JPH06232684A - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JPH06232684A
JPH06232684A JP5017663A JP1766393A JPH06232684A JP H06232684 A JPH06232684 A JP H06232684A JP 5017663 A JP5017663 A JP 5017663A JP 1766393 A JP1766393 A JP 1766393A JP H06232684 A JPH06232684 A JP H06232684A
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隆裕 佐藤
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    • H03H9/02535Details of surface acoustic wave devices
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Abstract

(57)【要約】 【目的】信号処理の対象周波数が1GHz以上の高い弾
性表面波装置を可能とするために、四ほう酸リチウム単
結晶基板を用いて伝搬速度が速く、かつ伝搬損失の少な
い表面波を利用する弾性表面波装置を提供する。 【構成】四ほう酸リチウム単結晶基板表面に、弾性表面
波を励起、受信、反射、伝搬するための金属膜が形成さ
れた弾性表面波装置において、基板の切り出し角及び弾
性表面波の伝搬方向がオイラ角表示で(39°〜51
°、66°〜114°、−20°〜20°)及びそれと
等価な方向の範囲内になるように金属膜が形成されてい
る。この伝搬方向ではレイリー波が発生が少なく高速な
弾性表面波のみが発生し、伝搬損失をなくすことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は四ほう酸リチウム単結晶
を用いた弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波装置は、電気信号を表面波に
変換することで信号処理を行う回路素子であり、フィル
タ、共振子、遅延線等に用いられている。通常、圧電性
のある弾性体基板(圧電基板)上に櫛形電極(IDT)
と呼ばれる金属電極を設けることで電気信号から表面波
への変換・逆変換を行っている。また、表面波としては
レイリー波と呼ばれる弾性体表面を損失なく伝搬する弾
性表面波が主に用いられている。
【0003】弾性表面波装置に用いられる基板材料とし
て、水晶、タンタル酸リチウム(LiTaO3 )等が用
いられている。水晶は、温度安定性に優れるが圧電性に
乏しい。他方、タンタル酸リチウムは、圧電性に優れる
が温度安定性に劣っていた。近年、これらの特性をとも
に満たす材料として四ほう酸リチウム単結晶が注目され
ている(例えば、特公平2−44169号、特公昭63
−40044号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、四ほう
酸リチウム単結晶を基板材料に用いた弾性表面波装置に
おいては、その信号処理の対象周波数を高くすることが
困難であった。櫛形電極(IDT)の電極幅及び電極間
隔は、通常対象とする信号周波数に対応した弾性表面波
の波長の4分の1(λ/4)に設定される。ところが、
四ほう酸リチウム単結晶上のレイリー波の伝搬速度は3
400m/sec程度であり、1GHz以上の信号周波
数を対象とするためには1μm以下の電極幅及び電極間
隔が必要となる。そのため、櫛型電極の製造歩留まりが
低下し、弾性表面波装置の製造が著しく困難となる。
【0005】この場合、弾性表面波の音速(伝搬速度)
をより高速化することで、電極幅及び電極間隔を大きく
して電極の製造を容易にすることが可能となる。表面波
としてリーキー波と呼ばれる弾性体の深さ方向にエネル
ギを放射しながら伝搬する漏洩弾性表面波を利用するこ
とが検討されている。一般にリーキー波は伝搬損失が大
きく弾性表面波装置に利用できないが、特別な切り出し
角度、伝搬方向では比較的伝搬損失が少ないため利用さ
れている。例えば、4200m/secの速度の得られ
る36°Y−タンタル酸リチウムが知られている。
【0006】本発明の目的は、1GHz以上の高い周波
数での信号処理が可能な弾性表面波装置を可能とするた
めに、四ほう酸リチウム単結晶基板を用いて伝搬速度が
速く、かつ伝搬損失の少ない表面波を利用する弾性表面
波装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、四ほう酸リ
チウム単結晶基板表面に、弾性表面波を励起、受信、反
射、伝搬するための金属膜が形成された弾性表面波装置
において、基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方
向がオイラ角表示で(39°〜51°、66°〜114
°、−20°〜20°)及びそれと等価な方向の範囲内
になるように金属膜が形成されていることを特徴とする
弾性表面波装置によって達成される。
【0008】また、本発明による弾性表面波装置は、金
属膜が金を主成分とする金属により形成され、金属膜の
規格化膜厚が0.01〜4.5%の範囲内であり、基板
の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオイラ角表
示で(0°〜45°、82°〜98°、−2°〜2°)
及びそれと等価な方向の範囲内になるように金属膜が形
成されていることが望ましい。
【0009】さらに、本発明による弾性表面波装置は、
金属膜がアルミニウムを主成分とする金属により形成さ
れ、金属膜の規格化膜厚が0.1〜35%の範囲内であ
り、基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオ
イラ角表示で(0°〜45°、82°〜98°、−2°
〜2°)及びそれと等価な方向の範囲内になるように金
属膜が形成されていることが望ましい。
【0010】さらにまた、本発明による弾性表面波装置
は、基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオ
イラ角表示で(44°〜46°、89°〜91°、−1
°〜1°)及びそれと等価な方向の範囲内になるように
金属膜が形成されていることが望ましい。また、本発明
による弾性表面波装置は、四ほう酸リチウム単結晶基板
及び金属膜上に絶縁膜が形成されていることが望まし
い。
【0011】さらに、本発明による弾性表面波装置は、
絶縁膜が二酸化ケイ素からなることが望ましい。さらに
また、本発明による弾性表面波装置は、絶縁膜の規格化
膜厚が1〜35%の範囲内であることが望ましい。
【0012】
【作用】本発明の弾性表面波装置では、基板の切り出し
角度及び弾性表面波の伝搬方向を特定の方向になるよう
に金属膜を形成したので、弾性表面波基板にSH波(hor
izontal shear waves)型の弾性表面波を利用することが
できる。このSH波型の弾性表面波は伝搬速度が速く、
伝搬損失が小さく、電気機械結合係数が大きい。また、
本発明の角度範囲内ではレイリー波等の発生が少なくス
プリアスが低くなる。特に、基板の切り出し角度及び弾
性表面波の伝搬方向をオイラ角表示で(39°〜51
°、66°〜114°、−20°〜20°)及びそれと
等価な方向の範囲内にすることにより、伝搬損失をなく
すことができる。
【0013】なお、四ほう酸リチウム単結晶基板のよう
な正方晶系(4mm)圧電結晶基板が分極軸と平行な表
面をもち、分極軸と垂直な方向にはブリュースタモード
(Bleustein Mode)の弾性表面波が発生
することが知られている(G.Koerber et al., "General
ized Bleustein Modes", IEEE Transaction on Sonics
and Ultrasonics, vol.SU-19, No.1, January 1972
)。しかし、その場合の伝搬損失については何ら知見
が得られていない。
【0014】また、本発明の弾性表面波装置において、
金属膜を金を主成分とする金属により形成し、金属膜の
規格化膜厚を0.01〜4.5%の範囲内とし、基板の
切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオイラ角表示
で(0°〜45°、82°〜98°、−2°〜2°)及
びそれと等価な方向の範囲内になるように金属膜を形成
すれば、電気機械結合係数が大きく、位相速度が速く、
伝搬損失の小さい弾性表面波装置を実現することができ
る。特に、金属膜の規格化膜厚が0.2〜1.5%の範
囲では、電気機械結合係数と位相速度がさらに優れた弾
性表面波装置を実現することができる。
【0015】また、本発明の弾性表面波装置において、
金属膜をアルミニウムを主成分とする金属により形成
し、金属膜の規格化膜厚を0.1〜35%の範囲内と
し、基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオ
イラ角表示で(0°〜45°、82°〜98°、−2°
〜2°)及びそれと等価な方向の範囲内になるように金
属膜を形成すれば、電気機械結合係数が大きく、位相速
度が速く、伝搬損失の小さい弾性表面波装置を実現する
ことができる。特に、金属膜の規格化膜厚が2〜15%
の範囲では、電気機械結合係数と位相速度がさらに優れ
た弾性表面波装置を実現することができる。加えて、こ
れらの角度範囲を(0°〜45°、82°〜98°、−
1°〜1°)とすることで、伝搬損失をより低減でき
る。
【0016】さらに、本発明の弾性表面波装置におい
て、基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオ
イラ角表示で(44°〜46°、89°〜91°、−1
°〜1°)及びそれと等価な方向の範囲内になるように
金属膜を形成すれば、電気機械結合係数が大きく、位相
速度が速く、伝搬損失のない弾性表面波装置を実現する
ことができる。加えて、基板作製の再現性にすぐれ、基
板の作製も容易である。
【0017】また、本発明の弾性表面波装置において四
ほう酸リチウム単結晶基板及び金属膜上に絶縁膜を形成
するようにすれば、電気機械結合係数が大きく、位相速
度が速く、伝搬損失の小さい弾性表面波装置を実現する
ことができる。さらに、本発明の弾性表面波装置におい
て四ほう酸リチウム単結晶基板及び金属膜上に形成する
絶縁膜に二酸化ケイ素を用いるようにすれば、温度特性
を向上させることができる。
【0018】
【実施例】1. シミュレーション結果 四ほう酸リチウム(Li2 4 7 )単結晶基板表面上
に金属膜を形成した場合における本発明による弾性表面
波(以下「本SAW」という)の特性について種々の数
値シミュレーションを行った。本発明の実施例の説明の
前に、そのシミュレーションの方法及び計算結果につい
て説明する。なお、四ほう酸リチウム単結晶は点群4m
mの対称性を有し、弾性表面波の特性も所定の対称性を
有するので、以下の説明における方向は対称性の観点か
ら等価の方向も含むものである。また、シミュレーショ
ンにあたって温度は室温(20℃又は25℃)とした。
【0019】1.1 弾性表面波の伝搬方向を変化させ
た場合のシミュレーション結果 四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニウムを主
成分とする金属により金属膜(規格化膜厚h/λ=1.
0%)を形成し、弾性表面波の伝搬方向をオイラ角表示
で(φ、θ、ψ)で表わしたとき、個々の角度φ、θ、
ψを変化させた場合の弾性表面波の特性について計算し
た。その計算結果について図1乃至図12を用いて説明
する。
【0020】1.1.1 弾性表面波の伝搬方向(φ、
90°、ψ)における角度φとψを変化させた場合 まず、本SAWの伝搬方向をオイラ角表示で(φ、90
°、ψ)とし、角度φとψを変化させた場合のシミュレ
ーション結果について説明する。図1乃至図3は、弾性
表面波伝搬方向をオイラ角表示で(0°、90°、ψ)
とし、角度ψを変化させた場合の伝搬速度[m/se
c]と電気機械結合係数[%]と伝搬損失[dB/λ]
のシミュレーション結果である。
【0021】図2に示すように、本SAWはψが0°〜
18°の範囲において発生することがわかる。対称性を
考慮すればψは−18°〜18°の範囲となる。この角
度範囲において、本SAWの伝搬速度は、図1に示すよ
うに、約4400〜4900m/secとレイリー波よ
りも高速である。また、本SAWの伝搬損失は、図3に
示すように、ψが0°〜8°の範囲内において0.02
dB/λより小さいことがわかる。
【0022】図4及び図5は、弾性表面波伝搬方向をオ
イラ角表示で(45°、90°、ψ)とし、角度ψを変
化させた場合の伝搬速度[m/sec]と電気機械結合
係数[%]のシミュレーション結果である。図5に示す
ように、本SAWはψが0°〜20°の範囲において発
生することがわかる。対称性を考慮すればψは−20°
〜20°の範囲となる。この角度範囲において、本SA
Wの伝搬速度は、図4に示すように、約4400〜49
00m/secとレイリー波よりも高速である。また、
本SAWの存在する範囲では伝搬損失はないので伝搬損
失についてのシミュレーション結果の図示は省略した。
【0023】図1乃至図5と同様にして、φを0°から
45°の範囲内で変化させた数値シミュレーションを行
った。その結果、本SAWの伝搬方向をオイラ角表示で
(φ、90°、ψ)とし、角度φとψを変化させた場合
のシミュレーション結果を得ることができた。このシミ
ュレーション結果を図6に示す。縦軸をφ、横軸をψと
し、各伝搬方向において、本SAWが発生する範囲と、
本SAWの伝搬損失が一定値(0.02dB/λ)以下
になる範囲を示した。本SAWが発生する限界の角度ψ
を実線により示し、本SAWの伝搬損失が0.02dB
/λになる角度ψを破線により示し、伝搬損失のなくな
る角度ψを一点鎖線により示す。
【0024】φが0°〜30°の範囲内では、角度φが
小さいほど本SAWが発生する角度ψの範囲も、本SA
Wの伝搬損失が0.02dB/λ以下になる角度ψの範
囲も、比較的広いが、角度φが30°に近付くと本SA
Wが発生する角度ψの範囲も、本SAWの伝搬損失が
0.02dB/λ以下になる角度ψの範囲も比較的狭く
なる。
【0025】φが30°〜45°の範囲内では、本SA
Wが発生する角度ψの範囲は12°から20°に広が
る。なお、φが39°〜40°の範囲内において、本S
AWの伝搬損失はない。なお、本SAWが発生する上述
した範囲では、レイリー波の電気機械結合係数が非常に
小さいので、レイリー波がほとんど発生しないことがわ
かる。
【0026】1.1.2 弾性表面波の伝搬方向(φ、
θ、0°)における角度φとθを変化させた場合 まず、本SAWの伝搬方向をオイラ角表示で(φ、θ、
0°)とし、角度φとθを変化させた場合のシミュレー
ション結果について説明する。図7乃至図9は、弾性表
面波伝搬方向をオイラ角表示で(0°、θ、0°)と
し、角度θを変化させた場合の伝搬速度[m/sec]
と電気機械結合係数[%]と伝搬損失[dB/λ]のシ
ミュレーション結果である。
【0027】図8に示すように、本SAWはθが少なく
とも60°から90°の範囲において発生することがわ
かる。対称性を考慮すればθは少なくとも60°〜12
0°の範囲となる。この角度範囲において、本SAWの
伝搬速度は、図7に示すように、約4900m/sec
とレイリー波よりも高速である。また、本SAWの伝搬
損失は、図9に示すように、θが82°〜90°の範囲
内において0.02dB/λより小さいことがわかる。
【0028】図10及び図11は、弾性表面波伝搬方向
をオイラ角表示で(45°、θ、0°)とし、角度θを
変化させた場合の伝搬速度[m/sec]と電気機械結
合係数[%]のシミュレーション結果である。図11に
示すように、本SAWはθが66°〜90°の範囲にお
いて発生することがわかる。対称性を考慮すればθが6
6°〜114°の範囲となる。この角度範囲内におい
て、本SAWの伝搬速度は、図10に示すように、約4
900m/secとレイリー波よりも高速である。ま
た、この範囲内での本SAWの伝搬損失はないので伝搬
損失についてのシミュレーション結果の図示は省略し
た。
【0029】図7乃至図11と同様にして、φが0°か
ら45°の範囲内で変化させた数値シミュレーションを
行った。その結果、本SAWの伝搬方向をオイラ角表示
で(φ、θ、0°)とし、角度φとθを変化させた場合
のシミュレーション結果を得ることができた。このシミ
ュレーション結果を図12に示す。縦軸をφ、横軸をθ
とし、各伝搬方向において、本SAWが発生する範囲
と、本SAWの伝搬損失が一定値(0.02dB/λ)
以下になる範囲を示した。本SAWが発生する限界の角
度ψを実線により示し、本SAWの伝搬損失が0.02
dB/λになる角度ψを点線により示し、伝搬損失のな
くなる角度ψを一点鎖線により示す。
【0030】図12に示すように、φが39°を境にし
て本SAWの発生するモードが異なることがわかる。φ
が0°〜39°の範囲内では、角度φが大きいほど、本
SAWの伝搬損失が0.02dB/λ以下になる角度ψ
の範囲が広くなる傾向にある。φが45°から39°の
範囲内では、本SAWが発生する限界の角度ψは114
°から120°へと広がる。なお、この範囲内におい
て、本SAWの伝搬損失はない。
【0031】なお、本SAWが発生する上述した範囲で
は、レイリー波の電気機械結合係数が小さいので、レイ
リー波が発生しにくいことがわかる。 1.2 基板の深さ方向の変位分布のシミュレーション
結果 図13及び図14は、本SAWの性質を確認するため
に、基板の深さ方向の変位分布についてのシミュレーシ
ョン結果である。四ほう酸リチウム単結晶基板表面上に
伝搬方向が(45°、90°、0°)になるようにアル
ミニウムを主成分とする金属膜(規格化膜厚h/λ=3
%)が形成された弾性表面波装置についてシミュレーシ
ョンした。
【0032】図13は金属膜がopenの場合のシミュ
レーション結果である。横軸は波長で規格化した規格化
変位量であり、縦軸は波長で規格化した基板表面からの
規格化深さである。弾性表面波の伝搬速度は4877m
/secである。図14は金属膜がshortの場合の
シミュレーション結果である。弾性表面波の伝搬速度は
4855m/secである。なお、この条件での電気機
械結合係数は0.91%であり、1波長当たりの伝搬損
失は0dBである。
【0033】図13及び図14に示すように、本SAW
の変位は基板表面に近くなるほど大きくなり、SH(hor
izontal shear)成分がほとんどであるSH波型の弾性表
面波であることがわかる。 1.3 四ほう酸リチウム単結晶(110)面上に<1
−10>方向(オイラ角表示で(45°、90°、0
°)方向)に伝搬する弾性表面波の特性についてのシミ
ュレーション結果 次に、四ほう酸リチウム単結晶の(110)面上に金属
膜を形成し、
【0034】
【数1】 すなわち、<1−10>方向(オイラ角表示で(45
°、90°、0°)の方向)に伝搬する弾性表面波の特
性についてシミュレーションした。金属膜の膜厚hを弾
性表面波の波長λで規格化した規格化膜厚h/λに対す
る伝搬速度、電気機械結合係数のシミュレーション結果
を図15乃至図20に示す。
【0035】1.3.1 金属膜がアルミニウムを主成
分とする金属の場合 図15乃至図17は金属膜をアルミニウムを主成分とす
る金属により形成した場合のシミュレーション結果であ
る。図15及び図16は伝搬速度を示している。本SA
Wの実線は金属膜がopenの場合(金属膜を絶縁体と
した場合)の伝搬速度の計算結果を示し、破線は金属膜
がshortの場合(金属膜を導体とした場合)の伝搬
速度の計算結果を示している。図17は電気機械結合係
数の計算結果を示している。
【0036】図15及び図16に示すように、金属膜の
規格化膜厚h/λを0.0から60%に変化させると、
伝搬速度は徐々に低下していくことがわかる。図15及
び図16から明らかなように、規格化膜厚h/λが0.
1〜15%の範囲内で本SAWは4300m/sec以
上の高速な伝搬速度となる。また、図17に示すよう
に、金属膜の規格化膜厚h/λを0.0から60%に変
化させても本SAWが存在し、規格化膜厚h/λが2〜
35%の範囲内では0.5%以上の電気機械結合係数が
得られる。
【0037】したがって、アルミニウム金属膜の規格化
膜厚h/λが0〜60%の範囲内で本SAWが存在する
ことがわかった。望ましくは、金属膜の規格化膜厚h/
λが2〜15%の範囲内であれば、4300m/sec
以上の高速な伝搬速度であり、電気機械結合係数が0.
5%以上となり、本SAWを有効に利用することができ
る。
【0038】1.3.2 金属膜が金を主成分とする金
属の場合 図18乃至図20は金属膜を金を主成分とする金属によ
り形成した場合のシミュレーション結果である。図18
及び図19は伝搬速度を示している。本SAWの実線は
金属膜がopenの場合の伝搬速度の計算結果を示し、
破線は金属膜がshortの場合の伝搬速度の計算結果
を示している。図20は電気機械結合係数の計算結果を
示している。
【0039】図18及び図19に示すように、金属膜の
規格化膜厚h/λを0.0から10%に変化させると、
伝搬速度は徐々に低下していくことがわかる。図18及
び図19から明らかなように、規格化膜厚h/λが0.
01〜1.5%の範囲内で本SAWは4900〜430
0m/secもの高速な伝搬速度となる。これに対し、
レイリー波は4300m/sec以下の伝搬速度しか得
られない。
【0040】また、図20に示すように、金属膜の規格
化膜厚h/λを0.0から10%に変化させると、規格
化膜厚h/λが0.2%以上では電気機械結合係数は
0.5%以上あることがわかる。また、規格化膜厚h/
λが1.5〜4.5%の範囲内では電気機械結合係数を
2.5%以上とすることができる。したがって、金属膜
の規格化膜厚h/λが0〜10%の範囲内で本SAWが
存在することがわかった。望ましくは、金属膜の規格化
膜厚h/λが0.2〜1.5%の範囲内であれば、43
00m/sec以上の高速な伝搬速度であり、電気機械
結合係数が0.5%以上となり、本SAWを有効に利用
することができる。
【0041】1.4 シミュレーションにおける電極モ
デル なお、本発明のシミュレーションにあたっては、図21
(a)に示すように、四ほう酸リチウム単結晶からなる
圧電基板10全面に充分な質量のある層12があり、そ
の層12が導電性部分12aと非導電性部分12bにス
トライプ状に分かれているという電極構造のモデルを仮
定して行った。この導電性部分12aが弾性表面波を励
起、受信、反射、伝搬するための電極として機能する。
【0042】図21(a)に示す電極構造のモデルによ
るシミュレーション結果は、図21(a)に示す電極構
造だけでなく、図21(b)〜(d)に示す他の電極構
造にも適用可能である。すなわち、図21(a)に示す
電極構造のモデルは、(1)四ほう酸リチウム単結晶か
らなる圧電基板10上に金属からなるストライプ状の電
極14が形成された図21(b)に示す電極構造や、
(2)四ほう酸リチウム単結晶からなる圧電基板10上
にストライプ状の絶縁層16aが形成され、この絶縁層
16a上に薄い金属層16bが形成された図21(c)
に示す電極構造や、(3)四ほう酸リチウム単結晶から
なる圧電基板10全面に絶縁層18aが形成され、この
絶縁層18a上にストライプ状の薄い金属層18bが形
成された図21(d)に示す電極構造に適用可能であ
る。 1.5 四ほう酸リチウム単結晶基板及び金属膜上に絶
縁膜として二酸化ケイ素膜を形成した場合のシミュレー
ション結果 次に、四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニウ
ムを主成分とする金属からなる金属膜(規格化膜厚h/
λ=1.0%)を、弾性表面波の伝搬方向がオイラ角表
示で(45°、90°、0°)となるように形成し、四
ほう酸リチウム単結晶基板及び金属膜上に絶縁膜として
二酸化ケイ素膜を形成した場合に、二酸化ケイ素膜の膜
厚を変化させた場合の弾性表面波の特性について計算し
た。その計算結果について図22及び図23を用いて説
明する。
【0043】図22(a)、(b)は二酸化ケイ素膜の
規格化膜厚h/λに対する本SAWの伝搬速度[m/s
ec]と電気機械結合係数[%]のシミュレーション結
果であり、図23は遅延時間の温度係数[ppm/℃]
のシミュレーション結果である。図22(a)に示すよ
うに、二酸化ケイ素膜が厚くなると本SAWの伝搬速度
は徐々に遅くなるが、図22(b)に示すように、二酸
化ケイ素膜の規格化膜厚が1〜35%の範囲内で、本S
AWの電気機械結合係数が大きくなる。また、本SAW
の伝搬損失はない。さらに、図23に示すように、二酸
化ケイ素膜の規格化膜厚が10〜25%の範囲内で、本
SAWの温度係数が20ppm/℃以内と小さくなる。
【0044】これら図22及び図23から、四ほう酸リ
チウム単結晶基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬
方向を特定の範囲内になるように金属膜を形成し、その
上に絶縁膜を形成すれば、伝搬速度が速く、伝搬損失の
小さい弾性表面波装置を実現することができる。また、
二酸化ケイ素膜の規格化膜厚が1〜35%の範囲内では
大きな電気機械結合係数を得ることができ、フィルタの
広帯域化を実現することができる。さらに、二酸化ケイ
素膜の規格化膜厚が10〜25%の範囲内では大きな電
気機械結合係数が得られる上に弾性表面波の伝搬速度の
温度係数を非常に小さくすることができる。
【0045】なお、上記シミュレーションでは絶縁膜に
二酸化ケイ素を用いたが、二酸化ケイ素以外の他の絶縁
材料、例えば、SiOx、PGS(リンケイ酸ガラ
ス)、Al2 3 (アルミナ)等を用いてもよい。 2. 実施例 2.1 第1の実施例 次に、本発明の第1の実施例による弾性表面波装置を図
24乃至図26を用いて説明する。
【0046】本実施例の弾性表面波装置は、図24に示
すように、表面が(110)面である四ほう酸リチウム
単結晶からなる圧電基板21上に、電極線幅λ/8のダ
ブルインタディジタル型電極からなる入力櫛形電極22
と出力櫛形電極23が形成され、これら入力櫛形電極2
2と出力櫛形電極23間の伝搬路領域に金属膜24が形
成されたトランスバーサル型ディレーラインである。入
力櫛形電極22と出力櫛形電極23は、それぞれ20対
で、周期40μm(電極線幅5μm)、開口長2000
μmであり、弾性表面波の伝搬方向がオイラ角表示で
(45°、90°、0°)になるような向きに形成され
ている。電極22、23及び金属膜24は金(Au)に
より形成されている。
【0047】金属膜24の膜厚を変化させた場合の伝搬
速度[m/sec]と電気機械結合係数[%]の測定結
果を図25及び図26に示す。電極22、23及び金属
膜24の膜厚hを弾性表面波の波長λで割った規格化膜
厚h/λが0.4〜1.2%間について測定した。例え
ば、規格化膜厚h/λが0.8%の場合、電気機械結合
係数が約2%と大きく、伝搬速度が約4800m/se
cと非常に早い弾性表面波装置が実現できた。入力櫛形
電極22と出力櫛形電極23の電極線幅を0.5μmに
すれば本実施例の弾性表面波装置は2.4GHzもの高
周波信号に対応できる。
【0048】図25及び図26から明らかなように、測
定の結果、規格化膜厚h/λが0.4〜1.2%の範囲
内で、電気機械結合係数が1.3%以上、伝搬速度が約
4700m/sec以上の弾性表面波装置が実現できる
ことがわかった。また、これら実験結果はシミュレーシ
ョンの結果ともよく一致している。 2.2 第2の実施例 次に、本発明の第2の実施例による弾性表面波装置を図
27及び図28を用いて説明する。
【0049】本実施例の弾性表面波装置は、図24に示
す第1の実施例の弾性表面波装置と同様に、表面が(1
10)面である四ほう酸リチウム単結晶からなる圧電基
板21上に、入力櫛形電極22と出力櫛形電極23と金
属膜24が形成されたトランスバーサル型ディレーライ
ンであり、弾性表面波の伝搬方向がオイラ角表示で(4
5°、90°、0°)になるような向きに形成されてい
る。電極22、23及び金属膜24がアルミニウム(A
l)により形成されている点が第1の実施例と異なる。
【0050】金属膜24の膜厚を変化させた場合の伝搬
速度[m/sec]と電気機械結合係数[%]の測定結
果を図27及び図28に示す。電極22、23及び金属
膜24の膜厚hを弾性表面波の波長λで割った規格化膜
厚h/λが約6〜9%間について測定した。例えば、規
格化膜厚h/λが約7%の場合、電気機械結合係数が約
2.5%と大きく、伝搬速度が約4700m/secと
非常に早い弾性表面波装置が実現できた。入力櫛形電極
22と出力櫛形電極23の電極線幅を0.5μmにすれ
ば本実施例の弾性表面波装置は2.35GHzもの高周
波信号に対応できる。
【0051】図27及び図28から明らかなように、測
定の結果、規格化膜厚h/λが約6〜9%の範囲内で、
電気機械結合係数が約2.0%以上、伝搬速度が約46
00m/sec以上の弾性表面波装置が実現できること
がわかった。これら実験結果はシミュレーションの結果
ともよく一致している。 2.3 第3の実施例 次に、本発明の第3の実施例による弾性表面波装置を図
29乃至図31を用いて説明する。
【0052】図29(a)は本実施例の弾性表面波装置
を上方からみた斜視図であり、図29(b)は本実施例
の弾性表面波装置の要部の断面図である。本実施例の弾
性表面波装置は、図29に示すように、表面が(11
0)面である四ほう酸リチウム単結晶からなる圧電基板
21上に、電極線幅λ/8のダブルインタディジタル型
電極からなる入力櫛形電極22と出力櫛形電極23が形
成され、これら入力櫛形電極22と出力櫛形電極23間
の伝搬路領域に金属膜24が形成され、全面に絶縁膜2
5が形成されたトランスバーサル型フィルタである。
【0053】入力櫛形電極22と出力櫛形電極23は、
それぞれ20対で、周期8μm(電極線幅1μm)、開
口長400μmであり、弾性表面波の伝搬方向がオイラ
角表示で(45°、90°、0°)になるような向きに
形成されている。電極22、23及び金属膜24はアル
ミニウム(Al)により形成され、膜厚は80nm(規
格化膜厚として1.0%)である。絶縁膜25は二酸化
ケイ素により形成されている。
【0054】絶縁膜25の膜厚を、規格化膜厚が5%、
10%、15%と変化させた場合の伝搬速度、電気機械
結合係数、及び遅延時間の温度特性の測定結果を計算結
果と合わせて、図30及び図31に示す。図30
(a)、(b)は本SAWの伝搬速度[m/sec]と
電気機械結合係数[%]の測定結果であり、図31は本
SAWの遅延時間の温度係数[ppm/℃]の測定結果
である。
【0055】これらの測定にあたっては、伝搬速度は通
過特性の中心周波数より測定し、電気機械結合係数は櫛
形電極22、23の放射アドミッタンスより測定し、温
度係数は通過特性の位相の温度特性により測定した。図
30及び図31に示すように、これら測定結果は計算結
果とよく一致している。絶縁膜25の膜厚を波長で割っ
た規格化膜厚が15%の時、伝搬速度が4500m/s
ecと速く、電気機械結合係数が約1.2%と大きく、
温度係数が約+5ppm/℃と小さい弾性表面波装置が
実現できた。
【0056】2.4 他の実施例 本発明は上記実施例に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施例ではアルミニウム又は金からなる金
属膜を用いたが、圧電基板表面にチタン、タングステ
ン、モリブデン、アルミニウム等の金属薄膜を形成し、
この金属薄膜上にアルミニウム又は金を主成分とする合
金からなる金属膜を形成してもよい。圧電基板に対する
金属膜の密着性を向上させることができる。アルミニウ
ム又は金には、シリコン、銅等を数%程度添加すること
もある。
【0057】また、上記実施例ではディレーラインや弾
性表面波フィルタを例として説明したが、その他の弾性
表面波装置でもよい。例えば、圧電基板上にインタディ
ジタル型電極からなる端子電極を一対のグレーティング
反射器により挟んで構成した弾性表面波共振子に本発明
を適用してもよい。さらに、上記実施例とは異なり、弾
性表面波の伝搬路上に金属膜を設けなくともよい。
【0058】また、圧電基板として(110)面を有す
る四ほう酸リチウム単結晶基板を用いたが、(10
0)、(170)、(150)、(130)、(12
0)、(350)、(230)、(561)、(45
1)、(341)、(471)、(361)、(18
1)等の主面を有する基板を用いることもできる。
【0059】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、本発明の
弾性表面波装置では、基板の切り出し角度及び弾性表面
波の伝搬方向がオイラ角表示で(39°〜51°、66
°〜114°、−20°〜20°)及びそれと等価な方
向の範囲内になるように金属膜を形成したので、電気機
械結合係数が大きく、位相速度が速く、伝搬損失のない
弾性表面波装置を実現することができる。
【0060】また、本発明の弾性表面波装置において、
金属膜を金を主成分とする金属により形成し、金属膜の
規格化膜厚を0.01〜4.5%の範囲内とし、基板の
切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオイラ角表示
で(0°〜45°、82°〜98°、−2°〜2°)及
びそれと等価な方向の範囲内になるように金属膜を形成
すれば、電気機械結合係数が大きく、位相速度が速く、
伝搬損失の小さい弾性表面波装置を実現することができ
る。
【0061】また、本発明の弾性表面波装置において、
金属膜をアルミニウムを主成分とする金属により形成
し、金属膜の規格化膜厚を0.1〜35%の範囲内と
し、基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオ
イラ角表示で(0°〜45°、82°〜98°、−2°
〜2°)及びそれと等価な方向の範囲内になるように金
属膜を形成すれば、電気機械結合係数がより大きく、位
相速度が速く、伝搬損失の小さい弾性表面波装置を実現
することができる。
【0062】さらに、本発明の弾性表面波装置におい
て、基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオ
イラ角表示で(44°〜46°、89°〜91°、−1
°〜1°)及びそれと等価な方向の範囲内になるように
金属膜を形成すれば、電気機械結合係数がより大きく、
位相速度が速く、伝搬損失の小さい弾性表面波装置を再
現性よく製造することができる。
【0063】また、本発明の弾性表面波装置において四
ほう酸リチウム単結晶基板及び金属膜上に絶縁膜を形成
するようにすれば、電気機械結合係数がより大きく、位
相速度が速く、伝搬損失の小さい弾性表面波装置を実現
することができる。さらに、本発明の弾性表面波装置に
おいて四ほう酸リチウム単結晶基板及び金属膜上に形成
する絶縁膜に二酸化ケイ素を用いるようにすれば、温度
特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニ
ウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置
において、伝搬方向(0°、90°、ψ)の角度ψを変
化させた場合の伝搬速度のシミュレーション結果を示す
グラフである。
【図2】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニ
ウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置
において、伝搬方向(0°、90°、ψ)の角度ψを変
化させた場合の電気機械結合係数のシミュレーション結
果を示すグラフである。
【図3】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニ
ウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置
において、伝搬方向(0°、90°、ψ)の角度ψを変
化させた場合の伝搬損失のシミュレーション結果を示す
グラフである。
【図4】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニ
ウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置
において、伝搬方向(45°、90°、ψ)の角度ψを
変化させた場合の伝搬速度のシミュレーション結果を示
すグラフである。
【図5】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニ
ウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置
において、伝搬方向(45°、90°、ψ)の角度ψを
変化させた場合の電気機械結合係数のシミュレーション
結果を示すグラフである。
【図6】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニ
ウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置
において、伝搬方向(φ、90°、ψ)の角度φとψを
変化させた場合のシミュレーション結果を示すグラフで
ある。
【図7】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニ
ウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置
において、伝搬方向(0°、θ、0°)の角度θを変化
させた場合の伝搬速度のシミュレーション結果を示すグ
ラフである。
【図8】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニ
ウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置
において、伝搬方向(0°、θ、0°)の角度θを変化
させた場合の電気機械結合係数のシミュレーション結果
を示すグラフである。
【図9】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミニ
ウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置
において、伝搬方向(0°、θ、0°)の角度θを変化
させた場合の伝搬損失のシミュレーション結果を示すグ
ラフである。
【図10】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミ
ニウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装
置において、伝搬方向(45°、θ、0°)の角度θを
変化させた場合の伝搬速度のシミュレーション結果を示
すグラフである。
【図11】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミ
ニウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装
置において、伝搬方向(45°、θ、0°)の角度θを
変化させた場合の電気機械結合係数のシミュレーション
結果を示すグラフである。
【図12】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミ
ニウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装
置において、伝搬方向(φ、θ、0°)の角度φとθを
変化させた場合のシミュレーション結果を示すグラフで
ある。
【図13】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上に伝搬方
向が(45°、90°、0°)になるようにアルミニウ
ムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置に
おいて、金属膜がopenの場合の基板の深さ方向の変
位分布のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図14】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上に伝搬方
向が(45°、90°、0°)になるようにアルミニウ
ムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置に
おいて、金属膜がshortの場合の基板の深さ方向の
変位分布のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図15】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミ
ニウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装
置において、金属膜の規格化膜厚h/λを0〜1%まで
変化させた場合の伝搬速度のシミュレーション結果を示
すグラフである。
【図16】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミ
ニウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装
置において、金属膜の規格化膜厚h/λを0〜60%ま
で変化させた場合の伝搬速度のシミュレーション結果を
示すグラフである。
【図17】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミ
ニウムを主成分とする金属膜が形成された弾性表面波装
置において、金属膜の規格化膜厚h/λを0〜60%ま
で変化させた場合の電気機械結合係数のシミュレーショ
ン結果を示すグラフである。
【図18】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上に金を主
成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置におい
て、金属膜の規格化膜厚h/λを0〜1%まで変化させ
た場合の伝搬速度のシミュレーション結果を示すグラフ
である。
【図19】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上に金を主
成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置におい
て、金属膜の規格化膜厚h/λを0〜10%まで変化さ
せた場合の伝搬速度のシミュレーション結果を示すグラ
フである。
【図20】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上に金を主
成分とする金属膜が形成された弾性表面波装置におい
て、金属膜の規格化膜厚h/λを0〜10%まで変化さ
せた場合の電気機械結合係数のシミュレーション結果を
示すグラフである。
【図21】本発明のシミュレーションによる弾性表面波
の電極構造のモデルを示す図である。
【図22】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミ
ニウムを主成分とする金属膜が形成され、基板及び金属
膜上に二酸化ケイ素膜が形成された弾性表面波装置にお
いて、二酸化ケイ素膜の規格化膜厚h/λを0〜40%
まで変化させた場合の伝搬速度と電気機械結合係数のシ
ミュレーション結果を示すグラフである。
【図23】四ほう酸リチウム単結晶基板表面上にアルミ
ニウムを主成分とする金属膜が形成され、基板及び金属
膜上に二酸化ケイ素膜が形成された弾性表面波装置にお
いて、二酸化ケイ素膜の規格化膜厚h/λを0〜40%
まで変化させた場合の遅延時間の温度係数のシミュレー
ション結果を示すグラフである。
【図24】本発明の第1の実施例による弾性表面波装置
を示す図である。
【図25】本発明の第1の実施例による弾性表面波装置
における金属膜の規格化膜厚を変化させた場合の伝搬速
度の測定結果を示すグラフである。
【図26】本発明の第1の実施例による弾性表面波装置
における金属膜の規格化膜厚を変化させた場合の電気機
械結合係数の測定結果を示すグラフである。
【図27】本発明の第2の実施例による弾性表面波装置
における金属膜の規格化膜厚を変化させた場合の伝搬速
度の測定結果を示すグラフである。
【図28】本発明の第2の実施例による弾性表面波装置
における金属膜の規格化膜厚を変化させた場合の電気機
械結合係数の測定結果を示すグラフである。
【図29】本発明の第3の実施例による弾性表面波装置
を示す図である。
【図30】本発明の第3の実施例による弾性表面波装置
における絶縁膜の規格化膜厚を変化させた場合の伝搬速
度と電気機械結合係数の測定結果を示すグラフである。
【図31】本発明の第3の実施例による弾性表面波装置
における絶縁膜の規格化膜厚を変化させた場合の遅延時
間の温度係数の測定結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10…圧電基板 12…層 12a…導電性部分 12b…非導電性部分 14…電極 16a…絶縁層 16b…金属層 18a…絶縁層 18b…金属層 21…圧電基板 22…入力櫛形電極 23…出力櫛形電極 24…金属膜 25…絶縁膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四ほう酸リチウム単結晶基板表面に、弾
    性表面波を励起、受信、反射、伝搬するための金属膜が
    形成された弾性表面波装置において、 基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオイラ
    角表示で(39°〜51°、66°〜114°、−20
    °〜20°)及びそれと等価な方向の範囲内になるよう
    に前記金属膜が形成されていることを特徴とする弾性表
    面波装置。
  2. 【請求項2】 四ほう酸リチウム単結晶基板表面に、弾
    性表面波を励起、受信、反射、伝搬するための金属膜が
    形成された弾性表面波装置において、 前記金属膜が金を主成分とする金属により形成され、 前記金属膜の規格化膜厚が0.01〜4.5%の範囲内
    であり、 基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオイラ
    角表示で(0°〜45°、82°〜98°、−2°〜2
    °)及びそれと等価な方向の範囲内になるように前記金
    属膜が形成されていることを特徴とする弾性表面波装
    置。
  3. 【請求項3】 四ほう酸リチウム単結晶基板表面に、弾
    性表面波を励起、受信、反射、伝搬するための金属膜が
    形成された弾性表面波装置において、 前記金属膜がアルミニウムを主成分とする金属により形
    成され、 前記金属膜の規格化膜厚が0.1〜35%の範囲内であ
    り、 基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオイラ
    角表示で(0°〜45°、82°〜98°、−2°〜2
    °)及びそれと等価な方向の範囲内になるように前記金
    属膜が形成されていることを特徴とする弾性表面波装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の弾性表面波装置におい
    て、 基板の切り出し角度及び弾性表面波の伝搬方向がオイラ
    角表示で(44°〜46°、89°〜91°、−1°〜
    1°)及びそれと等価な方向の範囲内になるように前記
    金属膜が形成されていることを特徴とする弾性表面波装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の弾性
    表面波装置において、 前記四ほう酸リチウム単結晶基板及び前記金属膜上に絶
    縁膜が形成されていることを特徴とする弾性表面波装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の弾性表面波装置におい
    て、 前記絶縁膜が二酸化ケイ素からなることを特徴とする弾
    性表面波装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の弾性表面波装置におい
    て、 前記絶縁膜の規格化膜厚が1〜35%の範囲内であるこ
    とを特徴とする弾性表面波装置。
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