JP2002099069A - 改善されたレーザ字幕形成能を有する映画プリントフィルム - Google Patents

改善されたレーザ字幕形成能を有する映画プリントフィルム

Info

Publication number
JP2002099069A
JP2002099069A JP2001233211A JP2001233211A JP2002099069A JP 2002099069 A JP2002099069 A JP 2002099069A JP 2001233211 A JP2001233211 A JP 2001233211A JP 2001233211 A JP2001233211 A JP 2001233211A JP 2002099069 A JP2002099069 A JP 2002099069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
support
emulsion
dye
layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001233211A
Other languages
English (en)
Inventor
Gary Norman Barber
ノーマン バーバー ゲイリー
Christopher J Haller
ジェイ.ホーラー クリストファー
Marie Christine Brick
クリスティーン ブリック メアリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JP2002099069A publication Critical patent/JP2002099069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C11/00Auxiliary processes in photography
    • G03C11/02Marking or applying text
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C2200/00Details
    • G03C2200/39Laser exposure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/135Cine film

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ融触によってマーキングする際に、改
善された性能を示す映画写真フィルム要素を提供する。 【解決手段】 下塗り層ユニットおよびその下塗り層を
覆って塗布された少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀
乳剤層を含む一種以上の画像形成ユニットを前面上に有
する支持体を含んでなる映画写真フィルム要素であっ
て、前記支持体の前面に塗布された複数の層が全量で5
〜30mg/m2 の分散したカーボン粒子を含み、かつ
その分散したカーボン粒子の大部分が前記乳剤層または
一種以上の画像形成ユニット層に含まれるか、あるいは
二層の乳剤層間に存在してもよい中塗り層に含まれる前
記要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、写真に関
し、特に、新規な写真映画プリントフィルム要素に関す
る。更に詳細には、本発明は、細かく分散したカーボン
粒子を含有し、改善された性能をもって、そのプリント
フィルムにレーザによるマーキングが可能な映画プリン
トフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図示要素、記号、バーコード、
または本文を提供するために、写真フィルム要素にマー
キングを施すことは、写真分野では、屡、望まれてい
る。映画館での外国言語のフィルムの上映には、例え
ば、典型的に、マーク付けされた字幕形成の形態で翻訳
された対話の同時表示が含まれている。米国特許第4,
854,696号および同第5,367,348号明細書
に記載されている、現在、度々使われている字幕形成法
には、その字幕本文をフィルムの写真乳剤画像層中に型
押しまたはエッチングすることが含まれている。
【0003】現在、マーキングは、屡、高エネルギーの
レーザビームがフィルム要素上に形成されるべき題辞に
応じて所定の経路に沿って進むレーザ融触によって行な
われる。かかる方法では、フィルム支持体上に塗布され
た層中にあるハロゲン化銀写真乳剤は、局所的に融触さ
れるようになる。写真カラーフィルムには、透明支持体
上に塗布された画像色素形成乳剤層が含まれ、そして、
そのマークされ、また融触された領域には、マークされ
ない色素含有画像域によって取り囲まれた透明で低濃度
の領域が含まれる。同様に、黒白フィルムの場合には、
そのマークされ、また融触された領域には、マークされ
ない色素含有画像域によって取り囲まれた、銀金属を含
有する透明で低濃度の領域が含まれる。写真フィルムの
レーザ字幕形成という特定の用途では、レーザ融触され
た字幕の品質は、そのマークとそれを取り囲む色素ある
いは銀画像域との間の濃度差および色差に左右され、ま
た、波長、出力およびレーザの書き込み速度に左右され
る。その出力および速度は、支持体を損傷させ、あるい
は変形させること無しに、できるだけ多くの画像乳剤層
を取り除くように選定される。レーザ字幕形成は、映画
館での映写を意図した最終のカラープリントフィルムま
たは黒白のレリースプリントフィルム上に実施される
が、また、カラー中間体フィルムまたは黒白フィルム上
に実施されて字幕画像が形成され、次いでこれが他の中
間体あるいは黒白フィルムに光学的にプリントされてネ
ガ画像が形成され、その後に最終のレリースプリントフ
ィルム上にプリントされてもよい。
【0004】大部分のレーザ字幕形成システムは、アセ
テートフィルムベース支持体を有する映画フィルムにマ
ーキングするために、元来、デザインされ、最適化され
てきた。映画プリントフィルムに関してアセテートから
ポリエステルへの当業界における転換には、結果を再度
最適化するため、字幕形成機の操作を変えることが必要
であったが、これには、ポリエステルのような熱可塑性
ポリマー支持体材料は支持体損傷を一層受けやすいの
で、問題があった。特に、ポリエステルフィルム支持体
を有するプリントフィルムの場合には、ゼラチン残留物
の非均一剥離や支持体の損傷のため、そのフィルム画像
が映画館のスクリーンに拡大、投影されるときに望まし
くない灰色でかつ/または着色された斑点が観察される
ので、十分な出力を用いて低濃度画像域にマークするこ
とと、高濃度画像域に重大な基体損傷を発生させないよ
うにすることとの間には固有の対立がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、レーザビ
ームによってマークされるときに改善された性能を与え
る映画写真フィルム要素を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、支持体
前面に、下塗り層ユニットおよびその下塗り層を覆って
塗布された少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀乳剤層
を含む一種以上の画像形成ユニットを有する支持体を含
んでなる映画写真フィルム要素であって、支持体の前面
に塗布された複数の層が全量で5〜30mg/m2 の分
散されたカーボン粒子を含み、かつその分散されたカー
ボン粒子の大部分が乳剤層または一種以上の画像形成ユ
ニット層中に含有するか、あるいは二種の乳剤層間に存
在してもよい中塗り層中に含有する前記要素が提供され
る。
【0007】好ましい本発明の実施態様によれば、支持
体の前面に、下塗り層ユニットおよびその下塗り層を覆
って塗布された感光性ハロゲン化銀乳剤層を含むイエロ
ー、マゼンタ、およびシアンの色素画像形成ユニットを
有する支持体を含んでなるカラー映画プリント要素また
は中間体フィルム要素であって、支持体の前面に塗布さ
れた複数の層が全量で5〜30mg/m2 の分散された
カーボン粒子を含み、かつその分散したカーボン粒子の
大部分がイエロー、マゼンタ、およびシアンの色素画像
形成ユニットの乳剤層中に含有するか、あるいは二種の
乳剤層間に存在してもよい中塗り層中に含有する前記要
素が提供される。
【0008】本発明の特に好ましい実施態様によれば、
支持体の前面に、少なくとも一種のイエロー色素形成カ
プラーを含有する少なくとも一層の青感性ハロゲン化銀
乳剤層を含むイエロー色素画像形成ユニット、第1の乳
剤中塗り層、少なくとも一種のシアン色素形成カプラー
を含有する少なくとも一種の赤感性ハロゲン化銀乳剤層
を含むシアン色素画像形成ユニット、第2の乳剤中塗り
層、少なくとも一種のマゼンタ色素形成カプラーを含有
する少なくとも一層の緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含む
マゼンタ色素画像形成ユニットを、この順に有する支持
体を含んでなるカラー映画プリントフィルム要素であっ
て、前記支持体の前面に塗布された複数の層が全量で5
〜30mg/m2 の分散したカーボン粒子を含み、かつ
その分散したカーボン粒子の大部分が前記乳剤層および
乳剤中塗り層に含まれる前記要素が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の映画フィルム写真要素に
は、支持体の前面に、下塗り層ユニットおよび少なくと
も一層のハロゲン化銀乳剤層を有する支持体が含まれ
る。好ましい実施態様では、本発明の要素には、支持体
とハロゲン化銀乳剤層との間の下塗り層ユニット中にハ
レーション防止アンダーコート、最外層の保護オーバー
コート層、支持体のいずれかの面に帯電防止層、そして
支持体の裏面に最外層の保護バックコート層が含まれ
る。
【0010】支持体部材として用いられる材料には、合
成の高分子量ポリマー材料がある。これらの材料は、種
々のポリマーフィルムからなってよいが、当該分野で周
知であるポリエステルおよび三酢酸セルロースのフィル
ム支持体が好ましい。本発明の利点は、熱可塑性ポリマ
ー支持体、特にポリ(エチレンテレフタレート)のよう
なポリエステルのフィルム支持体が用いられる時に、特
に適当である。アセテート支持体の場合に、本発明にし
たがって分散したカーボン粒子が使用されると、通常必
要とされるよりも低い出力で良好な字幕形成の結果が好
都合に得られることになる。支持体の厚さは臨界的では
ない。50〜250ミクロン(2〜10ミル、即ち0.
002〜0.010インチ)の慣用の支持体部材の厚さ
が、例えば、非常に満足のいく結果をもって採用され
る。
【0011】本明細書中で用いられる用語「下塗り層ユ
ニット」とは、支持体とこの支持体に最も近接した写真
乳剤層との間に塗布された写真要素の複数の層が当ては
まる。支持体と写真要素の写真画像形成乳剤層との間に
塗布される下塗り層は、当該分野では慣用的に用いられ
て、支持体に対する画像形成層の付着を改善すると共
に、ハレーション防止や帯電防止性能のような他の機能
も改善させる。米国特許第4,132,52号明細書に記
載されているように、例えば、フィルム支持体に直接接
触している少なくとも一層の疎水性「プライマー」層と
その上に塗布された少なくとも一層の親水性層との下塗
り層ユニットに併用することは、屡、有用である。ポリ
エステル支持体部材には、例えば、典型的にその機能層
とその支持体との間にプライマー層が用いられる。この
ようなプライマー層は当該分野で周知であり、例えば、
米国特許第2,627,088号、同第2,698,235
号、同第2,698,240号、同第2,943,937
号、同第3,143,421号、同第3,201,249
号、同第3,271,178号、および同第3,501,3
01号明細書に記載されるような、塩化ビニリデン/メ
チルアクリレート/イタコン酸ターポリマーまたは塩化
ビニリデン/アクリロニトリル/アクリル酸ターポリマ
ーが含まれる。下塗り層ユニットのプライマー層として
有用な更なるポリマーには、スチレンーブタジエンコポ
リマー、水溶性ポリエステルおよびポリアクリルエステ
ルが含まれる。
【0012】下塗り層のプライマー層に隣接塗布される
親水性層は、好ましくは、その上に塗布された親水性コ
ロイド層に良好な付着性を与えるための親水性コロイド
が含まれ、また、任意に架橋剤、膨潤剤、艶消し剤また
は帯電防止剤が含まれる、水性ラテックス分散体が含ま
れてもよい。デキストラン、ポリアクリルアミド、ポリ
ビニルアルコールおよびポリビニルピロリドンのような
親水性コロイドが用いられてよいが、特に、任意に前記
引用された少なくとも一つの他の親水性コロイドと併用
される、ゼラチンが好ましい。ここで使用されるゼラチ
ンは、石灰処理され、または酸処理されたゼラチンであ
ってよい。かかるゼラチン種の調製は、例えば、A. G.
Ward と A. Courts 編、「The Science and Technolog
y of Gelatin(ゼラチンの科学と技術)」、Academic P
ress、 1977年、295〜296頁に記載されてい
る。また、ゼラチンは、Bull. Soc. Sci. Phot. Japan,
第16巻、30頁、(1966年)に記載されるような
酵素処理ゼラチンであってもよい。ゼラチン誘導体も有
用である。この誘導体は、例えば、米国特許第4,97
8,607号、同第5,378,598号、同第5,39
5,748号および同第5,439,791号明細書およ
び欧州特許第0,628,860号および同第0,66
6,498号明細書に記載されている。架橋剤(または
硬化剤)の例には、例えば、米国特許第3,325,28
7号、同第3,288,775号および同第3,549,3
77号明細書に記載されるようなトリアジン化合物、米
国特許第、291,624号および同第3,232,7
64号明細書に記載されるようなジアルデヒド化合物、
米国特許第3,091,537号明細書に記載されるよ
うなエポキシ化合物、米国特許第3,642,486号明
細書に記載されるようなビニル化合物、米国特許第3,
392,024号明細書に記載されるようなアジリド化
合物、米国特許第3,549,378号明細書に記載さ
れるようなエチレン−イミン化合物およびメチロール化
合物が含まれる。ビニルスルホニル化合物とトリアジン
化合物の併用は有用であり、特に、米国特許第4,68
0,257号明細書に規定される併用が有用である。
【0013】本発明によれば、少なくとも一層の感光性
ハロゲン化銀乳剤層を含む一種以上の画像形成ユニット
は、下塗り層ユニットを覆って塗布される。本発明は、
カラー写真プリント要素および中間体フィルム要素に適
用可能であると共に、黒白映画写真フィルム要素に適用
可能である。単一のハロゲン化銀乳剤層は、典型的に黒
白フィルム要素が用いられるが、本発明の好ましい実施
態様にしたがって、カラー写真プリント要素または中間
体要素には、典型的に、それに含まれるイエローカラー
カプラーを有する青感性層、それに含まれるマゼンタカ
ラーカプラーを有する緑感性層、およびそれに含まれる
シアンカラーカプラーを有する赤感性層(即ち、別のイ
エロー、マゼンタ、およびシアンの画像形成ユニット)
の形態で、スペクトルの三原色域のそれぞれに感光性の
色素画像形成ユニットが含まれてよい。各ユニットは、
単一の感光性層、一組の、一方は感光性が大きくそして
他方は感光性が小さい二層の感光性層、あるいは一組
の、感光度を変える三層以上の感光性層からなってもよ
い。画像形成ユニットの層を含む要素の層は、当該分野
で周知であるように、種々の順に配列してよい。
【0014】本発明の好ましい実施例に従う多色写真プ
リントフィルム要素には、少なくとも一種のイエロー色
素形成カプラーを含有する少なくとも一層の青感性ハロ
ゲン化銀乳剤層を含むイエロー色素画像形成ユニット、
第1の乳剤中塗り層、少なくとも一種のシアン色素形成
カプラーを含有する少なくとも一層の赤感性ハロゲン化
銀乳剤層を含むシアン色素画像形成ユニット、第2の乳
剤中塗り層、少なくとも一種のマゼンタ色素形成カプラ
ーを含有する少なくとも一層の緑感性ハロゲン化銀乳剤
層を含むマゼンタ色素画像形成ユニットを、この順で支
承する支持体が含まれる。
【0015】色素画像形成ユニットのハロゲン化銀乳剤
層および乳剤中塗り層には、親水性バインダー、典型的
にはゼラチンが含まれる。写真要素の隣接する色素画像
形性ユニット間に位置する中塗り層は、隣接する画像形
成ユニット間の画像拡散を分離して、防ぐ役割を果たし
ている。
【0016】本発明によれば、支持体の乳剤側に塗布さ
れた層は、全量で、5〜30mg/m2 、好ましくは、
少なくとも6mg/m2 で、好ましくは、多くて22m
g/m2 、そして最も好ましくは、多くて20mg/m
2 の分散したカーボン粒子を含み、その分散したカーボ
ン粒子の大部分は、乳剤層および乳剤中塗り層に含まれ
る。カーボン粒子は、効率のよい光吸収剤であり、そし
てこれらは、レーザマーキング中に入射レーザエネルギ
ーを吸収して、その結果、局在した「ホットスポット」
となり、取り囲むゼラチンマトリクスの融触および除去
を容易にしていると考えられている。仮に、全体の付着
量が5mg/m2 未満で使用されるならば、一般に、レ
ーザの字幕形成能に係る影響力は殆ど示されないであろ
う。仮に、30mg/m2 を超える付着量で使用される
ならば、融触は容易になるが、その高いカーボン付着量
によって、フィルム画像における望ましい最小濃度より
高い濃度となってしまう(例えば、0.2より高い濃
度)。0.15以下の好ましい最小濃度を得るために
は、高くて22mg/m2 の全体の分散したカーボン付
着量が好ましく、また0.12以下のより好ましい最小
濃度を可能とするためには、高くて20mg/m2 の付
着量が一層好ましい。また、付着量をより高くすれば、
カーボン粒子による投影機ランプからの輻射エネルギー
の吸収のため、画像投影中のフィルムの熱安定度に逆の
影響を与える。
【0017】全ての乳剤層の下方または上方に塗布され
る本発明の写真要素の追加層には、ある量の分散したカ
ーボン粒子が含まれてもよいが、その分散したカーボン
粒子の大部分は、本発明にしたがって乳剤層または中塗
り層中に存在していなければならない。また、本発明に
よる写真フィルムには、支持体表面の1μ以内の層に5
mg/m2 未満の分散したカーボン粒子が含まれるのが
好ましく、そしてまた、全ての乳剤層を覆って塗布され
る層に5mg/m2 未満の分散したカーボン粒子が含ま
れることが好ましい。かなりの量のカーボン粒子を支持
体に近すぎる位置に配置すると、結果としてレーザ字幕
形成時における支持体の損傷が増大し、乳剤層を覆って
塗布されるかなりの量のカーボン粒子による光の吸収に
よって、望ましくない写真感度の喪失が起こる。
【0018】本発明の好ましい実施態様によるプリント
フィルムが、イエロー、シアンおよびマゼンタの色素画
像形成ユニットを支持体からこの順で塗布される場合に
は、その分散したカーボン粒子の大部分が、支持体の損
傷、投影時の熱安定度、および感度の喪失に係る悪影響
を最小にしつつレーザ字幕形成能を最適にするため、シ
アン色素画像形成ユニットまたは隣接中間層中に含まれ
るのが好ましい。
【0019】本発明にしたがって写真要素に含まれるカ
ーボン粒子は、その要素の製造および写真性能に係る悪
影響無しに写真要素の層中へのカーボン粒子の混入を容
易にするため、0.3μ未満の平均分散粒度を有するこ
とが好ましく、より好ましくは0.22未満、最も好ま
しくは0.16未満である。商業的に入手可能なカーボ
ンのサンプル(例えば、Cabot 社製の Black Pearls 28
0、Black Pearls 430、Black Pearls 490、Black pearl
s 700、Black Pearls 880、black Pearls 1000、Regal
250、Regal 350、および Regal 400)を得て、これを慣
用の手段に従って(例えば、米国特許第5,500,33
1号明細書に記載される微粉砕法によって)微粉砕し
て、所望の分散粒度を得るようにしてもよい。
【0020】本発明の写真要素の乳剤層に用いられる感
光性ハロゲン化銀乳剤には、粗粒、中間粒、または細粒
のハロゲン化銀結晶またはその混合物を含んでよく、そ
して塩化銀、臭化銀、臭沃化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、
塩臭沃化銀、およびそれらの混合物のようなハロゲン化
銀からなっていてよい。その乳剤は、例えば、平板状の
感光性ハロゲン化銀乳剤であってよい。乳剤は、ネガ型
または直接ポジ型であってよい。それらは、主として、
ハロゲン化銀粒子の表面上に、あるいはハロゲン化銀粒
子の内部に潜像を形成してよい。それらは、通常の手段
によって化学増感、および分光像感されてよい。写真プ
リントフィルムには、プリントの画質を最適にし、かつ
迅速処理を可能とするために、典型的に、比較的小さい
粒子で、高塩素の乳剤(たとえば、1μ未満の平均粒度
の等価円直径を有し、50モル%を超える塩素のハロゲ
ン化物含量を有する乳剤)が用いられる。このような乳
剤は、典型的に、カメラのネガフィルムに比して、結果
として比較的低感度の写真要素となる。低感度は、その
ようなプリント要素を照射するための比較的高強度のプ
リントランプまたはレーザを用いることによって補償さ
れる。比較の目的で、注釈すると、例えば、カメラのネ
ガフィルムを評価するために使われる同じ国際標準規格
を用いて等級付けする時に、映画のカラープリントフィ
ルムは、典型的に、10より低いISO感度等級を有す
るが、これは、現在使用中の最も低感度のカメラのネガ
フィルムよりも数絞り感度が低い。乳剤は、他の親水性
コロイドも通常の実施にしたがって使用できるが、典型
的に、ゼラチン乳剤となる。プリントフィルムに用いら
れる典型的な感光性画像記録層の組成は周知であって、
例えば、Research Disclosure、第36544項、19
94年9月、およびそこに掲載される参照例に記載され
るような、慣用の映画フィルムに使用されるいかなるハ
ロゲン化銀材料も使用してよいので、本発明に決定的で
はない。
【0021】色素画像付与材料が、ハロゲン化銀乳剤層
またはその乳剤層と関連する別の層に含まれてよい。そ
の色素画像付与材料は、当該分野で知られるいずれのも
の、例えば、色素形成カプラー、漂白性色素、色素現像
薬およびレドックスダイレリーサーであってよく、そし
て使用される特定のものは、要素の特性、および所望の
画像のタイプによる。
【0022】別の溶液で処理するように設計された慣用
のカラー材料で用いられる色素付与材料は、好ましく
は、色素形成カプラー、即ち、酸化された現像主薬と結
合して色素を形成する化合物である。シアン色素画像を
形成する好ましいカプラーは、フェノールおよびナフト
ールである。マゼンタ色素画像を形成する好ましいカプ
ラーは、ピラゾロンおよびピラゾロトリアゾールであ
る。イエロー色素画像を形成する好ましいカプラーは、
ベンゾイルアセトアニリドおよびピバロイルアセトアニ
リドである。
【0023】本発明の好ましい実施態様によれば、ハレ
ーション防止アンダーコート層は、支持体と乳剤層との
間の下塗り層ユニットの一部として存在し、光が反射さ
れてハロゲン化銀乳剤層中に入って、それによりハレー
ションとして知られる望ましくない画像の広がりを発生
させる事を防ぐために用いられる。写真分野で知られる
フィルター色素のあるものは、ハレーションを減少させ
る手段として本発明に用いることができる。かくして、
例えば、水溶性色素は、この目的のために使用すること
ができる。そのような色素は、色素の拡散を防止するた
めの媒染剤と共に、ハレーション防止アンダーコート中
に混入しなければならない。代替的に、そして好ましく
は、固体粒子のフィルター色素がハレーション防止アン
ダーコートに混入させる。ハレーション防止アンダーコ
ート層には、現在では、支持体から1μ以内の層に関し
て上記したように、本発明のプリントフィルムに用いら
れる著しい量の分散したカーボン粒子を含ませないこと
が好ましい(つまり、5mg/m2 未満の分散したカー
ボンを含有することが好ましい)。
【0024】本発明の目的に有用な水溶性フィルター色
素には、米国特許第2,274,782号明細書のピラゾ
ロンオキソノール色素、米国特許第2,956,879号
明細書の溶解されたジアリルアゾ色素、米国特許第3,
423,207号および同第3,384,487号明細書
の溶解されたスチリルおよびブタジエニル色素、米国特
許第2,527,583号明細書のメロシアニン色素、米
国特許第3,486,897号、同第3,652,284号
および同第3,718,472号明細書のメロシアニンお
よびオキソノール色素、米国特許第3,976,661号
明細書のエナミノヘミオキソノール色素、米国特許第
3,723,154号明細書のシアノメチルスルホン−誘
導メロシアニン、米国特許第2,739,888号、同第
3,253,921号、同第3,250,617号、同第
2,739,971号明細書のチアゾリドン、ベンゾトリ
アゾール、およびチアゾロチアゾール、米国特許第3,
004,896号明細書のトリアゾール、および米国特
許第3,125,597号および同第4,045,229号
明細書のヘミオキソノールが含まれる。有用な媒染剤
は、例えば、米国特許第3,282,699号、同第3,
455,693号、同第3,438,779号および同第
3,795,519号明細書に記載されている。
【0025】ハレーション防止アンダーコート層に使用
される固体粒子フィルター色素の好ましい例には、写真
処理時に写真要素から除かれ、あるいは脱色されるよう
に、pH7未満の水性塗膜で実質的に不溶性であり、か
つpH8以上で水性写真処理溶液に易溶性または脱色性
であるものが含まれる。実質的に不溶性であるとは、1
重量%未満、好ましくは0.1重量%未満の溶解性を有
する色素であることを意味する。かかる色素は、一般
に、式: D−(X)n からなる。式中、Dは、発色団を有する実質的に不溶性
の化合物の残基を表し、Xは、直接、あるいは二価の結
合基を介してDに結合したイオン性プロトンを有する基
を表し、そしてnは、1〜7である。発色団を有する化
合物の残基は、例えば、オキソノール色素、メロシアニ
ン色素、シアニン色素、アリーリデン色素、アゾメチン
色素、トリフェニルメタン色素、アゾ色素、およびアン
トラキノン色素を含む慣用の色素種から選ばれてよい。
イオン性プロトンを有する基は、好ましくは、1:1の
容積比にある水とメタノールの混合溶媒で測定したpK
a(酸解離定数)値で4〜11の範囲を有し、例えば、
カルボキシル基、スルホンアミド基、スルファモイル
基、スルホニルカルバモイル基、カルボニルスルファモ
イル基、ヒドロキシ基、およびオキソノール色素または
そのアンモニウム塩のエノール基であってよい。フィル
ター色素は、その非イオン化状態で、LogP0〜6の疎
水性度パラメータをもたねばならない。このような一般
種のイオン性フィルター色素は、写真分野で周知であ
り、そして例えば、WO88/04794号公報;欧州
特許出願第594,973号、同第549,089号、同
第546,163号および同第430,180号明細書;
米国特許第4,803,150号、同第4,855,221
号、同第4,857,446号、同第4,900,652
号、同第4,900,653号、同第4,940,654
号、同第4,948,717号、同第4,948,718
号、同第4,950,586号、同第4,988,611
号、同第4,994,356号、同第5,098,820
号、同第5,213,956号、同第5,260,179号
および同第5,266,454号明細書に記載されている
ような水性固体粒子の色素分散液の形態で使用されるこ
とが開示されている色素が含まれる。このような色素
は、一般に、pH7で水溶液に溶解可能であり、pH8
以上で水性写真処理液に易溶性または脱色性であると記
載されている。
【0026】上記式の好ましい色素には、式: [D−(A)y]-Xn からなるものが含まれる。式中、D,Xおよびnは、上
記で定義したとおりであり、Aは、直接あるいは間接に
Dに結合した芳香環であり、yは、0〜4であり、そし
てXは、AまたはDの芳香環部分のいずれかに結合して
いる。
【0027】上記式の代表的な色素には、WO88/0
4794の表I〜X、欧州特許第0,456,163号明
細書の式(I)〜(VII)、同第0,594,973号
明細書の式(II)、および米国特許第4,940,65
4号明細書の表I〜XVIに記載のものが含まれる。固
体粒子フィルター色素の好ましい例には、以下のものが
含まれる。
【0028】
【化1】
【0029】
【化2】
【0030】
【化3】
【0031】支持体へのハレーション防止アンダーコー
トの付着を促進するため、上記したようなプライマー層
が、特に、支持体がポリエステル支持体であるときに、
好都合に用いられる。
【0032】本発明の映画フィルム要素には、写真要素
に慣用的な追加の補助層、例えば、スペーサ層、フィル
ター層、pH低減層(時には、酸層および中性化層とも
いう)、磁気記録層、タイミング層、バリア層、帯電防
止層、および最も外側の保護オーバーコートおよびバッ
クコート層が含まれる。
【0033】本発明による写真ハロゲン化銀フィルム要
素には、写真分野で慣用な添加剤が含まれてよい。有用
な添加剤は、例えば、Research Disclosure 、第365
44項、1994年9月に記載されている。有用な添加
剤には、分光像感色素、減感剤、カブリ防止剤、マスキ
ングカプラー、DIRカプラー、DIR化合物、汚染防
止剤、画像色素安定化剤、フィルター色素およびUV吸
収剤のような吸収物質、光散乱物質、塗工助剤、可塑剤
および滑剤等が含まれる。
【0034】レーザ字幕形成能または他のプリントフィ
ルム特性を更に改善するため、本発明によるプリントフ
ィルムには、米国特許第5,981,155号明細書に記
載されるような酸化防止剤およびUV吸収剤を含有させ
てもよいと特に考えている。酸化防止剤は、特に、その
ようなカーボン粒子を含むプリントフィルムの映写時に
おける熱安定性に関して、カーボン粒子の悪影響を軽減
するのに有用である。
【0035】最も外側の保護オーバーコートおよび最も
外側のバックコート層には、典型的に、フィルム形成バ
インダーおよび艶消し剤が含まれる。フィルム形成バイ
ンダーは、本質的にいかなる公知のポリマーバインダー
であってもよい。これには、ゼラチンのような親水性コ
ロイド並びに疎水性ポリマーが含まれる。特に、バック
コートの使用に好ましいポリマーバインダーには、米国
特許第5,679,505号明細書に記載されるもののよ
うな脂肪族ポリウレタンが含まれる。
【0036】特に好ましい実施態様では、本発明の映画
フィルムには、その帯電防止特性がフィルム処理に耐え
る帯電防止層が含まれる。帯電防止層には、多くの電気
伝導性の金属含有粒子、例えば、バインダー材料に分散
された金属酸化物が含まれる。有用な電気伝導性金属含
有粒子の例には、ドナーをドープした金属酸化物、酸素
欠陥を有する金属酸化物、および導電性の窒化物、炭化
物、および硼化物が含まれる。特に有用な粒子の特定例
には、導電性TiO2、SnO2、V25、Al 23、Z
rO2、In23、ZnO、ZnSb26、InSb
4、TiB2、ZrB2、NbB2、TaB2、CrB、
MoB、WB、LaB6、ZrN、TiN、WC、Hf
C、HfN、およびZrCが含まれる。これらの電気伝
導性粒子を記載する特許の例には、米国特許第4,27
5,103号、同第4,394,441号、同第4,41
6,963号、同第4,418,141号、同第4,43
1,764号、同第4,495,276号、同第4,57
1,361号、同第4,999,276号、同第5,12
2,445号、および同第5,368,995号明細書が
含まれる。帯電防止層の使用に有用な他の電気伝導性材
料には、以下のものが含まれる。
【0037】米国特許第3,245,833号および同第
3,428,451号および同第5,075,171号明細
書に記載されるヨウ化銅(I)のような半導体金属塩、
米国特許第4,845,369号および同第5,116,6
66号明細書に記載されるような、例えば、非導電性チ
タン酸カリウムのウィスカー上に塗布されたアンチモン
−ドープ酸化錫を含む繊維状導電性粉体、米国特許第
4,070,189号明細書の架橋されたビニルベンジル
第4級アンモニウムポリマーのような導電性ポリマー、
米国特許第4,237,194号明細書の導電性ポリアニ
リン、および米国特許第4,987,042号、同第5,
035,926号、同第5,354,613号、同第5,3
70,981号、同第5,372,924号、同第5,54
3,944号および同第5,766,515号明細書の導
電性ポリチオフェン、および米国特許第4,203,76
9号、同第5,006,451号、同第5,221,598
号および同第5,284,714号明細書に記載されるよ
うな五酸化バナジウムまたは銀−ドープ五酸化バナジウ
ムのコロイドゲル。
【0038】典型的に、帯電防止層は、全乾燥重量当た
り1〜1000mg/m2 の乾燥付着量で塗布される。
帯電防止層の電気抵抗率は、好ましくは7〜11LogΩ
/□、より好ましくは8〜11LogΩ/□、そして最も
好ましくは8.5〜10LogΩ/□である。
【0039】帯電防止層は、支持体材料のいずれの側ま
たは両側に存在してよい。帯電防止層は、ハレーション
防止アンダーコート、保護オーバーコート、保護バック
コートまたは乳剤層の下にある内層であってよい。これ
に代えて、帯電防止層は、電気導電材料が保護オーバー
コートまたは保護バックコートに含まれている最も外側
の層であってもよい。
【0040】
【実施例】以下の実施例によって本発明を説明するが、
本発明はこれに限定されない。 実施例1 プリントフィルム要素Aを以下のとおり作製した。
【0041】支持体および裏打ち 下塗りしたポリエステル支持体を、先ず、延伸する前に
支持体の両側に塩化ビニリデンコポリマーの下塗り層を
塗布することによって調製した。五酸化バナジウムと塩
化ビニリデンコポリマーを含む帯電性塗膜をその支持体
の片面に塗布した。最後に、Sancure 898 のポリウレタ
ンバインダー、塗料界面活性剤、ワックス滑剤およびポ
リメチルメタクリレート下塗りビーズを含む保護層を帯
電防止層の上に塗布した。慣用の薄いゼラチン下塗り層
(ゼラチン付着量約75mg/m2)を、上記帯電防止
層と向き合った支持体の面およびバックコート上の塩化
ビニリデンコポリマー下塗り層の上に塗布した。
【0042】前面増感塗膜層1−ハレーション防止層 以下の組成を有するハレーション防止アンダーコート
を、ゼラチン下塗り層上に塗布した。 ゼラチン 759mg/m2 固体粒子ハレーション防止フィルター色素(AFD−1) 56.5mg/m2 固体粒子ハレーション防止フィルター色素(AFD−2) 129mg/m2 ポリ(アクリルアミド−co−2−アクリルアミド−2− メチルプロパンスルホン酸ナトリウム) 24.5mg/m2 ゼラチン硬膜液 塗料界面活性剤
【0043】層2−青感性層 上記のハレーション防止層の上に、以下の青増感ハロゲ
ン化銀乳剤、イエロー色素形成カプラー、および添加材
料を含むイエロー色素形成層を塗布した。 ゼラチン 2475mg/m2 AgCl青増感乳剤 775mg/m2 イエロー色素形成カプラー(Y−1) 1291mg/m2 紫外線吸収剤化合物(UV−1) 215mg/m2 イエロープレフォーム色素(YPD−1) 10.7mg/m2 溶解性青フィルター色素(BFD−1) 32.2mg/m2
【0044】層3−青/赤分離中塗り層 上記のイエロー色素形成層の上に、イエロー色素形成層
とシアン色素形成層との間の画像拡散を防ぐ青/赤分離
中塗り層を塗布した。青/赤分離中塗り層の組成は、以
下のとおりであった。 ゼラチン 610mg/m2 酸化された現像液スカベンジャー(Scab−1) 86.1mg/m2 カブリ防止化合物(AF−1) 2.7mg/m2 塗料界面活性剤
【0045】層4−赤感性層 上記の青/赤分離中塗り層の上に、以下の赤増感ハロゲ
ン化銀乳剤、シアン色素形成カプラー、および添加材料
を含むシアン色素形成層を塗布した。 ゼラチン 3120mg/m2 AgCl赤増感乳剤 458mg/m2 シアン色素形成カプラー(C−1) 861mg/m2 ジブチルセバシン酸塩 517mg/m2 フェニルエチルベンゾエート 517mg/m2 酸化された現像液スカベンジャー(Scav−1) 5.0mg/m2 PINA(商標)フィルター青緑色素(Riedel deHaen Company) 75.3mg/m2 カブリ防止化合物(AF−2) 4.3mg/m2
【0046】層5−赤/緑分離中塗り層 上記のシアン色素形成層の上に、シアン色素形成層とマ
ゼンタ色素形成層との間の画像拡散を防ぐ赤/緑分離中
塗り層を塗布した。赤/緑分離中塗り層の組成は、青/
赤分離中塗り層の組成と同じであった。
【0047】層6−緑感性層 上記の赤/緑分離中塗り層の上に、以下の緑増感ハロゲ
ン化銀乳剤、マゼンタ色素形成カプラー、および添加材
料を含むマゼンタ色素形成層を塗布した。 ゼラチン 1507mg/m2 AgCl緑増感乳剤 495mg/m2 マゼンタ色素形成カプラー(M−1) 700mg/m2 トリクレジルホスフェ−ト 140mg/m2 酸化された現像液スカベンジャー(Scav−1) 10.8mg/m2 溶解性緑フィルター色素(GFD−1) 26.9mg/m2 溶解性緑フィルター色素(GFD−2) 32.3/m2
【0048】層7−保護オーバーコート 以下の組成を有する保護オーバーコートを、上記の緑感
性層の上に塗布した。 ゼラチン 976mg/m2 ポリジメチルシロキサン滑剤(Dow Corning) 16.1mg/m2 ポリメチルメタクリレート下塗りビーズ、 平均サイズ=1.5μm 16.1mg/m2 フルオロ界面活性剤 FT−248 (Bayer) 5.4mg/m2 塗料界面活性剤
【0049】要素B〜Mを、細かく分散したカーボン粒
子を一層以上の層に加えたことを除き、要素Aと同様の
方法で作製した。その細かく分散したカーボン粒子は、
米国特許第5,500,331号明細書に記載されると同
様に微粉砕法を用いることによって調製した。Brack Pe
arls 880 (Cabot 社) の水性混合物を、50μのポリマ
ービーズと共に慣用の媒体ミル中で微粉砕して、70n
m(0.07μ)のメジアン粒度にした。カーボン付着量
およびカーボンが含まれる層は、表1に示される。ま
た、要素E´は、表1で示される付着量および層配置で
酸化防止剤化合物(A−1)を含む。
【0050】試験:要素A〜Mを、多数のテストで評価
した。全ての場合に、フィルムは、典型的な映画カラー
プリント処理(Kodak ECP−2B標準処理)を
用いて露光、処理した。
【0051】上記したフィルム要素は、特に、最小濃度
(D−min)が形成される最低光度の露光域について、
レーザ字幕形成能、映写機内での耐光熱損傷性、ベンチ
トップ耐光熱損傷性、および特性曲線性能に関してテス
トした。
【0052】レーザ字幕形成能は、低濃度(〜0.3光
学濃度)と高濃度(>2.5光学濃度)のパッチの両方
を持つ領域を得るため露光および処理したフィルムで評
価した。次いで、このフィルムを、米国特許第5,36
7,348号明細書に記載されると同様にアルゴンレー
ザを用いてレーザ融触して、テキスト画像をフィルムの
低濃度域および高濃度域の両方に焼き付けた。走査速度
と出力設定を用いて、同業者間で使用されるものと同じ
フィルム平面にエネルギー密度を発生させた。その代表
的なテキストは、映写用のレーザ字幕形成に使われる典
型的なアスペクト比であった。融触処理後、米国特許第
5,367,348号明細書で推奨されるように、フィル
ムを洗浄してレーザ融触工程時に発生した破壊屑を取り
除いた。その後、処理したサンプルを、小さな映写場で
投影して、定性的かつ比較的に1〜5に等級付けした。
等級1は、字幕が幅広できれいであることを示し、また
等級5は、非常に狭くて汚く、読みにくいことを示す。
視覚的な等級評価に加えて、そのサンプルは、支持体の
損傷に関しても評価した。フィルム前面の乳剤および下
塗り層を、先ず、Clorox(商標)漂白剤で取り除いた。次
いで、ポリエステル支持体に対する損傷を、損傷部の拡
大画像を評価して、肉眼で査定した。1〜5のスケール
を用いたが、等級1は、支持体に対して損傷が無いこと
を示し、等級5は、支持体に対してひどい損傷があるこ
とを示す。このテストの結果は、表1に示す。
【0053】二つのテストを用いて、フィルムにぴった
りと近接して置かれた高強度の光源に対するフィルムサ
ンプルの熱安定性を測定した。輻射エネルギーテストで
は、フィルムサンプルを、先ず黒白画像に露光して、次
いで処理して黒白画像をフィルム上に発生させた。ルー
プ状のフィルムを、何ら後処理液で処理することなく、
また投影のため何ら縁をワックスがけすること無しに、
映写機の熱吸収フィルターを外したまま100パスの
間、1秒当たり6フレームの速度で、4000ワットの
キセノンランプを収容したセンチュリー映写機を通して
走行させた。100パスの条件は、典型的な映画の封切
りに与えられる平均放映回数を模擬実験するものであ
り、一方、1秒当たり6フレームの条件は、ある劇場で
の映写に使われる高いワットの電球への暴露を模擬実験
するものである。映写での普通の操作条件は、熱吸収フ
ィルターを正しい位置にセットして1秒当たり24フレ
ームであるので、このテスト条件は加速テストを表して
いる。フィルムを、膨れ、炭化、および物理的一体性に
関して比較評価した。この輻射エネルギーテストの結果
は、表1にまとめて示す。等級1は、損傷無しを示し、
2は、中心膨れがあることを示し、3は、中心膨れと中
心外に軽く炭化があることを示し、4は、中心膨れと中
心外に中庸の炭化があることを示し、そして5は、膨れ
と共にかなりの炭化と物理的一体性の喪失があることを
示す。
【0054】第2のテストを用いて、フィルムサンプル
の熱安定度を測定した。熱吸収用フィルターを外した実
験室用顕微鏡用の100ワット、12ボルトの照明装置
を、前もって露光して、光学濃度0.3を得るように処
理してあるフィルムサンプルにぴったり近接させて配置
した。フィルムサンプルを、5分間一定強度の光に曝し
た。一定の光強度は、最初光電池で照明装置の光を測定
し、次いで照明装置に対して電位調節を補償することに
よって達成した。熱損傷領域は、顕微鏡写真を撮り、そ
してその結果の画像を、定性的かつ比較的に、1〜5の
等級スケールを用いて評価した。等級1は、フィルムが
単に僅か褐色の色ずれを呈することを示し、そして等級
5は、フィルムがかなりの炭化と焼き付けの形跡を示し
たことを示す。その顕微鏡による耐熱等級は、表1に示
している。
【0055】フィルム要素は、また、最小濃度(Dmi
n)、投影した映画プリント画像のハイライト部に関係
しまた音質に影響する重要な写真特性に関しても評価し
た。要素を、21ステップ、0〜3中性濃度のタブレッ
トを通して露光し、処理して、次いで代表的な濃度計で
読み取った。赤のDmin 値を、表1に示している。単に
赤のDmin 値のみが含まれるが−同様の結果が、緑およ
び青のDmin 値にも見られた。好ましい赤のDmin 値
は、0.05〜0.15光学濃度の範囲であり、より好ま
しくは0.5〜0.12光学濃度の範囲である。
【0056】
【表1】
【0057】表1に示される結果は、要素Dおよび要素
F〜Lが、著しく改善されたレーザ字幕形性能を有する
ことを示している。これらの例の多くは、優れたレーザ
字幕形成能を有するが、映写機の熱模擬テストでは限界
性能を有し、また高いDmin値を有する(要素1)。数個
の要素は、測定可能なレーザ字幕形成能の改善(要素
C,EおよびE´)および受け入れ可能な映写機熱模擬
テストの結果を有し、そして層位置に関して低い境界値
(要素C)およびカーボン付着量(要素EおよびE´)を
示している。要素Eと等価のレーザ字幕形成能示す、分
散したカーボン粒子に加えて酸化防止剤A−1を用いる
要素E´は、支持体の損傷を軽減し、かつ僅かに改善さ
れた輻射エネルギーと耐熱性を示した。比較の要素A、
BおよびMは、レーザ字幕形成能を改善しなかったし、
また他のテストの一つでは劣った性能を示した。
【0058】実施例2 シアンの単色塗膜を、以下の構造を用いて作製した(要
素N)。支持体 : 実施例1に記載したものと同じ支持体を使用
した。ハレーション層 : ゼラチン 1076mg/m2 固体粒子ハレーション防止フィルター色素(AFD−2) 135mg/m2 塗料界面活性剤
【0059】赤感性層 : ゼラチン 3412mg/m2 AgCl赤増感乳剤 446mg/m2 シアン色素形成カプラー(C−1) 861mg/m2 ジブチルセバシン酸塩 517mg/m2 フェニルエチルベンゾエート 517mg/m2 カブリ防止剤化合物(AF−2) 4.3mg/m2 塗料界面活性剤
【0060】保護オーバーコート : ゼラチン 977mg/m2 ポリジメチルシロキサン滑剤(Dow Corning) 65.9mg/m2 ポリメチルメタクリレート艶消しビーズ、 平均サイズ=1.5μm 5.0mg/m2 PINA(商標)Filter Bluegreen 色素(Riedel deHaen Company) 80.7mg/m2 塗料界面活性剤 ゼラチン硬膜液
【0061】要素O〜Wを、それぞれの赤感性層におい
て細かく分散したカーボン粒子を含有する別のカーボン
分散液を10.7mg/m2 の付着量で塗布したことを
除き、要素Nと同様な方法で作製した。その別のカーボ
ン分散液は、実施例1に記載したと同様な方法で、Cabo
t社製の種々のカーボン系から調製した。その別のカー
ボン系およびメジアン粒度の細かく分散したカーボン粒
子は、表3に示す。慣用のカラープリント材料において
形成される典型的なシアン色素では、アルゴンレーザ照
射の場合に488および514nmで殆ど吸収しないの
で、細かく分散したカーボン粒子を用いて高めたレーザ
融触を示すために、シアン単色様式をテストビヒクルと
して選定した。
【0062】要素N〜Wを、11ステップ、0〜3の中
性濃度のタブレットを通して露光し、次いで、サウンド
トラックの現像に特有のそれらのステップを省略したこ
とを除いた処理ECP−2Bにおいて処理した。0.4
以下の光学赤濃度を持つフィルム要素のそれぞれにおけ
る領域を、実施例1に記載したように、レーザ融触し、
洗浄した。サンプルのレーザマークした領域を、その横
断面を作製するために横断面方向にミクロトームして、
これを、それぞれの層が見えるように顕微鏡で視検し
た。顕微鏡に取り付けたカメラを用いて、500倍の顕
微鏡写真をその横断面像について撮影した。その顕微鏡
写真を1〜5の等級スケールで定性的に等級付けした。
等級1は、レーザマーキングによって完全に保護オーバ
ーコートと赤感性層が取り除かれ、マーキングの側面が
角張っていることを示し、等級5は、レーザマーキング
によって保護オーバーコートと赤感性層のいずれもが殆
ど取り除かれていないことを示している。レーザマーキ
ングの等級は、表2に示している。
【0063】
【表2】
【0064】表2のデータは、別系統の0.070〜0.
22μ範囲のメジアン粒度をもつ細かく分散したカーボ
ン粒子を混入すると、細かく分散したカーボン粒子を含
まない要素に比して、写真要素のレーザマーキングが大
きく改善されることを明らかに示している。レーザマー
キングの最大の改善は、メジアン粒度が0.070〜0.
16μの範囲にある細かく分散したカーボン粒子を含有
する要素に見られた。
【0065】以下の構造は、上記した写真要素に用いた
化合物を表す。
【化4】
【0066】
【化5】
【0067】
【化6】
【0068】
【化7】
【0069】
【化8】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 7/22 B41M 5/26 S (72)発明者 メアリー クリスティーン ブリック アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,サン ヒル レーン 483 Fターム(参考) 2H016 AA00 BC00 BC02 BC04 2H023 FB00 FD00 2H111 HA14 HA21 HA32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下塗り層ユニットおよびその下塗り層を
    覆って塗布された少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀
    乳剤層を含む一種以上の画像形成ユニットを前面上に有
    する支持体を含んでなる映画写真フィルム要素であっ
    て、前記支持体の前面に塗布された複数の層が全量で5
    〜30mg/m2 の分散したカーボン粒子を含み、かつ
    その分散したカーボン粒子の大部分が前記乳剤層または
    一種以上の画像形成ユニット層に含まれるか、あるいは
    二層の乳剤層間に存在してもよい中塗り層に含まれる前
    記要素。
  2. 【請求項2】 支持体の前面に、少なくとも一種のイエ
    ロー色素形成カプラーを含有する少なくとも一層の青感
    性ハロゲン化銀乳剤層を含むイエロー色素画像形成ユニ
    ット、第1の乳剤中塗り層、少なくとも一種のシアン色
    素形成カプラーを含有する少なくとも一種の赤感性ハロ
    ゲン化銀乳剤層を含むシアン色素画像形成ユニット、第
    2の乳剤中塗り層、および少なくとも一種のマゼンタ色
    素形成カプラーを含有する少なくとも一層の緑感性ハロ
    ゲン化銀乳剤層を含むマゼンタ色素画像形成ユニット
    を、この順に有する支持体を含んでなるカラー映画プリ
    ントフィルム要素であって、前記支持体の前面に塗布さ
    れた複数の層が全量で5〜30mg/m2 の分散したカ
    ーボン粒子を含み、かつその分散したカーボン粒子の大
    部分が前記乳剤層および乳剤中塗り層に含まれる前記要
    素。
JP2001233211A 2000-08-03 2001-08-01 改善されたレーザ字幕形成能を有する映画プリントフィルム Pending JP2002099069A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/631,917 US6277548B1 (en) 2000-08-03 2000-08-03 Motion picture print film having improved laser subtitling performance
US09/631917 2000-08-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002099069A true JP2002099069A (ja) 2002-04-05

Family

ID=24533304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001233211A Pending JP2002099069A (ja) 2000-08-03 2001-08-01 改善されたレーザ字幕形成能を有する映画プリントフィルム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6277548B1 (ja)
EP (1) EP1184719B1 (ja)
JP (1) JP2002099069A (ja)
DE (1) DE60119243T2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6593042B1 (en) * 2001-12-21 2003-07-15 Eastman Kodak Company Expansion of color gamut for silver halide media
US20040027496A1 (en) * 2002-05-15 2004-02-12 Morales Steven A. Simultaneous multi-language motion picture playback system
US20050200810A1 (en) * 2002-05-15 2005-09-15 Morales Steven A. Motion picture playback system providing two or more language soundtracks simultaneously
US20130052594A1 (en) * 2011-08-31 2013-02-28 Diane M. Carroll-Yacoby Motion picture films to provide archival images

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2832530C2 (de) 1978-07-25 1984-08-02 Du Pont de Nemours (Deutschland) GmbH, 4000 Düsseldorf Lichtempfindliches Material für die Gerbentwicklung
US4272594A (en) 1978-12-04 1981-06-09 Polaroid Corporation Photographic product including a light-reflecting layer with carbon coated with reflecting material
US4245003A (en) 1979-08-17 1981-01-13 James River Graphics, Inc. Coated transparent film for laser imaging
US4301239A (en) 1979-12-05 1981-11-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Antistatic backing layer for unsubbed polyester film
US4304833A (en) * 1979-12-26 1981-12-08 Polaroid Corporation Photographic products and processes employing triarylmethane compounds
JPS5919942A (ja) 1982-07-27 1984-02-01 Mitsubishi Paper Mills Ltd 拡散転写用感光材料
IL66817A0 (en) 1982-09-16 1982-12-31 Gaz Moshe Special visual and sound effects in cinematography using beam lasers on positive and negative copies
US4588674A (en) 1982-10-14 1986-05-13 Stewart Malcolm J Laser imaging materials comprising carbon black in overlayer
US4477562A (en) 1983-05-24 1984-10-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Dry strip antihalation layer for photothermographic film
GB8410515D0 (en) 1984-04-25 1984-05-31 Ici Plc Laser-imageable assembly
JPS60262687A (ja) 1984-06-11 1985-12-26 Daicel Chem Ind Ltd レ−ザ−記録用フイルム
US4542087A (en) * 1984-09-04 1985-09-17 Eastman Kodak Company Use of reflecting agent in yellow dye image-providing material layer
JPS61209446A (ja) * 1985-03-08 1986-09-17 Fuji Photo Film Co Ltd 写真要素
JPS6267536A (ja) * 1985-09-19 1987-03-27 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 写真要素
JPH01237552A (ja) 1988-03-17 1989-09-22 Konica Corp 銀塩平版印刷材料
JPH03178475A (ja) 1989-09-28 1991-08-02 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成方法
JP2515167B2 (ja) * 1990-07-16 1996-07-10 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀カラ―写真感光材料
FR2682520B1 (fr) 1991-10-11 1994-02-11 Titra Film Sa Procede de sous-titrage de films cinematographiques.
EP0709227B1 (en) 1994-10-24 1997-10-01 Agfa-Gevaert N.V. Method for the formation of an improved image
US5679505A (en) 1995-11-02 1997-10-21 Eastman Kodak Company Photographic element useful as a motion picture print film
DE69616254T2 (de) 1995-12-27 2002-07-04 Agfa Gevaert Nv Farbphotographisches Silberhalogenidfilmelement mit einem thermoplastischen Träger, der mit einem Laser markiert werden kann
US5576162A (en) * 1996-01-18 1996-11-19 Eastman Kodak Company Imaging element having an electrically-conductive layer
US6107015A (en) * 1999-03-23 2000-08-22 Eastman Kodak Company Photographic element having a stain resistant electrically conductive overcoat

Also Published As

Publication number Publication date
DE60119243T2 (de) 2007-02-22
EP1184719B1 (en) 2006-05-03
DE60119243D1 (de) 2006-06-08
US6277548B1 (en) 2001-08-21
EP1184719A1 (en) 2002-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6599668B2 (en) Process for forming color filter array
US6607873B2 (en) Film with color filter array
US6602656B1 (en) Silver halide imaging element with random color filter array
JPS63148249A (ja) 写真画像を得るための方法および要素
JP2002099069A (ja) 改善されたレーザ字幕形成能を有する映画プリントフィルム
EP0779542B1 (en) Sound recording film
CA1208475A (en) Tannable imaging element
US6713242B2 (en) Method for processing a black-and-white negative recording film material for motion picture soundtrack
US3253918A (en) Print-out element
US3591382A (en) Use of fine grain emulsion with coarse grain emulsion to reduce image spread
JP2002040603A (ja) 改良されたトーンスケールを有するカラー映画用プリントフィルム
US6426172B1 (en) Method of processing motion picture print film to provide improved laser subtitling performance, and processed motion picture print film
US6248510B1 (en) Motion picture intermediate film with process surviving antistatic backing layer
JPH08248558A (ja) デジタル及び絵画画像を重複して記録するための写真フィルム要素
US5753402A (en) Method for recording and processing motion picture film soundtrack
US6713224B1 (en) Sound recording film
JPH08262608A (ja) 写真フィルムの感光度曲線のトウ領域の低減
JP2001194752A (ja) 改良された保護オーバーコート及び保護バックコートを有する映画フィルム
US6228569B1 (en) Photographic element comprising polyethylene terephthalate film base and antihalation layer
EP1331515B1 (en) Method for processing a black-and-white negative recording film material for motion picture soundtrack
JP2001092088A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料およびその画像形成方法
JP2001115050A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料、赤外線吸収要素、プラズマディスプレイパネルおよび染料
JPH11295805A (ja) オーバーラップ画像の記録用カメラとフィルム
JP2002072427A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH04102848A (ja) 色汚染を防止したハロゲン化銀カラー写真感光材料