JP2002099956A - 自動販売機の販売口構造 - Google Patents

自動販売機の販売口構造

Info

Publication number
JP2002099956A
JP2002099956A JP2000291866A JP2000291866A JP2002099956A JP 2002099956 A JP2002099956 A JP 2002099956A JP 2000291866 A JP2000291866 A JP 2000291866A JP 2000291866 A JP2000291866 A JP 2000291866A JP 2002099956 A JP2002099956 A JP 2002099956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vending machine
product
sales
door
opened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000291866A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kano
浩之 狩野
Osamu Ishikita
修 石北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Electric Appliances Co Ltd filed Critical Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority to JP2000291866A priority Critical patent/JP2002099956A/ja
Publication of JP2002099956A publication Critical patent/JP2002099956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vending Machines For Individual Products (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】販売口に搬出された商品の有無を誤りなく検知
でき、商品販売時のトラブルを防止できる。 【解決手段】販売口7を介して対向する位置に光電検知
センサー21を配置して販売口7に搬出されるパック商
品9により押し開かれる2枚の販売口内扉17a、17
bを検知してその開放検知信号を出力し、この開放検知
信号から販売口7にパック商品9が在ることを検知して
パック商品9の販売動作を停止し、かつ販売口内扉17
a、17bが閉じられたことを検出するとパック商品9
の販売動作を再開許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、販売口に搬出され
た商品の有無を検知する機能を備えた自動販売機の販売
口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機では、例えば日本酒等のアル
コール分を含む酒を収容するパック容器からなる商品
(以下、パック商品と称する)や、瓶詰めの日本酒、瓶
ビール、炭酸ガスを含む清涼飲料水又はジュースなどを
収容するボトル状の容器からなる商品、コーヒなどを収
容した缶からなる商品を収納し、顧客のコイン投入、セ
レクションスイッチの操作による商品の選択により所望
の商品を自動販売機庫内で搬送して販売口に搬出し、こ
れと共に精算業務を行って釣り銭があれば、その金額相
当の硬貨を返却口に送り出している。
【0003】このような自動販売機では、顧客による複
数の商品が購入されると、1回の販売動作が終了して販
売口に商品が在る状態で続けて2回目の販売動作が行わ
れ、2回目の販売動作により搬出された商品が1回の販
売動作により販売口内に既に在る商品とぶつかり合うこ
とがある。
【0004】このような事を無くすために販売口に商品
が在るか否かを検知することが行われている。この商品
有無の検知装置としては、例えば光電センサ等を用い
て、販売口内の商品を直接検知している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光電セ
ンサ等を用いても、商品の形状や外観の違いによって検
出できない商品がある。このように販売口内の商品が検
出できなければ、顧客による複数の商品が購入された場
合に、これら商品が販売口内で詰まったり(商品詰
り)、販売された商品同士がぶつかり合い、このために
商品の破損、傷つき、商品を開封したときの発泡等のト
ラブルが生じやすい。
【0006】そこで本発明は、販売口に搬出された商品
の有無を誤りなく検知でき、商品販売時のトラブルを防
止できる自動販売機の販売口構造を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発
明は、自動販売機庫内から選択された商品を販売口に搬
出して販売動作する自動販売機において、前記販売口に
搬出される前記商品により押し開かれる販売口内扉と、
この販売口内扉の開閉を検出する扉開閉検出手段と、こ
の扉開閉検出手段により前記販売口内扉が開放されたこ
とを検出すると、前記販売口に前記商品が在ることを検
知する検知手段と、この検知手段により前記販売口内扉
が開放されたことを検知すると前記商品の販売動作を停
止し、かつ前記検知手段により前記販売口内扉が閉じら
れたことを検知すると前記商品の販売動作を再開許可す
る販売動作制御手段を具備したことを特徴とする自動販
売機の販売口構造である。
【0008】請求項2記載による本発明は、請求項1記
載の自動販売機の販売口構造において、前記販売口内扉
は、前記商品が前記販売口に在ることにより開放状態と
なり、かつ前記商品が前記販売口から取り出されると強
制的に閉じることを特徴とする。
【0009】請求項3記載による本発明は、請求項1記
載の自動販売機の販売口構造において、前記販売口内扉
は、2枚の内扉を真中から左右に開くように設けたこと
を特徴とする。
【0010】請求項4記載による本発明は、請求項1記
載の自動販売機の販売口構造において、前記販売口は、
当該販売口と自動販売機庫内との間を塞ぐ盗難防止板を
備え、この盗難防止板が前記商品の前記販売口への搬出
により押し開かれ、これと共に当該盗難防止板により前
記販売口内扉を押し開くことを特徴とする。
【0011】請求項5記載による本発明は、請求項4載
の自動販売機の販売口構造において、前記盗難防止板
は、前記販売口内扉にある隙間を塞ぐことを特徴とす
る。
【0012】請求項6記載による本発明は、請求項1載
の自動販売機の販売口構造において、前記販売口は、複
数の前記商品を纏めて販売動作可能の場合、前記販売口
に搬出された複数の前記商品のうち最終に搬出された前
記商品により前記販売口内扉が開放するような容積に形
成されていることを特徴とする。
【0013】請求項7記載による本発明は、請求項1載
の自動販売機の販売口構造において、前記検知手段によ
り前記販売口に前記商品が在ることを検知してから所定
期間経過すると、前記販売口内に前記商品が在ることを
報知する商品報知手段を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項8記載による本発明は、請求項7載
の自動販売機の販売口構造において、前記商品報知手段
は、前記販売口内に前記商品が在ることを音声、又はラ
ンプの点灯或いは点滅のうちいずれか一方又は両方によ
り報知することを特徴とする。
【0015】請求項9記載による本発明は、請求項7載
の自動販売機の販売口構造において、前記商品報知手段
は、前記販売口が複数設けられている場合、前記商品が
前記販売口内に在る当該販売口に搬出される前記商品を
選択するためのセレクションスイッチが操作されると、
音声、又はランプの点灯或いは点滅のうちいずれか一方
又は両方を行って前記販売口内に前記商品が在ることを
報知することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0017】図1は自動販売機の全体の構造図であっ
て、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。自動販
売機本体1の正面には、メインドア2が開閉自在に設け
られている。このメインドア2には、例えば日本酒等の
アルコール分を含む酒を収容するパック容器からなるパ
ック商品や、瓶詰めの日本酒、瓶ビール、炭酸ガスを含
む清涼飲料水又はジュースなどを収容するボトル状の容
器からなる商品、コーヒなどを収容した缶からなる商品
などの複数のダミー商品3が複数段の棚上に陳列されて
いる。これらダミー商品3に対応した位置には、それぞ
れセレクションスイッチ(これらセレクションスイッチ
を纏めてセレクションスイッチ群と称する)4が設けら
れている。又、メインドア2には、コインの投入口5、
釣り銭の返却口6、商品の販売口7が設けられている。
【0018】自動販売機本体1の庫内には、図2に示す
ような商品の搬送機構8が設けられている。この搬送機
構8には、例えば日本酒等のアルコール分を含む酒を収
容するパック商品9を複数収納するための複数段の棚1
0が連結部材11により所定間隔毎に無端に連結されて
いる。これら棚10は、駆動部(不図示)に連結された
軸12の回転により矢印イ方向に送られ、自動販売機本
体1のメインドア2側に送られたときに水平状態に支持
され、裏面側13に送られたときに略垂直方向に折り曲
げられるものとなっている。従って、各パック商品9
は、水平状態に支持されている各棚10上に収納され
る。
【0019】これら棚10は、第1の棚10aと第2の
棚10bとを連結シャフト10cを介して連結し、これ
ら第1の棚10aと第2の棚10bとを互いに回動自在
にしたものである。第1の棚10aの一端は、棚シャフ
ト10dに対して回動自在に設けられている。この棚シ
ャフト10dは、連結部材11に対して回動自在に取り
付けられている。第2の棚10bの他端にはヒンジシャ
フト10eが取り付けられている。又、第2の棚10b
における連結シャフト10c側には、ローラねじ10f
が回転自在に取り付けられている。
【0020】このような商品の搬送機構8であれば、こ
れら棚10は、駆動部(不図示)に連結された軸12の
回転により矢印イ方向に送られ、自動販売機本体1のメ
インドア2側に送られたときに水平状態に支持され、裏
面側13に送られたときに略垂直方向に折り曲げられ
る。従って、各パック商品9は、水平状態に支持されて
いる各棚10上に収納される。
【0021】商品の販売動作では、複数段の各棚10が
順次矢印イ方向に送り制御され、1段の棚10毎に販売
口7に対応する位置に停止され、該棚10が販売口7の
方向に傾斜する。そして、この傾斜した棚10からパッ
ク商品9がシュート14上を滑って販売口7に搬出され
る。
【0022】図3及び図4は販売口7の周辺の構成図で
あって、図3は正面図、図4は側面図である。自動販売
機本体1のメインドア2側には、断熱扉15が設けられ
ている。この断熱扉15は、自動販売機庫内の冷気又は
暖気を自動販売機外部と遮断するもので、その下部には
販売口枠16が取り付けられている。この販売口枠16
には、2枚の販売口内扉17a、17bが真中から左右
に開くように、すなわち観音開きに設けられている。こ
れら販売口内扉17a、17bは、パック商品9が販売
口7に在ることにより、当該パック商品9により押され
て開放状態となり、かつパック商品9が販売口7から取
り出されると、当該パック商品9による押圧がなくなっ
て強制的に閉じるように付勢力が加わっている。
【0023】これら販売口内扉17の下方には、販売口
受皿18が設けられている。この販売口受皿18は、シ
ュート14上を滑って搬出されたパック商品9を受け取
るものである。
【0024】又、断熱扉15の下部の自動販売機庫内側
には、防盗板(盗難防止板)19が回転軸20を中心に
矢印ハ方向に回転自在に設けられている。この防盗板1
9は、販売口7と自動販売機庫内との間を塞ぎ、パック
商品9を販売口7に搬出しないときに自動販売機庫内を
塞ぎ、販売口7から手が入って自動販売機庫内のパック
商品9の抜き取りを防止する役目を持っている。又、こ
の防盗板19は、パック商品9の販売口7への搬出、す
なわち販売口7への落下により押し開かれ、さらにこの
押し開かれる防盗板19により2枚の販売口内扉17
a、17bを押し開くものとなっている。又、この防盗
板19は、2枚の販売口内扉17a、17bが閉じてい
るときに生じる中央の合わせ部の隙間を内側から塞ぐも
のとなっている。
【0025】販売口7を介して対向する位置には、光電
検知センサー21の発光素子21aと受光素子21bが
設けられている。この光電検知センサー21は、発光素
子21aから出力される光を受光素子21bにより受光
して、2枚の販売口内扉17a、17bの開閉状態に応
じた検知信号を出力するもので、特に販売口7に搬出さ
れるパック商品9により押し開かれる2枚の販売口内扉
17a、17bを検知すると、その開放検知信号を出力
する機能を有している。従って、発光素子21aと受光
素子21bとは、2枚の販売口内扉17a、17bが閉
じているときに発光素子21aから出力された光を受光
素子21bで受光し、かつ2枚の販売口内扉17a、1
7bが開放されると発光素子21aから出力された光が
遮光されて発光素子21aで受光されない位置に配置さ
れている。
【0026】図5は自動販売機の制御装置のブロック構
成図である。CPUからなる主制御部22には、光電検
知センサー21が接続される入力部23と、セレクショ
ンスイッチ群4が接続される入力部24と、商品販売の
一連の動作を実行させるためのプログラムやホット、コ
ールドの各設定温度などの各種設定データを記憶する記
憶部25が接続されるとともに、上記主制御部22によ
りプログラムを実行することにより検知手段26、精算
業務手段27、販売動作制御手段28及び商品報知手段
29の各機能を有するものとなっている。
【0027】検知手段26は、光電検知センサー21か
ら出力される開放検知信号を受け、この開放検知信号か
ら2枚の販売口内扉17a、17bが開放されたことを
検出すると、販売口7にパック商品9が在ることを検知
する機能を有している。
【0028】精算業務手段27は、顧客によるコインの
投入口5に投入されたコインの金額と、セレクションス
イッチ群4の操作により選択された例えばパック商品9
などの商品の価格とに基づいて精算業務を行い、釣り銭
があれば、その金額相当の硬貨を返却口6に送り出す機
能を有している。
【0029】販売動作制御手段28は、セレクションス
イッチ群4の操作により選択された商品、例えばパック
商品9の情報を受けて当該パック商品9を収納する搬送
機構8を動作させて、当該パック商品9を販売口7に搬
出する機能を有している。
【0030】又、この販売動作制御手段28は、光電検
知センサー21からの開放検知信号を受けた検知手段2
6により2枚の販売口内扉17a、17bが開放された
ことを検出すると、パック商品9の販売動作を停止すな
わち精算業務手段27及び搬送機構8を停止し、かつ検
知手段26により販売口内扉17a、17bが閉じられ
たことを検出するとパック商品9の販売動作を再開許可
(精算業務手段27及び搬送機構8の機能の再開)する
機能を有している。
【0031】商品報知手段29は、検知手段26により
販売口7にパック商品9が在ることを検知してから所定
期間、例えば数秒経過すると、販売口7内にパック商品
9が在ることを報知するもので、例えば販売口7内にパ
ック商品9が在ることを例えばスピーカ30を駆動して
音声、又はセレクションスイッチ群4のランプを点灯或
いは点滅のうちいずれか一方又は両方により報知する機
能を有している。
【0032】次に、上記の如く構成された自動販売機の
作用について説明する。
【0033】顧客によりコインが投入口5に投入され、
セレクションスイッチ群4への操作により例えばパック
商品9が選択されると、精算業務手段27は、投入口5
に投入されたコインの金額と、セレクションスイッチ群
4の操作により選択されたパック商品9の価格とに基づ
いて精算業務を行い、釣り銭があれば、その金額相当の
硬貨を返却口6に送り出す。
【0034】これと共に、販売動作制御手段28は、セ
レクションスイッチ群4の操作により選択された商品、
例えばパック商品9の情報を受けて当該パック商品9を
収納する搬送機構8を動作させて、当該パック商品9を
販売口7に搬出する。すなわち、搬送機構8では、複数
段の各棚10が順次矢印イ方向に送り制御され、1段の
棚10毎に販売口7に対応する位置に停止され、当該棚
10が販売口7の方向に傾斜する。そして、この傾斜し
た棚10からパック商品9がシュート14上を滑って販
売口7に搬出される。
【0035】このようにパック商品9がシュート14上
を滑って販売口7に向かって搬出されると、図4に示す
ように防盗板19がパック商品9の販売口7への落下に
より押し開かれ、さらにこの押し開かれる防盗板19に
より2枚の販売口内扉17a、17bが押し開かれる。
そして、パック商品9は、販売口7の販売口受皿18に
受け取られる。
【0036】パック商品9が販売口受皿18に受け取ら
れると、この販売口受皿18に受け取られているパック
商品9によって2枚の販売口内扉17a、17bは、開
放された状態となる。
【0037】この状態であれば、発光素子21aから出
力された光は、開放されている2枚の販売口内扉17
a、17bにより遮光され、発光素子21aで受光され
ないものとなる。従って、販売口7に搬出されるパック
商品9により押し開かれる2枚の販売口内扉17a、1
7bを検知し、その開放検知信号を出力する。
【0038】検知手段26は、光電検知センサー21か
ら出力される開放検知信号を受け、この開放検知信号か
ら2枚の販売口内扉17a、17bが開放されたことを
検出すると、販売口7にパック商品9が在ることを検知
する。
【0039】販売動作制御手段28は、光電検知センサ
ー21からの開放検知信号を受けた検知手段26により
2枚の販売口内扉17a、17bが開放されたことを検
出すると、精算業務手段27及び搬送機構8を停止して
次の商品、例えばパック商品9の販売動作を停止する。
【0040】なお、顧客により商品として日本酒等のア
ルコール分を含む酒を収容するパック容器からなるパッ
ク商品9が購入された場合について説明したが、瓶詰め
の日本酒、瓶ビール、炭酸ガスを含む清涼飲料水又はジ
ュースなどを収容するボトル状の容器からなる商品、コ
ーヒなどを収容した缶からなる商品が購入された場合で
も、これら商品が販売口7に搬出されると、これらの商
品により2枚の販売口内扉17a、17bが押し開か
れ、上記動作と同様に、光電検知センサー21からの開
放検知信号を受けて検知手段26により販売口7にパッ
ク商品9が在ることが検知され、販売動作制御手段28
により次の商品の販売動作を停止する。
【0041】この後、顧客により販売口7に在るパック
商品9が取り出されると、このパック商品9が2枚の販
売口内扉17a、17bから外れるので、これら販売口
内扉17a、17bは、常に閉じる方向に加わる付勢力
により閉じる。
【0042】これと共に防盗板19も閉じ、この防盗板
19により販売口7と自動販売庫内との間が塞がれ、販
売口7から手が入って自動販売機庫内のパック商品9の
抜き取りを防止する。
【0043】そうすると、発光素子21aから出力され
た光は、発光素子21aで受光されるようになるので、
光電検知センサー21からは2枚の販売口内扉17a、
17bが閉じている検知信号が出力され、検知手段26
により販売口7にパック商品9が無いことが検知され、
この結果、販売動作制御手段28は、パック商品9の販
売動作を再開許可(精算業務手段27及び搬送機構8の
機能の再開)する。
【0044】従って、顧客により販売口7からパック商
品9が取り出されるまでは次の販売動が行われることが
ないので、パック商品9が販売口7内で詰まったり(商
品詰り)、販売されたパック商品9同士がぶつかり合
い、このためにパック商品9の破損、傷つき、パック商
品9を開封したときの発泡等のトラブルが生じない。
【0045】一方、販売口7からパック商品9が取り出
されない状態が所定期間、例えば数秒間続くと、商品報
知手段29は、販売口7内にパック商品9が在ることを
例えばスピーカ30を駆動して音声例えば、「商品をお
取りください」、又はセレクションスイッチ群4のラン
プを点灯或いは点滅のうちいずれか一方又は両方により
報知する。これにより、顧客に対して販売口7からパッ
ク商品9を取り出すことを促すことができる。
【0046】又、2枚の販売口内扉17a、17bが無
理に開放されると、発光素子21aから出力された光
は、これら販売口内扉17a、17bにより遮光され、
光電検知センサー21からは、2枚の販売口内扉17
a、17bを検知したことによる開放検知信号が出力さ
れる。
【0047】これにより、検知手段26は、光電検知セ
ンサー21から出力された開放検知信号から2枚の販売
口内扉17a、17bが開放されたことを検出し、販売
口7にパック商品9が無いにも拘わらず、在るとする検
知を行う。
【0048】しかるに、2枚の販売口内扉17a、17
bが無理に開放された場合、販売動作制御手段28は、
光電検知センサー21からの開放検知信号を受けた検知
手段26により2枚の販売口内扉17a、17bが開放
されたことを検出すると、精算業務手段27及び搬送機
構8を停止して次の商品、例えばパック商品9の販売動
作を停止する。
【0049】従って、販売口7内に手を挿入して2枚の
販売口内扉17a、17bを無理に開放するなどのいた
ずらをされても、このときに販売動作が行われて商品が
販売口7に落下して手を挟むなどの怪我を防止できる。
【0050】このように上記一実施の形態においては、
販売口7を介して対向する位置に光電検知センサー21
を配置して販売口7に搬出されるパック商品9により押
し開かれる2枚の販売口内扉17a、17bを検知して
その開放検知信号を出力し、この開放検知信号から販売
口7にパック商品9が在ることを検知してパック商品9
の販売動作を停止し、かつ販売口内扉17a、17bが
閉じられたことを検出するとパック商品9の販売動作を
再開許可するので、日本酒等のアルコール分を含む酒を
収容するパック容器からなるパック商品9に限らず、瓶
詰めの日本酒、瓶ビール、炭酸ガスを含む清涼飲料水又
はジュースなどを収容するボトル状の容器からなる商
品、コーヒなどを収容した缶からなる商品などの商品の
種類による形状の違いや外観の違いにより販売口7内に
搬出された商品を確実に検知できる。これにより、販売
口7内にパック商品9などが在るにも拘わらず、無いも
のと誤検出されて、パック商品9が販売口7内で詰まっ
たり(商品詰り)、販売されたパック商品9同士がぶつ
かり合い、このためにパック商品9の破損、傷つき、パ
ック商品9を開封したときの発泡等のトラブルは生じな
い。
【0051】又、2枚の販売口内扉17a、17bが無
理に開放された場合でも、次の商品の販売動作を停止す
るので、販売口7内に手を挿入していたずらをしても、
このときに販売動作が行われて商品が販売口7に落下し
て手を挟むなどの怪我を防止できる。
【0052】又、防盗板19は、販売口7と自動販売機
庫内との間を塞ぎ、パック商品9を販売口7に搬出しな
いときに自動販売機庫内を塞いで販売口7から手が入っ
て自動販売機庫内のパック商品9の抜き取りを防止でき
る。さらに、防盗板19は、2枚の販売口内扉17a、
17bが閉じているときに生じる中央の合わせ部の隙間
を内側から塞ぐので、これら販売口内扉17a、17b
の隙間からの冷気や暖気の空気漏れを防止できる。
【0053】又、販売口7からパック商品9が取り出さ
れない状態が所定期間、例えば数秒間続くと、商品報知
手段29は、販売口7内にパック商品9が在ることを例
えばスピーカ30を駆動して音声、又はセレクションス
イッチ群4のランプを点灯或いは点滅のうちいずれか一
方又は両方により報知するので、販売口7内のパック商
品9の取り忘れをなくすことができ、かつ複数の商品を
購入したときの販売口7内での商品詰りをなくすことも
できる。
【0054】ところで、自動販売機には、商品を複数個
纏めて購入できるものがある。このような自動販売機で
は、販売口7の容積を、当該販売口7に搬出された複数
の商品のうち最終に搬出された商品により2枚の販売口
内扉17a、17bが開放するような容積に形成するこ
とにより、複数の商品の纏めて購入に対応できる。この
ようにすれば、商品を1本ずつ販売動作する毎に販売口
7から商品を取り出す必要がなくなる。
【0055】又、自動販売機には、複数の販売口が設け
られているものがある。このような自動販売機では、各
販売口ごとに搬出される商品の種類が予め設定されてい
る。このような自動販売機の各販売口ごとにそれぞれ光
電検知センサ21を設け、その販売口に商品があること
が検知されると、当該販売口に搬出される商品のセレク
ションスイッチ4が選択操作されと、商品報知手段29
によってスピーカ30を駆動して音声、又はセレクショ
ンスイッチ群4のランプを点灯或いは点滅のうちいずれ
か一方又は両方により商品の取り忘れを報知するように
してもよい。これによって商品が在る販売口での商品詰
りを防ぐことができ、効率よく販売動作できる。なお、
商品がない他の販売口に搬出する商品の販売動作はでき
る。
【0056】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0057】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0058】上記一実施の形態は、次の通り変形しても
よい。
【0059】例えば、上記一実施の形態では、光電検知
センサー21を用いて販売口7に商品が在ることを検知
しているが、2枚の販売口内扉17a、17bの開閉を
検知する手段として、これら2枚の販売口内扉17a、
17bの回動を機械的に検知する手段や、電気的なスイ
ッチを用いて2枚の販売口内扉17a、17bの開閉を
検知する手段、磁気的なスイッチを用いて2枚の販売口
内扉17a、17bの開閉を検知する手段を用いてもよ
い。
【0060】又、販売口7からパック商品9が取り出さ
れない状態が続いた場合、その旨を例えばスピーカ30
を駆動して音声、又はセレクションスイッチ群4のラン
プを点灯或いは点滅のうちいずれか一方又は両方により
報知する場合、光電検知センサー21の検出結果を用い
ているが、この光電検知センサー21とは別のセンサを
用いて販売口7内にパック商品9が在ることを検知して
もよい。この場合、別のセンサーは、販売口7の下部に
おいてパック商品9の有無を検出するようにするのがよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、販
売口に搬出された商品の有無を誤りなく検知でき、商品
販売時のトラブルを防止できる自動販売機の販売口構造
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動販売機の販売口構造の一実
施の形態を適用した自動販売機の全体構成図。
【図2】本発明に係わる自動販売機の販売口構造の一実
施の形態における自動販売機本体内の商品の搬送機構を
示す構成図。
【図3】本発明に係わる自動販売機の販売口構造の一実
施の形態における販売口周辺の正面から見た部分構成
図。
【図4】本発明に係わる自動販売機の販売口構造の一実
施の形態における販売口周辺の側面から見た部分構成
図。
【図5】本発明に係わる自動販売機の販売口構造の一実
施の形態における制御装置のブロック構成図。
【符号の説明】
1:自動販売機本体 2:メインドア 3:ダミー商品 4:セレクションスイッチ群 5:コインの投入口 6:釣り銭の返却口 7:販売口 8:搬送機構 9:パック商品 10:棚 11:連結部材 14:シュート 15:断熱扉 16:販売口枠 17a,17b:販売口内扉 18:販売口受皿 19:防盗板(盗難防止板) 20:回転軸 21:光電検知センサー 21a:発光素子 21b:受光素子 22:主制御部 23,24:入力部 25:記憶部 26:検知手段 27:精算業務手段 28:販売動作制御手段 29:商品報知手段 30:スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 CC06 DD05 FB07 FB08 FB09 FB17 3E046 AA02 BA03 BB02 BB04 CB02 CB07 CC02 DA01 EA12 FA03 GA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機庫内から選択された商品を販
    売口に搬出して販売動作する自動販売機において、 前記販売口に搬出される前記商品により押し開かれる販
    売口内扉と、 この販売口内扉の開閉を検出する扉開閉検出手段と、 この扉開閉検出手段により前記販売口内扉が開放された
    ことを検出すると、前記販売口に前記商品が在ることを
    検知する検知手段と、 この検知手段により前記販売口内扉が開放されたことを
    検知すると前記商品の販売動作を停止し、かつ前記検知
    手段により前記販売口内扉が閉じられたことを検知する
    と前記商品の販売動作を再開許可する販売動作制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする自動販売機の販売口構造。
  2. 【請求項2】 前記販売口内扉は、前記商品が前記販売
    口に在ることにより開放状態となり、かつ前記商品が前
    記販売口から取り出されると強制的に閉じることを特徴
    とする請求項1記載の自動販売機の販売口構造。
  3. 【請求項3】 前記販売口内扉は、2枚の内扉を真中か
    ら左右に開くように設けたことを特徴とする請求項1記
    載の自動販売機の販売口構造。
  4. 【請求項4】 前記販売口は、当該販売口と自動販売機
    庫内との間を塞ぐ盗難防止板を備え、この盗難防止板が
    前記商品の前記販売口への搬出により押し開かれ、これ
    と共に当該盗難防止板により前記販売口内扉を押し開く
    ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の販売口構
    造。
  5. 【請求項5】 前記盗難防止板は、前記販売口内扉にあ
    る隙間を塞ぐことを特徴とする請求項4載の自動販売機
    の販売口構造。
  6. 【請求項6】 前記販売口は、複数の前記商品を纏めて
    販売動作可能の場合、前記販売口に搬出された複数の前
    記商品のうち最終に搬出された前記商品により前記販売
    口内扉が開放するような容積に形成されていることを特
    徴とする請求項1載の自動販売機の販売口構造。
  7. 【請求項7】 前記検知手段により前記販売口に前記商
    品が在ることを検知してから所定期間経過すると、前記
    販売口内に前記商品が在ることを報知する商品報知手段
    を備えたことを特徴とする請求項1載の自動販売機の販
    売口構造。
  8. 【請求項8】 前記商品報知手段は、前記販売口内に前
    記商品が在ることを音声、又はランプの点灯或いは点滅
    のうちいずれか一方又は両方により報知することを特徴
    とする請求項7載の自動販売機の販売口構造。
  9. 【請求項9】 前記商品報知手段は、前記販売口が複数
    設けられている場合、前記商品が前記販売口内に在る当
    該販売口に搬出される前記商品を選択するためのセレク
    ションスイッチが操作されると、音声、又はランプの点
    灯或いは点滅のうちいずれか一方又は両方を行って前記
    販売口内に前記商品が在ることを報知することを特徴と
    する請求項7載の自動販売機の販売口構造。
JP2000291866A 2000-09-26 2000-09-26 自動販売機の販売口構造 Pending JP2002099956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000291866A JP2002099956A (ja) 2000-09-26 2000-09-26 自動販売機の販売口構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000291866A JP2002099956A (ja) 2000-09-26 2000-09-26 自動販売機の販売口構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002099956A true JP2002099956A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18774890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000291866A Pending JP2002099956A (ja) 2000-09-26 2000-09-26 自動販売機の販売口構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002099956A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257072A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
JP2022007880A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 マルハニチロ株式会社 カウンタ
JP7411311B1 (ja) 2023-03-02 2024-01-11 株式会社ネクイノ 物品提供装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257072A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
JP2022007880A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 マルハニチロ株式会社 カウンタ
JP7016397B2 (ja) 2020-06-26 2022-02-04 マルハニチロ株式会社 カウンタ
JP7411311B1 (ja) 2023-03-02 2024-01-11 株式会社ネクイノ 物品提供装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4954697A (en) Vending apparatus for self-service store
CN107545644B (zh) 商品收纳装置
KR200483539Y1 (ko) 자동 판매기 일체형 테이블
JP2002099956A (ja) 自動販売機の販売口構造
CN107924595B (zh) 自动售货机的商品取出口结构
JP5251739B2 (ja) 自動販売機
JP7255244B2 (ja) 商品収納装置
JP2001283312A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP2011123554A (ja) 自動販売機
JP2000242851A (ja) 自動販売機
KR20020083355A (ko) 자동상점 시스템
KR100401049B1 (ko) 차와 찻물을 순차 제공하는 자동판매기
JP4797746B2 (ja) 自動販売機
JP2001283313A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP4419314B2 (ja) 自動販売機の商品払出装置
JP5163555B2 (ja) 自動販売機
CN114511960B (zh) 商品收纳装置和商品载置搁板
JP2000113307A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
KR100389994B1 (ko) 자동 판매기의 상품 반출 장치
JP2007293792A (ja) 自動販売機
JP3595040B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
KR200210000Y1 (ko) 차와 찻물을 순차 제공하는 자동판매기
JP2002042224A (ja) 自動販売機
JP2001307207A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP2004240896A (ja) 自動販売機の商品収納払出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091117