JP2002098945A - 液晶装置、液晶装置用遮光シート及び液晶装置の製造方法 - Google Patents
液晶装置、液晶装置用遮光シート及び液晶装置の製造方法Info
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- JP2002098945A JP2002098945A JP2000287542A JP2000287542A JP2002098945A JP 2002098945 A JP2002098945 A JP 2002098945A JP 2000287542 A JP2000287542 A JP 2000287542A JP 2000287542 A JP2000287542 A JP 2000287542A JP 2002098945 A JP2002098945 A JP 2002098945A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光源からの光漏れを防止するための遮光テー
プの貼り付け工程及びバックライトと液晶パネルとを接
着するための両面接着テープの貼り付け工程を同時に行
って作業性を向上させる。 【解決手段】 遮光性両面接着テープ１０１は、基材と
してのＰＥＴフィルム５と、このＰＥＴフィルム５の一
方の面に形成された遮光層４と、これらＰＥＴフィルム
５及び遮光層４を挟むように配置された第１の接着層３
及び第２の接着層６とから構成される。液晶装置用遮光
シート１は、遮光性両面接着テープ１０１を挟むように
第１の離形シート２及び第２の離形シート７が配置され
て構成される。液晶装置用遮光シート１は、液晶装置の
液晶パネルとバックライトとを貼り合わせる製造工程中
に用いられ、遮光性両面接着テープ１０１の状態で液晶
パネルとバックライトとは貼り合わされる。
プの貼り付け工程及びバックライトと液晶パネルとを接
着するための両面接着テープの貼り付け工程を同時に行
って作業性を向上させる。 【解決手段】 遮光性両面接着テープ１０１は、基材と
してのＰＥＴフィルム５と、このＰＥＴフィルム５の一
方の面に形成された遮光層４と、これらＰＥＴフィルム
５及び遮光層４を挟むように配置された第１の接着層３
及び第２の接着層６とから構成される。液晶装置用遮光
シート１は、遮光性両面接着テープ１０１を挟むように
第１の離形シート２及び第２の離形シート７が配置され
て構成される。液晶装置用遮光シート１は、液晶装置の
液晶パネルとバックライトとを貼り合わせる製造工程中
に用いられ、遮光性両面接着テープ１０１の状態で液晶
パネルとバックライトとは貼り合わされる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶装置の技術分野
に属し、特に液晶パネルとバックライトとの接着工程の
技術分野に属する。
に属し、特に液晶パネルとバックライトとの接着工程の
技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】従来の液晶装置の構造について図８およ
び図９を用いて説明する。図８は、液晶装置の分解概略
斜視図である。図９は、遮光テープ、ＬＥＤ、両面接着
テープとバックライトとの位置関係を示すものである。
び図９を用いて説明する。図８は、液晶装置の分解概略
斜視図である。図９は、遮光テープ、ＬＥＤ、両面接着
テープとバックライトとの位置関係を示すものである。
【０００３】液晶装置２００は、液晶パネル１０と、こ
の液晶パネル１０に対して光を照射するバックライト２
０１とから主に構成される。液晶パネル１０は、基板２
１と基板２２との間に液晶層（図示せず）を挟持して構
成される。バックライト２０１、詳細にはサイドライト
型バックライトは、液晶パネル１０に隣接して配置され
液晶パネル１０と概略同じ大きさからなる導光板１１
と、この導光板１１の端部に配置された光源としてのＬ
ＥＤ（発光素子）１２とから主に構成される。導光板１
１はＬＥＤ１２からの光を導き拡散するために用いら
れ、導光板１１により拡散された光は面光源として液晶
パネルへ照射される。
の液晶パネル１０に対して光を照射するバックライト２
０１とから主に構成される。液晶パネル１０は、基板２
１と基板２２との間に液晶層（図示せず）を挟持して構
成される。バックライト２０１、詳細にはサイドライト
型バックライトは、液晶パネル１０に隣接して配置され
液晶パネル１０と概略同じ大きさからなる導光板１１
と、この導光板１１の端部に配置された光源としてのＬ
ＥＤ（発光素子）１２とから主に構成される。導光板１
１はＬＥＤ１２からの光を導き拡散するために用いら
れ、導光板１１により拡散された光は面光源として液晶
パネルへ照射される。
【０００４】図８および図９に示すように、液晶パネル
１０とバックライト２０１の導光板１１とは、例えば外
周部の四隅に設けられた両面接着テープ１０５により接
着固定されている。更に、液晶パネル１０に対するＬＥ
Ｄ１２からの光の漏れを防止するために、液晶パネル１
０とバックライト２０１との間には、ＬＥＤ１２に対応
した位置に遮光テープ１０４が設けられている。
１０とバックライト２０１の導光板１１とは、例えば外
周部の四隅に設けられた両面接着テープ１０５により接
着固定されている。更に、液晶パネル１０に対するＬＥ
Ｄ１２からの光の漏れを防止するために、液晶パネル１
０とバックライト２０１との間には、ＬＥＤ１２に対応
した位置に遮光テープ１０４が設けられている。
【０００５】このような液晶装置２００の製造方法にお
いては、バックライト２０１に遮光テープ１０４および
両面接着テープ１０５をそれぞれ貼り付けた後、バック
ライト２０１上に液晶パネル１０を載置して両面接着テ
ープ１０５を介してバックライト２０１と液晶パネル１
０とを接着固定している。
いては、バックライト２０１に遮光テープ１０４および
両面接着テープ１０５をそれぞれ貼り付けた後、バック
ライト２０１上に液晶パネル１０を載置して両面接着テ
ープ１０５を介してバックライト２０１と液晶パネル１
０とを接着固定している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
液晶装置の製造においては、遮光テープ１０４と両面接
着テープ１０５それぞれの貼り付け工程が別々に行わ
れ、更にはそれぞれのテープの位置合わせをテープ毎に
行う必要があるため作業性が非常に悪かった。
液晶装置の製造においては、遮光テープ１０４と両面接
着テープ１０５それぞれの貼り付け工程が別々に行わ
れ、更にはそれぞれのテープの位置合わせをテープ毎に
行う必要があるため作業性が非常に悪かった。
【０００７】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、光源からの光漏れを防止するた
めの遮光テープの貼り付け工程及びバックライトと液晶
パネルとを接着するための両面接着テープの貼り付け工
程を同時に行って作業性を向上させることができる液晶
装置、液晶装置用遮光シート及び液晶装置の製造方法を
提供することを目的とする。
になされたものであり、光源からの光漏れを防止するた
めの遮光テープの貼り付け工程及びバックライトと液晶
パネルとを接着するための両面接着テープの貼り付け工
程を同時に行って作業性を向上させることができる液晶
装置、液晶装置用遮光シート及び液晶装置の製造方法を
提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明は以下のような構成を採用している。
るため、本発明は以下のような構成を採用している。
【０００９】本発明の液晶装置は、第１の基板と第２の
基板間に液晶を挟持した液晶パネルと、前記第１の基板
側に前記液晶パネルと隣りあって配置され、導光板と該
導光板の端面に沿って配置された光源とを有するバック
ライトと、前記バックライトと前記液晶パネルとの間に
配置され、少なくとも前記光源に対応した遮光層と前記
遮光層を挟むように設けられた前記液晶パネルの外周部
にほぼ対応した額縁状の第１の接着層及び第２の接着層
とを有する遮光性両面接着シートとを具備することを特
徴とする。
基板間に液晶を挟持した液晶パネルと、前記第１の基板
側に前記液晶パネルと隣りあって配置され、導光板と該
導光板の端面に沿って配置された光源とを有するバック
ライトと、前記バックライトと前記液晶パネルとの間に
配置され、少なくとも前記光源に対応した遮光層と前記
遮光層を挟むように設けられた前記液晶パネルの外周部
にほぼ対応した額縁状の第１の接着層及び第２の接着層
とを有する遮光性両面接着シートとを具備することを特
徴とする。
【００１０】本発明のこのような構成によれば、遮光性
両面接着シートを用いることにより、光源からの光もれ
が遮光されて液晶装置の表示特性が向上し、かつ液晶パ
ネルとバックライトとが接着固定されて両者の位置ずれ
が生じることがない。また、光源からの光もれを遮光す
る遮光機能と、液晶パネルとバックライトとを接着する
接着機能とを有する遮光性両面接着シートを用いること
により、従来のように遮光テープと両面接着テープを別
々に用意する必要がなく部品数を削減することができ
る。また、遮光テープと両面接着テープをそれぞれ用い
る場合では、それぞれのテープの貼りつけ時に位置合わ
せが必要であったため、一つのテープが位置ずれをして
しまっただけで不良品となってしまうことがあった。こ
れに対し、本発明の液晶装置の構造においては、遮光基
板と両面接着機能とが一体化した１枚の遮光性両面接着
シートを用いるので、1回の位置合わせだけで済み、不
良の発生率が減少した。また、第１の接着層及び第２の
接着層は、液晶パネルの外周部にほぼ対応した額縁状に
形成されているため、液晶装置の表示領域中に接着層が
位置することがない。従って、第１の接着層及び第２の
接着層が表示領域中に位置することによるバックライト
から液晶パネルへ照射される光の損失がなく、バックラ
イトからの光の利用効率が良い。
両面接着シートを用いることにより、光源からの光もれ
が遮光されて液晶装置の表示特性が向上し、かつ液晶パ
ネルとバックライトとが接着固定されて両者の位置ずれ
が生じることがない。また、光源からの光もれを遮光す
る遮光機能と、液晶パネルとバックライトとを接着する
接着機能とを有する遮光性両面接着シートを用いること
により、従来のように遮光テープと両面接着テープを別
々に用意する必要がなく部品数を削減することができ
る。また、遮光テープと両面接着テープをそれぞれ用い
る場合では、それぞれのテープの貼りつけ時に位置合わ
せが必要であったため、一つのテープが位置ずれをして
しまっただけで不良品となってしまうことがあった。こ
れに対し、本発明の液晶装置の構造においては、遮光基
板と両面接着機能とが一体化した１枚の遮光性両面接着
シートを用いるので、1回の位置合わせだけで済み、不
良の発生率が減少した。また、第１の接着層及び第２の
接着層は、液晶パネルの外周部にほぼ対応した額縁状に
形成されているため、液晶装置の表示領域中に接着層が
位置することがない。従って、第１の接着層及び第２の
接着層が表示領域中に位置することによるバックライト
から液晶パネルへ照射される光の損失がなく、バックラ
イトからの光の利用効率が良い。
【００１１】また、前記遮光層は、前記液晶パネルの外
周部にほぼ対応した額縁状を有することを特徴とする。
このような構成によれば、光源に対応した領域だけでな
く、液晶パネルの外周部に対応して遮光層を設けること
により、光源が配置されていない領域の光漏れをも防止
することができ液晶装置の表示特性が向上する。また、
この構造の場合、遮光層により液晶装置の表示領域が決
定される。
周部にほぼ対応した額縁状を有することを特徴とする。
このような構成によれば、光源に対応した領域だけでな
く、液晶パネルの外周部に対応して遮光層を設けること
により、光源が配置されていない領域の光漏れをも防止
することができ液晶装置の表示特性が向上する。また、
この構造の場合、遮光層により液晶装置の表示領域が決
定される。
【００１２】また、前記遮光層、前記第１の接着層及び
前記第２の接着層は、同一の形状を有することを特徴と
する。このように、第１の接着層及び第２の接着層のそ
れぞれの形状を遮光層の形状と同一とすることにより、
第１の接着層及び第２の接着層が表示領域に位置するこ
とがない。従って、第１の接着層及び第２の接着層が表
示領域中に位置することによるバックライトから液晶パ
ネルへ照射される光の損失がない。
前記第２の接着層は、同一の形状を有することを特徴と
する。このように、第１の接着層及び第２の接着層のそ
れぞれの形状を遮光層の形状と同一とすることにより、
第１の接着層及び第２の接着層が表示領域に位置するこ
とがない。従って、第１の接着層及び第２の接着層が表
示領域中に位置することによるバックライトから液晶パ
ネルへ照射される光の損失がない。
【００１３】また、前記遮光性両面接着シートは、前記
第１の接着層と前記遮光層との間、前記第２の接着層と
前記遮光層との間の少なくとも一方に配置された基材を
有することを特徴とする。このように、遮光性両面接着
シートに基材が介在していても良い。例えば、遮光性両
面接着シートの製造において、ＰＥＴ（ポリエチレンテ
レフタレート）フィルムなどの基材の一方の面に遮光層
を形成し、更に基材および遮光層を挟むように一対の接
着層を形成する場合、このような構造となる。
第１の接着層と前記遮光層との間、前記第２の接着層と
前記遮光層との間の少なくとも一方に配置された基材を
有することを特徴とする。このように、遮光性両面接着
シートに基材が介在していても良い。例えば、遮光性両
面接着シートの製造において、ＰＥＴ（ポリエチレンテ
レフタレート）フィルムなどの基材の一方の面に遮光層
を形成し、更に基材および遮光層を挟むように一対の接
着層を形成する場合、このような構造となる。
【００１４】また、前記基材は、前記液晶パネルの外周
部にほぼ対応した額縁状を有することを特徴とする。こ
のような構成によれば、基材は表示領域中に位置するこ
とがないので、基材が表示領域中に位置することによる
バックライトから液晶パネルへ照射される光の損失がな
く、バックライトからの光の利用効率が良い。
部にほぼ対応した額縁状を有することを特徴とする。こ
のような構成によれば、基材は表示領域中に位置するこ
とがないので、基材が表示領域中に位置することによる
バックライトから液晶パネルへ照射される光の損失がな
く、バックライトからの光の利用効率が良い。
【００１５】また、前記導光板を収納する枠を更に具備
し、前記光源は前記枠に固定配置されていることを特徴
とする。このような構成によれば、枠により導光板と光
源との位置関係がほぼ固定化される。
し、前記光源は前記枠に固定配置されていることを特徴
とする。このような構成によれば、枠により導光板と光
源との位置関係がほぼ固定化される。
【００１６】本発明の液晶装置用遮光シートは、ほぼ矩
形の額縁状の第１の接着層と、ほぼ矩形の額縁状の第２
の接着層と、前記第１の接着層と前記第２の接着層との
間に配置され、前記矩形の少なくとも一辺に沿って配置
された遮光層とを具備することを特徴とする。
形の額縁状の第１の接着層と、ほぼ矩形の額縁状の第２
の接着層と、前記第１の接着層と前記第２の接着層との
間に配置され、前記矩形の少なくとも一辺に沿って配置
された遮光層とを具備することを特徴とする。
【００１７】本発明のこのような構成によれば、光源か
らの光もれを遮光する遮光機能と、液晶パネルとバック
ライトとを接着する接着機能の双方を有する液晶装置用
遮光シートを得ることができる。このような構成の液晶
装置用遮光シートを液晶装置の製造に用いることによ
り、従来のように遮光テープと両面接着テープを別々に
用いる必要がなく、作業性が向上する。
らの光もれを遮光する遮光機能と、液晶パネルとバック
ライトとを接着する接着機能の双方を有する液晶装置用
遮光シートを得ることができる。このような構成の液晶
装置用遮光シートを液晶装置の製造に用いることによ
り、従来のように遮光テープと両面接着テープを別々に
用いる必要がなく、作業性が向上する。
【００１８】また、前記遮光層は額縁状を有することを
特徴とする。また、前記遮光層、前記第１の接着層及び
前記第２の接着層は同一の形状を有することを特徴とす
る。このように遮光層を額縁状に形成しても良く、遮光
層、第１の接着層及び第２の接着層を同一形状とするこ
ともできる。
特徴とする。また、前記遮光層、前記第１の接着層及び
前記第２の接着層は同一の形状を有することを特徴とす
る。このように遮光層を額縁状に形成しても良く、遮光
層、第１の接着層及び第２の接着層を同一形状とするこ
ともできる。
【００１９】また、前記第１の接着層に隣接し、前記第
１の接着層を介して前記遮光層と対向して配置された第
１の離形シートを更に具備することを特徴とする。この
ような構成によれば、第１の接着層の接着部分が露出さ
れることがない。
１の接着層を介して前記遮光層と対向して配置された第
１の離形シートを更に具備することを特徴とする。この
ような構成によれば、第１の接着層の接着部分が露出さ
れることがない。
【００２０】また、前記第１の離形シートは、透明であ
ることを特徴とする。このような構成によれば、第１の
離形シートを通して遮光層の形状を把握することができ
るので、液晶装置の製造に用いる場合、作業性が良い。
ることを特徴とする。このような構成によれば、第１の
離形シートを通して遮光層の形状を把握することができ
るので、液晶装置の製造に用いる場合、作業性が良い。
【００２１】また、前記第１の離形シートは、端部に前
記第１の接着層に接しない突起部を有することを特徴と
する。このような構成によれば、突起部を用いて第１の
離形シートを容易に剥がすことができる。
記第１の接着層に接しない突起部を有することを特徴と
する。このような構成によれば、突起部を用いて第１の
離形シートを容易に剥がすことができる。
【００２２】また、前記第２の接着層に隣接し、前記第
２の接着層を介して前記遮光層と対向して配置された第
２の離形シートを更に具備することを特徴とする。この
ような構成によれば、第２の接着層の接着部分が露出さ
れることがない。
２の接着層を介して前記遮光層と対向して配置された第
２の離形シートを更に具備することを特徴とする。この
ような構成によれば、第２の接着層の接着部分が露出さ
れることがない。
【００２３】また、前記第２の離形シートは、紙からな
ることを特徴とする。このような構成によれば、例えば
第１の離形シートを透明フィルムで形成する場合には、
液晶装置用遮光シートの表裏の色の違いにより表裏の判
断を容易に行なうことができる。
ることを特徴とする。このような構成によれば、例えば
第１の離形シートを透明フィルムで形成する場合には、
液晶装置用遮光シートの表裏の色の違いにより表裏の判
断を容易に行なうことができる。
【００２４】また、前記第２の離形シートは、その端部
に前記第２の接着層に接しない突起部を有することを特
徴とする。このような構成によれば、突起部を用いて第
１の離形シートを容易に剥がすことができる。
に前記第２の接着層に接しない突起部を有することを特
徴とする。このような構成によれば、突起部を用いて第
１の離形シートを容易に剥がすことができる。
【００２５】また、前記第１の接着層と前記遮光層との
間、前記第２の接着層と前記遮光層との間の少なくとも
一方には、基材が配置されていることを特徴とする。こ
のように、基材が介在されていても良い。例えば、遮光
性両面接着シートの製造において、ＰＥＴフィルムなど
の基材の一方の面に遮光層を形成し、更に基材および遮
光層を挟むように一対の接着層を形成する場合、このよ
うな構造となる。
間、前記第２の接着層と前記遮光層との間の少なくとも
一方には、基材が配置されていることを特徴とする。こ
のように、基材が介在されていても良い。例えば、遮光
性両面接着シートの製造において、ＰＥＴフィルムなど
の基材の一方の面に遮光層を形成し、更に基材および遮
光層を挟むように一対の接着層を形成する場合、このよ
うな構造となる。
【００２６】本発明の液晶装置の製造方法は、ほぼ矩形
の額縁状の第１の接着層と、ほぼ矩形の額縁状の第２の
接着層と、前記第１の接着層と前記第２の接着層との間
に配置され前記矩形の少なくとも一辺に沿って配置され
た遮光層とを有する遮光性両面接着シートと、該遮光性
両面接着シートを挟むように配置された前記第１の接着
層に隣接した第１の離形シート及び前記第２の接着層に
隣接した第２の離形シートとを具備する液晶装置用遮光
シートの前記第２の離形シートを剥がす工程と、前記第
２の接着層と、導光板と該導光板の端面に沿って配置さ
れた光源とを有するバックライトとが接し、かつ前記遮
光層が前記光源に対応するように前記液晶装置用遮光シ
ートを配置して、前記バックライトと前記液晶装置用遮
光シートとを接着させる工程と、前記液晶装置用遮光シ
ートの前記第１の離形シートを剥がし、前記バックライ
ト上に前記遮光性両面接着シートを配置する工程と、前
記第１の接着層と液晶パネルとが接するように該液晶パ
ネルを配置して、前記遮光性両面接着シートを介して前
記バックライトと前記液晶パネルとを接着させる工程と
を具備することを特徴とする。
の額縁状の第１の接着層と、ほぼ矩形の額縁状の第２の
接着層と、前記第１の接着層と前記第２の接着層との間
に配置され前記矩形の少なくとも一辺に沿って配置され
た遮光層とを有する遮光性両面接着シートと、該遮光性
両面接着シートを挟むように配置された前記第１の接着
層に隣接した第１の離形シート及び前記第２の接着層に
隣接した第２の離形シートとを具備する液晶装置用遮光
シートの前記第２の離形シートを剥がす工程と、前記第
２の接着層と、導光板と該導光板の端面に沿って配置さ
れた光源とを有するバックライトとが接し、かつ前記遮
光層が前記光源に対応するように前記液晶装置用遮光シ
ートを配置して、前記バックライトと前記液晶装置用遮
光シートとを接着させる工程と、前記液晶装置用遮光シ
ートの前記第１の離形シートを剥がし、前記バックライ
ト上に前記遮光性両面接着シートを配置する工程と、前
記第１の接着層と液晶パネルとが接するように該液晶パ
ネルを配置して、前記遮光性両面接着シートを介して前
記バックライトと前記液晶パネルとを接着させる工程と
を具備することを特徴とする。
【００２７】本発明のこのような構成によれば、光源か
らの光もれを遮光する遮光機能と、液晶パネルとバック
ライトとを接着する接着機能の双方を有する液晶装置用
遮光シートを用いることにより、従来別々に行なわれて
いた遮光テープの貼りつけ工程と両面接着テープと貼り
つけ工程とを一度に行なうことができ、作業性が向上す
る。更に、従来では、各テープの貼りつけ毎にバックラ
イトに対するテープの位置合わせを行なう必要があった
が、本発明においては位置合わせが一度だけでよく、作
業性が向上し、常に安定した製品特性の液晶装置を容易
に製造することができる。
らの光もれを遮光する遮光機能と、液晶パネルとバック
ライトとを接着する接着機能の双方を有する液晶装置用
遮光シートを用いることにより、従来別々に行なわれて
いた遮光テープの貼りつけ工程と両面接着テープと貼り
つけ工程とを一度に行なうことができ、作業性が向上す
る。更に、従来では、各テープの貼りつけ毎にバックラ
イトに対するテープの位置合わせを行なう必要があった
が、本発明においては位置合わせが一度だけでよく、作
業性が向上し、常に安定した製品特性の液晶装置を容易
に製造することができる。
【００２８】また、前記第１の離形シートは透明である
ことを特徴とする。このような構成によれば、液晶装置
用遮光シートをバックライトに貼りつける際、第１の離
形シートを介して、遮光性両面接着シートの形状を明瞭
に識別することができる。このため、バックライトと遮
光性両面接着シートとの位置合わせを、容易にかつ確実
に行なうことができる。
ことを特徴とする。このような構成によれば、液晶装置
用遮光シートをバックライトに貼りつける際、第１の離
形シートを介して、遮光性両面接着シートの形状を明瞭
に識別することができる。このため、バックライトと遮
光性両面接着シートとの位置合わせを、容易にかつ確実
に行なうことができる。
【００２９】また、前記導光板を収納する枠を更に具備
し、前記光源は前記枠に固定配置されていることを特徴
とする。このような構成によれば、枠により導光板と光
源との位置関係がほぼ固定化される。
し、前記光源は前記枠に固定配置されていることを特徴
とする。このような構成によれば、枠により導光板と光
源との位置関係がほぼ固定化される。
【００３０】また、前記第１の離形シートは、端部に前
記第１の接着層に接しない突起部を有し、前記第１の離
形シートを剥がす工程において、前記突起部を用いて前
記第１の離形シートを剥がすことを特徴とする。このよ
うに、突起部を設けることにより、容易に第１の離形シ
ートを剥がすことができ、作業性が向上する。
記第１の接着層に接しない突起部を有し、前記第１の離
形シートを剥がす工程において、前記突起部を用いて前
記第１の離形シートを剥がすことを特徴とする。このよ
うに、突起部を設けることにより、容易に第１の離形シ
ートを剥がすことができ、作業性が向上する。
【００３１】また、前記第１の離形シートは矩形状を有
することを特徴とする。このような構成によれば、第１
の離形シートは真中がくりぬかれていない全面にシート
が存在する状態であるので、第１の離形シートが剥がさ
れるまで、額縁状の遮光性両面接着シートの形状は良好
に保たれる。
することを特徴とする。このような構成によれば、第１
の離形シートは真中がくりぬかれていない全面にシート
が存在する状態であるので、第１の離形シートが剥がさ
れるまで、額縁状の遮光性両面接着シートの形状は良好
に保たれる。
【００３２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 （液晶装置用遮光シートの構造）図１及び図２を用いて
本発明の一実施形態である液晶装置用遮光シートについ
て説明する。図１は、液晶装置用遮光シートの分解斜視
図である。図２は、図１の線Ａ−Ａ'で切断した場合の
液晶装置用遮光シートの部分断面図である。液晶装置用
遮光シート１は、後述する液晶装置の製造工程中用いら
れるものであり、液晶パネルとバックライトとを接着固
定し、かつ光源からの光漏れを防止する遮光の機能を兼
ね備えたものである。
に基づいて説明する。 （液晶装置用遮光シートの構造）図１及び図２を用いて
本発明の一実施形態である液晶装置用遮光シートについ
て説明する。図１は、液晶装置用遮光シートの分解斜視
図である。図２は、図１の線Ａ−Ａ'で切断した場合の
液晶装置用遮光シートの部分断面図である。液晶装置用
遮光シート１は、後述する液晶装置の製造工程中用いら
れるものであり、液晶パネルとバックライトとを接着固
定し、かつ光源からの光漏れを防止する遮光の機能を兼
ね備えたものである。
【００３３】図１及び図２に示すように、液晶装置用遮
光シート１は、第１の離形シート２、第１の接着層３、
遮光層４、第２の接着層５、第２の接着層６、第２の離
形シート７が隣接し積層されて構成される。
光シート１は、第１の離形シート２、第１の接着層３、
遮光層４、第２の接着層５、第２の接着層６、第２の離
形シート７が隣接し積層されて構成される。
【００３４】第１の離形シート２及び第２の離形シート
７はそれぞれ第１の接着層３及び第２の接着層６と離間
可能であり、液晶装置用遮光シート１から第１の離形シ
ート２及び第２の離形シート７を剥がすことにより第１
の接着層３及び第２の接着層６が露出される。すなわ
ち、液晶装置用遮光シート１の第１の離形シート２及び
第２の離形シート７を剥がすことにより、遮光層４を挟
むように第１の接着層３と第２の接着層６が配置されて
なる遮光性両面接着シート１０１を得ることができる。
この遮光性両面接着シート１０１は、液晶装置としたと
きに液晶パネルと導光板とを接着し、かつ光源からの光
漏れを防止する機能を有する。更に、第１の離形シート
２及び第２の離形シート７は、それぞれ端部に突起部２
ａ、７ａを有している。これら突起部２ａ、７ａはいず
れも第１の接着層３、第２の接着層とは接触しておら
ず、これら突起部２ａ、７ａを用いることにより、容易
に第１の離形シート２及び第２の離形シート７を剥がす
ことができる。また、液晶装置用遮光シート１の状態
で、突起部２ａ及び突起部７ａが完全に重ならないよう
にそれぞれの突起部を設けることにより、どちらの離形
シートの突起部であるかを容易に判断することができ
る。
７はそれぞれ第１の接着層３及び第２の接着層６と離間
可能であり、液晶装置用遮光シート１から第１の離形シ
ート２及び第２の離形シート７を剥がすことにより第１
の接着層３及び第２の接着層６が露出される。すなわ
ち、液晶装置用遮光シート１の第１の離形シート２及び
第２の離形シート７を剥がすことにより、遮光層４を挟
むように第１の接着層３と第２の接着層６が配置されて
なる遮光性両面接着シート１０１を得ることができる。
この遮光性両面接着シート１０１は、液晶装置としたと
きに液晶パネルと導光板とを接着し、かつ光源からの光
漏れを防止する機能を有する。更に、第１の離形シート
２及び第２の離形シート７は、それぞれ端部に突起部２
ａ、７ａを有している。これら突起部２ａ、７ａはいず
れも第１の接着層３、第２の接着層とは接触しておら
ず、これら突起部２ａ、７ａを用いることにより、容易
に第１の離形シート２及び第２の離形シート７を剥がす
ことができる。また、液晶装置用遮光シート１の状態
で、突起部２ａ及び突起部７ａが完全に重ならないよう
にそれぞれの突起部を設けることにより、どちらの離形
シートの突起部であるかを容易に判断することができ
る。
【００３５】また、第１の離形シート２は例えば透明フ
ィルムから構成され、第２の離形シート７は紙から構成
される。このように、第１の離形シート２及び第２の離
形シート７を異なる材質から構成することにより、液晶
装置用遮光シート１の表裏の判断を容易に行うことがで
きる。更に、後述の液晶装置の製造方法で詳細に説明す
るが、第１の離形シート２として透明のシートを用いる
ことにより、バックライトと液晶パネルとの接着工程に
おいて、バックライトと液晶装置用遮光シート１の位置
合わせを容易に行うことができる。
ィルムから構成され、第２の離形シート７は紙から構成
される。このように、第１の離形シート２及び第２の離
形シート７を異なる材質から構成することにより、液晶
装置用遮光シート１の表裏の判断を容易に行うことがで
きる。更に、後述の液晶装置の製造方法で詳細に説明す
るが、第１の離形シート２として透明のシートを用いる
ことにより、バックライトと液晶パネルとの接着工程に
おいて、バックライトと液晶装置用遮光シート１の位置
合わせを容易に行うことができる。
【００３６】また、第１の接着層３、遮光層４、ＰＥＴ
フィルム５、第２の接着層６はいずれも真中がくりぬか
れたほぼ矩形の額縁形状を有しているが、第１の離形シ
ート２は真中がくりぬかれていないほぼ矩形状を有して
いる。このように、遮光性両面接着シート１０１を挟む
一対の離形シート２及び７の少なくとも一方に、真中が
くりぬかれていない全面にシートが存在する状態のシー
トを用いることにより、液晶装置用遮光シート１の強度
が向上し、遮光性両面接着シート１０１の形状を良好に
保持することができる。また、液晶装置の製造工程中、
第１の離形シート２が第２の離形シート７よりも後に剥
がされる場合、第１の離形シート２が剥がされるまで第
１の離形シート２により遮光性両面接着シート１０１の
形状は良好に保持される。
フィルム５、第２の接着層６はいずれも真中がくりぬか
れたほぼ矩形の額縁形状を有しているが、第１の離形シ
ート２は真中がくりぬかれていないほぼ矩形状を有して
いる。このように、遮光性両面接着シート１０１を挟む
一対の離形シート２及び７の少なくとも一方に、真中が
くりぬかれていない全面にシートが存在する状態のシー
トを用いることにより、液晶装置用遮光シート１の強度
が向上し、遮光性両面接着シート１０１の形状を良好に
保持することができる。また、液晶装置の製造工程中、
第１の離形シート２が第２の離形シート７よりも後に剥
がされる場合、第１の離形シート２が剥がされるまで第
１の離形シート２により遮光性両面接着シート１０１の
形状は良好に保持される。
【００３７】ここでは、第２の離形シート２は真中がく
りぬかれたほぼ矩形の額縁形状を有しているが、第２の
離形シート２を第１の離形シート２と同様に真中がくり
ぬかれていないほぼ矩形状としてもよく、少なくとも第
２の接着層６が覆われる形状であればよい。
りぬかれたほぼ矩形の額縁形状を有しているが、第２の
離形シート２を第１の離形シート２と同様に真中がくり
ぬかれていないほぼ矩形状としてもよく、少なくとも第
２の接着層６が覆われる形状であればよい。
【００３８】遮光層４は、基材であるＰＥＴフィルム３
の一方の面に黒色物質を印刷することにより形成され
る。遮光層４は、遮光性両面接着シート１０１が液晶装
置に組み込まれた際に、少なくとも液晶装置の光源に対
応して配置され光源を覆っていればよく、ここでは矩形
の額縁形状を有している。このように額縁形状とするこ
とにより、液晶装置としたときに光源が配置されていな
い部分の光漏れをも防止することができ表示特性が向上
する。尚、遮光層４により区画された領域は、液晶装置
としたときの液晶装置の表示領域にほぼ対応している。
の一方の面に黒色物質を印刷することにより形成され
る。遮光層４は、遮光性両面接着シート１０１が液晶装
置に組み込まれた際に、少なくとも液晶装置の光源に対
応して配置され光源を覆っていればよく、ここでは矩形
の額縁形状を有している。このように額縁形状とするこ
とにより、液晶装置としたときに光源が配置されていな
い部分の光漏れをも防止することができ表示特性が向上
する。尚、遮光層４により区画された領域は、液晶装置
としたときの液晶装置の表示領域にほぼ対応している。
【００３９】図１及び図２に示すように、第１の接着層
３は遮光層４と隣接して形成され、第２の接着層６は、
基材であるＰＥＴフィルム５の遮光層４が印刷されてい
ない面に形成される。第１の接着層３、ＰＥＴフィルム
５及び第2の接着層６は、いずれも遮光層４と同一形状
を有している。これにより、液晶装置としたときに表示
領域となる領域に第１の接着層３、ＰＥＴフィルム５及
び第2の接着層６が存在しないこととなるので、これら
層の存在によるバックライトから液晶パネルに対して照
射される光の損失がなく、バックライトからの光を効率
良く用いることができる。
３は遮光層４と隣接して形成され、第２の接着層６は、
基材であるＰＥＴフィルム５の遮光層４が印刷されてい
ない面に形成される。第１の接着層３、ＰＥＴフィルム
５及び第2の接着層６は、いずれも遮光層４と同一形状
を有している。これにより、液晶装置としたときに表示
領域となる領域に第１の接着層３、ＰＥＴフィルム５及
び第2の接着層６が存在しないこととなるので、これら
層の存在によるバックライトから液晶パネルに対して照
射される光の損失がなく、バックライトからの光を効率
良く用いることができる。
【００４０】（液晶装置の構造）次に、上述した液晶装
置用遮光シートを用いて形成された液晶装置の構造につ
いて図３〜図５を用いて説明する。図３は、液晶装置２
００の分解概略斜視図である。図４は、光源としてのＬ
ＥＤ１２と遮光性両面接着シート１０１との位置関係を
示した平面図である。図５は、液晶装置２００のＬＥＤ
１２付近の部分断面図である。
置用遮光シートを用いて形成された液晶装置の構造につ
いて図３〜図５を用いて説明する。図３は、液晶装置２
００の分解概略斜視図である。図４は、光源としてのＬ
ＥＤ１２と遮光性両面接着シート１０１との位置関係を
示した平面図である。図５は、液晶装置２００のＬＥＤ
１２付近の部分断面図である。
【００４１】図３及び図５に示すように、液晶装置２０
０は、液晶パネル１０と、この液晶パネル１０に対して
光を照射するバックライト２０１とから主に構成され
る。
０は、液晶パネル１０と、この液晶パネル１０に対して
光を照射するバックライト２０１とから主に構成され
る。
【００４２】液晶パネル１０は、基板２１と、基板２２
と、これら２枚の基板間に挟持された液晶層（図示せ
ず）と、２枚の基板を挟むように配置された一対の偏光
板２３を具備する。
と、これら２枚の基板間に挟持された液晶層（図示せ
ず）と、２枚の基板を挟むように配置された一対の偏光
板２３を具備する。
【００４３】バックライト２０１は、液晶パネル１０の
基板２２に隣りあって配置され、液晶パネル１０と概略
同じ大きさからなる導光板１１と、この導光板１１の端
部に配置された光源としてのＬＥＤ（発光素子）１２と
から主に構成される。ここでは、ＬＥＤ１２を３つ用い
ている。導光板１１はＬＥＤ１２からの光を導き拡散し
て面光源とするために用いられ、導光板１１により拡散
された光は液晶パネルへ照射される。また、必要に応じ
て拡散板や反射板などの光学部材を更に設けてバックラ
イト２０１として用いても良い。この場合、拡散板は導
光板の発光面側、すなわち液晶パネル側の面に配置さ
れ、光源からの光を拡散させ、液晶パネルに対して面内
均一に照射するために用いられる。また、反射板は導光
板の発光面と対向する面に配置され、光源からの光を反
射させて光を有効利用するために用いられる。本実施形
態では、ＬＥＤ１２は、導光板１１を収納する枠１４に
固定配置されている。枠１４は、矩形の額縁状の底部
と、底部の辺に沿って形成された側壁部とから構成さ
れ、枠１４の底部の額縁部分にＬＥＤ１２は固定配置さ
れている。また、枠１４の側壁部は導光板１１が挿入さ
れるときのガイドとして機能し、枠１４によりＬＥＤ１
４と導光板１１との位置関係は概略固定される。更に、
枠１４には液晶パネル１０も挿入されるように構成され
ており、枠１４の側壁部は液晶パネルを枠１４内に挿入
するガイドとしても機能する。
基板２２に隣りあって配置され、液晶パネル１０と概略
同じ大きさからなる導光板１１と、この導光板１１の端
部に配置された光源としてのＬＥＤ（発光素子）１２と
から主に構成される。ここでは、ＬＥＤ１２を３つ用い
ている。導光板１１はＬＥＤ１２からの光を導き拡散し
て面光源とするために用いられ、導光板１１により拡散
された光は液晶パネルへ照射される。また、必要に応じ
て拡散板や反射板などの光学部材を更に設けてバックラ
イト２０１として用いても良い。この場合、拡散板は導
光板の発光面側、すなわち液晶パネル側の面に配置さ
れ、光源からの光を拡散させ、液晶パネルに対して面内
均一に照射するために用いられる。また、反射板は導光
板の発光面と対向する面に配置され、光源からの光を反
射させて光を有効利用するために用いられる。本実施形
態では、ＬＥＤ１２は、導光板１１を収納する枠１４に
固定配置されている。枠１４は、矩形の額縁状の底部
と、底部の辺に沿って形成された側壁部とから構成さ
れ、枠１４の底部の額縁部分にＬＥＤ１２は固定配置さ
れている。また、枠１４の側壁部は導光板１１が挿入さ
れるときのガイドとして機能し、枠１４によりＬＥＤ１
４と導光板１１との位置関係は概略固定される。更に、
枠１４には液晶パネル１０も挿入されるように構成され
ており、枠１４の側壁部は液晶パネルを枠１４内に挿入
するガイドとしても機能する。
【００４４】導光板１１の液晶パネル１０が配置される
側の面と反対側の面には、回路基板１５が固定されてお
り、回路基板１５の接続端子部と基板２２の接続端子部
とは、配線パターンが形成されたフレキシブルプリント
基板にＩＣチップが実装されてなるＴＣＰ（テープキャ
リアパッケージ）１３を介して電気的に接続されてい
る。
側の面と反対側の面には、回路基板１５が固定されてお
り、回路基板１５の接続端子部と基板２２の接続端子部
とは、配線パターンが形成されたフレキシブルプリント
基板にＩＣチップが実装されてなるＴＣＰ（テープキャ
リアパッケージ）１３を介して電気的に接続されてい
る。
【００４５】バックライト２０１と液晶パネル１０と
は、これらの間に介在する額縁状の遮光性両面接着シー
ト１０１により接着固定されている。遮光性両面接着シ
ート１０１は、前述したように、第１の接着層３、遮光
層４、ＰＥＴフィルム５及び第２の接着層６が積層され
て構成されている。更に、図３〜図５に示すように、液
晶装置２００としたときに液晶装置２００を液晶パネル
側１０からその厚さ方向に向かってみたときに、遮光性
両面接着シート１０１はＬＥＤ１２に対応してＬＥＤ１
２を覆うように配置される。これにより、ＬＥＤ１２か
らの液晶パネル１０に対する光の漏れを遮断することが
できる。
は、これらの間に介在する額縁状の遮光性両面接着シー
ト１０１により接着固定されている。遮光性両面接着シ
ート１０１は、前述したように、第１の接着層３、遮光
層４、ＰＥＴフィルム５及び第２の接着層６が積層され
て構成されている。更に、図３〜図５に示すように、液
晶装置２００としたときに液晶装置２００を液晶パネル
側１０からその厚さ方向に向かってみたときに、遮光性
両面接着シート１０１はＬＥＤ１２に対応してＬＥＤ１
２を覆うように配置される。これにより、ＬＥＤ１２か
らの液晶パネル１０に対する光の漏れを遮断することが
できる。
【００４６】以上のように、遮光性両面接着シートを用
いることにより、液晶パネルとバックライトとの接着固
定と、ＬＥＤからの光漏れの遮光を兼ねることができ
る。
いることにより、液晶パネルとバックライトとの接着固
定と、ＬＥＤからの光漏れの遮光を兼ねることができ
る。
【００４７】また、本実施形態における液晶装置では、
導光板１１とＬＥＤ１２が枠１４により位置がほぼ固定
化されているが、図７に示すように導光板１１とＬＥＤ
１２との位置が固定されない構造の液晶装置２００につ
いても、遮光性両面接着シート１０１を用いることがで
きる。図７においては、ＬＥＤ１２は基板１１４に固定
配置されており、基板１１４は例えば上述のような枠な
どによって導光板との位置関係が固定されていない。こ
のような構造をとる場合、従来のように単に遮光シート
をＬＥＤ１２が配置される基板１１４に対して配置する
だけでは、ＬＥＤと液晶パネルとの位置ずれが生じやす
く、一定の表示特性の液晶装置を安定して得ることが難
しかった。これに対し、図７に示すように、遮光性両面
接着シートを用いることにより、ＬＥＤ１２が固定配置
された基板１１４は、遮光性両面接着シート１０１を介
して液晶パネル１０に接着されることによりその位置が
固定され、ＬＥＤ１２の位置ずれが生じることがなく、
常に安定した表示特性の液晶装置を容易に得ることがで
きる。
導光板１１とＬＥＤ１２が枠１４により位置がほぼ固定
化されているが、図７に示すように導光板１１とＬＥＤ
１２との位置が固定されない構造の液晶装置２００につ
いても、遮光性両面接着シート１０１を用いることがで
きる。図７においては、ＬＥＤ１２は基板１１４に固定
配置されており、基板１１４は例えば上述のような枠な
どによって導光板との位置関係が固定されていない。こ
のような構造をとる場合、従来のように単に遮光シート
をＬＥＤ１２が配置される基板１１４に対して配置する
だけでは、ＬＥＤと液晶パネルとの位置ずれが生じやす
く、一定の表示特性の液晶装置を安定して得ることが難
しかった。これに対し、図７に示すように、遮光性両面
接着シートを用いることにより、ＬＥＤ１２が固定配置
された基板１１４は、遮光性両面接着シート１０１を介
して液晶パネル１０に接着されることによりその位置が
固定され、ＬＥＤ１２の位置ずれが生じることがなく、
常に安定した表示特性の液晶装置を容易に得ることがで
きる。
【００４８】（液晶装置の製造方法）次に、上述した液
晶装置の製造方法について、図１及び図６を用いて説明
する。図６は、液晶装置の製造工程図である。尚、図６
においては、わかりやすくするために、導光板１１を収
納する枠１４の側壁部を省略し、枠１４の底部のみを図
示している。
晶装置の製造方法について、図１及び図６を用いて説明
する。図６は、液晶装置の製造工程図である。尚、図６
においては、わかりやすくするために、導光板１１を収
納する枠１４の側壁部を省略し、枠１４の底部のみを図
示している。
【００４９】まず、ＬＥＤ１２が固定配置された枠１４
に導光板１１が収納されたバックライト２０１を用意す
る。
に導光板１１が収納されたバックライト２０１を用意す
る。
【００５０】次に、図１に示した液晶装置用遮光シート
１を用意し、第２の離形シート７の突起部７ａを持って
第２の離形シート７を剥がす。そして、第２の離形シー
ト７が剥がされて第２の接着層が露出した液晶装置用遮
光シート１'を、図６（ａ）に示すように、第２の接着
層６とバックライト２０１とが向き合うように配置しバ
ックライト２０１上に液晶装置用遮光シート１'を貼り
つける。この際、全面にシートが存在する第１の離形シ
ート２は、液晶装置用遮光シート１'に残存しているの
で、額縁状の遮光性両面接着シート１０１の形状は良好
に保たれている。また、第１の離形シート２は透明であ
るため、液晶装置用遮光シート１'を第１の離形シート
２側から見たときに、黒色の遮光性両面接着シート１０
１の形状を明瞭に識別することができる。このため、バ
ックライト２０１と遮光性両面接着シート１０１との位
置合わせを、容易にかつ確実に行なうことができる。
１を用意し、第２の離形シート７の突起部７ａを持って
第２の離形シート７を剥がす。そして、第２の離形シー
ト７が剥がされて第２の接着層が露出した液晶装置用遮
光シート１'を、図６（ａ）に示すように、第２の接着
層６とバックライト２０１とが向き合うように配置しバ
ックライト２０１上に液晶装置用遮光シート１'を貼り
つける。この際、全面にシートが存在する第１の離形シ
ート２は、液晶装置用遮光シート１'に残存しているの
で、額縁状の遮光性両面接着シート１０１の形状は良好
に保たれている。また、第１の離形シート２は透明であ
るため、液晶装置用遮光シート１'を第１の離形シート
２側から見たときに、黒色の遮光性両面接着シート１０
１の形状を明瞭に識別することができる。このため、バ
ックライト２０１と遮光性両面接着シート１０１との位
置合わせを、容易にかつ確実に行なうことができる。
【００５１】次に、図６（ｂ）に示すように、液晶装置
用遮光シート１'の第１の離形シート２の突起部２ａを
持って第１の離形シート２を剥がす。これにより、第１
の接着層３が露出し、バックライト２０１に遮光性両面
接着シート１０１が貼りつけられた状態となる。このよ
うに、突起部２ａを設けることにより、容易に第１の離
形シート２を剥がすことができ、作業性が向上する。
用遮光シート１'の第１の離形シート２の突起部２ａを
持って第１の離形シート２を剥がす。これにより、第１
の接着層３が露出し、バックライト２０１に遮光性両面
接着シート１０１が貼りつけられた状態となる。このよ
うに、突起部２ａを設けることにより、容易に第１の離
形シート２を剥がすことができ、作業性が向上する。
【００５２】次に、液晶パネル１０を用意し、基板２２
側がバックライト２０１と隣り合うように、バックライ
ト２０１上に液晶パネル１０を配置し、遮光性両面接着
シート１０１を介してバックライト２０１と液晶パネル
１０とを貼り合わせる。
側がバックライト２０１と隣り合うように、バックライ
ト２０１上に液晶パネル１０を配置し、遮光性両面接着
シート１０１を介してバックライト２０１と液晶パネル
１０とを貼り合わせる。
【００５３】その後、図示しない回路基板の接続端子部
とＴＦＴアレイ基板の接続端子部とをＴＣＰを介して電
気的に接続させ、液晶装置が完成される。
とＴＦＴアレイ基板の接続端子部とをＴＣＰを介して電
気的に接続させ、液晶装置が完成される。
【００５４】以上のように、本発明における液晶装置の
製造方法においては、遮光性両面接着テープを用いるこ
とにより、従来別々に行なわれていた遮光テープの貼り
つけ工程と両面接着テープと貼りつけ工程とを一度に行
なうことができ、作業性が向上した。更に、従来では、
各テープの貼りつけ毎にバックライトに対するテープの
位置合わせを行なう必要があったが、本発明においては
位置合わせが一度だけでよく、作業性が向上し、常に安
定した製品特性の液晶装置を容易に製造することができ
る。
製造方法においては、遮光性両面接着テープを用いるこ
とにより、従来別々に行なわれていた遮光テープの貼り
つけ工程と両面接着テープと貼りつけ工程とを一度に行
なうことができ、作業性が向上した。更に、従来では、
各テープの貼りつけ毎にバックライトに対するテープの
位置合わせを行なう必要があったが、本発明においては
位置合わせが一度だけでよく、作業性が向上し、常に安
定した製品特性の液晶装置を容易に製造することができ
る。
【図１】本発明の実施形態に係る液晶装置用遮光シート
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図２】図１の線Ａ−Ａ'で切断した場合の液晶装置用
遮光シートの部分断面図である。
遮光シートの部分断面図である。
【図３】本発明の実施形態に係る液晶装置の分解概略斜
視図である。
視図である。
【図４】図３に示す液晶装置におけるＬＥＤと遮光性両
面世着シートとの位置関係を示した平面図である。
面世着シートとの位置関係を示した平面図である。
【図５】本発明の実施形態に係る液晶装置のＬＥＤ付近
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図６】本発明の実施形態に係る液晶装置の製造工程図
である。
である。
【図７】本発明の実施形態に係る他の液晶装置の部分断
面図である。
面図である。
【図８】従来の液晶装置の分解概略斜視図である。
【図９】 図８に示す液晶装置におけるＬＥＤと遮光性
両面世着シートとの位置関係を示した平面図である。
両面世着シートとの位置関係を示した平面図である。
１…液晶装置用遮光シート ２…第１の離形シート ２ａ…突起部 ３…第１の接着層 ４…遮光層 ５…ＰＥＴフィルム ６…第２の接着層 ７…第２の離形シート ７ａ…突起部 １０…液晶パネル １１…導光板 １２…ＬＥＤ １４…枠 ２１…基板 ２２…基板 １０１…遮光性両面接着シート ２００…液晶装置 ２０１…バックライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｆ 9/00 ３３６ Ｇ０９Ｆ 9/00 ３３８ ３３８ Ｇ０２Ｆ 1/1335 ５３０ Ｆターム(参考） 2H042 AA09 AA15 AA26 2H089 HA40 QA12 TA06 TA13 TA18 TA20 2H091 FA23Z FA34Z FA41Z GA17 LA12 5G435 BB12 EE25 FF13 GG23 KK05 KK10
Claims (21)
- 【請求項１】 第１の基板と第２の基板間に液晶を挟持
した液晶パネルと、 前記第１の基板側に前記液晶パネルと隣りあって配置さ
れ、導光板と該導光板の端面に沿って配置された光源と
を有するバックライトと、 前記バックライトと前記液晶パネルとの間に配置され、
少なくとも前記光源に対応した遮光層と前記遮光層を挟
むように設けられた前記液晶パネルの外周部にほぼ対応
した額縁状の第１の接着層及び第２の接着層とを有する
遮光性両面接着シートとを具備することを特徴とする液
晶装置。 - 【請求項２】 前記遮光層は、前記液晶パネルの外周部
にほぼ対応した額縁状を有することを特徴とする請求項
１記載の液晶装置。 - 【請求項３】 前記遮光層、前記第１の接着層及び前記
第２の接着層は、同一の形状を有することを特徴とする
請求項２記載の液晶装置。 - 【請求項４】 前記遮光性両面接着シートは、前記第１
の接着層と前記遮光層との間、前記第２の接着層と前記
遮光層との間の少なくとも一方に配置された基材を有す
ることを特徴とする請求項１から請求項３いずれか一項
に記載の液晶装置。 - 【請求項５】 前記基材は、前記液晶パネルの外周部に
ほぼ対応した額縁状を有することを特徴とする請求項４
記載の液晶装置。 - 【請求項６】 前記導光板を収納する枠を更に具備し、 前記光源は前記枠に固定配置されていることを特徴とす
る請求項１から請求項５いずれか一項に記載の液晶装
置。 - 【請求項７】 ほぼ矩形の額縁状の第１の接着層と、 ほぼ矩形の額縁状の第２の接着層と、 前記第１の接着層と前記第２の接着層との間に配置さ
れ、前記矩形の少なくとも一辺に沿って配置された遮光
層とを具備することを特徴とする液晶装置用遮光シー
ト。 - 【請求項８】 前記遮光層は額縁状を有することを特徴
とする請求項７記載の液晶装置用遮光シート。 - 【請求項９】 前記遮光層、前記第１の接着層及び前記
第２の接着層は同一の形状を有することを特徴とする請
求項８記載の液晶装置用遮光シート。 - 【請求項１０】 前記第１の接着層に隣接し、前記第１
の接着層を介して前記遮光層と対向して配置された第１
の離形シートを更に具備することを特徴とする請求項７
から請求項９いずれか一項に記載の液晶装置用遮光シー
ト。 - 【請求項１１】 前記第１の離形シートは、透明である
ことを特徴とする請求項１０記載の液晶装置用遮光シー
ト。 - 【請求項１２】 前記第１の離形シートは、端部に前記
第１の接着層に接しない突起部を有することを特徴とす
る請求項１０または請求項１１記載の液晶装置用遮光シ
ート。 - 【請求項１３】 前記第２の接着層に隣接し、前記第２
の接着層を介して前記遮光層と対向して配置された第２
の離形シートを更に具備することを特徴とする請求項１
０から請求項１２いずれか一項に記載の液晶装置用遮光
シート。 - 【請求項１４】 前記第２の離形シートは、紙からなる
ことを特徴とする請求項１３記載の液晶装置用遮光シー
ト。 - 【請求項１５】 前記第２の離形シートは、その端部に
前記第２の接着層に接しない突起部を有することを特徴
とする請求項１３または請求項１４記載の液晶装置用遮
光シート。 - 【請求項１６】 前記第１の接着層と前記遮光層との
間、前記第２の接着層と前記遮光層との間の少なくとも
一方には、基材が配置されていることを特徴とする請求
項７から請求項１５いずれか一項に記載の液晶装置。 - 【請求項１７】 ほぼ矩形の額縁状の第１の接着層と、
ほぼ矩形の額縁状の第２の接着層と、前記第１の接着層
と前記第２の接着層との間に配置され前記矩形の少なく
とも一辺に沿って配置された遮光層とを有する遮光性両
面接着シートと、該遮光性両面接着シートを挟むように
配置された前記第１の接着層に隣接した第１の離形シー
ト及び前記第２の接着層に隣接した第２の離形シートと
を具備する液晶装置用遮光シートの前記第２の離形シー
トを剥がす工程と、 前記第２の接着層と、導光板と該導光板の端面に沿って
配置された光源とを有するバックライトとが接し、かつ
前記遮光層が前記光源に対応するように前記液晶装置用
遮光シートを配置して、前記バックライトと前記液晶装
置用遮光シートとを接着させる工程と、 前記液晶装置用遮光シートの前記第１の離形シートを剥
がし、前記バックライト上に前記遮光性両面接着シート
を配置する工程と、 前記第１の接着層と液晶パネルとが接するように該液晶
パネルを配置して、前記遮光性両面接着シートを介して
前記バックライトと前記液晶パネルとを接着させる工程
とを具備することを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 【請求項１８】 前記第１の離形シートは透明であるこ
とを特徴とする請求項１７記載の液晶装置の製造方法。 - 【請求項１９】 前記導光板を収納する枠を更に具備
し、 前記光源は前記枠に固定配置されていることを特徴とす
る請求項１７または請求項１８記載の液晶装置の製造方
法。 - 【請求項２０】 前記第１の離形シートは、端部に前記
第１の接着層に接しない突起部を有し、 前記第１の離形シートを剥がす工程において、前記突起
部を用いて前記第２の離形シートを剥がすことを特徴と
する請求項１７から請求項１９いずれか一項に記載の液
晶装置の製造方法。 - 【請求項２１】 前記第１の離形シートは矩形状を有す
ることを特徴とする請求項１７から請求項２０いずれか
一項に記載の液晶装置の製造方法。
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