JP2002100638A - 横型接合型電界効果トランジスタ - Google Patents

横型接合型電界効果トランジスタ

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JP2002100638A JP2000286520A JP2000286520A JP2002100638A JP 2002100638 A JP2002100638 A JP 2002100638A JP 2000286520 A JP2000286520 A JP 2000286520A JP 2000286520 A JP2000286520 A JP 2000286520A JP 2002100638 A JP2002100638 A JP 2002100638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オン状態のときソース、チャネル領域側から
漏れ出る電流を抑制して増幅率の低下を生じない横型J
FETを提供する。 【解決手段】 ゲート電極12を設けたp+型SiC基
板1と、その上の第1のSiC膜2,3,4と、その上
の、チャネル領域5、ソース、ドレイン領域6,7を含
む第1導電型の第2のSiC膜とを備え、第1のSiC
膜は、チャネル領域の下の部分において、チャネルより
短い長さの、第2導電型不純物をチャネル領域の第1導
電型不純物濃度値よりも高く含む高濃度不純物層2と、
高濃度不純物領域以外の高い電気抵抗を有する高抵抗層
3,4とからなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横型接合型電界効
果トランジスタ(横型JFET)に関し、より具体的に
は、ゲートに流れ込む電流を抑制して増幅率の低下を防
止した横型JFETに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の横型JFETを示す断面
図である(米国特許No.5,264,713号:John W Palmour
ら)。同図を参照して、第2導電型のSiC基板110
の上に第2導電型のエピタキシャルSiC膜112が形
成されている。その第2導電型エピタキシャルSiC膜
112の上に、チャネル領域が設けられる第1導電型の
エピタキシャルSiC膜114が成膜され、さらにその
上にそれより高濃度の第1導電型不純物を含むSiC膜
116,118が形成されている。この第1導電型Si
C膜114と、より高濃度の第1導電型SiC膜には、
トレンチ124が設けられている。このトレンチ124
によって、高濃度の第1導電型SiC膜は、ソース電極
下部116とドレイン電極下部118とに分離されてい
る。また、トレンチ124によって、チャネル領域の厚
さが薄くされチャネル領域が形成され、チャネル領域の
両側にソース・ドレイン領域114が形成されている。
このチャネル領域の表面は、保護膜126によって覆わ
れている。オーミック接触を実現するソース電極下部1
16およびドレイン電極下部118の上にはそれぞれソ
ース電極120およびドレイン電極122が形成され
る。また、上記の横型JFETでは、SiC基板110
のバック側にオーミック接触のゲート電極130が形成
されている。
【0003】SiC半導体の場合、電子の移動度が正孔
の移動度に比べて非常に大きいので、通常、チャネル領
域はn型不純物領域とされる。したがって、図8の積層
構造は、具体的には、p型SiC基板110/p型エピ
タキシャルSiC膜112/n型エピタキシャルSiC
膜114/高濃度n型SiC膜116,118という構
成が用いられる場合が多い。この構成において、オン状
態のとき、n型不純物領域であるソース領域114とp
型不純物層112との接合面には、順バイアス電圧が印
加される。また、オフ状態のときには、上記接合面には
逆バイアス電圧が印加され、空乏層がチャネル領域に成
長してチャネル領域を遮断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成において、
オン状態のとき、n型不純物領域であるソース領域11
4とp型不純物層112との接合面には、順バイアス電
圧が印加され、チャネル領域を逸脱してゲート電極13
0には電流が流れ込む。このチャネル領域を漏洩してゲ
ート電極130に流れ込む電流は、温度上昇とともに増
大する。チャネル領域を漏洩してゲート電極に流れ込む
電流は増幅率に影響を及ぼし、この電流が増大すると増
幅率の低下を招くことになるので、問題である。
【0005】また、図8に示す横型JFETでは、p型
エピタキシャルSiC膜の全面に上記pn接合面が形成
されている。このため、トレンチ124の底部に接する
部分のチャネル領域の面積に比べて、上記pn接合面の
面積が大きすぎる問題がある。すなわち、pn接合面の
うち、オンオフ動作を行うチャネル領域の面積の比率が
小さいのに比べて、オンオフ動作に寄与することなく、
上記のチャネル領域から漏洩する電流の経路となる部分
の比率が大きいという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、オン状態のときチャネ
ル領域を漏洩する電流を抑制して増幅率の低下を生じな
い横型JFETを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の横型JFET
は、ゲート電極を有する、第1導電型およびそれとは逆
の導電型である第2導電型のうちのいずれか一方の導電
型のSiC基板と、SiC基板の上に形成された第1の
SiC膜と、第1のSiC膜の上に形成され、厚みを薄
くされたチャネル領域および当該チャネル領域を両側か
ら挟むソース、ドレイン領域を含む第1導電型の第2の
SiC膜とを備える。この横型JFETでは、第1のS
iC膜は、チャネル領域の下の部分に設けられた、その
チャネル領域とほぼ同じ幅で、そのチャネル領域より短
い長さを有する領域であって、第2導電型不純物をチャ
ネル領域の第1導電型不純物濃度の値よりも高く含む高
濃度不純物領域と、当該高濃度不純物領域以外の高い電
気抵抗を有する高抵抗領域とからなっている(請求項
1)。
【0008】上記の高濃度不純物領域は、チャネル領域
との間で接合部を形成し、キャリアに対して高い電位障
壁を形成するが、キャリアはトンネル効果等により当該
高濃度不純物領域に侵入する。高濃度不純物領域に侵入
したキャリアは、その高濃度不純物と再結合して消滅
し、無効漏洩電流となり、増幅率を低下させてしまう。
このような無効漏洩電流は、順バイアス電圧を高くする
につれ、また高温ほど増加する傾向を有する。そこで、
この高濃度不純物領域の長さをチャネル領域より短く
し、その厚さ方向の断面積を小さくすることにより、こ
の高濃度不純物領域の厚み方向の電気抵抗を大きくす
る。また、高濃度不純物領域以外の第1のSiC膜の部
分は、厚み方向の断面積は大きいが、高抵抗領域となる
ようにする。この高抵抗領域を設けることにより、これ
を設けずに全体を上記高濃度不純物領域にした場合に比
較して、ソース、キャリア領域側から第1のSiC膜に
漏れ出る電流を少なくすることができる。すなわち、ソ
ース領域、チャネル領域に接する第1のSiC膜の電気
抵抗を全体として高くすることにより、オン状態におい
てソース領域やチャネル領域から第1のSiC膜に漏れ
出る電流は抑制される。このため、大部分の電流がチャ
ネル領域を通って、ソース領域からドレイン領域に流れ
込む。一方、オフ状態は、上記高濃度不純物領域とチャ
ネル領域との接合面に逆バイアス電圧を印加することに
より、チャネル領域に延びチャネル領域を遮断する空乏
層によって実現される。ここで、チャネル領域長手方向
を長さとし、積層面に直交する方向を厚み方向とし、こ
れら両者に垂直な方向を横型JFETの幅方向としてい
る。
【0009】また、上記ゲート電極はSiC基板の裏面
に設けてもよいし、上記第1のSiC膜の両脇のSiC
基板の上に設けてもよい。SiC基板は、ゲート電極と
のオーミック接触を可能とするために、第1または第2
導電型によらず不純物は高濃度に含むことが望ましい。
【0010】逆バイアス電圧印加時の空乏層のチャネル
領域への成長は、高濃度不純物領域の第2導電型不純物
濃度とチャネル領域の第1導電型不純物濃度との比が大
きいほど、容易になる。このため、チャネル領域と反対
の導電型の不純物をチャネル領域の不純物濃度の値より
も高濃度で含む高濃度不純物領域を設けているが、厚み
方向に対する断面積を小さくして電気抵抗を高くする必
要からその長さをチャネル領域より短くする。この高濃
度不純物領域の長さは、短いほど厚み方向に対する断面
積が小さくなり、例えば1μm程度以下とすることによ
り、ゲート電極に流れ込む電流を実用上問題ない程度に
まで抑制することができる。しかし、あまり短くすると
空乏層がチャネル領域を遮断しにくくなり、またチャネ
ル領域を遮断してもトンネル効果でキャリアが空乏層を
通過してしまうので、空乏層の形成によってオフ状態が
実現できる長さ以上とする。
【0011】この結果、ソース、チャネル領域側から第
1のSiC膜に漏れ出る電流を抑制して、増幅率の低下
を防止することが可能となる。
【0012】上記本発明の横型JFETでは、高抵抗領
域が、第2のSiC膜の第1導電型不純物濃度の値より
低い濃度値の第1導電型不純物を含む(請求項2)。
【0013】上記構成には、つぎの4つの構成が該当す
る。(a)チャネル領域と高抵抗領域とがn型で、基板
(ゲート)がp型の場合、(b)チャネル領域と高抵抗
領域とがn型で、基板(ゲート)がn型の場合、(c)
チャネル領域と高抵抗領域とがp型で、基板(ゲート)
がn型の場合、(d)チャネル領域と高抵抗領域とがp
型で、基板(ゲート)がp型の場合。これらのうちで、
(b)および(d)の場合、すなわち高抵抗領域と基板
とが同じ導電型の場合には、これら高抵抗領域と基板と
の接合部に空乏層が生じることはなく、低い不純物濃度
に起因する高抵抗によって、上記の漏れ電流を抑制す
る。一方、(a)および(c)の場合、すなわち高抵抗
領域と基板とが互いに異なる導電型の場合には、次のよ
うになる。(a)の場合には、オン時にゲートにプラス
電位を印加する。また、(c)の場合、オン時にゲート
にマイナス電位を印加する。したがって、(a)および
(c)の場合ともに、基板と第1のSiC膜中の高抵抗
層とは順バイアスとなり、空乏層は広がらない。したが
って、(a)および(c)の場合にも、低い不純物に原
因する高抵抗層のために、上記の漏れ電流を抑制するこ
とができる。
【0014】上記のいずれの場合にも、オン状態では大
部分の電流がチャネル領域を経由してソース領域からド
レイン領域に流れる。このためソース、チャネル領域側
から第1のSiC膜に漏れ出る無効電流を抑制して、増
幅率の低下を防止することができる。
【0015】上記本発明の横型JFETでは、高抵抗領
域が、第2のSiC膜の第1導電型不純物濃度の値より
低い濃度値の第2導電型不純物を含む(請求項3)。
【0016】上記構成には、次の4つの場合が該当す
る。(e)チャネルがn型、高抵抗領域がp型、基板
(ゲート)がp型の場合、(f)チャネルがn型、高抵
抗領域がp型、基板(ゲート)がn型の場合、(g)チ
ャネルがp型、高抵抗領域がn型、基板(ゲート)がn
型の場合、(h)チャネルがp型、高抵抗領域がn型、
基板(ゲート)がp型の場合。これらのうち、(e)お
よび(g)の場合、すなわち、高抵抗領域と基板とが同
じ導電型の場合には、高抵抗領域と基板との接合部に空
乏層が生じることはなく、低濃度不純物に起因する高抵
抗によって、上記の漏れ電流を抑制することができる。
【0017】一方、(f)および(h)の場合(高抵抗
領域と基板とが互いに異なる導電型の場合)には、オン
状態で、基板と高抵抗領域との接合部に空乏層が形成さ
れる。すなわち、(f)の場合、基板はn型であり、高
抵抗領域とはnp-接合部を形成し、(h)の場合に
は、基板はp型であり、高抵抗領域とはpn-接合部を
形成する。(f)の場合(第1導電型をn型とした場
合)、オン状態では、ゲート電極にゼロまたはややプラ
スの電位を印加する。また、(h)の場合(第1導電型
をp型とした場合)オン状態では、ゲート電極にゼロま
たはややマイナスの電位を印加する。このとき、上記の
np-接合部およびpn-接合部のいずれの接合部にも逆
バイアス電圧が印加されることになり、空乏層が生じ
る。低濃度不純物に起因する高抵抗に加えて、この空乏
層によって、チャネル領域から第1のSiC膜に向かう
経路の電気抵抗は非常に高くなる。
【0018】この結果、ソース、チャネル領域側から第
1のSiC膜に漏れ出る無効電流は抑制され、増幅率の
低下が防止される。
【0019】上記本発明の横型JFETでは、高抵抗領
域が、第1層と第2層との2層構造からなり、第1層は
第2のSiC膜の第1導電型不純物濃度の値より低い濃
度値の第1導電型不純物を含み、第2層は前記第2のS
iC膜の第1導電型不純物濃度の値より低い濃度値の第
1導電型不純物を含む(請求項4)。
【0020】この2層構造は、(A)p-(上層)/n-
(下層)の2層構造か、または(B)n-(上層)/p-
(下層)の2層構造となる。
【0021】(A)の2層構造の場合、オン状態におい
て、上層と下層との間に逆バイアス電圧が印加され空乏
層が形成される。この空乏層の形成は、チャネル領域の
導電型およびSiC基板の導電型によらない。
【0022】(B)の2層構造の場合、SiC基板の導
電型がn型のとき、オン状態において、p-(下層)と
n型SiC基板との接合面に逆バイアス電圧が印加さ
れ、空乏層が生成する。
【0023】上記の場合には、空乏層の形成により電気
抵抗は非常に高くなる。この空乏層の形成はチャネル領
域の導電型によらない。また、上記(B)の場合であっ
て、SiC基板の導電型がp型の場合には、空乏層は形
成されないが、上記2層構造の上層下層ともに不純物濃
度は低いので、電気抵抗は高い値となる。
【0024】上記のいずれの場合にも、高い電気抵抗が
確保されるので、ソース、チャネル領域側から第1のS
iC膜に漏れ出る無効電流を抑制し、増幅率の低下を防
止することができる。
【0025】上記本発明の横型JFETでは、高抵抗領
域における不純物濃度における低い濃度値が、1×10
17cm-3以下である(請求項5)。
【0026】上記高抵抗領域の第1導電型または第2導
電型の不純物の低い濃度値を1×1017cm-3以下とす
ることにより、空乏層の形成により電気抵抗を非常に高
く、または空乏層を形成することなく電気抵抗を高くす
ることができる。
【0027】上記本発明の横型JFETでは、高濃度不
純物領域とチャネル領域との接合部には、拡散電位によ
り空乏層がチャネル領域を遮断するように形成されてい
る(請求項6)。
【0028】上記の構成により、ノーマリーオフの動作
を行うことができる。すなわち、ゲート電位をソース電
位(通常、接地電位)に対してゼロとしたとき、拡散電
位により、チャネル領域は高濃度不純物領域との接合面
から延びる空乏層によって遮断される。このため、ゲー
ト電位ゼロの状態で、オフ状態となる。オン状態とする
には、所定のプラス電位を印加すればよい。拡散電位
で、空乏層が上記のように成長しない場合には、ノーマ
リーオンの動作を行うことになる。すなわち、ゲート電
位ゼロでは、チャネル領域はキャリアが制約されず移動
し、オフ状態とするためには、マイナス電位をゲート電
極に印加して、高い逆バイアス電位を印加する。ノーマ
リーオンの動作をするJFETは、回転機に搭載された
場合、周辺回路故障時にも電力が回転機に供給されるの
で、危険防止のためその対策制御回路を設ける必要があ
る。上記のように、ノーマリーオフ動作とすることによ
り、上記制御回路が不要になる。なお、ノーマリーオフ
動作をするかノーマリーオン動作をするかは、チャネル
領域および高濃度不純物領域の不純物濃度の比、高濃度
不純物領域の長さ、チャネル領域の厚さ等によって、設
定することができる。上記したように、高濃度不純物領
域の第2導電型不純物濃度とチャネル領域の第1導電型
不純物濃度との比が大きいほど、ノーマリーオフ動作を
得やすくなる。本説明において、とくにノーマリーオフ
とことわらない場合には、ノーマリーオンを想定してい
る。
【0029】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態について説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における横型JFETを示す断面図である。p +
型SiC基板の上に、領域によって濃度調整がされたp
型エピタキシャルSiC膜2,3,4が形成されてい
る。チャネル領域5の下の高濃度不純物領域には、p+
SiC層2が形成され、その両側には高電気抵抗層のp
-SiC層3,4が配置される。この上にはn型エピタ
キシャルSiC膜が成膜され、トレンチ19によってチ
ャネル領域5と、その両側のソース・ドレイン領域6,
7が形成されている。ソース・ドレイン領域の上には、
それぞれオーミック接触を実現するように高濃度のn+
のソース・ドレイン電極下部8,9が形成され、その上
にソース・ドレイン電極10,11が設けられている。
また、高濃度のp+型SiC基板の裏側表面には、ゲー
ト電極12が設けられ、バックゲート構造が形成されて
いる。高濃度に不純物を含むSiC基板上にゲート電極
を設けるのは、オーミック接触を得ることができるから
である。ただし、必ずしもバックゲートである必要はな
く、高濃度に不純物を含むSiC基板の上であれば、高
抵抗領域のp-SiC層3,4の脇のSiC基板1の上
にゲート電極を設けてもよい。バックゲートとした場合
には、集積度を高めたパワーデバイスを形成することが
できる。一方、高抵抗領域p-SiC層3,4の脇のS
iC基板1の上にゲート電極を設ける場合には、LSI
チップのような半導体装置の製造フローにおいて一方の
面に各部分を形成しながら完成させることができる利点
を有する。
【0031】図1において、p+SiC層2の長さをチ
ャネル領域よりも短くした点に特徴があり、不純物濃度
は高いものの、厚さ方向の断面積を小さくすることによ
り、この高濃度不純物領域の電気抵抗を大きくしてい
る。ここで、図1において、紙面に垂直な方向を横型J
FETの幅方向とし、チャネル長手方向を長さとし、積
層面に直交する方向を厚み方向としている。
【0032】上記高濃度不純物領域p+SiC層2は、
チャネル領域5の下に設ける必要はなく、ソース領域6
に近い部分に位置していてもよい。その両側の高抵抗領
域p -SiC層3,4では、不純物濃度が低く、抵抗が
大きいので、ソース、チャネル領域を漏れてp-SiC
層3,4に侵入する電流は少なくなる。
【0033】p+SiC層2をイオン注入法によって形
成する場合、最小幅を1μm程度にすることができる。
このため、このp+SiC層2の抵抗も大きな値とな
る。
【0034】上記のように、p+SiC層2を小さく設
け、その両側の濃度を低くすることにより、順方向バイ
アスの際のチャネル漏れ電流を、従来よりも抑制するこ
とができる。この結果、オン状態における増幅率の低下
を防止することが可能になる。
【0035】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2の横型JFETを示す断面図である。図1に示し
た横型JFETと相違する構造は、ソース、チャネル、
ドレイン領域の下の高抵抗領域のみである。この高抵抗
領域は、p+SiC層2の両側に、n-SiC層13,1
4として設けられている。当然、この両側の層13,1
4のn型不純物濃度は低くされている。
【0036】上記構造の場合、オン状態のとき、p+
iC層2の両側の高抵抗領域n-SiC層13,14の
抵抗は、実施の形態1と同じように、大きい。したがっ
て、実施の形態1と同様に、ソース、チャネル領域側か
ら第1のSiC膜に漏れ出る電流は抑制され、このため
増幅率の低下を防止することができる。
【0037】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3の横型JFETを示す断面図である。図1に示し
た横型JFETと相違する構造は、ソース、チャネル、
ドレイン領域の下の高抵抗領域のみである。この高抵抗
領域は、p+SiC層2の両側に、2段の層、p-SiC
層23b,24b/n-SiC層23a,24aとして設
けられている。この両側の高抵抗領域のp--接合面に
は、オン状態で逆バイアス電圧が印加される。このた
め、図3において矢印で示すp--接合面には空乏層が
形成される。このため、ソース、チャネル領域側から漏
れ出る電流に対する抵抗は非常に大きくなり、上記漏洩
電流は大幅に抑制される。本実施の形態3のように、オ
ン状態において、第1のSiC膜の高濃度不純物領域以
外の周囲の領域に空乏層が形成され高抵抗領域の電気抵
抗が非常に高くなる場合が最も望ましい。
【0038】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4の横型JFETを示す断面図である。図4に示す
横型JFETの構造は、図1に示した実施の形態1にお
ける横型JFETとは、基板にn+SiC基板31を用
いている点のみが異なる。すなわち、高濃度不純物領域
+SiC層2をできるだけ短い長さで設けるのは、実
施の形態1と同様である。
【0039】基板にn+SiC基板を用いたので、オン
状態において、基板31とp-SiC層33,34との
接合面に逆バイアス電圧が印加され、このため空乏層が
-SiC層33,34に成長する。したがって、本実
施の形態では、高濃度不純物領域p+SiC層2の両側
の空乏層の形成により抵抗が非常に増大して、ソース、
チャネル領域側から第1のSiC膜に漏れ出る電流を大
幅に抑制することができる。この実施の形態4において
も、オン状態で高抵抗層に空乏層が形成される場合が最
も望ましい。
【0040】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5の横型JFETを示す断面図である。図5に示す
横型JFETの構造は、図2に示した実施の形態2にお
ける横型JFETとは、基板にn+SiC基板31を用
いている点のみが異なる。すなわち、高濃度不純物領域
+SiC層2をできるだけ短い長さで設けるのは、実
施の形態2と同様である。また、第1のSiC膜に漏れ
出る電流が抑制される原理も、図2の横型JFETと同
じなので、説明は省略する。
【0041】(実施の形態6)図6は、本発明の実施の
形態6の横型JFETを示す断面図である。図6に示す
横型JFETの構造は、図3に示した実施の形態3にお
ける横型JFETとは、基板にn+SiC基板31を用
いている点のみが異なる。すなわち、高濃度不純物領域
+SiC層2をできるだけ短い長さで設けるのは、実
施の形態3と同様である。また、ソース、チャネル領域
から第1のSiC膜に漏れ出る電流が抑制される原理
も、空乏層が形成される原理等も含めて図3の横型JF
ETと同じなので、説明は省略する。
【0042】(実施の形態7)図7は、本発明の実施の
形態7の横型JFETを示す断面図である。上記実施の
形態1〜6はいずれもノーマリーオンの動作をすること
を想定にしていた。すなわち、ゲート電圧をソース電位
(通常、接地電位)に対し、ゼロか少しプラス電位とし
てオン状態とすることを想定していた。したがって、オ
フ状態にするには、所定のマイナス電圧をゲートにかけ
る必要がある。しかしながら、ノーマリーオンのJFE
Tに対しては、事故時の対策に余計な制御回路を設ける
必要があり、ノーマリーオフの動作をする横型JFET
のほうが好ましい。すなわち、ゲート電圧がゼロのとき
には、チャネル領域にp+SiC層2から空乏層が成長
してチャネル領域を遮断し、ゲート電圧を所定のプラス
電圧にしたときオン状態が実現することが望ましい。
【0043】図7においては、高濃度不純物領域p+
iC層2の濃度を高め、チャネル領域5のn型不純物濃
度を低くすることにより、ゲート電圧ゼロ、すなわち拡
散電位で空乏層15がチャネル領域5を遮断している。
このため、ゲート電圧ゼロでオフ状態となり、ゲート回
路の故障対策用の制御回路を設ける必要がなくなる。図
7の横型JFETの構造は、上記以外の部分の図1の横
型JFETの構造と同じなので、ソース、チャネル領域
側から第1のSiC膜の漏洩する電流を抑制する機構
は、実施の形態1における説明と同じである。
【0044】上記において、本発明の実施の形態につい
て説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形
態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発
明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許
請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範
囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を
含むものである。
【0045】
【発明の効果】本発明により、ソース、チャネル領域側
から第1のSiC膜に漏洩する電流を抑制し、増幅率の
減少を防止することができる横型JFETを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における横型JFET
を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態2における横型JFET
を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態3における横型JFET
を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態4における横型JFET
を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態5における横型JFET
を示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態6における横型JFET
を示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態7における横型JFET
を示す断面図である。
【図8】 従来の横型JFETを示す断面図である。
【符号の説明】
1 p+型SiC基板、2 p+SiC層(高濃度不純物
領域)、3,4 p-SiC層、5 チャネル領域、
6,7 ソース・ドレイン領域、8,9 ソース・ドレ
イン電極下部、10,11 ソース・ドレイン電極、1
2 ゲート電極、13,14 n-SiC層、15 空
乏層、23a,24a n-SiC層、23b,24b
-SiC層、19 トレンチ、31 n+SiC基
板、33,34p-SiC層,43,44 n-SiC
層、53a,54a n-SiC層、53b,54b
-SiC層、110 p型SiC基板、112 p型
SiC膜、114 n型SiC膜、116 n型SiC
膜(ソース電極下部)、118n型SiC膜(ドレイン
電極下部)、120 ソース電極、122 ドレイン電
極、124 トレンチ、126 保護膜(絶縁膜)、1
30 ゲート電極。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極を有する、第1導電型および
    それとは逆の導電型である第2導電型のうちのいずれか
    一方の導電型のSiC基板と、 前記SiC基板の上に形成された第1のSiC膜と、 前記第1のSiC膜の上に形成され、厚みを薄くされた
    チャネル領域および当該チャネル領域を両側から挟むソ
    ース、ドレイン領域を含む第1導電型の第2のSiC膜
    とを備え、 前記第1のSiC膜は、前記チャネル領域の下の部分に
    設けられた、そのチャネル領域とほぼ同じ幅で、そのチ
    ャネル領域より短い長さを有する領域であって、第2導
    電型不純物を前記チャネル領域の第1導電型不純物濃度
    の値よりも高く含む高濃度不純物領域と、当該高濃度不
    純物領域以外の高い電気抵抗を有する高抵抗領域とから
    なっている、横型接合型電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記高抵抗領域が、前記第2のSiC膜
    の第1導電型不純物濃度の値より低い濃度値の第1導電
    型不純物を含む、請求項1に記載の横型接合型電界効果
    トランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記高抵抗領域が、前記第2のSiC膜
    の第1導電型不純物濃度の値より低い濃度値の第2導電
    型不純物を含む、請求項1に記載の横型接合型電界効果
    トランジスタ。
  4. 【請求項4】 前記高抵抗領域が、第1層と第2層との
    2層構造からなり、第1層は前記第2のSiC膜の第1
    導電型不純物濃度の値より低い濃度値の第1導電型不純
    物を含み、前記第2層は前記第2のSiC膜の第1導電
    型不純物濃度の値より低い濃度値の第1導電型不純物を
    含む、請求項1に記載の横型接合型電界効果トランジス
    タ。
  5. 【請求項5】 前記高抵抗領域における不純物濃度にお
    ける低い濃度値が、1×1017cm-3以下である、請求
    項2〜4のいずれかに記載の横型接合型電界効果トラン
    ジスタ。
  6. 【請求項6】 前記高濃度不純物領域と前記チャネル領
    域との接合部には、拡散電位により空乏層が前記チャネ
    ル領域を遮断するように形成されている、請求項1〜5
    のいずれかに記載の横型接合型電界効果トランジスタ。
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