WO2005085940A1

WO2005085940A1 - 液晶表示装置

Info

Publication number: WO2005085940A1
Application number: PCT/JP2005/003330
Authority: WO
Inventors: Yoshiaki Aramatsu
Original assignee: Sanyo Electric Co., Ltd.; Tottori Sanyo Electric Co., Ltd.
Priority date: 2004-03-04
Filing date: 2005-02-28
Publication date: 2005-09-15
Also published as: KR100850835B1; KR20070001989A; US7477338B2; US20070188674A1; TW200604651A; JP4470529B2; JP2005250145A

Abstract

　液晶表示装置１は、第１のガラス基板１１と該第１のガラス基板１１からはみ出す端子部１２ａを有する第２のガラス基板１２とを有する液晶パネル１０と、光源１６と導光板１７と光学シート１８とを備えるバックライト１５と、液晶パネル１０及びバックライト１５を格納するケース１４と、前記液晶パネル１０の第２のガラス基板１２側とケース１４とを接着する両面テープ１３とを備え、両面テープ１３は、液晶パネル１０の有効表示部１０ａの外周であって、端子部１２ａより有効表示部１０ａ側の第１及び第２のガラス基板１１、１２が重なる額縁部１０ｂに設けられており、更にその幅が前記第１及び第２のガラス基板１１、１２が重なる額縁部１０ｂの幅より幅狭である構成とする。これにより、落下時に液晶パネルが損傷しにくい構造の液晶表示装置を提供することができる。

Description

明細書

液晶表示装置

技術分野

[0001] 本発明は、液晶パネルとケースとを接着する接着部材を備えた液晶表示装置に関するものである。

背景技術

[0002] 現在、液晶表示装置はパソコン、テレビ、携帯電話等、様々な電気製品に利用されている。特に携帯電話等のように持ち運ぶ製品は、使用上、落下による損傷の可能 '性が高い。

[0003] 特許文献 1 (特開 2003— 114417号公報）には、板状のフロントライトの周縁部に枠状の保護具を取り付け、この保護具に取り付けられたフロントライトを表面が面状の液晶パネルの表面に装着する液晶表示装置が開示されている。ここで、液晶パネルは両面テープでセルケースに接着されて、る。これは液晶パネルをケースに固定する一般的な手法である。

[0004] 図 6に、一般的に携帯電話に用いられている液晶パネルと両面テープの平面図を示す。図 7は液晶パネルと両面テープとケースの側面図である。なお、液晶パネルは 2枚のガラス基板のみを図示しており、他の構成は便宜上省略している。液晶パネル 30はカラーフィルタ (CF)側の第 1のガラス基板 31と、 TFT側の第 2のガラス基板 32 とを備えている。液晶パネル 30は、表示可能な領域である有効表示部 30aと、有効表示部 30aの周りを囲む額縁部 30bと、額縁部 30bの外側であって端子 35が集まつた端子部 32aとに分類できる。そして、第 2のガラス基板 32とケース 34が両面テープ 33によって接着されている。この両面テープ 33は額縁部 30b及び端子部 32aに設けられている。

[0005] 特許文献 1：特開 2003—114417号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] 図 6、図 7のように、第 2のガラス基板 32は第 1のガラス基板 31よりも大きぐ端子部 32aは第 2のガラス基板 32のみで構成されている。そして、液晶パネル 30の第 2のガラス基板 32のみで構成される部分には両面テープ 33が貼着されている。従って、落下した場合にケース 34が橈んで、これとともに端子部 32aも橈み、端子部 32aに割れが発生する。

[0007] また図 8は、パソコンのディスプレイに用いられている液晶パネルと両面テープの平面図である。図 6の液晶パネルと異なる点は、端子部 42aが L字型に形成されている点である。上記と同様に端子部 42aは第 2のガラス基板 42のみで構成され、その部分には両面テープ 43が貼着されている。従って、落下した場合に第 2のガラス基板 4 2のみで構成された部分が最も損傷しやすヽ。

[0008] また、液晶表示装置は薄型化が求められているため、ケースは薄いものが用いられる流れにある。ケースが薄くなればケース自体が橈みやすくなることから、落下時に液晶パネルが損傷する可能性が高くなつている。

[0009] さらには、液晶パネル自体の板厚も薄くなる傾向にあり、詳しくは、例えば対角 2ィンチ（5. 08cm)の液晶パネルの場合、従来はガラス基板の板厚が 1. 2mmのものが使用されていた力近年は 0. 8mm— 1. Ommと薄くなつてきており、ガラス基板の板厚が薄くなれば必然的に液晶パネル自体も橈みやすくなることから、液晶パネルの損傷や端子部の割れの危険性がさらに高くなる。

[0010] そこで本発明は、落下時に液晶パネルが損傷しにくい構造の液晶表示装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0011] 上記目的を達成するために本発明は、第 1のガラス基板と該第 1のガラス基板からはみだす端子部を有する第 2のガラス基板とを有する液晶パネルと、光源と導光板と光学シートとを備えるノックライトと、前記液晶パネル及びバックライトを格納するケースと、前記液晶パネルの第 2のガラス基板側と前記ケースとを接着する接着部材とを備えた液晶表示装置において、前記接着部材は、前記液晶パネルの有効表示部の外周であって、該端子部近傍の第 2のガラス基板はみだし部分においては、端子の延在方向の長さにおける略中央部より有効表示部側の範囲内に設けられており、更にその幅が前記第 1及び第 2のガラス基板が重なる額縁部の幅より幅狭であることを特徴とするものである。

[0012] また本発明は、第 1のガラス基板と該第 1のガラス基板カゝらはみだす端子部を有する第 2のガラス基板とを有する液晶パネルと、光源と導光板と光学シートとを備えるバックライトと、前記液晶パネル及びバックライトを格納するケースと、前記液晶パネルの第 2のガラス基板側と前記ケースとを接着する接着部材とを備えた液晶表示装置において、

前記接着部材は、前記液晶パネルの有効表示部の外周であって、前記第 1及び第 2のガラス基板が重なる額縁部に設けられており、更にその幅が前記額縁部の幅より幅狭であることを特徴とするものである。

[0013] なお、上記の液晶表示装置において、前記接着部材には帯状又は枠状の両面テープを用いることができる。

発明の効果

[0014] 本発明によれば、第 2のガラス基板の一部分とケースとの間に接着部材の厚み分の隙間が生じる。その結果、液晶表示装置が搭載された携帯電話等が落下した場合でも、ケース力液晶パネルへ伝わる衝撃が接着部材部分に集中するので、第 2のガラス基板が第 1のガラス基板と重ならない端子部には伝わりにくい。また、ケースが曲げられた場合でも端子部とケースの間には隙間があるので端子部に圧力が力かりにくい。従って、外力によって端子部が損傷することを防ぐことができる。

[0015] また、接着部材は、有効表示部の外周であって、端子部近傍の第 2のガラス基板はみだし部分においては、端子の延在方向の長さにおける略中央部より有効表示部側の範囲内に設けることによって、即ち端子部における第 2のガラス基板の端部力両面テープを遠ざけることによって、上記と同様に端子部の損傷を防止する効果がある

[0016] 更には、導光板上の光学シート 18について、有効表示領域よりも大きな光学シートを使用でき、以つて光学シートに外的要因等により若干の位置ずれが生じたとしても、それにより表示ムラが発生することを防止することができる。

図面の簡単な説明

[0017] [図 1]本発明の液晶パネルと両面テープの平面図である。 [図 2]本発明の液晶パネルと両面テープとケースの側面図である。

[図 3]本発明の液晶表示装置を示す平面図である。

[図 4]図 3の IV-IV線で切断した断面図である。

[図 5]本発明の他の液晶パネルと両面テープの平面図である。

[図 6]従来の携帯電話に用いられている液晶パネルと両面テープの平面図である。

[図 7]従来の液晶パネルと両面テープとケースの側面図である。

[図 8]従来のパソコンのディスプレイに用いられている液晶パネルと両面テープの平面図である。

符号の説明

[0018] 1 液晶表示装置

10、 20、 30、 40 液日日日/ ネノレ

10a、 20a, 30a, 40a 有効表示部

10b、 20b、 30b、 40b 額縁部

11、 21、 31、 41 第 1のガラス基板

12、 22、 32、 42 第 2のガラス基板

12a, 22a, 32a、 42a 端子部

13、 23、 33、 43 両面テープ

14、 34 ケース

15 ノックライ卜

16 線状ランプ

17 導光板

18 光学シート

発明を実施するための最良の形態

[0019] 以下、本発明の液晶表示装置 1について説明する。図 1は本発明の液晶パネルと両面テープの平面図、図 2は本発明の液晶パネルと両面テープとケースの側面図である。なお、液晶パネルは 2枚のガラス基板のみを図示しており、他の構成は便宜上省略している。液晶パネル 10はカラーフィルタ（CF)側の第 1のガラス基板 11と、 TF T側の第 2のガラス基板 12とを備えている。第 2のガラス基板 12は第 1のガラス基板 1 1の一辺に沿って大きい。

[0020] 液晶パネル 10は、表示可能な領域である有効表示部 10aと、有効表示部 10aの周りを囲む額縁部 10bと、額縁部 10bの外側であって端子 15が集まった端子部 12aとに分類できる。端子部 12aとは、第 1のガラス基板 11と重ならない第 2のガラス基板 1 2部分を指す。

[0021] 図 2に示すように、液晶パネル 10はケース 14に接着される。具体的には第 2のガラス基板 12とケース 14が両面テープ 13によって接着されている。この両面テープ 13 は帯状で額縁部 10bに沿って設けられている。また両面テープ 13の幅は額縁部 10b の幅よりも幅狭であることが好まし、。

[0022] この構成により、第 2のガラス基板 12の端子部 12aとケース 14との間に両面テープ 13の厚み分の隙間が生じる。その結果、液晶表示装置が搭載された携帯電話等が落下した場合でも、ケース 14力も液晶パネル 10へ伝わる衝撃が両面テープ 13部分に集中するので、端子部 12aには伝わりにくい。また、ケース 14が曲げられた場合でも端子部 12aとケース 14との間には隙間があるので端子部 12aに圧力がかかりにくい。従って、外力によって端子部 12aが損傷することを防ぐことができる。

[0023] なお、両面テープ 13は、有効表示部 10aの外周であって、端子部 12a近傍の第 2 のガラス基板はみだし部分においては、端子 15の延在方向の長さにおける略中央部より有効表示部 10a側の範囲内に設けることができる。端子部 12aの端部 12bから両面テープ 13を遠ざけることによって上記と同様に端子部 12aの損傷を防止する効果がある。

[0024] また、図 1の端子部 12aに相当する第 2のガラス基板 12のはみだし部分に有効表示部 10aからのリード線や集積回路が配置されていても、端子部の延在方向の長さは、接続されるフレキシブルシート等の端子部との接続強度や電気的抵抗の低さを保っために所定の長さが必要となるため、両面テープを設けるにあたっては端子部の延在方向の略半分を目安にすればよい。なお、リード線や集積回路の載置面積が十分大きい場合には、図の端子部 12aに相当する第 2のガラス基板 12のはみだし部分の半分より有効表示部側に両面テープ 13が位置すればよいことになる。すなわち、第 2のガラス基板 12のはみだし部分において、少なくとも端子部 12aの半分程度の長さは自由端であることが本発明の主たる内容である。

[0025] 次に上記液晶パネル 10を液晶表示装置 1としてバックライト 15と一体とした状態を説明する。図 3は本発明の液晶表示装置を示す平面図、図 4は図 3の IV— IV線で切断した断面図である。なお液晶パネル 10は上述で説明したものと同様の構成力もなるため、ここでは説明を省略する。

[0026] 液晶表示装置 1は、図 3、図 4に示すように、液晶パネル 10とケース 14とバックライト 15とからなり、ノックライト 15は、光源として LED16からなる点状の光源と、前記 LE D16から導出される光を液晶パネル 10側へ照射するための導光板 17と、前記導光板 17上に載置される拡散シート、プリズムシート等力もなる 1乃至複数枚の光学シート 18と力なる。また、ケース 14はこのバックライト 15と液晶パネル 10とを格納するものであって、詳しくはバックライト 15を下面側に格納し、液晶パネル 10を上面側に載置して格納するものである。

[0027] このカバー 14と液晶パネル 10との間には液晶パネルの額縁部 10bに沿って両面テープ 13が貼付されている。この両面テープ 13は、図 4に示すように液晶パネル 10 の有効表示領域 10aから所定距離離れた位置に貼付されており、その幅はこの外縁部 10bの幅より幅狭となっている。更に第 2のガラス基板 12上に端子部 12aが形成されている側では、両面テープ 13は、第 1のガラス基板 11と第 2のガラス基板 12とが重なる位置と重ならない位置とに渡って貼り付けられている。これにより、外力によって端子部が損傷することを防ぐことができる。またこの液晶パネル 10の下方に位置する導光板 17から照射される光が両面シート 13により遮光されることによる有効表示領域の表示ムラを防ぐことができると共に、この導光板 17上に載置される光学シート 18 の大きさが両面テープ 13によって制限されることがないため、有効表示領域 10aの面積よりも大きな光学シート 18を使用でき、以つて光学シート 18に外的要因等により若干の位置ずれが生じたとしても、それにより表示ムラが発生することがなくなる。

[0028] 図 5は、本発明の他の液晶パネルと両面テープの平面図である。上記液晶パネル 10と同様に、液晶パネル 20は、有効表示部 20aと、額縁部 20bと、端子部 22aとに分類できる。図 1の液晶パネル 10と異なる点は、端子部 (第 1のガラス基板 21と重ならない第 2のガラス基板 22部分) 22aが L字型に形成されている点である。つまり、第 2のガラス基板 22が第 1のガラス基板 21の二辺に沿って大きくなつている。

[0029] 液晶パネル 20とケース（不図示）との接着は、第 2のガラス基板 22とケースが両面テープ 23によって接着されることによりなされる。この両面テープ 23は帯状で額縁部 20bに沿って設けられ、枠状となっている。

[0030] この構成により、上記液晶パネル 10と同様、第 2のガラス基板 22の端子部 22aとケースとの間に両面テープ 23の厚み分の隙間が生じる。その結果、液晶表示装置が搭載されたテレビ等が落下した場合でも、ケースカゝら液晶パネル 20へ伝わる衝撃が両面テープ 23部分に集中するので、端子部 22aには伝わりにくい。また、ケースが曲げられた場合でも端子部 22aとケースとの間には隙間があるので端子部 22aに圧力力 Sかかりにくい。従って、外力によって端子部 22aが損傷することを防ぐことができる。また、この液晶パネル 20においても、図 3、図 4に示すように、両面テープ 23の幅を外縁部 20bの幅より幅狭とし、有効表示領域 20aから所定距離離れた位置に額縁状に貼付されることにより、導光板から照射される光が両面テープ 23に遮光されることなぐまた光学シートを有効表示領域 20aより大きくできることから、表示ムラを防止することがでさる。

[0031] なお、両面テープ 23は、有効表示部 20aの外周であって、端子部 22a近傍の第 2 のガラス基板はみだし部分においては、端子の延在方向の長さにおける略中央部より有効表示部 20a側の範囲内に設けることができる。端子部 22aの端部 22bから両面テープ 23を遠ざけることによって上記と同様に端子部 22aの損傷を防止する効果がある。

[0032] なお上記実施形態においては、第 2のガラス基板に両面テープを貼着している力第 2のガラス基板と両面テープとの間に適宜偏光板等のシート類が介在してもよい。

[0033] なお本発明において、液晶パネル 10、 20とケース 14との接着は両面テープ 13、 2 3に限定されることはなぐ接着剤等、接着部材であれば用いることができる。

産業上の利用可能性

[0034] 本発明の液晶表示装置は、パソコン、テレビ、携帯電話等、また、液晶パネルが特に 3インチ以下の小型表示器において大きな効果がある。

Claims

請求の範囲

[1] 第 1のガラス基板と該第 1のガラス基板力はみだす端子部を有する第 2のガラス基板とを有する液晶パネルと、光源と導光板と光学シートとを備えるバックライトと、前記液晶パネル及びバックライトを格納するケースと、前記液晶パネルの第 2のガラス基板側と前記ケースとを接着する接着部材とを備えた液晶表示装置において、前記接着部材は、前記液晶パネルの有効表示部の外周であって、該端子部近傍の第 2のガラス基板はみだし部分においては、端子の延在方向の長さにおける略中央部より有効表示部側の範囲内に設けられており、更にその幅が前記第 1及び第 2 のガラス基板が重なる額縁部の幅より幅狭であることを特徴とする液晶表示装置。

[2] 前記接着部材は帯状又は枠状の両面テープであることを特徴とする請求項 1に記載の液晶表示装置。

[3] 第 1のガラス基板と該第 1のガラス基板力はみだす端子部を有する第 2のガラス基板とを有する液晶パネルと、光源と導光板と光学シートとを備えるバックライトと、前記液晶パネル及びバックライトを格納するケースと、前記液晶パネルの第 2のガラス基板側と前記ケースとを接着する接着部材とを備えた液晶表示装置において、前記接着部材は、前記液晶パネルの有効表示部の外周であって、前記第 1及び第 2のガラス基板が重なる額縁部に設けられており、更にその幅が前記額縁部の幅より幅狭であることを特徴とする液晶表示装置。

[4] 前記接着部材は帯状又は枠状の両面テープであることを特徴とする請求項 3に記載の液晶表示装置。