JPH08248558A - デジタル及び絵画画像を重複して記録するための写真フィルム要素 - Google Patents

デジタル及び絵画画像を重複して記録するための写真フィルム要素

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JPH08248558A
JPH08248558A JP8010342A JP1034296A JPH08248558A JP H08248558 A JPH08248558 A JP H08248558A JP 8010342 A JP8010342 A JP 8010342A JP 1034296 A JP1034296 A JP 1034296A JP H08248558 A JPH08248558 A JP H08248558A
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sensitive
layer
spectrum
infrared
film element
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JP8010342A
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Gilbert A Hawkins
アラン ホーキンズ ギルバート
Annabel A Muenter
アダムズ ミュンター アナベル
Philip T S Lau
ティー エス ラウ フィリップ
John D Baloga
デイヴィッド バロガ ジョン
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル及び絵画的画像の記録を重複する全
て光学的な手段を提供することによりカメラ使用者によ
りフィルム要素上に捕捉される絵画的でない情報の量及
び型を拡張する写真フィルム要素を提供する。 【解決手段】 支持層と複数の層を含む写真フィルム要
素。一以上の層はスペクトルの可視でない部分に感応す
る層を感光する波長により感光され得ないスペクトルの
可視部分に対して感光性にされる層に加えてスペクトル
の可視でない部分での領域に対して感光性にされ、不可
視感光性の層は感光され、現像され、色素により実質的
に吸収されていない波長での画像毎の光吸収は従来の感
光性の層により形成され、スペクトルの可視部分での波
長で従来の感光性の層より光の吸収が実質的に少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】関連する出願の相互参照 Hawkins 等による1993年10月29日出願
の米国特許出願08/146347、「Camera
for Recording Digitaland
Pictorial Images on Photo
graphic Film」の開示を参照し、ここに参
考として引用する。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル及び絵画的
画像を記録する写真フィルム要素に関する。
【0003】
【従来の技術】静止画像カメラはそれぞれの画像を補助
的な情報で増強する又は記録することがしばしば要求さ
れる。聴覚セグメントに対する必要は例えば静止画像に
関連した音を磁気的に記録する方法が開示されている米
国特許第3920862号で既に認識されている。それ
にもかかわらずそのようなカメラシステムではほとんど
の方法は煩雑な周辺記憶手段、特殊化されたデータ記憶
手段及び/又は煩雑な再生手段及びこれらの機能を画像
表示に同期する困難さ(例えば米国特許第512870
0号を参照)による欠点を被るという事実により今日一
般的ではない。直接従来のフィルム要素上に音声として
データを光学的に記録することは別の記憶手段の必要を
除去するが、記憶されうる従来の画像の数を減少し又は
画像の大きさを減少し、記憶されたデジタル及び絵画的
画像情報の間のトレードオフが存在する。従来のフィル
ム要素はまた高密度デジタルデータを記録するよう最適
化されていない。例えば従来のフィルム要素の粒子は写
真の速度を向上するためにデジタル記憶に対して必要な
粒子より大きく作られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の観点で本発明の
目的はデジタル及び絵画的画像の記録を重複する全て光
学的な手段を提供することによりカメラ使用者によりフ
ィルム要素上に捕捉される絵画的でない情報の量及び型
を拡張する写真フィルム要素を提供することにある。
【0005】他の目的は画像とそれを伴うよう意図され
るデジタル情報との間の恒久的な関係を確立することに
ある。他の目的は従来の画像の大きさ又は品質を犠牲に
することなくデジタルデータの大きな記録量の選択可能
なフィルム要素を提供することにある。他の目的はフィ
ルム使用に対するデジタルと絵画的情報との間の使用者
の選択を不要にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの目的は (a) 支持層と; (b) (i) スペクトルの不可視部分の領域に感応する一以
上の層と; (ii) スペクトルの可視領域に従来のように感応
し、スペクトルの不可視部分に感応する層を感光する不
可視波長により感光されない一以上の層と;を含む複数
の層とからなり、スペクトルの不可視部分に感応する層
は感光及び現像時従来の感応層により形成される色素に
より実質的に吸収されない波長で画像状に光の吸収をな
し、スペクトルの可視領域での波長に感応する層を感光
し、現像するより実質的に少ない可視光を吸収する写真
フィルム要素により達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】平面図の図1と背面図の図2に示
されたシステム内のカメラの本質的な特徴は従来技術の
写真の意味での画像化能力(即ち従来のフィルム上に撮
影された画像がスペクトルの可視部分に対して感応する
よう記録することを許容する)及び従来技術のフィルム
の可視カラー記録に感光しない波長でデジタル情報をフ
ィルム要素に収集し、書き込む電子的、機械的、光学的
能力である。(例えばそのような波長はスペクトルの赤
外線領域にある)。このシステムに対するフィルム要素
の本質的特徴はデジタルカメラ書き込み器により感光さ
れるが、可視波長で従来の画像の撮影により感光されな
い記録層の組み込みである。フィルム要素はデジタル書
き込み器による感光で画像毎の記録を形成するための能
力を有さなければならず、それは現像において現像され
た可視的層が吸収せず、又はそれが評価がどのようなス
ペクトル重複でなされるときでも正確に解釈されるため
に可視的な記録を可能にするよう可視的なスペクトルで
充分小さな量を吸収する。(例えばそのような波長はス
ペクトルの赤外線領域にまたあり、カメラのデジタル書
き込み器の波長と同じか又は異なる)。フィルム要素及
びカメラシステムの好ましい実施例では赤外線デジタル
露出手段及びこの手段に感応し、赤外線光学的濃度を形
成するフィルム要素記録が当てはまる。
【0008】カメラ機能を最初に説明する。図1、2を
参照するにマイクロフォン30は音声記録用に設けら
れ、同様に強度変調された赤外線信号源32、無線周波
数源34、又は直接電子的又は光学的相互接続ポート3
6のような少なくとも一つの外部信号源の型からデジタ
ルデータを受ける受信手段38も設けられる。これらの
信号源のどの一つからの信号もカメラ上の選択スイッチ
39により使用者により選択され、半導体処理回路40
によりデジタル的に処理され、フィルムゲートでフィル
ム要素の一部分上に続いて光学的にエンコードするデー
タバッファ42に記憶される。デジタル電子的能力は従
来の半導体部品を用いる多くの方法で実施されうること
は当業者には容易に理解されうることである。
【0009】データ源は選択スイッチ39により選択さ
れ、記録データボタン74は作動され、データはこの領
域が満たされるまで又はデータストリームが終了するま
で可動リニアエミッタ配列50により感光ゲート41の
領域内の裏側のフィルム要素上に直ちに記録される。次
にこのデータと関連して撮影された画像は空間的な並置
の性質によりデータに恒久的に連結される。第二の実施
例では記録された情報は第一の確認ボタン76及びスピ
ーカ82を用いる第一の確認モードの選択により後の確
認のためにデータバッファ42に記憶される。確認の後
にバッファ確認ボタン72を押すことにより得られ、使
用者は記録バッファボタン73を用いて感光ゲート領域
でのフィルム要素に対してバッファの内容を搬送するよ
う選択する。
【0010】例えばテキストが確保されている場合には
バッファ内容又は表示テキストを記録する前にフィルム
要素を所定のフレームに進めるようなデータ収集及び記
録処理の多くの変化が可能であることがわかる。他の例
ではカメラ内で生じたデジタル情報は自動的又は使用者
の命令のどちらかにより従来の画像の特定のフレームに
関連するフィルム要素上にまた記録される。
【0011】図1、2のカメラで本発明によるデジタル
情報のフィルム要素上への記録は種々の手段により達成
される。図3に示される特定の実施例では高密度リニア
エミッタ配列50は端放射LED配列53を含み、フィ
ルム要素の裏側に接触し、感光ゲート41の領域にわた
りスキャンされるGaAs、AlGaAs、AlGaI
nAs、又はGaInPのような半導体材料を用いて当
業者には一般的な慣行である手段により製造される。感
光は図1の選択器39により選択されるように受けられ
る情報に応答しLED配列53にワイヤボンド55によ
り接続される半導体駆動回路51によりそれの強度が個
々に制御される光エミッタにより達成される。当業者に
知られているように光ガイド内の光学的スイッチのよう
な光エミッタを変調する他の手段はまた光学的な感光の
目的に供される。配列前進手段64は例えば回転リード
スクリューからなり、相互に離間されるようにフィルム
要素10上に記録される情報のそれぞれのビットを生ず
るようリニアエミッタ配列50を感光ゲート領域41に
わたって動かし、それにより潜像として記録された「ド
ット」の2次元配列を形成する。論理回路44は好まし
くはデジタル記録中に配列の前進の速度を制御し、それ
により配列の動きはカメラ本体上の光学的エンコーダト
ラック65及び可動リニアエミッタ配列50上のエンコ
ーダ読み取り器66により配列内でエミッタの作動に同
期する。LED配列53は好ましくは2から200ミク
ロンに離間されたエミッタ同士の間隔を有し、例えば7
00から740nmにわたる赤外線の範囲の狭いスペク
トル範囲のみにわたり放射するライン配列を形成する。
可動ライン配列以外の配置は例えば2次元LED配列又
はレーザー配列、又は鏡又はレンズのような可動な機械
的システムのようなデジタル情報を記録するために用い
られることはフィルム感光の当業者に知られていること
である。
【0012】フィルム要素の好ましい実施例に関して、
図5を参照するに典型的には本発明により感光されたフ
ィルム要素10の領域20は従来のフィルムベース19
上で赤、青、緑の光線に感応する順次コートされた従来
の写真カラー記録(層12、14、16)を含むよう断
面を示す。加えて記録層(層18)はフィルムベース1
9の反対側上にコートされるのが示される。断面21で
示される画像記録は3つの可視的カラー感応層12、1
4、16のそれぞれ及び赤外線感応記録層18で確立し
ている。フィルム要素10の領域20でのドットは赤外
線感応記録層18のデジタル画像記録のみを示し、明確
にわかるようにするために層12、14、16の画像記
録は領域20には示さない。
【0013】可視スペクトルで層12、14、16内の
吸収は従来の写真の意味で全スペクトル画像内容を提供
するよう重ね合わされる。この画像を見る又はプリント
する上で赤外線記録18からの認識できる干渉はない。
何故ならば本発明によれば層18は感光された(斜線で
示される)又は感光されない領域のどちらかでスペクト
ルの可視領域で認識できる吸収はないからである。図5
に示されるように層18は使用者により選択された特定
の情報源に応答してフィルム要素10上にデジタルデー
タを記憶するために本発明により用いられる。図に示さ
れたのはこの情報により用いられたフィルムの場所は同
じフィルム領域20の中の断面21で、従来技術の画像
により占有されている。記録12、14、16は従来の
写真科学の技術水準で良く知られているように感光され
た又は感光されない領域のどちらかで赤外線で強く吸収
されない故に、本発明による層18はそれが感光された
領域で赤外線で吸収する一方で、領域20でドットによ
り示された層18で記憶されたデジタルデータ記録は例
えばスペクトルの赤外線部分で光学的濃度に対するフィ
ルム要素をスキャンすることによりなされるようにフィ
ルム要素を介して赤外線透過を測定することにより検索
しうる。故にフィルム要素10は混合された絵画的/絵
画的でない記録の最適な使用を許容する。何故ならばデ
ジタル及び絵画的情報は空間的に重複されるからであ
る。これはまた従来のフィルムのカラー記録より高い能
力にデジタル情報の記憶密度を形成する。何故ならば層
18は例えば従来の画像を取るための必要性と独立した
速度とゲインでデジタル記録に対して最適化されるから
である。
【0014】本発明により請求されたフィルム要素は、
ここに詳細な実施例を記載したようなフィルム支持層の
裏側上又は支持層の表側上に、赤外線感応性の一以上の
多層コーティングを組み込む方法を示しているPart
on等による1992年4月28日に発行された米国特
許第510882号に開示されているように好ましくは
支持層に最も近い層である付加的な層として、従来の写
真フィルム要素に層18を追加することにより達成され
る。
【0015】赤外線感応層はそれらの形態が立方体、8
面体、又は管状のAgCl、AgBr、AgBrI又は
他の混合されたハロゲン化物の乳剤からなる。立方体の
形状の乳剤はそれの赤外線線色素による色素不感応化へ
の抵抗の故に特に有用である。これらの乳剤は硫黄及び
/又は金含有化合物の典型的な処理で化学的に増感され
る。用いられた増感色素は多様な複素環状構造及び他の
種々の置換基を含む典型的にはジカルボ、トリカルボ、
又はテトラカルボシアニン色素である。種々の付加物、
特に置換されたビスアジン化合物はそれらの増感能力を
改善するために色素と組み合わせるのに有用である。テ
トラアザインデン(tetraazaindene)又
はフェニルメルカプトテトラゾルのような他の付加物
(JamesによるThe Theory of Th
e Photographic Process、4t
h Edition、MacMillen、ニューヨー
ク、1977年、13章を参照)は色素化された乳剤の
安定性の保持を向上するために有用である。本発明で有
用な赤外線カプラーは典型的には1−ナフトールを含む
種々のナフトール環の2位のカルボアミド置換基であ
る。この層の好ましい実施例は赤外線感応色素の好まし
いクラスから説明する。式Iは以下の式を有する赤外線
感応物の好ましいクラスを示す:
【0016】
【化1】
【0017】ここで:Z1 , Z2 はそれぞれ別に置換さ
れた又は置換されない5−又は6−員環複素環状核を完
成するのに必要な原子を表す。R1 ,R2 は置換された
又は置換されないアルキルをそれぞれ別に表す。R3
4 は水素、置換された又は置換されないアルキル、置
換された又は置換されないアリルをそれぞれ別に表す。
【0018】nは0又は1。Xは対イオンを表す。式I
による色素の例は以下の表I及びIIに示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】付加的な好ましい赤外線感応物クラスは式
IIに示される:
【0022】
【化2】
【0023】ここで:Z3 ,Z4 はそれぞれ別に置換さ
れた又は置換されない5−又は6−員環複素環状核を完
成するのに必要な原子を表す。R5 ,R6 は置換された
又は置換されないアルキル、置換された又は置換されな
いアリルをそれぞれ別に表す。
【0024】R7 ,R8 ,R9 ,R10は水素、置換され
た又は置換されないアルキル、置換された又は置換され
ないアリルをそれぞれ別に表す。Xは対イオンを表す。
上記の式IIによる色素の例はここでその開示を参考とし
て引用する米国特許第510882号に開示されている
ように以下の表III 、IV、Vに示される。これらの色素
は赤外線でピーク感度を有する狭帯域を示すスペクトル
感度分布及び本発明の赤外線感度に対して要求されるよ
うな可視スペクトル領域で対応する低感度を与える。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】トリカルボシアニン色素及びそれらの合成
方法は当業者に良く知られている。知られているトリカ
ルボシアニン色素に対する合成技術は上記のようにHa
merによる「Cyanine Dyes and R
elated Compounds」、John Wi
ley & Sons社、1964年による式(II)の
色素に対して良く知られているのと同じように適用す
る。式(II)の色素の合成はまた米国特許第35823
44号及びA.I.Tolmachev等によるDok
l.Akad.Nauk SSSR,177,869−
872(1967)に記載され、それらの開示をここに
参考として引用する。
【0029】式I及びIIは好ましい実施例の例であり、
スペクトルの赤外線部分で実質的に感応するどの知られ
た感応色素も本発明の赤外線感応層に対するスペクトル
感応物として有用であり、以下の参考文献の一以上に記
載されるものを含む:米国特許第2095854号;2
095856号;2734900号;2955939
号;3482978号;3552974号;35739
21号;4975362号;5061618号;503
7734号;Hamerによる「CyanineDye
s and Related Compounds」、
John Wiley & Sons社、1964年と
同様にMeesによる「The Theory of
the Photographic Proces
s」、3rdEd(MacMillan社、1996)
pp198−201。
【0030】上記に開示された赤外線感応色素は本発明
の赤外線感応層を形成するために写真用のハロゲン化銀
乳剤に添加される。これらのハロゲン化銀乳剤はRes
earch Disclosure、 Item 17
632,1978年12月(以下にResearch
Disclosure Iと称する),Section
Iに記載されているような臭化銀、塩化銀、臭化沃化
銀、及びそれらの混合物のような知られたハロゲン化銀
のどの粒子も含みうる。ハロゲン化銀粒子はResea
rch Disclosure I,Section
I、又はResearch Disclosure I
tem22534,1983年に記載されるような球
形、立方体、又は管状粒子のような知られたどのような
型でもあり得る。より高い解像度を記録するそれらの能
力の故に本発明で望まれる低粒度画像、0.5μm又は
それ以下の等価球直径を有する微細粒子化されたハロゲ
ン化銀乳剤が特に好ましい。
【0031】当業者には良く知られているように上記に
記載された乳剤の型の全ては365nmでの紫外線照射
のような可視光線より短い波長での照射に感光すること
により現像可能となる。結果として代替実施例では乳剤
はスペクトルの短い波長領域で可視光でない光線に反応
する層を形成するために用いられる。この層はそれを支
持体の裏側にコーティングすることによりスペクトルの
可視部分に感応する層から分離される。支持体はスペク
トルの短波長領域で可視光でない光線を高度に吸収し、
裏側からなされた感光に対してはこの可視光でない光線
がスペクトルの可視部分に感応された層を感光すること
から防ぐ。
【0032】ハロゲン化銀乳剤は一般に写真要素の層と
して乳剤をコーティングする親水性のビヒクルを含む。
有用なビヒクルは蛋白質、蛋白質誘導体、セルロース誘
導体(例えばセルロースエステル)、ゼラチン(例えば
牛骨又は皮のゼラチンのようなアルカリ処理されたゼラ
チン又は豚皮ゼラチンのような酸性処理されたゼラチ
ン)、ゼラチン誘導体(例えばアセチル化ゼラチン、フ
タル酸化されたゼラチンのような)及びResearc
h Disclosure Iに記載されるその他のよ
うな自然発生的な物質の両方を含む。ビヒクル又はビヒ
クルの増量剤としてまた有用なものは親水性水透過性コ
ロイドである。これらは合成ポリマー化ペプタイザー、
キャリア、及び/又はポリ(ビニルアルコール)、ポリ
(ビニルラクタム)、アクリルアミドポリマー、ポリビ
ニルアセタル、アルキル及びスルフォアルキルアクリレ
ートのポリマー、加水分解されたポリビニルアセテー
ト、ポリアミド、ポリビニルピリジン、メタクリルアミ
ドコポリマー、及びResearch Disclos
ure Iに記載されるようなバインダーを含む。ビヒ
クルは写真乳剤で有用であると知られるどのような量で
も乳剤内に存在されうる。
【0033】乳剤はまた写真乳剤で有用であると知られ
ている添加物のどのようなものでも含みうる。これらは
活性ゼラチン、硫黄、セレン、テルル、金、白金、プラ
チナ、イリジウム、オスミウム、レニウム、燐、及びそ
れらの組み合わせのような化学的感応物を含む。化学的
感応は一般にResearch Disclosure
1975年6月、Item 13452及び米国特許
第3772031号に示されるように5から10のpA
gレベル、5から8のpHレベル、30度Cから80度
Cの温度で実施される。
【0034】他の添加物は増白剤、防曇剤、安定剤、フ
ィルター色素、吸光又は反射顔料、ゼラチン硬化剤のよ
うなビヒクル硬化剤、コーティング助剤、色素形成カプ
ラー、カプラーを放出する現像防止剤のような現像修飾
剤、カプラー放出時間的現像防止剤、漂白促進剤を含
む。これらの添加物及び乳剤及び他の写真層へのそれら
の含有方法は当業者に良く知られており、Resear
ch Disclosure I及びその中の参考文献
に開示されている。米国特許第510882号に開示さ
れているように赤外線に感光性の乳剤層の好ましい実施
例は超増感添加物として一以上のビスアジン化合物を含
む。
【0035】本発明の色素で増感されたハロゲン化銀を
含む乳剤層は他の乳剤層、ゼラチンの下塗り材層、フィ
ルター色素層、又は中間層又はオーバーコート層と同時
に又は順次にコートされ、それらの全ては写真要素に含
まれることが知られている種々の添加物を含みうる。こ
れらは防曇材、酸化された現像材除去材,DIRカプラ
ー、静電防止剤、光学的増白剤、吸光又は光散乱顔料、
その他を含む。
【0036】カラー色素形成カプラー及びそれに関係す
る種々の添加剤は当業者に良く知られており、例えばR
esearch Disclosure I Sect
ion VII 及びその中の参考文献に記載されている。
本発明の実施ではデジタルデータの現像された記録はフ
ィルムフレームの絵画的な内容を提供するデジタル及び
絵画的な記録が重複するときにさえカラー記録を見る又
はプリントするのに干渉しないように他のカラー記録の
吸収の領域で重複しないとみなされるスペクトルの領域
内でスペクトル吸収の不可視部分に対して増感される層
でカプラーにより形成される色素が必要とされる。好ま
しい実施例ではこのカプラーはその吸収が赤外線にあ
り、デジタル潜像用の現像用化学剤は当業者に良く知ら
れ、実施されている写真フィルム要素に対する標準現像
過程と互換性のある色素を形成する。
【0037】本発明で有用な画像カプラーを形成する好
ましい赤外色素は以下の表VIに示される:
【0038】
【表6】
【0039】赤外線カプラーの他のクラスもまた本発明
の目的を達成し、正確なスペクトル吸収特性は感光され
る領域又は感光されない領域のどちらかで現像された層
を介する透過された光のスペクトル又は強度に対して臨
界的である必要はない。何故ならば現像された赤外線層
により表されたデータは元々デジタルであり、従来のフ
ィルム要素の可視的なカラー記録で色素に対して要求さ
れる正確なカラーバランスに従う必要はない。
【0040】写真要素の層は当業者に良く知られた技術
を用いて支持体上にコートされる。これらの技術は浸漬
又はディップコーティング、ローラーコーティング、逆
ロールコーティング、エアナイフコーティング、ドクタ
ーブレードコーティング、ストレッチフローコーティン
グ、カーテンコーティングの少数の指定されるものを含
む。乾燥は伝導、対流、放射加熱又はその組み合わせの
ような知られた技術により加速される。
【0041】
【実施例】本発明の実施は示された特定の例を参照して
以下に説明される。しかしながら本発明はこれらの特定
の例により制限されるように構成されない。例1: 赤外線光感応写真材料 ゼラチンの下塗り材層に加えて4.89g/m2 のゲル
を含む中間層を設けられたセルローストリアセテートフ
ィルム支持体上に上記の組成下に有する2つの層はサン
プル101で示されたカラー写真赤外線光感応材料を調
製するためにコートされた。層の組成でコーティングの
量はg/m2 で示される。色素I−1の化学式は表Iに
示され、色素SD−2,SD−3,ビスアジン化合物T
−1,カプラーIR−1,IR−2,C−1,M−1,
Yel−1,溶媒S−1,S−2,硬化剤H−1の化学
式は表VII に示される。第一の層:赤外線光感応層 この層の光感応要素は立方体AgBr乳剤であり、縁の
長さが0.25μmであり、硫黄及び金で増感され、色
素I−1の4.2x10-5モル/モルAgで赤外線光に
スペクトル的に増感される。乳剤はまた超増感剤T−1
及び置換されたテトラアザインデン(tetraaza
indene)消曇剤の添加物として7.8x10-4
ル/モルAgを含む。 臭化銀乳剤 0.81(銀とし
て) 赤外線カプラーIR−1 0.86 溶媒S−1に分散される 0.86 ゼラチン 2.37第二の層:オーバーコート層 ゼラチン 0.97 つや消しビーズ 0.02 硬化剤H−1 0.12 サンプル102はサンプル101に対して表VIIIにリス
トされた第一の層でカプラーが変化することを除き上記
と同じ方法で調整される。全てのカプラーは0.86g
/m2 でコートされた。例2: 緑光感応写真材料 ゼラチンの下塗り材層に加えて4.89g/m2 のゲル
を含む中間層を設けられたセルローストリアセテートフ
ィルム支持体上に上記の組成下に有する2つの層はコー
トされた。緑光感応写真材料はサンプル201で示され
る。層の組成でコーティングの量はg/m2 で示され
る。第一の層:緑光感応層 この層の光感応要素は平板状のAgBrI乳剤であり、
直径1.05μm、厚さ0.12μmである。この乳剤
は硫黄及び金で増感され、色素SD−2の2x10-6
ル/モルAg及び色素SD−3の2x10-4モル/モル
Agで緑光にスペクトル的に増感される。 沃化臭化銀乳剤 0.81(銀とし
て) マゼンタカプラーM−1 0.86 溶媒S−2に分散される 0.43 ゼラチン 2.37第二の層:オーバーコート層 ゼラチン 0.97 つや消しビーズ 0.02 硬化剤H−1 0.12 サンプル202及び203はサンプル201に対して表
VIIIにリストされた第一の層でカプラーが変化すること
を除き上記と同じ方法で調整される。全てのカプラーは
0.86g/m2 でコートされた。
【0042】
【表7】
【0043】溶媒S−1:トリ−(2−エチルヘキシ
ル)フォスフェート 溶媒S−2:リン酸、トリス(メチルフェニル)エステ
ル 硬化剤H−1:ビス(ビニルスルフォニル)メテン このように調製された各サンプルは35mm幅の細片に
切断された。コダックWratten89Bフィルタを
介してシミュレートされた日光の光源に対してサンプル
は1秒刻みの感光を与えられた。シミュレートされた日
光の光源は米国規格協会のシミュレートされた日光AN
SI PH2.29−1987(R−1976)に準拠
する。コダックWratten89Bフィルタのスペク
トル特性は「科学及び技術用のコダックフィルタ、Pu
blication B−3」に記載されている。
【0044】感光後にサンプルはネガ画像を得るために
コダックC−41処理溶液を用いて処理された。現像処
理時間は3分15秒であった。サンプルはまたリバーサ
ル画像を得るためにコダックE−6処理溶液を用いて処
理された。しかしながら最初の現像処理時間は単一層光
感応写真材料の急速現像速度に対して補正するために標
準の6分から4分に減少された。コダック処理C−4
1,E−6はBritish Journal of
Photography Annual 1988に記
載されている。
【0045】全てのサンプルに対して状態Aの赤、緑、
青の濃度が全ての段階で測定された。スペクトル光学的
解析はまた全ての段階でなされた。状態Aの濃度を得る
ために用いられた方法はJames編集の「The T
heory of thePhotographic
Process」,4th Edition,MacM
illen,ニューヨーク、1977年のChapte
r 18に記載されている。
【0046】コダックWratten89Bフィルタを
介して1秒間の感光の後で赤外線に感光性のサンプル1
01から102はC−41,E−6の両方の写真感光度
計のスケールを形成する。しかしながら緑に感光性のサ
ンプル201から203はこれらのサンプルが赤外線感
応乳剤を含まない故に感光度計スケールを形成しない。
【0047】サンプル201から203はコダックWr
atten2CプラスWratten12フィルタ(コ
ダック出版物B−3に記載されている)を介してシミュ
レートされた日光の光源に対して1/25秒刻みの感光
されたときにそれらはC−41,E−6処理の両方の写
真感光度計のスケールを形成する。これらのフィルタは
青い光を除去するが、赤及び緑の光は透過し、故に緑に
感光する乳剤に対して感光させた。
【0048】E6処理されたフィルムのスペクトル光学
的な解析から選択されたデータは表VIIIに示される。類
似のデータはC−41処理されたフィルムから得られ、
表IXのデータを導く。
【0049】
【表8】
【0050】
【表9】
【0051】表VIII及びIXでは、λmaxは最大スペク
トル濃度の生ずる波長(ナノメートル単位)を表す。濃
度比はλmaxでのスペクトル濃度により除算された表
に示された波長でのスペクトル濃度として定義される。
本発明では赤外線カプラーは700nmより大きい又は
等しいどのような波長でのそれのスペクトル濃度比がそ
れの700nmより下の全ての波長での濃度比を越える
色素を形成するものとして定義される。そのようなカプ
ラーは赤外線センサーにより電子的に検出されうる。そ
のようなカプラーはそれの可視波長での望ましくない吸
収はそれの赤外線波長での吸収より低い赤外線吸収色素
を形成する。そのようなカプラーからの情報は容易に区
別でき、当業者に良く知られているようにシアン、マゼ
ンタ、黄色の可視画像カプラーから電子的及び/又はデ
ジタル手段により引かれる。可視波長でのこれらのカプ
ラーからの干渉情報は赤外線色素の可視波長での貢献が
より小さくなるように可視色素形成カプラーから信号外
に引かれる。理想的な赤外線カプラーは可視波長で実質
的に吸収を有さない。この場合には望ましくない吸収に
対する電子的な補正は必要とされなかった。
【0052】表VIIIと表IXに示された濃度比は赤外線カ
プラーIR−1,IR−2はカプラーC−1,M−1.
YEL−1と比較してC−41,E−6処理の両方で本
発明の赤外線カプラーの要求を満たしていることを示
す。サンプル101、102、201のスペクトル感度
分布を決定するためにサンプルは波長範囲が440nm
から840nmまでにわたる楔形(wedge)スペク
トログラフ装置上で感光される。この装置はタングステ
ン光源と0.3濃度刻みで0から3濃度単位の範囲のス
テップタブレットを含む。サンプル101、102は2
秒間感光され、一方サンプル201は1/25秒間感光
される。感光及びコダックC−41処理溶液内での処理
の後で速度がかぶり上の0.3の濃度で10nm間隔で
読み取られる。波長でのスペクトル照射での装置の変動
の補正はコンピュータによりなされた。サンプル10
1、102、201の相対スペクトル感度の対数プロッ
トは図6、7に波長に関数として示される。感光時間差
に対する概略の補正はこれらのプロットにまた含まれ
る。プロットは700nmより長い波長で赤外線に感光
性の乳剤の写真感度及び700nm以下の可視波長での
乳剤の感度のなさを示す。同様にしてサンプル201で
の緑に感光性の乳剤は可視光線に対して写真感度を示
し、赤外線光に対して感度の欠如を示す。これらのデー
タはサンプル101、102は700nm以上の波長で
赤外線光を用いることによりサンプル201と別に選択
的に感光されうることを示す。同様にして緑の光を用い
ることによりサンプル201はサンプル101又は10
2と別に選択的に感光されうる。
【0053】赤外線に感光性の乳剤はまた480nm以
下の波長で青い光に対するもとからの感度を有する。こ
の感度は光源と赤外線に感光性の層との間の中間層位置
のどこででもCarey Lea Silverのよう
な当業者に良く知られた手段により写真材料内で除去さ
れうる。代替的に青い光を画像化する層は光源と赤外線
に感光性の層との間に配置可能であり、それにより青い
光を吸収し、青い光の赤外線層に対する感光を防止す
る。
【0054】赤外線感応層の青い光での感光を防止する
更なる手段は光感光に対して全体的に低い感度を有する
赤外線感応乳剤を選択することである。この場合にはこ
の赤外線感応層を感光するのに必要な青い光の量は従来
の絵画的画像を形成するために用いられる青い光を画像
化する層を感光するために必要な光より更に多い。この
ようにして青い光を画像化する層は赤外線感応層を感光
することなしに感光されうる。赤外線感光手段により赤
外線感応乳剤を感光することはなお可能である。何故な
らばこの感光手段により用いられる赤外線光の量は赤外
線乳剤の全体的に低い感度に対して補正するよう調整さ
れうるからである。そのような低感度乳剤は0.3μm
以下の等価球直径を有する乳剤の使用を含み、感光性を
なくす金属イオンドーパントを導入し、化学的な増感過
程を調節し、感光性をなくす添加物を添加する当業者に
良く知られた技術により製造されうる。
【0055】これらの例は多層写真材料は赤外線画像カ
プラーを有する赤外線に感光性の乳剤を可視光に感光す
る従来の画像カプラーと乳剤を有する一以上の層を有す
る従来の多層写真材料に加えることにより構成されうる
ような本発明の実施を示す。この配置により情報は赤外
線光を用いて赤外線層に別に書き込まれうる。標準処理
溶液を用いる写真材料の処理の後に赤外線画像カプラー
により記録された情報は当業者に良く知られたスキャン
ニング及び処理アルゴリズムにより赤外線でない画像か
ら電子的に分離されうる。例えば色素の組から望ましく
ないスペクトル吸収を引くための方法はHuntによる
「The Reproductionof Colo
r」,4th Edition、Fonntain出版
(英国)のChapter 14に記載されている。
【0056】本発明の実施で赤外線カプラーのスペクト
ル吸収は赤外線層により記録された色素情報は写真材料
での全ての可視画像層により記録された色素情報から区
別されるために写真材料で用いられる全ての可視画像カ
プラーのそれとは異ならなければならない。赤外線層に
対する赤外線感光がデジタル情報に対する記録ドットの
ように一定であり、二値的であるような理想的な場合に
は赤外線色素の望まれない吸収はコンピュータ内に記憶
された可視波長の関数として予め決定され、可視的な波
長で画像信号から計算で引かれる。
【0057】赤外線感光が一定でない場合にはフィルム
内にある全ての色素の予め決定されたスペクトル吸収を
描く当業者に良く知られた技術が可視波長で画像信号か
ら可視波長で望まれない赤外線色素の組み合わせを引く
ように用いられる。(Hunt、Chapter 1
4)。直接見るのに適切な写真材料内での可視画像を形
成することが要求される場合には理想的には赤外線カプ
ラーは実質的に可視波長で吸収を有さない色素を作るよ
う選択される。
【0058】ほとんどの赤外線カプラーは写真材料の直
接見る特性を含む可視領域に望まれない吸収を有する色
素を形成する故に赤外線色素はその情報がスキャンされ
記録された後に除去されうる。例えば赤外線層が可視画
像層から支持対の反対側上にコートされている場合には
その画像はコダック出版物E68に記載される過マンガ
ン酸硫酸修正漂白を用いて30から60秒赤外線色素の
漂白を赤外線層のみに選択的に適用することにより除去
されうる。当該技術分野の他の全体の漂白はまた用いら
れ得る。
【0059】他の方法は写真材料から赤外線層を完全に
除去するのに用いられ得る。例えばゼラチンベースの赤
外線層はTakamine溶液を用いる酵素性分解によ
り除去される。それはまた5%ハイポクロライト溶液を
用いてまた除去される。代替的に赤外線層は有機バイン
ダー内にコートされる場合には適切な有機溶媒はバイン
ダーを溶解し、層から写真材料を洗い流す。代替的に適
切な有機溶媒はそうでなければ層はそのまま残る時に色
素を赤外線層外に吸い取る。
【0060】本発明はそれの好ましい実施例を特に参照
して詳細に説明されてきたが変更及び改善は本発明の精
神と範囲内で有効である。
【0061】
【発明の効果】本発明の利点はデジタルデータと従来の
画像の空間的に重複する記録が可能となることである。
本発明によればデジタル記録用のカメラ装置の利用者が
フィルム要素上にデジタルデータを記憶する能力を有す
るようになる。
【0062】更なる利点は利用者が従来の画像と同じ位
置に音声又はテキストのような大きな量のデジタルデー
タを記憶することが可能となり、それにより画像及びデ
ジタルデータが依然として関連することが確実になる。
本発明はデジタル記録用に最適化された付加的に感応す
る乳剤層を許容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルム要素を用いうるカメラの
平面図である。
【図2】図1のカメラの背面図である。
【図3】本発明によるフィルム要素を感光するために用
いられるリニア端エミッタ配列の構成を示す図である。
【図4】図1及び2のカメラシステムを操作するフロー
チャートを示す。
【図5】(A)のフィルム細片を示し、(B)に(A)
のBBに沿った断面領域の本発明によるフィルム要素を
示す図である。
【図6】本発明によるフィルム要素の層に対する相対的
な対数スペクトル感度を示す図である。
【図7】本発明によるフィルム要素の層に対する相対的
な対数スペクトル感度を示す図である。
【符号の説明】
10 フィルム細片 12 カラー感応上層 14 カラー感応中層 16 カラー感応下層 18 記録層 19 フィルムベース 20 フィルム領域 21 断面 30 マイクロフォン 32 赤外線信号源受信機 34 無線周波数源受信機 36 直接相互接続ポート 38 受信手段 39 選択スイッチ 40 半導体処理回路 41 感光ゲート 42 データバッファ 44 論理回路 50 リニアエミッタ配列 51 駆動回路 53 LED配列 55 ワイヤボード 64 配列前進手段 65 エンコーダトラック 66 エンコーダ読み取り器 72 バッファボタン確認 73 バッファボタン記録 74 データボタン記録 76 第一ボタン確認 82 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ ティー エス ラウ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14626, ロチェスター,セントアンドリュース・ド ライヴ 345 (72)発明者 ジョン デイヴィッド バロガ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14616, ロチェスター,ヒドゥンウッド・ドライヴ 62

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 支持層と; (b) (i) スペクトルの不可視部分の領域に感応する一以
    上の層と; (ii) スペクトルの可視領域に従来のように感応
    し、スペクトルの不可視部分に感応する層を感光する不
    可視波長により感光されない一以上の層と;を含む複数
    の層とからなり、スペクトルの不可視部分に感応する層
    は感光及び現像時従来の感応層により形成される色素に
    より実質的に吸収されない波長で画像状に光の吸収をな
    し、スペクトルの可視領域での波長に感応する層を感光
    し、現像するより実質的に少ない可視光を吸収する写真
    フィルム要素。
  2. 【請求項2】 スペクトルの不可視部分に感応する一以
    上の層はフィルムの裏側に配置される請求項1記載の写
    真フィルム要素。
  3. 【請求項3】 スペクトルの不可視部分に感応する一以
    上の層はフィルムの裏側に配置され、裏側から除去可能
    な請求項1記載の写真フィルム要素。
  4. 【請求項4】 スペクトルの不可視部分に感光可能なフ
    ィルム層は赤外線波長で画像状に感光可能なカラー記録
    を含む請求項1記載の写真フィルム要素。
  5. 【請求項5】 スペクトルの不可視部分により感光可能
    なフィルム層は現像時にスペクトルの可視領域で光を実
    質的に透過する既に感光されたスペクトルの赤外線部分
    を吸収する色素を形成する請求項1記載の写真フィルム
    要素。
  6. 【請求項6】 スペクトルの不可視部分により感光可能
    なフィルム層は赤外線波長で画像状に感光可能な記録を
    含み、これは感光及び現像時に赤外線波長で光を画像状
    に吸収する請求項1記載の写真フィルム要素。
  7. 【請求項7】 スペクトルの不可視部分により感光可能
    なフィルム層は感光及び現像時に、可視光により感光さ
    れうるこれらの層のみにより可視光の吸収が実質的に近
    似されるように、スペクトルの可視部分でフィルム要素
    全体により光の吸収から差し引かれうるスペクトルの可
    視部分での光の吸収を生ずる請求項1記載の写真フィル
    ム要素。
JP8010342A 1995-01-25 1996-01-24 デジタル及び絵画画像を重複して記録するための写真フィルム要素 Pending JPH08248558A (ja)

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