JP2002100234A - 照明器具及び天井システム - Google Patents

照明器具及び天井システム

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JP2002100234A JP2001218741A JP2001218741A JP2002100234A JP 2002100234 A JP2002100234 A JP 2002100234A JP 2001218741 A JP2001218741 A JP 2001218741A JP 2001218741 A JP2001218741 A JP 2001218741A JP 2002100234 A JP2002100234 A JP 2002100234A
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幸伸 南
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真登 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明器具を備えた天井システムのコストを低
減する。 【解決手段】 照明器具20の器具本体22に、長孔状の孔
部30aを形成した被支持部30を設ける。従来用いられて
いるMバー14を取り付けるクリップ12を孔部30aに係止
し、Cチャンネル10に照明器具20を取り付けできる。照
明器具20の器具本体22の両側部に、張出部22cを設け
る。この張出部22cに、天井板21を載せ掛ける。ビス止
め及びTバーを不要にし、コストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井部に設置され
る照明器具及びこの照明器具を用いた天井システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、照明器具を在来天井に取り付ける
には、天井構造物に垂下された吊りボルトにナットを螺
合して固定し、あるいは、吊りボルトに支持されたCチ
ャンネルにMバーを取り付けたうえ、このMバーにねじ
を用いて器具本体が固定されている。また、化粧石膏ボ
ードを天井下地に取り付ける際には、取付ねじを用い、
この取付ねじを化粧石膏ボードの下面から天井下地にね
じ込んで固定している。しかしながら、このような在来
工法では、照明器具の設置作業とは別に、天井ボードを
Mバーにビス止めする作業が必要で、工期が長くなり、
コストの低減が困難になる問題を有している。また、い
わゆるシステム天井工法においては、吊りボルトに取り
付けられるTバーを用い、このTバーに天井ボードの縁
部を載せ掛けて、天井ボードを設置している。しかしな
がら、このような構成では、Tバーの設置が必要で、コ
ストの低減が必ずしも容易でない問題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、Mバー
を用いる在来工法では、照明器具の設置作業とは別に、
天井ボードをMバーにビス止めする作業が必要で、工期
が長くなり、コストの低減が困難になる問題を有してい
る。また、Tバーを用いるシステム天井工法において
は、Tバーの設置が必要で、コストの低減が必ずしも容
易でない問題を有している。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、コストを容易に低減できる照明器具及び天井シス
テムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明器具
は、天井部に設けられた支持部材に支持される被支持
部、及び天井板を支持することができ天井板支持部を備
えた器具本体と;器具本体に設けられたランプソケット
と;器具本体に配設された点灯装置と;を具備している
ものである。
【0006】そして、この構成では、天井部の支持部材
に器具本体を取り付けた状態で、この器具本体の天井板
支持部に天井板を支持させ、天井板の設置が可能にな
る。このため、器具本体をいわば天井下地と兼用するこ
とにより、天井板を支持する部材の廃止あるいは削減が
可能になり、天井板のMバーへのビス止め作業などが不
要となって、天井工事と照明設備工事の全体的な工期及
びコストの削減が可能になる。
【0007】なお、支持部材は、例えば、Cチャンネル
である。また、天井板は、化粧石膏ボードなど一枚の平
板状の部材のものの他、複数の部材を組み合わせて略板
状としたものを許容し、例えば、岩綿吸音板に補強板と
してのHバーを組み合わせたものとすることができる。
また、ランプソケットは、例えば、直管形の蛍光ランプ
を装着するもので、点灯装置は、例えば、インバータ装
置あるいは端子台を有するものである。さらに、器具本
体は、金属板を折曲などして一体的に形成したものの
他、複数の部材を組み合わせて構成したものを許容す
る。
【0008】また、支持部材をCチャンネルとし、器具
本体の被支持部に、CチャンネルにMバーを取り付ける
取付金具が係止される孔部を備えることにより、専用の
金具を必要とせず、在来天井で広く使用されている安価
なCチャンネルとMバーを接続する取付金具を用いて照
明器具の取り付けが可能になり、コストが容易に削減さ
れる。
【0009】請求項2記載の照明器具は、請求項1記載
の照明器具において、天井板支持部は、略水平板状に突
設された張出部であるものである。
【0010】そして、この構成では、Tバーを用いるこ
となく、Tバーを備えたシステム天井と同様の施工作業
が可能になり、設置作業が短時間で容易に可能になると
ともに、照明器具の構造が簡略化され、製造コストが容
易に低減される。
【0011】請求項3記載の天井システムは、天井部に
設けられた支持部材と;支持部材に取り付けられる請求
項1または2記載の照明器具と;照明器具の天井板支持
部に支持された天井板と;を具備しているものである。
【0012】そして、この構成では、請求項1または2
記載の照明器具を備えたので、天井板の設置が容易にな
るとともに、天井板を支持する部材の廃止あるいは削減
が可能になり、天井工事と照明設備工事の全体的な工期
及びコストの削減が可能になる。
【0013】請求項4記載の天井システムは、請求項3
記載の天井システムにおいて、支持部材と天井板支持部
との間の離間寸法は、天井板の厚さ寸法よりも大きく設
定され、さらに、支持部材としてのCチャンネルに取り
付けられたMバーの厚さ寸法及びこのMバーに取り付け
られたボードの厚さ寸法の合計寸法に略等しくなるよう
に設定されているものである。
【0014】そして、この構成では、天井板が支持部材
と天井板支持部との間で安定して支持され、ボードがC
チャンネルに取り付けられたMバーと天井板支持部との
間で安定して支持されるとともに、天井の薄型化が可能
になる。
【0015】請求項5記載の天井システムは、請求項3
記載の天井システムにおいて、天井板は、天井板本体
と、この天井板本体に組み合わせられた天井板補強部と
を備え、支持部材と天井板支持部との間の離間寸法は、
天井板本体と天井板補強部とを組み合わせた天井板の厚
さ寸法よりも大きく設定されたものである。
【0016】そして、この構成では、天井板本体と天井
板補強部とを組み合わせた天井板が、支持部材と天井板
支持部との間で安定して支持され、天井システムの構造
が簡略化され、製造コストが軽減される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照明器具及び天井
システムの一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明の照明器具及び天井システム
の一実施の形態を示す断面図である。図2は同上照明器
具及び天井システムの下方から見た斜視図である。図3
は同上照明器具及び天井システムの上方から見た斜視図
である。図4は同上照明器具及び天井システムの上方か
ら見た斜視図である。図5は同上照明器具の構成を示す
説明図である。図6は同上天井システムの構成を示す説
明図である。図7は同上照明器具の構成を示す説明図で
ある。図8は同上照明器具の構成を示す説明図である。
【0019】なお、図1、図3、及び図4においては、
図1に示す中心線Oの左側にいわゆるHバー方式の工法
が示され、中心線Oの右側にいわゆる直張り天井の工法
が示されている。これら2工法は、一般に、同時に行わ
れることはなく、互いに異なる実施の形態となるもので
あるが、便宜上、同一の図面の左右に示して説明する。
【0020】図において、1は天井部で、この天井部1
は、例えば、オフィスビルの事務室の天井部分であり、
天井システム2が構成されている。そして、この天井シ
ステム2は、天井スラブなどの天井構造物3に鉛直に固
定された複数の吊りボルト4を備え、各吊りボルト4に
は、ナットなどを用いて野縁受け材吊り金具であるチャ
ンネルハンガー6が取り付けられ、さらに、このチャン
ネルハンガー6により、支持部材としての野縁受け材で
ある断面略コの字状などのCチャンネル10が互いに平行
に複数設置されている。なお、必要に応じて、他のCチ
ャンネル10と交差する方向に、落下防止用のCチャンネ
ル10aが配置されている。さらに、各Cチャンネル10と
平行に、所定の間隔を介して、一対のTバー11が設けら
れている。
【0021】そして、直張り天井の工法については、こ
のCチャンネル10には、野縁材・野縁受け材接続金具で
ある取付金具としての金属製のクリップ12が取り付けら
れ、このクリップ12により、Cチャンネル10の下側に位
置し、Cチャンネル10と交差する方向例えば直交する方
向に、野縁材であるMバー14が取り付けられ、このMバ
ー14に、ボード16が取り付けられている。
【0022】さらに、このCチャンネル10には、Mバー
14に用いるクリップ12と同一形状のクリップ12により、
複数の照明器具20が取り付けられ、この照明器具20によ
り、天井板21が支持され、天井システム2が構成されて
いる。
【0023】そして、クリップ12は、一般的に用いられ
ているもので、水平状の上板部12aと、この上板部12aの
一側から下方に屈曲された側板部12bとから断面略L字
状に形成され、さらに、上板部12aの他側部からは、屈
曲可能な爪部12cが突設されているとともに、側板部12b
の下端部には両側部に切欠12dが形成され、上側に向か
う一対の引掛部12eが形成されている。
【0024】また、Mバー14は、水平状の底板部14a
と、この底板部14aの両側から上方に屈曲された一対の
側板部14bとから上面を開口した断面略コの字状に形成
されているとともに、側板部14bの上端部が内側に折り
返されて引掛受部14cが形成されている。
【0025】そこで、クリップ12は、引掛部12eを上側
の開口からMバー14内に挿入し、若干回転させて、引掛
部12eを引掛受部14cに係止した状態で、上板部12aをC
チャンネル10の上側に載せ掛け、爪部12cを手や治具を
用いて下側に折り曲げることにより、Cチャンネル10に
取り付けられる。すなわち、この状態で、Mバー14にC
チャンネル10が交差支持される。
【0026】さらに、これらMバー14の底板部14aの下
面に密着し、化粧石膏ボートなどの四辺形平板状のボー
ド16がビスなどにより底板部14aにねじ止めされてい
る。
【0027】また、照明器具20は、いわゆる逆冨士形照
明器具で、シャーシである器具本体22、点灯装置23、連
結金具25、ランプソケット金具26、ランプソケット27、
反射板28、及びランプLなどを備えている。そして、器
具本体22は、金属板を折曲し、あるいは押し出し成形な
どにより形成され、細長矩形状の基板部22aと、この基
板部22aの両側部から下方に折曲された一対の側板部22b
と、この側板部22bの下端部から両外側に水平に折曲さ
れた天井板支持部としての張出部22cとが一体に形成さ
せている。すなわち、張出部22cは、基板部22a及び側板
部22bを備えた器具本体22の本体部の両側に張り出すよ
うにして設けられている。そして、基板部22a及び側板
部22bに囲まれた部分は部品収納部となり、点灯装置23
を構成するインバータ23a及び端子台23bなどが取り付け
られている。さらに、ランプソケット金具26は、ランプ
ソケット取付部26aと、このランプソケット取付部26aの
両側部から上側に折曲されてそれぞれ係合などして器具
本体22に連結される連結腕部26bとを備えている。ま
た、ランプソケット27は、合成樹脂製のケース体27aの
内側に、図示しない配線金具を収納し、ランプソケット
取付部26aに取り付けられる取付部27bと、直管形の蛍光
ランプであるランプLの口金部が装着される口金装着部
27cとなどを備えている。また、反射板28は、水平板状
の主反射部28aと、この主反射部28aの両側部から上側に
屈曲して延設された一対の側板部28bと、これら側板部2
8bの上端部から上側に延設された上縁部28cとを備えて
いる。そして、主反射部28aは、係合あるいはねじなど
を用い、ランプソケット金具26などを介して、器具本体
22に支持される。また、主反射部28aには、ランプソケ
ット27が挿通する挿通部が設けられ、各ランプソケット
27の口金装着部26cが反射板28の下側に突出し、相対向
するランプソケット27間に装着されたランプLが主反射
部28aの下面に対向する。また、必要に応じて、反射板2
8の端部には、端部を閉塞する端板28dが取り付けられ
る。
【0028】さらに、この器具本体22の基板部22aに
は、所定の位置に被支持部30が設けられている。この被
支持部30は、孔部30aを有し、この孔部30aは、基板部22
aの長手方向に長い長孔状に形成されている。
【0029】そして、この照明器具20は、Cチャンネル
10にMバー14を取り付ける際に用いたものと同じ形状の
クリップ12を用い、引掛部12eを上側から孔部30aに挿入
し、若干回転させて、孔部30aの周囲の被支持部30を引
掛受部14cに係止した状態で、上板部12aをCチャンネル
10の上側に載せ掛け、爪部12cを手や治具を用いて下側
に折り曲げることにより、Cチャンネル10に取り付けら
れる。すなわち、この状態で、Mバー14と同様に、照明
器具20がCチャンネル10に交差支持される。
【0030】なお、1カ所の被支持部30の孔部30aに、
複数のクリップ12を係止し、強度を増すこともできる。
例えば、図1に破線で示すように、Cチャンネル10の反
体側からもクリップ12を引っ掛け、1カ所の孔部30aに
2個のクリップ12を係止することができる。
【0031】一方、Hバー方式については、照明器具20
及びこの照明器具20をCチャンネル10に取り付けるクリ
ップ12については、上記に示す直張り天井の工法と同一
であるが、このHバー方式では、Mバー14及びクリップ
12を用いずに、システム天井用ボードである天井板21
を、照明器具20に載せ掛けて構成されている。すなわ
ち、天井板21は、天井板本体としての四辺形平板状の岩
綿吸音板などの天井ボード21aと、この天井ボード21aの
上面などに取り付けられた補強材である天井板補強部と
しての断面略H字状のHバー21bとから構成されてい
る。そして、この天井板21は、照明器具20の張出部22c
上に縁部を載せ掛けるのみで、ビスなどを用いることな
く設置されている。なお、Hバー21bは、照明器具20の
張出部22c(この照明器具20を用いない一般の構成ではT
バー)と直交する方向に配置される鋼材などのバー材で
あり、天井ボード21aの長手方向に沿って配置されてい
る。そして、Hバー21bは、天井ボード21aの垂れ下がり
を防ぐため、天井ボード21aの上面に取り付けられ、あ
るいは、図6に示すように、互いに隣接する天井ボード
21a同士の間に差し込まれ、各天井ボード21aの長手方向
に沿った側面部などに形成された溝部21cに係合して、
各天井ボード21aを支持するようになっている。
【0032】なお、他のCチャンネル10と交差するCチ
ャンネル10aに、C−Hクリップなどとも呼ばれる落下
防止金具を取り付け、この落下防止金具の下側に設けた
係止部を、天井板21のHバー21bの上側部に係止して、
天井板21を固定することもできる。
【0033】ここで、照明器具20の器具本体22の基板部
22aの上面から張出部22cの上面までの寸法を離間寸法と
しての深さ寸法Dとすると、この深さ寸法Dは、直張り
天井の工法においては、ボード16の厚みとMバー14の厚
みを足した寸法すなわちCチャンネル10の下面からボー
ド16の下面までの寸法と略等しく設定されている。
【0034】また、この深さ寸法Dは、Hバー方式にお
いては、天井ボード21aの厚みより大きく、この深さ寸
法Dは、天井ボード21aの厚みとHバー21bの張り出し部
分の寸法の合計すなわち天井板21の厚さ寸法と略等しく
設定され、あるいは、天井板21の厚さ寸法よりも深さ寸
法Dが多少大きくなるように設定されている。すなわ
ち、このHバー方式においては、照明器具20の器具本体
22の埋込深さは、この照明器具20を用いない一般の構成
のTバーの厚み寸法と等しくなるように設定されてい
る。
【0035】さらに、この状態で、反射板28の上縁部28
cの上端部の高さ位置は、張出部22cの上面の高さ位置と
ほぼ等しく、反射板28がボード16及び天井板21の下面に
略密着して外観を向上するようになっている。
【0036】なお、長手方向に照明器具20を連設する場
合、図1及び図7に示すように、必要に応じて、断面略
コの字状の連結金具25を用い、隣接する器具本体22にリ
ベット32などにて固着して連結固定される。すなわち、
連結金具25は、いわゆるうまであり、溶接やリベットな
どにて基板部22aの長手方向の両端部近傍の下面に固定
される取付板部25aと、この取付板部25aの両側部から下
方に折曲された一対の支持腕部25bとを備えて断面略コ
の字状に形成されている。
【0037】また、図2に示すように、複数の照明器具
20が互いに連結された連結照明器具を構成している場合
などにおいて、端部に位置する照明器具20の先端部を他
の部材で支持することにより、連結された照明器具20の
端部の垂れを防止できる。例えば、図8に示すように、
端部に位置する照明器具20の器具本体22の先端部に、専
用の端部用金具40を取り付け、この端部用金具40を隣接
するTバー11に係合などして、照明器具20を支持して所
定位置に固定することができる。また、この端部用金具
40は、例えば金属板を折曲して形成され、金具基板部41
と、この金具基板部41の両側部から下方に折曲された金
具側板部42と、金具基板部41の先端部から延設されたう
え、下方に折曲された金具支持部43とを備えている。そ
して、この端部用金具40は、金具基板部41を器具本体22
の基板部22a上に重ね、両側の金具側板部42を側板部22b
の外側に重ねた状態で、各金具側板部42に設けた固着部
42aを側板部22bに設けた固着受部42bにねじ、リベッ
ト、あるいは溶接などにて固着する。そして、この端部
用金具40の金具支持部43をTバー11の上端部に上側から
係合し、照明器具20を支持するようになっている。
【0038】このように、本実施の形態の天井及び照明
器具の施行方法によれば、照明器具20の器具本体22であ
るシャーシ部分の端部に天井板21を載せ掛ける張出部22
cを設けた天井構造を採用したため、器具本体22を天井
下地と兼用し、すなわち、天井下地を兼用した照明器具
20に天井板21を載せ掛けて固定する工法を採ることがで
き、Mバーに天井板をビス止めする工法に比べ、当該部
分のビスが不要となり、天井工事と照明設備工事の総合
的な工期及びコストを削減できる。また、天井ボード21
aは従来Tバーに載せ掛けていたが、本実施の形態の照
明器具20を使用することにより、Tバーを不要にあるい
は削減でき、コストを低減できる。
【0039】また、照明器具20の取り付けは、器具本体
22に長孔状の孔部30aを設けたため、在来天井で広く使
用されている安価なクリップ12、すなわち、Cチャンネ
ル10とMバー14とを接続する取付金具としてのクリップ
12を用いて取り付けでき、専用の金具を必要とせず、コ
ストを低減できる。
【0040】さらに、照明器具20の器具本体22の基板部
22aの上面から張出部22cの上面までの寸法であるシャー
シ部分の深さ寸法Dは、直張り天井の工法においては、
ボード16の厚みとMバー14の厚みを足した寸法すなわち
Cチャンネル10の下面からボード16の下面までの寸法と
略等しく設定されているため、ボード16をCチャンネル
10と張出部22cとの間で安定して支持できるとともに、
天井を薄型化できる。また、Hバー方式においては、深
さ寸法Dは、天井ボード21aの厚みとHバー21bの張り出
し部分の寸法を足したものすなわち天井板21の厚さ寸法
と略等しく設定され、あるいは、深さ寸法Dを多少大き
く設定しているため、天井板21をCチャンネル10と張出
部22cとの間で安定して支持できるとともに、天井を薄
型化できる。さらに、天井システムの構造を簡略化で
き、製造コストを軽減できる。
【0041】なお、上記の実施の形態では、直張り天井
の工法とHバー方式とをそれぞれ説明したが、両側の張
出部22c上に、天井ボード21aを備えた天井板21を配置
し、あるいは、両側の張出部22c上に、Mバー14に取り
付けられるボード16を配置する他、例えば、図1に示す
ように、中心線Oの左側の張出部22c上に、天井ボード2
1aを備えた天井板21を配置し、中心線Oの右側の張出部
22c上に、Mバー14及びボード16を配置することもでき
る。
【0042】さらに、化粧石膏ボードであるボード16は
Mバー14にねじ止めしたが、照明器具20の張出部22c上
に載せ掛けるのみで支持することもできる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の照明器具によれば、天井
部の支持部材に器具本体を取り付けた状態で、この器具
本体の天井板支持部に天井板を支持させ、天井板を設置
できる。このため、器具本体をいわば天井下地と兼用す
ることにより、天井板を支持する部材を廃止あるいは削
減でき、天井工事と照明設備工事の全体的な工期及びコ
ストを削減できる。
【0044】請求項2記載の照明器具によれば、請求項
1記載の効果に加え、天井板支持部は、略水平板状に突
設された張出部としたため、Tバーを用いることなく、
Tバーを備えたシステム天井と同様の施工作業が可能に
なり、設置作業を短時間で容易にできるとともに、照明
器具の構造を簡略化し、製造コストを容易に低減でき
る。
【0045】請求項3記載の天井システムによれば、請
求項1または2記載の照明器具を備えたため、天井板の
設置を容易にできるとともに、天井板を支持する部材の
廃止あるいは削減が可能になり、天井工事と照明設備工
事の全体的な工期及びコストを削減できる。
【0046】請求項4記載の天井システムによれば、請
求項3記載の効果に加え、支持部材と天井板支持部との
間の離間寸法は、天井板の厚さ寸法よりも大きく設定さ
れ、さらに、支持部材としてのCチャンネルに取り付け
られたMバーの厚さ寸法及びこのMバーに取り付けられ
たボードの厚さ寸法の合計寸法に略等しくなるように設
定されているため、天井板を支持部材と天井板支持部と
の間で安定して支持でき、ボードをCチャンネルに取り
付けられたMバーと天井板支持部との間で安定して支持
できるとともに、天井を薄型化できる。
【0047】請求項5記載の天井システムによれば、請
求項3記載の効果に加え、天井板は、天井板本体と、こ
の天井板本体に組み合わせられた天井板補強部とを備
え、支持部材と天井板支持部との間の離間寸法は、天井
板本体と天井板補強部とを組み合わせた天井板の厚さ寸
法よりも大きく設定されたため、天井板本体と天井板補
強部とを組み合わせた天井板を、支持部材と天井板支持
部との間で安定して支持でき、天井システムの構造を簡
略化でき、製造コストを軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明器具及び天井システムの一実施の
形態を示す断面図である。
【図2】同上照明器具及び天井システムの下方から見た
斜視図である。
【図3】同上照明器具及び天井システムの上方から見た
斜視図である。
【図4】同上照明器具及び天井システムの上方から見た
斜視図である。
【図5】同上照明器具の構成を示す説明図である。
【図6】同上天井システムの構成を示す説明図である。
【図7】同上照明器具の構成を示す説明図である。
【図8】同上照明器具の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 天井部 2 天井システム 10 支持部材としてのCチャンネル 14 Mバー 16 ボード 20 照明器具 21 天井板 21a 天井板本体としての天井ボード 21b 天井板補強部としてのHバー 22 器具本体 22c 天井板支持部としての張出部 23 点灯装置 27 ランプソケット 30 被支持部 D 離間寸法としての深さ寸法
フロントページの続き (72)発明者 稗田 正直 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 Fターム(参考) 3K014 AA02 DA05 EA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部に設けられた支持部材に支持され
    る被支持部、及び天井板を支持することができ天井板支
    持部を備えた器具本体と;器具本体に設けられたランプ
    ソケットと;器具本体に配設された点灯装置と;を具備
    していることを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】 天井板支持部は、略水平板状に突設され
    た張出部であることを特徴とする請求項1記載の照明器
    具。
  3. 【請求項3】 天井部に設けられた支持部材と;支持部
    材に取り付けられる請求項1または2記載の照明器具
    と;照明器具の天井板支持部に支持された天井板と;を
    具備していることを特徴とする天井システム。
  4. 【請求項4】 支持部材と天井板支持部との間の離間寸
    法は、天井板の厚さ寸法よりも大きく設定され、さら
    に、支持部材としてのCチャンネルに取り付けられたM
    バーの厚さ寸法及びこのMバーに取り付けられたボード
    の厚さ寸法の合計寸法に略等しくなるように設定されて
    いることを特徴とする請求項3記載の天井システム。
  5. 【請求項5】 天井板は、天井板本体と、この天井板本
    体に組み合わせられた天井板補強部とを備え、 支持部材と天井板支持部との間の離間寸法は、天井板本
    体と天井板補強部とを組み合わせた天井板の厚さ寸法よ
    りも大きく設定されたことを特徴とする請求項3記載の
    天井システム。
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