)と表わした時、該単結晶基板の表
面弾性波の伝搬速度vが2815m/s以下となる
(φ,θ,ψ)の方位の単結晶基板であることが好まし
い。また、上記単結晶基板が、上記単結晶からの切出し
角度および表面弾性波伝搬方向をオイラー角表示で
(φ,θ,ψ)と表わした時、該単結晶基板の電気機械
結合係数K2が0.3%以上となる(φ,θ,ψ)の方
位の単結晶基板であることが好ましい。さらに、上記単
結晶基板が、上記単結晶からの切出し角度および表面弾
性波伝搬方向をオイラー角表示で(φ,θ,ψ)と表わ
した時、該単結晶基板のパワーフロー角度PFAの絶対
値が10°以下となる(φ,θ,ψ)の方位の単結晶基
板であることも好ましい態様である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の表面弾性波素子の
実施形態について説明する。
【0018】図1は、本発明の表面弾性波素子を用いて
形成した表面弾性波伝送型フィルタの模式図である。
【0019】この表面弾性波伝送型フィルタでは、ラン
ガナイト(La3Ga5.5Nb0.51 4)単結晶から切り
出したランガナイト単結晶基板10上に金属膜で形成さ
れた対の櫛形電極、すなわち励振用電極30および受信
電極40が形成されている。なお、フィルタ両端のラン
ガナイト単結晶基板10上には吸音材層50が形成され
ている。
【0020】このように構成された表面弾性波伝送型フ
ィルタの励振用電極30に高周波電気信号を入力する
と、ランガナイト単結晶基板10に表面弾性波が励振さ
れて受信電極40に到達し、受信電極40から高周波電
気信号が出力される。この入出力間の周波数特性がバン
ドパスフィルタの特性を持ち、ランガナイト単結晶基板
の表面弾性波伝搬特性によりフィルタの特性およびその
温度特性が決定される。
【0021】ランガナイト(La3Ga5.5Nb
0.514)単結晶は、ランガサイト(La3Ga5 SiO
14)単結晶の構成元素Siを元素Nbで置換したもの、
すなわちランガサイト単結晶系列の置換型単結晶の一種
であり、ランガサイトと同じ結晶構造を有している。従
って、ランガサイト単結晶が温度に対して安定した特性
を持つことから、ランガナイト単結晶も安定した温度特
性を有すると考えられる。
【0022】次に、ランガナイト単結晶基板の表面弾性
波の伝搬特性を計算で求める。
【0023】表1に、ランガナイト単結晶基板の表面弾
性波の伝搬特性を計算するのに必要な材料定数である、
20℃における密度、弾性定数、圧電定数、および誘電
率を示す。
【0024】
【表1】
【0025】この表1に示す定数を使用して、圧電基板
表面でのニュートンの運動方程式、圧電方程式、準静電
近似したマックスエルの方程式を連成して解くことによ
り、 φ=0〜30° θ=0〜180° ψ=0〜180° の範囲のランガナイト単結晶基板の表面弾性波の伝搬特
性を解析した。その結果、図2に示すように、ランガナ
イト単結晶基板の表面弾性波の伝搬速度vが2815m
/s以下、電気機械結合係数K2 が0.3%以上、パワ
ーフロー角度PFAの絶対値が10°以下となる基板方
位(φ,θ,ψ)のφとθの組合わせは、図2の中の黒
丸(●)部分で示す範囲に存在し、この範囲の任意のφ
とθの組み合わせに対し、基板の伝搬速度vが2815
m/s以下、電気機械結合係数K2が0.3%以上、パ
ワーフロー角度PFAの絶対値が10°以下となる基板
方位(φ,θ,ψ)のψは少なくとも1つ存在すること
を見出した。
【0026】図2は、本実施形態のランガナイト単結晶
基板の表面弾性波伝搬特性を、基板方位のオイラー角表
示で表した図である。
【0027】図2では、縦軸は基板方位のオイラー角表
示(φ,θ,ψ)のφであり、範囲は0゜〜30゜であ
る。横軸はオイラー角表示(φ,θ,ψ)のθであり、
範囲は0゜〜180゜である。図2には、本発明の表面
弾性波素子の、ランガナイト単結晶からの基板の切出し
角度φとθの組み合わせに適した範囲が黒丸(●)で示
されている。図2では、黒丸(●)と白丸(〇)が同じ
大きさを有し、黒丸同士の中心間距離、白丸同士の中心
間距離、または黒丸中心と白丸中心との距離が、横軸方
向と縦軸方向ともに5度である。なお、各黒丸および白
丸は直径5度の大きさを有する。各黒丸の示す範囲が本
発明の表面弾性波素子に適した範囲であり、さらに、横
軸方向または縦軸方向の黒丸同士間の白い隙間部分も本
発明の表面弾性波素子に適した範囲である。
【0028】次に、本発明の範囲に属するいくつかの方
位のランガナイト基板の表面弾性波の伝搬特性を示す。
【0029】図3は、φが10°で、θがそれぞれ15
5°、160°、および165°である3つのカット面
での伝搬速度vとψとの関係を示すグラフである。
【0030】図4は、φが10°で、θがそれぞれ15
5°、160°、および165°である3つのカット面
でのパワーフロー角度PFAとψとの関係を示すグラフ
である。
【0031】図5は、φが10°で、θがそれぞれ15
5°、160°、および165°である3つのカット面
での電気機械結合係数K2 とψとの関係を示すグラフで
ある。
【0032】図6は、θが160°で、φがそれぞれ5
°、10°、および15°である3つのカット面での伝
搬速度vとψとの関係を示すグラフである。
【0033】図7は、θが160°で、φがそれぞれ5
°、10°、および15°である3つのカット面でのパ
ワーフロー角度PFAとψとの関係を示すグラフであ
る。
【0034】図8は、θが160°で、φがそれぞれ5
°、10°、および15°である3つのカット面での電
気機械結合係数K2 とψとの関係を示すグラフである。
【0035】図3及び図6に示すように、表面弾性波素
子としてランガナイトを採用すると、伝搬速度vを28
15m/s以下とすることができる。
【0036】また、図4及び図7に示すように、表面弾
性波素子としてランガナイトを採用すると、PFAの絶
対値を10°以下に抑えることができる。
【0037】また、図5及び図8に示すように、表面弾
性波素子としてランガナイトを採用すると、K2 として
は、0.3%以上のものを得ることができる。
【0038】なお、ランガナイト単結晶の点群は32で
あるため、結晶構造の対称性から表面弾性波の伝搬特性
が同じである方位、所謂等価な方位が存在する。すなわ
ち、 φ=0゜〜30° θ=0゜〜180° ψ=0゜〜180° の範囲の伝搬特性を調べることにより全方位の伝播特性
を知ることができる。具体的には、30°≦φ≦60°
の範囲では φ'=60°−φ θ'=180°−θ ψ'=ψ により、また、60°≦φ≦90°の範囲では φ'=60°+φ θ'=180°−θ ψ'=180°−ψ により、また、90°≦φ≦120°の範囲では φ'=120°−φ θ'=θ ψ'=180°−ψ により、(φ,θ,ψ)と等価な(φ',θ',ψ')を
求めることが出来る。さらに、点群32の対称性よりφ
=0゜〜120°とφ=120゜〜240°及びφ=2
40゜〜360°が等価であり、また、θ=0゜〜18
0°とθ=0゜〜−180°が等価であり、また、ψ=
90゜〜270°とψ=−90゜〜90°が等価であ
る。本発明の表面弾性波素子の範囲としては、このよう
な等価な方位をも含む。
【0039】なお、本発明の表面弾性波素子において、
ランガナイト単結晶基板上に形成する、表面弾性波を励
振、受信、反射するための金属膜としては、その膜厚を
hとし表面弾性波の波長をλとした場合に、膜厚hと波
長λとの比h/λが、0.002〜0.2の範囲である
ことが好ましい。また、金属膜の材料としてはアルミニ
ウム、あるいはアルミニウムにチタンあるいは銅を加え
たものが好適であり、また金、モリブデン、タングステ
ンなどの金属も適している。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表面弾性
波素子によれば、安定した温度特性と優れた表面弾性波
伝搬特性を有する小型の表面弾性波素子を実現すること
ができる。これにより、安定した温度特性を保ち、小型
で、かつ低挿入損失で広帯域のフィルタを製造すること
が可能となり、移動体通信端末機の高性能化と小型化に
寄与することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面弾性波素子を用いて形成した表面
弾性波伝送型フィルタの模式図である。
【図2】本実施形態のランガナイト単結晶基板の表面弾
性波伝搬特性を、基板方位のオイラー角表示で表した図
である。
【図3】φが10°で、θがそれぞれ155°、160
°、および165°である3つのカット面での伝搬速度
vとψとの関係を示すグラフである。
【図4】φが10°で、θがそれぞれ155°、160
°、および165°である3つのカット面でのパワーフ
ロー角度PFAとψとの関係を示すグラフである。
【図5】φが10°で、θがそれぞれ155°、160
°、および165°である3つのカット面での電気機械
結合係数K2 とψとの関係を示すグラフである。
【図6】θが160°で、φがそれぞれ5°、10°、
および15°である3つのカット面での伝搬速度vとψ
との関係を示すグラフである。
【図7】θが160°で、φがそれぞれ5°、10°、
および15°である3つのカット面でのパワーフロー角
度PFAとψとの関係を示すグラフである。
【図8】θが160°で、φがそれぞれ5°、10°、
および15°である3つのカット面での電気機械結合係
数K2 とψとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ランガナイト単結晶基板 30 励振用電極 40 受信電極 50 吸音材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇田 聡 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社電子技術研究所内 Fターム(参考) 5J097 AA06 AA19 AA21 AA28 AA29 BB11 DD28 FF01 FF03 GG01 KK06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランガナイト(La3Ga5.5Nb0.5
    14)単結晶から切り出した単結晶基板上に、表面弾性波
    を励振、受信、反射するための金属膜を形成してなるこ
    とを特徴とする表面弾性波素子。
  2. 【請求項2】 前記単結晶基板が、前記単結晶からの切
    出し角度および表面弾性波伝搬方向をオイラー角表示で
    (φ,θ,ψ)と表わした時、該単結晶基板の表面弾性
    波の伝搬速度vが2815m/s以下となる(φ,θ,
    ψ)の方位の単結晶基板であることを特徴とする請求項
    1記載の表面弾性波素子。
  3. 【請求項3】 前記単結晶基板が、前記単結晶からの切
    出し角度および表面弾性波伝搬方向をオイラー角表示で
    (φ,θ,ψ)と表わした時、該単結晶基板の電気機械
    結合係数K2が0.3%以上となる(φ,θ,ψ)の方
    位の単結晶基板であることを特徴とする請求項1記載の
    表面弾性波素子。
  4. 【請求項4】 前記単結晶基板が、前記単結晶からの切
    出し角度および表面弾性波伝搬方向をオイラー角表示で
    (φ,θ,ψ)と表わした時、該単結晶基板のパワーフ
    ロー角度PFAの絶対値が10°以下となる(φ,θ,
    ψ)の方位の単結晶基板であることを特徴とする請求項
    1記載の表面弾性波素子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115765662A (zh) * 2022-10-25 2023-03-07 上海馨欧集成微电有限公司 一种声波器件的频率温度系数的补偿方法及声波器件

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