JP2002100780A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002100780A
JP2002100780A JP2000291260A JP2000291260A JP2002100780A JP 2002100780 A JP2002100780 A JP 2002100780A JP 2000291260 A JP2000291260 A JP 2000291260A JP 2000291260 A JP2000291260 A JP 2000291260A JP 2002100780 A JP2002100780 A JP 2002100780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
region
active region
silicon film
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000291260A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahide Sugiyama
隆英 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP2000291260A priority Critical patent/JP2002100780A/ja
Publication of JP2002100780A publication Critical patent/JP2002100780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で低リーク電流の半導体装置を提供す
る。 【解決手段】基板11上に凹部12を形成する。次に、
減圧CVD法で基板11全面に非晶質珪素膜を成膜す
る。その後、基板11の表面にレーザー照射する。これ
により凹部12底面と凹部12両側の表面が結晶化され
多結晶珪素膜13が形成される。一方、側壁にはレーザ
ー照射されないので凹部12側壁には非晶質珪素膜12
A,12Bが残存する。そして、凹部12の表層を能動
領域とし、凹部12の両側の多結晶珪素膜13にソース
領域14とドレイン領域15を形成する。能動領域が平
面ではなく凹に形成されているので、占有面積が従来型
より小型となる。又、能動領域の一部がキャリア移動度
の低い非晶質珪素膜12A,12Bで形成されるのでリ
ーク電流が低減される。これにより、小型で低リーク電
流の半導体装置が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にSOI(Sili
con On Insulator)構造を有する半導体装置に関する。
特に、リーク電流を低減するとともに占有面積を低減し
た半導体装置、及びその半導体装置の製造方法に関す
る。本発明は、液晶表示装置駆動用の薄膜型半導体装置
に適用できる。
【0002】
【従来の技術】薄膜型半導体装置は、ゲ−ト電極による
電界効果によって絶縁基板上に形成された能動領域の電
気伝導率を変化させ、ソース領域とドレイン領域との間
を流れる電流を制御する半導体装置である。近年では、
液晶表示装置駆動用のトランジスタとして使用されてお
り、低リーク電流化が要求されている。低リーク電流化
を考慮した従来の半導体装置100を図10に示す(第
1の従来例)。図はダブルゲ−トを用いた薄膜型半導体
装置の面図である。以下、薄膜型半導体装置をここでは
単に半導体装置と記す。
【0003】半導体装置100は以下の様態である。先
ず、この半導体装置100は絶縁基板110上に非晶質
又は多結晶である珪素薄膜111を有している。そし
て、イオン注入法等によって珪素薄膜111に形成され
たソ−ス領域113、ドレイン領域115、その間に形
成された能動領域112A、112B、両領域を接続す
るコネクト領域114を有している。そして、上記珪素
薄膜111上にゲート絶縁膜116、ゲート絶縁膜11
6上にゲート電極117A、117Bが形成されてい
る。更に、それらの上部に層間絶縁膜118、RIE技
術等により形成された孔にソース領域113用の電極1
19とドレイン領域115用の電極119を有した構造
となっている。この半導体装置100は所謂ダブルゲー
ト構造である。
【0004】この構造によれば、ドレイン領域115と
ソース領域113間の距離が長くなり、電界強度が低減
される。電界強度が低減されるとそれに応じてリーク電
流も低減される。特に、能動領域(チャンネル領域)1
12Bとドレイン領域115との境界に印加される電界
強度が低減されるとリーク電流も低減される。従って、
従来例はダブルゲート構造で、上記境界での電界強度を
低減することでリーク電流を低減させている。
【0005】又、他に図11に示すLDD型の半導体装
置がある(第2の従来例)。これは、能動領域122
A、122Bを多結晶珪素膜とした例である。この場
合、キャリアの移動度が高くなる反面、リーク電流が増
加するという問題が生じる。そこで、ソース領域123
に隣接して高抵抗領域123A、ドレイン領域125に
隣接して高抵抗領域125Aを形成している。これによ
り、リーク電流を低減させている。
【0006】又、他に特開平5−232506がある
(第3の従来例)。これは、図示はしないが駆動用トラ
ンジスタを順スタガに、画素用トランジスタを逆スタガ
に形成した半導体装置である。即ち、同一基板上に多結
晶薄膜トランジスタと非晶質薄膜トランジスタを形成し
たものである。ここでは、キャリアの移動度が高い多結
晶薄膜トランジスタを駆動用トランジスタとして、リー
ク電流の小さい非晶質薄膜トランジスタを画素用トラン
ジスタとしている。これにより、リーク電流が低減され
る液晶表示装置が形成されるとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1、
第2の従来例ではゲート電極を複数設置している。又、
第3の従来例も同様にトランジスタを複数設置した形態
である。そのため、画素部のトランジスタ占有面積が大
きくなり、画素の開口率を低下させるという問題があ
る。特に、第2の従来技術では、高抵抗領域を付加する
ため更にその占有面積が増大し、更に開口率が低下す
る。又、第3の従来例では、形態の異なるトランジスタ
を複数形成するため、その製造プロセスが複雑になり、
製造コストが増大すると云う問題がある。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は絶縁基板に凹部又は凸部
を設けそれに沿って半導体装置の能動領域を形成するこ
とで、液晶表示装置の開口率を向上させる半導体装置を
提供することである。更に、その凹部又は凸部側壁に非
晶質珪素膜を形成することで、リーク電流の小さい半導
体装置とすることである。又、凹部又は凸部以外の基板
上に他の薄膜型半導体装置を形成し、容易に周辺回路に
適応する半導体装置とすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の半導体装置は、基板上にソ−ス領
域、能動領域、ドレイン領域、能動領域上に形成された
絶縁膜、及び、その絶縁膜上のゲ−ト電極とから成る半
導体装置において、基板上に形成された凹部又は凸部
と、凹部又は凸部の側壁部に形成された非晶質珪素膜
と、側壁部以外の基板表面に形成された多結晶珪素膜と
を有し、凹部又は凸部に沿った表層を能動領域とし、能
動領域を挟んだ両側の多結晶珪素膜をソ−ス領域とドレ
イン領域としたことを特徴とする。
【0010】又、請求項2に記載の半導体装置は、請求
項1のソース領域、能動領域、ドレイン領域、絶縁膜、
ゲート電極をそれぞれ第1半導体装置を構成する第1ソ
ース領域、第1能動領域、第1ドレイン領域、第1絶縁
膜、第1ゲート電極とする時、その第1半導体装置に隣
接して基板上の凹部又は凸部以外の多結晶珪素膜に、第
2ソース領域、第2能動領域、第2ドレイン領域、各領
域上の第2絶縁膜、その第2能動領域上に第2絶縁膜を
挟んで形成された第2ゲート電極とからなる第2半導体
装置を有することを特徴とする。
【0011】又、請求項3に記載の半導体装置は、第1
半導体装置を表示装置の画素部に、第2半導体装置を表
示装置の周辺回路部に用いることを特徴とする。
【0012】又、請求項4に記載の半導体装置の製造方
法は、基板上にソ−ス領域、能動領域、ドレイン領域、
能動領域上に形成された絶縁膜、及び、その絶縁膜上の
ゲ−ト電極とから成る半導体装置の製造方法において、
基板上に凹部又は凸部を形成し、凹部又は凸部が形成さ
れた基板の全面に非晶質珪素膜を成膜し、非晶質珪素膜
が成膜された基板に所定波長光を照射して、凹部又は凸
部の側壁部を非晶質珪素膜に保ち、側壁部以外を結晶化
させて多結晶珪素膜とし、凹部又は凸部表層を能動領域
とし、能動領域を挟んだ両側の多結晶珪素膜にソ−ス領
域とドレイン領域を形成することを特徴とする。
【0013】又、請求項5に記載の半導体装置の製造方
法は、所定波長光がレーザー光でありその光周波数は多
結晶珪素膜の吸収スペクトルに含まれることを特徴とす
る。又、請求項6に記載の半導体装置の製造方法は、レ
ーザー光は、エキシマレーザー光であることを特徴とす
る。
【0014】
【作用・発明の効果】本発明の請求項1の半導体装置の
構成は、従来のダブルゲート型薄膜半導体装置におい
て、ゲートを共通化して且つそのゲート部を屈曲させて
凹形又は凸形に形成した構成である。この構成により、
半導体装置を上部から見た面積が低減される。即ち、こ
の半導体装置を例えば液晶表示装置に適用すれば、占有
面積が低減されるので従来より表示部の開口率を向上さ
せることができる。又、上記凹部又は凸部の側壁、即ち
能動領域の一部はキャリアの移動度の低い非晶質珪素膜
となっている。よって、リーク電流を従来の半導体装置
より低減させることができる。
【0015】又、請求項2に記載の半導体装置は、第1
半導体装置に隣接して第2半導体装置を有している。第
2半導体装置は、基板上の凹部又は凸部以外の多結晶珪
素膜に形成された第2ソース領域、第2能動領域、第2
ドレイン領域、その各領域上の第2絶縁膜、その第2能
動領域上に第2絶縁膜を挟んで成膜された第2ゲート電
極とから形成されている。第2半導体装置の能動領域
は、多結晶珪素膜である。よって、第2半導体装置はキ
ャリア移動度の高い半導体装置となる。即ち、本発明の
半導体装置はキャリアの移動度の高い半導体装置と、キ
ャリアの移動度の低い、即ちリーク電流の低減された半
導体装置を同時に有している。従って、様々な用途に適
応可能な利便性の高い半導体装置となる。例えば、高速
応答を必要とする場合、又は電流を必要とする場合は第
2半導体装置が適用される。又、低リーク電流が必要な
場合は第1半導体装置が適用される。
【0016】又、請求項3に記載の半導体装置によれ
ば、第1半導体装置が表示装置の画素部に適用され、第
2半導体装置が表示装置の周辺回路部に適用される。第
1半導体装置は、リーク電流が小さいので保持性が必要
とされる例えば液晶表示装置の(コンデンサ形式の)画
素部に適用できる。リーク電流が小さいので、例えば1
回のアクセスで第2半導体装置より長時間表示できる。
又、第2半導体装置はキャリアの移動度が高いので、例
えばデータ授受等に高速応答が要求される周辺回路に適
用できる。この周辺回路部は、第1半導体装置を駆動す
る駆動回路の一部であってもよい。又、例えばコンピュ
ータ装置からの制御信号を受信する回路の一部であって
もよい。両者を含む。
【0017】又、請求項4に記載の半導体装置の製造方
法によれば、先ず基板上に凹部又は凸部を形成する。次
に、その基板全面に非晶質珪素膜を成膜する。即ち、凹
部又は凸部を含んで凹部又は凸部に沿って非晶質珪素膜
を成膜する。そして、非晶質珪素膜が成膜された基板に
所定波長光を照射する。これにより側壁部以外が結晶化
され多結晶珪素膜となる。この時、側壁部は殆ど所定波
長光の照射を受けないので結晶化されずに非晶質珪素膜
のまま残存する。
【0018】次に、基板全面に絶縁膜を形成する。そし
て、凹部又は凸部表層を能動領域としその能動領域上に
絶縁膜を挟んでゲート電極を形成する。又、その能動領
域を挟んだ両側の多結晶珪素膜にソ−ス領域とドレイン
領域を形成する。上記工程で低リーク電流の半導体装置
が製造される。即ち、本発明の製造方法によれば、所定
波長光照射を用いる低温多結晶珪素半導体プロセスに凹
部又は凸部が形成された基板を用いるだけで、容易に能
動領域を非晶質珪素膜とする半導体装置を形成すること
ができる。この時、所定波長光は非晶質珪素が効率良く
吸収する波長を含む光であればよい。例えば、キセノン
ランプでもよい。又、後述するレーザ光でもよい。フラ
ッシュランプでもよい。要は、アニール可能な波長を含
む光であればよい。
【0019】又、請求項5に記載の半導体装置の製造方
法によれば、所定波長光はレーザ光であり、その光周波
数は多結晶薄膜を形成する元素の吸収スペクトルに含ま
れる。上記所定波長光照射は光熱アニールを意味する。
この光熱アニールにより非晶質珪素膜が多結晶化され
る。この時、多結晶化割合は単位面積当たりのパワー密
度に比例する。レーザは容易に集光でき、そのパワー密
度を容易に上げることができる。従って、光熱アニール
即ち再結晶化が容易になされる。特に、非晶質珪素膜の
吸収スペクトルにレーザの光周波数を含ませれば光が効
率よく熱に変換される。従って、効率良く多結晶珪素膜
を形成することができる。この時、レーザの波長は、非
晶質珪素に吸収される波長であればよい。即ち、そのレ
ーザー光は紫外領域〜赤外領域のレーザー光全てを含
む。
【0020】又、請求項6に記載の半導体装置の製造方
法によれば、レーザー光はエキシマレーザー光である。
非晶質珪素膜の多結晶化に際しては、珪素の吸収帯域が
波長に換算して1μm以下である。よって、レーザー光
の波長はそれ以下が望ましい。エキシマレーザー光は波
長が228nmであるので極めて有効である。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の実
施の形態について図面を参照して説明する。図1に本実
施例の薄膜型の半導体装置10を示す。図は、断面図で
ある。本実施例の半導体装置10は、基板11、基板1
1上に形成された凹部12、凹部12側壁に形成された
非晶質珪素膜12A,12B、凹部12底面に形成され
た多結晶珪素膜12C、凹部12以外の基板11の表面
に形成された多結晶珪素膜13、多結晶珪素膜13に形
成されたソース領域14、ドレイン領域15、その上に
基板全面に渡って形成された絶縁膜16、凹部12に沿
って絶縁膜16を挟んで形成されたゲート電極17及び
ソース領域14、ドレイン領域15用の電極19から構
成される。尚、基板11はガラス基板である。又、18
は層間絶縁膜である。上記各領域は例えばエピタキシャ
ル成長技術、リソグラフィ技術、イオン注入技術等の所
謂プレ−ナ−技術と後述するレーザー照射によって作成
される。
【0022】上記構成において、凹部12の側壁に形成
された非晶質珪素膜12A、12B、凹部底面に形成さ
れた多結晶珪素膜12Cが半導体装置10の能動領域と
なっている。この能動領域の電気伝導率がゲート電極1
7による電界で制御される(電界効果)。即ち、この半
導体装置10は基板上にソ−ス領域、能動領域、ドレイ
ン領域からなる所謂SOI型の薄膜トランジスタの一種
である。特に、能動領域に注目すれば従来のダブルゲー
ト型トランジスタのゲートを共通化し、且つそのゲート
部を屈曲させて凹形に形成した半導体装置となってい
る。この構造により、従来例のダブルゲート型トランジ
スタ(図10)に比較して小型化したことが第1の特徴
である。
【0023】図2に本実施例の半導体装置10(図1)
と従来のダブルゲート型半導体装置100(図10)を
液晶表示装置に適用した場合の大きさの比較を示す。図
は、上面図である。半導体装置は、マトリックス上に形
成された各画素Gの例えば左上角に形成される。従来の
半導体装置100を形成した例を図2(a)に、そのA
部拡大図を図2(b)に示す。そして、本実施例の半導
体装置10を画素Gの左上角に配置した場合のそれを図
(c)に示す。
【0024】又、図3にその大きさを比較する為にそれ
ぞれの断面図を示す。図3(a)が従来のそれであり、
図3(b)が本実施例のそれである。尚、電極119は
省略してある。図2、図3より本実施例の半導体装置1
0を採用すれば、液晶表示装置の開口率が向上されるこ
とが理解される。即ち、本実施例の半導体装置10を採
用すればより明るく表示させることができる。
【0025】動作に関しては従来のダブルゲート型の半
導体装置100と同等である。即ち、ゲ−ト電極17に
印加される電圧によって、能動領域12A、12B、1
2Cの電気伝導率を変化させ、ソース領域14とドレイ
ン領域15を流れる電流を制御するものである。この
時、従来例の能動領域は多結晶珪素膜からできている。
多結晶珪素膜はキャリアの移動度は高いがそのリーク電
流も多いという欠点がある。本実施例では、能動領域の
一部(即ち、図1に示す凹部12側壁)が非晶質珪素膜
12A,12Bで形成されている。非晶質珪素膜は、キ
ャリア移動度が多結晶珪素膜より低い。よって、従来の
半導体装置100に比べてリーク電流を低減することが
できる。即ち、保持用に適した半導体装置となる。これ
が、本実施例の第2の特徴である。従って、第1、第2
の特徴から本実施例の半導体装置は、従来より小型で且
つリーク電流の少ない半導体装置となる。よって、画素
の開口率の向上と低リーク電流が要求される、例えば液
晶表示用半導体装置に適用することができる。
【0026】次に、上記半導体装置10の製造方法を図
4に示す。図は工程図である。製造方法は以下の通りで
ある。先ず、基板11上にフォトレジストをスピンコー
トし、リソグラフィ技術により幅約1μmの孔を設け
る。その後RIEにて、基板11に1.0μm深さのエ
ッチングをし、フォトレジストを除去して基板11上面
に凹部12を設ける(図4(a))。
【0027】次に、その上に減圧CVD法により非晶質
珪素膜13Aを例えば100nm成膜する(図4
(b))。この成膜は、例えばジシランを流量300sccm
、温度520℃の条件で作成する。次に、例えばエキ
シマレーザー光を基板11全面に照射する。これによ
り、凹部12側壁以外が結晶化される。即ち、凹部12
の両側と凹部12底面が結晶化され多結晶珪素膜13、
12Cが形成される。エキシマレーザは、例えばKrF
の波長248nmであり、そのパワー密度は約180m
J/cm2 である。この時、凹部12の壁面にはエキシ
マレーザーが殆ど照射されない。従って、その凹部12
壁面には非晶質珪素膜12A、12Bがそのまま残存さ
れる(図4(c))。尚、レーザー光照射では他のレー
ザを使用することもできるが、エキシマレーザが望まし
い。エキシマレーザは、波長が短く非晶質珪素膜13A
に吸収されやすいので、容易に非晶質珪素膜を多結晶化
することができる。
【0028】次に、フォトレジストを塗布しマスキン
グ、イオン注入、及びアニールを行って凹部12の両側
の多結晶珪素膜13にソース領域14とドレイン領域1
5を形成する。この時、凹部側壁の非晶質珪素膜12
A、12Bには、上記イオン注入時にイオンが注入され
ない。よって、側壁はキャリア移動度が低い能動領域と
なる。一方、凹部12の底部は移動度が高い多結晶珪素
膜12Cとなる。従って、多結晶珪素膜12Cがコネク
ト層として非晶質珪素膜12A、12Bを接続する形と
なる。次に、フォトレジストの除去後、ゲート絶縁膜と
して絶縁膜16を基板全面に成膜する。例えば、NSG
膜をプラズマCVD法により100nm成膜する(図4
(d))。
【0029】その後、多結晶珪素膜を減圧CVD法で例
えば400nm成膜しゲート電極17を形成する(図4
(e))。次に、層間絶縁膜18をプラズマCVD法で
約600nm成膜して、フォトレジスト塗布、マスキン
グ、RIEにてソース領14域上部、ドレイン領域15
上部に孔を設け、そこに電極19を形成する(図4
f)。尚、ゲート電極17の引き出し部も形成するが、
ここでは図示していない。本実施例の半導体装置は、こ
のように製造される。
【0030】(第2実施例)第1実施例は液晶表示装置
の開口率を向上させ、又リーク電流を低減させる小型の
半導体装置の1例であった。第2実施例の特徴は、その
半導体装置を第1半導体装置として、それに加えて更に
周辺回路用の第2半導体装置を備えたことである。これ
により、例えば小型で高速応答性と低リーク電流化を両
立する半導体装置とすることができる。ここでは、第1
実施例の半導体装置10を第1半導体装置10と記す。
【0031】本実施例の半導体装置を図5に示す。図は
構成断面図である。本実施例の半導体装置は、第1実施
例の半導体装置である第1半導体装置10と新たに形成
した第2半導体装置20からなる。第2半導体装置20
は、基板11上の多結晶珪素膜13に形成された第2ソ
ース領域24、第2能動領域22、第2ドレイン領域2
5、各領域上に形成された第2絶縁膜16、第2能動領
域22上に第2絶縁膜16を挟んで形成された第2ゲー
ト電極27から構成される。ここで、28は多結晶珪素
膜である。尚、第1半導体装置10の構成は第1実施例
と同等である。ここでは、第1半導体装置10の例えば
ソース領域は第1ソース領域14、ドレイン領域15は
第1ドレイン領域15、ゲート電極は第1ゲート電極1
7として第2半導体装置20の構成要素と区別する。
又、第1実施例と同等の部位には、同じ番号が付してあ
る。
【0032】上記構成の第2半導体装置20の第2能動
領域22は多結晶珪素膜である。よって、キャリア移動
度は第1半導体装置10のそれより高い。即ち、上記構
成は従来のキャリア移動度の高い半導体装置20とキャ
リア移動度の低い、即ちリーク電流の低減された半導体
装置10を同一基板11上に形成した構成である。キャ
リア移動度の高い第2半導体装置20は、例えばデータ
の授受等で高速応答が必要な周辺回路装置に適用でき
る。又、キャリア移動度の低い第1半導体装置10は上
述したように、リーク電流の小さい、即ち保持機能を必
要とする例えば液晶表示装置の画素用半導体装置に、又
は例えばメモリー素子等の保持性が必要とされる回路に
適用することができる。従って、高速応答と低リーク電
流の2つの異なる要求に応える利便性に優れた半導体装
置となる。
【0033】次に、上記半導体装置の製造方法を図6に
示す。図は工程図である。本実施例の第2半導体装置2
0は、第1半導体装置10と同等の工程で作成できる。
即ち、新たなマスクパタ−ンを追加するだけで第2半導
体装置が作成される。基板11に凹部12を形成し、レ
ーザー照射により多結晶珪素膜13と凹部12側壁に非
晶質珪素膜12A、12Bを成膜する工程(図6(a)
〜図6(c))は第1実施例の工程(図4(a)〜図4
(c))と同じである。異なる工程は、図6(d)以降
である。この時、明記しないが第1半導体装置10用の
マスキングも同時に行われ、本実施例の工程終了後は第
1半導体装置10も形成される。
【0034】図6(d)ではフォトレジストを塗布し、
第2半導体装置20用のマスクパタン21によりマスキ
ングして、その後イオン注入、及びアニールを行う。こ
れにより第1半導体装置10用の凹部12に隣接して、
多結晶珪素膜13に第2半導体装置20用のソース領域
24、能動領域22、ドレイン領域25が形成される。
【0035】次に、フォトレジストの除去後ゲート絶縁
膜として絶縁膜16を基板全面に成膜する。例えば、N
SG膜をプラズマCVD法により100nm成膜する
(図6(e))。その後、多結晶珪素膜を減圧CVD法
で例えば400nm成膜し、ゲート電極27を形成する
(図6(f))。次に、層間絶縁膜18をプラズマCV
D法で約600nm成膜して、フォトレジスト塗布、マ
スキング、RIEにてソース領域24上部、ドレイン領
域25上部に電極29を形成する(図6(g))。第1
半導体装置10と第2半導体装置20からなる本実施例
の半導体装置はこのように製造される。
【0036】上記のように、マスクパタン21を追加す
るだけで周辺回路に用いる第2半導体装置20を第1半
導体装置10と同一工程で製造することができる。逆に
言えば、レーザー照射を利用した低温型多結晶珪素半導
体装置の製造プロセスにおいて、上記マスクパタン21
と凹部12を形成した基板11を用いるだけで、同一基
板上に周辺回路用の第2半導体装置20と画素部制御用
の第1半導体装置10を形成することができる。従っ
て、両機能を有する優れた半導体装置を安価に製造する
ことができる。
【0037】(変形例)以上、本発明の基本的構造を示
したが、本発明はその他様々な変形例が考えられる。例
えば、第1実施例ではゲート電極17を多結晶珪素膜で
凹部12に沿って膜状に形成したが、膜状でなくともよ
い。図7に示すように、例えばアルミニウム等の金属元
素を絶縁膜16を挟んで凹部12内部に嵌合したブロッ
ク状に形成しても良い。
【0038】又、第1実施例では能動領域を凹部12内
側に凹状に形成したが、凸状に形成してもよい。その場
合は、図8に示す様に凹部12に代えて基板11上に凸
部32を形成し、その上部に凸状のゲート電極37と凸
状の絶縁膜36を形成する。そして、その上に全面に非
晶質珪素膜を成膜し、第1実施例同様にエキシマレーザ
ー照射とイオン注入を行う。これにより、第1実施例と
は逆形状の凸状の能動領域32A,32B,32Cが形
成される。これは、能動領域の屈曲方向が異なるだけで
あるので、その効果は第1実施例のそれと同等である。
尚、34はソース領域、35はドレイン領域、38は層
間絶縁膜である。
【0039】又、上記構成において、ゲート電極37は
凸部32の外側に形成したが、そのゲート電極37と凸
部32を同一とすることもできる。即ち、図9に示すよ
うに基板11上に、凸型に例えばアルミニウム等の金属
元素でゲート電極37Aを形成してもよい。同等の効果
が得られる。
【0040】又、第1実施例では基板11にガラス基板
を用いたが石英基板でもよい。他の絶縁基板でもよい。
又、平坦度を確保する為、上面に下地絶縁膜を成膜して
もよい。この下地酸化膜には、酸化珪素膜、窒化珪素
膜、酸化窒化珪素膜を利用することができる。
【0041】又、第1実施例では減圧CVD法で非晶質
珪素膜13Aを成膜したが、これに代えてプラズマCV
D法でも良い。プラズマCVD法で行う場合には、膜中
の水素濃度をできる限り減らす為、成膜時の温度を高温
にすればよい。又は、成膜後に加熱処理をすればよい。
【0042】又、第1実施例ではレーザー照射に例えば
KrFの波長248nmのエキシマレーザを用いたが、
これに代えてXeClの波長308nmのエキシマレー
ザでもよい。非晶質珪素膜13Aが効率よく光を吸収し
アニールされるならば他の光源でもよい。例えば、可視
光レーザ、赤外線レーザ、フラッシュランプでもよい。
又、第1実施例では、ゲート電極17用に多結晶珪素膜
を成膜したが、勿論アルミニウム等の金属元素でもよ
い。又、ソース領域やドレイン領域を形成するのにイオ
ン注入法を用いたが他の方法であっても良い。イオン注
入法であれば、凹部や凸部の側壁に形成されている非晶
質珪素膜には、マスクを形成しなくとも、イオンが注入
されないので、望ましい。その他、ドーパントとなる不
純物の質量を制御しないイオン注入、所謂イオンシャワ
ーや、ドーパントとなる不純物を含んだガス雰囲気でレ
ーザ照射する所謂レーザドーピングの方法によりドーピ
ングを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体装置の構成断
面図。
【図2】本発明の第1実施例に係る表示装置に対する従
来の半導体装置との比較上面図。
【図3】本発明の第1実施例に係る従来の半導体装置と
の比較断面図。
【図4】本発明の第1実施例に係る半導体装置の製造工
程図。
【図5】本発明の第2実施例に係る半導体装置の構成断
面図。
【図6】本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造工
程図。
【図7】本発明の第1実施例に係る変形例の構成断面
図。
【図8】本発明の第1実施例にかかる変形例の構成断面
図。
【図9】本発明の第1実施例にかかる変形例の構成断面
図。
【図10】従来のダブルゲート型半導体装置の構成断面
図。
【図11】従来のLDD型半導体装置の構成断面図。
【符号の説明】 10 第1半導体装置 11 基板 12 凹部 13 多結晶珪素膜 14 ソース領域 15 ドレイン領域 16 絶縁膜 17 ゲート電極 18 層間絶縁膜 19 電極 20 第2半導体装置 22 能動領域 24 ソース領域 25 ドレイン領域 27 第2ゲート電極 28 多結晶珪素膜 29 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 627G Fターム(参考) 2H092 GA59 JA25 JA29 JA36 JA40 JA43 KA04 KA05 KA07 KA10 MA07 MA08 MA15 MA27 MA30 NA07 NA22 PA01 5C094 AA15 AA25 BA03 BA43 CA19 EA04 EA07 FB14 5F110 AA04 AA06 BB02 CC02 DD02 DD03 DD13 DD14 DD15 DD21 EE03 EE09 EE22 EE28 EE45 FF01 FF02 FF12 FF30 GG02 GG13 GG22 GG30 GG45 GG47 HJ12 HJ13 HJ23 NN04 NN35 NN78 PP02 PP03 PP04 PP35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上にソ−ス領域、能動領域、ドレイン
    領域、前記能動領域上に形成された絶縁膜、及び、その
    絶縁膜上のゲ−ト電極とから成る半導体装置において、 前記基板上に形成された凹部又は凸部と、 前記凹部又は凸部の側壁部に形成された非晶質珪素膜
    と、 前記側壁部以外の基板表面に形成された多結晶珪素膜と
    を有し、 前記凹部又は凸部に沿った表層を前記能動領域とし、 前記能動領域を挟んだ両側の前記多結晶珪素膜を前記ソ
    −ス領域と前記ドレイン領域としたことを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】前記ソース領域、前記能動領域、前記ドレ
    イン領域、前記絶縁膜、前記ゲート電極をそれぞれ第1
    半導体装置を構成する第1ソース領域、第1能動領域、
    第1ドレイン領域、第1絶縁膜、第1ゲート電極とする
    時、 前記第1半導体装置に隣接した前記多結晶珪素膜に、 第2ソース領域、第2能動領域、第2ドレイン領域、各
    領域上の第2絶縁膜、及び前記第2能動領域上に前記第
    2絶縁膜を挟んで形成された第2ゲート電極とから成る
    第2半導体装置を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第1半導体装置を表示装置の画素部
    に、前記第2半導体装置を前記表示装置の周辺回路部に
    用いることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】基板上にソ−ス領域、能動領域、ドレイン
    領域、前記能動領域上に形成された絶縁膜、及び、その
    絶縁膜上のゲ−ト電極とから成る半導体装置の製造方法
    において、 基板上に凹部又は凸部を形成し、 前記凹部又は凸部が形成された前記基板の全面に非晶質
    珪素膜を成膜し、 前記非晶質珪素膜が成膜された基板に所定波長光を照射
    して、前記凹部又は凸部の側壁部を前記非晶質珪素膜に
    保ち、前記側壁部以外を結晶化させて多結晶珪素膜と
    し、 前記凹部又は凸部表層を前記能動領域とし、前記能動領
    域を挟んだ両側の前記多結晶珪素膜に前記ソ−ス領域と
    前記ドレイン領域を形成することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記所定波長光は、レーザー光でありその
    光周波数は多結晶珪素膜の吸収スペクトルに含まれるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記レーザー光は、エキシマレーザー光で
    あることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製
    造方法。
JP2000291260A 2000-09-25 2000-09-25 半導体装置及びその製造方法 Pending JP2002100780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000291260A JP2002100780A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000291260A JP2002100780A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002100780A true JP2002100780A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18774369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000291260A Pending JP2002100780A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002100780A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010032425A1 (ja) * 2008-09-16 2010-03-25 シャープ株式会社 半導体素子
JP2012191185A (ja) * 2011-02-24 2012-10-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置および半導体装置の作製方法
JP2012235102A (ja) * 2011-04-22 2012-11-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2017017332A (ja) * 2011-05-12 2017-01-19 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010032425A1 (ja) * 2008-09-16 2010-03-25 シャープ株式会社 半導体素子
US8436353B2 (en) 2008-09-16 2013-05-07 Sharp Kabushiki Kaisha Thin film transistor with recess
JP2012191185A (ja) * 2011-02-24 2012-10-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置および半導体装置の作製方法
JP2012235102A (ja) * 2011-04-22 2012-11-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2017017332A (ja) * 2011-05-12 2017-01-19 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3312083B2 (ja) 表示装置
US7235437B2 (en) Multi-planar layout vertical thin-film transistor inverter
JP3212060B2 (ja) 半導体装置およびその作製方法
US7015081B2 (en) Thin film transistor substrate and manufacturing method thereof
EP0178447A2 (en) A manufacturing method of an integrated circuit based on semiconductor-on-insulator technology
JP2005244230A (ja) 異なるポリシリコングレインサイズの領域を有するポリシリコン層の形成方法、液晶ディスプレイ装置及びその製造方法
US7508037B2 (en) Polycrystalline silicon liquid crystal display device and fabrication method thereof
JP2003045889A (ja) 電界効果型トランジスタ及びその製造方法並びに該トランジスタを使った液晶表示装置及びその製造方法
US5580801A (en) Method for processing a thin film using an energy beam
US6878577B2 (en) Method of forming LDD of semiconductor devices
JP3409576B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4312741B2 (ja) 液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板およびその製造方法
JP2002100780A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4657361B2 (ja) 半導体装置
JP3466168B2 (ja) ポリ薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP4137459B2 (ja) 半導体装置及びその作製方法
JP2840812B2 (ja) 半導体装置およびその作製方法
JP3266861B2 (ja) アクティブマトリクス装置
CN100452436C (zh) 晶体管制造方法和电光装置以及电子仪器
JP2546524B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP4249886B2 (ja) 薄膜半導体装置の製造方法
JP2734359B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP2776411B2 (ja) 順スタガ型薄膜トランジスタ及びその製造方法
KR100758156B1 (ko) 다결정 실리콘 박막 트랜지스터의 제조 방법 및 그 방법으로 제조된 액정표시장치용 어레이 기판
JPH1197696A (ja) 薄膜半導体装置